ごく普通の人々が高度な文学と接触することによって生じる結果として、民衆的な経験が破壊されるということがあります。その結果、人々は何ももたない状態に置かれてしまう。つまり、捨て去った元の文化と、知識も教養もあるという、ふたつの文化のあいだで行き場を失うのである。
ピエール・ブルデュー「読書――ひとつの文化的実践」
岩波文庫[31-169-2];岩波書店;¥700(借覧);文庫判;縦組;並製;331p;△;ISBN4-00-311692-5;
ちくま文庫[か 3 2];筑摩書房;¥420(¥100);文庫判;縦組;並製;235p;△;ISBN4-480-02147-7;
集英社;¥210(もらひもの);B5判;平綴;△;T1129935090227;454p
ジャガー、夢落ちとはおもはなかつた。
ビッグコミックス6545;小学館;¥505;B6判;;並製;204p;△;ISBN4-09-186545-3;
ビッグコミックス6753;小学館;¥514;B6判;;並製;202p;△;ISBN4-09-186753-7;
この 2 作、掲載誌おなじなのか。
;岩波書店;¥6,200(借覧);A5判;縦組;上製;xii+371+3p;△;ISBN4-00-022526-X;
花とゆめCOMICS;白泉社;¥390;新書判;;縦組;並製;181p;ISBN4-592-17844-0;
ゴローさんは1人っ子、つて話題にしてるけど、それだと、こなひだメロディにのつてた話はありえないよね。
日本史リブレット14;山川出版社;¥800(借覧);A5判;縦組;並製;106p;△;ISBN4-634-54140-8;
;筑摩書房;(借覧);四六判;縦組;上製;232p;△;ISBN4-480-86064-9;
新書y097;洋泉社;¥740;新書判;縦組;並製;237p;△;ISBN4-89691-763-4;
角川文庫12795[あ 41-1];角川書店;¥381;文庫判;縦組;並製;191p;△;ISBN4-04-368601-3;
帰りの電車でよむ本がなかつたので、坪内祐三が「文庫本を狙え」でとりあげてたよなあ、と思つて購入。ああ、なんてダメなひと。でも、それをよませるだけの筆力はあるなあ、と凡庸なことを思ひながら、レンタルしてゐた CD を返すべく最寄り駅でない駅で降りて返却(ちなみに、借りてゐたのは、野宮真貴「Lady Miss Warp」、Pizzicato Five「HAPPY END OF THE WORLD」世界は今、 1 分間に 45 回転のスピードで廻っていまーす!
、「Overdose」、「さ・え・ら ジャポン」、「REMIXES2000」。おはづかしい)。ついでに、オソロのフリーペーパーおいてないかなあ、と新星堂にも寄つてみたけれど、見当らなかつた。店内をうろうろして、そのまま出てゆくのも業腹なので、なんか柄にもなく DCPRG の 「Structure et Force」とか買つてしまつた。
帰つて uploader 見てまはつたら、当然のごとく、画像は出まはつてるし。
岩波新書(新赤版)843;岩波書店;¥780(借覧);新書判;縦組;並製;iii+213p;△;ISBN4-00-430843-7;
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;292p;;ISBN4-7576-0211-1;小野正弘/田中牧カ/山本真吾/山内洋一郎/高橋久子/山口真輝/米谷隆史/佐藤貴裕/岡島昭浩/矢島正浩/村田菜穂子/浅野敏彦/蜂矢真郷/柳田征司/岸江信介
290 ページを見て、むふぅ、と思ふ(理由がわかつたひとがゐたら、そのひとは私なので、よそであそんでないで、さつさともどつてきて作業をしてください)。
新書y096;洋泉社;¥720(1割引);新書判;縦組;並製;218p;△;ISBN4-89691-762-6;
ちくま新書432;筑摩書房;¥700(1割引);新書判;縦組;並製;215p;△;ISBN4-480-06132-0;
