シリーズ方言学4;岩波書店;3,400円(借覧);A5判;横組;上製;xix+221頁;;ISBN978-4-00-027120-2;
目次をうつしておく。
- 方言学の技法への誘い : 「シリーズ方言学」の世界 v
- 新しい方言学へ,ようこそ
- 方言学の道具論
- 調査のための技法
- 資料化のための技法
- 分析のための技法
- 第1章 新時代の方言調査法 1
- 1.1 はじめに 1
- 1.2 現代方言・現代社会のすがたに応じた調査法 1
- (a) インフォーマント 3
- (a.1) インフォーマントの条件
- (a.2) インフォーマントの探し方
- (b) 調査法 7
- (b.1) 調査法や場面指示の有無による結果への影響
- (b.2) 回答の求めかたと記録のしかた
- 1.3 方言の調査・研究における新しい道具 12
- (a) 音声のデジタル化技術の発達 12
- (a.1) 録音技術の変遷
- (a.2) 音声のデジタル化方式の種類と特性
- (a.3) 音声データのコピー・編集
- (b) 高度情報化時代のデータ収集・成果発表 16
- (b.1) インターネットを利用したデータ収集
- WWW検索による方言形式の分布調査
- WWW上の方言形式についての言及例
- WWWや電子メールを利用したアンケート調査
- (b.2) インターネットや電子媒体を利用したデータ公開・成果発表
- (b.3) 方言の調査・研究のための電子ネットワーク
- 1.4 研究者の社会的責任 22
- (a) インフォーマントに対する倫理的問題 22
- (a.1) インフォーマントのプライバシーの保護
- プライバシーとは何か
- 人文・社会科学諸分野におけるプライバシー保護への取り組み
- 方言調査におけるインフォーマントの個人情報・個人に関わる情報
- (a.2) インフォーマントへの説明と同意取得の責任
- (b) 研究成果の社会への還元 33
- 1.5 おわりに 35
- 参考文献 36
- 第2章 方言データベースの作成と利用 39
- 2.1 方言研究におけるデータベース 39
- 2.2 方言データベースの種類と概要 40
- (a) 音声データベース 40
- 「日本語音声データベース」
- 「「日本語方言の地域差」方言音声コーパス」
- 「琉球語音声データベース」
- 『種子島方言辞典』
- 『京阪系アクセント辞典』
- 『CD-ROM版 NHK日本語発音アクセント辞典』
- (b) 語形式のデータベース 43
- 『日本方言大辞典』
- 『標準語引き日本方言辞典』
- 『現代日本語方言大辞典』
- 『方言文法全国地図』全データ(1~6集)
- 『日本言語地図』データベース 『消滅の危機に瀕する全国方言語彙資料』
- 「ふるさと日本のことば」語彙索引
- (c) 文表現(文単位)のデータベース 45
- 『日本語方言辞書 : 昭和・平成の生活語』
- 『日本語方言辞書 別巻 全国方言会話集成』
- 『方言資料叢刊』
- 『徳之島方言二千文辞典』
- 「全国実例方言集」
- 「方言の実態」
- (d) 談話データベース 46
- 『CD-ROM版 全国方言資料』
- 『国立国語研究所資料集10 方言談話資料』
- 『国立国語研究所資料集13 全国方言談話データベース 日本のふるさとことば集成』
- 『方言録音シリーズ』
- (e) 民話・昔話集 49
- 『日本の昔話』
- 『日本の昔話』
- 『南島昔話叢書』
- 『昔話 ふるさとへの旅』
- 『お国ことばを知る 方言の地図帳』
- 『ポプラディア情報館 方言』
- 2.3 方言談話データベースの作成 50
- (a) 目的 50
- (b) 内容 51
- (c) 許諾 51
- (d) 録音 52
- (e) 録画 53
- (f) 文字化・共通語訳 53
- (g) タグ・その他情報 55
- (h) 媒体 55
- (i) 保存 56
- (j) 著作権 57
- (k) 公開 57
- (l) 共有 58
- (m) 維持・管理 59
- 2.4 方言談話データベースを利用した方言研究 59
- (a) 文アクセントの構造 60
- (b) 文法形式の全国分布 61
- (c) 文法形式の地域的な出現状況 61
- (d) 談話の構造 62
- (e) 談話の展開 63
- (f) 言語行動 64
- 2.5 『全国方言談話データベース』に見る方言のオノマトペ 66
- (a) 資料と方法 67
- (b) 収集した用例 : 品詞,語構成上の特徴など 68
- (c) 方言特有オノマトペの出現状況 71
- (d) 地点別出現数 75
- (e) オノマトペが多く現れる談話 76
