読書する暇つぶし屋を私は憎む。読者のことを知っている者なら、読者のためにはもはや何もしないだろう。あと一世紀も読者なるものが存在し続けるなら、やがて精神そのものが悪臭を放つようになるだろう。誰もが読むことができるという事態は、長い目で見れば、書くことばかりか、考えることまで腐敗させる。
ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』「読むことと書くこと」
文春新書033;文藝春秋;¥660(借覧);新書判;縦組;並製;189p;△;ISBN4-16-660033-8;
信じてもゐないのにラカン=ジジェクの段平をふりまはしてるらしい絓秀実なんかより数等よいのはまちがひないし、「第五章 愛と性の
;竹書房;¥1,600;B6判変型;;並製;208p;△;ISBN4-8124-1020-7;
んー、2 となるとやつぱりインパクト劣るなあ。ところで、折込チラシの「ミニモニ。文庫」のコゲどんぼ画のミニモニ。ですが、最初、藤島康介かと思ひました。
;皓星社;¥2,400(1割引);四六判;縦2段組;上製;297p;△;ISBN4-7744-0314-8;
;世界思想社;¥3,600(借覧);四六判;縦組;並製;xiv+417+xxivp;△;ISBN4-7907-0946-9;〔執筆者〕杉村邦彦/浦野俊則/岡村浩/塚本宏/福田哲之/源川進/大野修作/下野健児/澤田雅弘/中村伸夫/魚住和晃/石田肇/牛丸好一/塘耕次/鈴木洋保/祁小春/河内利治/弓野隆之
なかなか意慾的な研究入門書だけれど、やたらと編者の名が出てきます。
といふ訳で、今年も以下の 20 冊をいただいてまゐりました。
冊数を確認してゐたとき、となりの男が、セシル・サカイ「日本の大衆文学」を持つてゐるのが目にはひりました。くやしい。
日本の歴史03;講談社;¥2,200(借覧);四六判;縦組;上製;382p;△-;ISBN4-06-268903-0;
図書館の本にこんなびつしり線引くな。まあ、鉛筆だつただけましでしたけど。頭悪げな本の読者は、頭悪いことするんだなあ。
;筑摩書房;¥1,800(借覧);四六判;縦組;上製;248p;△;ISBN4-480-84258-6;
近松の浄瑠璃「国姓爺合戦」(p.221.)→「国性爺合戦」と書くやうに思ふ(なぜかは知らないけれど)。
秀忠の庶子で幕府の重鎮・保科正行(p.224.)→保科正之。
西方浄土の阿弥陀仏は、アフラマズダだつたのか。ツァラトゥストラ!
;晶文社;¥1,500(借覧);四六判;縦組;並製;180p;△;ISBN4-7949-6518-4;
嶽本野ばらが「それいぬ」で、正しい乙女は無暗に手をひろげない。文なら澁澤龍彦、マンガなら大島弓子だけでよい、といつた旨のことを書いてゐたやうに思ふ。本書の説くところより、そちらのはうが好もしいと感じるのは男性的偏見でせうか。
;中央公論新社;¥1,800(借覧);四六判;縦組;上製;270p;△;ISBN4-12-003273-6;
mkmzmzzmzm さんから:
nocomment亜msmsmsS、msmssmssmsssm、sm、smsssxxx、xmxmx
なんでせう。
「水が飲みたい」
「水が、何を、飲みたいのですか」
素晴らしい!!!
全くネット上のバカには困ったものです。
猪川さんが「こう言った」派だったとはっ!
