だが人間的ないたわりが書物を救った試しはない/書物は非人間的な力学――その理不尽な暴力――に耐えられるだけの強度を主張すべきだ
;新日本出版社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;206頁;;ISBN978-4-406-05215-3;
日本史リブレット91;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;102+4頁;;ISBN978-4-634-54703-2;
太郎受。
NHKブックス[1130];日本放送出版協会;1,160円(借覧);四六判;縦組;並製;312頁;;ISBN978-4-14-091130-3;[原題]Steven Pinker, The Stuff of Thought
;岩波書店;3,300円(借覧);四六判;縦組;上製;xxvii+302頁;;ISBN4-00-001935-X;[原題]Hiroshima Traces: Time, Space, and the Dialectics of Memory (カルフォルニア大学出版、1999年)
米山俊直の子なのか。
中公新書1981;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;5+245頁;;ISBN978-4-12-101981-3;
タイトルはありがちな、なぜ……か本なのに、全然こびるやうなところがなくてすごい。わたくしも、まもなく妻になるであろう
(p.218)ひとにささげる本とかかいてみたいものです。
研究叢書392;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;x+583頁;;ISBN978-4-7576-0517-6;
創文(9月号)。
;毎日新聞社;(借覧);四六判;縦1・2段組;並製;329頁;;ISBN978-4-620-31827-1;
歴史と古典;吉川弘文館;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;4+11+240頁;;ISBN978-4-642-07159-8;[執筆者]かわじり・あきお(川尻秋生)/さくら・よしやす(佐倉由泰)/てらうち・ひろし(寺内浩)/こんどー・よしかず(近藤好和)/みやたき・こーじ(宮瀧交二)/すずき・てつお(鈴木哲雄)/ひぐち・くにお(樋口州男)/むらかみ・はるき(村上春樹)
日本語学系の論考はなくて、ちよつと残念。文体についての言及には、以下のやうなものがあつた。
『将門記』は、『尾張国郡司百姓等解文』や『仲文章』と、用語、表現、文体がきわめて近似している。『尾張国郡司百姓等解文』は、尾張国の郡司・百姓らが国守、藤原元命の悪政を朝廷に訴えるために、永延二年(九八八)十一月にまとめた三十一箇条の書状であり、『仲文章』は、寛治二年(一〇八八)以前の成立とされる教訓書であるが、いずれも吏のあるべき姿を重視し、民政の理念を説いている。『将門記』の記述も、この同時代の同じ真名表記テキストである二つの書と同じ関心と問題意識に支えられて成り立っている。『将門記』は吏の学問のネットワークから生まれ、吏の視点に立った記述である。吏の文学と称することができそうだ(p.51。佐倉由泰、文学からみた将門記)。
ここで、十一世紀半ば頃に成立した『明衡往来』と比較してみると『将門記』(所収の(p.63。川尻秋生、歴史学からみた将門記)。天慶二年十二月十五日の日付を持つ、太政大臣藤原忠平もしくはその子師氏宛の将門書状――引用者補)は、明らかに『高山寺本古往来』に近いといえる
ところで、摸刻本でも再現されてゐる(画像9枚目辺からはじまつてゐる)太字がななめに交叉するやうにかきすすめられてる真福寺本のたすき書きつて、あれなんなのかなあ。書の方面とかであきらかにされてはゐないのかな。
書物誕生――あたらしい古典入門;岩波書店;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;vi+209+1頁;;ISBN978-4-00-028292-5;
;月曜社;2,500円(借覧);B6判変型;縦1・2段組;並製;337頁;;ISBN978-4-901477-35-2;
ミネルヴァ日本評伝選[074];ミネルヴァ書房;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;4+xvii+228+9頁;;ISBN978-4-623-05546-3;
歴史文化ライブラリー276;吉川弘文館;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;6+254頁;;ISBN978-4-642-05676-2;
岩波新書(新赤版)1180;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+1+202+8頁;;ISBN978-4-00-431180-5;
扶桑略記応徳3年10月10日条からよみくだして引用したなかに、風流の美、かぞへあぐべからず
(p.26)とあるのが気になる。原漢文は風流之美不可勝計
のやうだから(この文書では20日条にあることになつてゐて、後日、新訂増補国史大系本をみると20日条にあつた)、あげてかぞふべからず、とよむのが普通ではないのかなあ。
放送大学教材;放送大学教育振興会;(借覧);A5判;横組;並製;viii+291頁;;ISBN978-4-595-30906-9;
これはおもしろいなあ(特に大西執筆部分。入手しやすい新書とか、また別にカラー図版おほめの、もつとくはしい本とか出さないかなあ)。目次をうつしておく。
- まえがき / 大西克也
- 1 漢字の誕生 : 骨と甲羅に刻まれた文字 / 大西克也(おーにし・かつや) 1
- 1. はじめに 1
- (1) 漢字とはいかなる文字か
- (2) 書体と字体
- 2. 甲骨文字概説 5
- (1) 甲骨の発見と発掘
- (2) 殷王朝と甲骨文字
- (3) 甲骨の作製
- (4) 甲骨文の内容
- 2 漢字の起源 : 甲骨文字のしくみと陶文 / 大西克也 23
- 1. 甲骨文字の解読方法 23
- (1) 既知の文字との字形比較
- (2) 文脈・用例からの帰納
- (3) 字形からの解釈
- 2. 甲骨文字の特徴 31
- (1) 表意文字
- (a) 象形文字
- (b) 指事文字
- (c) 会意文字
- (2) 表音文字
- (3) 表意表音文字
- (4) 甲骨文字の原始性
- 3. 甲骨文字以前の「文字」と漢字の起源 38
- (1) 幾何学的文様の陶文
- (2) 図像的文様
- 3 青銅器に鋳込まれた漢字 : 金文の誕生と展開 / 大西克也 45
- 1. 青銅器文化の発達 45
- (1) 青銅器文化の時代
- (2) 青銅器の種類と用途
- ① 酒器
- ② 食器
- ③ 楽器
- (3) 青銅器の紋様
- ① 動物紋様
- ② 幾何紋様
- 2. 金文の特徴 53
- (1) 金文の起源
- (2) 殷金文の実例
- (3) 金文の書体と製作方法
- (4) 金文の字体
- ① 象形性の後退
- ② 字体の安定と異体字の減少
- ③ 筆画の単純化と合流
- ④ 形声文字の増加
- (5) 金文の変容
- 4 多様化する漢字 : 戦国時代の文字 / 大西克也 67
- 1. 漢字の広がり 67
- (1) 分裂の時代
- (2) 戦国時代の漢字
- 2. 戦国文字概観 : 多様化する書写メディア 69
- (1) 青銅礼器の金文
- (2) 実用的青銅器の金文
- (3) 碑文
- (4) 璽印
- (5) 貨幣
- (6) 陶文
- (7) 漆器及び木器文字
- (8) 玉器及び石器
- (9) 筆で書かれた文字 : 竹簡・帛書・盟書等
- 5 屈原の書いた漢字 : 戦国時代の楚の言語表記システムと国ごとの違い / 大西克也 91
- 1. 楚簡の世界 91
- (1) 戦国文字研究小史
- (2) 楚簡の出土
- (3) 楚系文字の実態
- ① 簡略化
- (A) 筆画の省略
- (B) 構成要素の省略
- (C) 省略記号
- (D) 筆画の共有
- (E) 重文
- (F) 合文
- ② 煩雑化
- (A) 飾筆
- (B) 表意的偏旁の付加
- (C) 表音的偏旁の付加
- ③ 変形
- (A) 字形
- (B) 意味
- (C) 発音
- ④ 訓読
- ⑤ 仮借と規範性
- 2. 戦国文字鳥瞰 106
- (1) 形の違い
- ① 「馬」字の分布
- ② 「乗」字の分布
- ③ 「百」の分布
- (2) 文字と言葉
- 6 隷書の誕生と文字統一 : 古代文字の終焉 / 大西克也 115
- 1. 隷書の成立 115
- (1) 秦系文字と篆書
- (2) 隷書の成立
- (3) 隷変
- ① 直線化・単純化
- ② 線条の分割
- ③ 筆画の連接
- ④ 筆画の省略
- ⑤ 複合的な変化
- ⑥ 偏旁の混同
- ⑦ 新字の作製と用字法の変化
- ⑧ 隷書に見る六国文字の影響
- ⑨ 篆書に見る隷書の影響
- ⑩ 隷変の進行
- 2. 文字統一 128
- (1) 文字統一の本質 : 統一する側の立場から
- 3. 文字統一の実態 : 被占領者の文字 131
- 7 漢字の完成 : 楷書の誕生と規範化 / 大西克也 137
- 1. 隷書の変容と楷書の誕生 137
- (1) 八分の成立
- (2) 草書と通俗隷書
- ① 構成要素の一部を省略する。
- ② 筆画の続け書き
- ③ 点画化
- ④ 点画による代用
- (3) 行書と楷書
- 2. 楷書の発展 144
- (1) 楷書の正書化 : 石経と碑文・墓誌
- (2) 楷書の整理
- (3) 帛から紙へ
- (4) 楷書の展開
- 8 字書の変遷 : 漢字史からみた字書 / 大西克也 157
- 1. 字書の起源 157
- (1) 識字教科書 : 『史籀篇』・『蒼頡篇』・『急就篇』
- (2) 分類語彙集 : 『爾雅』・『方言』・『釈名』
- 2. 『説文解字』の世界 164
- (1) 『説文解字』とは
- (2) 篆書の字書
- (3) 六書
- ① 指事
- ② 象形
- ③ 形声
- ④ 会意
- ⑤ 転注
- ⑥ 仮借
- (4) 部首
- 3. 楷書と字書 173
- (1) 楷書の字書 : 『玉篇』
- (2) 部首の変革
- (3) 画引きの字書の誕生
- 9 漢字と漢字音 / 宮本徹(みやもと・とーる) 181
- 1. 漢字の表音的要素 181
- (1) 音と訓
- (2) 「表語文字」
- (3) 表語文字の表音的要素
- 2. 中国語原音の歴史的変化 185
- (1) 「中国語原音」
- (2) 中国語の音節構造
- (3) 形声文字の発音
- (4) 中国語原音の歴史的変化
- 3. 反切と韻書 190
- (1) 直音
- (2) 反切
- (3) 韻書
- 4. 日本漢字音 194
- (1) 日本漢字音における「層」
- (2) 漢字音の「層」と中国語原音
- 10 漢字と近代化 / 宮本徹 199
- 1. 漢字,この遅れたもの : 魯迅「門外文談」 199
- ① 象形性
- ② 表音性
- ③ 言文「不」一致
- 2. 「表音化」と「簡略化」のはざまで 203
- (1) 「文字進化論」
- (2) 「表意」から「表音」へ
- ① 盧戇章の「切音新字」
- ② 王照の「官話合声字母」
- (3) 「簡略化」と文字数の制限
- (4) 二つの「表音化」とその挫折
- ① 注音字母
- ② 国語ローマ字
- 3. 「改革」の果てに 214
- ① 「漢語拼音方案」
- ② 「漢字簡化方案」・「第一次異体字整理表」
- 11 漢字と「漢字系文字」 / 岩月純一(いわつき・じゅんいち) 217
- 1. 「漢字系文字」とは何か 217
- (1) 「漢字系文字」の分布・中国西北部
- (2) 「漢字系文字」の分布・中国東南部
- 2. 「漢字系文字」の分類 223
- (1) 「派生漢字」と「疑似漢字」
- (2) 個々の文字の特徴
- 3. 「漢字系文字」の形成過程と使われ方 226
- (1) 漢字に対抗する公用文字としての「疑似漢字」
- (2) 「派生漢字」群の非統一性
- (3) 「派生漢字」と中国語方言字との連続性
- (4) まとめ
- 12 韓国・朝鮮の漢字 / 福井玲(ふくい・れー) 233
- 1. 序論 233
- 2. ハングル以前の漢字の使用 235
- (1) 郷札(郷歌の表記法)
- (2) 吏読
- (3) 口訣
- 3. ハングル創制と漢字との関係 239
- 4. 開化期から現代の漢字の使用 241
- 13 日本語と漢字(1) / 陳力衛(ちん・りきえー) 245
- 1. 漢字の伝来 245
- (1) 中国伝来の漢字
- (2) 日本での漢字記録
- (3) 神代文字
- 2. 漢字の応用 249
- (1) 『万葉集』における漢字のさまざまな様態
- (2) 音と訓
- (3) 漢字から仮名へ
- 14 日本語と漢字(2) / 陳力衛 255
- 1. 漢字漢語の日本的変化 255
- (1) 日本と中国の漢字の意味はどこまで同じか
- (2) 国字の誕生
- (3) 和製の漢語
- (4) 明治期の漢語急増
- (5) 新漢語の漢字文化圏への拡散
- 2. 現代における日中漢字の異同 262
- (1) 中国語における漢字の意味変化
- (2) 外国国名の漢字表記の異同
- (3) 漢字政策による漢字体の変化
- 15 アジアの言語と漢字 : 漢字の受容によるアジア諸言語の変容 / 宮本徹編 267
- 1. 漢字の移入がもたらした各言語への影響について 267
- (1) 語彙
- 《日本》
- 《韓国・朝鮮》
- 《ベトナム》
- 《語彙の体系的受容》
- (2) 音韻や文法の問題
- 《日本》
- 《韓国・朝鮮》
- 《ベトナム》
- 2. 言語と文字について 272
- (1) 各言語の表記法について
- 《漢語(中国語)》
- 《日本語》
- 《韓国・朝鮮語》
- 《ベトナム語》
- (2) 「漢字仮名交じり文」を巡る問題
- 《日本》
- 《韓国・朝鮮》
- 《ベトナム》
- (3) 日本はなぜ漢字を使い続けるのか
- 参考文献 各章末
- 索引 278
北海道大学大学院文学研究科研究叢書13;北海道大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;v+220頁;;ISBN978-4-8329-6709-0;
うーん。とてもひとのことをいへた義理ぢやないけど、材料だけならべられてもなあ、といふ感じ。口語
の認定基準もよくわからないし(なんで、古くから存在する二字漢語
で、文白異同語
でもないものがはひつてるんだ)。といふか、的確な訓読がなされてゐたりゐなかつたりする基盤となる学習
の具体的な過程はいつたいどんなものだつたと考へられるのかが、いちばん知りたいのだけれど。以下、目次をうつしておく。
- 序章 1
- 1 本書の目的 1
- 2 先行研究 1
- 3 本書の方法 3
- 4 『日本書紀』訓点資料 5
- 1. 岩崎本
- 2. 前田本
- 3. 図書寮本
- 4. 御巫本『日本書紀私記』
- 5. 北野本
- 6. 鴨脚本
- 7. 兼方本
- 8. 釈日本紀
- 9. 兼夏本
- 10. 丹鶴本
- 11. 熱田本
- 12. 兼右本
- 13. 内閣文庫本
- 14. 寛永九年版
- 第一章 二字名詞の訓読 9
- I 二字一語として訓んでいる例 9
- I‐1 一語の和訓として訓んでいる例 34語 9
- (I‐1‐1) 阿姉 10
- (I‐1‐2) 行業 11
- (I‐1‐3) 官家 12
- (I‐1‐4) 官司 14
- (I‐1‐5) 後頭 16
- (I‐1‐6) 罪過 17
- (I‐1‐7) 床席 18
- (I‐1‐8) 寺家 19
- (I‐1‐9) 指甲 19
- (I‐1‐10) 此間 20
- (I‐1‐11) 娘子 22
- (I‐1‐12) 嬢子 23
- (I‐1‐13) 終日 23
- (I‐1‐14) 女郎 25
- (I‐1‐15) 新婦 26
- (I‐1‐16) 人物 27
- (I‐1‐17) 消息 28
- (I‐1‐18) 前頭 30
- (I‐1‐19) 刀子 31
- (I‐1‐20) 桃子 34
- (I‐1‐21) 頭端 35
- (I‐1‐22) 道理 35
- (I‐1-23) 男子 36
- (I‐1‐24) 朝庭 37
- (I‐1‐24') 朝廷 40
- (I‐1‐25) 中間 41
- (I‐1‐26) 底下 43
- (I‐1‐27) 田家 44
- (I‐1‐28) 徳業 45
- (I‐1‐29) 法則 46
- (I‐1‐30) 風姿 47
- (I‐1‐31) 夜半 47
- (I‐1‐32) 老夫 49
- (I‐1‐33) 李子 51
- (I‐1‐34) 路頭 51
- I‐2 合符のみを加点している例 0語 52
- II 二字一語として訓んでいない例 53
- II‐1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 0語 53
- II‐2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 1語 53
- (II‐2‐1) 男女 53
- 第二章 二字動詞の訓読 57
- I 二字一語として訓んでいる例 57
- I‐1 一語の和訓として訓んでいる例 33語 57
- (I‐1‐1) 安置 58
- (I‐1‐2) 号叫 60
- (I‐1‐3) 交通 61
- (I‐1‐4) 帰化 62
- (I‐1‐5) 却還 64
- (I‐1‐6) 供奉 65
- (I‐1‐7) 迴帰 66
- (I‐1‐8) 経過 67
- (I‐1‐9) 検校 68
- (I‐1‐10) 語話 70
- (I‐1‐11) 叩頭 71
- (I‐1‐12) 自愛 72
- (I‐1‐13) 施行 73
- (I‐1‐14) 修行 74
- (I‐1‐15) 修理 76
- (I‐1‐16) 商量 77
- (I‐1‐17) 処分 78
- (I‐1‐18) 情願(一部) 80
- (I‐1‐19) 製造 81
- (I‐1‐20) 喘息 81
- (I‐1‐21) 陳説(一部) 82
- (I‐1‐22) 啼泣 83
- (I‐1‐23) 東西 84
- (I‐1‐24) 漂蕩 85
- (I‐1‐25) 便旋 86
- (I‐1‐26) 奉還 87
- (I‐1‐27) 奉献 88
- (I‐1‐28) 奉造 89
- (I‐1‐29) 遊行 91
- (I‐1‐30) 羅列 92
- (I‐1‐31) 留住 93
- (I‐1‐32) 往還 94
- (I‐1‐33) 往来 96
- I‐2 合符のみを加点している例 1語 98
- (I‐2‐1) 還帰 98
- II 二字一語として訓んでいない例 99
- II‐1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 0語 99
- II‐2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 4語 99
- (II‐2‐1) 意欲 99
- (II‐2‐2) 情願(一部) 100
- (II‐2‐3) 欲得 101
- (II‐2‐4) 陳説(一部) 102
- 第三章 二字形容詞の訓読 105
- I 二字一語として訓んでいる例 105
- I‐1 一語の和訓として訓んでいる例 6語 105
- (I‐1‐1) 少許(一部) 105
- (I‐1‐2) 窮乏(一部) 106
- (I‐1‐3) 平安 107
- (I‐1‐4) 可愛 108
- (I‐1‐5) 暁然(一部) 108
- (I‐1‐6) 晏然 109
- I‐2 合符のみを加点している例 3語 110
- (I‐2‐1) 少許(一部) 110
- (I‐2‐2) 暁然(一部) 110
- (I‐2‐3) 猶如(一部) 110
- II 二字一語として訓んでいない例 110
- II‐1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 1語 110
- (II‐1‐1) 猶如(一部) 110
- II‐2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 1語 111
- (II‐2‐1) 窮乏(一部) 111
- 第四章 二字副詞の訓読 113
- I 二字一語として訓んでいる例 113
- I‐1 一語の和訓として訓んでいる例 11語 113
- (I‐1‐1) 一時 114
- (I‐1‐2) 益復 115
- (I‐1‐3) 元来 116
- (I‐1‐4) 再三(一部) 117
- (I‐1‐5) 自然 119
- (I‐1‐6) 触事 121
- (I‐1-7) 触路 122
- (I‐1-8) 少々 123
- (I‐1‐9) 即便 124
- (I‐1‐10) 当時 125
- (I‐1‐11) 本自 127
- I‐2 合符のみを加点している例 3語 128
- (I‐2‐1) 亦復 128
- (I‐2‐2) 況復(一部) 130
- (I‐2‐3) 独自 131
- II 二字一語として訓んでいない例 133
- II‐1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 4語 133
- (II‐1‐1) 況復(一部) 133
- (II‐1‐2) 必自 133
- (II‐1‐3) 無復 134
- (II‐1‐4) 不復 136
- II‐2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 36語 137
- (II‐2‐1) 応時 138
- (II‐2‐2) 何当 139
- (II‐2‐3) 皆悉 140
- (II‐2‐4) 豈復 141
- (II‐2‐5) 各自 142
- (II‐2‐6) 咸皆 144
- (II‐2‐7) 共同 145
- (II‐2‐8) 極甚 146
- (II‐2‐9) 更亦 148
- (II‐2‐10) 更不 149
- (II‐2‐11) 更無 150
- (II‐2‐12) 更復 152
- (II‐2‐13) 勿復 154
- (II‐2‐14) 再三(一部) 155
- (II‐2‐15) 最為 155
- (II‐2‐16) 事須 156
- (II‐2‐17) 茲甚 158
- (II‐2‐18) 悉皆 159
- (II‐2‐19) 実是 160
- (II‐2‐20) 時復 161
- (II‐2‐21) 正在 163
- (II‐2‐22) 即自 163
- (II‐2‐23) 即時 164
- (II‐2‐24) 輒爾 165
- (II‐2‐25) 都不 166
- (II‐2‐26) 都無 167
- (II‐2‐27) 当須 169
- (II‐2‐28) 倍復 170
- (II‐2‐29) 必応 171
- (II‐2‐30) 必須 172
- (II‐2‐31) 必当 173
- (II‐2‐32) 並悉 175
- (II‐2‐33) 並是 176
- (II‐2‐34) 便即 177
- (II‐2‐35) 猶復 178
- (II‐2‐36) 要須 179
- 第五章 二字連詞(接続語)の訓読 181
- I 二字一語として訓んでいる例 181
- I‐1 一語の和訓として訓んでいる例 8語 181
- (I‐1‐1) 加以 181
- (I‐1‐2) 仮使 183
- (I‐1‐3) 縦使 184
- (I‐1‐4) 雖然 185
- (I‐1‐5) 然是(一部) 187
- (I‐1‐6) 然則 188
- (I‐1‐7) 所以 189
- (I‐1‐8) 乃至(一部) 192
- I‐2 合符のみを加点している例 0語 192
- II 二字一語として訓んでいない例 192
- II‐1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 5語 192
- (II‐1‐1) 因復 192
- (II‐1‐2) 雖復 193
- (II‐1‐3) 然是(一部) 195
- (II‐1‐4) 乃可 195
- (II‐1‐5) 乃至(一部) 196
- II‐2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 5語 197
- (II‐2‐1) 因為 197
- (II‐2‐2) 何況 199
- (II‐2‐3) 遂即 200
- (II‐2‐4) 遂乃 201
- (II‐2‐5) 寧可 202
- 結論 205
- 参考資料・文献 209
- あとがき 213
- 事項索引 215
- 人名・書名索引 219
呉のはうだと、2人称に「こんな」をつかふのかなあ。それとも年代的なものだらうか。「かばちたれる」もつかはないし、つかつてるのきいたこともないな。
;解放出版社;2,200円(借覧);四六判;縦2段組;並製;367頁;;ISBN978-4-7592-5133-3;
;研文出版;6,000円(借覧);A5判;縦組;上製;2+345頁;;ISBN978-4-87636-293-6;
福田恆存評論集 第十一卷;[発行]麗澤大学出版会、[発売]廣池学園事業部;2,800円(借覧);四六判;縦組;並製;2+326頁;;ISBN978-4-89205-551-5;
ページ数をひかへわすれたのだけれど、解つてたまるか! から、世界的良識の枠の中では自己表現出来ない自己もあるといふ映画を作つてゐれば、それで手前の自己表現が映画館の切符売場といふ世間的良識の小さな枠の中にすつぽり居心地良く収まるといふ仕掛かい、良い商売だよ
、といふ引用をしてゐるところがあつて、世界的
と世間的
はだうつかひわけてるのかな、と思つたのだけれど、戯曲全集の5巻を図書館でのぞいたら、両方世間的
になつてたよ。どちらがただしいのか。
シリーズ進化学6;岩波書店;(借覧);A5判;横組;上製;ix+254頁;;ISBN4-00-006926-8;
全集 日本の歴史 第15巻;小学館;(借覧);A5判;縦組;上製;10+382頁;;ISBN978-4-09-622115-0;
講談社選書メチエ435;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;270頁;;ISBN978-4-06-258435-7;
;思潮社;2,800円(借覧);四六判変型;縦組;上製;157頁;;ISBN978-4-7837-3098-9;
なぜか旧かな。
;岩波書店;3,100円(借覧);四六判;縦組;上製;1+ix+301頁;;ISBN978-4-00-025460-1;
撫松庵兎裘の俳文法書、俳諧麓の栞。
;清文堂;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;x+180頁;;ISBN978-4-7924-1405-4;
ちくま学芸文庫[タ-21-3];筑摩書房;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;308頁;;ISBN4-480-08941-1;
;晶文社;2,400円(借覧);A5判;縦1・2段組;並製;315頁;;ISBN978-4-7949-6726-8;
岩波現代文庫[社会30];岩波書店;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;vi+208頁;;ISBN4-00-603030-4;[原題]Norman Cousins, Anatomy of an Illness as Perceived by the Patient
新潮文庫[し-8-2];新潮社;590円;文庫判;縦組;並製;415頁;;ISBN4-10-113902-4;
合掌。
新潮選書;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;350頁;;ISBN978-4-10-603617-0;
うーん。輿論と世論とをきちんと区別したはうがよい、といふのはわかるのだけれど、漢字制限以前は峻別
されてゐた、といふのはだうだろ。p.27に引用された表、漢語辞書・国語辞書にみる「よろん」「せいろん」「せろん」
をみると、結構たがひにのりいれてゐるやうに見えるのだけれど。
;宝島社;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;222頁;;ISBN4-7966-4058-4;
月刊百科(10月号)。
;信山社;3,200円(借覧);A5判;横組;並製;xxv+356+xix頁;;ISBN978-4-7972-2567-9;[執筆者]たかはし・ふみひこ(高橋文彦)/さくらい・てつ(桜井徹)/よこはま・たつや(横濱竜也)/かく・しゅん(郭舜)/いのうえ・たつお(井上達夫)/やまだ・やちこ(山田八千子)/あさの・ゆき(浅野有紀)/とりさわ・まどか(鳥澤円)/ふじおか・だいすけ(藤岡大助)/いしやま・ふみひこ(石山文彦)/いけだ・ひろの(池田弘乃)/なす・こーすけ(那須耕介)/せき・よしのり(関良徳)/おくだ・じゅんいちろー(奥田純一郎)
ちくま学芸文庫;筑摩書房;(借覧);文庫判;縦組;並製;592頁;;ISBN4-480-08514-9;
;メヂカルフレンド社;1,900円(借覧);四六判;縦組;並製;256頁;;ISBN4-8392-1539-1;
だうすれば、森雅之のやうなたらしになれるもんかしらね。
NTT出版ライブラリーレゾナント042;NTT出版;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;2+215頁;;ISBN978-4-7571-2191-1;
経済学者の知っている古いタイプライター - yasuoka の日記で批判された記述はほぼそのままだなあ(100年以上前の話であるが
が、なぜか、ずっと昔の話であるが
(p.88)にかはつてるけど)。
;勁草書房;(借覧);A5判;横組;上製;xi+264頁;;ISBN978-4-326-10171-9;
希望学[1];東京大学出版会;3,500円(借覧);A5判;縦組;上製;xxiii+295+9頁;;ISBN978-4-13-034191-2;[執筆者]ひろわたり・せーご(広渡清吾)/リチャード・スウェッドバーグ/すえひろ・あきら(末廣昭)/にった・みちお(仁田道夫)/みずまち・ゆーいちろー(水町勇一郎)/まつむら・としひろ(松村敏弘)/おかの・やよ(岡野八代)
