the view from nowhere : 2009-05-04 (Mon)

Article

すけがわ・こーいちろー(助川幸逸郎);2008/3;文学理論の冒険 〈いま・ここ〉への脱出;

東海大学文学部叢書;東海大学出版会;(借覧);A5判;縦組;上製;xii+191頁;;ISBN978-4-486-01784-4;

「国民国家」は、十全な機能を保持するために、「標準語」の存在を必要とする。たとえば、江戸時代までの――「国民国家」成立以前の――日本には、「標準語」がなかった(このため、明治維新の際、藩を異にする武士同士では会話が困難を極め、わざわざ謡曲の詞章を使って意思の疎通を図ったとされる)。しかし、他の「みんな」と共有できる言語がなければ、「国民」が「みんなと同じように」国家に所属している意識を持つことはできない。しかも、その「共有できる言語」は、なるべく「人工臭」が薄いものである必要がある(謡曲の詞章のような、誰にとっても非日常的な言語のみを共有することは、逆に相互の隔絶感を強めてしまう)。こうした要請から、「国民国家」が成立すると、洋の東西を問わず「標準的な話し言葉」――多くの場合、首都近辺での日常語をベースとする――が国家によって制定される。さらには、文章語をそうした「標準的な話し言葉」に近づけて行く運動が、国家の支援を受けながら勃興する。このようして成立した「標準的な話し言葉」と「話し言葉に近い文章語」は、これも「国民国家」の成立と共に普及した「義務教育」によって広められて行く(pp.64-65)、てまたみてきたやうなことを。

けふの買物

萌える男
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日本語の起源を探る : コンピュータがはかる“やまとことば”成立のモデル
安本美典・21世紀図書館・PHP研究所
編集長を出せ! : 『噂の眞相』クレーム対応の舞台裏
岡留安則・ソフトバンク新書
とりかへばや物語(四) 全訳注
桑原博史・講談社学術文庫
森繁自伝
森繁久彌・中公文庫
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弘達エッセンス[5] 言論の決闘
藤原弘達・講談社文庫
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忌野旅日記
忌野清志郎・新潮文庫

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