ひつじ研究叢書〈言語編〉第61巻;ひつじ書房;9,800円(借覧);A5判;縦組;上製;ix+369頁;;ISBN978-4-89476-354-8;
目次をうつしておく。
- 序章 狂言台本の研究とその刊行状況・本書の底本 1
- 第I部 言語資料としての狂言台本 11
- 第一章 大蔵虎明本における狂言詞章の伝承と改訂 : 本文注記の分析から 13
- 一 はじめに 13
- 二 虎明本における本文注記の分析 14
- 1 「末広がり」に関して 14
- 2 「宝の槌」に関して 18
- 3 「鍋八撥」に関して 19
- 4 「入間川」に関して 21
- 5 「鬼瓦」に関して 26
- 6 「舩渡聟」に関して 28
- 7 「鶏泣」に関して 29
- 8 「箕被」に関して 32
- 9 「粟田口」に関して 33
- 10 「萩大名」に関して36
- 11 「瓜盗人」に関して38
- 12 「金津の地蔵」に関して 39
- 三 おわりに 40
- 第二章 天理本『狂言六義』の用語 43
- 一 はじめに 43
- 二 天理本『狂言六義』の用語の特徴 43
- 三 「たて物」再考 45
- 四 はんじや 49
- 第三章 鷺流享保保教本の用語 53
- 一 はじめに 53
- 二 問題例の指摘 54
- 三 注目すべき用語 57
- 1 ゐきやく(違格・違却) 57
- 2 ウツケウナ 58
- 3 だうけじん(道化人・道戯人) 59
- 4 かまけ(蚊負け) 60
- 5 すぐぬき(直抜き) 61
- 6 ずらめく 62
- 7 小耳のせせ(完骨) 63
- 8 ぢかた(地方) 64
- 9 てわき(手脇) 65
- 10 とびこえ・とびこし(飛越) 65
- 11 にげがまへ(逃げ構へ) 67
- 12 やまこし(山越) 67
- 13 〔擬声擬態語〕 68 #グイグイ、ツカツカ、ヌウヌウ、ブリブリ、ホッソリホツリ、ムチムチ
- 四 おわりに 70
- 第四章 和泉流雲形本『狂言六議』の本文の性格について : 筆録時期と言語事象 75
- 一 はじめに 75
- 二 雲形本の筆録者と成立時期 76
- 三 雲形本の言語事象の整理 80
- 四 『秘傳聞書』における言語事象 87
- 〈マスル〉と〈マス〉の使用状況
- 断定「ヂャ」の表記
- 五 おわりに 90
- 第五章 和泉流雲形本と古典文庫本の本文比較 93
- 第一節 せりふに関して
- 一 はじめに 93
- 二 雲形本と古典文庫本の関係について 94
- 三 雲形本と古典文庫本との校異 97
- 三・一 語句・文などの脱落 98
- 目移り等による脱落
- 語句、またその一部の脱落
- 三・二 さまざまな異同 101
- 表記の相違
- 誤認・誤写
- 雲形本の誤りの訂正
- 第二節 ト書き・注記に関して
- 一 はじめに 111
- 二 雲形本と古典文庫本の関係について 111
- 三 雲形本と古典文庫本との校異 112
- 三・一 本文の誤認とみられるもの 112
- 目移り等による脱落
- 三・二 語句・文などの異同 115
- 助詞の交替・添加等
- 種々の語句の言い換え
- 表現の整理・短縮 : 語句
- 表現の整理・短縮 : 文全体に及ぶものなど
- 四 おわりに 124
- 第六章 南大路家旧蔵和泉流狂言台本とその翻刻本文について : 言語資料としての『狂言集成』と『狂言三百番集』 125
- 一 はじめに 125
- 二 『集成』と『三百番集』の底本 126
- 三 『集成』『三百番集』の異同と南大路家旧蔵本との関係 132
- 三・一 「茶壷」の場合 133
- 三・二 「悪太郎」の場合 140
- 三・三 「川上」の場合 146
- 三・四 その他注意すべき異同 149
- 1 省略箇所 149
- 2 漢語の表記 150
- 3 偶然確定条件「タラバ」の使用 152
