;新曜社;(借覧);四六判;縦組;上製;xii+561+60頁;;ISBN4-7885-0671-8;[原題]Terrence W. Deacon, The Symbolic Species: The co-evolution of language and the brain
十川幸司、来るべき精神分析のプログラムで生成文法への参照すべき反論の書としてあげられてゐたので。一往目次をうつしておく。
- まえがき
- 第I部 言語
- 第1章 人間のパラドクス 3
- 進化の変わりもの 3
- ホープフル・モンスター説の魅力 11
- 簡単言語はどこに 24
- 第2章 言葉がないとき 35
- 心の得意技 35
- 別の言葉で 39
- レファレンス問題 49
- 第3章 記号は単純ならず 63
- レファレンスの階層性 63
- 記号の敷居 76
- 学習の解消 94
- 第4章 脳の外のこと 107
- チョムスキーの逆立ち 107
- もう一方の進化 118
- ユニバーサルの出現 125
- 忘れて憶える 134
- 第II部 脳
- 第5章 知能の大きさ 163
- グロスな誤解 163
- 脳も身のうち 173
- 自分なりの大きさ 180
- 第6章 育ち分かれる 187
- チワワの誤り 187
- ハエの遺伝子でヒトの脳をつくる 198
- 発生時計 213
- 第7章 ダーウィン式回路技術者 221
- 椅子とりゲーム 221
- 転位 238
- エイリアンの脳を移植する 246
- 骨相学をこえて 254
- 第8章 お喋りする脳 259
- フーバーの脳 259
- 内蔵型の音声 265
- 哺乳類はなぜ鳥のように唄わないか 273
- 乗っ取りのレバレッジ 285
- 第9章 シンボル・マインド 293
- 前が重い 293
- 記号をつくる 304
- 第10章 言語のありか 323
- 四角い詮を丸い孔に 323
- 明るみに出た脳 334
- 記号のない場所 347
- 側性化 359
- 第III部 共進化
- 第11章 言葉は肉体となりて 373
- 脳が進化したのではない 373
- 言語適応 389
- ホモシンボリクス 396
- 共進化ネット 407
- 壁に描く 427
- 第12章 記号の起源 441
- 通信を促すもの 441
- ヒトの社会は例外 450
- 記号による解決 461
- 儀式の始め 471
- 第13章 心は儲けもの 483
- フェイルセーフのコンピューター 483
- スフィンクス 490
- 心の島はない 498
- 第14章 夢を与えるもの 511
- 終り 511
- あることとあらざること : なにが違うか 517
- 心の再発明 539
- 訳者あとがき 553
- 人名索引 (1)
- 事項索引 (4)
- 注 (13)
- 参考書 (29)
- 文献 (35)
;大修館書店;(借覧);四六判;横組;並製;x+303頁;;ISBN978-4-469-21318-8;
目次をうつしておく。本書では生成へのカウンタはだいたいトマセロで、うへの本の著者の名はどこにもなかつた。
- まえがき iii
- I はじめに
- 第1章 言語獲得理論の動き : 生得性をめぐって / 小林春美(こばやし・はるみ) 3
- 1. 行動主義からチョムスキー理論へ 5
- 1) 行動主義アプローチ
- 2) 行動主義アプローチへの批判
- 3) 生得的アプローチにおける「データ」の性質
- 4) 原理とパラメータのアプローチの概念
- 5) パラメータ設定における問題
- 2. 言語の「生得性」をめぐる論争 16
- 1) ピンカーによる「言語の生得性の証拠」
- 2) ピンカーによる「言語の生得性の証拠」への反論
- 3) 生得性論争の最近の焦点
- 3. 子どもへの言語入力の検討 27
- 1) 環境からの入力
- 2) 「刺激の貧困」への反論
- 4. 意図を推測しあう存在としての人間 32
- 5. 新しい動きと可能性 37
- II ことばの獲得
- 第2章 音声の獲得 / 梶川祥世(かじかわ・さちよ) 47
- 1. セグメンテーション 49
- 2. 単語音声の「正確な」認知 52
- 1) ミニマルペアの区別
- 2) 音韻の獲得
- 3) 発音と知覚の関係
- 4) 親からの入力と子どもの知覚発達の関係
- 3. 意味と結びついた単語音声の認知 65
- 4. おわりに 69
- 第3章 身振りとことば / 喜多壮太郎(きた・そーたろー) 71
- 1. 身振りとことばの関係 72
- 2. ことばの発達と身振りの発達 75
- 1) ことばの誕生と身振り