ちくま文庫[か 40 1];筑摩書房;¥580(1割引);文庫判;縦組;並製;235p;△;ISBN4-480-03724-1;
235 ページの協力者に名前のあがつてゐる菊川涼音
つて、「妄想自然科学入門」の著者のひとだらうか。いまどうしてるのかな。
;武蔵野書院;(借覧);A5判;縦組;上製;33+784p;;;
この情熱はどこからくるのかなあ。ためいきのでる思ひ。
;九州大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;224+viip;△;ISBN4-87378-615-0;
朝倉日本語講座4;朝倉書店;(借覧);A5判;横組;上製;ix+287p;;ISBN4-254-51514-6;〔執筆者〕たなか・あきお(田中章夫)/いとー・まさみつ(伊藤雅光)/むらき・しんじろー(村木新次郎)/にしお・とらや(西尾寅弥)/さいとー・みちあき(斎藤倫明)/よねかわ・あきひこ(米川明彦)/くにひろ・てつや(国広哲弥)/かげやま・たろー(影山太郎)/いしい・まさひこ(石井正彦)/たまむら・ふみお(玉村文郎)/まえだ・とみよし(前田富祺)/ゆあさ・しげお(湯浅茂雄)、〔監修者〕きたはら・やすお(北原保雄)
山田風太郎(美妙)『日本大辞書』
といふのはすげえ。一気に忍法帖の世界に。本名武太郎
が正解(しかし、私も確認に「日本近代文学大辞典」(講談社)を引いてみるまで、号のよみを「みみょー」だと思ひこんでたので、あんまりひとのことは言へない。ついでに、おなじ論文で、室山敏明
とあるのは、「敏昭」のまちがひ。ともに巻末索引でもまちがつてゐる)。
角川文庫13039[あ 41-2];角川書店;¥400(¥250);文庫判;縦組;並製;199p;△;ISBN4-04-368602-1;
;みすず書房;¥2,600(借覧);四六判;縦組;上製;269pp;△;ISBN4-622-07053-7;
Natural History Series;東京大学出版会;¥5,600(借覧);A5判;横組;上製;xiv+458pp;△;ISBN4-13-060172-5;
きのふよんだ本のなかで、心理学では統計学が必須になつたのに計量国語学はどうにもふるはない、と伊藤雅光がなげいてゐたけど、私もその類にもれなくて、どうにも数式とかでると「死亡」してしまふので、とても本書が理解できたとは言へないのだけれど、分類と系統のちがひとか年代記と歴史とか、いろいろおもしろく読みました。「だから系統樹!」はやく出ないかな。
;太田出版;¥4,286(借覧);A5判;縦1~3段組;上製;605pp;△;ISBN4-87233-695-X;「特別付録」(岡田茂/深作欣二)
発売日 | 著者 | タイトル | 文庫・コミックス名 | 値段 |
---|---|---|---|---|
10/30 | ポール・グルーグマン/山形浩生 | クルーグマン教授の経済入門 | 日経ビジネス人文庫 | 905 |
1 | ゴツボ×リュウジ | ササメケ(4) | カドカワコミックスAエース | 540 |
5 | 入江紀子 | 歌う犬の世界 | 白泉社レディースコミックス | 457 |
6 | 安野モヨコ | 花とみつばち(7) | ヤングマガジンKC | 514 |
7 | 近田春夫 | 考えるヒット4 その意味は | 文春文庫 | 667 |
10 | 三浦しをん | 忘想炸裂 | ウィングス文庫(新書館) | 600 |
14 | 小花美穂 | POCHI | りぼんマスコットコミックス | 390 |
14 | 矢沢あい | NANA─ナナ─(9) | りぼんマスコットコミックス | 476 |
19 | 樋口橘 | 学園アリス(3) | 花とゆめコミックス | 390 |
20 | 小池田マヤ | バーバーハーバー(4) | ワイドKC | 533 |
中旬 | 唐沢俊一 | 一行知識の本(仮) | サンマーク文庫 | 505 |
中旬 | 卯月妙子 | 実録閉鎖病棟 | 太田出版 | 952 |
21 | 藤島康介 | ああっ女神さまっ(27) | アフタヌーンKC | 未定 |
