開拓社 言語・文化選書4;開拓社;(借覧);四六判;横組;並製;xi+199頁;;ISBN978-4-7589-2504-4;
目次をうつしておく。
- まえがき v
- 第1章 はじめに 1
- 1 言語を見る視点 2
- 2 「言語」という言葉の意味をめぐって 3
- 3 言語の解明に言語を使う : 目標と手段が同じであることの特殊性 5
- 第2章 言語に関する五つの事実 9
- 1 言語の習得は種に特有で一様である 10
- 2 言語の習得に学習は不要である 11
- 3 言語の習得は一定の時期までにほぼ完成する 12
- 4 言語の習得は質・量ともに限られた資料にもとづいて実現される 14
- 5 言語の習得には個体差がない 15
- 第3章 言語知識の構造 19
- 1 生物界を見渡す 20
- 2 言語をおぼえるための専用の能力の存在 22
- 3 自動解発型の能力と刺激解発型の能力 23
- 4 言語知識は二重構造をなしている 28
- 第4章 言語と文法 35
- 1 言語を定義する 36
- 2 生成装置としての文法 41
- 3 言語と文法の関係 44
- 4 文法は瞬間的に完成する 45
- 5 言語の座る椅子は脳の中に一つしかない 49
- 6 早期英語教育の危うさ 50
- 第5章 言語の情報構造 57
- 1 古い情報と新しい情報 58
- 2 三種類の古い情報 60
- (i) 既述情報
- (ii) 前提的事実
- (iii) 随伴的情報
- 3 新しい情報 68
- 4 失語症と情報構造 75
- 5 「はい」と「いいえ」 77
- 6 否定 80
- 第6章 文字と音声 87
- 1 言語にとって音声が本来の姿か 88
- 2 文字と音声のズレ 90
- 3 過去の言語変化は現在も活動している 99
- 4 日本語は子音で終わる言語である 100
- 5 脳は歴史かなづかいと現代かなづかいを区別しない 105
- 第7章 言語と脳 : 新しい失語症論 109
- 1 失語症とは 110
- 2 失語症に関する基本的事実の再確認 113
- 3 「失文法」の発見 114
- 4 症例を分析する 121
- 5 主要部の脱落 126
- 6 主要部と旧情報 : 何か壊れて,何か壊れていないか 142
- 7 「正しくまちがえる」ということ 153
- 8 正常な異常 154
- 9 「退行の仮説」再考 155
- 第8章 基礎の言語学 159
- 1 言語学の基礎 160
- (i) 語彙・形態論
- (ii) 統語論
- (iii) 意味論
- (iv) 音韻論
- 2 日本語学 168
- (i) 語の構造と語彙体系
- (ii) 統語的特徴
- (iii) 音韻上の特徴
- (iv) 文字に関する特徴
- 3 心理言語学 175
- (I) 心理言語学とは
- (ii) 言語の機能と分化
- (iii) 言語と思考
- (iv) 言語獲得理論と言語教育
- (v) 読み書き能力と認識
- (vi) 音声の知覚と認知
- (vii) 文章の理解,談話
- (viii) 言語障害へのアプローチ
- 参考文献 191
- 索引 195
- 初出一覧 199
;白水社;(借覧);四六判;縦組;上製;261+13頁;;ISBN978-4-560-02628-1;[原題]Valeria Della Valle & Giuseppe Patota, L'ITALIANO: Biografia di una lingua
一往目次をうつしておく。
- 第一章 起源 9
- イタリア語はラテン語から発生した。でも、どのラテン語から? 10
- 異なる地域、生活様式、社会におけるラテン語の差異 12
- 俗ラテン語からイタリア語へ 18
- 第二章 初期の俗ラテン語 25
- ヴェローナの謎歌 25
- イタリア語の出生証明 : 『カプアの判決文』 31