フェティシズム研究 第1巻;京都大学学術出版会;(借覧);A5判;縦組;上製;xiii+377頁;;ISBN978-4-87698-759-7;[著者]たなか・まさかず(田中雅一)/むらかみ・たつお(村上辰雄)/さとー・けーすけ(佐藤啓介)/しんぐー・かずしげ(新宮一成)/さいとー・ひかる(斎藤光)/おーにし・ひでゆき(大西秀之)/あだち・あきら(足立明)/もりた・あつろー(森田敦郎)/いとー・ゆー(伊藤遊)/まつだ・もとじ(松田素二)/かすが・なおき(春日直樹)/やない・ただし(箭内匡)/あおき・えりこ(青木恵理子)
行列ができててびつくりした。オダギリ・ジョーにあひにいつたあと、ああなるとは思はなかつた。おもしろくみて、ペ・ドゥナも大変よかつたのだけれど、なんか〈異民族表象〉といふことでひつかかりをおぼえなくもない(のだけれど、それはたぶん変な気のまはしすぎ)。
木村敏著作集第三巻;弘文堂;6,500円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+435頁;;ISBN4-335-61023-8;
;新書館;(借覧);四六判;縦組;上製;302頁;;ISBN4-403-21078-3;
;御茶の水書房;(借覧);A5判;縦組;並製;xiv+118頁;;ISBN978-4-275-00839-8;
うーん。とりあへず対象作(ノルウェイの森とスプートニクの恋人と)よんでみようかなあ。
双書 現代の哲学;岩波書店;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;vii+221+5頁;;ISBN4-00-026589-X;
;名古屋大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;xii+315+5頁;;ISBN978-4-8185-0619-4;
おもしろくよんだ。文学論と催眠術。あとがきで、佐藤泉、漱石 : 片付かない〈近代〉への批判のあと、『心』の「K」は“Korea”のKである、『文学論』の「F」は“factor”の「F」である、などと主張するに等しい離れ業である(この二つの主張も単行本の形で流通しているのだが、名を挙げたくはない)
(p.312)といふのは、だれのなのかなあ。
ちくま新書788;筑摩書房;780円(1割引);新書判;縦組;並製;260頁;;ISBN978-4-480-06492-9;
;新泉社;(借覧);四六判;縦組;上製;317頁;;ISBN978-4-7877-0909-7;
研究室の新着本の棚に『村上春樹と小阪修平の1968年』という本がある。絶対紙屑に違いない
。いや、まつたく。
;朝日新聞出版;4,000円(借覧);四六判;縦組;上製;705頁;;ISBN978-4-02-250548-4;
;武蔵野美術大学出版局;2,000円(借覧);四六判変型;横2段組;並製;193頁;;ISBN978-4-901631-82-2;[著者]さとー・じゅんいち(佐藤淳一)/はぎわら・まさき(萩原雅紀)/おーやま・けん(大山顕)/いしー・てつ(石井哲)/はせがわ・ひでき(長谷川秀記)/まつーら・せいご(松浦静吾)/はちま・さとし(八馬智)/すぎうら・きみこ(杉浦貴美子)/いしかわ・はじめ(石川初)/バドン/みよた・かずひろ(御代田和弘)
;講談社;3,300円(借覧);四六判;縦組;上製;389頁;;ISBN978-4-06-215391-1;
つづけて料理映画をみたなあ。実はあんまり期待してなかつたのだけれど、本作については、映画本編が始まった瞬間にクズ邦画だとわかる
、といふこともなかつたと思ふな。といふか、耳がいたいことばつかりだ。そして、のんちゃん役の子がとにかく健気ですばらしい(最初の着がへシーンに相好をくづしてしまつたのが申し訳ないくらゐに)。山口紗弥加のギャル保育士もすばらしい。
;幻冬舎;1,200円(100円);四六判;縦組;並製;211頁;;ISBN4-344-01082-5;
;右文書院;(借覧);A5判;縦組;並製;xiii+340+iv頁;;ISBN978-4-8421-0089-0;[著者]松澤和宏/前田雅之/原田邦夫/赤羽研三/高木裕/吉田裕/宮本陽子/原仁司/宮代康丈/宇野重規/亀井秀雄/馬場重行/中山眞彦/菅谷憲興/服部康喜/岩佐壮四郎/佐藤泰正/田中実
もともとこのシンポジウム(日本近代文学会の
(p.283)。一九八五年の春の大会のシンポジウム
、小森陽一、山田有策、野口武彦の三氏による「痴人の愛」の「読み」をめぐる討論(「方法の可能性を求めて――『痴人の愛』を読む」)
――引用者補)は、司会者(東郷克美)自身が述べたように、「場外乱闘も辞さずというぐらいの意気込みで」、一つのショーとして企てられたようだが、会場を所せましと荒れ狂い、髪を振り乱しながら絶叫する小森氏自身の熱演もあって、作品論からテクスト論へと文学研究の王位が移動したことを決定的に印象づけた
わりと近年の映画だつたのだなあ。
小栗旬(がやつてる役)の頭の血のめぐりがわるすぎて、まつたくはひりこめない。
電話交換手の女性をだうやつてくどきおとしたのかが、超気になる。
叢書・現代社会のフロンティア⑪;ミネルヴァ書房;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;ix+294+4;;ISBN978-4-623-04989-9;
中公新書1999;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;2+247頁;;ISBN978--4-12-101999-8;[執筆者]熊野純彦/古田徹也/山嶌真之/宮村悠介/三重野清顕/屋良朝彦/荒谷大輔/鈴木康則/佐々木慎吾/馬渕浩二/佐々木雄大/木元麻里/鈴木一浩/伊藤剛/冠木敦子
;白水社;4,000円(借覧);四六判;縦組;上製;480+8頁;;ISBN978-4-560-03191-9;
光文社新書328;光文社;700円(100円);新書判;縦組;並製;246頁;;ISBN978-4-334-03429-0;
;京都大学学術出版会;(借覧);A5判;横組;上製;ix+209頁;;ISBN978-4-87698-758-0;
日本学叢書2;青弓社;3,400円(借覧);A5判;縦組;上製;306頁;;ISBN978-4-7872-3293-9;[著者]きたはら・めぐみ(北原恵)/こやま・ゆーこ(小山有子)/はやし・よーこ(林葉子)/テレサ・アルゴソ(Teresa Algoso)/ジェニファー・ロバートソン(Jennifer Robertson)/しぶや・ともみ(澁谷知美)/まつもと・りさ(松本理沙)/とみやま・いちろー(冨山一郎)
;バジリコ;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;289頁;;ISBN978-4-86238-118-7;
;作品社;1,700円(借覧);A5判;縦2段組;並製;347頁;;ISBN978-4-86182-143-1;[対談・座談参加者]あまみや・かりん(雨宮処凛)/いーむろ・かつひこ(飯室勝彦)/いずつ・かずゆき(井筒和幸)/いまおかしんじ/うえすぎ・たかし(上杉隆)/うおずみ・あきら(魚住昭)/おーつき・けんじ(大槻ケンヂ)/おーわき・みちよ(大脇美千代)/おがた・あきら(緒方明)/かさい・ちあき(笠井千晶)/カン・サンジュン(姜尚中)/キム・ドンウォン(金東元)/くさか・ゆーいち(日下雄一)/こばやし・よしのり(小林よしのり)/こむら・ひとし(小室等)/さとー・じゅんや(佐藤純彌)/しおた・あきひこ(塩田明彦)/じんぼー・てつお(神保哲生)/すずき・くにお(鈴木邦男)/モーガン・スパーロック/ぜぜ・たかひさ(瀬々敬久)/たきー・ひろーみ(瀧井宏臣)/たつの・てつろー(辰濃哲郎)/つちえ・まきこ(土江真樹子)/つちや・ゆたか(土屋豊)/なかじま・たけし(中島岳志)/なかじま・たかこ(中島多圭子)/はっとり・たかーき(服部孝章)/ふくしま・みずほ(福島みずほ)/ふじわら・ひろし(藤原ヒロシ)/ほしの・ともゆき(星野智幸)/もとき・まさひこ(元木昌彦)/もりぐち・かつ(森口豁)/よしおか・しのぶ(吉岡忍)/よしだ・つかさ(吉田司)/よしなが・はるこ(吉永春子)
合掌。
;新潮社;(借覧);四六判;縦組;上製;249頁;;ISBN4-10-470102-5;
;晶文社;1,900円(借覧);四六判;縦1~3段組;並製;286頁;;ISBN978-4-7949-6723-7;
ブルーバックス B-1604;講談社;820円(借覧);新書判;縦組;並製;196頁;;ISBN978-4-06-257604-8;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;横組;上製;iii+302頁;;ISBN978-4-13-051130-8;
講談社学術文庫674;講談社;835円(476円);文庫判;縦組;並製;327頁;;ISBN4-06-158674-2;「宮沢賢治 : 芸術と病理」改題
CGは映画を堕落させるなあ。
おほまかにはおなじなのだけれど、こなひだのココ・シャネルと同一人物のはなしではないみたい(ココの歌、おなじだつたかなあ)。バルサン(年齢が全然ちがふ)はこつちのがいい男だけれど、映画としては先日みたはうがよかつたやうに思ふ。
;慶應義塾大学出版会;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;2+328頁;;ISBN978-4-7664-1609-1;
なんか気持ちわるい書きぶり。
文春新書568;文藝春秋;750円(100円);新書判;縦組;並製;180頁;;ISBN978-4-16-660568-2;
;新曜社;3,600円(借覧);四六判;縦組;上製;366頁;;ISBN978-4-7885-1141-5;
新典社研究叢書5;新典社;10,000円(借覧);A5判;縦組;上製;438頁;;ISBN4-7879-4005-8;
合掌。充実した30代だなあ。
関西大学東西学術研究所研究叢刊31;関西大学出版部;(借覧);A5判;縦組;上製;xii+429+12頁;;ISBN978-4-87354-468-7;
第2章 王安石『周官新義』の考察に、字説の意義についてものべるところがある。あと、岩波文庫の孟子が宇野精一、新釈孟子全講の劣化コピーであることとか。
よりみちパン!セ18;理論社;1,200円(100円);四六判;縦組;並製;170頁;;ISBN4-652-07818-8;
ちくま新書749;筑摩書房;740円(借覧);新書判;縦組;並製;230頁;;ISBN978-4-480-06453-0;
ちよつと(だうでも)いい話。先輩が柄谷の自宅にお呼ばれして、書棚の本を興味深く眺めていたところ、柄谷がおもむろにマルクスの『資本論』を取り出し、次のように豪語したそうです――「ここまでボロボロになるほど何度も繰り返し読んだ人間は世界にいまい!」
;笠間書院;5,500円(1割引);A5判;縦組;上製;v+239+5頁;;ISBN978-4-305-70483-2;
うーん。おほづかみだなあ。とりあへず、江談抄の記主は藤原実兼他なのだから、匡房の用字法と一緒にしたらいけないのではないか(で、それがおなじ変体漢文なら、江記のそれとだうちがふのか、ちがはないのか。本書で検討されてゐる往生伝類、また、本朝続文粋や江都督納言願文集などにをさめられた漢文などとではだうか、といふ風にいくらもひろげてゆくことも可能だらう、といふか、それは自分でしろよ、といふ話だ)。
以下、詳細目次をうつしておく。
- 序言 1
- 一 「すでに」 11
- 〈一〉儒家編著文献数点に於ける「すでに」の用字
- (1) 『本朝文粋』所収文献 14
- (a) 所収全文献中の「已」・「既」 14
- (b) 筆者各自の主用字の実態 15
- (2) 『説話集・往生伝』 : 儒家6名(計9点) 20
- 1 『三宝絵詞』(源為憲・成立九八四年) 20
- 2 『日本往生極楽記』(慶滋保胤・九八七) 24
- 3 『続本朝往生伝』・『本朝神仙伝』・『江談抄』(大江匡房) 26
- 4 『拾遺往生伝』・『後拾遺往生伝』(三善為康) 30
- 5 『本朝新修往生伝』の「已」・「既」 34
- 6 『三外往生記』の「已」・「既」 35
- 〈二〉仏家編著文献数点に於ける「すでに」の用字
- (1) 日蓮の諸文 36
- 1 『守護国家論』の「已」・「既」 37
- 2 『守護国家論』以外9点の「已」・「既」 39
- 3 『諫暁八幡抄』の用字 40
- (2) 『説話集・験記』 : 仏家6名(6点) 41
- 4 『日本霊異記』(景戒・成立八二三年) 41
- 5 『大日本国法華験記』(鎮源・一〇四一年) 44
- 6 『醍醐寺本・探要法華験記』(源西・一一五五年) 47
- 7 『沙石集』(無住・一二八三年) 49
- 8 『真言伝』(栄海・一三二五年) 52
- 〈三〉 平家物語・太平記に於ける「すでに」の用字
- (1) 『平家物語』 : 延慶本・屋代本 56
- 1 『延慶本平家物語』の用字 57
- 2 『屋代本平家物語』の用字 62
- (2) 『太平記』 : 神田本・玄玖本・龍大本(慶長八年古活字本) 67
- 1 『神田本太平記』の用字 68
- 2 『玄玖本太平記』の用字 76
- 3 『龍谷大学本太平記』の用字 78
- 〈小結〉 81
- 二 「ひそかに」 83
- 〈一〉 儒家編著文献数点に於ける「ひそかに」の用字
- (1) 『本朝文粋』所収文献 86
- (i) 所収文献全体の用字比率 86
- (ii) 各用字の所在文体(底本目次に拠る) 88
- (2) 『説話集・往生伝』 : 儒家6名(計9点) 90
- 1 「竊」・「偸」の併用例 92
- 2 「偸」・「私」の併用例 93
- 3 「竊」を専用字とする例 94
- 4 「偸」を専用字とする例 94
- 〈二〉 仏家編著文献数点に於ける「ひそかに」の用字
- (1) 『説話・験記』(4点) 96
- 1 四字併用文献例 : 『日本霊異記』 : 「竊」・「偸」・「宴嘿」・「諍」 98
- 2 三字併用文献例 100
- 3 一字専用文献例 : 『大日本国法華験記』 : 「竊」 103
- 〈三〉平家物語・太平記に於ける「ひそかに」の用字
- (1) 『平家物語』 : 延慶本・屋代本・内閣文庫本源平闘諍録 106
- 1 『延慶本平家物語』の用字 106
- 2 『屋代本平家物語』の用字 111
- 3 『内閣文庫本源平闘諍録』の用字 113
- (2) 『太平記』 : 神田本・玄玖本・龍大本(慶長八年古活字本) 115
- 1 『神田本太平記』の用字 115
- 2 『玄玖本太平記』の用字 120
- 3 『龍大本太平記』の用字 124
- 〈小結〉 128
- 三「つひに」 131
- 〈一〉 儒家編著文献数点に於ける「つひに」の用字
- (1) 『本朝文粋』所収文献 134
- (i) 『文粋』全体に於ける「遂」「終」比率 134
- (ii) 文体(ロ)に於ける「遂」「終」使用率 135
- (2) 『説話集・往生伝』 : 儒家6名(計9点) 140
- ◎ 『三宝絵詞』に於ける用字 141
- ◎ 『日本往生極楽記』に於ける用字 143
- ◎ 『続本朝往生伝』に於ける用字 144
- ◎ 『本朝神仙伝』に於ける用字 145
- ◎ 『江談抄』に於ける用字 146
- ◎ 『拾遺往生伝』に於ける用字 147
- ◎ 『後拾遺往生伝』に於ける用字 148
- ◎ 『本朝新修往生伝』に於ける用字 149
- ◎ 『三外往生記』に於ける用字 150
- 〈二〉 仏家編著文献数点に於ける「つひに」の用字
- (1) 日蓮の諸文 152
- (2) 『説話集・験記・談義』 : 仏家5名(5点) 154
- ◎ 『日本霊異記』の用字 156
- ◎ 『大日本国法華験記』の用字 157
- ◎ 『探要法華験記』の用字 158
- ◎ 『真言伝』の用字 159
- ◎ 〈付〉『沙石集』の用字 160
- ◎ 『法花経直談鈔』の用字 163
- 〈三〉 平家物語・太平記に於ける「つひに」の用字
- (1) 『平家物語』 : 四部合戦状本・延慶本・屋代本 166
- 1 『四部合戦状本平家物語』の用字 166
- 2 『延慶本・屋代本・闘諍録』の用字 171
- (2) 『太平記』 : 神田本・玄玖本・龍大本(慶長八年古活字本) 173
- 1 『神田本』仮名表記箇所に該当する『玄玖本』・『龍大本』文中に於ける用字 174
- 2 『神田本』「終」字箇所に該当する『玄玖本』・『龍大本』文中に於ける用字 177
- 3 『神・玄・龍』に於ける用字「聿」・『玄』のみに見られる用字「卒」 179
- 〈小結〉 182
- 四 「しばし・しばらく」 183
- 〈一〉 儒家編著文献数点に於ける「しばし・しばらく」の用字
- (1) 『本朝文粋』所収文献187
- (2) 『説話集・往生伝』 : 儒家5名(計7点) 189
- 〈二〉 仏家編著文献数点に於ける「しばし・しばらく」の用字
- (1) 日蓮の諸文 192
- (2) 『説話集・験記・談義』 : 仏家5名(5点) 194
- a 『日本霊異記』 196
- b 『大日本国法華験記』197
- c 『探要法華験記』 197
- d 『真言伝』 198
- e 『法花経直談鈔』 198
- ◎ 〈付〉『沙石集』に於ける用字 200
- 〈三〉 平家物語・太平記に於ける「しばし・しばらく」の用字
- (1) 『平家物語』 : 四部合戦状本・源平闘諍録・延慶本・屋代本 202
- 1 『四部合戦状本』・『闘諍録』に於ける用字 202
- 2 『延慶本』・『屋代本』に於ける用字 208
- (2) 『太平記』 : 神田本・玄玖本・龍大本(慶長八年古活字本) 216
- 1 『神田本太平記』に於ける用字 216
- 2 『玄玖本太平記』に於ける用字 219
- 3 『龍大本太平記』に於ける用字 221
- 〈小結〉 227
- 五 本書の検討対象として採り上げた副詞四語に於ける用字比率一覧 229
- 結語 233
- 用例検索資料及び参考書籍 235
- 後記 239
あとで活用することになつてほしいメモ。ともあれ、『平家物語』が「既」字を日常常用字とする者達(仏家)の手に拠って編著されたことは言えるのではあるまいか
(p.67)。
こんどはSFかあ、といふ感じ。
わたくしの観測範囲がせまいだけなのかもしれないけれど、あんまり評判をきかない気がするけど(でも、直前にグレーのパンツをかつたお店の店員さんが王様のブランチだつたで、レコメンドされてゐたやうなことを言つてゐたから、さうでもないのかな)、これはなかなかよかつた(親子がテーマといふことでは先日みたプールもさうだつたけど、どつちか片方といふなら、こつちのがいいな)。ちよつとグロい気もするけど。AKIRAも、山形スクリームとは別人のやうだ(べつに山形スクリームのはうがわるかつたわけではない)。「伝える」の2つの意味にラストまで気づかなかつたのは、しかし、いつもながら鈍感だ。
佐竹昭広集 第二巻;岩波書店;8,600円(借覧);A5判;縦組;上製;ix+506頁;;ISBN978-4-00-027212-4;
目次をうつしておく。
- 凡例
- I 上代の文法
- 上代の文法 3
- はじめに
- 一 指定の語法
- ゾ
- 指定のナリ
- 伝聞推定のナリ
- 二 推量の語法
- ム・ラム・ケム・ライ・ベシ・マシ・ジ・マシジ
- 推量の語法と活用形
- 三 完了・回想の語法
- (1) 完了
- タリ
- ツとヌ
- リ
- (2) 回想
- キ
- ケリ
- 四 打消の語法
- ズ
- ジ・マシジ
- ナフ
- 五 使役の語法
- シム
- ス
- 受身動詞の使役的用法
- 六 受身・可能の語法
- ユ・ラユル・ラル
- ユ・ラユ以外の可能の言い方
- 七 条件の語法
- 既定条件を表わす已然形
- 修辞的仮定
- 形容詞連用形承接のハ
- 八 命令・希求・願望の語法
- (1) 命令
- ヨをつけない命令
- ナ…ソ
- (2) 希求・願望
- コソ
- ヌカ・ヌカモ
- モガ・モガモ
- ナム・ナモ・ネ
- ナ
- タシ・欲し・欲る
- まほし・シカ・テシカ
- 九 ク語法
- ク語法の承接
- 大野晋氏のアク説
- II 意味の深みへ
- 音と光 : 「玉響」解読の方法 69
- 古代日本語における色名の性格 85
- 語彙の構造と思考の形態 108
- 古代の言語における内部言語形式の問題 122
- 「見ゆ」の世界 148
- 「清」の構造 : 「み山もさやにさやげども」 169
- 意味変化について 192
- 意味の変遷 211
- 文学のひろば 241
- III 和語と漢語
- 和語と漢語 247
- 和語と漢語の間 265
- IV 古語雑談
- 鬼面 : 民俗語彙「ヒトクメ」について 299
- 「子とろ」遊びの唱えごと 318
- 「兎角子供達」 324
- 起源説話の謎 331
- デエダラボッチ 335
- ぶしょう 337
- 古語雑談 340
- はなしは庚申の晩 340
- 1 はなし
- 2 噺と話
- 3 雑談
- 4 話と放し
- 5 もたれる
- 6 やすい
- 7 やさしい
- 8 やさしいしびり
- 9 「やさし」の美学
- かなしき時は身一つ 348
- 10 身こそやすけれ
- 11 「たのし」と「かなし」
- 12 ねぶた流し
- 13 賀の「たのし」
- 14 宴の「たのし」
- 草薙の剣 357
- 15 民間語源
- 16 天の蛇
- 17 クソヘビ
- 18 蛇の剣
- 19 ヤマトタケル
- 20 アギの渡り
- 21 アキの渡り
- 22 サシ野とタシ野
- 23 『風土記』の地名譚
- 二色の虹 364
- 24 青
- 25 青と黄
- 26 英訳『古事記』
- 27 青・赤・白・黒
- 28 赤と黄
- 29 黄塗りの舟
- 30 赤い舟
- 31 紫
- 花ぞ昔の香ににほひける 371
- 32 紫のひほへる妹を
- 33 咲く花のにほふがごとく
- 34 つつじ花にほへる君が
- 35 今は盛りににほふらむ
- 36 橘のにほへる香かも
- 青葉若葉の日の光 375
- 37 光
- 38 雪の光
- 39 川の瀬光り
- 40 光儀
- 慇懃に我が思ふ君は 379
- 41 慇懃
- 42 朝参
- 43 過所
- 44 戯笑の歌
- はや教へなん九九の算用 383
- 45 二八十一
- 46 二九十八
- 47 九九
- 48 九九と一一
- 49 二九と四九
- 50 『乳母の草子』
- 51 公家と高利貸
- 52 そろばん
- 53 算木とそろばん
- 54 半弓と鉄砲
- 右は弁当、左は不便 393
- 55 疲労
- 56 不弁と不便
- 57 弁当
- 58 抄物ヲ読マウゾ
- 59 さとりのわっぱ
- 60 『法華経直談鈔』
- 貧窮殿 401
- 61 無力
- 62 乏少
- 63 貧乏神
- 64 貧窮
- ずつなし者の節句ばたらき 404
- 65 術ない
- 66 ずつなし
- 67 黒豆かぞえ
- 68 方言辞典
- 69 ずくなし
- 70 大ズク、小ズク
- 71 惰けもの
- 72 不精の悪魔
- 73 懶惰と懈怠
- 雲霧といへば俳諧なり 413
- 74 鶯の狂言
- 75 雅と俗
- 76 俳言
- 77 漢語の俳諧性
- 78 俳諧師宗祇
- 79 畳字連歌
- 80 和語と漢語
- 物皆は新まるよし 421
- 81 展転と灼然
- 82 いちじるしい
- 83 火気
- 84 ほけ・ほのけ
- 85 可能な訓
- 86 占相
- 87 昼か夜か
- 88 左右
- 89 まで・まかぢ・まそで
- 大かた誤字にぞありける 430
- 90 誤写
- 91 『校本萬葉集』
- 92 本文校訂
- 93 沢瀉注
- 94 木の暮闇
- 文字を余す事好む人多し 434
- 95 田舎宗匠
- 96 指を折る
- 97 字余り
- 98 一字千金
- 99 西行と宣長
- 100 宣長の法則
- 101 あらはに余りたり
- 102 と思ふ
- 103 夢といふものぞ
- よく見れば此の格なり 443
- 104 母音の重出
- 105 母音の脱落
- 106 石垣謙二先生
- 107 『萬葉集』の字余り
- 108 字余りの例外
- 109 「火気」再説
- 人さまざま 448
- 110 たまゆら
- 111 ゆら・ゆらく
- 112 たまかぎる
- 113 玲瓏
- 114 滂動
- 115 人麻呂の名歌
- よき子を持ちぬれば 453
- 116 五右衛門忌
- 117 『本朝二十不孝』
- 118 死一倍
- 119 『文正草子』
- 120 別本『文正草子』
- 121 孝子
- 祈らずとても神やまもらん 462
- 122 北野の秘歌
- 123 『天神大事』
- 124 まことの道
- 解説 / 上野英二 467
- 初稿掲載年時一覧 503
阪大リーブル9 懐徳堂;大阪大学出版会;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;v+161頁;;ISBN978-4-87259-242-9;
宝暦八年(一七五八)に制定された「定書」全三条、第2条の
無據要用を
拠る無きの要用とよんでるけど、よんどころなき要用、のはうがよいのではないかなあ(pp.2-3。あと、第1条に以字の非倒置記法)。
この印文の中で、「坦」の字には少し注意を要する。「坦」が一字しかないように見えるが、よく観察すると、「坦」の右下に重文符号「〓」が入っている。今の畳み字「々」に該当する符号である(p.114)。
畳み字つて、はじめて見た。
;雄山閣;2,800円(借覧);A5判;横組;並製;285頁;;ISBN978-4-639-02008-0;[執筆者]くろお・かずひさ(黒尾和久)/ほんごー・ひろみち(北郷泰道)/ほしの・たつお(星野達雄)/ふくだ・としかず(福田敏一)
0475 現代の考古学の現代 早傘 〔2008/02/13-00:36〕。まあしかし、平安博物館事件/闘争のことは、まるでしらなかつたな。全ての発掘を中止せよ
。国語国文系には、いはゆる68年的なできごとつて、なにかあつたんだらうか。
角川選書420;[発行]角川学芸出版、[発売]角川グループパブリッシング;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;4+234頁;;ISBN978-4-04-703420-4;
;晶文社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;238頁;;ISBN4-7949-6486-2;
合掌。
阪大リーブル13;大阪大学出版会;2,000円(借覧);四六判;縦組;並製;269頁;;ISBN978-4-87259-249-8;
こんなはなしかたするかなあ。
;せりか書房;2,300円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN978-4-7967-0290-4;[執筆者]なるみ・ひろし(成実弘至)/たなか・とーこ(田中東子)/こいずみ・きょーこ(小泉恭子)/すずき・ゆーこ(鈴木裕子)/みつはし・じゅんこ(三橋順子)/もも・とーる(百々徹)/やまもと・よしみ(山本芳美)/たがわ・ともこ(田川とも子)/はん・とんひょん(韓東賢)/なんば・こーじ(難波功士)
;筑摩書房;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;330頁;;ISBN978-4-480-81496-8;
前半と後半とがうまくつながつてないやうな。
キノコ雲→原爆ドーム→米兵の婦女暴行といふはじまりかたなんだなあ。あと、土居組組長をころしにゆくまへに菅原文太が抱いた女性が腋を処理してなかつたなあ。にしても、梅宮辰夫がかつこよくてビックリ。
白夜ライブラリー002;白夜書房;1,300円(借覧);文庫判;縦組;並製;485頁;;ISBN978-4-86191-439-3;
歴史文化ライブラリー277;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;7+205頁;;ISBN978-4-642-05677-9;
岩波新書(新赤版)1196;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+236+6頁;;ISBN978-4-00-431196-6;
中公新書2015;中央公論新社;820円(借覧);新書判;縦組;並製;v+6+266頁;;ISBN978-4-12-102015-4;
;工作舎;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;342頁;;ISBN978-4-87502-419-4;
国文学科では益田勝実が、法政大学から出向いてきて、日本神話について講義をしていた。益田さんはとにかく大声で、途切れることなく、いくらでも雑談を交えながら神話の意味を説き、その論理の骨太さによって学生たちを圧倒していた(p.141)。
今にして思うと、蓮實さんは自分が一九五〇年代に一〇歳代で夢中になっていたアメリカ映画への、宛所のない信仰告白だけをしていたのである。人は誰しも若い時期に接したフィルムを通して映画をめぐる原型的観念を形成し、それを基準として後に制作される作品を評価判断してゆく。それが彼の場合には、進駐軍の文化政策の延長上に公開され、また奨励されたハリウッド映画と野球だったというだけの話なのだろう(p.235)。
生活人新書241;日本放送出版協会;700円(100円);新書判;縦組;並製;219頁;;ISBN978-4-14-088241-2;
NHKブックス[1139];日本放送出版協会;1,070円(借覧);四六判;縦組;並製;270頁;;ISBN978-4-14-091139-6;
中公新書2014;中央公論新社;940円(借覧);新書判;縦組;並製;8+iv+5+319頁;;ISBN978-4-12-102014-7;
岩波新書(新赤版)1197;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;xii+200+2頁;;ISBN978-4-00-431197-3;
はじめに : 「豊かさ」と「幸福」と「贅沢」と、のところを一番おもしろくよんだ。
岩波新書(新赤版)1193;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;v+246頁;;ISBN978-4-00-431193-5;
;新日本出版社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;237頁;;ISBN978-4-406-05265-8;[執筆者]いくま・しげみ(生熊茂実)/おだがわ・よしかず(小田川義和)