- 四 おわりに 154
- 第七章 和泉流三百番集本におけるシャル・サシャル敬語 159
- 一 はじめに 159
- 二 三百番集本におけるシャル・サシャル 160
- 「(サ)シャル」の活用について
- 「(サ)シャル」の用法・敬意について
- 三 版本狂言記その他との比較 168
- 「(サ)シャル」の活用について
- 「(サ)シャル」の用法・敬意について
- 四 狂言台本における近世話的要素 173
- 五 おわりに 176
- 第八章 言語資料としての天理図書館蔵『狂言大外』『狂言新』 181
- 一 はじめに 181
- 二 『狂言大外・新』の本文 182
- 三 『狂言三百番集』所収曲について 183
- 四 『狂言大外・新』における言語事象 189
- 第九章 天理図書館蔵『狂言大外』におけるシャル・サシャル敬語 195
- 一 はじめに 195
- 二 『狂言大外・新』における(サ)シャルと(サ)セラル 195
- 「(サ)シャル」の活用について
- 「(サ)シャル」の用法・敬意について
- 三 (サ)シャルに関連する語 206
- 四 おわりに 207
- 第II部 狂言台本に関連する言語事象 209
- 第十章 条件表現史にみる文法化の過程 211
- 一 はじめに 211
- 二 順接条件の場合 212
- 三 逆接条件の場合 217
- 四 接続助詞から接続詞へ 222
- 五 おわりに 224
- 第十一章 完了性仮定と非完了性仮定の分類について : 補説・大蔵虎明本の「タラバ」 227
- 一 はじめに 227
- 二 条件表現の分類について 228
- 三 完了性仮定と非完了性仮定について 230
- 四 おわりに 238
- 第十二章 順接の接続助詞「ト」再考 : 狂言台本にみる近代諸条件表現の流れ 241
- 一 はじめに 241
- 二 近世前期噺本の状況 242
- 三 狂言台本における「ト」の様相 243
- 四 同時・即時的表現から条件表現の形式へ 249
- 五 おわりに 255
- 第十三章 「重宝」と「調法」 : 狂言台本における使用状況とその語史 259
- 一 はじめに 259
- 二 『狂言集成』と『狂言三百番集』における翻字の相違 261
- 三 他の狂言台本における状況 264
- 四 語史的考察 269
- 五 おわりに 279
- 第十四章 イソガシ・セハシ・アワタタシとその類語 : 中世・近世における〈多忙〉〈性急〉を表す語の展開 283
- 一 はじめに 283
- 二 〈多忙〉〈性急〉を表す語の使用状況 283
- 三 イソガシ・イソガハシ 284
- 四 セハシ・セハシナシ・セハセハシ 292
- 五 アワタタシ 299
- 六 おわりに 302
- 第十五章 狂言台本における謙譲語法 : 「申サルル」とその周辺 305
- 一 はじめに 305
- 二 いわゆる謙譲語、及びその関連についての分類 305
- 三 狂言台本における謙譲語・丁重語 306
- 四 「申サルル」(「ルル」が尊敬語のもの)について 307
- 五 「致サルル」「参ラルル」「存ゼラルル」などについて 313
- 六 おわりに 317
- 付章
- (1) 「近代語」とは何か 321
- 一 古代語と近代語 321
- 二 近代語研究の流れ 324
- 三 近代語関係の学会活動 327
- 四 近代語研究の目指すもの 328
- (2) 天理本『狂言六義』と同筆の間狂言本について 331
- (3) 書評 蜂谷清人著『狂言の国語史的研究 : 流動の諸相』 335
- 引用・参考文献 343
- あとがき 353
- 索引 369
;みすず書房;(借覧);四六判;縦組;上製;290頁;;ISBN978-4-622-07362-8;
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