- (i) 音のある情景の描写
- (ii) 作業のやり方の説明
- (iii) 民話的語り
- (f) まとめ 86
- 参考文献 88
- 第3章 パソコンで作る方言地図 91
- 3.1 パソコン方言地図とは? 91
- 3.2 パソコン方言地図小史(地図の変遷) 93
- (a) 徳川宗賢氏の試み 93
- (b) GLAPS (Generalized Linguistic Atlas Printing System) 94
- (c) コンピュータプログラミングによる糸魚川言語地図 95
- (d) EGL (Editor for Geographical Linguistics) 96
- (e) SEAL (System of Exhibition and Analysis of Linguistic Data) 96
- (f) 高橋顕志氏による言語地図 98
- (g) 国立国語研究所による方言文法地図 99
- (h) MANDARAを利用した方言地図 100
- (i) ダニエル・ロング氏による方言認知地図 101
- (j) 田原広史氏による方言地図 102
- (k) 音声方言地図(声の言語地図) 103
- 3.3 パソコン方言地図とデータベース 104
- (a) データベースによるパソコン方言地図 104
- (b) 方言データベース地図の作り方 106
- (1) Excelで行う作業
- (2) 白地図の作成
- (3) FileMaker Proで行う作業
- (4) Excelデータのインポート
- (5) 方言地図の完成
- (6) 記号フォントの作成
- (7) その他,さまざまなレイアウトなど
- (8) 回答形の併用処理の問題
- (9) 地図をカラーにする
- 3.4 パソコンによる音声方言地図 119
- (a) 音声方言地図の意義 120
- (b) 記号方言地図から音声方言地図へ 121
- (c) 音声方言地図の作り方 122
- 3.5 音声方言地図のネットワーク化構想 128
- (a) 音声方言地図とデータベース 128
- (b) 音声方言地図のネットワーク化構想 128
- 参考文献 130
- 第4章 地理情報システムと方言研究 135
- 4.1 はじめに 135
- 4.2 地理情報システム(GIS)とは何か 136
- (a) GISとは 136
- (b) システムからサイエンスへ 137
- 4.3 方言と地理情報 137
- (a) 方言情報の構造 137
- (b) GISが扱う地理情報 138
- 4.4 GISによる方言分布の分析(1) : 標高データの利用 139
- (a) 動詞否定辞の分布 139
- (b) 方言分布と標高 140
- (c) 方言分布を立体視(3D化)する 145
- 4.5 GISによる方言分布の分析(2) : 人口データの利用 149
- 4.6 GISによる方言分布の分析(3) : 複数言語地図の重ね合わせ 151
- 4.7 GISを通して考える東西対立 157
- 4.8 GIS導入準備 159
- (a) 導入の留意点 159
- (b) 方言データの地理情報化 : アドレスマッチングと方言情報のデータ化 160
- (c) 言語外地理情報の取得 164
- (d) まとめ 167
- 4.9 GISの実践 167
- (a) GISプログラムMANDARAの準備 167
- (b) 基本用語 168
- (c) MANDARAで地図を描く 169
- (d) MANDARAでオーバーレイを行う 173
- 4.10 むすびと展望 175
- 参考文献 176
- 第5章 方言を量る方法 179
- 5.1 はじめに 179
- 5.2 データの問題 179
- (a) 質的データ 180
- (b) 量的データ 180
- (c) 方言データの性質 181
- 5.3 計量的方言研究の成果 182
- (a) 社会的研究への多変量解析の適用 182
- (i) 林の数量化理論III類
- (i-1) 部分尺度解析法(POSA)
- (i-2) 属性変数等との同時分析
- (i-3) 方言イメージの把握
- (ii) 重回帰分析と林の数量化理論I類,II類
- (iii) パス解析
- (b) 地理的研究への多変量解析の適用 195
- (i) 因子分析
- (ii) 林の数量化理論III類
- (iii) クラスター分析
- 5.4 多変量解析の適用例 202
- (a) 宮城県放射状グロットグラム 202
- (b) データ 204
- (c) 分析結果 205
- (i) 共通語形の分析
- (ii) 方言形の分析