- 聖クレメンスのバジリカの銘 33
- 第三章 詩的言語の誕生 39
- ラヴェンナの愛の詩 40
- シチリア派の詩 41
- 第四章〈三本の柱〉ダンテ、ペトラルカ、ポッカッチョ 51
- 花火のように華麗なダンテの言語 51
- ペトラルカの完成されたフィレンツェ語 70
- ボッカッチョの散文 83
- 第五章 人文主義の時代 101
- ラテン語礼賛 101
- レオン・バッティスタ・アルベルティと俗語人文主義 102
- ロレンツォ・デ・メディチのキャンペーン 106
- ラテン語は一四〇〇年代の英語 110
- 第六章 ルネサンスと〈言語問題〉 117
- 宮廷語 118
- 現代フィレンツェ語の使用 120
- 一三〇〇年代のフィレンツェの文語 121
- 古典主義の勝利 123
- ニッコロ・マキアヴエッリの特殊なフィレンツェ語 128
- 第七章 一六〇〇年代 139
- クルスカの辞書 139
- 科学の言語 151
- バロック詩の言語 157
- 第八章 一七〇〇年代 163
- ヨーロッパにおけるイタリア語 163
- 反クルスカの気運 165
- 伝統と革新のはざまで 168
- 詩作のための言語、音楽のための言語 170
- ジュゼッペ・パリーニの〈市民派〉言語 174
- 演劇におけるイタリア語 178
- 第九章 一八〇〇年代 191
- アレッサンドロ・マンゾーニの〈アルノ川ですすいだ洗濯物〉 191
- 辞書の世紀 202
- 伝統の支配から抜けられない詩 206
- ジョヴァンニ・パスコリの詩革命 208
- 共通言語にむかって 210
- 第十章 一九〇〇年代前半 213
- デ・アミーチスからムッソリーニへ 213
- 〈詩聖〉のイタリア語 217
- ズヴェーヴォの心理分析的イタリア語 220
- ピランデッロの言語の日常性 222
- 第十一章 一九〇〇年代後半から今日まで 229
- 国語(標準イタリア語)の確立 229
- テレビのイタリア語 231
- 一九〇〇年代の伝統 233
- 新たな言語問題 244
- イタリア語を守るのは誰か 246
- 人類共通の財産 249
- 訳者註
- ダンテの生涯と『神曲』について 68
- ペトラルカの生涯と『カンツォニエーレ』について 81
- ポッカッチョの生涯と『デカメロン』について 91
- ロレンツォ“イル・マニフィコ”の生涯とフィレンツェ・ルネサンスについて 107
- アリオストの生涯と『狂えるオルランド』について 127
- マキアヴェッリの生涯と『君主論』について 134
- タッソの生涯と『解放されたエルサレム』について 149
- ゴルドーニの生涯と〈コメディア・デラルテ〉について 184
- マンゾー二の生涯と『いいなずけ』について 200
- 訳者あとがき 257
- 参考文献 8
- 原注 4
- 人名索引 1
国語論究 第13集;明治書院;(借覧);A5判;縦組;上製;xi+351頁;;ISBN978-4-625-43401-3;
目次をうつしておく。
- 戦時下日本の語彙 / 宮島達夫(みやじま・たつお)
- 一 流行語 1
- 二 勅語 2
- 三 『国体の本義』 5
- 四 社説 9
- 五 流行歌 14
- 六 国語教科書 17
- 七 軍隊の用語 19
- 漢字節減(制限)論から「当用漢字表」まで / 松本宙(まつもと・たかし)
- 一 はじめに : 漢字制限の思想 25
- 二 前史 : 明治期から大正期まで 27
- 二‐一 民間の諸説について
- 二‐二 明治期の新聞における「漢字節減」
- 二‐三 政府機関における検討と新聞等との連携
- 三 昭和二十年までの漢字政策 30
- 三‐一 臨時国語調査会
- 三‐二 戦前の国語審議会
- 四 昭和二十年代の漢字政策 : 「当用漢字表」の成立と実施 34
- 四‐一 学校教育の場で : 「当用漢字表」の位置づけ