- 2) 記号を組み合わせることの発見
- 3) 二語発話以降
- 3. 認知発達と身振りの発達 83
- 1) 身振りと空間
- 2) 身振りとことばとの一致と不一致
- 4. まとめ 86
- 第4章 語彙の獲得 : ことばの意味をいかに知るのか / 小林春美 89
- 1. 語彙獲得の過程 91
- 1) 初語の出現
- 2) 初期の語の特徴
- 3) 語彙の爆発的増加期
- 2. 「制約」の果たす役割 96
- 1) 事物名称の獲得に必要な能力とは
- 2) 語の意味を推測する制約
- 3) 形バイアスと事物名称
- 4) 「デフォールト」としての制約
- 3. 指示意図の理解とことばの意味の獲得 106
- 1) 大人の指示意図を推測する能力
- 2) 会話の流れから知る
- 3) 大人の動作から知る
- 第5章 文法の獲得〈1〉 : 動詞を中心に / 岩立志津夫(いわたて・しずお) 119
- 1. 7つの研究 121
- 1) 研究1 : 初出動詞形に関する研究
- 2) 研究2 : 否定語の研究
- 3) 研究3 : 他動詞の修飾語枠に関する研究1〈J児の場合〉
- 4) 研究4 : 他動詞の修飾語枠に関する研究2〈5人の子どもの場合〉
- 5) 研究5 : トマセロによるTravisの研究
- 6) 研究6 : 新規動詞を教える実験
- 7) 研究7 : 自閉症児の言語〈アダムとT児の発話〉
- 2. 理論的検討 134
- 1) ローカル・ルールからグローバル・ルールへ
- 2) 7つの研究結果の解釈
- 3) 質に過敏な能力に基づく規則の回路とそれに影響するもの
- 第6章 文法の獲得〈2〉 : 助詞を中心に / 横山正幸(よこやま・まさゆき) 141
- 1. 助詞の獲得過程 143
- 1) 助詞の初出
- 2) 助詞の誤用
- (1) 誤用の初出と出現頻度
- (2) 誤用の種類と特徴
- [1] 置換誤用
- [2] 付加誤用
- [3] 接続誤用
- 3) 誤用の自己修正
- 4) 正用と誤用の時期的関係
- 5) 助詞の発達段階
- 2. 助詞の誤用の理由 152
- 1) 「ヲ→ガ」の置換誤用の理由
- (1) 考えられる理由・1
- (2) 考えられる理由・2
- (3) 考えられる理由・3
- 2) 格助詞ノの付加誤用の理由
- (1) 考えられる理由・1
- (2) 考えられる理由・2
- 3) 2つの研究からの示唆
- 3. 助詞の獲得方法 160
- III ことばをささえるもの
- 第7章 養育放棄事例とことばの発達 / 藤永保(ふじなが・たもつ) 165
- 1. 初期発達の臨界期仮説 167
- 2. 言語獲得の臨界期とジニーの事例 172
- 3. F・Gにおける言語獲得 182
- 4. コロンビアのアダム 195
- 第8章 障害児のことばの発達 : 初期言語発達と認知発達の関係 / 小椋たみ子(おぐら・たみこ) 201
- 1. 言語獲得 : 前言語から言語へ 203
- 2. 初期言語発達と認知発達の関係 206
- 1) 健常児の初期言語発達と認知発達の関係
- 2) 自閉症児の言語と認知の関係
- 3. 自閉症児の言語 225
- 4. おわりに 227
- 第9章 手話の獲得 / 鳥越隆士(とりごえ・たかし) 231
- 1. 手話とは 233
- 1) 手話とはろう者の言語である
- 2) 手話の構造
- (1) 手話の音韻論
- (2) 手話の形態論
- (3) 手話の統語論
- (4) 手話の構造の階層性
- 2. 第一言語としての手話の獲得 238
- 1) 手指による喃語
- 2) 手話における発「音」の発達 : 音韻的な誤用の分析
- 3) 指さしの役割
- 4) 手話の文法発達
- 3. 手話獲得の特殊性 248
- 1) ろう児のおよそ90%は両親が健聴者である
- 2) ホーム・サインの生成と構造
- 3) ホーム・サインから手話へ
- 4. おわりに 257
- 第10章 「ことばの獲得」を包囲していること / 佐々木正人(ささき・まさと) 259
- 1. 「ある」からはじまる 260
- 1) ことばが「ある」ということ
- 2) 動機としての「ある」
- 2. 子どもたちを取り囲んでいること 265
- 1) アフォーダンス : 包囲する意味
- 2) アフォーダンスの配置 : 修正された環境
- 3. 意味にたどりつくまで
- 1) インタラクション・フレーム
- 2) 物の意味の共有
- 3) ローカルなニッチから
- 文献 283
- 索引 297
- 執筆者紹介 302
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