;ぺりかん社;4,800円(借覧);A5判;縦組;上製;288+iv頁;;ISBN978-4-8315-1198-0;
;東京大学出版会;3,200円(借覧);A5判;横組;並製;iii+236頁;;ISBN978-4-13-083048-5;
目次をうつしておく。
- 序章 言語の不思議へのアプローチ / 長谷川寿一・C. ラマール・伊藤たかね 1
- 言葉をダイナミックに把握すること
- 言葉と「こころ」
- 第I部 進化からことばを見る
- 第II部 ことばのしくみ
- 第III部 ことばの認知と処理
- こころと言葉 : 完成図のないジグソーパズル
- I 進化からことばを見る
- 1章 生命進化とことばの進化的基盤 言語能力獲得にいたる生命進化の諸相 / 斎藤成也(さいとー・なるや) 13
- 1 言語誕生の前後
- 2 言語をもつ唯一の動物,人間の自然界における位置
- 3 言語能力の淵源を進化史の上でたどる
- 4 子育て社会という言語の必要条件
- 5 哺乳類から霊長類への系統は言語の出現に必要だったのか
- 6 言語を用いない思考と意思疏通
- 7 言語遺伝子は存在するだろうか
- 8 言語誕生時における発音と意味のあいだの関係
- 2章 ことばへの前適応とことばの創発 言葉の起源をさぐる生物学 / 岡ノ谷一夫(おかのや・かずお) 29
- 1 はじめに
- 2 「前適応」という考え方
- 3 言語を可能にする生物学的特性
- 4 言語への前適応
- (1) 新しい発声パターンを学ぶ能力 : 発声学習
- (2) 音声と意味とを対応させる能力 : 象徴機能
- (3) 音声をさまざまに組み合わせる能力 : 統語機能
- 5 言語の創発
- 6 おわりに
- 3章 ヒトの進化とことばの出現 ヒトの進化と言語獲得の背景 / 長谷川眞理子(はせがわ・まりこ) 41
- 1 はじめに
- 2 ヒトという霊長類の進化
- 3 チンパンジーとヒト
- (1) 生活史戦略の違い
- (2) 社会関係の違い
- (3) 認知・感情の違い
- 4 脳の大型化
- 5 生理的早産とその帰結
- 6 自意識,「心の理論」,共感性
- 7 ミラー・ニューロン
- 8 入れ子構造の理解と文法
- 9 言語と愛着の絆
- 10 身振りから音声へ
- 11 環境が発達過程を促進する
- II ことばのしくみ
- 4章 組み立てた文の「接着剤」 言語変化と機能語 / C. ラマール 63
- 1 はじめに : 機能語の発生と言語の起源
- 2 名詞の周辺のカテゴリー : 助数詞
- (1) 助数詞(類別詞)とは
- (2) 助数詞カテゴリーの誕生
- (3) 名詞から助数詞へ : 文法化
- (4) 中国語のケース : エコー助数詞がはじまりか?
- (5) 助数詞の機能は?
- 3 名詞周辺のカテゴリー : 冠詞
- 4 複雑な構文を助ける機能語 : 補文標識
- 5 おわりに
- 5章 ことばの構造と声 音からせまる言語学 : 音韻論の方法論 / 田中伸一(たなか・しんいち) 79
- 1 はじめに
- 2 音韻論の背景知識と論法
- 3 事例研究 : 重複回避
- (1) 英語の異形態 : -al/-arの分布と変化
- (2) 日本語の濁音の分布と連濁変化
- 4 おわりに
- 6章 構造から計算される意味 合成的意味論 / クリストファー・タンクレディ(Christopher Tancredi、須藤靖直(すどー・やすただ)訳) 97
- 1 はじめに
- 2 「飽和意味」と「非飽和意味」
- 3 概念と指示対象
- 4 意味の2つの要素
- 5 文の意味と「真理値」
- 6 非飽和意味と合成性
- 7 意味の理論構築への第一歩
- 8 意味論の普遍性
- 9 まとめ
- 7章 「行く」と「来る」の言語比較 “come”が「来る」でないとき : 直示移動動詞の普遍性と多様性 / 中澤恒子(なかざわ・つねこ) 113
- 1 はじめに
- 2 「来る」と「行く」 : 直示表現とは何か
- 3 英語で“come”と言う場合
- 4 日本語では「来る」と言えない場合
- 5 中国語では「来」と言えない場合
- 6 シベ語では“ju”(来る)と言えない場合
- 7 「来る」の普遍性と多様性
- 8章 「~ないと」「~なきゃ」「~なくちゃ」の文法 話しことばの談話データを用いた文法研究 : 日常会話で構文機能が強化する? / 藤井聖子(ふじー・せーこ) 129
- 1 はじめに
- 2 当為的モダリティ構文の成り立ち : 「~ないと(…)」「~なきゃ(…)」「~なくちゃ(…)」の場合
- (1) 縮約構文とその機能 : 「英語でしゃべらナイト!」とは?