26 | 福田和也 | 分かりやすすぎる偉人伝 オバはん納得の教養講座 | 新潮文庫 | 552 |
26 | 藤井みつる | 調教師 | フラワーコミックス〔プチコミ〕 | 390 |
28 | 宇仁田ゆみ | 宇仁田ゆみ作品集「喜喜」 | ジェッツコミックス | 505 |
ロケットマン(ふかわりょう)の「交響曲第4126番「ハトヤ」」といふ曲を聴く機会がありました。まゐつた。
;岩波書店;¥3,500(借覧);四六判;縦組;上製;vi+321pp;△-;ISBN4-00-024220-2;
精神分析のタームが出てくると、どうもなあ、と思ふ。
;日本放送出版協会;¥1,700(借覧);四六判;縦組;上製;374pp;△;ISBN4-14-080806-3;
ちくま文庫[せ 1 1];筑摩書房;¥380(¥100);文庫判;縦組;並製;254pp;△;ISBN4-480-02016-0;
清原宣賢講の「論語抄」について検索してゐたら発見。つふか、全頁の画像がおいてあるなんて太つ腹すぎる。世の中には、一度紙焼写真をつくつたら二度と原本のはうは見せない図書館なんてのも存在するらしいから、かういふ(電子)覆製化を一概にほめるわけにもいかないのかもしれないけど、いやしかし、すばらしい。
見出しとは、全然関係のないことなのだけれど、 Dock コネクタ装備ではない iPod で使へる旧型の iPod リモコン付きインナーイヤー型ヘッドフォンは、もう販売してないのかなあ。検索しても見当らない。不便。
日本の歴史10;講談社;¥2,200(借覧);四六判;縦組;上製;406pp;△;ISBN4-06-268910-3;「月報10」(山折哲雄/遠藤巖、8p)
なんか頭にはひらなかつた(著者のせゐではないのだけれど)。なんとなく気になつた記述 2 箇所:
天皇が漢語((p.364)呉音 、すなわち当時の現代中国語。モンゴル来襲前夜、亀山天皇の詩文会は、呉音をもって作品を読み上げた形跡がある)に通じていた可能性もあるが
鎌倉幕府は、衰退期をもたなかった。最後の三十年が、すなわち極盛期である(p.345)
もっと知りたい! 日本語;岩波書店;¥1,500(借覧);B6判;縦組;並製;xiii+225pp;△+;ISBN4-00-006827-X;
あざやか。嫉妬しちやふ。
;麗澤大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;220pp;△;ISBN4-89205-467-4;
よくまとまつてゐる、と思ひながらよんでゐたのだけれど、途中から段段とどうでもいいような気分になつちやつた。
表記は、歴史的かなづかひで、「神」と福田恆存の姓の「福」の偏が示につくれられるほかは JIS 第二水準までで可能な範囲で正字(ただし、 p.103 以下数頁ではそれ以外でも正字体のところがある。また「ぶっくれっと」での連載をもとにしたⅡ部では新字も散見)。
以下、気づいたまちがひ:
名儀(p.43)→名義
をもしろいところ(p.53)→おもしろい
傷つけている(p.111)→ゐる
ゐられなぬやうな(p.151)→「ゐられないやうな」か
伴う(p.155)→伴ふ
あと、p.96 以降で、「一匹と九十九匹と」からぼくは、この矛盾をいちおう解決した形において述べる科學にいささかの關心ももちえない
といふ一文を引いて、その「いちおう」についてあれこれ言うてゐるのだけれど、「いちわう」ではないのかなあ。
「CMNOW」誌では、小野真弓におほく頁がさかれてゐるのだけれど、その写真が普段のグラヴィアとちがつて、顔の皮のしたのにくづきまで見えるやうな感じ。すごい。
ダイヤモンドコミックス/ガールズポップコレクション;松文館;¥543;新書判;;並製;165pp;△;ISBN4-7901-1144-X;
雁須磨子が帯文を書いてたので。かういふのが最近話題のエロ少女漫画なのかなあ。少女が幼なじみとの援交でもらふ一万円札を画鋲で壁にはりつめてゐるといふイメージはあざやか。
光文社新書108;光文社;¥700;新書判;縦組;並製;234p;△;ISBN4-334-03208-7;