- 四‐二 「当用漢字音訓表」と「当用漢字字体表」
- 四‐三 人名にも及ぶ漢字制限 : 「人名用漢字別表」について
- 五 むすび 38
- 仮名遣い改定初案から「現代かなづかい」制定まで / 石井正彦(いしー・まさひこ)
- 一 はじめに 41
- 二 国語政策の歴史と仮名遣いの改定 42
- 三 歴史的仮名遣いの弱点 46
- 四 二〇世紀前半の日本語 : 文章の口語化と仮名書きの増加 50
- 五 雑誌『太陽』にみる歴史的仮名遣いの「誤用」 54
- 六 おわりに 60
- ローマ字論争 : 日本式・標準式の対立と消長 / 菊池悟(きくち・さとる)
- 一 はじめに 66
- 二 明治・大正期における両派の対立 67
- 三 機関誌・議事録を通じて見る昭和前期の対立と消長 68
- 三‐1 臨時ローマ字調査会以前
- 三‐2 臨時ローマ字調査会の時期
- 三‐3 臨時ローマ字調査会以後
- 四 むすび 83
- 昭和の読み書き能力 / 島村直己(しまむら・なおみ)
- 一 はじめに 85
- 二 戦前、戦中の読み書きテスト 86
- 三 戦中の壮丁の読み書き能力 88
- 四 米国教育使節団と国字ローマ字化政策 93
- 五 日本人の読み書き能力検査 97
- 六 国民の読み書き能力検査から国立国語研究所の国語力調査まで 101
- 七 おわりに 106
- 横書きの戦中・戦後 : 地域・ジャンルでどうちがったか / 屋名池誠(やないけ・まこと)
- 一 問題の所在 109
- 一‐1 横書きの戦中・戦後 : 概観
- 一‐2 横書きに見る地域差とジャンル差
- 二 新聞広告の場合 112
- 二‐1 資料性
- 二‐2 調査資料
- 二‐3 新聞広告に見る地域差
- 二‐4 新聞広告に見るジャンル差
- 三 新聞本体の場合 125
- 三‐1 二種の左横書き
- 三‐2 見出し、題号等の左横書き化 : 縦書き主体・左横書き併用スタイル
- 三‐3 戦後最初の左横書き記事 : 左横書き専用スタイル
- 四 雑誌創刊号の場合 131
- 四‐1 資料性
- 四‐2 調査資料
- 四‐3 二種の左横書き
- 四‐4 雑誌の表紙に見るジャンル差
- 四‐5 雑誌の記事に見るジャンル差
- 五 まとめ 135
- 五‐1 時期
- 五‐2 地域差
- 五‐3 ジャンル差
- 戦前・戦中時の外地(漢字文化圏)における日本語教育 / 安田敏朗(やすだ・としあき)
- 一 はじめに : 植民地支配と「国語教育」 143
- 二 漢字を「共有」すること 145
- 三 口語と植民地 148
- 四 混乱する漢字音 : 村上廣之と国語政策論 150
- 五 おわりに : 「台湾語的国語」という視点 155
- 戦前の南洋群島における日本語教育を垣間見る : N氏へのインタビューを通して / 真田信治(さなだ・しんじ)
- 一 はじめに 161
- 二 日本語教育の現場 162
- 公学校(本科)の先生
- 学校における宮城遙拝について
- 勉強の内容(1)
- 母語を使うと罰を受ける
- 父との別離
- 公学校(補習科)を卒業して
- 戦後のこと
- 勉強の内容(2)
- 君が代/海ゆかば…
- 昭和前期における地方の言語生活と標準語・共通語の問題 / 加藤正信(かとー・まさのぶ)
- 一 はじめに 184
- 二 国家体制と地方人の言語生活 185
- 三 方言、標準語、共通語の問題 188
- 四 仮名遣いと地方発音 193
- 五 言葉遣い 196
- 六 その後の共通語化の進行と価値観の変動 199
- ガ行鼻濁音の実態と評価の変遷 / 大橋純一(おーはし・じゅんいち)
- はじめに 202
- 一 ガ行鼻濁音変遷の大要 202
- 二 戦前・戦後におけるガ行鼻濁音の実態 203
- 三 ガ行鼻濁音の動向 203
- 三‐1 ガ行鼻濁音の衰微
- (1) 首都圏東京
- (2) 関東・甲信越、北海道