岩波新書(新赤版)1194;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+212頁;;ISBN978-4-00-431194-2;
中公新書2013;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+210頁;;ISBN978-4-12-102013-0;
自分で皮肉がうまいとおもつてるひとは、たいていうまくないよなあ。
みすず、UP、図書(9月号)、春秋(8・9月号)。
芸術家もの。ちよつと説明不足な感じもした。たとへば、師匠と梅蘭芳の三番勝負で突然生きるの死ぬのといひだしてびつくりしたのだけれど、私がぼやぼやみてるだけかな。
未発選書15;ひつじ書房;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;iii+322頁;;ISBN978-4-89476-427-9;
河出文庫[シ 6-1];河出書房新社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;327頁;;ISBN978-4-309-46304-9;
久米邦武歴史著作集 第五巻;吉川弘文館;(借覧);A5判;縦組;上製;5+339+13頁;;ISBN4-642-01276-1;
源語複数作者説だつたと知つて、ちよつと興味をもつたので。
右の宇治拾遺と今昔との両物語は民間の貴賤が語ッて打興じた、今の落咄の類なれど、其体裁は伊勢物語大和物語と同じ様なれば、語り様も亦夫から出で民間に成下ッたものであらふ。能楽の物語は此系統を承たのが多い。其材料も、采女姨捨は大和物語の種でゞきてゐるけれど、今昔物語にも姨捨の物語はある。又一角仙人は今昔種である。さりながら全体は狂言の笑戯にはまる。謂ゆるきたなき事やそら物語が多く、語り振も大分違ッて居る様なれど、昔の琵琶法師の物語といふは此んなものであッたのが、二百余年の発達で平家物語となり、平家筋も狂言も乃至は能もできたのである。ダガ伊勢物語は元は雲上でゞき染殿摂政以来宮中の勢力が盛んで、貴婦人の言語歌舞を磨いた、其中に発達した物語の語り振はどうで有ッたかとは、源氏物語を捉へて考へねばならぬ。是まで此に心付た人は余りない様であるが、前にも言た通り源氏は物語である。語ッたもの、然も宮中で女の語ッたものと見ねばならぬ。是まで紫式部一人の文想で書綴ッた美文といつてゐるのは先以て考へのない話しで、あんな美文の、然も五十六帖の大冊が一人で出来るべきものでない。然も物語である。才媛の群がり出た時代に一人の作をば皆が語ッたとは余程頓痴気な話しである。昔しの人は気楽で此んな吟味はせぬ所から、日本書紀を舎人親王の作といッてゐたが、今は其総裁で成功したので、天武天皇の比から修史館で書継れたことが究められてゐる。伊勢物語も亦そうで、在原業平の東国紀行の様に読んで現に杜若の謡には昔男の舞として、其舞にかゝるクリに「抑此物語は如何なる人の何事によつて思ひの露の忍ぶ山忍びて通ふ道芝の初めもなく終りもなし」と其旅行の辻棲のあはぬ所を書て、是ですまして居れど、素り業平の紀行ではなく、亦其作であるかどうだか。栄華物語も赤染衛門の作とは極らぬ。作者は幾人もあると言てある。宇治拾遺物語が何よりの証明者で、前に其序を挙おいた如く、宇治大納言が避暑中に、貴賤の人を呼集め仮の物語倶楽部を始めて、自身で其語りを筆記されたのである。まして上東門院の宮中は其比貴婦人の高等文芸倶楽部と言てよろしい。物語などは毎日の様に行はれたであらふ。之に集会する才媛は夥多しい中に、紫式部が筆もきゝ文もきいて居たから主筆となッて、即ち宇治大納言となッて筆記した。其草紙が五十二帖に及んだので、而してこれを纏るには、和泉式部、伊勢大輔、赤染衛門なども吟味し或は男もかたつて修正し、而して其文段を語ッたものと判定せねばならぬ。故に伊勢大和を宮中で女の語ッたのが、百数十年の進歩は必ず非常なものであッたことは源氏物語の文で知らるる。かゝる文を語るには語調が自然と節にかゝり、然も女の性分として言語音声、態度の修飾にこるもので、あしくいへば粧飾の化物、よくいへば審美心に富だものである。だから宮中で源氏語ッた節は必ず歌調を帯たものであッて、是が物語の雲上に養成されて昇達した結果であッた故に、源氏物の謡曲には物語は曲に歌ひ、居曲も立曲もできゐる。此の如く物語は白章もあり、白章から謡歌となるもあり、曲に歌ひ舞ふもある。因て観者の耳目が眩耀されて居るけれど、此より謡曲に詞と歌とを変化させた所を観察すれば、能楽の歌劇として結構された理由が判然し、興味が津々と湧き出る様である。
さういへば、物語音読論とかでは、どんな曲節でよんでゐたと考へてゐるのかな。といふか、むかしのひとのしやべりかたつてどれほど再現できるのだらうか(pp.187-188、能楽は劇歟)。お能は室町から江戸にかけて3倍くらゐスローモーになつた、とどこかでみたやうなおぼえがあるのだけれど。ついでに、能楽といふ語についてもメモ(p.15、能楽文学研究会談話要領)。
能楽といふ名の起りも亦此の当時の事であつたのです。確か明治十三年の春のことであつたと思ふが、或日岩倉公の御邸での会に、兼て前田老公より何か良い名を付けて呉れとの注文がある、徳川政府の頃は御能と唱へ、京都では乱舞と書いて「ラツプ」といふが、どうも名が気に入らぬ何か適当な名を付けて貰いたいとの事だといふ話が出て、重野も其時同席であり、種々の説も出て、足利時代の古名に依つて猿楽にするかとも言ふたが、其の猿といふ字がいかぬといひ、夫れでは散更の古名に因んで散楽が良からうといふ説もあつたが、散の字にはちるといふ訓がある、集めて保存せうといふ場合に散楽でもあるまいなど中々容易に決しなかつたが、たしか九条公の御発言であつたかと思ふが、能楽が良からうといふ説が出た所満場一致で其れがよからうといふことになり、此の事を前田老公に通じた所が、老公殊の外の御満足で、夫れ迄は常に代理を出席させて居られたが、其れからは我が宅で集会して呉れといふことで、自分にも常に臨席せられ能楽堂へ能楽といふ自筆の額を掲げるとか(記者曰、本紙能楽の表紙にある能楽の文字は能楽堂額面の文字を写せしものにて即ち前田老公の御筆蹟なり)、能楽の記文を書かれて能楽堂の観覧席へ掲げらるゝとか、元百万石の老公を大ひに動かした丈けの効はあつたのだが、是れが能楽と唱へ出した始めなのです。
講談社現代新書1992;講談社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;238頁;;ISBN978-4-06-287992-7;
内田樹的なものいひの、だめなところだけを結晶化したやうな感じ。
ちくま学芸文庫;筑摩書房;(借覧);文庫判;縦組;並製;535頁;;ISBN4-480-08513-0;
ところが多くの戦争文学では、「戦争という異常なことがあったので、おれは異常な体験をえて、こういう本を書くことが出来た。戦争よ、あってくれてありがとう」と、無意識的に絶叫している著者の姿が見えすいているのが殆どすべてである
(p.27、霧の朝)。パリの生活の一断面、もおもしろかつた。
;大月書店;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;268頁;;ISBN978-4-272-41200-6;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;iv+260+xiii頁;;ISBN4-13-050166-6;
ブルーバックス B-1637;講談社;800円(借覧);新書判;横組;並製;170頁;;ISBN978-4-06-257637-6;
丸善ライブラリー311;丸善;780円(借覧);新書判;縦組;並製;xv+245頁;;ISBN4-621-05311-6;
;大蔵出版;(借覧);A5判;横組;上製;xiv+327頁;;ISBN978-4-8043-0566-0;[執筆者]おかべ・かずお(岡部和雄)/いとー・たかとし(伊藤隆寿)/かみやま・だいしゅん(上山大峻)/しーな・こーゆー(椎名宏雄)/いしー・こーせー(石井公成)/さとー・しゅーこー(佐藤秀孝)/きむら・せーじ(木村誠司)/いけだ・ろさん(池田魯参)/おくの・みつよし(奥野光賢)/にしもと・てるま(西本照真)/よしだ・みちおき(吉田道興)/よしず・よしひで(吉津宜英)/かわぐち・こーふー(川口高風)/しばた・たいせん(柴田泰山)/たなか・りょーしょー(田中良昭)/ひらい・ゆーけー(平井宥慶)/いしー・しゅーどー(石井修道)/ながい・まさし(永井政之)
角川文庫[お 18-18];[発行]角川書店、[発売]角川グループパブリッシング;476円(350円);文庫判;縦組;並製;201頁;;ISBN978-4-04-184719-0;
;リトル・モア;(借覧);A5判;縦組;上製;410頁;;ISBN4-947648-64-3;
;生活書院;2,000円(借覧);四六判;縦組;並製;452頁;;ISBN978-4-903690-24-7;
自分の情報体質を知つて、うまくつきあふこと。
;人文書院;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;257頁;;ISBN978-4-409-04086-7;
シリーズ進化学5;岩波書店;(借覧);A5判;横組;上製;ix+230頁;;ISBN4-00-006025-X;
;[発行]日経BP社、[発売]日経BP出版センター;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;215頁;;ISBN978-4-8222-4737-9;
描くより書く方がしんどい。同じように疲れるにしても、書くのは頭の芯がグッタリくる。そんなことはなかろう、と描く専門家の人は思われるかもしれないが、建築家と建築史家の現役年齢を比べてみれば、疑う余地はない。六〇歳過ぎて傑作をものした建築家は、村野藤吾にせよザラだ。槇さん、磯崎さん、原さん、みんなもう七〇過ぎてる。それにひきかえわが建築史の領分では、六〇過ぎてちゃんとした歴史の本や論文を書いた人なんて知らない。自分のことでツラツラ思うが五〇過ぎるともうアブナイ。集中力は続かないし、基本的な見方が時代とズレてくるし……。六〇過ぎの建築史家の書くものはエッセイ以外読まない方がいい。ガッカリするだけだ。故・稲垣栄三先生は、建築史の大学院の最初の授業の時に、「その人の最初の本以外は読むな」と断言された。ちょっとタンカを切り過ぎだが、歴史の研究にはそういう性格がある。
うーむ(p.23)。
新潮新書320;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;191頁;;ISBN978-4-10-610320-9;
;ポット出版;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;481頁;;ISBN978-4-7808-0105-7;[監修]まつざわ・くれいち(松沢呉一)、[翻訳協力]野々口美也子、[原題]Nadine Strossen, Defending Pornography: free speech, sex, and the fight for women's rights
湯浅泰雄全集 第十三巻;ビイング・ネット・プレス;(借覧);A5判;縦組;上製;viii+577頁;;ISBN978-4-904117-02-6;
和辻哲郎についての論考ををさめる。合掌。
歴史文化ライブラリー266;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;5+183頁;;ISBN978-4-642-05666-3;
;日本図書館協会;2,500円(借覧);A5判;横組;並製;211頁;;ISBN4-8204-0802-4;[原著]Virgil Diodato, Dictionary of Bibliometrics (Haworth Press, 1994)
;三元社;1,600円(借覧);四六判;横組;並製;158頁;;ISBN978-4-88303-224-2;
- アイ
- 桓武天皇のおかあさんは百済系の王族の子孫だって、いまの天皇さんは、わざわざ記者会見でいったんだってね。
- リカ
- ヨーロッパのハプスブルグ家みたいに、「東アジアは、むかしから王様たちみんな親戚同士だった」ってか? (笑) 戦前の政略結婚みたいで、気味わるいね。
- それに、ネットワークがそんなにしっかりしていたのなら、お世継ぎ問題が浮上するはずないと、おもうんだけど。
- アイ
- それはともかく、おとなり同士、なかよくすることはいいことでしょ?
- リカ
- もちろんそうだけど、ひとびとが現実に交流してきたことの、あたまごしに「王様同士だけは、むかしから親類でした」っていうのは、どうかな。
- ヨソでは自分たちのコトバがほとんど通じない「巨大なムラ」同士。「お国自慢」しあうのもみぐるしいけど、「マイナー連合」もげんなりだね。
ここだけは、この発想はなかつたなあ、と思つた(p.43)。あと、岡田英弘さん
は、古代東北アジア史研究家
(p.82.)、古代史家
(p.137.)ではないと思ふのだけれど。自分の主張に都合がよければトンデモも辞さず、といふのは、本書の著者と非常に考へをちかしくするであらうタカマサのきまぐれ時評で9.11陰謀論が肯定的にあつかはれてゐたのにもにたものを感じる。
いずみブックレット4;和泉書院;1,200円(借覧);A5判;横組;並製;79頁;;ISBN978-4-7576-0508-4;
目次をうつしておく。
- はじめに 3
- 1. 現代における「ノラ」と「ドラ」 6
- 1.1 「ノラ」と「ドラ」の意味 6
- 1.2 「ノラ」と「ドラ」の社会的属性 14
- 1.3 「ノラ」の分布域と意味の地域性 23
- 1.4 「ドラ」の分布域と意味の地域性 28
- 2. 「ノラ」の語源と原義 31
- 2.1 従来の諸説 31
- 2.2 中世における空間領域を表す「ノラ」の意味 35
- 2.3 「ノラボー」と呼ばれた人たち 39
- 2.4 「ノラ」と「ドラ」の意味の史的関係 42
- 2.5 九州・沖縄地域に「ノラ」の分布が全く認められない理由 44
- 3. 「ドラ」の語源と原義 46
- 3.1 「ドラ」の語源 46
- 3.2 「ドラ」の伝播と社会的背景 50
- 4. 中国四国地方における「ドラ」と近世村 52
- 4.1 「ドラ」とムラ社会の秩序維持 52
- 4.2 方言形成の文化社会的要因 55
- 5. 「ノラ」と「ドラ」の現在と未来 61
- 5.1 「ノラ」と「ドラ」の消滅 61
- 5.2 相互扶助の精神と慣習の継承 64
- おわりに 65
岩波新書(新赤版)1198;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;2+245+5頁;;ISBN978-4-00-431198-0;
被枕に、ひまくら
とルビがあるなあ(p.29)。
なんだかあんまりおもしろく思へなくて、なんどかはやくをはらないかなあ、と思つてしまつた。最初に登場する女性と私とは、オーバードーズやリスカをしたか否かのちがひはあつても、おなじやうにダメ人間としか思へない。前作「選挙」ではまつたくすがたをあらはさずに、極東の奇習を淡々と「観察」してゐた作者が、今回は被撮影者と声をかはして、あひだにあるカーテンが、とか制作意図とかかたつてしまふし。予告篇のつくりも、かなりセンセーショナルなカットアップになつてゐたのだなあ、といふのを、たばこの烟で汽車のまねをする男性をみて感じた。子をそだてるために売春をしたといふ女性のはなし。
;未來社;3,500円(借覧);四六判;縦組;上製;345頁;;ISBN4-624-01109-0;
土居健郎選集5;岩波書店;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;viii+306頁;;ISBN4-00-092395-1;
講談社学術文庫1957;講談社;1,000円(借覧);文庫判;縦組;並製;317頁;;ISBN978-4-06-291957-9;
学術文庫版まえがきに、生活の隅々にまで浸透していた何が「きれい」で何が「きたない」かを必ず意識することはなくなった。かろうじて、衛生面や食の安全性の中に残されているにすぎない。つまり、ケガレは本質的なものではなかったのである
(p.5)、とちよつと衝撃的なことがかいてあつた。
平成19年度研究成果報告;国文学研究資料館;(借覧);A5判;縦1、2段組;並製;263頁;;ISBN978-4-87592-128-8;[プロジェクトメンバー、その他の討議参加者]中村康夫/伊藤鉄也/加藤昌嘉/江戸英雄/岩城賢太郎/森田直美/金光桂子/高橋由記/中川照将/萩野敦子/松岡智之/横井孝/横溝博/小川陽子/久保木秀夫
平凡社新書309;平凡社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;203頁;;ISBN4-582-85309-9;
アップをわりと多用してたやうに思ふけど、板尾創路が家をでる場面と、おしまひの、友だちのことかいてもいいかなあ、と言ふところ(ここの深津絵里の表情はよかつた)と以外はだうかといふ感じ。銭湯のコインランドリーのまへで、大後寿々花、波瑠、高山侑子がバスタオルでねむつてゐるところは、ねらひはわからなくもないけど、うまくとれてない感。といふか、この3人が後半ではをさなすぎるやうに見えるのだけれど、それは私が地方のヤンキーの実情にあかるくないだけかもしれず。
文春新書529;文藝春秋;710円(100円);新書判;縦組;並製;190頁;;ISBN4-16-660529-1;
;昭和堂;2,300円(借覧);四六判;縦組;並製;xi+193頁;;ISBN978-4-8122-0753-6;
講談社選書メチエ398;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;12+190頁;;ISBN978-4-06-258398-5;
勉強になつた。
NTT出版ライブラリーレゾナント017;NTT出版;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;267頁;;ISBN978-4-7571-4119-X;
;NTT出版;2,200円(借覧);B6判;縦組;上製;301頁;;ISBN978-4-7571-4173-5;
白川静漢字学によると、古代中国では死者の胸に×か∨印を描いて葬ったという。これが「文」という漢字の由来だ。今ではほとんどの漢字書体から削除されてしまったが、下図のように「文」の左のテンが胸に描かれた×の痕跡である(p.21)。いや、それは単なる筆おさへだと思ふけど(Kumamoto University Repository System: 文身文化 : 白川 静の漢字の世界 (いれずみ物語 ; 30)にひかれた字統にも
左のテンはない)。
ここからは、一音が一字という日本語の特性があってこその七五調であることがわかる。これは一音を発音する長さが同じところから〈等時性〉と呼ばれているが、世界の他の言語には日本語のような一文字一音節の言語はない(p.55)。なにをいつてゐるのか、わからない。
;吉川弘文館;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;259頁;;ISBN978-4-642-07986-0;
うーん。
;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;257頁;;ISBN978-4-273-03506-8;
;ダイヤモンド社;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;xi+369頁;;ISBN978-4-478-00420-3;[原題]Keith Devlin & Gary Lorden, THE NUMBERS BEHIND NUMB3RS: Solving Crime with Mathematics
哲学の現代を読む4;白水社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;205頁;;ISBN978-4-560-02454-6;
;ポプラ社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;152頁;;ISBN978-4-591-10456-9;
これは素敵本。
;東京大学出版会;3,000円(借覧);A5判;横組;並製;xv+284頁;;ISBN978-4-13-003207-0;[執筆者]藤垣裕子/廣野喜幸/大島まり/草深美奈子/舩戸修一/水沢光
ニセ科学批判(批判)とかもこの辺の問題なのだらうけどなあ。
;中央公論新社;2,800円(借覧);四六判;縦組;並製;487頁;;ISBN978-4-12-003998-0;
メモ。のちに短篇「梨本にて」にこの時のことを書き、あとで「一目惚」と改題するが、「一目惚れ」という言葉はここで弴が造語したものだという。弴によると、英語でOne glance loveという言葉を思いつき、それを和訳して作ったという。ほかにも、「自己嫌悪」というのは、弴が初めて使った言葉だそうだ
(p.34)。
;春秋社;(借覧);A5判;縦組;上製;4+1+354+12頁;;ISBN4-393-14014-1;
歴史と古典;吉川弘文館;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;4+13+281頁;;ISBN978-4-642-07157-4;[執筆者]かわい・やすし(川合康)/しだち・まさとも(志立正知)/たなか・ひろき(田中大喜)/すずき・あきら(鈴木彰)/みやた・けーぞー(宮田敬三)/くりやま・けーこ(栗山圭子)/かみかわ・みちお(上川通夫)/すだ・まきこ(須田牧子)/おーはし・なおよし(大橋直義)/しみず・ますみ(清水眞澄)/でぐち・ひさのり(出口久徳)
先日、ひととはなしてゐたら、平家諸本を増補本系となんだつたかとにわけてゐたので、普通は読み本系と語り本系とに大別するのではないか、とたづねたら、最近はさうではないやうなことをいはれたのだけれど、本書では一往さうわけてるなあ。しかし、『平家物語』諸本は、語り本系と読み本系に大別されるのが一般的である。かつては、語り本系を「琵琶語りによって生み出され流動したテクスト、またはそれに近い内容・表現をもつテクスト」と理解し、これに対する読み本系を「琵琶語りとは直接的には関係をもたず、もっぱら読むことを目的として作られたテクスト」と考えられたことによるネーミングである。今日では、語り本系諸本も文字テクストを介した「ハサミと糊」の産物であり、現存諸本中もっとも古態を留めるといわれる延慶本(読み本系)のようなテクストから物語の主要部分を抜き出したという側面が強いとみられている。したがってこの呼称はかならずしもふさわしくはないのだが、語り本系が琵琶法師の組織である当道の正本(規範テクスト)と密接に関わるところからも、琵琶語りと何らかの接点を持っていたのは確かであり、当面はこの呼称を用いることにする
(p.120、志立、平家物語の構想)とのこと。
桃源瑞仙年譜の文明7年9月24日条に、百衲襖第14冊識語から、瞽者新一云者来宿、演平史三章、有其曲調可感人之心者、新字以倭訓呼之、蓋瞽者不解書字又得見之、但以字音為験、故避同声者如此云
といふ引用があつたのを、ついでに孫びき(抄物の講者の禅僧の日本の歴史の知識が平曲とかによつたものだらう、といふやうなこともどこかに書いてあつた)。
研究叢書376;和泉書院;(借覧);A5判;横組;上製;ii+434頁;;ISBN978-4-7576-0461-2;
目次をうつしておく(節まで)。
- まえがき 1
- 第一部 天草版『平家物語』の原拠本の研究
- 第一章 はじめに 7
- 第二章 原拠本研究史の概観 11
- 一 まえがき(説明)
- 二 第一期(明治20年~昭和20年)
- 三 第二期(昭和21年~昭和40年)
- 四 第三期(昭和41年~昭和60年)
- 五 第四期(昭和61年~現代)
- 六 補記
- 第三章 天草版『平家物語』の原拠本([イ]の範囲) 31
- 〔I〕 巻Iの原拠本 : 百二十句本系諸本との語句の照応を視点にして 31
- 一 はじめに
- 二 巻Iの本文に見られる百二十句本系『平家物語』諸本の語句について
- 三 巻Iの原拠本の本文の形成に関与した百二十句本系の『平家物語』について
- 四 むすび
- 〔II〕 巻II第1章(妓王)の原拠本 : 百二十句本系諸本との語句の照応を視点にして 49
- 一 はじめに
- 二 清瀬氏の〈鍋島本〉からの論拠例について
- 三 百二十句本系の諸本に見られる〈天草版平家〉の語句について
- 四 原拠本の本文の形成に関与した百二十句本系の平家物語について
- 五 むすび
- 〔III〕 巻Iの原拠本と『平家物語』〈早大本〉との関連 66
- 一 はじめに
- 二 『平家物語』諸本における対応語句とその順序
- 三 〈早大本〉の該当語句と原拠との関連
- 四 〈早大本〉と照応する他の問題語句
- 五 むすび
- 第四章 天草版『平家物語』の原拠本([ロ]の範囲) : 巻II第2章~巻III第8章、よび巻IV第2章~巻IV第28章 83
- 一 はじめに
- 二 「重衡の東下りのこと」の条の冒頭の部分
- 三 〈斯道本〉の第二次本文と対応する部分
- 四 巻IV第2章から第28章まで
- 五 むすび
- 第五章 天草版『平家物語』の原拠本([ハ]の範囲) : 巻III第9章~巻IV第1章 105
- 一 はじめに(前後の範囲の原拠本)
- 二 前後とは別種の原拠本
- 三 原拠本と〈平松本〉〈竹柏園本〉との関係
- 四 〈平松本〉〈竹柏園本〉以外の諸本との関連
- 五 むすび
- 第六章 むすび 123
- 第二部 天草版『平家物語』の語彙・語法の考察
- 第一章 はじめに 129
- 第二章 天草版『平家物語』の基幹語彙(自立語)の計量的考察 131
- 一 はじめに
- 二 基幹語彙と段階の設定による語彙の集計表
- 三 天草版『平家物語』の第一基幹語彙の特色
- 四 『平家物語』『源氏物語』との比較による計量的考察
- 五 むすび
- 〔第二章付録〕
- 資料I 天草版『平家物語』の基幹語彙(自立語) 193
- 資料II 『平家物語』〈高野本〉の基幹語彙(自立語) 247
- 第三章 天草版『平家物語』の語彙(付属語)の計量的考察 303
- 〔I〕 助動詞の基幹語彙 303
- 一 はじめに
- 二 助動詞の語彙の全体像
- 三 〈天草版平家〉の各語の使用度数
- 四 〈天草版平家〉の助動詞の基幹語彙
- 五 〈高野本平家〉の助動詞の使用度数との比較
- 六 助動詞の基幹語彙と作品の性格との関係
- 七 むすび
- 〔II〕 助詞の基幹語彙 324
- 一 はじめに
- 二 助詞の語彙の全体像と基幹語彙
- 三 基幹語彙の使用度数を視点にした〈高野本平家〉との比較
- 四 〈天草版平家〉を作品として特徴づける第二基幹語彙
- 五 むすび
- 第四章 天草版『平家物語』の文末語の計量的考察 355
- 〔I〕 ピリオド終止の語およびその文の種類との相関性 355
- 一 はじめに
- 二 ピリオド終止による文末語の使用度数順語彙表
- 三 ピリオド終止による文末語の異なり語数・延べ語数および口語形・文語形
- 四 ピリオド終止による文末語の文の種類別使用度数表
- 五 ピリオド終止による文末語と文の種類との相関性
- 六 むすび
- 〔II〕 ピリオド終止の場合の品詞・活用形などと文の種類との相関性 372
- 一 はじめに
- 二 文末語の品詞・活用形などによる分類使用度数
- 三 文末語の品詞・活用形などによる分類の異なり語数・延べ語数および口語形・文語形
- 四 文末語の品詞・活用形などと文の種類との相関性
- 五 むすび
- 第五章 天草版『平家物語』の語法の考察 : 原拠本との比較を中心にして 387
- 一 はじめに
- 二 動詞について
- 三 形容動詞について
- 四 形容詞について
- 五 助動詞について
- 六 助詞について
- 七 おわりに
- 第六章 むすび 415
- あとがき 425
- 〔付録〕天草版『平家物語』の日本語の音節のローマ字綴り
結局、自己責任ですか。プロ文だから、啓発的なのはしやうがないのだらうけれど。西島秀俊演じるところの監督を、たんなる粗暴な権力の狗ともゑがきたくないッぽかつたのだけれど、ではだうしたかつたのかが、よくわからず。
文春文庫[の-16-1];文藝春秋;657円(450円);文庫判;縦組;並製;315頁;;ISBN978-4-16-777303-8;
;平凡社;1,900円(借覧);A5判;縦組;上製;193頁;;ISBN978-4-582-28252-8;
;明治書院;(借覧);A5判;横組;上製;ix+216頁;;ISBN978-4-625-43402-0;
目次をうつしておく(細目はひろつてゐない)。
- 序文 / 宮地裕 i
- 序文 / 工藤真由美 iii
- 第1章 はじめに
- 1.1 本書の目的と構成 2
- 1.2 先行研究史 5
- 1.2.1 日本における形容詞研究 5
- 1.2.2 海外における形容詞研究 8
- 1.3 本書の立場 16
- 1.3.1 言語研究への基本的な姿勢 16
- 1.3.2 連続相というとらえ方 18
- 1.3.3 用語に関する覚え書き 21
- 第2章 形容詞の基本的な性質
- 2.1 この章の目的 28
- 2.2 時間的限定性と述語の連続性 28
- 2.3 感情・属性から評価の種類へ 31
- 2.4 評価の客体の性質 36
- 2.5 程度性をめぐって 39
- 2.6 形容詞分類再考 39
- 第3章 形容詞の文中での機能
- 3.1 この章の目的 48
- 3.2 鈴木(1972)の「文の部分」 48
- 3.3 規定語になる場合 50
- 3.3.1 形容詞の使用が義務的な場合 51
- 3.3.2 形容詞の使用が義務的ではない場合 54
- 3.4 述語になる場合 55
- 3.5 その他の文の部分となる場合 60
- 3.6 この章のまとめと今後の課題 63
- 第4章 日本語の形容詞述語文
- 4.1 この章の目的 68
- 4.2 形容詞述語文の概観 68
- 4.3 〈特性〉を表す形容詞述語文 71
- 4.3.1 基本的な性質 71
- 4.3.2 脱時間表現 75
- 4.3.3 テンス対立のある〈特性〉表現 78
- 4.4 〈状態〉を表す形容詞述語文 88