恣意性があるから出てくる言葉の性質としては、単語の意味や音が変化することを可能にするというのがあります(p.107)、といふのは言はれてみればそのとほりなんだけれど、意識したことがなかつた。
レビ=ストロースつて書いてるのも、
シュトラウス(大林太良「神話学入門」中公新書)まではいかないけど、ちよつとビックリ。
塙書房;;¥12,000;A5判;縦組;上製;vii+485+14pp;;ISBN4-8273-0090-9;
第三部の「漢字の論」のはうがおもしろかつた。といふか、第二部「書記の論」でいふ「いわゆる変体漢文と日本語注記としての宣命書き」という観点
の重要なのはわかるつもりだけど、まだよくのみこめてゐない。
洋泉社;¥1,300;A4判;平綴;△;ISBN4-89691-767-7;〔執筆者〕のむら・かずお(野村一夫)/さとー・としき(佐藤俊樹)/しぶや・のぞむ(渋谷望)/いがらし・やすまさ(五十嵐泰正)/なんば・こーじ(難波功士)/わかばやし・みきお(若林幹夫)/さきやま・はるお(崎山治男)/つちや・よー(土屋葉)/しぶや・ともみ(渋谷知美)/いの・しんいち(伊野真一)/いとー・まもる(伊藤守)/いな・まさと(伊奈正人)/ますだ・さとし(増田聡)/あらた・まさふみ(新雅史)/けんじょー・たけひで(見城武秀)/あかがわ・まなぶ(赤川学)/のがみ・げん(野上元)/おくやま・としお(奥山敏雄)/あかえ・たつや(赤江達也)/こー・えん(高媛)/くつわだ・りゅーぞー(轡田竜蔵)/はしもと・つとむ(橋本努)/たなか・だいすけ(田中大介)/あさの・ともひこ(浅野智彦)/きくち・あきひろ(菊池哲彦)/はなの・ひろやす(花野裕康)/きただ・あきひろ(北田暁大)/みながわ・ますみ(皆川満寿美)/ばば・やすお(馬場靖雄)/ふじの・ひろし(藤野寛)/なかむら・ひでゆき(中村秀之)/おかの・いちろー(岡野一郎)/やま・よしゆき(山泰幸)/こんの・ひかる(今野晃)/わたなべ・あきのり(渡辺彰規)/なかにし・ゆーこ(中西祐子)/すど・なおき(数土直紀)/おくむら・たかし(奥村隆)/ほそかわ・しゅーいち(細川修一)/こまつ・たけあき(小松丈晃)/はせ・まさと(長谷正人)/たなか・けんのすけ(田中健之輔)/おーつか・よしき(大塚善樹)/おなか・ふみや(尾中文哉)/いずみ・ひろえ(和泉広恵)/にしくら・みき(西倉実季)/もりかわ・みえ(森川美絵)/さとー・けんじ(佐藤健二)
フェミニズムこそ構築主義の母体であるという強弁も可能になる。だがそれは、歴史の偽造に等しい
(赤川学「構築主義」p.110)。
ちくま新書434;筑摩書房;¥700(1割引);新書判;縦組;並製;222pp;;ISBN4-480-06134-7;
角川文庫13079[か 7-4];角川書店;¥1,000;文庫判;縦組;並製;619pp;;ISBN4-04-137194-5;
YOUNG JUMP COMICS;集英社;¥590(借覧);B6判;;並製;212pp;△;ISBN4-08-876511-7;
;岩波書店;¥2,000(借覧);四六判;縦組;上製;vi+188pp;△;ISBN4-00-022266-X;
俺は言葉への謙虚さが足りない、と思ふ。どうせすぐまた慢心するのだろうけど。
;岩波書店;¥7,300(借覧);A5判;縦組;上製;ix+360pp;;ISBN4-00-022833-1;
;法政大学出版局;¥2,700(借覧);四六判;縦組;上製;xx+256pp;△;ISBN4-588-46007-2;
「万葉」誌で、「倭文体」(毛利正守)といふ概念が提唱されてゐたのを、本書の内容とはあまり関係なくメモ。
中公文庫[か 57 2];中央公論新社;¥457(¥100);文庫判;縦組;並製;203pp;△;ISBN4-12-203905-3;