「こう言った」派
もなにも、ずつと前に、竹山道雄訳の新潮文庫の「ツァラトストラかく語りき」を 2 冊 100 円で買うてきて数頁で読むのをやめた他は、ニーチェはまるで読んだことないッス。あとは、筒井康隆の「火星のツァラトゥストラ」ぐらゐです。
最初の 1 文で検索すると、なにから孫引きしたか、たちどころに判明します。
;二玄社;¥1,800(借覧);四六判;縦組;並製;389p;△+;ISBN4-544-02036-0;
;文藝春秋;¥1,714(借覧);四六判;縦組;上製;286p;△;ISBN4-16-357880-3;
本屋にいつたら、釈由美子のお酌云云といふ曲がかかつてゐて頭が痛くなりましたが、一般人(とはしかし誰か)がハロプロの曲を聞くとやはりこんな気分になるのかしら、などといつになく気弱なことを思うたのは風邪のせゐでせうか。
;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;301p;;ISBN4-06-210943-3;
岩波現代文庫 B36;岩波書店;¥1,100(借覧);文庫判;縦組;並製;307p;;ISBN4-00-602036-8;
雑誌 2 誌は、内容はどうでもよくて、市川由衣表紙だつたので(撮影はそれぞれ、外山繁、阿部ちひろ)。
;明石書店;¥2,200(借覧);四六判;縦組;並製;262p;△;;
新潮文庫[青 36 B];新潮社;¥240(¥100);文庫判;縦組;並製;330p;△;;
「オリコン」誌おしまひの写真(撮影:上牧佑)を見て、りんねは本統にカントリー娘。を辞めたんだなあ、と実感しました。
ほかに、「一冊の本」(11月号)を貰ふ。
;ぺりかん社;¥2,800;四六判;縦組;上製;275p;△;ISBN4-8315-1024-6;
いろんな意味で、わかりやすすぎ。
JIS 第 4 水準までで 10,040 字なので、やはりおほめに見て 1 万ぐらゐぢやないですか。
なんだかもつと壮大な話のやうですね。GT 明朝の轍を踏まないことを祈ります。
集英社;各¥210(いただきもの);B5判;平綴;△;T1129932119225,T1129933110224;454p,456p
「プリティフェイス」露骨だ。
岩波現代文庫 G69;岩波書店;¥1,300(1割引);文庫判;縦組;並製;385p;△;ISBN4-00-600069-3;
BIG COMICS SPECIAL 4892;小学館;¥838(借覧);A5判;;並製;175p;△;ISBN4-09-184892-3;
;ぺりかん社;¥3,000(借覧);四六判;縦組;上製;318p;△;ISBN4-8315-0984-1;
本書の母体の「宣長と篤胤の世界」(中公叢書)も読んだ筈なのだけれど、さつぱり覚えてないなあ。
しかし、私たちの手持ちの便利な概念をあてがうことによって、宣長が歌論の中で探索してきた道を見失うことになりはしないかと私は思うのである。
この心構へは失はれてしまつたのかなあ。
花とゆめCOMICS;白泉社;¥390(1割引);新書判;;並製;207p;△;ISBN4-592-17428-3;
かうまとめてよむと、絵のラフな感じは雁須磨子に似てもゐるな、と思ひました。「どいつもこいつも」のコミックスどうなつてるのかな。
;講談社;¥1,800(¥1,100);四六判;;上製;214p;△;ISBN4-06-209003-1;
えらいもんだ。
岩波セミナーブックス84;岩波書店;¥2,600(借覧);四六判;縦組;並製;260+9p;△;ISBN4-00-026604-7;
もっと知りたい! 日本語;岩波書店;¥1,500(借覧);B6判;縦組;並製;ix+204p;△;ISBN4-00-006822-9;
みんながだいすき アンパンマン
といふのを、私は、みんながアンパンマンのことを好きなんだと思うてたのですが、「諸君私は加護ちやんが好きだ」といふ例文をあげるまでもなく、「好きだ」といふ形容動詞は「ガ」で対象を示すので(学校文法ではこの「加護ちやんが」も主語)、アンパンマンはみんなが大好き、といふ風にも解することができるのでした(「アンパンマンは博愛主義者? それとも人気者?」〔pp.71-74.〕)。うーん、奥が深い(といふか、こちらの底が浅い)。
