the view from nowhere : 2009-03-12 (Thu)

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かんだ・たつみ(神田龍身);2009/1;紀貫之―あるかなきかの世にこそありけれ―;

ミネルヴァ日本評伝選[067];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;4+xviii+346+15頁;;ISBN978-4-623-05343-8;

土左日記の楫取りのことばに、訓読語法や対句等の漢文レトリック、あるいは漢詩的表現技法が潜在して(p.291)ゐることを、武骨にして野卑なこの人物こそ、プリミティブな世界の典型的住人のようでいて、実はもっともパロールとは縁遠い言葉で造型されている(p.293)、と評してゐるけれど、もし訓読語法が、(本書でも若干言及のある)小松英雄のいふやうに、基底社会方言にもとづくものであるものであるとしたら――これは藤本・片桐の土左日記定家筆模写本存在説のやうに文献実証的にも危うい議論(p.274)かもしれないけど――、やつぱりパロールなんぢやないか、とちよつと思つた。

まうひとつ、これは木村朗子、恋する物語のホモセクシュアリティをみたときにもおもつたのだけれど、中古文学業界では、ホモソとホモセクシュアリティを連続的なもののやうにとらへてゐるやうにみえるのだけれど、これらの批評概念がセジウィックによるものであるのならば、それは変なんぢやないかなあ。

三池崇史監督、ヤッターマン@広島バルト11

ぜんたいに妙にもたついた感じ。フォーマットをしつてゐることが前提なのもだうかな。

こばやし・のぶひこ(小林信彦);2008/12;〈後期高齢者〉の生活と意見;

文春文庫[こ-6-22];文藝春秋;581円(350円);文庫判;縦組;並製;220頁;;ISBN978-4-16-725622-7;

文庫オリジナルにちかいことをen-taxi誌の匿名コラムが注意してゐたので。

けふの貰物

未来(3月号)、asta*(4月号)。

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