「群像」誌に、山形浩生が文学の対費用効果云云のエッセイを書いてゐたのをメモ(「川」字つながりで、本書の著者のなまへもあがつてゐたし)。ほかに、話題の「世界」誌北田論文とか「新潮」誌の福田和也の「エトロフの恋」評とか「文学界」誌の阿部和重「後藤、石川、藤本、そして/あるいは永作」とか「文藝」誌の小泉義之×神山修一とか見た(「鉄筆コロシアム」といふタイトルだつたやうな気がするけど検索しても全然ひつかからない、紀田伊輔も柳下毅一郎も連載がなくなつてこの雑誌は本当に見るところがないといふか文藝雑誌とか見てるの超キモい)。
「サイゾー」誌の「先取り美女」が、若槻千夏なのを一往メモ(撮影:吉場正和)。北芝健といふひとの連載(そんなのいつの間に)の、団地妻シャブづけ管理売春の話がすごい。
赤川学先生からメールを頂戴しちやひました。さきに「構築主義」の項から引用した部分は、本当に、ページをひらいた瞬間に目にとびこんできたのでした。私は社会学のことがわかつてゐるとは、とても言へないのですが、赤川先生の今後の研究を楽しみにしてをります。
講談社コミックスフレンドB 一三五五巻;講談社;¥390(1割引);新書判;;並製;175pp;△;ISBN4-06-341355-1;
ガンガンコミックス;スクウェア・エニックス;¥390;新書判;;並製;188pp;△;ISBN4-7575-1050-0;
最後まで面白かつた。迂闊にジャケットをとるんぢやなかつた。
文春新書341;文藝春秋;¥860(1割引);新書判;縦組;並製;306pp;△;ISBN4-16-660341-8;
「手帳の時代」のところで、博文館の三年連用日記にいひおよんでゐるところを見て、さういへば、ああいふ風に、過去の同月同日を一緒に表示するやうな日記システムといふのは聞いたことがないなあ、と思つた。[*]あつてどうだ、といふこともないけど。
;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;viii+627+32pp;;ISBN4-305-70255-X;
トンガリ系国文学者の一領袖たるにふさはしい巨冊。ものものしい知的装置で対象を玄妙化してゆくのが、その対象にも似つかはしくきはめて中世的に感じられる。読み手の問題としての私のモラル
(小嶋菜温子)に共感するのは勝手だけれど、だからといつて、たとへば現在学問的には逆輸入だつたといふことがほぼ判明してゐる「斑竹姑娘」譚との一致に関する無配慮への不審
などと書いてしまふのは不誠実だと思つた(あー、いやらしいなあ俺)。
問題になさつてゐる字は、でせうか。文字鏡番号(=大漢和番号)で、 42144 番。いまの無暗に拡張をかさねたユニコードに当該字が収容されてゐるのかどうかは不勉強で知らないのですが[*]、音符を変へた「鵪」字ははひつてゐるやうです。どういつた目的でこの字をつかはうとされてゐるのか知らずにいふのもなんですが、反切注のほどこされた字について、まあ出て来ないのだから、「鷸」 や「鴫」で当てるしか無いと思はれます
、と別音字で代へるといふのは、あまり適切でないのではないか、と思ひました。
[*]
{(今/酉)隹}の字はUnicodeのCJK Unified Ideographs Extension Aに収容されています。コードはU+4A04です。
とお教へいただきました。北村様ありがたうございます。
大系の書紀の訓読では「反」を「かへし」と訓んでゐるんだなあ。勉強になつた。
講談社現代新書1684;講談社;¥700(1割引);新書判;縦組;並製;232pp;△;ISBN4-06-149684-0;
女性向けの読書戦略指南の書といふことで、私と読書と女性についての思ひ出とか書いてみる。
ザッピィPRESENTS;メディアファクトリー;¥600(¥350);B6判;;並製;215pp;△;ISBN4-8401-0875-7;
フィールヤングコミックス050[は-2-1];祥伝社;¥485(¥50);B6判;;並製;206pp;△;ISBN4-396-76050-7;
マーガレットコミックス3676♦;集英社;¥390;新書判;;並製;176pp;△;ISBN4-08-847676-X;