おまけはなー。
発売日 | 著者名 | 書名 | 文庫・コミックス名 | 本体豫価 |
---|---|---|---|---|
4 | うすた京介 | ピューと吹く!ジャガー(4) | ジャンプコミックス | 390 |
4 | ミニハムず | ミニハムずの結婚ソング | EPCE-5187 | 1,020 |
4 | モーニング娘。 | モーニング娘。シングルMクリップス | EPBE-5049 | - |
5 | 田中メカ | 天然パールピンク(1) | 花とゆめコミックス | 390 |
6 | 神崎裕/田中利花 | 娘。物語(4) | なかよしKC | 390 |
10 | 唐沢俊一 | お父さんたちの好色広告 | ちくま文庫 | 740 |
上旬 | 唐沢俊一 | カルト王 | 幻冬舎文庫 | 未定 |
11 | 彩花みん | ぴょん | りぼんマスコットコミックス | 390 |
11 | 松浦亜弥 | 草原の人 | EPCE-5191 | 1,260 |
12 | こやまゆき/永野ゆかり | とっても!ミニモニ。(3) | てんとう虫コミックス〔スペシャル〕 | 486 |
12 | 榎本ナリコ | 力の在り処(1) | アクションコミックス | 952 |
13 | 関川夏央 | 昭和時代回想 | 集英社文庫 | 未定 |
14 | 入江紀子 | ただいま | クイーンズコミックス | 400 |
18 | - | カバー・モーニング娘。ハロー!プロジェクト!(仮) | UPCH-1213 | - |
18 | - | プッチベスト3 | EPCE-5193 | 3,059 |
19 | 川原泉 | ブレーメンⅡ(4) | ジェッツコミックス | 619 |
20 | 黒田硫黄 | 茄子(3) | アフタヌーンKC | 524 |
20 | 酒見賢一 | 陋巷に在り(8) | 新潮文庫 | 590 |
20 | 小池田マヤ | バーバーハーバー(2) | モーニングワイドKC | 533 |
20 | 小林信彦 | コラムは誘う | 新潮文庫 | 476 |
23 | 小田扉 | 被(マルヒ)警察24時 | マンサンコミックス | 952 |
24 | しりあがり寿 | 弥次喜多InDEEP(8)(完) | ビームコミックス | 1,500 |
25 | ナンシー関 | 何がどうして | 角川文庫 | 540 |
25 | 氷川へきる | ぱにぽに(3) | Gファンタジーコミックス | 590 |
26 | 蓮古田二郎 | しあわせ団地(5) | ヤングマガジンKC | 514 |
21世紀 文学の創造 6;岩波書店;¥2,400(借覧);四六判;縦組;並製;vii+323p;△;ISBN4-00-026706-X;〔執筆者〕小林康夫/高橋悠治/木幡和枝/太田省吾/扇田昭彦/渡辺保/平田オリザ/阿部和重/阿部公彦
劇のことはよく分らない(これで、私がいかに福田恆存――本書にその名は挙つてはゐないけれど――からとほいかが知れるなあ)。太田省吾「劇言語はどこにあるか」をわりあひ面白くよみました。
蓮實重彦的な、陽気で長い文章の「躁」とは対照的に、福田和也、大塚英二、坪内裕三といった最近の批評家を特徴づけるのは、短く直接的で、ぐいぐいっと力こぶをみせつけるような、「苦み」の前景化だと思える。
福田氏にも工夫が欲しかつたところ(一也として数字をそろへるとか)。
;平凡社;¥2,400(借覧);四六判;縦組;上製;280p;△;ISBN4-582-70235-X;
「文字」誌は、小松英雄「仮名の成立と和歌」が載つてゐたので購ふ(ほかの執筆陣は、吉増剛造/浅葉克己/夏目房之介/石川九楊)。いつものことながら非常に面白い。面白すぎるのが難といふか。しかし、氏が先鞭をつけた仮名文の表記の研究も、末流では青谿書屋本土左日記の仮名の連綿の数がどうのといつた瑣末なはなしになつてしまふのでした。質疑の際、発表者は頻りに、奥書に「不違一字」とある、と言うてゐたけれど、浅田徹「「不違一字」的書写態度について」(井上宗雄編「中世和歌 資料と論考」〔ISBN4-625-41102-5〕所収)を見ると、違へてゐないのは字母づかひまでとのこと。