- 4.4.1 基本的な性質 88
- 4.4.2 感情・感覚を表す形容詞述語文 92
- 4.4.3 逸脱状態を表す形容詞述語文 97
- 4.4.4 〈特性〉と〈状態〉の中間にある形容詞述語文 102
- 4.4.5 その他の問題となる形容詞述語文 106
- 4.5 〈存在〉を表す形容詞述語文 110
- 4.6 〈関係〉を表す形容詞述語文 112
- 4.6.1 〈特性〉を表す形容詞述語文と〈関係〉を表す形容詞述語文 112
- 4.6.2 〈関係〉を表す形容詞述語文の基本的な性質 116
- 第5章 これからの形容詞研究のために
- 5.1 この章の目的 124
- 5.2 日本語諸方言の形容詞 124
- 5.2.1 標準語の形容詞と方言の形容詞の対応 124
- 5.2.2 時間的限定性を形態論的に明示する方言 130
- 5.2.3 体験的過去を形態論的に明示する方言 133
- 5.3 テクストタイプと形容詞の機能 134
- 5.3.1 シナリオの場合 136
- 5.3.2 小説の場合 139
- 5.3.3 週刊誌(アエラ)の場合 143
- 5.4 形容詞述語文と場面的な意味 146
- 5.4.1 話し手自身へのプラス評価 147
- 5.4.2 話し手自身へのマイナス評価 148
- 5.4.3 聞き手へのプラス評価 149
- 5.4.4 聞き手へのマイナス評価 151
- 5.5 この章のまとめ 153
- 第6章 おわりに
- 6.1 まとめにかえて 156
- 6.2 連続相という考え方 156
- 6.3 形容詞と評価 158
- 6.4 用例に対する考え方 160
- 6.5 類型論・諸方言記述との往復運動 161
- 6.6 この章のまとめ 163
- 補章(1) 現代日本語の文法的カテゴリー
- 1. はじめに 166
- 2. 文法的カテゴリーは日本語にあるか 166
- 3. 名詞の文法的カテゴリー 168
- 4. 述語の文法的カテゴリー 170
- 5. 「アスペクト・テンス・ムード体系」という考え方 172
- 6. おわりに 174
- 補章(2) 標準語の文法と方言の文法
- 1. はじめに 178
- 2. 類型論的なアプローチとは 178
- 3. 形容詞をめぐって 179
- 4. アスペクト・テンス・ムード体系をめぐって 182
- 5. おわりに 184
- 【用例出典】 186
- 【主要参考文献一覧】 188
- 謝辞 207
- 人名索引 211
- 事項索引 213
別冊 環⑯;藤原書店;3,800円(借覧);菊判;縦2段組;並製;335頁;;ISBN978-4-89434-682-6;[執筆者]みやわき・じゅんこ(宮脇淳子)/すぎやま・きよひこ(杉山清彦)/いわい・しげき(岩井茂樹)/マーク・エリオット(Mark C. Elliott)/むらかみ・のぶあき(村上信明)/やまぐち・ずいほー(山口瑞鳳)/やなぎさわ・あきら(柳澤明)/すずき・まこと(鈴木真)/うえだ・ひろゆき(上田裕之)/きしもと・みお(岸本美緒)/くすのき・よしみち(楠木賢道)/わたなべ・みき(渡辺実季)/なかむら・かずゆき(中村和之)/わたなべ・じゅんせー(渡辺純成)
岡田のコラム、北京で流行した満漢兼の子弟書とか、渡辺論文とか、とくに興味ぶかい。
NHKブックス[1067];日本放送出版協会;1,160円(借覧);四六判;縦組;並製;318頁;;ISBN978-4-14-091067-2;
;ぺりかん社;(借覧);A5判;縦組;上製;358頁;;ISBN978-4-8315-1194-2;
青春と読書(9月号)、本の窓(9・10月号)。
;世界書院;(借覧);A5判;縦組;上製;309頁;;ISBN978-4-7927-2094-0;
見たような感じのするデザインだつたので借りてみたのだけれど――情況誌のデザイン、ふだんまるで手にとらないから気づいてなかつたけど、いつのまにかかはつてたのだなあ――、さつぱりあたまにはひらない。
全集 日本の歴史 第14巻;小学館;(借覧);A5判;縦組;上製;8+366頁;;ISBN978-4-09-622114-3;
新典社新書5;新典社;1,000円(借覧);新書判;縦組;並製;159頁;;ISBN978-4-7879-6105-1;
ケア その思想と実践2;岩波書店;2,200円(借覧);A5判;縦組;並製;ix+253+3頁;;ISBN978-4-00-028122-5;[執筆者]そえだ・よしや(副田義也)/たかぐち・みつこ(高口光子)/なかむら・よしや(中村義哉)/ほった・さとこ(堀田聰子)/たなか・かずこ(田中かず子)/ないとー・かずみ(内藤和美)/おがさわら・かずひこ(小笠原和彦)/おーくま・かずお(大熊一夫)/あまだ・じょーすけ(天田城介)/でぐち・やすのぶ(出口泰靖)/おざわ・いさお(小澤勲)/ほしの・しんや(星野信也)
;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;229頁;;ISBN978-4-7917-6365-8;
新潮新書315;新潮社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;255頁;;ISBN978-4-10-610315-5;
講談社現代新書2009;講談社;800円(500円);新書判;縦組;並製;349頁;;ISBN978-4-06-288009-1;
平凡社新書473;平凡社;700円(333円);新書判;縦組;並製;218頁;;ISBN978-4-582-85473-2;
本書の著者はいまは書くがはだけれど、書かれるがはになつたら、「モデルの不服」ぐらゐぢやすまなさうな感じもするのだけれど。
中公文庫[も-6-14];中央公論新社;1,143円(1割引);文庫判;縦組;並製;333頁;;ISBN978-4-12-205168-3;
ミネルヴァ日本評伝選[068];ミネルヴァ書房;(借覧);四六版;縦組;上製;2+xvi+369+12頁;;ISBN978-4-623-05363-5;
お盆に墓まゐりにいつたら、六字の名号を雨ざらしにするのはばちあたりだから、南無阿弥陀仏とかいた卒塔婆はたてるな、といふ注意がきがあつて、ふーん、と思つた。去年は気づかなかつたけどなあ。
;明治書院;3,800円(1,900円);四六判;縦組;上製;366頁;;ISBN978-4-625-63407-9;
明治書院からでたのでなければ、普通の神代文字本で、新古書店の棚にあつても半額でもわざわざかひもしないのだけれど。自費出版でもないのかなあ、だうなつてんだ。とりあへずパラパラめくつてゐたら、あとがきに、ヲヲヤケ
(p.360)とあるので、なにそれ、と思つたら、音義派ならぬ字形義派で(なんでそんなに簡単に言語と文字とを顛倒できるんだ、とも思ふけど、それは別にヲシテのひとにかぎつたはなしでもないか)、それでご立派な意味が導出できるやうだつたら歴史的仮名遣にあつてなくてもいいのか。といふか、そのレベルで文献日本語史との整合性をとるつもりがないんだつたら、上代八母音説には異論もある
(p.116)とかわざわざ書く必要ないでしよ。一往目次をうつしておく(ヲシテはすべて、〓にかへた)。
- 序文
- はしがき
- プロジェクトメンバー紹介
- 第一章 ヲシテ文献とは何か 1
- 1 ヲシテ文献のあらまし 1
- ホツマツタヱ 2
- ミカサフミ 6
- フトマニ 7
- ヲシテ文献の全体像 8
- 2 再発見の経緯 8
- 和仁估容認 9
- 小笠原通當とその子孫 10
- 奉呈本の再発見 11
- 3 参考文献の紹介 13
- ホツマツタヱの原文を開示したテキスト 14
- ホツマツタヱ(ヲシテ原文)と記紀を厳密に対比したテキスト 15
- ヲシテ文献の校訂テキスト 15
- ヲシテ文献の辞書 16
- ヲシテ文献の歴史的位置づけを論じた研究書 16
- ヲシテ文献の再発見 18
- ヲシテ文献を近世の偽作とする立場からの文献、ホームページ 18
- 4 まとめ 19
- 第二章 ヲシテとは何か 23
- 1 対象とする写本(ホツマツタヱ) 23
- 和仁估安聡(ヤストシ本) 24
- 小笠原長弘(ナガヒロ本) 26
- 小笠原長武(ナガタケ本) 26
- 内閣文庫所蔵本(内閣文庫本) 27
- ホツマツタヱの写本の系統 28
- 2 対象とする写本(ミカサフミ) 28
- ミカサフミ(ミカサフミ・ヤストシ本) 30
- 生洲問答(生洲問答・ヤストシ本) 30
- 生洲問答(生洲問答・ナガタケ本) 31
- トシウチニナスコトノアヤ(トシウチ・フセン伝本) 32
- 春日山紀 33
- 朝日神紀 34
- 3 ヲシテフォント 35
- 4 対象とするヲシテ : 基本ヲシテ 39
- 5 母音図象と子音図象 41
- 6 対象とするヲシテ : 変体ヲシテ 42
- 7 変体ヲシテからの変体図象の抽出 50
- 濁点図象 50
- 数詞図象 51
- その他の変体図象 54
- 8 まとめ 59
- 第三章 ヲシテ研究の前提 61
- 1 テキストそのものを読め 61
- 2 ヲシテ原文と平仮名・漢字の相違 66
- 3 仮名遣い・表記への影響 70
- 4 まとめ 74
- 第四章 ヲシテ分析の準備 75
- 1 ヲシテ研究は語学である 75
- 2 原詞と分詞 77
- 3 ヲシテ図象 79
- 4 表音文字としてのヲシテ 81
- 5 アルファベットとの違い 82
- 6 平仮名・片仮名との関係 83
- 7 万葉仮名 85
- 8 いわゆる上代日本語八母音説について 87
- 9 ハングル 88
- 10 阿比留文字 91
- 11 ヲシテは表意文字である 92
- 12 表意文字としてのヲシテと仮名、ハングル 94
- 13 ヲシテと漢字の違い 96
- 14 書字方向 99
- 15 態図象と相図象 106
- 16 分詞の相展開 108
- 17 分詞の態展開と活用 110
- 18 「日本語・原論」プロジェクトで扱わないこと 112
- 19 まとめ 116
- 第五章 ヲシテ分析の道具 119
- 1 デジタルヲシテ 119
- 2 分詞表 120
- 3 分詞表を利用して原詞の語義を探る 124
- 4 分詞表を利用して語彙と語義の変遷を探る 127
- 5 まとめ 129
- 第六章 図象とイマジネーション 131
- 1 ヲシテ図象はイメージを表す 132
- 2 態図象 135
- 3 〓(ア) 〓〓〓(ウツホ)態 139
- 基本イメージ 139
- 派生イメージと両義性 141
- 時制 142
- 漢訳語 142
- 4 〓(イ) 〓〓(カセ)態 142
- 基本イメージ 142
- 派生イメージ 144
- 時制 145
- 漢訳語 145
- 5 〓(ウ) 〓(ホ)態 146
- 基本イメージ 146
- 派生イメージ 147
- 時制 147
- 漢訳語 148
- 6 〓(エ) 〓〓(ミツ)態 148
- 基本イメージ 148
- 派生イメージ 149
- 時制 150
- 漢訳語 150
- 7 〓(オ) 〓〓(ハニ)態 151
- 基本イメージ 151
- 派生イメージ 151
- 時制 152
- 漢訳語 152
- 8 〓 (ア)相 154
- 態との組み合わせ 154
- 基本イメージ 154
- 9 〓 (カ)相 155
- 態との組み合わせ 155
- 基本イメージ 155
- 10 〓 (ハ)相 157
- 態との組み合わせ 157
- 基本イメージ 157
- 11 〓 (サ)相 158
- 態との組み合わせ 158
- 基本イメージ 159
- 12 〓 (ナ)相 160
- 態との組み合わせ 160
- 基本イメージ 160
- 13 〓 (マ)相 161
- 態との組み合わせ 161
- 基本イメージ 162
- 14 〓 (ヤ)相 162
- 態との組み合わせ 162
- 基本イメージ 163
- 15 〓 (タ)相 164
- 態との組み合わせ 164
- 基本イメージ 164
- 16 〓 (ラ)相 165
- 態との組み合わせ 165
- 基本イメージ 165
- 17 〓 (ワ)相 167
- 態との組み合わせ 167
- 基本イメージ 167
- 18 さらなる深層へ : 原初世界イメージ 168
- 19 まとめ 169
- 第七章 ヲシテ文法と仮名文法 173
- 1 日本語とは何か 173
- 2 ヲシテは日本語のレントゲン撮影である 176
- 3 ヲシテ文法のアプローチ 178
- 語彙 178
- 品詞体系 179
- 活用 181
- 文の発生 183
- 4 まとめ 187
- 第八章 安定原詞と安定分詞 189
- 1 造語器としてのヲシテ 189
- 2 ヲシテの縦膠着性 193
- 3 分詞と単語の違い 194
- 4 語義形成器としてのヲシテ 197
- 5 安定分詞と安定原詞 201
- 6 安定分詞の種類 206
- 7 安定原詞の合着と安定分詞 209
- 8 安定原詞の合着と相・態 212
- 9 安定分詞の複合 214
- 10 仮名文における合着と複合 215
- 11 複合と合着の区別 218
- 12 安定分詞と文 219
- 13 まとめ 221
- 第九章 呼求分詞I : 動詞 225
- 1 構文形成器としてのヲシテ 225
- 2 呼求原詞 226
- 3 呼求分詞 229
- 4 動詞の語幹 231
- 5 動詞の活用の本質 235
- 6 動詞の活用語尾 241
- 7 活用語尾の相展開 244
- 8 動詞の発生=活用語尾の発生 246
- 9 活用による動的イメージの表現 249
- 10 活用語尾の添着と合着 253
- 11 動詞への応着と文の形成 256
- 12 「呼求」のイメージ 261
- 13 動詞の複合 265
- 14 縦膠着の4タイプ 267
- 15 まとめ 270
- 第十章 呼求分詞II : 形容詞 275
- 1 形容詞の活用と成り立ち 275
- 2 形容詞の語義形成 277
- 3 形容詞の終止形の成立 283
- 4 活用語尾はなぜ〓相と〓相なのか 286
- 5 〓相の活用の本質 290
- 6 形容詞と動詞の比較 292
- 7 ヲシテ文法と仮名文法による形容詞の理解 294
- 8 まとめ
- 第十一章 呼求分詞III ; 助詞
- 1 本書のアプローチ 301
- 2 助詞〓(や)の働き
- 3 助詞〓(や)を相・態から分析する 306
- 4 〓(よ) 310
- 5 〓(ゆ) 314
- 6 〓(そ) 316
- 7 助詞の相・態の働きのまとめ 319
- 8 助詞のイメージ 321
- 9 助詞と動詞の比較 328
- 10 助詞と形容詞の比較 330
- 11 助詞と名詞の比較 333
- 12 膠着の類型を整理する 336
- 13 まとめ 339
- 第十二章 文の発生 345
- 1 呼求分詞と文の発生 345
- 2 日本語の構文 348
- 3 ヲシテから見た文の発生 350
- 4 ホツマツタヱ奉呈文を読む 356
- あとがき 359
世界思想ゼミナール;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;並製;vii+310頁;;ISBN978-4-7907-1301-2;[執筆者]はりえ・ひろなお(張江洋直)/おーたに・えーいち(大谷栄一)/あさの・ともひこ(浅野智彦)/たなか・としゆき(田中俊之)/とまべち・しん(苫米地伸)/やまだ・まさひこ(山田雅彦)/いで・ひろひさ(井出裕久)/きわき・なちこ(木脇奈智子)/かいしょー・ゆみこ(魁生由美子)/ささき・えりか(佐々木えりか)/いとー・まさゆき(伊藤雅之)/すみた・みきお(角田幹夫)/たけい・じゅんすけ(武井順介)
;明石書店;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;301頁;;ISBN978-4-7503-2925-3;
目次をうつしておく。
- まえがき
- 第1章 言語という装置 15
- ことばの道具性 15
- ことばの力 20
- 感情のことば/ことばの機械 26
- 単語連鎖装置とロゴクラシー 31
- 第2章 文字から文体へ : 漢字と言語的近代 38
- “Singlish”の寓話 38
- 朝鮮における漢字・漢文 43
- 日本における漢字と言語的近代 50
- 漢字問題から文体問題へ 58
- 第3章 「東京語」の表象の成立 65
- 失われた「京都語」の威信 65
- 「言語の混合」としての「東京語」 69
- 標準語政策と東京語 72
- 第4章 柳田国男と「国語」の思想 76
- 「国語」と「一国民俗学」 : 近代批判とナショナリズム 76
- 「標準語制定」政策の成立 83
- 「選択」と「同意」 86
- 「標準語」と「方言」の概念 99
- 方言周圏論と言語地理学 103
- 地名の権力 112
- 日本語と日本人の起源 115
- 第5章 「狭義の日本人」と「広義の日本人」 : 山路愛山『日本人民史』をめぐって 122
- 「日本人」とは誰のことが 122
- 山路愛山の『日本人民史』 124
- 古代の「日本帝国」 126
- 愛山の「ツラン主義」 130
- 愛山流比較言語学と進化論 137
- むすび 144
- 第6章 「正音」の帝国 146
- 音声としての「国語」の発見 146
- 「正音」の帝国としての「国語」 150
- アメリカの「ろう教育」の展開と視話法の発明 153
- 「視話法」と伊沢修二 156
- 第7章 国語学・言語学・国学 164
- 「国語学」と「国学」の距離 164
- ヨーロッパにおける文献学と言語学の対立 167
- 時枝誠記の言語学批判 171
- 第8章 「国語」ということばの新しさ 177
- 「国語」という新しいことば 177
- 語か言語全体か? 179
- 普通名詞か固有名詞か? 182
- 内と外の視点 184
- 国語と祖国 187
- 第9章 「日本語」と「国語」のはざま 189
- 日本語のふたつの顔 189
- 植民地の「国語」・帝国の「日本語」 191
- 「国語/日本語」の二分法 195
- 第10章 「日本語」への絶望 199
- 「桎梏」としての「国文学」 199
- 志賀直哉と北一輝の「日本語廃止論」 205
- 第11章 「国語」と言語的公共性 212
- 「国語」と「日本語」 212
- 「国語」と「母語」 214
- 「国語」とグローバリゼーション 291
- 公用語と言語的公共性 223
- グローバリゼーションとナショナリズムのはざまで 228
- 第12章 手話言語と言語政策 231
- マイノリティ言語としての手話 231
- 手話に対する言語政策 : EUを例にして 244
- 言語育成と言語態度 252
- 第13章 多言語主義と言語的民主主義 264
- 近代国家と「言語政策」 264
- 多言語状況と多元的社会構造 267
- ダイグロシアと機能分担 271
- 注 277
- 初出一覧 294
- あとがき 297
;清文堂;(借覧);A5判;縦組;上製;ii+292頁;;ISBN978-4-7924-1408-5;
目次をうつしておく。
- 第一部
- 1. シャチコハル 3
- 2. クタビルルとツカルル 8
- 3. シツケ : 和語と漢語 26
- 4. マイナイと賄賂 : 和語と漢語のあいだ 47
- 5. 沈思と笑止 : 擬(もどき)漢語 72
- 6. Iantar : 日葡辞書の訳語 95
- 一 Tenjin(点心)
- 二 Qenzui(硯水)
- 三 Sŏfan(草飯)
- おわりに
- 第二部
- 7. 初期国字本の刊行物についての一試論 119
- 8. 『エソポのハブラス』 141
- 一 名称について
- 二 原典(的なもの)と翻字
- 三 その他の翻字例
- 9. 『エヴォラ本 日葡辞書』 175
- はじめに
- 日葡辞書
- 0 はじめに
- 1 刊行の時期と場所
- 2 編者と編纂所
- 3 伝本
- 4 内容
- 5 補遺篇
- 6 翻訳書
- 10. コリャード『懺悔録』 202
- 一 コリャードの略歴
- 二 『懺悔録』という名称とその構成
- 第三部
- 11. 室町小歌私解 223
- 12. 狂言のことば 239
- 一 恩ない主の、これは目ぎらら
- 二 くらはじない
- 三 勝負どく
- 13. キリシタンの日本語研究 265
- はじめに
- 一
- 二
- (1) 音韻
- (2) 口語
- (3) 方言
- おわりに
- 付 「和らげ」の一側面 277
- あとがき 284
- 索引 292
;紀伊國屋書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;316頁;;ISBN978-4-314-01047-4;[原著]Matteo Motterni, "Economia emotiva: Che cosa si nasconde dietro i nostri conti quotidiani", Rizzoli, 2006.
中公新書2005;中央公論新社;980円(借覧);新書判;縦組;並製;11+431頁;;ISBN978-4-12-102005-5;
;平凡社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;370頁;;ISBN978-4-582-83426-0;
;岩波書店;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;4+iii+456頁;;;
中公新書2004;中央公論新社;940円(借覧);新書判;縦組;並製;11+391頁;;ISBN978-4-12-102004-8;
;勉誠出版;(借覧);B5判;縦2段組;上製;509頁;;ISBN978-4-585-03218-2;
目次をうつしておく。
- 編者謹白
- 中国印刷史家張秀民自伝 / 日野雅子[訳] 9
- 「きりしたん版」に「古活字版」のルーツを探る / 大内田貞郎 19
- はじめに
- 一 西欧における活字製作の状況(父型・母型の材質等)
- 西欧における初期の活字印刷が目指した事柄
- 鋳造活字作成の前提となる「父型切削・母型打込」
- 二 日本へ宣教師が搬入した西欧印刷機の内実
- 日本への西欧印刷機搬入の理由と宣教師達の印刷への認識
- ドゥラードと印刷術修得
- 「きりしたん版・ローマ字」本と「日本文字」印刷本
- 「十名の日本人神弟」の存在と「日本文字」印刷本出現
- 「ローマ字」系と「日本文字」系が並列に存在
- 「父型切削・母型打込」と「日本人」の関係
- 「十名の日本人神弟」の正体とその周辺
- 「日本文字」の「大字活字本」と「小字活字本」
- 三 「きりしたん版・日本文字」から「古活字版」へ
- カウンター・パンチの彫法と「古活字版」未彫刻活字
- 「古活字版」の成り立ちと「此法出朝鮮」との関係
- 活字幅・書写模倣と「古活字版」の連続(彫)活字
- 「古活字版」から「整版」へ
- むすびに
- キリシタン版の文字と版式 / 豊島正之 69
- はじめに
- キリシタン版
- 日本古活字版の技法とキリシタン版
- 一 キリシタン版の版式
- 一・一 試行錯誤の痕跡
- 一・一・一 和欧混植の試行錯誤
- 一・二 印刷の進行
- 一・二・一 特定活字の集中による乱調
- 一・二・二 並行組版
- 一・二・三 組版と刷版
- 一・三 判型と紙
- 一・三・一 判型と内容の相関
- 一・三・二 折と製本
- 虫損
- 水損
- 一・四 版式
- 一・四・一 版とimposition
- 一・四・二 版の置き方
- 一・四・三 キリシタン版和書でのimposition
- impression slur
- 和書での二重印刷とimposition
- 一・四・四 写本でのimposition
- 一・四・五 慶長古活字本でのimposition
- 二 キリシタン版の文字
- 二・一 キリシタン版が金属活字印刷を選んだ理由
- 二・一・一 何故金属活字を使ったのか
- 二・一・二 綴り字は誰が決めるか
- 二・一・三 漢字活字は字書を要請する
- 二・二 キリシタン版の用字規範
- 二・二・一 『落葉集』の「定訓」
- 二・二・二 『ぎやどぺかどる』の制限的用字規範
- 二・二・三 制限的用字規範は漢字制限ではない
- 二・二・四 版本での異体字の存在理由
- 二・三 語のカタログとしての漢字活字の戦略
- 嵯峨本『伊勢物語』の活字と組版 / 鈴木広光 105
- 一 撮影条件とデジタル画像の質
- 二 仮想組版の試み
- (一) 組版推定の手順
- (二) 活字・込め物の推定寸法と組版想定図
- (三) 規格化された活字の意味
- 三 木活字について
- (一) 活字認定の根拠
- (二) 印刷に使用された活字の数
- (三) 木活字の特性
- (四) 活字の規格と仮名の様式
- (五) 和歌組みのための連彫活字
- 四 異版問題と活字・組版との関係
- (一) 「部分異植字」について
- (二) 活字の摩耗・欠損と部分異植字
- (三) 部分異植字の理由
- 日本語の連綿体活字 / 小宮山博史 127
- 美華書館史考 : 開設と閉鎖・名称・所在地について / 宮坂弥代生 167
- はじめに
- ミッション・プレス開設の歴史とその研究
- 美華書館に関する史料
- 開設(マカオ)から寧波移転
- 寧波時代の名称問題
- 上海移転後の所在地
- 北京路清遠里口
- 閉鎖とその理由
- 明治初期の近代的新聞が用いた木活字の特徴 / 佐賀一郎 191
- 一 はじめに
- 二 明治初期の新聞と活版印刷技術の発達過程
- 三 『横浜毎日新聞』による木活字の使用
- 三・一 印刷面からの考察
- 三・三 『横浜毎日新聞』が用いた木活字の特徴
- 四 『日新真事誌』による木活字の使用
- 四・二 印刷面からの考察
- 四・三 『日新真事誌』が用いた木活字の特徴
- 五 『東京日日新聞』による木活字の使用
- 五・一 『東京日日新聞』が木活字を使用するまで
- 五・二 木活字の製作者
- 五・三 印刷面からの考察
- 五・四 その他の組版材料について
- 五・六 『司法省日誌』について
- 五・七 日報社内部での印刷の請負
- 六 おわりに
- 韓国最初の活版印刷による多言語『韓仏辞典』の刊行とそのタイポグラフィ / 劉賢国 245
- 一 はじめに
- 二 韓国語の初期多言語辞典の編纂
- 二・一 パリ外国宣教会の宣教師の朝鮮入国と韓国語学習
- 二・二 写本の多言語辞典編纂
- 三 『韓仏辞典』について
- 三・一 『韓仏辞典』の成立基盤
- 三・二 『韓仏辞典』の刊行
- 三・三 韓国語の表記法と特徴
- 三・四 最初のフランス新聞社と『韓仏辞典』の発行者
- 三・四・一 『韓仏辞典』発行者C・レビー
- 三・四・二 『韓仏辞典』の発行者レビーとサラベル
- 三・五 村岡平吉と『韓仏辞典』の関わり
- 三・六 韓国語活字の朝鮮への到来
- 四 『韓仏辞典』の活字書体
- 四・一 『韓仏辞典』の活字書体とその制作者
- 四・二 活字書体の構造的特徴
- 四・三 十八世紀ヨーロッパで開発された分合活字
- 四・三・一 漢字活字の開発
- 四・三・二 韓国語活字の開発
- 五 『韓仏辞典』の組版
- 五・一 『韓仏辞典』の刊行以前の組版の変化
- 五・一・一 表記の変化
- 五・一・二 組版の規則
- 五・一・三 多様な補助符号
- 五・二 多言語混植組版の分析
- 五・二・一 『韓仏辞典』の見出し語とその付帯項目の表記
- 五・二・二 組版構成
- 六 『韓仏辞典』の刊行の意義とタイポグラフィの特徴
- 六・一 『韓仏辞典』の刊行の経緯
- 六・二 『韓仏辞典』のタイポグラフィの特徴
- 六・二・一 多言語活字書体の特徴
- 六・二・二 多言語組版の特徴
- 七 おわりに
- 二〇世紀前半期における中国人による「倣宋体」と「楷書体」の開発 / 孫明遠 279
- はじめに
- (一) 「倣宋活字」の開発情況
- (二) 「正楷活字」の開発情況
- 中国における金属活字の源流と中国人による活字書体開発の背景
- 中国人による「倣宋体」と「楷書体」の開発
- 「商務印書館」と、そこで開発された「倣宋体」と「楷書体」
- 「商務印書館」によって開発された「倣宋体」と「楷書体」
- 「二号楷書体」
- 「古体活字」
- 「倣古活字」
- 「長倣宋注音連接字」
- 「中華書局」と「聚珍倣宋印書局」及びそこで開発された「倣宋体」
- 「聚珍倣宋印書局」、「中華書局」による「聚珍倣宋体」の開発
- 「長倣宋注音連接字」
- 「華豊印刷鋳字所」と、そこで開発された「倣宋体」と「楷書体」
- 「華豊印刷鋳字所」によって開発された「倣宋体」と「楷書体」
- 「華豊楷書体」
- 「華豊行楷書体」
- 「真宋」
- 「求古斎鋳字所」と、そこで開発された「倣宋体」と「楷書体」
- 「求古斎鋳字所」によって開発された「倣宋体」と「楷書体」
- 「摹宋」
- 「長摹宋」
- 「標準正楷書体」
- 「漢文正楷印書局」と、そこで開発された「漢文正楷書体」
- 「漢文正楷印書局」によって開発された「漢文正楷書体」
- 「百宋鋳字印刷局」と、そこで開発された「倣宋体」
- 「百宋鋳字印刷局」によって開発された「南宋」と「北宋」
- 「華文正楷銅模鋳字所」と、そこで開発された「楷書体」
- 「華文正楷銅模鋳字所」によって開発された「華文正楷書体」
- 「芸文印刷局」と、そこで開発された「楷書体」
- 「芸文印刷局」によって開発された「芸文正楷書体」
- 「商業印字房」と「専用楷書体」の開発
- 「漢雲鋳字製模所」と「漢雲正楷書体」の開発
- 「張雲記鋳字所」と「洪武正楷書体」の開発
- 「文嵐簃古宋印書局」と「文嵐簃古宋字」の開発
- 「開明書店」と、その「楷書体」の開発
- 「竹天新宋銅模鋳字所」と、そこで開発された「倣宋体」
- 「竹天新宋銅模鋳字所」によって開発された「新宋」
- 「世界書局」と、そこで開発された「倣宋体」
- 「世界書局」によって開発された「倣宋体」
- 「中国倣古印書局」と「倣古宋体」の開発
- 「千頃堂」と「千頃堂楷書体」の開発
- 「倣宋活字」の開発(企業名不明)
- 中国人による「倣宋体」と「楷書体」の開発の日本への影響
- 「倣宋体」と「楷書体」の開発
- 築地体後期五号仮名の出現時期と初期「アンチック」活字について / 内田明 329
- 明治三十一年築地体後期五号仮名のはじまり
- 最初期和文アンチック体活字のこと
- これまで知られてきた最初期和文アンチック体の形状と奇妙な見本字種
- 新たに見つかった最古の和文アンチック体用例
- 最初期和文アンチック体活字の担い手
- 印刷文字から符号化文字へ / 小形克宏 365
- はじめに
- 第一章 漢字小委員会の考え方と審議の状況
- (一) なぜ常用漢字表は改定されるのか?