四五年ぶりに帰省してゐた中高のころの友人とあふ機会があつたのですが、あのころ足を踏み入れてしまつたレールのうへをそのまま順調に進んできてゐたのだなあ、といふことを再確認してしまひました。随分「更生」したつもりだつたのに。
落語の世界1;岩波書店;¥3,000(借覧);四六判;縦組;上製;ix+255pp;△;ISBN4-00-026298-X;〔執筆者〕かつら・べーちょー(桂米朝)/こやの・あつし(小谷野敦)/おぎた・きよし(荻田清)/なかごみ・しげあき(中込重明)/いまおか・けんたろー(今岡謙太郎)/たけだ・まさや(武田雅哉)/のぶひろ・しんじ(延広真治)/やまもと・すすむ(山本進)/やまだ・よーじ(山田洋次)/やなぎや・こさんじ(柳家小三治)/おーとも・ひろし(大友浩)/ながい・よしひろ(長井好弘)
角川文庫13086[た 34-2];角川書店;¥514(1割引);文庫判;縦組;並製;258pp;△;ISBN4-04-198202-2;「月夜の蟹」改題
ちくま新書429;筑摩書房;¥720(1割引);新書判;縦組;並製;237pp;△;ISBN4-480-06129-0;
危機を回避するためのモラトリアムは、しかし再延長によってモラトリアムそれ自体が危機となる、と経済学者のシュムペーターが『景気循環論』(一九三九)のなかで指摘していたことが、ふと頭をよぎった。
あー、マクロにもミクロにもまさにいまそんな感じ。
また、友人であれ家族であれ、あなたが困っているときに、あなたが望むような援助の手を差し伸べてくれなかったとしても、「信じていたのに」という言葉だけは、発してはならない。もしその言葉が出かかったら、あなたは今の自分が、信じていた相手に、そんな信じられないことをせざるを得ないような負担をかけているのだと自覚すべきだ。
むかしはこんな人生訓ぽいことばなんてせせらわらつてたけど、いまは効くなあ。
佐藤先生追悼古書購入もこれでおしまひ。
花とゆめCOMICS;白泉社;各¥390(借覧);新書判;;並製;189pp,191pp,179pp;△;ISBN4-592-17239-6,ISBN4-592-17240-X,ISBN4-592-18001-1;
花とゆめCOMICS;白泉社;各¥390(借覧);新書判;;並製;189pp,198pp,181pp;△;ISBN4-592-17265-5,ISBN4-592-17266-3,ISBN4-592-17267-1;
ともにすべて奥附の「彅」字は横棒につくつてゐた。
;産業図書;¥2,000(借覧);A5判;横組;並製;iv+183pp;△;ISBN4-7828-0136-X;
;講談社;¥1,700(借覧);四六判;縦組;上製;225pp;△;ISBN4-06-210095-9;
初出誌から所払ひになつてるとは。
;有精堂;¥11,650(----);A5判;縦組;上製;493pp;;ISBN4-640-31040-4;
講談社+α新書 30-2 A;講談社;¥800(1割引);新書判変型;縦組;並製;212pp;△;ISBN4-06-272220-8;
集英社;¥257(1割引);B5判;平綴;△;T1128172110279;448pp
杏さゆり(撮影:丸谷嘉長)も市川由衣(撮影:taro)も好きなので。
;新潮社;¥1,400(借覧);四六判;縦組;上製;188p;△;ISBN4-10-397603-9;
;名古屋大学出版会;¥6,000(借覧);A5判;縦組;上製;x+500+11p;;ISBN4-8158-0463-X;
文学研究に客観性をよそほはせることのむづかしさ。結局諸ヴァリアントのあひだをつなぐのは、研究者のがはの読みなわけだし。莫迦のひとつおぼえのごとく出てくる「紋中紋手法」つて、それをいふことでなんの意味があるのだかよく分らないし。著者は、草稿研究は、活版印刷術によつて生れた〈作者によって承認された(=
(p.98)を超えるよ、と言つてゐるのだけれど、もつと作者のがはに身をすりよせてゐるのだといふことに自覚的なやうには見えないし。さうぢやなくてエクリチュールそれ自体の生成なんだとかいふやうなら、もうつきあひきれない気分。(すげー典型的な無理解をしめしてゐるやうな。)