;新潮社;¥2,000(借覧);四六判;縦組;上製;269p;;ISBN4-10-401402-8;
ブローティガンは一作も読まず、「船を建てる」だけで立ち向かつたのは無謀でした(そもそもブロガーティンだと思ひこんでたし)。
;吉川弘文館;¥1,800(借覧);四六判;縦組;並製;11+192+14p;△;ISBN4-642-07740-5;
基礎的鍛錬は本途に大事(と思ふやうになつたころには手遅れ←とか言ふまへにやれ)。
りぼんマスコットコミックス クッキー;集英社;¥390;新書判;;並製;181p;△;ISBN4-08-856422-7;
あー、すげー安心して読めた。
アフタヌーンKC-1142;講談社;¥438;B6判;;並製;168p;△;ISBN4-06-321142-8;
艶麗。
集英社;¥210(借覧);B5判;平綴;△;T1129934110223;458p
YOUNG JUMP COMICS;集英社;各¥590(借覧);B6判;;並製;222p,210p;△;ISBN4-08-876143-X,ISBN4-08-876340-8;
愛読者が、リアリスト
になつてしまふところに構造的缺陥が。
;不二出版;¥4,800(借覧);A5判;縦組;並製;429+18p;△;ISBN4-938303-18-3;
よくできた研究とは思ふけど、純粋まつすぐ君だなあ。
;世織書房;¥1,800(借覧);四六判;縦組;上製;155p;△;ISBN4-906388-67-1;
「モーニング娘。エクストラ写真集」が届きました。
;九州大学出版会;(借覧);A5判;縦組;並製;iii+219p;△;ISBN4-87378-723-8;〔執筆者〕池田紘一/山田弘明/町田健/江村治樹/高山倫明/今西祐一郎/六反田豊/池内敏/久保智之/加藤久美子/赤松明彦/大稔哲也/納富信留/小川正廣/天野政千代/岡崎敦/坂上康俊/佐伯弘次/京谷啓徳/木俣元一/溝口常俊/三浦佳世
西洋文献学徒にとつては常識以前の内容なのかもしれないけれど、岡崎敦「西欧中世における「文字をかくこと」」が、とつても面白い。いはゆる日本語書記史にも、早くかうしたものがあらはされるだけの蓄積ができます様に(体得してゐる人はそれなりにゐるのだらうけど)。
シリーズ言語科学 1;東京大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;viii+305p;;ISBN4-13-084071-1;〔執筆者〕伊藤たかね/飯田雅代/今泉志奈子/郡司隆男/由本陽子/杉岡洋子/影山太郎/岸本秀樹/小川浩/萩原裕子/矢田部修一/クリストファー・タンクレディ(Christpher Tancredi)/山品みゆき
なにがなにやらさつぱり。
ちなみに、難しい古典文法 grammar は中世にはちんぷんかんぷんの魔法だと考えられ、そこから「妖しい魅力」を意味するグラマー glamour という面白い英単語も生まれた
ちくま文庫[さ 14 1];筑摩書房;¥900(¥100);文庫判;縦組;並製;408p;△+;ISBN4-480-03329-7;
エコとは一線を劃したところで書かれてゐるだけに重いなあ。
中公叢書;中央公論新社;¥2,300(借覧);四六判;縦組;並製;446p;△;ISBN4-12-003250-7;
;径書房;¥1,800;四六判;縦組;上製;211p;;ISBN4-7705-0180-3;
物語をよりどころとしたフェミニズムとの対決。うーん。しばらく考へさせてください。
;朝日新聞社;¥1,200(借覧);B6判;縦組;並製;234p;△;ISBN4-02-257784-3;
角川文庫12570[お 42-1];角川書店;¥495;文庫判;縦組;並製;213p;△;ISBN4-04-366801-5;
;笠間書院;(借覧);A5判;縦1,2段組;上製;ix+497+9p;△;ISBN4-305-70223-9;