- 新常用漢字表を審議する漢字小委員会とは?
- 常用漢字表を改定する理由
- 新常用漢字表以外の真偽について
- (二) 審議に使われた頻度調査について
- どのようにして文字使用の実態を把握するのか
- かつての表外漢字字体表を反省? 数多くの頻度数調査
- 調査についての疑問
- 印刷文字の頻度調査の限界
- (三) 「読めるだけでいい漢字」の区分をめぐる応酬
- 「若い人」への懸念
- 「読めるだけでいい漢字」と「読めて書ける漢字」
- 区分することへの疑問
- 考え方は残しつつ、漢字表の中では区分しない方向に
- (四) 新常用漢字表と固有名詞
- 歴代の国語施策が固有名詞の漢字を収録しなかった理由
- 今回は固有名詞の漢字を避けることは許されない
- (五) 追加候補の選定と今後の予定
- 頻度調査から機械的に三五〇〇字を選び、そこから絞り込む
- 報道が先行してしまった第一次・字種候補素案
- 大きく変わった第二次・字種候補案
- 今後の予定
- 第二章 新常用漢字表文字コード規格
- (一) 常用漢字表に点のない「箸」が追加されると困る理由
- 「情報化時代の文字」の実態は?
- 日本語学会のシンポジウム『漢字文化と日本語の未来』
- 安岡孝一氏の語る常用漢字表改定の影響
- 「者」と「箸」における漢字政策の歴史
- 点のない「箸」が追加されると困る
- (二) 常用漢字表の改定で発生する、漢字政策の玉突き現象
- 過去の施策と矛盾した字体を追加すると発生
- 情報交換すると文字化けが発生することも
- マイクロソフトが絶対に避けたいシナリオ
- 問題が発生する字は?
- (三) 互換漢字という「例外」
- 「同じ字」をめぐる「情報化時代」の現実
- 略字体が追加された場合のUCSの影響
- UCSと往復の保全性
- CJK統合漢字の「統合」とは
- 統合漢字と互換漢字の違い
- 互換漢字の提案に難色を示す米英代表団
- (四) なぜユニコード正規化は生まれたか
- 互換用文字は、存在するはずのなかった文字
- ユニコードの誕生
- 図書館用文字コード規格と補助符号
- 二種類の補助符号の表現方法
- (五) 重複符号化を排除するユニコード正規化と互換漢字
- 「分解した形」も「合成ずみの形」も「同じ字」
- UAX#15によるユニコード正規化の規定
- 重複符号化を解消するユニコード正規化
- 日本語の符号化でも必要なユニコード正規化
- 基本的な意味は同じ文字を対応づける「互換等価」
- (六) ユニコード正規化と互換漢字
- 互換漢字とユニコード正規化
- 文字コード規格の違いを抽象化するユニコード正規化
- 互換漢字を置き換えてしまうDTPソフト
- (七) インターネット時代と互換漢字
- ユニコード正規化を必要とするインターネットの現実
- 国際化ドメイン名で互換漢字が使えない理由
- 常用漢字が互換漢字になれば板挟みに
- インターネット標準に拡がるユニコード正規化
- (八) 包摂された字体を区別できる異体字シーケンス
- 互換漢字に代わるユニコードからの提案
- 字形選択子を使って異体字に置き換える
- メーカー外字をユニコードに取り込む枠組み
- 字形選択子は「デフォルト無視可能」
- 包摂された字体が区別可能に
- フォントを切り替えると字体が変わる「混乱」
- (九) 異体字シーケンスは互換漢字の代替になりうるか
- 任意の字体を表示させる手段としての異体字シーケンス
- 「包摂字体を区分する技術」を使ってはいけない分野
- ユーザーは無視できない「デフォルト無視可能」
- 万能ではない異体字シーケンス
- 第三章 符号化文字と「情報化時代」
- (一) 字体における「ゴルディアスの結び目」
- 情報機器と常用漢字表
- 人名用漢字収録分の字体は略字体のまま
- 表外漢字字体表収録分は、いわゆる康熙字典体のまま
- 情報機器の混乱回避か、分かりやすさか
- 分かりづらい常用漢字表にする犯人は?
- (二) 『議員氏名の正確な表記』というウェブページ
- 私たちの社会の字体意識
- 文字コード規格からみた三種の「文字の違い」
- 私たちのリーダーの字体意識
- 浮かび上がる「そのものの形」に対する強いこだわり
- (三) 実装の上から『議員氏名の正確な表記』を考える
- 現在のパソコンなら過半の議員名は表示可能
- 残ったものの多くも包摂の範囲内
- 符号化文字という考え方への理解不足
- (四) 本人のウェブページとの比較
- 自分のウェブページの表記こそが「私の字」
- こだわりを感じる一致議員のウェブページ
- (五) 『議員氏名の正確な表記』はどうやって作られたか
- 衆議院事務局からの回答
- 回答の主旨をまとめてみると
- 「書かれた字のとおり」という神話
- (六) 漢字の字体史から見た『議員氏名の正確な表記』
- 日本の明朝体には存在しない「縦棒の信」
- 約一九〇〇年前の「信」の姿
- 多く見られる「書体の違い」の無視
- (七) 『議員氏名の正確な表記』と人名表記の位相文字
- 常用漢字表にある「書体の違い」規定
- 過半の議員ページで『正確な表記』が不使用
- 「位相文字」としての人名表記
- 待遇表現としての人名異体字
- (八) 字体意識と社会的コスト
- 社会的コストから見た「書かれた字のとおり」
- 人名表記と相手の社会的地位
- 印刷文字から符号化文字へ
- (九) 議員の氏名表記とRFC標準の共通点
- 一般的な文字に置き換えて氏名表記する議員
- その人自身と字体が結びつく「漢字の唯一無二性」
- まぎらわしい文字を排除しているRFC標準
- 議員の氏名表記とRFC標準の共通点
- 常用平易な名づけを求めている戸籍法
- (一〇) 新常用漢字表への提言
- 「情報化時代に対応する漢字政策」の至上課題
- 「字体についての解説」を分かりやすく
- 場面に応じて字体を使い分ける習慣を
- (一一) 「情報化時代」に合わせ常用漢字表の進化を
- 不特定多数を相手にした場面では一般的な文字を
- 漢字小委員会でも字体の使い分けが話題に
- 拒否反応は当然。まず必要なのは問題提起
- おわりに
- 人名書名等索引
- 人名索引
- 書名・一般索引
;笠間書院;2,500円(借覧);A5判;縦組;上製;309頁;;;[執筆者]国東文麿/小林保治/野口博久/杉本圭三郎/米田千鶴子/宮田尚/黒部通善/中野猛/高橋貢/池上洵一/貴志正造/西尾光一/播磨光寿/岡本千鶴子/小内一明
西尾、戦前の『打聞集』研究 : 『総索引説話集叢書』のことなど、を一番おもしろくみた。
これは感心しない。シャネルが偉大なことを説明も分析もせずに、それに無条件にもたれかかつたうへで、すべてを通俗的な恋愛譚に回収してしまつてる感じ。ココ・アヴァン・シャネルのはうはだうだらうなあ。
;ひつじ書房;2,000円(借覧);A5判;横組;並製;vi+267頁;;ISBN978-4-89476-345-6;
目次をうつしておく。
- まえがき i
- はじめに / 高崎みどり(たかさき・みどり) 1
- 1 本書の概要 1
- 2 文章・談話の研究とは何をすることか 2
- 2.1 文章・談話とは 2
- 2.2 文章・談話研究とは 3
- 2.3 「文章」と「談話」の区別について 5
- 2.4 文章・談話研究とほかの分野の関連 6
- 国語教育
- 日本語教育
- 文学研究
- 3 音声言語と文字言語研究に必要な知識 7
- 3.1 概観
- 場
- 媒体
- 書きことばと話しことばの特徴と種類
- (典型的な)書きことばの特徴
- 書きことばの種類
- (典型的な)話しことばの特徴
- 話しことばの種類
- 3.2 音声言語と文字言語の関係 12
- 音声言語からもみるという視点の必要性
- 言語音・非言語音
- コミュニケーション効果
- 1 あたらしいコミュニケーションツールのことばについての分析 : ケータイメールを中心としてPCメール・チャット・ブログなどを材料に / 高崎みどり 19
- [例1] ケータイメールのやりとり
- [例2] チャットのやりとりの例
- [例3] ブログの例
- [例4] PCメールの例(50代女性××が大学時代のクラスメート○○に送ったメール)
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① 表記 23
- ② 用語・文体 26
- ③ 文末(発話末) 28
- ④ あいさつ・感動詞・応答詞 29
- ⑤ 隣接ペア 30
- ⑥ ディスコミュニケーション、フレーミング 31
- ⑦ 全体構造 32
- ⑧ メールは話しことばか書きことばか 35
- 課題 37
- 2 広告のことばの分析 : ネット広告と雑誌広告を材料に / 高崎みどり/大澤理英(おーさわ・りえ) 43
- [例1]
- [例2] 雑誌の携帯広告
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① 構成 46
- ② 文と非文 49
- ③ 文脈 51
- ④ キャッチコピーの表現形式と効果 52
- ⑤ キャッチコピーのレトリック 57
- 表記
- 語彙
- そのほかのレトリック
- ⑥ 広告の文章の歴史 59
- 課題 62
- 3 日常会話の分析 : 小学校教員の談話データを材料に / 高崎みどり 65
- [例1・朝]
- [例2・会議]
- [例3・休憩]
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① 人称 69
- 1. 氏名
- 2. 役職・身分
- 3. 代名詞
- ② 性差 70
- i 女性専用形式
- ii 女性多様形式
- N 性に無関係に使用される形式
- iii 男性多様形式
- iv 男性専用形式
- ③ 場面差 72
- ④ 重なり 73
- ⑤ 会話の構成 75
- ⑥ 話題語 77
- ⑦ 緩和表現・注意喚起表現など 78
- ⑧ 笑い 80
- 課題 81
- 3章のデータ処理法 / 大澤理英 86
- Excelへの取り込み方
- Excelにおける体裁の調整
- Excelによる並び替え
- 4 目的をもった会話の分析 : 相談談話をモデルとして / 星野祐子(ほしの・ゆーこ) 99
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① 談話構造 106
- 相談内容の把握
- 行動指示
- 総括
- ② 話者交替 109
- ③ あいづち 111
- ④ フィラー 112
- ⑤ ディスコースマーカー 113
- ⑥ 指示語 115
- コ系の指示語
- ソ系の指示語
- ア系の指示語
- ⑦ 比喩 118
- ⑧ 引用 119
- 相手発話の引用
- 自己発話の引用
- 第三者発話の引用
- ⑨ 助言の間接性 120
- ⑩ ポライトネス 122
- 文字化の方法
- 課題 128
- 付録 文字起こしする際に便利なソフトの紹介
- 5 小説の文体分析 : 色々な作品を材料に / 高崎みどり 135
- [例1・A]
- [例1・B1]
- [例1・B2]
- [例2]
- [例3]
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① 位相と文体 140
- 話しことば
- 方言と共通語
- 性差
- ② 文体の比較 : 漱石と鷗外 145
- ③ 「文章讀本」からみる作家の文体意識 147
- ④ 語り手の設定 148
- ⑤ 統計的文体論 150
- ⑥ 文体形成にかかわる言語形式の諸項目 151
- 文長
- 文末
- 文間
- 表記
- 比喩
- 課題 153
- 6 新しい形態の文鈔の文体分析 : 『電車男』を材料に / 高崎みどり 159
- [例1]
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① 成立・ジャンル 162
- ② 作者 163
- ③ 構造・構成 164
- ④ 文脈 168
- ⑤ 表現 169
- ⑥ 位相 169
- ⑦ 表記 170
- ⑧ 文末表現・間(ま) 171
- ⑨ 比喩表現 172
- ⑩ 描写法 173
- ⑪ ウェブ上の文学について 174
- 課題 176
- 7 新聞記事の分析 : 社会面の記事二種を材料に / 立川和美(たちかわ・かずみ) 179
- [例]
- 記事A
- 記事B
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① 空間的配置 181
- ② 見出しの特性 182
- ③ 新聞記事テクストの型 183
- ④ 接続助詞の使い方や文構造の工夫 185
- ⑤ 一文の長さ 187
- ⑥ 文末表現 188
- 受動表現
- アスペクト・モダリティ
- テンス
- 体言止め
- 引用表現
- ⑦ 語彙の特性 191
- 課題 192
- 8 随筆の分析 : 『文藝春秋』巻頭随筆を材料として / 立川和美 195
- [例]
- 本章のねらい
- 研究角度
- ① パラグラフと構造 197
- ② 文末表現 199
- モダリティについて
- テンスについて
- アスペクトについて
- ③ 指示語 203
- ④ 語彙の結束性 206
- ⑤ 接続表現 207
- ⑥ 随筆というジャンル 209
- ⑦ 引用・話法 211
- 課題
- 8章のデータ処理法 / 大澤理英 217
- Excelによる言語処理例
- 9 古典文学作品の分析 : 『枕草子』第一段「はるはあけぼの」を材料に / 立川和美 221
- [例]
- 本章のねらい
- 研究角度
- 和文体の特性
- ① 文章史から見た和文体 222
- 枕草子第一段「はるはあけぼの」の分析
- ② 『枕草子』の随筆テクストとしての特徴 223
- ③ 第一段の特性 : 新鮮な美意識 224
- ④ 文章の構成 225
- a 全体的な構成
- b 各季節(段落)ごとの構成
- c 描写の方法
- d 色彩配置
- ⑤ 文の特徴と構造 226
- ⑥ 清少納言による一般化の発想 227
- 古典の文体研究
- ⑦ 語り手の存在 228
- ⑧ 和文体に見られる和歌的表現 229
- ⑨ 詞書と歌との文脈関係 230
- ⑩ モダリティ 230
- ⑪ 比喩表現 231
- 課題 231
- 10 狂言の分析 : 「附子」を材料に / 立川和美 235
- [例]〈狂言「附子」抜粋〉
- 本章のねらい
- 研究角度
- 概論的事項
- ① 狂言「附子」のテクスト概説 240
- 1) 狂言「附子」の概説
- 2) 「附子」の内容
- 3) 「附子」の間テクスト性
- 具体的分析
- ② 狂言の口語的性格 241
- 1) 口語的表現の積極的な利用
- 2) 音声言語と文字言語の連続性
- 3) 登場人物による言葉遣いの違い
- 4) 狂言における対話
- ③ 狂言テクストにおける「笑い」のタイプ 246
- 1) 狂言における「笑い」とは
- 2) 「狂言」テクストに出現するいろいろな「笑い」
- 言葉の意味から生じる笑い : とりちがえ
- せりふのやりとりから生まれる面白さ : くりかえし・数え歌
- その他
- ④ 狂言の登場人物と「笑い」 248
- ⑤ 狂言の構造 249
- ⑥ 狂言のレトリック 252
- ⑦ 狂言の身体表現 253
- 課題 254
- 索引 259
- 事項索引
- 人名索引
- 作品名索引
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;2+275頁;;ISBN978-4-7576-0500-8;
目次をうつしておく。
- 特集 : 用言
- 形容動詞「たくさんなり」の発生と変遷 : タクサン・卓散・澤山など / 山内洋一郎(やまうち・よーいちろー) 1
- 一 「たくさん」研究の必要性
- 二 平家物語・連歌論の「たくさん」
- 三 抄物・軍記の「たくさん」
- 四 「たくさん」の初例から再び漢字表記へ
- 五 副詞「たくさん」の派生
- 上代複合動詞の結合事情についての一考察 / 山王丸有紀(さんのーまる・ゆき) 11
- はじめに
- 一 古典語複合動詞の結合状態についての先行研究に関して
- 二 古典語複合動詞の成立の条件について
- 三 上代複合動詞の組み合わせ事情について
- 三のア 上代複合動詞の組み合わせと中古以降の複合動詞の組み合わせ
- 三のイ 「あり―」型の複合動詞について
- 「あり+Aa動詞(一地点での動作を表す動詞)」の組み合わせと見える例
- 「あり+Ab動詞(移動及び変化を含む動作を表す動詞)」の組み合わせと見える例
- 三のウ 三のまとめ
- 四 上代複合動詞の結合状態
- 結び
- 始発と例示 : 古代語「始む」の用法をめぐって / 高山善行(たかやま・よしゆき) 29
- はじめに
- 一 「始む」の用法
- 二 方法・資料
- 三 観察
- 『万葉集』
- 『竹取物語』
- 『土佐日記』
- 『蜻蛉日記』
- 『枕草子』
- 『源氏物語』
- 『紫式部日記』
- 『大鏡』
- (補) 中世
- 『平家物語』
- 『方丈記』
- 『伊曾保物語』
- 四 用例分布
- 五 例示用法の確立とその要因
- I 前項名詞句の意味的特徴
- II 要素列挙
- III 全数指定
- 六 おわりに
- 中古における感情形容詞と感情動詞の対応とその対応要因 : 中古前期・中期の和文作品を対象として / 安本真弓(やすもと・まゆみ) 45
- 一、はじめに
- 二、対応が認められる感情形容詞と感情動詞の比較
- 三、「主題」の観点から見た中古の感情形容詞と感情動詞における感情主の特徴
- 三‐一、「主題」に該当する人物か否かの規定
- 三‐二、中古の感情形容詞と感情動詞における感情主の相違
- 四、中古の感情形容詞と感情動詞における感情主の制限
- 五、中古に感情形容詞と感情動詞の対応が多く存する要因
- 軍記物語の形容詞についての一考察 : 上代形容詞・中古形容詞との比較を交えて / 村田菜穂子(むらた・なほこ) 67
- サ変動詞の漢字表記「仕・為」について : 連用形の表記「仕」の成立過程を中心に / 于泳(う・えー) 87
- 一 はじめに
- 二 辞書におけるサ変動詞連用形の漢字表記
- (一) 平安・鎌倉時代
- (二) 節用集など室町時代の辞書
- 三 中世までの作品における「為・仕」
- 四 中世におけるサ変動詞の漢字表記
- (一) 説話集におけるサ変動詞の漢字表記
- (二) 連歌論におけるサ変動詞の漢字表記
- (三) 軍記物語におけるサ変動詞の漢字表記
- (四) 古記録類におけるサ変動詞の漢字表記
- 五 おわりに
- 『新編 左千夫歌集』の形容詞 / 蜂矢真郷(はちや・まさと) 101 #
キーワード : 補助活用(カリ活用) 未然形ケ・已然形ケ ケシ型形容詞 語幹の用法 ク活用・シク活用- 源氏物語の会話文の「文末表現」 : 若菜上巻での係り結びと動詞術語φ形の使用法をめぐって / 西田隆政(にしだ・たかまさ) 119
- 一 はじめに
- 二 会話文と地の文の連続性
- 三 会話文と地の文の相違点
- 四 地の文の「文末表現」のデータ
- 五 会話文の「文末表現」のデータ
- 六 係り結びのデータの検討
- 七 動詞述語のφ形の検討
- 八 会話文と地の文での「文末表現」と係り結びの比較
- 近世以前の万葉集表記関連用語 : 〈義訓〉を中心に / 奥田俊博(おくだ・としひろ) 139
- 一 はじめに
- 二 中世の「義読」の用法
- 三 近世の「義訓」の用法(一)
- 四 近世の「義訓」の用法(二)
- 五 おわりに
- 一七世紀節用集における検索補助法 / 佐藤貴裕(さとー・たかひろ) 157
- はじめに
- 慶長・寛永期
- 寿閑本『節用集』
- 慶長一六年本『節用集』
- 寛永六年本『節用集』
- 『二体節用集』
- 寛永一二年本『節用集』
- 寛文・延宝期
- 『真草二行節用集』(外題「二行節用集」)
- 『増補二体節用集』
- 『真草増補節用集』(延宝三年刊)
- 『増補大節用集』(延宝四年跋)
- 『頭書増補二行節用集』(寛文一〇年刊)
- おわりに
- 副詞「どうか」「どうぞ」における依頼用法の成立過程 / 齊藤瑛子(さいとー・えーこ) 177
- 一 はじめに
- 二 調査方法
- 二‐一 調査対象
- 二‐二 分類の基準
- 二‐三 副詞と従属節
- 三、依頼用法の成立
- 三‐一 現代語における「どうか」「どうぞ」
- 三‐二 成立時期
- 三‐三 成立以前
- 三‐四 成立過程
- 三‐四‐一 第一段階
- 三‐四‐二 第二段階
- 三‐四‐三 第三段階
- 四 おわりに
- 新島襄書簡のことば : 「博物館」について / 浅野敏彦(あさの・としひろ) 195
- 「vegetarian」と「菜食」 / 菊池悟(きくち・さとる) 205
- はじめに
- 一 英和対訳辞書における「vegetarian」「vegetarianism」の立項状況
- 二 「vegetarian」「vegetarianism」の訳語
- 三 日本語辞書における収載状況
- むすび
- 「めせん(目線・眼線)」の成立と展開 / 橋本行洋(はしもと・ゆきひろ) 223 #
キーワード 映画用語 図学用語 近代中国語 位相差から意味差へ 語彙体系のささえ
- はじめに
- 一 現代語「めせん」の出自と意味
- 二 映画用語以前の「目線」・「眼線」
- 二・一 幕末~明治前期歩兵操典の「眼線」・「目線」
- 二・二 明治中期~大正期小説・論説等の「眼線」
- 二・三 図学用語「目線(モクセン)」
- 二・四 近代中国語「眼線」
- 二・五 映画用語との関わり
- 三 「めせん」の普及と展開
- 三・一 「めせん」の一般語としての普及時期
- 三・二 「めせん」と「視線」の意味差
- 三・三 「めせん」の展開とその要因
- おわりに
- 高校国語教科書「論説」「評論」の外来語 : 通時的変化に注目して / 橋本和佳(はしもと・わか) 245
- 一 はじめに
- 二 調査対象
- 二・一 高校国語教科書の論説文
- 二・二 朝日新聞の社説
- 三 教科書検定年と外来語の出現率
- 四 作品発表年・作者生年と外来語の出現率
- 四・一 作品発表年と作者生年の年代別分布
- 四・二 各作品の作品発表年・作者生年と外来語出現率
- 五 論説文の外来語の特徴
- 六 おわりに
- 語彙索引
- 人名・書名・事項索引
徳間文庫[130-6];徳間書店;380円(100円);文庫判;縦組;並製;247頁;;ISBN4-19-568533-8;
史実とつじつまがあはないところがあるのは伝聞記だからで、能因他の男性の手になるものといふ論で、それなんてテクハラ、といふか、本書の著者はいはゆる平安女流日記をことごとく女性ではないとみてゐるみたい(また、土左日記も貫之の作ではない、と)。すげえ。久米邦武の物語の源流といふ文章を先行論としてあげてゐたので、入力した。
;以文社;(借覧);四六判;縦組;上製;3+305頁;;ISBN978-4-7531-0260-0;
関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ6;関西大学出版部;(借覧);A5判;横組;並製;1+ii+469頁;;ISBN978-4-87354-464-9;
目次をうつしておく。
- 序文 / 橋本征治
- 中国における近代知の受容と日本 / 沈国威(しん・こくい) 1
- 一 はじめに : 近代知の受容とそのルート
- 二 中国近代の翻訳活動
- 三 日本発の情報と知識
- 四 日本書の舶来と利用
- 五 日中知識の流れの逆転
- 六 近代知の媒体 : 日本語借用語
- 七 結語 : 日本ルートは何を残してくれたか
- 近代日本における《時》の獲得 : 新漢語「時間」と「期間」の成立をめぐって / 松井利彦(まつい・としひこ) 43
- I. 幕末・明治初期の《時》について
- II. 12刻制・12時(とき)制から24時(ジ)制へ
- III. 時長表示の単位語「時間」の成立
- IV. 時長表示の名詞「時間」の出現
- V. 「時刻」と類義の「時間」の成立
- VI. 「時間」と「期間」
- VII. 終わりに
- 日本語の「洋語」と中国語 : その対応の考察 / 高野繁男(たかの・しげお) 85
- 1 はじめに
- 1) 英語のインターネットによる世界的な進出
- 2) 日本人の教養が「漢学」から「洋学」に移ったこと
- 2 現代の洋語急増の実態
- 3 日本語の「洋語」に対応する中国語
- 補説
- 4 おわりに
- 「テレビ」と「電視」 : 「電視」は和製漢語か / 宮島達夫(みやじま・たつお) 95
- 1. 「テレビ(ジョン)」と「電視」
- 2. テレビジョンの発明
- 3. 証言
- 4. 単行本
- 5. 雑誌論文など
- 6. 新聞記事
- 7. 辞典
- 7.1 国語辞典
- 7.2 百科辞典・新語辞典
- 7.3 術語辞典
- 7.4 英和辞典など
- 7.5 中国語辞典
- 8. まとめ
- 『清議報』に見える日本語からの借用語 / 朱京偉(しゅ・きょーい) 111
- 1. 日本語からの初期の借用語
- 1.1 傅雲龍の『遊歴日本図経』(1889)
- 1.2 黄遵憲の『日本国志』(1887完成、1895刊行)
- 1.3 『時務報』の「東文報訳」欄(1896-98)
- 2. 『清議報』の資料的性格
- 2.1 用語調査の範囲
- 2.2 用語の抽出と整理
- 3. 『清議報』にある二字語
- 3.1 「新義あり」の語
- 3.2 「出典なし」の語
- 3.3 「『漢詞』未見」の語
- 4. 『清議報』にある三字語
- 4.1 逆輸入された「―的」の用法
- 4.2 意味用法がやや変えられたもの
- 4.3 意味用法があまり変わらないもの
- 5. 『清議報』にある四字語
- 5.1 用例の多い前語基と後語基
- 5.2 語基と語基の結合関係
- (1) V+Nパターンの四字語
- (2) N+Vパターンの四字語
- 6. 『清議報』の中の新出語
- 6.1 『時務報』で早く使われた用語
- 6.2 梁啓超の文章で早く使われた用語
- 6.3 『清議報』で早く使われた用語
- 和製漢語「洋学」の成立 : 中国語漢語「西学」の成立を兼ねて / 孫建軍(そん・けんぐん) 145
- 1. はじめに
- 2. 「西洋」の成立
- 2.1 「洋」の変遷
- 2.2 「西洋」の独特の響き
- 3. 「西~」から「洋~」に
- 3.1 中国語における「西~」
- 3.2 日本語における「西~」
- 3.3 日本語における「洋~」
- 3.4 中国語における「洋~」
- 4. 「洋学」の出現
- 4.1 中国語における「西学」
- 4.2 渡辺崋山、佐久間象山と「洋学」
- 5. 「洋学」の定着
- 5.1 洋学所の設立
- 5.2 洋学書の「序言・凡例・跋」に現れた「洋学」
- 6. おわりに
- 漢字文化圏におけるPolitical EconomyとEconomicsの翻訳 / 李憲昶(Lee Hun-Chang) 167
- 1. はじめに
- 2. ヨーロッパにおけるPolitical EconomyとEconomicsの概念の変遷
- 3. アジアにおけるPolitical Economyと類似した諸概念及びその進化の決定要因
- (1) Political Economyと類似した諸概念 : 漢語を中心として
- (2) Political Economyとその諸類似概念の進化の決定要因
- 4. 日本における翻訳
- 5. 中国における翻訳
- 6. 朝鮮における翻訳
- 7. 終わりに
- 中国語における「聯邦」 : 語誌および関連訳語をめぐって / 千葉謙悟(ちば・けんご) 213
- 0. はじめに
- 0.1. 「合衆国」から「聯邦」へ
- 0.2. 語誌記述と訳語研究
- 1. 19世紀中国における「聯邦」
- 1.1. 「聯邦」の初出
- 1.2. 「合衆国」の意味範囲の拡大
- 2. 19世紀日本における「聯邦」
- 3. 20世紀中国における「聯邦」
- 3.1. 回帰語としての「聯邦」
- 3.2. 中国の国家構想と「聯邦」
- 3.2.1. 〈自治〉との関わり
- 3.2.2. 〈民主〉〈共和〉との関わり
- 3.2.3. 「聯邦」から「聯省」へ
- 4. おわりに
- 宣教師の学んだ中国語 : 中国語訳聖書における人称代名詞 / 塩山正純(しおやま・まさずみ) 245
- 1. 中国語訳聖書における人称代名詞
- 2. 一人称代名詞について
- 2.1 『聖経直解』と『四史攸編』
- 2.2 モリソンと『神天聖書』
- 2.2.1 “吾”と“我”の使い分けの法則
- 2.2.2 『神天聖書』の“吾”と“我”
- 2.2.3 “余”
- 2.2.4 モリソン著『西遊地球聞見略伝』における1人称
- 2.3 『聖経』
- 2.3.1 『聖経』の“吾”と“我”
- 2.4 後続の中国語訳聖書
- (1) モリソン改訳
- (2) BC訳
- 2.5 西洋人による文法書の見解
- (1) Remusat(1822)(文言)
- (2) Gützlaff(1842)
- (3) Edkins(1857)
- (4) Summers(1863)
- (5) Lobscheid(1864)
- (6) Mcilvaine(1880)
- (7) Gabelentz(1881)
- 3. 二人称
- 3.1 “爾”“汝”“你”について
- 3.2 『聖経直解』と『四史攸編』の二人称代名詞
- 3.3 『神天聖書』の二人称代名詞
- 3.4 『聖経』の二人称代名詞
- 3.5 後継の中国語訳聖書
- (1) モリソン改訳
- (2) BC訳
- 3.6 文法書などの見解
- (1) Remusat(1822)(文言)
- (2) Gützlaff(1842)
- (3) Lobscheid(1864)
- (4) Gabelentz(1881)
- 4. 三人称
- 4.1 三人称について
- 4.2 『聖経直解』と『四史攸編』の三人称代名詞
- 4.3 『神天聖書』の三人称代名詞
- 4.3.1 “伊”と“伊等”
- 4.3.2 “他”
- 4.3.3 “渠”
- 4.3.4 “厥”
- 4.3.5 “他們”
- 4.4 『聖経』の三人称代名詞
- 4.4.1 “其”と“之”
- 4.4.2 “他”
- 4.4.3 “伊”と“伊等”
- 4.4.4 “渠”
- 4.4.5 “厥”
- 4.5 後継の中国語訳聖書
- (1) モリソン改訳
- (2) BC訳
- 4.6 文法書などの見解
- (1) Remusat(1822)(文言)
- (2) Gützlaff(1842)
- (3) Edkins(1857)