- (iii) サンプルスコアを用いた分析
- (iii-1) 「共通語使用度」の地域差と属性差
- (iii-2) 「宮城方言使用度」の地域差
- (iii-3) 「新方言使用度」の地域差と世代差
- 5.5 おわりに 213
- 参考文献 213
- 索引 217
;みすず書房;3,800円(借覧);四六判;縦組;上製;iii+382+17頁;;ISBN978-4-622-07309-3;
一往目次をうつしておく。
- 第1章 はじめに 1
- 1 透明な存在 1
- 2 通訳の歴史 4
- 3 日本の戦後外交史における通訳 9
- 4 研究手法としてのオーラル・ヒストリー 12
- オーラル・ヒストリーとは何か
- 妥当性、信頼性、代表性という問題
- 調査者について
- 5 ライフストーリー・インタビュー 22
- 6 同時通訳パイオニア 25
- 西山千
- 相馬雪香
- 村松増美
- 國廣正雄
- 小松達也
- 第2章 これまでの通訳と翻訳に関する研究 31
- 1 翻訳と通訳 31
- 2 翻訳研究 35
- 等価(Equivalence)
- 翻訳の規範(Transration norms)
- スコポス理論(Skopostheorie)
- 翻訳の自立性
- ポストコロニアル的視点
- 社会学的アプローチ
- 3 通訳研究 45
- 通訳史研究
- 通訳研究の推移
- 「意味の理論(Théorie du sens)」
- ダイアローグ通訳
- 通訳者の役割再考
- まとめ
- 第3章 日本における通訳と翻訳 59
- 1 長崎通詞から同時通訳へ 59
- 2 日本人の言語観と通訳 62
- 3 通訳訓練と通訳研究 65
- 4 通訳教育と英語教育 68
- 5 通訳教育のあり方 69
- 6 これからの通訳者 71
- 第4章 通訳者の「ハビトゥス」 72
- 1 外国語として英語を学ぶ 76
- 2 英語学習の動機づけ 79
- 3 中学時代の英語の先生 85
- 4 戦時中の英語学習 88
- 5 捕虜との出会い 90
- 6 終戦後の英語学習 96
- 7 進駐軍の兵士から英語を学ぶ 98
- 8 海外体験 105
- 9 バイリンガルとして育つ 107
- 10 英語の習得 108
- 11 批判精神 117
- 12 日本語を学ぶ 122
- 13 第二次世界大戦の体験 132
- 戦前
- 戦時中
- 敗戦後
- 14 考察 159
- 第5章 通訳という「フィールド」へ 168
- 1 進駐軍 170
- 2 道徳再武装運動(Moral Re-Armament) 191
- 3 日本生産性チーム 197
- 4 日米経済貿易閣僚会議 216
- 5 考察 222
- 第6章 「実践」としての通訳 233
- 1 「ライシャワー先生」 237
- 日本人の啖呵
- 農林大臣の啖呵
- ライシャワー大使とのかけあい漫才
- 2 通訳者は透明人間 248
- アポロで表舞台へ
- 3 目に見える機械として 257
- 外交チームの一員として
- 通訳者は透明ではない
- 機械としての通訳
- 4 「不沈空母」誤訳事件 275
- 事件の概要
- 誤訳事件へ発展
- 中曾根発言の真意
- 通訳者の選択
- 5 日本初の女性同時通訳者 294
- 性差別
- 「使命」としての通訳
- 母と娘
- 通訳者の責任
- 通訳のモティベーション
- 6 首相秘書官の「けれん通訳」 306
- 三木首相記者会見
- 「通訳の美技」
- 通訳者の本音
- 「同志」として
- 7 通訳者のポジショニング 322
- 第7章 考察 : 通訳の役割をめぐって 330
- 1 「声」と「文字」 330
- オラリティ(声)と通訳
- 通訳と文字
- 2 通訳における文化的要素 335
- 異文化感性発達モデル
- 通訳者にとっての文化
- 異文化能力/異文化リテラシー
- 3 通訳者の役割とは何か 350
- 通訳者の役割に関する意識調査
- (1) 通訳者の社会的身分と、「可視性」に関する考え方に相関関係があるか?
- 権力のあるグループと地位の低いグループのどちらに同調するか
- 性別
- 年齢
- 教育と収入
- (2) 通訳する「場(setting)」によって、「可視性‐不可視性」間のどこに位置するか違いが出るか?
- (3) 通訳する「場(setting)」によって、「役割観」は異なるか?
- 会議通訳者
- まとめ
- 終章 今後の課題
- 通訳規範の生成とハビトゥス
- 狭間に立つ通訳者
- 「黒衣」再考
- あとがき 379
- 参考文献 1
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