- (2) 3つの構文タイプ : 一貫した語用論的機能
- (3) 話しことば談話データ
- (4) 評価的統合構文 : 当為的モダリティを明示的・意味合成的に表現する構文
- (5) 一般的条件接続構文 : 含意により当為的モダリティを表出する構文
- 3 縮約構文の機能的特化性とその源泉
- (1) 縮約構文の機能的特化性
- (2) 縮約構文でいかにしてモダリティ機能が表出されるのか
- ① 源泉1 : 定型的慣用表現
- ② 源泉2 : 評価的統合構文
- ③ 源泉3 : 一般的条件接続構文,構文の会話含意の解釈手続きの定着
- 3つの構文タイプを縦断する構文スキーマ
- 4 当為的モダリティ構文の成り立ちに関する分析のまとめ
- 5 文法的機能語の語用標識化 : 位置づけと類例
- (1) 文法的機能語の語用標識化
- (2) 類例 : 主動詞に埋めこみ文を繋げる補文標識の場合
- (3) 類例 : 名詞修飾構文の一要素(「みたいな」)の場合
- 6 おわりに
- III ことばの認知と処理
- 9章 脳から見る文構造 ことばの脳内処理 : 日本語使役構文の事例から / 伊藤たかね(いとー・たかね) 155
- 1 はじめに
- 2 ことばの処理に関わる2つのメカニズム
- 3 二つのタイプの使役構文
- (1) 統語構造の違い : サセ使役文は埋め込み文を含む複文構造,使役他動詞文は単文構造
- (2) 意味の違い : サセ使役文は生物の被使役者を要求する
- (3) 形態の違い : サセ使役は完全に規則的で生産的,使役他動詞は不規則で生産性も低い
- (4) 記憶と演算 : 2つの構文の違いは,処理メカニズムの違いを反映している
- 4 失文法失語症患者の使役構文処理
- (1) 失文法失語
- (2) 失文法失語患者の使役構文処理
- 5 使役構文処理の事象関連電位
- (1) 言語使用に関わる事象関連電位
- (2) 使役構文処理の事象関連電位
- 6 まとめ
- 10章 文法を現象させる声 文法と音声 : その関係をあらわし,また複雑にするもの / 広瀬友紀(ひろせ・ゆき) 175
- 1 はじめに
- 2 文法的曖昧性 : 統語構造と韻律構造の関係を手がかりに
- 3 韻律情報と構造理解 : 韻律情報を左右する非統語的要因の影響も含めて
- (1) 語彙アクセントの有無
- (2) 話し手のおかれた状況
- (3) 聴き取り実験
- 4 まとめ : 文法と音声の関係の複雑さ
- 11章 ことばとモノのあいだ 事物の認識の普遍性と言語,文化の影響 / 今井むつみ(いまい・むつみ) 191
- 1 はじめに
- 2 助数詞カテゴリー
- 3 ジャンとシュミットによる先行研究
- 4 助数詞カテゴリーの事物認識・概念への影響 : 心理学からの検証
- (1) 日本語助数詞システムと中国語助数詞システムの違い
- (2) 実験材料の構成
- (3) 課題
- 5 実験の結果
- (1) 三つ組みカテゴリー分け課題の結果
- (2) 類似性判断課題の結果
- (3) 属性帰納推論課題の結果
- (4) 文字―絵照合プライミング課題の結果
- 6 概念表象における助数詞の役割
- 7 おわりに
- 12章 計算から迫ることばの姿 言語の分節に普遍的に観察される統計的性質 : 音素から形態素へ,単語へ,そして句へ / 田中久美子(たなか・くみこ) 211
- 1 はじめに
- 2 分節に関する考察
- 3 境界の数学的モデル
- 4 音素列から形態素への分節
- 5 形態素列から単語への分節
- 6 単語列から句への分節
- 7 結論
- ブックガイド (227)
- あとがき (231)
- 索引 (233)
- 執筆者紹介 (236)
- コラム
- 「再帰性」 / 伊藤たかね (59)
- 「日本語と中国語の助数詞」 / C. ラマール (78)
- 「形態素」 / 伊藤たかね (96)
- 「語用論/含意/語用論的意味機能」 / 藤井聖子 (150)
- 「モダリティ」 / 藤井聖子 (150)
- 「話しことばデータの転記」 / 藤井聖子 (151)
- 「レキシコン」 / 伊藤たかね (173)
- 「プライミング」 / 広瀬友紀 (187)
- 「日本語(東京方言)のアクセント」 / 伊藤たかね (188)
寝不足ぎみで、どちらでもウトウトしてしまつたのだけれど、婆ちやんがいい味だしてる前者はともかく、後者はどの辺が名画とされてるのか、正直よくわからず、革命つてマス・ヒステリーだなあ、と思つたくらゐだった。モンタージュ技法の解説とかよむべきかな。
双書 哲学塾;岩波書店;1,300円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+2+164頁;;ISBN978-4-00-028163-8;
;洋泉社;(借覧);四六判;縦組;上製;221頁;;ISBN978-4-86248-252-5;
意味論、比喩論のまとめになつてて、実は、家族的類似性つてだういふことなのか、やつと腑におちた(うわー)。
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