- (4) Lobscheid(1864)
- (5) Gabelentz(1881)
- 5. さいごに
- 日本語の流行語の台湾での使用状況 : 戦後の漢字表記語を中心に / 王敏東(おー・びんとー)/陳盈如(ちん・えーじょ) 289
- 0、はじめに
- 1、戦後における日本の流行語
- 2、日本の流行語が台湾の言語社会に使用された様相
- 3、戦前との比較
- 4、おわりに
- ソウル大学奎章閣蔵漢訳西学書について : 1880年代以降集められたものを中心に / 李漢燮(Lee Han-seop) 311
- 1. はじめに
- 2. 語彙交流研究資料としての漢訳西学書
- 2.1 文明開化関連書籍類
- 2.2 新聞類
- 2.3 キリスト教関連書籍
- 2.4 文学作品類
- 2.5 漢訳西学書
- 3. 1880年代以降集められた奎章閣の漢訳西学書
- 3.1 奎章閣の中国本について
- 3.2 高宗と西学書
- 3.2.1 時代的背景
- 3.2.2 西学書を集めるための高宗の努力
- 3.3 1880年代以降入った漢訳西学書
- 3.4 1880年代以降集められた漢訳西学書の特徴
- 4. おわりに
- John Francis Davisの中国語学習と言語観 : A commercial vocabularyを中心に / 朱鳳(しゅ・ほー) 335
- 一、John Francis Davisの生い立ち
- 二、A Commercial Vocabularyについて
- 1. 編纂目的と収録範囲
- 2. 収録内容の分析
- (1) 商品名
- (2) 貿易用語
- (3) 国と地名
- (4) 清朝政府及び行商人(Hong Merchant)に関する用語
- 3. 『貿易語彙集』の意義
- 三、19世紀初頭の語学学習環境とDavisの言語観の形成
- 1. 広東の語学学習環境
- 2. Davisの言語観
- 四、結び
- 井上哲次郎の欧州留学と日記中の西洋人氏名・欧文書名について / 真田治子(さなだ・はるこ) 353
- 1. はじめに
- 2. 背景 : 『哲学字彙』三版に関する問題点
- 3. 井上の留学中の動向と関連する資料・先行研究
- 4. 日記「懐中雑記」にみられる西洋人の人名と欧文書名
- 4-1. 西洋人の人名・属性別
- 4-2. 西洋人の人名・事由別
- 4-3. 欧文書名の著者の属性
- 4-4. 人名の表記の型
- 4-5. 西欧人の人名の片仮名表記の主な特徴
- 4-6. 西欧人の人名の漢字表記の主な特徴
- 4-7. 西欧人の人名の漢字表記と清国人同僚との交流
- 5. まとめと今後の課題
- 神経の概念の初期的流入に関する日中比較研究 / 松本秀士(まつもと・ひでし) 373
- 0. はじめに
- 1-1. 玄白による神経の訳語
- 1-2. 玄沢と玄真による神経の訳語
- 2-1. モリソンとホブソンによる神経の訳語
- 2-2. 明末来華宣教師による神経の訳語
- 2-3. ポスト・ホブソンによる神経の訳語
- 3. 結び
- 清代帆船の日本漂着筆談史料 / 松浦章(まつーら・あきら) 395
- 1 緒言
- 2 「江戸時代唐船漂着資料集」
- 3 清代帆船漂到日本筆談史料
- 4 小結
- 近代中国における初期英語課本について / 内田慶市(うちだ・けーいち) 411
- 1. はじめに
- 2. 「紅毛番話」類
- 3. 「華英通用雑話」から「華英通語」へ
- 3-1. 『新増華英通語』(1893)
- 3-2. 『華夷通語』(1883)
- 4. 小結
- 梁啓超の『和文漢讀法』とその「和漢異義字」について : 『言海』との接点を中心に / 陳力衛(ちん・りきえー) 423
- 一、問題の所在
- 二、和文漢讀法の内容
- 2.1 『和文漢讀法』について
- 2.2 1900年7月勵志會本
- 2.3 『和文漢讀法』初期形態へのアプローチ
- 2.3.1 南京図書館蔵写本『和文漢讀法』
- 2.3.2 同時代本『和文釋例』からの証左
- 三、和文漢讀法の分析 : 『言海』との接点
- 3.1 当時の言語環境
- 3.2 「和漢異義字」における語種の分布と語数
- 3.2.1 和語
- 3.2.2 漢語
- 四、『和文漢讀法』の影響とその後
- 4.1 辞典への影響
- 4.2 文体の変化と連動して
- 五、概念史への展開 : 結びに代えて
- あとがき / 沈国威 463
- 執筆者プロフィール(執筆順) 467
ピンポイント選書;プレジデント社;1,143円(借覧);四六判変型;縦組;上製;143頁;;ISBN978-4-8334-1880-5;
有斐閣Insight;有斐閣;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;x+220頁;;ISBN978-4-641-17802-1;
予告篇。空気人形。はじめて。おもしろさう。プール。ながいバージョンははじめて。べらべらしやべりすぎな感じ。色即ゼネレーション。著名人(糸井重里とか麻生久美子とか)の感想がついたバージョンははじめて。臼田あさ美をみるためにみようかな。のんちゃんのり弁。2度目。これちやんと配給されるのかしら。
ことし5本目くらゐにみる麻生久美子出演作品で、ウルトラミラクルがいまいちだつただけに、本作はちやんとおもしろくてよかつた。にしても、こなひだみた山形スクリームにでてた温水洋一もでてて、ほんと邦画つておなじひとがぐるぐる出てるなあ。
;中央公論新社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;352頁;;ISBN978-4-12-004033-7;
福田恆存評論集 第五卷;[発行]麗澤大学出版会、[発売]廣池学園事業部;2,800円(借覧);四六判;縦組;並製;2+373頁;;ISBN978-4-89205-545-4;
丸善ライブラリー145;丸善;680円(借覧);新書判;縦組;並製;4+xii+276頁;;ISBN4-621-05145-8;
中公新書2006;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;5+290頁;;ISBN978-4-12-102006-2;
ちくま学芸文庫;筑摩書房;(借覧);文庫判;縦組;並製;582頁;;ISBN4-480-085112-2;
ブルディウとパスロン
についてのエスプリ誌の記事にふれたところがあつた。この文章は大いに考えさせるものを含んでいる。結局、ここで批判されているのは、保守主義の真髄そのものなのである。しかし、この知的貴族主義を度外視し捨象したら、「古典的」フランス文化には、一体何が残るであろうか
(pp.340-341、1967年3月28日付)。
;平凡社;(借覧);四六判;縦組;上製;313頁;;ISBN978-4-582-83419-2;
歴史文化ライブラリー272;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;5+190頁;;ISBN978-4-642-05672-4;
中公文庫[ほ-5-1];中央公論社;796円(476円);文庫判;縦組;並製;16+471頁;;ISBN4-12-201782-3;
ちくま、未来(8月号)。
;PARCO出版;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;253頁;;ISBN4-89194-707-1;
予告篇。多襄丸は人のかほがきれいすぎる。カムイ外伝はそれにくらべれば、まだよさげ。ナイトミュージアム2とか、かいじゅうたちのいるところとか、なんで日本ではかういふ普通にちよつとおもしろげなエンタテインメントとか、良質ぽいファンタシーとかが撮れないのか、と思ふ。
サマウォは、公開前日に巨人戦のテレビ中継の途中でアナウンサーが宣伝をいれてて、うわあ大変だ、と思つたのだけれど、なんといふかてんこもりすぎ(さういふ意味で最近みたなかでいちばんにてるのは、GOEMON)。そのわりに、いまひとつもりあがりにもかける(黒電話!)。OZのグランドデザインが村上隆ぽいと感じたけど、ちがかつた。格闘とか、だうしたつて先日みたチョコレート・ファイターとか実写にはおとる。声もやつぱりちやんと声優をつかつたはうがよくて、永井一郎の達者さばかりが目だつ。婆さまをころしたのには、すこしビックリ。右どなりにすはつてた女子中学生2人組の1人は、たぶんこの辺でなみだぐんでた(席は7割がたうまつてて、左どなりは女子大生ぐらゐの年格好て、ある意味両手に花だつたヽ(´ー`)ノ)。しかし、その直後に授乳をもつてくるはあからさますぎる。アバターの猫耳もだうか。といふわけで、ぜんぜん感想がまとまらないけど、それなりにおもしろくは見たけどなあ、といふ感じ。
中公文庫[か-17-4];中央公論社;893円(100円);文庫判;縦組;並製;418頁;;ISBN4-12-202116-2;
ちくま学芸文庫[ア-3-1];筑摩書房;932円(524円);文庫判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-480-08032-5;
理想の教室;みすず書房;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;163頁;;ISBN978-4-622-08327-6;
中公新書2008;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+3+194頁;;ISBN978-4-12-102008-6;[補説]なかむら・たかゆき(中村隆之)
女子高生4人組がゐて、うるさいかも、と思つたら、その子たちは別にうるさくなかつたのだけれど――をはつてから、AKIRAやばかつたね、とかさざめきかはしてたから、その辺めあてだつたのかな。ウルトラミラクルラブストーリーに首なしででてたのはARATAで、たんになれの問題とはおもふけど、示差性がちひさく感じてしまふな――、中年夫婦が実にうるさかつた。
後半(馬上の一時
からあと)はなかなかよいやうに思つた。とくに、紗綾が不意にケータイからビームをだすところと、波瑠の片腕チェーンソーガール。にしても、マイコ……。
幻冬舎新書098;幻冬舎;760円(借覧);新書判;縦組;並製;229頁;;ISBN978-4-344-98097-6;
;法政大学出版局;各2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;570頁;;ISBN4-588-41015-6、ISBN4-588-41016-4;
合掌。
どい・たけお(土居健郎);2000/5;「甘え」理論の展開;
土居健郎選集2;岩波書店;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;viii+310頁;;ISBN4-00-092392-7;
合掌。
誤解を避けるために繰り返すが、私は「甘え」の語彙が日本語に特有だといっているので、「甘え」が日本人にしか見られないといっているのではない。ただ日本では「甘え」がまさに特有な語彙の存在故に際立って認識されるという違いだけは特筆すべきである。私はこの考え方に単独で到着したが、この際用いられている論理がサピア‐ウォーフ仮説として学界に知られているものであることは後に知った
(p.149)。受容史のひとこまかな、と思つてメモ。1988年初出の文章。「そういうことは言い出せる空気ではなかった」というのは東京裁判でたびたび被告が使った口上だそうだが、山本七平の有名な『空気の研究』という本はたぶんそこから発想を得て書かれたものらしい。そこでここに一つ面白い事実がある。空気についてははっきりわからないが、雰囲気というのは明らかにatmosphereの訳語として明治以後できた言葉である。とすると明治以前には日本人は空気の代わりにどういう語を使ったか、それとも昔は雰囲気ということをあまり考えないで暮らしていたのか、いろいろ疑問が起きてくる。そこで私はこの点をたまたま知人である日本の近代文学の専門家谷沢永一氏に尋ねてみた。すると、「昔は雰囲気ということを言わなかったでしょう。身分でやることが決まっている時は雰囲気を考える必要がなかったのです。これは人間が横並びになってから、おそらく明治も日露戦争以後のことでしょう」という答えが返って来たのである
(p.233)。内容の当否はともかく、意外なつながりだと思つたのでメモ。
;実業之日本社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;281頁;;;
合掌。
哲学の現代を読む7;白水社;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;250頁;;ISBN978-4-560-02471-3;
現象学、ほんとわかんないな。
;昭和堂;2,300円(借覧);四六判;縦組;並製;x+246頁;;ISBN978-4-8122-0773-4;[執筆者]むらかみ・やよい(村上弥生)/いのうえ・ゆーいち(井上有一)/いわさわ・なおき(岩沢直樹)/つるた・なおみ(鶴田尚美)/かみしま・ゆーこ(神島裕子)/かたぎ・のりあき(樫則章)
うーん。
ブルーバックス B-1623;講談社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;189頁;;ISBN978-4-06-257623-9;
佐竹昭広集 第一巻;岩波書店;8,200円(借覧);A5判;縦組;上製;ix+371+6頁;;ISBN978-4-00-027211-7;
合掌。目次をうつしておく。
- 凡例
- I 字余り法則の発見
- 萬葉集短歌字余考 3
- 人麿歌集の歌二首 27
- 「火気」・「如」の訓など 35
- 「都」「曾」の或る場合 41
- 萬葉集(回想・この一冊) 57
- 五七五七七 61
- 玉勝間覚書 69
- 字余り 93
- II 本文批判の方法
- 「萬葉集をよむこゝろばへ」 97
- 萬葉集本文批判の一方法 120
- 「島隠る」か「山隠る」か : 遣新羅使の歌 152
- 「後」と「復」 157
- 「三袖」存疑 160
- キュウコウ先生 163
- 校注を終えて 166
- 会に合はぬ花 170
- 萬葉学者の一人から 176
- 『よむ』のアンケート 180
- 「三十一文字」 181
- III 新しい訓詁学
- 萬葉・古今・新古今 187
- 訓詁の学 200
- 人麻呂の反歌一首 218
- 海路の歌二首 229
- 調使首見屍作歌一首 238
- 「諍」か「浄」か 249
- 文学のひろば 254
- 凡浪考 259
- 独りのみきぬる衣の 269
- 萬葉集の雷問答の歌について 278
- 巻七 286
- 『日本名歌集成』より十五首の解釈 329
- 群鳥の朝立ちいなば 339
- 竹葉 343
- 解説 / 大谷雅夫 347
- 初稿掲載年時一覧 367
- 萬葉歌索引
講談社学術文庫1953;講談社;880円(借覧);文庫判;縦組;並製;254頁;;ISBN978-4-06-291953-1;
岩波新書(新赤版)1190;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+3+242+12頁;;ISBN978-00-431190-4;
;朝日新聞出版;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;319頁;;ISBN978-4-02-330405-5;
;角川書店;9,000円(借覧);A5判;縦組;上製;479頁;;;
すこしまへに「願わくば」は誤用といふのをみて、そりやたしかにもともとは清音だつたらうけど、にごつたのもきのふけふではないし、いつたいいつごろおきた変化なら誤用といはれないのかなあ、とか思つて、さういへば、この変化については有名な(そして、よんでゐない)論文があつた気がするけど、なんだつたつけ、たぶんこの本にはひつてる、「善くば」「為ずば」などの濁音形について、だらうと思つて借りてきた本(後日かつた論集日本語研究14 近世語にも再録ゐたので、まづまちがひない)。
当該論文では、ひろく用例をあつめて、近世の早い時期には、前代を承けて、「クハ」「ズハ」がもっぱら用いられていて、濁音形の用例を文献に見出しがたい。上方では、およそ寛文期から濁音形の用例が見え始めるが、その後も清音形の優勢が続き、両者並存の宝永・正徳期を経て、近世後期には濁音形が専用されるようになっている
(p.272)一方、上方で一般に「クバ」「ズバ」が行われるようになった時期にも、江戸表では久しく「クハ」「ズハ」が専用されている。従って近世後期の国語に関する限り、上方言葉・江戸言葉の間に存する相違点の一つとなって
(p.282)をり、江戸表における清音形の常用は、近世後期も維持され、その名残は明治初年に及ぶ
(p.285)ものの、江戸末期、文語体においても、なお清音形が使われていたが、明治初年には、濁音形の方が標準的、文語的と考えられるに至ったかと思われる
(p.286)とし、その変化には、思うに、「クハ」「ズハ」を濁音形へと進めたものは、結果そのものが示すように、接続助詞「ば」への類推であったろう
(p.290)としてゐる。
願はくは、についてはまた論文のおしまひにちよつとふれてあつて、因みに、類推の余勢としては、「願はくは」を「願はくば」ということもあった。
(p.291)とある。ネガハクバ、イツコクノアイダデモハヤクスムスウダンヲ、ヲサシツナレタラハ、
(徳川末期写、苗代川本「講話」上。なお鶴峯氏の「語学新書」では、この「ねがはくは」をも、「恋しくは」「同じくは」と共に「敢保接続言」〈願望を表す文中の接続法〉と名づけ、「『は』を清みてよむべし」と言っている
)
以下、目次をうつしておく。
- I
- 助動詞「です」の発達について 9
- まえがき 9
- 前篇 「です」の成立
- 第一章 「です」の起源諸説について 11
- 第一節 諸説分類 11
- 第二節 「で為」起源説 12
- 第三節 「でわす」起源説 13
- 第四節 「で候ふ」起源説 17
- 第五節 「であります」起源説 19
- 第六節 「でござります」起源説 23
- 第七節 中村通夫氏の説 33
- 第八節 湯沢幸吉郎博士の節 38
- 第九節 両系統存在説 40
- 第十節 「どす」「だす」の取扱い
- 第二章 方言における丁寧体断定語について 53
- 第一節 永田吉太郎氏の作業 53
- 第二節 東京で聞かれる諸語 66
- 第三節 これの周圏論的分布 68
- 第四節 「どす」「だす」 71
- 第五節 紀州の「おります」 82
- 第六節 「であります」「だあります」 85
- 第三章 国語史料による「です」の溯源 87
- 第一節 能狂言の「です」 付、「梨本集」の「です」 87
- 第二節 「ござる」「ござります」の消長 98
- 第三節 「であります」のこと 103
- 第四節 「ござる」「ござります」の形式分化 110
- (イ) ござりまおする
- (ロ) ござりまっする
- (ハ) ござんす
- (ニ) ござます
- (ホ) ござす
- (ヘ) ござりんす
- (ト) ござりやす
- (チ) ごわります
- (リ) ごあんす
- (ヌ) ごんす
- (ル) ごわます
- (ヲ) ございます
- (ワ) ございやす
- (カ) ございす・ごぜえす
- (ヨ) ごだりやす
- (タ) ごっす・ごうす・ごす
- (レ) げんす・げえす・げす
- (ソ) がす
- (ツ) ござい・ござり
- (ネ) おんす
- (ナ) 変已然形
- 第五節 「であんす」「であす」 127
- 第六節 「でんす」「でえす」 130
- 第七節 江戸後期の「です」 136
- 第八節 「おます」「おす」 142
- 第九節 方言史の「ござります」 147
- 第十節 廓詞の「ござります」
- 後篇 近代語「です」進出の諸問題
- 第一章 明治初年における進出の理由 162
- 第二章 類型語「てす」 173
- 第三章 京阪への「です」の移入 173
- あとがき
- II
- デスの起源について 185
- 談義本の江戸言葉 194
- 一 談義本作者伊藤単朴
- 二 国語資料としての談義本
- 三 単朴の三著における江戸言葉
- 四 後期江戸語への移行
- 「とて」「と言って」などの訛形について 206
- 一 訛形のあらまし
- 二 「とって」
- 三 江戸後期の「って」
- 四 「てって」「てった」「てえば」
- 五 「ったって」「ったら」「っちゃ(ない)」
- 六 「(無く)ったって」
- 七 「てえ(者)」「って(事)」
- 八 明治以後の、「と言って」に相当する「って」「てえ」
- 九 文末の「って」
- 十 係助詞「って」
- 十一 「って(言う)」
- 十二 「(ない)だって」
- 十三 接続詞「だって」
- 十四 「なんて」
- 十五 結び
- 〔追録〕 江戸言葉の助詞「とって」について : 発表要旨
- 東京語の終助詞について 237
- な : 終助詞〈現代語〉
- 語誌
- 接続
- 意味
- 補説
- え・い : 終助詞〈現代語〉
- 語誌
- 接続
- 意味
- 補説
- よ : 終助詞〈現代語〉
- 語誌
- 接続
- 意味
- 補説
- か : 終助詞〈現代語〉
- 語誌
- 接続
- 意味
- 補説
- 形式名詞「の」の成立 252
- 「善くば」「為ずば」などの濁音形について 267
- 接続助詞「から」と慣用語「からは」 293
- 尊敬語を承ける「ます」の命令形について 付、「やんす」の節 318
- シマス・サシマス考 333
- 顔回なる者 342
- 「やら」の成立、其の静辞化 356
- 一 外形の成立
- 二 「やらん」の初期の実例
- 三 「にかあらむ」を併略したこと
- 四 変りなき承続
- 五 附言性の副詞句
- 六 引用文性の補完句
- 七 質問体
- 八 おぼろげに
- 九 「とかや」と「とやらん」
- 十 格助詞を従えること
- 十一 古典本文への尺度として
- 補記
- 近古国語に於ける長拗音「ゆう」と「よう」との相関 377
- 促音表記の「ん」 401
- 「あいなし」音便の事 419
- 「成尋阿闍梨母集」の文体について 430
- 格・副助詞「まで」 439
- 一 形式名詞から始めて格助詞となったこと。附、「までに」の「に」のこと。
- 二 格助詞としての主用法。附、「……に至るまで」の句のこと。
- 三 数詞を受ける格助詞「まで」のこと。
- 四 程度修飾の副助詞「まで」のこと。
- 五 包含を表す副助詞「まで」のこと。
- 六 強調の副助詞「まで」が其れから生じたこと。
- 七 「さまで」「……とまで」などの句のこと。
- 八 結び
- 真下三郎著「遊里語の研究」をめぐって 468
- あとがき 477
- 掲載誌一覧 479
あと、
永田吉太郎氏は、「東京方言集」で担当執筆した、「旧市域の音韻語法」(七六頁)で、
デスは大正になつてから生れた人の発音でデをのみこんでしまふことがある。
- さうスか(=さうですか) いゝ天気スねえ。
今はまだデスのつもりで話したり聴いたりしてゐるやうだが、おひ〳〵これも一つの語法となるに違ひない。
と注意しておられるが、「です」が普通語として弘通するようになって後、更に語形の頽れを示し出したものと云える。
(p.67)といふのは、いま、~ッすよ、といふのとなんか関係あるのかなあ、と思ひながらよみすすめてゐたら、
湯沢博士は、「閑吟集」の編纂より稍々後れる享祿二年講説の「蒙求抄」に左の一例を見出しておられる(「狂言のデスの起源」、追記の条)。
「今劉公
ノワセウ 程ニハキ掃地 スルヲ、ヌシガ様ナ者ハ叶マイ。」ト〔亭吏ガ〕云程ニ、寵 ガ「サラバ。」ト云テソロリト帰リ、「我コソ劉寵スヨ。」トホコラヌ程ニ、時ノ人ガ「長者デ有。」ト云ゾ。
といふ例がでてきて、ちよつとをかしかつた。もつとも、右の「劉寵スヨ」の含む「す」が其れで、「ぞろ」「ざふ」等と同様、此れなどは体言(準体言の時も)の下に付いて断定を表すのだから、濁音であって然るべきだろう
といふことみたいだけれど(p.91)。
;幻冬舎ルネッサンス;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;166頁;;ISBN978-4-7790-0363-9;
奇妙、といふのは訓がなく音のみあるのをさして。目次をうつしておく。
- はじめに 8
- 第一章 日本人は漢字をどう受け入れてきたか 13
- 一 漢字とはどういうものか 14
- 漢字には四つの種類がある 14
- なぜ漢字の読みはいくつもあるのか 17
- 漢文を読むための工夫 19
- 平仄とは 23
- 国訓という工夫 24
- 熟字訓について 26
- 和製熟語の創出 28
- 二 国字について 31
- 国字とは 31
- 奇妙な国字 32
- コラム① 同訓異義 : 耳で見る? 36
- 第二章 火燵の「燵」はどう作られたか 43
- 一 火燵以前の話 44
- 火桶と火櫃 44
- 炭櫃とは 50
- 地火炉について 52
- 火炉は炉の総称 54
- 二 火燵の話 59
- 火燵はかつてこう表記されていた 59
- 開音節と促音 62
- 平安時代に起こった漢字音の変化 65
- 唐音の導入 68
- 榻という字 70
- 入声韻尾は消失していたか 72
- 火榻子 78
- コタツは中国から渡来したものではない 81
- 榻はこしかけのことであり、牛車の付属品でもある 85
- 火踏子と火燵 89
- 「燵」は国字である 94
- コラム② 漢字と部首の話 97
- 第三章 纐纈の「纐」はどう作られたか 103
- 一
纈 とは何か 104
- 天平の三纈 104
- 『日本書紀』と『万葉集』に登場する「纈」 108
- 目交はしぼり染めのことか 111
- 『法隆寺献物帳』に表れる纈 113
- 『西大寺資財流記帳』に見る交纈と甲纈 114
- 『神宮寺伽藍縁起並資財帳』と『皇太神宮儀式帳』の押纈と甲纈 116
- 上流階級の女子の装束には纈が使われていた 118
- 『続日本紀』などに見る纈と夾纈 121
- 二 纐纈はいつ頃から使われた言葉か 123
- 十世紀には国字として成立 123
- 作字の謎 125
- 三 成立までの四つの可能性
- 纐の作字 その一 絞+頁 126
- 纐の作字 その二 糸+頝 131
- 纐の作字 その三 交+糸+頁 132
- 纐の作字 その四 夾→𦇦→〓{糸|夹|頁}→纐
- 纐が姓になると、どう読まれるか 152
- 読みと字の変化 154
- コラム③ 漢字音の変化は今も続いている 157
- おわりに 162
講談社現代新書1900;講談社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;230頁;;ISBN978-4-06-287900-2;
すごい、おもしろい(けど、いたいの苦手)。しかし、やつぱり最後に女は死ぬのだなあ。まあ、THE CODEみたいに、そんな悠長に蘭とかみせてないで、さつさと止血して病院いけ、といふひどい感じではなくつて、むしろ様式かつちりでよいのかもしれないけれど。
岩波現代文庫[学術186];岩波書店;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;vii+341+5頁;;ISBN978-4-00-600186-5;
;勁草書房;3,300円(借覧);四六判;縦組;上製;vii+283+viii頁;;ISBN4-326-55053-8;
山岸俊男批判をよみたいと思つて。しかし本書の、新古典派経済学が日本人をだめにしたみたいな主張には全然実証性がないなあ、と思ひながらも、後藤和智的な愚直な批判をするだけの用意もないのだけれど。
;柏書房;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;229頁;;ISBN978-4-7601-3219-5;
;新潮社;(借覧);四六判;縦組;上製;127頁;;ISBN978-4-10-365902-0;
講談社文庫[な-63-1];講談社;590円(100円);文庫判;縦組;並製;312頁;;ISBN4-06-274813-4;
;くろしお出版;(借覧);B6判;縦組;並製;iv+171頁;;ISBN4-87424-290-1;
目次をうつしておく。
- まえがき i
- プロローグ 日本語記述文法と三上・寺村文法 1
- 一節 現代日本語文法の研究
- 二節 日本語記述文法とは何か : その目標と方法
- 三節 日本語記述文法と三上・寺村文法
- 一部 三上文法をめぐって 16
- 一章 三上文法の展開 16
- 一節 はじめに
- 二節 第一期
- 三節 第二期
- 四節 第三期
- 五節 第四期
- 二章 三上文法の特徴 28
- 一節 はじめに
- 二節 実用文法
- 三節 文論中心
- 四節 形式重視
- 五節 一般化志向
- 六節 先見性・現代性
- 七節 歴史的所産としての言語
- 八節 表現スタイル
- 三章 三上文法の体系 52
- 一節 はじめに
- 二節 三上文法の体系性
- 三節 体系の具体的内容
- 四章 三上の文法研究をどう見るか 66
- 一節 これまでの評価
- 二節 私見
- 二部 寺村文法をめぐって 73
- 一章 寺村文法の展開 73
- 一節 はじめに
- 二節 第一期
- 三節 第二期
- 四節 第三期
- 二章 寺村文法の特徴 86
- 一節 基本的特徴
- 二節 三上文法との比較
- 三章 寺村文法の体系 104
- 一節 はじめに
- 二節 単文論
- 三節 複文論
- 四章 寺村の文法研究をどう見るか 126
- 一節 これまでの評価
- 二節 私見
- 三部 三上文法から寺村文法へという系譜 138
- 一節 はじめに
- 二節 実質的系譜性と時代的状況
- 三節 日本語文法研究の広がり
- 四節 寺村から見た三上文法
- 五節 二人の文法研究のこと
- エピローグ 日本語記述文法のこれから 154
- 一節 はじめに
- 二節 拡大記述文法と実用文法
- 三節 拡大記述文法
- 四節 日本語参照文法
- 五節 おわりに
- あとがき 170
;毎日新聞社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;219頁;;ISBN978-4-620-31861-5;
ひさしぶりにアルパークをのぞいて、なんだかうらがなしい感じになる。東急系だけだといふアスカのフィギュアつきポップコーンをかはうかとも思つたけど、それほどよい出来にも見えないのでやめる。