この木村鷹太郎は、東京帝国大学哲学科(選科)を終えた人で、井上哲次郎や高山樗牛とともに日本主義を唱えたばかりか、『日本民族東漸史』という本を出し、日本民族の発祥はギリシャであるというとんでもない説を唱えたのですが、この『在五中将業平秘史』において、業平こそは中国の景教・西洋のネストリアンの耶蘇教を天照大神に集約させるべくエジプト・ペルシャよりインド・インドシナ・中国などアジア全土を縦断し横断して日本を作った大英雄であるとして、『伊勢物語』の各段の舞台をそれらの外国の土地にあてはめるという、とんでもない論を展開しているのです。
木村鷹太郎すげえなあ。
日本文法新書;至文堂;¥600;四六判;縦組;上製;268p;△;;〔部分執筆〕北原保雄/岡村昌夫
上代語は資料がすくないから、ある意味、知恵くらべつぽくなるなあ。
「エフ」までが昨日分。「B.L.T.」誌の「サンタクローチュ」はたわいもない企画だけれど、結構いいなあ。
カン梨華、ごまっとう、ソニンの新曲を借りてくる。「BYE BYE 最後の夜」の PV の、歌がはじまるまでのシークエンスは本途にすばらしくて(特に、ヘッドフォンをかける石川さんの挙措)、これでもつと曲自体の練度が高ければなあ、と思はれてなりません。
あと、「一期一会」もレンタル。そのアルバムの 1 曲目で「スピカ」を歌つてらつしやる椎名林檎さんの誕生日をお祝ひしてけふの日録を終ります。誠恐誠惶。
「本途に」と書いてゐるのは、「ホントー」ではなくて「ホント」を表記せんがための、本来の字義にかかはらない宛字のつもりです。なら、はじめから仮名で書け、といふはなしですが(或はいつそ、
、とか)。
ちなみに、もともと「本当」といふのも、漢語ではなくて、和語「ほんとう」に「本当」ほかの漢字表記のむすびついた、いはば似非漢語の由(田島優「近代漢字表記語の研究」参照)。
;新曜社;¥6,300(2割引);A5判;縦組;上製;966p;△;ISBN4-7885-0819-2;
嗚呼 しくじった しくじった
。身銭を切つてまで買ふ本ぢやなかつたなあ。「単一民族神話の起源」や「〈日本人〉の境界」みたいな、読み物としての面白さはない。
「〈民主〉と〈愛国〉」、284 頁まで。いささか期待外れ。
ゲッ!そうなんですか?
買おうと思ってたんだけどなあ……。
論の大枠としての「第一の戦後」と「第二の戦後」の別は――そして、近年の「戦後批判」は左右問はず、その別を辨へてゐない――納得できるのだけれど、「第一の戦後」の戦後思潮への戦争の影を述べた、肝腎のなかみが、どうにも下司な心情臆測にしか見えないのです(文学はむいてないのでは)。
多田道太郎『複製芸術論』(講談社学芸文庫、一九八五年。初版一九六一年)(p.835b.n.71.)→講談社学術文庫
『週間朝日』(p.905b.n.19.)→「週刊朝日」
佐伯啓思『〈市民〉とは何か』(ちくま新書、一九九八年)(p.947b.n.35.)→「「市民」とは誰か」(PHP 新書、一九九七年)
ほかに「本の旅人」「ちくま」「波」(各 12 月号)をもらふ。ちくま新書の 12 月分に、橋本治「人はなぜ「美しい」がわかるのか」。「本の旅人」に「グーグーだって猫である 2」の広告が掲載されてゐるけど、発売日いつなんだらう。
;春秋社;¥3,200(借覧);四六判;縦組;上製;xii+272p;△;ISBN4-393-32903-1;
「じゃあさ 先生 シャイムスの中では 誰 推しよ!?」「……………」「
関節本 ミキ」「娘。じゃねーしっ!!」
「ページと力」はきのふの書きもらし。
「娘。物語」(「なかよし」誌連載)は、タンポポ。黄色のサイリウムはハロプロ史に残る佳話ですね。ほかに、ムックとフォト文庫と 1 冊づつ。
「図書」「月刊百科」(各 11 月号)「燈影」(紅葉号 2002 Vol.15)もらふ。「図書」に、大野晋・金関恕の対談。恕は丈夫の息子の由。12 月の岩波文庫刊行豫定に、森銑三「おらんだ正月」、11 月の東洋文庫に、大槻文彦「復軒雑纂 1」、この辺わかりやすく渋め。「燈影」といふのははじめて貰つた。といふか、「日本の美学」はいつからぺりかん社から燈影舎にうつつたんですか。内容は、務台理作の「北川日記抄」ほか。