- (3) 全国高校生
- 三‐2 ガ行鼻濁音の保持
- 四 ガ行鼻濁音の評価の変遷 211
- 四‐1 昭和前期における評価
- 四‐2 現代における評価
- (1) 好悪・良否
- (2) イメージ
- 四‐3 今後に向けての評価
- (1) 擁護的立場
- (2) 躊躇的立場
- 五 ガ行鼻濁音の変遷およびその今後 216
- 「これからの敬語」の背景・理念と国民の実態 / 浅野秀子(あさの・ひでこ)
- 一 はじめに 211 #
【キーワード】「これからの敬語」、「作法教授要項」、皇室、階級制、民主主義、平明・簡素、相互尊敬、階級遵守語、礼儀語- 二 「これからの敬語」が建議されるまでの時代と建議の背景 221
- 二‐1 山田孝雄の敬語観
- 二‐2 作法・礼法の一環としての敬語
- 二‐3 戦前の一般国民の実態
- 三 「これからの敬語」の理念と条項 228
- 三‐1 第一期国語審議会での議論
- 三‐2 第一の論点 : 敬語を維持すべきか否か
- 三‐3 第二の論点 : 政府の思惑
- 三‐4 「これからの敬語」の基本理念
- 三‐5 「これからの敬語」の本文
- 三‐6 「これからの敬語」の問題点(1) : 「平明・簡素」の行きすぎ
- 三‐7 「これからの敬語」の問題点(2) : 「相互尊敬」の理解の浅さ
- 三‐8 「これからの敬語」の問題点(3) : 皇室敬語の取り扱いの困惑
- 四 終わりに : 敬語と社会の行方 247
- 昭和前期の国語研究におけるソシュール / 石井久雄(いしー・ひさお)
- 一 はじめに 252
- 二 橋本進吉 254
- 三 共時・通時について、注釈 257
- 四 時枝誠記 259
- 五 佐藤喜代治 261
- 六 服部四郎 262
- 七 亀井孝 263
- 八 その後 266
- トルベツコイの音韻論と有坂秀世 / 釘貫亨(くぎぬき・とーる)
- 一 日本語学における「音韻」の概念について 272
- 二 「音声」の概念と音声学の成立 275
- 三 西洋のphoneticsとphonology 278
- 四 有坂秀世「音韻論」の確立過程 281
- 五 有坂のプラハ学派批判 288
- 山田孝雄の文法論とその受け入れられ方 / 仁田義雄(にった・よしお)
- 一 はじめに 291
- 二 山田孝雄の生涯素描 291
- 二‐1 略歴・主要業績
- 二‐2 学位のこと
- 三 山田文法大概・その一 293
- 山田にとって文法とは
- 山田の基本的な四類の品詞
- 用言の分類
- 複語尾
- 助詞
- 四 橋本進吉の受け止め方 298
- 四‐1 時枝誠記の思い出
- 四‐2 橋本進吉の評価・捉え方
- 山田文法に対する位置づけ
- 山田の助詞研究への評価
- 複語尾説への態度
- 五 木枝増一の紹介・捉え方 301
- 文法研究の部門について
- 助詞をめぐって
- 助動詞をめぐって
- 賓格・述語について
- 六 陳述をめぐって 304
- 六‐1 山田の陳述論概要
- 統覚作用
- 句と文
- 陳述
- 六‐2 陳述論争素描
- 三宅武郎の陳述論
- 三尾砂の批判
- 時枝誠記の登場
- 渡辺実の陳述論
- 橋本進吉の文法論と学校文法への採用、影響 / 鈴木泰(すずき・たい)
- はじめに 309
- 一 相対関係としての文の成分論の源流 311
- 二 文の成分論としての連文節論の成立 315
- 三 初期の橋本進吉の文節論に基づく構文論 326
- 東條操らの方言研究推進と各地の方言集作り / 遠藤仁(えんどー・ひとし)
- 一 はじめに 334
- 二 近代の方言研究と東條操の区画論 335
- 三 方言研究の隆盛と東條の語彙研究 337
- 四 各地の方言集作り 340
- 五 戦後の研究の流れと方言集のこれから 348
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