予告篇は、サマーウォーズ、G.I.ジョー、8月のシンフォニー。8月のシンフォニーはひでえ、と思つたのだけれど、ヱヴァもそこまで超美麗といふわけでもないのだつた。といふか、アニメなのに特撮(といふか戦闘)と本篇との乖離があるのはだうなのか。そしてあらためてみると、思ひのほかマッチョなはなしだなあ(これをちやんと男の子ものがたりしてる、といつてほめる気にはならない)。2度目なんだから、もつといろいろ情報をちやんとしいれておいてみればよかつたかな。
といふか、右横と右1列前とにカップルがゐて、前のカップルのはうは、女の子がエグゼクティブシートに体育坐りして、上映中もしよつちゆうケータイを確認してて、ウタダのエンディングがながれだすと次回予告も見ずに席をたつてしまつて、うーん、こんな白いワンピがにあふ子とは、もつと別にいつしよに見るのにふさはしい作品があるのではないかしら、と思つたのでした。
;東海大学出版会;6,000円(借覧);A5判;横組;上製;xxv+529頁;;ISBN978-4-486-01807-0;
全体的記述の夢、といつたことを思ふ。いくつかメモ。
胡椒を意味するスオミが正式国名のフィンランドといふナレーションがあつて、なんとなくそれを信じてゐたのだけれど、
といふことみたい(pp.1-2)。そのフィンランドについては「フィンランド人たちは自国をSuomi[スオミ]と呼ぶ」といった記述がなされることが少なくない。それは「日本では日本のことをJapanとは言わないのと同じである」といった印象を読者に与える。そういった記述をすることは完全にまちがいとは言えないが,重大な誤解を招く可能性がある。より正確な表現をすれば「フィンランド人たちは自国をSuomiともFinlandとも呼ぶ」とすべきである。
国語や公用語に関する法規定を持つ国は少なくないが,フィンランドには法により明確に規定された国語が2つ存在する。その2つの国語とはフィンランド語とスウェーデン語である。「フィンランド」はフィンランド語ではSuomi,スウェーデン語ではFinlandと表記されるが,両言語がどちらもフィンランドの国語であることから,SuomiもFinlandも正式な現地語名ということになる。
ふむ。亡命を余儀なくさせられたわけでもないのに、祖国とは国語、といふひとたちにをしへたいやうな気もする(p.197)。フィンランドは地域としてのまとまりを形成し,1800年代になると民族としての存在を追求するようになる。そのような動きが大きくなる以前においては,フィンランド人を規定するものは言語ではなかったと言える。したがって,民族運動が極端なフィンランド語単一言語主義を主張するようになるまでは,フィンランド人とは自らをフィンランド人だと認識する人々のことを意味したのであり,フィンランド語を話す人々を指すわけではなかった。むしろ,自らをフィンランド人などと自己認識することを許された人々の大多数はスウェーデン語話者であった。
日本に存在する言語についての調査結果
(pp.326-327.)
表13-11 日本の言語 現存する言語 話者数 アイヌ語 15 (1996) 北部奄美大島語 10 000 (2004) 南部奄美大島語 1 800 (2004) 日本語 121 050 000 (1985) 日本手話 317 000 (1986) 喜界語 エスニック人口 13 066 (2000) 朝鮮語 670 000 (1988) 国頭(くにがみ)語 5 000 (2004) 宮古語 エスニック人口 67 653 (2000) 中央沖縄語 984 285 (2000) 沖永良部語 3 200 (2004) 徳之島語 5 100 (2004) 八重山語 エスニック人口 47 636 (2000) 与那国語 800 (2004) 与論語 950 (2004)
- [Gordon2005をもとに作成]
以下、目次をうつしておく。
- まえがき i
- 目次 xi
- 図・表・地図・資料一覧 xxiii
- はじめに 1
- 第1節 フィンランド 1
- 第2節 言語政策と言語計画 3
- 第3節 本書の目的と構成 6
- 第1部 フィンランドのことば
- 第1章 フィンランド史の概略 13
- 第1節 フィンランド史の時代区分 14
- 1.1 国家体制による時代区分 14
- 1.2 変革をもたらす転換期を重視する時代区分 15
- 第2節 フィンランド史の概略 17
- 2.1 居住の開始とフィンランド語・サーミ語の関係(~ll50) 17
- 2.2 スウェーデン編入と宗教改革(1150~1570) 18
- 2.3 戦争と中央集権化(1570~1721) 20
- 2.4 フィンランドとしての発展と自治大公国の地位獲得(1721~1860) 21
- 2.5 独立への道のりと独立後の苦難(1860~1944) 23
- 2.6 復興から欧州統合へ(1944~) 25
- 第2章 内国語 28
- 第1節 内国語 28
- 1.1 「内国語」という概念 28
- 1.2 内国語の話者数と地理的分布 30
- 第2節 内国語以外の言語 33
- 2.1 伝統的に存在してきたとされる言語 33
- 2.2 新たに存在するようになった言語 35
- 第3章 内国語の言語学的分類 37
- 第1節 系統的分類 37
- 1.1 ウラル語族 38
- 1.1.1 フィンランド語 39
- 1.1.2 サーミ語 42
- 1.2 インド・ヨーロッパ語族 46
- 1.2.1 スウェーデン語 46
- 1.2.2 ロマニ語 50
- 1.3 フィンランド手話 54
- 第2節 類型論的分類 55
- 2.1 形態論的類型論 55
- 2.1.1 総合/孤立から見た内国語 57
- 2.1.2 膠着/融合から見た内国語 59
- 2.2 語順類型論 65
- 第4章 内国語の地位や機能による分類 73
- 第1節 法的地位による分類 74
- 1.1 国語であるフィンランド語とスウェーデン語 74
- 1.2 オーランド自治法の規定 76
- 1.3 サーミ語 77
- 1.4 内国語の法的地位 78
- 第2節 ヨーロッパにおける地位による分類 79
- 2.1 欧州連合における公用語 79
- 2.2 「地域言語または少数派言語のための欧州憲章」における言及 79
- 第3節 学校教育における地位による分類 80
- 3.1 保育における言語 80
- 3.2 母語科目 81
- 3.3 教育言語 81
- 3.4 第2内国語 82
- 第4節 「階層的二言語併用」による分類 83
- 4.1 階層的二言語併用 83
- 4.2 階層的二言語併用から見た内国語の関係 84
- 第5節 危機度による分類 86
- 5.1 言語の危機度 86
- 5.2 危機度から見た内国語 87
- 第6節 まとめ : 内国語の分類 89
- 第2部 言語の確立
- 第5章 1500年代におけるフィンランド語書きことばの確立 93
- 第1節 フィンランド語書きことばの歴史的変遷 94
- 1.1 古フィンランド語期の開始とアグリコラ 95
- 1.2 初期現代フィンランド語期と方言闘争 97
- 第2節 ハウゲンの言語計画モデル 99
- 2.1 言語計画のタイプとアプローチ 100
- 2.2 言語計画の4つの領域 102
- 第3節 ハウゲンのモデルから見たアグリコラの作業 102
- 3.1 選別‐決定作業 103
- 3.2 成文化‐標準化作業 104
- 3.3 実施‐教育的普及 108
- 第4節 習得計画 109
- 第5節 まとめ 111
- 第6章 1800年代におけるフィンランド語改革 114
- 第1節 フィンランド語改革の背景となる社会状況の変化 ll4
- 第2節 1800年代におけるフィンランド語改革 ll6
- 2.1 書きことばの基盤問題 ll7
- 2.2 本体計画 ll9
- 2.2.1 表記法の改革 120
- 2.2.2 文法の整備 122
- 2,2.3 語彙の拡大 122
- 2.2.4 1800年代における本体計画 126
- 2.3 地位計画 128
- 2.4 習得計画 131
- 2.4.1 習得計画の目的と手段 131
- 2.4.2 教育/学校 133
- 2.4.3 宗教 137
- 2.4.4 文芸/学術 138
- 2.4.5 マスメディア 139
- 2.4.6 印刷/出版/図書館 140
- 2.4.7 職業上の言語使用 142
- 2.4.8 集団的アイデンティティ 143
- 第3節 まとめ 145
- 第7章 北サーミ語の共通正書法確立 147
- 第1節 共通正書法確立までの状況 148
- 1.1 サーミ語の置かれてきた状況 148
- 1.2 北サーミ語共通正書法確立の背景 151
- 第2節 正書法確立における原則 153
- 2.1 心理言語学的/技術的原則と社会言語学的原則 154
- 2.2 北サーミ語の共通正書法確立における原則 156
- 第3節 正書法確立における対立 157
- 3.1 独自性と多数派言語 157
- 3.2 伝統と統合 159
- 3.3 サーミ語内部の多数派‐少数派関係 161
- 第4節 まとめ 162
- 第8章 言語とは何か 168
- 第1節 フィンランド語の方言とバルト・フィン諸語 168
- 1.1 フィンランド語の方言 168
- 1.2 バルト・フィン諸語 171
- 第2節 言語とは何か 175
- 2.1 言語学的基準 176
- 2.2 社会的・政治的要因 177
- 2.3 隔絶言語と造成言語 178
- 第3節 造成言語としての内国語 179
- 3.1 フィンランド語 180
- 3.2 スウェーデン語 181
- 3.3 北サーミ語 182
- 第4節 まとめ 183
- 第3部 言語と統合
- 第9章 二言語によるフィンランドの成立 189
- 第1節 フィンランドの成立 189
- 1.1 フィンランドという地域の成立 189
- 1.2 フィンランド民族確立運動 191
- 1.3 「フィンランド人」という語の多義性 196
- 第2節 フィンランド語とスウェーデン語によるフィンランド 198
- 2.1 フィンランド国家の成立 198
- 2.2 新たな「フィンランド人」の確立 200
- 第3節 スウェーデン語系フィンランド人 204
- 3.1 言語論争の正体 204
- 3.2 スウェーデン語系フィンランド人の誕生 205
- 3.3 スウェーデン語系フィンランド人の現在 206
- 第4節 まとめ 208
- 第10章 フィンランド語に関わる言語計画の全体像 212
- 第1節 言語計画の目的 212
- 1.1 標準化 213
- 1.2 精密化 214
- 1.3 地位の確保 215
- 第2節 言語計画の統合枠組みとフィンランド語の成立 217
- 2.1 言語計画の統合枠組み 217
- 2.2 統合枠組みから見たフィンランド語の言語計画 220
- 第3節 クーパーによる言語計画研究のための分析枠組み 222
- 3.1 言語計画研究のための分析枠組み 222
- 3.2 言語計画における行為者 223
- 3.3 言語計画の対象と動機/誘引 223
- 3.4 言語計画において期待される行動 224
- 3.5 言語計画の非言語的目的 225
- 3.6 言語計画を取り巻く状況 229
- 第4節 分析枠組みから見たフィンランドの言語計画 231
- 4.1 行為者 231
- 4.2 対象と機会/誘引 231
- 4.3 期待される行動 232
- 4.4 顕在的目的 232
- 4.5 潜在的目的 233
- 4.6 状況 235
- 4.7 手段と意思決定過程 236
- 第5節 まとめ 237
- 第4部 言語と権利
- 第11章 スウェーデン語系フィンランド人に対する言語権保障 243
- 第1節 言語に関する法規定の分類 243
- 1.1 言語と法 243
- 1.2 言語に関する法規定の分類 245
- 1.3 フィンランドにおける言語関連法規定の整理 248
- 第2節 スウェーデン語系住民と言語権保障 253
- 2.1 言語法 253
- 2.2 公的団体の職員に要求される言語能力に関する法律 256
- 2.3 オーランド自治法 256
- 第3節 スウェーデン語系住民と個人性の原則/地域性の原則 258
- 3.1 言語法における自治体規定 258
- 3.2 言語集団の性格と個人性の原則/地域性の原則 260
- 3.3 スウェーデン語系住民と個人性の原則/地域性の原則 264
- 第4節 まとめ 265
- 第12章 サーミ語使用権の保障 269
- 第1節 言語的人権とサーミ語使用に関する権利保障の開始 270
- 1.1 20世紀における言語解放 270
- 1.2 言語的人権という考え方 272
- 1.3 言語的人権の問題点 276
- 1.4 サーミ語使用に関する権利保障の開始 279
- 第2節 1991年法改正とサーミ語法の成立 281
- 2.1 1991年法改正の目的と主要論点 281
- 2.2 権利保障の対象 283
- 2.3 権利保障の手段 285
- 2.4 権利保障の前提 287
- 第3節 まとめ 289
- 第5部 言語と地域
- 第13章 先住民族サーミ人と環境 295
- 第1節 言語の機能 296
- 1.1 中間世界 297
- 1.2 範疇化 299
- 第2節 言語多様性と生物多様性 301
- 2.1 言語の危機という問題 30l
- 2.2 言語多様性と生物多様性の関係 304
- 2.3 言語保全 306
- 第3節 世界の言語状況 308
- 3.1 言語の地理的分布と不均衡 309
- 3.2 言語の規模と不均衡 310
- 3.3 言語の機能における不均衡 313
- 第4節 サーミ人・サーミ語と環境 314
- 4.1 サーミ語の語彙に見る環境理解 315
- 4.2 サーミ人と持続可能な発展 321
- 4.3 サーミ人の土地や水に対する権利 325
- 第5節 まとめ 326
- 第14章 フィンランドにおける手話と学校 331
- 第1節 フィンランドにおける手話の地位 332
- 第2節 音声言語と手話言語 334
- 2.1 手話とシムコム 335
- 2.2 音声言語と手話言語 336
- 第3節 ろう者とその社会 339
- 3.1 手話話者と手話使用者 339
- 3.2 ろう者共同体を構成する人々 341
- 3.3 ろう者を見る視点 342
- 第4節 フィンランドにおける手話教育と教員養成 343
- 4.1 手話言語と多数派言語による二言語教育 343
- 4.2 手話教育の現状と問題点 345
- 4.3 教員養成 347
- 第5節 スウェーデン語系フィンランド手話 348
- 5.1 スウェーデン語系フィンランド手話の誕生 349
- 5.2 スウェーデン語系フィンランド手話話者のアイデンティティ 351
- 5.3 スウェーデン語系家庭におけるろう児の学校選択 353
- 第6節 まとめ 356
- 第15章 ロマニ語・ロマニ文化と多数派社会 361
- 第1節 フィンランドにおけるロマニ人・ロマニ語 362
- 第2節 フィンランドにおける対ロマニ人政策 363
- 2.1 対ロマニ人政策史の概要 363
- 2.2 近年のフィンランドにおける対ロマニ人政策 365
- 第3節 ロマニ文化と多数派社会 368
- 3.1 ロマニ文化の特徴 368
- 3.2 ロマニ文化と多数派社会 370
- 第4節 ロマニ文化の存続 372
- 4.1 ロマニ人に対する教育 372
- 4.2 母語としてのロマニ語 375
- 第5節 まとめ 378
- 第6部 言語政策の広がり
- 第16章 外国入市民の社会統合と言語 383
- 第1節 フィンランドの外国人政策 384
- 1.1 外国人政策の変遷 384
- 1.2 フィンランドにおける外国籍人口 386
- 第2節 フィンランド入国の理由と言語状況の変化 387
- 2.1 フィンランド入国の理由 387
- 2.2 言語状況の変化 392
- 第3節 外国人市民の社会統合と言語 394
- 3.1 「統合」の意味するもの 394
- 3.2 外国人市民の社会統合に対する影響要因 395
- 3.3 社会統合と言語教育 398
- 3.4 通訳・翻訳サービス 402
- 第4節 まとめ 406
- 第17章 スウェーデンとノルウェーにおけるバルト・フィン諸語 410
- 第1節 欧州における少数派言語政策とスウェーデン,ノルウェー 411
- 1.1 欧州における少数派言語政策 411
- 1.2 欧州審議会の枠組条約と欧州憲章 413
- 1.3 スウェーデンとノルウェーに対する枠組条約と欧州憲章の影響 416
- 第2節 スウェーデンにおけるフィンランド語 419
- 2.1 フィンランド人のスウェーデンへの移住 419
- 2.2 フィンランド語教育の歴史 421
- 2.3 フィンランド語系としてのアイデンティティの確立 424
- 2.4 フィンランド語使用に関する法の成立と新たな試み 427
- 第3節 新たに生まれたバルト・フィン諸語 429
- 3.1 スウェーデンとノルウェー北部におけるバルト・フィン語系の人々 429
- 3.2 少数派としてのアイデンティティと言語 433
- 3.3 自集団と自言語に関する呼称 435
- 3.4 現状 438
- 第4節 まとめ 440
- 4.1 階層的二言語併用状況の存在 440
- 4.2 言語管理 441
- 4.3 法の問題点 444
- 4.4 少数派言語どうしの関係 445
- 第18章 フィンランドにおける言語教育 448
- 第1節 言語教育制度の概要 449
- 1.1 言語教育政策に対する主な影響要因 449
- 1.2 言語教育制度の概要 450
- 第2節 学習対象としての言語 453
- 2.1 母語と文学 453
- 2.1.1 フィンランド語とスウェーデン語 454
- 2.1.2 サーミ語,ロマニ語,フィンランド手話 456
- 2.1.3 第2言語としてのフィンランド語/スウェーデン語 458
- 2.1.4 少数派言語話者に対するフィンランド語/スウェーデン語 459
- 2.2 第2内国語 460
- 2.2.1 「母語と文学」と「第2内国語」の履修の組み合わせ 460
- 2.2.2 第2内国語としてのフィンランド語 462
- 2.2.3 第2内国語としてのスウェーデン語 463
- 2.3 異言語 464
- 2.3.1 異言語教育の概要 465
- 2.3.2 異言語教育の多様化 467
- 第3節 学習の媒体としての言語 469
- 3.1 フィンランド語とスウェーデン語 470
- 3.2 サーミ語,ロマニ語,フィンランド手話 472
- 3.3 その他の言語 473
- 3.4 研究世界における言語 474
- 第4節 まとめ 476
- 4.1 言語教育における多様化 476
- 4.2 教育におけるスウェーデン語 478
- 4.3 教育におけるサーミ語 480
- 4.4 言語教育の課題 482
- おわりに 485
- 第1節 1990年代以降における少数派政策と文化権 485
- 1.1 1990年代以降の少数派政策 485
- 1.2 文化権と文化 486
- 1.3 文化権保障の広がりと言語 488
- 第2節 言語権の広がり 490
- 2.1 狭義の文化 490
- 2.2 保健・医療や福祉 492
- 2.3 その他 494
- 第3節 言語状況における今後の変化 496
- 3.1 言語状況に影響を与える要因 496
- 3.2 予想される言語状況の変化 497
- 3.3 重層的〈中心‐周辺〉モデルとフィンランド語 499
- 第4節 フィンランドにおける「言語」という鍵 501
- 参考文献 507
- 索引 525
USBのはうは、原子力→畸形といふのが、とてもゼロ年代の作品とは思へないイメージだなあ、といふ感じ。黒猫のはうは、まうすこしおもしろかつたけど。うーん。
NHKブックス[1124];日本放送出版協会;1,070円(借覧);B6判;縦組;並製;268頁;;ISBN978-4-14-091124-2;
講談社選書メチエ420;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;204頁;;ISBN978-4-06-258420-3;
その五年後、ヌルハチは自らの属する建州一帯の対抗勢力をほぼ討ち滅ぼした。かれがこうして統一した、ジェチェン・フネヘ・スクスフ・ワンギヤ・ドンゴの五部をマンジュ国(グルン)という。「文殊菩薩」の原語「マンジュシリ」を語源とするこの言葉は、やがてジュシェンにかわって、種族をさす名称となった。満洲族というのは、ここに由来する
(p.28)といふ記述があつて、まあ普通に文殊起原説なのだけれど、たまたまけふかりた、別冊環⑯ 清朝とは何か、に岡田英弘、「満洲」の語源 : 文殊師利ではない、といふコラムがあつて、満洲学の世界的権威である、イタリアのジョヴァンニ・スターリ教授は、一九九〇年に『セントラル・アジアティック・ジャーナル』の三四号に発表した論文(「満洲という語の意味」)で、この俗説を逐条批判し、結局、満洲という語の意味は知られないままだ、と断定している
(p.126、Stary 1990 [Giovanni Stary, "The Meaning of the Word 'Manchu': A New Solution to an Old Problem," Central Asiatic Journal 34.1-2: 109-119]
、か)として、その内容が紹介してあつて、びつくり。
文春文庫[き-26-3];文藝春秋;590円(1割引);文庫判;縦組;並製;239頁;;ISBN978-4-16-775383-2;
講談社学術文庫1952;講談社;880円(借覧);文庫判;縦組;並製;241頁;;ISBN978-4-06-291952-4;
理想の教室;みすず書房;(借覧);四六判;縦組;並製;142頁;;ISBN978-4-622-08329-0;
うまいことつなげてひらいてみせるものだなあ。にしても、ひさしぶりに舞姫に目をとほして、我学問は荒みぬ
、といふ語にぞつとする。色恋沙汰ですさんだのなら、まだすてきなのだけれど。
シリーズCura;中央法規出版;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;188+4頁;;ISBN978-4-8058-3008-6;
角川oneテーマ21 A-49;[発行]角川書店、[発売]角川グループパブリッシング;724円(借覧);新書判;縦組;並製;244頁;;ISBN978-4-04-710032-3;
全集 日本の歴史 第13巻;小学館;(借覧);A5判;縦組;上製;1+8+364頁;;ISBN978-4-09-622113-6;
明治の太政官は古代の「だいじょうかん」と区別して「だじょうかん」と呼ばれた(p.77)。ふむ。
せつちんとふつてあるけど、図版字体には
せついんとあるやうに見えるな。
新典社研究叢書201;新典社;9,800円(借覧);A5判;縦組;上製;349頁;;ISBN978-4-7879-4201-2;[執筆者]むらせ・のりお(村瀬憲夫)/みさき・ひさし(身﨑壽)/こーのし・たかみつ(神野志隆光)/うちだ・まさのり(內田賢德)/いぬかい・たかし(犬飼隆)/いぬい・よしひこ(乾善彦)/おーわき・ゆきこ(大脇由紀子)/おーうら・せーじ(大浦誠士)/しろさき・よーこ(城﨑陽子)/いちのせ・まさゆき(市瀬雅之)/きくかわ・けーぞー(菊川恵三)/しまだ・しゅーぞー(島田修三)/たけお・としお(竹尾利夫)/いのうえ・さやか(井上さやか)/うえの・まこと(上野誠)/かじかわ・のぶゆき(梶川信行)/たかまつ・ひさお(高松寿夫)/むらた・みぎふみ(村田右富美)/かげやま・ひさゆき(影山尚之)/いけだ・みえこ(池田三枝子)/ひろかわ・あきてる(廣川晶輝)/しんざわ・のりこ(新沢典子)/ひろーか・よしたか(廣岡義隆)/さとー・たかし(佐藤隆)/かとー・しずお(加藤静雄)
その頃の思い出の一つは、昭和三十三年七月、萬葉学会との共催による公開講演会の後の踏査に、知多半島の先端に近い篠島に行った時、海は強烈に時化て島通いの小舟は、本当に大波に翻弄され、同行された沢瀉先生が私の横に立っておられましたが、舟の柱に両手でしっかり掴まっておられたのが印象的でありました。参加者の誰かが「万葉の学会が滅びる」と大声で叫んだほどのことでした
(p.344)。
双書 哲学塾;岩波書店;1,300円(借覧);新書判;縦組;並製;224頁;;ISBN978-4-00-028162-1;
講談社学術文庫1954;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;373頁;;ISBN978-4-06-291954-8;[原題]Владимир Яковлевич Пропп, Фолъклор и действительность
レフ・トルストイは小説『アンナ・カレーニナ』の中で何を言わんとしたのかと尋ねられ、こう述べている。「もしわたしが小説の中で表現しようと考えていたことをすべて言葉で表現しようとするなら、わたしが初めに書いたものと同じ小説を書かねばならなくなる。それで批評家たちがわたしの言いたいことを理解し、新聞の文芸欄でそれを表現することができるなら、わたしは彼らを祝福しよう」
(p.51)。
角川oneテーマ21 A-102;[発行]角川書店、[発売]角川グループパブリッシング;705円(604円);新書判;縦組;並製;253頁;;ISBN978-4-04-710199-9;
本書の著者はたいていの(あらゆる?)小説/文学には物語の構造しかないと思つてるぽいのに、なんでハルキだけがとりたてて非難されるのかしら。サブカル文学論みないとだめかな。
理想の教室;みすず書房;(借覧);四六判;縦組;並製;164頁;;ISBN4-622-08318-3;
パノフスキーにおいてルネサンス絵画は、哲学や文学の何らかのテクストに対応するという意味で、最終的にはすべて、合理的にことば――概念あるいはロゴス――に置き換わりうるものとして理解されているように思われます。絵のなかのイメージはここにおいて、何らかの思想内容を運ぶ媒体でしかなく、それが理解されるなら、絵はその役目をまっとうする、とでもいわんばからなのです。要するに、「イコノロジー」において、イメージは理性によって手なずけられ、合理化されているのです
(p.27)。
新潮新書308;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN978-4-10-610308-7;
新典社新書1;新典社;1,000円(借覧);新書判;縦組;並製;158頁;;ISBN978-4-7879-6101-3;
しろうと目には、これで夕顔歌の解釈はきまりにみえるけど、さうでもないものなのかなあ。
うーん。発達障碍へのコレクトネスにかける気がするのはともかく、死なない、といふファンタシー(といふか嘘)についての申し訳がないのはだめなんぢやないか、と思ふ。しかし、麻生久美子は役にめぐまれないなあ。だから業界うけつてきらひだ。インスタント沼(予告篇がかかつた)、おもしろいといいけどな。
シリーズ・道徳の系譜;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;239頁;;ISBN978-4-309-24469-3;
黒澤篇の堺雅人はわるくなかつた。
これくらゐわかりよくないとお話がわからない私には、きつと表象読解能力がかけらもない。にしても、宮﨑あおいをもつてしてもまるで中和できないほど、強烈に男くさかつたなあ。浅野忠信と香川照之とが、山中でひとつ毛布にくるまつてねるところが最高潮だと思つたけど、だうかな。
;ひつじ書房;1,600円(借覧);A5判;横組;並製;v+169頁;;ISBN978-4-89476-390-6;
目次をうつしておく。
- まえがき i
- 第1章 文法とは? 1
- 1.1 言語の二面性 1
- 1.2 言語の規則性:文法 1
- 1.3 文法の成り立ち 5
- 1.4 「文法」の意味 8
- 第2章 統語構造とは? 11
- 2.1 句構造 11
- 2.2 句構造に適用する意味解釈規則 19
- 2.3 助動詞を持つ節と助動詞を持たない小節 26
- 2.4 発音されない代名詞PRO 37
- 2.5 構造的同音異義 43
- 2.6 まとめ 45
- 第3章 変形規則とは? 47
- 3.1 深層構造と変形規則 47
- 3.2 変形規則の説明力 52
- 3.3 変形規則の順序づけ 52
- 3.4 受動変形規則と主語繰り上げ規則 65
- 3.5 変形規則に関わる一般的条件 72
- 3.5.1 厳密循環条件 72
- 3.5.2 構造依存性 75
- 3.5.3 意味からの独立性 83
- 3.5.4 移動規則の境界性 88
- 3.6 まとめ
- 第4章 意味解釈規則とは? 103
- 4.1 代名詞の意味解釈 103
- 4.1.1 構造依存性 103
- 4.1.2 局所性 110
- 4.2 表層構造に関わる意味解釈 120
- 4.2.1 表層主語の意味 122
- 4.3 作用域の意味解釈 125
- 4.4 痕跡理論の誕生 135
- 4.5 作用域の意味解釈と論理形式 145
- 4.6 まとめ 163
- 解答例 x
- 参考文献 165
- 索引 x
死生学5;東京大学出版会;2,800円(借覧);A5判;縦組;並製;x+263頁;;ISBN978-4-13-014125-3;[執筆者]たかはし・みやこ(高橋都)/いちのせ・まさき(一ノ瀬正樹)/よしの(あおき)・みきこ(吉野(青木)美紀子)/あいた・かおるこ(会田薫子)/こだま・やすし(児玉安司)/みやた・ひろあき(宮田裕章)/アラン・ケリヒア(Allan Kellehear)/ドナルド・ギリス(Donald Gillies)/かまえ・いさお(鎌江伊三夫)/さくた・あきら(作田明)/やひろ・みつひで(八尋光秀)/はせがわ・まりこ(長谷川眞理子)、[翻訳者]なかむら・けーし(中村圭志)/たけうち・せーいち(竹内聖一)
書物誕生――あたらしい古典入門;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;vi+191頁;;ISBN978-4-00-028289-5;
;新潮社;(借覧);四六判;縦組;上製;315頁;;ISBN978-4-10-314051-1;
『類聚名義抄』に 益體となるところ 見えず。 誰か これを欲する人 有らずや?
