死に至る病、そして
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オナニズムのしすぎで、こんな相貌になってしまった男たち
女性オナニスト
![[図19]](../image/onanie/onanie19.png)
- 若い女性オナニスト。ロジェ博士という人物の書いた『秘密の癖、女性のオナニーがひきおこす病気』(1830)という本から。これじゃ、やめようと思った人が多いのでは。(Vernon A Rosario The Erotic Imagination Oxford 1997 P29)
![[図20]](../image/onanie/onanie20.png)
- 発狂した女性オナニスト。ロジェ博士は、次のように説明している。「8歳の女の子が、急に痩せはじめた。股、脚、それに足もが突如、痙攣しだし、上肢も同じような動きをみせる。顔の筋肉と目も同様に動く。ベッドには寝られないので、大きなアームチェアーに縛りつけておかなければならなかった。そのうちに慧眼な医者が気がついた。これはあの『悪癖』のせいに違いないと。このことを親に伝え、監視を怠らないようにさせ、更に水療治、爵香、樟脳なども使った結果、体調は急速によくなっていった。ところが11歳の時に、この娘は悪習をまた始め、結局その2年後に死んでいる」。(同上 P31)
防止器具1
![[図21]](../image/onanie/onanie21.png)
- マスターベーション防止のための、男性用ベルトと女性用ベルト。1904年版『MATHIEU』というカタログに掲載。
![[図22]](../image/onanie/onanie22.png)
- 夢精防止のための器具。左は、電気警報装置。勃起するとアラームが鳴る仕掛け。右は、爪のついたリング。勃起すると爪が喰い込む。このリングは、「尿道の焼灼」と呼ばれ、ラルマンの発明である。J.C.Milton:Pathology and Treatment of Spermatorrhoea,1887 に掲載されたもの。(Alex Comfort:The Anxiety Makers Nelson,1967,P105-106)
防止器具2
![[図23]](../image/onanie/onanie23.png)
- マスターベーションの防止器具の装着図と仕組み。右/男性用、左/女性用。G.Jalade-Lafond:Consideration sur les herites abdominals,1822 に掲載されたもの。『腹腔ヘルニアについての考察』というこの書名は、著者がヘルニア治療専門の外科医だったことを物語っている。(Jean Stegner et Anne Van Neck:Histoire d'une grande peur,la masturbation,1998,P23)