(あだなるもの - Агитпункт Beu VII) 風間のでまにあはせてはゐるけれど、天理善本叢書のは、ふところぐあひに余裕があるやうだつたら、ほしいもののひとつ。
新潮選書;新潮社;1,100円(借覧);四六判;縦組;上製;223頁;;ISBN978-4-10-603577-7;
;河出書房新社;(借覧);四六判;縦組;上製;228頁;;ISBN978-4-309-01922-2;
;新潮社;1,300円(借覧);四六判;縦組;上製;189頁;;ISBN978-4-10-305271-5;
うーん。
;ぺりかん社;(借覧);A5判;縦組;上製;336+vii頁;;ISBN978-4-8315-1210-9;
;筑摩書房;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;206頁;;ISBN978-4-480-86390-4;
;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;xi+203頁;;ISBN978-4-00-022886-2;
;明治書院;6,000円(借覧);A5判;横組;並製;xiv+421頁;;ISBN978-4-625-43403-7;
目次をうつしておく。
- まえがき xiii
- 第1部 社会方言学の4分野
- 第1章 日本語習得の基盤と社会言語学
- 1. 話の運び方 2
- 2. 社会言語学の4分野 4
- 3. 第1分野 社会と言語 5
- 4. 第2分野 言語の変異 7
- 4.1. 言語間の格差 言語市場 7
- 4.2. 言語の知的価値と情的価値 10
- 4.3. 方言間の格差 12
- 4.4. 敬語の格差など 16
- 5. 第3分野 談話の規則(ことばづかい) 16
- 6. 第4分野 談話と変異の総合的な原理 19
- 7. 社会言語学隆盛の背景 23
- 第2章 国際化する日本語の音声教育
- 1. 「日本語音声」の研究 24
- 2. 二つの社会言語学的観点 24
- 2.1. 「変異variation」 24
- 2.2. 「談話discourse」 25
- 3. 言語の国際化と多様化 26
- 4. 社会言語学的多様性の教育 27
- 4.1. 日本語教育における「共通語」の多様性 27
- 4.2. 日本語内部の多様性 27
- 5. 音声コミュニケーションの増加 28
- 6. 対面コミュニケーションの増加 29
- 7. 談話の観点導入 30
- 8. 言語資源・資産としての帰国子女 31
- 9. フォリナートークの類型化 32
- 第3章 地域方言と社会方言の連続性 : 社会言語学の研究分野
- 0. はじめに 33
- 1. 地表上のことば:言語差と方言差 33
- 1.1. 方言とdialectのずれ 33
- 1.2. 社会言語学第2分野の変異・変種 34
- 1.3. 言語間の差 34
- 1.4. 社会言語学からみた地域方言 35
- 1.5. 方言・標準語の格差 36
- 2. 地点のことば:社会方言 37
- 2.1. 集団間の言語差 37
- 2.2. 性差 37
- 2.3. 言語年齢学 39
- 2.3.1 静態的・固定的ライフステージ語 39
- 2.3.2 動態的・言語変化 40
- 2.4. 階層方言:社会階層差 40
- 2.5. 狭義の集団語 41
- 3. 個人語の世界:文体差 41
- 3.1. 個人語の問題 41
- 3.2. 個人内の使い分け=文体・敬語 42
- 3.3. 地域方言と社会方言の視覚化 42
- 3.4. 地域方言と社会方言の将来 43
- 3.5. まとめ:社会方言学の時代 44
- 第4章 現代方言のキーワード
- 1. 「新方言」という出発点 45
- 2. 新方言とは 45
- 2.1. 新方言認定の3条件 45
- 2.2. 新方言と関連する術語 46
- 3. 新方言の3条件再考 47
- 3.1. 年齢差への着眼 47
- 3.2. 共通語形か 48
- 3.3. 場面差 50
- 4. 言語変化としての新方言 51
- 4.1. 若者ことば・キャンパスことば・集団語 51
- 4.2. 地域性 53
- 4.3. 時代性 53
- 5. 方言と共通語・標準語 54
- 5.1. 「方言」の多義性 54
- 5.2. 「共通語・標準語」の多義性 55
- 5.3. 「気づかない方言」 55
- 5.4. 「地方共通語」 56
- 5.5. 「不完全共通語」 57
- 6. 新方言とネオ方言 57
- 6.1. 定義の変遷 57
- 6.2. 体系をなすか 58
- 6.3. 沖縄大和口・カライモ普通語 60
- 6.4. 共通語の影響か 62
- 7. 結論:言語変化としての新方言 64
- 第5章 言語変化の構造
- 1. ことばの乱れ 65
- 2. 敬語の変化 66
- 3. ラ抜きことば 66
- 4. イントネーション 67
- 5. 平板アクセント 67
- 6. 東京新方言 68
- 7. 言語島東京の沈下 68
- 8. 方言分布の指標 69
- 9. 言語変化の構造 69
- 10. 結論 70
- 第6章 日本の社会言語学の動向と柴田武博士
- 1. この章の目的 71
- 2. 社会言語学における柴田博士の重要性 71
- 2.1. 柴田博士の業績の量 72
- 2.2. 柴田博士の貢献の質 73
- 3. 柴田博士の経歴と社会言語学 75
- 3.1. ローマ字運動 75
- 3.2. 「読み書き能力」調査 75
- 3.3. 共通語化調査 76
- 3.4. 敬語調査 77
- 3.5. 「日本言語地図」と『糸魚川言語地図』 77
- 3.6. 大学教授としての柴田博士の研究 78
- 4. 柴田博士の研究の特徴 79
- 4.1. 帰納的手法80
- 4.2. 「科学」的方法の使用 80
- 4.3. 徹底網羅主義 80
- 4.4. 世俗的言語学 81
- 4.5. 独創性 81
- 4.6. 学問的情熱 82
- 第2部 新方言の調査と理論
- 第7章 新方言入門
- 1. 最近の新方言 84
- 2. 新方言の意義と地質学 86
- 3. 全国中学校アンケート 88
- 4. 結論 90
- 第8章 新しい時代と新しいことば
- 1. 語彙と文化・社会 91
- 2. 新語・死語の分類 93
- 2.1. 旧物新語 93
- 2.2. 新物新語 93
- 2.3. 死語・廃語 94
- 3. 成人と中学生の新語 94
- 4. 発明新語(新しいものの略称) : マクドナルド 95
- 5. 発見新語(ものの見方の新しさ) : ズッパ 98
- 6. 結論:新語の社会方言史 99
- 第9章 共通語化が進んでも方言は生まれ続けている
- 1. 方言地図の様変わり 101
- 2. 新方言の実例 102
- 3. 東京新方言 103
- 4. 新方言の思い出 103
- 5. 新方言と隠語・スラング 105
- 6. 新方言の現在と将来 105
- 7. 新方言の現代的意義 106
- 8. 新方言の心理的効用 107
- 第10章 方言とことばの乱れ : イッコウエの普及
- 1. ことばの乱れ意識 109
- 2. イッコウエの全国調査 110
- 3. ナンコの発生 112
- 4. イッコの言語的背景 112
- 第11章 日本語考現学 : 東京と地方の言語変化
- 1. 現代の言語状況と普及のSカーブ 114
- 2. 最近の東京語の変化:ナニゲニ 115
- 3. 方言からの逆流の例 116
- 4. 言語変化の水槽モデル 118
- 5. 方言への影響 119
- 6. 雨傘モデルと方言の変質 120
- 第12章 標準語・方言・新方言の1世紀
- 0. はじめに 121
- 1. 標準語・共通語の普及 121
- 2. 方言の衰退 123
- 3. ネオ方言・地方共通語の位置づけ 124
- 4. 新方言の意義 125
- 5. まとめ 127
- 第13章 ネオ方言と新方言
- 0. はじめに:用語の問題 128
- 1. 理論的枠組み : 言語政策用語の中に位置づける 128
- 2. 方言の地位向上の動き 分岐の動き 130
- 2.1. 実体計画としての新方言 130
- 2.2. 地位計画としてのネオ方言 132
- 2.3. 普及計画:使用能力を高めさせる 134
- 3. 理論的まとめ 134
- 4. 方言の社会的地位の変動 135
- 5. 結論:新方言の研究価値 137
- 第14章 新方言と均質化
- 1. 日本文化の均質化 139
- 2. 一言語内と言語間の統合と分岐 140
- 3. オトーサンの分布にみる均質化(国家化):共通語化 141
- 4. グローバルな均質化(国際化):外来語 144
- 5. 一言語内の分岐の動き(地方化):新方言 146
- 5.1. 東海道グロットグラムの新方言 147
- 5.2. 関西の新方言 151
- 5.3. 東京の新方言 158
- 5.4. 新方言の普及過程と伝播モデル 160
- 6. グローバルな分岐(民族化):純化運動 161
- 7. 終わりに 161
- 第15章 東京知識層の文体差と方言意識
- 1. 研究の位置づけ 162
- 2. 調査概要 163
- 3. 結果の一部 163
- 4. 文体差意識 169
- 5. ことばの使い分け 173
- 6. 使い分けの背景 176
- 6.1. Aグループ 俗語 177
- 6.2. Bグループ 口語 178
- 6.3. Cグループ 中間的 178
- 6.4. Dグループ 一般的 178
- 6.5. Eグループ 文章語 178
- 6.6. 全体像 179
- 7. 文章場面の多変量解析 179
- 8. 山の手ことばの正体 183
- 9. 結論 185
- 第3部 文法と敬語の変化
- 第16章 東海道沿線における東西方言の交流 : 文法の新方言
- 0. はじめに 188
- 1. Q調査の概要と全国中学調査 189
- 2. 音便形:アイタクナイ 190
- 3. 過去表現:ケとタ 192
- 3.1. オモシロカッタ 192
- 3.2. イクッケ 194
- 4. 推量表現:べ・ダラ 196
- 4.1. 推量 196
- 4.2. 勧誘 199
- 5. 否定表現:ン 203
- 5.1. シナイ 203
- 5.2. シンカッタ 205
- 5.3. コナイ 207
- 6. 東西方言の交流 207
- 第17章 敬語の西高東低 : 現代敬語の動き
- 1. 敬語の方言差 211
- 2. 敬語の全国分布 212
- 2.1. 言いかえ敬語 212
- 2.2. つぎたし敬語 214
- 2.3. 丁寧語の普及と無敬語 214
- 3. 敬語の二重の周圏論 : 京都中心と地方規模 216
- 3.1. 国内の東西差(京都中心) 216
- 3.2. 都市化の程度(地方規模) 216
- 4. タメグチ進出の地理的背景 217
- 4.1. 形は西から・用法は東から 217
- 4.2. タメグチの進出 218
- 4.3. タメグチ進出の理由 218
- 4.4. 西高東低の平準化 219
- 第18章 丁寧表現の現在 : デス・マスの行方
- 0. はじめに 221
- 1. デス・マスの歴史的進出傾向 221
- 2. デスの最近の進出傾向 223
- 2.1. 「カ抜き」の進出 223
- 2.2. 男も使う「でしょ」 225
- 2.3. 「なるほどですね」の出現 225
- 2.4. その他のデスの用法 226
- 3. 丁寧語使用の進出 226
- 4. 方言へのデスマス体進出 227
- 4.1. 方言敬語の用法変化 227
- 4.2. 鶴岡市近郊の敬語変化 227
- 4.3. 丁寧語の進出 231
- 第4部 音韻の変異と認知
- 第19章 ガ行子音の変化とその要因
- 1. 東京でのガ行子音の発音の変化 234
- 2. 新潟県糸魚川のŋ>gの変化 235
- 3. 全国各地のŋ>gの変化 238
- 4. ガ行に関する子音体系の全国分布 238
- 5. ŋ>gの変化の要因 241
- 5.1. A 言語内の要因 242
- 5.2. B 言語外の要因 242
- 第20章 近代の言語変化 : 音声資料の活用
- 1. 近代語の範囲 244
- 2. 言語変化のタイムスパン 245
- 3. 近代語の先行研究 248
- 4. 録音資料の活用 249
- 5. オッペケペーCDの概要 250
- 6. オッペケペーCDの音声イェ[je] 251
- 7. 近代の言語変化 253
- 第21章 西洋語の発音の影響
- 0. はじめに 255
- 1. 外来語の増加傾向 256
- 1.1. 外来語増加の歴史的背景 256
- 1.2. 外来語使用状況調査 258
- 1.3. 外来語音研究史 259
- 2. 外来語表記の現状 261
- 2.1. 国語審議会の外来語表記変遷 261
- 2.2. NHKの表記実態調査 261
- 3. 外来語発音の現状 263
- 3.1. 日本語の音韻体系(服部案) 263
- 3.2. NHKの発音実態調査 265
- 3.3. その他の発音実態調査 267
- 4. 外来語発音の方言差 271
- 4.1. 古音・方言音との一致 271
- 4.2. 母音の受容の方言差 272
- 4.3. 子音の受容の方言差 274
- 5. 表記と発音のへだたり 275
- 5.1. 長音表記の問題 275
- 5.2. 他の音節の表記 276
- 5.3. 個々の単語の問題 277
- 5.4. かなの組み合わせ可能性 277
- 5.5. 現地音化と併存体系 277
- 第22章 方言音声の使いわけ能力
- 1. これまでの研究 279
- 2. 増毛調査 280
- 2.1. 増毛調査における朗読項目 280
- 2.2. 発音項目の多変量解析 284
- 2.3. 対話における方言音声 289
- 3. 音韻変化と音声の使いわけ能力 291
- 4. 併存する体系と使いわけ能力 294
- 第23章 母音のイメージと東北弁
- 1. 方言音の認知と音声文体論 296
- 2. 実験の方法:聞かせる調査 297
- 3. 結果:各母音のイメージ 297
- 4. 解釈:共通語音とのずれ 301
- 第24章 方言音認知のメカニズム
- 1. 過去の研究 302
- 2. 方言会話録音の聞かせる調査 303
- 3. 単語ごとの発音(240項目)の認知 306
- 3.1. 東京での調査結果 307
- 3.2. 宮城県での調査結果 310
- 3.3. 東京・宮城県の調査結果の解釈 312
- 3.4. そのほかの調査結果の概要 312
- 4. 音声認知能力の方言差 314
- 5. 方言音声・音韻の地理的分布との対応 315
- 5.1. 方言音声・音韻の地理的分布 315
- 5.2. 民衆の方言知識 316
- 5.3. 音声・音韻と方言音認知 317
- 第25章 アクセント・イントネーションの認知
- 1. 方言音の認知 318
- 2. アクセント・イントネーションの知覚 319
- 3. 東北弁的アクセントの知覚 320
- 3.1. 方法:予備的な聞かせる調査(53項目) 320
- 3.2. 結果:アクセント識別能力の違い 321
- 3.3. 佐野高校生の知覚についての解釈 322
- 3.4. 知覚の調査方法 323
- 4. 東北弁的アクセントの認知 324
- 4.1. 方法:240項目の聞かせる調査 324
- 4.2. 結果:墨田川高校 325
- 4.3. 結果:養成所の生育地の違い 328
- 4.4. アクセントとイントネーションの音響的違い 329
- 4.5. アクセントとイントネーションの区別 331
- 5. 反省と展望 331
- 第5部 イントネーションの変化
- 第26章 「尻上がり」イントネーションの社会言語学
- 1. イントネーション研究の目標 334
- 2. 韻律とは 335
- 3. 言語学研究史と韻律 335
- 4. イントネーションの多義性 336
- 4.1. アクセントとイントネーション 337
- 4.2. 文末・句末のイントネーション 337
- 4.3. 文末・句末以外のイントネーション 338
- 5. 社会言語学と韻律 339
- 5.1. イントネーションの社会言語学的意義 339
- 5.2. 社会言語学の4分野 339
- 6. 尻上がりイントネーションの研究史と名称 340
- 6.1. 「尻上がりイントネーション(昇降調)」の研究史 340
- 6.2. 「尻上がりイントネーション(昇降調)」という名称 341
- 7. 尻上がりイントネーションの起源・背景・発生原因についての諸説 343
- 7.0. 先生口調・教師口調 343
- 7.1. 全共闘アジ演説口調 343
- 7.2. 無型アクセント 343
- 7.3. ネサヨ禁止運動:終助詞の補償 344
- 7.4. イントネーションの体系と機能 345
- 8. 尻上がりイントネーション使用状況の観察 346
- 8.1. 社会的変異として 347
- 8.2. 尻上がりイントネーションの機能 348
- 8.3. 談話として 349
- 8.4. 尻上がりイントネーションの広がり方 350
- 第27章 少数発話の調査 : 尻上がりイントネーションの認知
- 1. 尻上がりイントネーションの社会言語学調査 352
- 1.1. 談話における尻上がりイントネーションの出現機能 352
- 1.2. 文法形式との関係352
- 1.3. 話し手交代とあいづち 352
- 1.4. 年輩の人の抵抗感 354
- 2. 少数発話の尻上がりイントネーション分析 354
- 2.1. 少数発話聞き取り調査 方法:少数の発話 355
- 2.2. 少数発話聞き取り調査 クロス集計の結果 356
- 2.3. 少数発話聞き取り調査 数量化の結果 363
- 2.4. 因子分析法による解釈 363
- 3. 少数発話調査 千葉県高校生+父兄 365
- 4. まとめ 366
- 第28章 多数発話の調査 : 尻上がりイントネーションの離散性
- 1. 第2の手法と中間的発音 367
- 2. 多数発話の判断調査 367
- 2.1. 多数発話の判断調査 調査対象 368
- 2.2. 多数発話の判断調査 刺激文 368
- 3. 多数発話の判断調査における離散性 370
- 第29章 イントネーションの社会性 : 離散性と多様性
- 1. 尻上がりイントネーションの中間段階 373
- 2. 尻上がりイントネーションの音響的特徴 373
- 3. 進行中の言語変化と離散性・中間段階 375
- 4. イントネーションの社会言語学的変異 376
- 4.1. 英語の新しいイントネーション 377
- 4.2. 日本語の疑似疑問イントネーション 378
- 4.3. 日本語イントネーションの変異 とびはねイントネーション 380
- 5. 今後の課題 381
- 注 383
- 参考文献 385
- 初出一覧 407
- あとがき 409
- 索引 412
- TABLE OF CONTENTS 420
メモ。
かつては「純粋の方言」を追求しようとして,欧米でも,NORM{ノーム}(Non-mobile Older Rural Males = 農家の生え抜きのおじいさん)のことばを研究対象にしていた(p.54)。
昔の日本語では疑問のための助詞を使った。明治の女学生が「英語の疑問文のように文末をあげる」と書いてあることから見て,かつての日本語ではイントネーションをあまり活用しなかったらしい。ここ100年ほどの間に性格を変えたわけだ(p.67)。
;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;310頁;;ISBN4-273-03039-X;
編集のよろしきをえないむねが、福島邦道、天草版平家物語叢録にいくどかかかれてゐたやうなおぼえがあるのだけれど、たしかに。一往目次をうつしておく。
- 序章 7
- 第一章 天草本平家物語の構成 65
- 第二章 天草本平家物語の依拠本 115
- イ 天草本巻第一の場合 118
- ロ 天草本巻第二第一(祇王)の場合 124
- ハ 天草本巻第二巻第三以降の場合 134
- ニ 天草本巻第三第八までの場合 138
- ホ 天草本巻第三第九から巻第四第一までの場合 142
- ヘ 天草本巻第四第二以降の場合 154
- 第三章 天草本平家物語の語法の研究 203
- 一 天草本平家物語の代名詞 203
- 二 天草本平家物語の動詞 279
普通、本文の校訂を行なって史料を編纂する職人的研究者を除き、一般的な研究者の古記録との接し方というと、自分の論文に都合のいい記事だけを拾い出して、そこだけを解読する、あるいは索引やインターネットを使った「検索ごっこ」で表を作り、論文のようなものを書く、といったところであろうか(p.435、おわりに)といふのが、一瞬みみがいたいやうな気がしたのだけれど、おもへば、
論文のようなものすらかいてないのだつた。幻痛。
中公文庫;中央公論社;300円(50円);文庫判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-12-201142-6;
合掌。
;玉川大学出版部;3,500円(借覧);A5判;縦組;並製;345頁;;ISBN978-4-472-40377-4;[執筆者]おしの・たけし(押野武志)/さかき・ゆーいち(榊祐一)/さいとー・あやこ(斉藤綾子)/いん・しおん(応雄)/かわさき・こーへー(川崎公平)/とびしま・たかのぶ(飛嶋隆信)/ふじー・じんし(藤井仁子)/さとー・じゅんじ(佐藤淳二)/なかやま・あきひこ(中山昭彦)
;大月書店;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;207+vii頁;;ISBN978-4-272-43073-4;[原題]Richard Sennett, The Culture of the New Capitalism
;東京大学出版会;7,600円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+413+xx頁;;ISBN978-4-13-026218-7;
;慶應義塾大学出版会;2,400円(借覧);A5判;横組;並製;ix+1+241頁;;ISBN978-4-7664-1549-0;
編者の退職記念論集(ではない、とあとがきにはあるけれど)。目次をうつしておく。
- はじめに / 唐須教光(とーす・のりみつ) i
- 人間の学としての言語学
- チョムスキーによる言語研究における人間の復権
- 社会言語学、認知言語学、言語人類学などによる新たなパラダイムの勃興
- 第1章 形式と意味 : 開放系カテゴリーの展開 / 谷みゆき(たに・みゆき) 1
- 「形式」と「意味」
- カテゴリー観の変遷
- プロトタイプ効果
- 科学的カテゴリーと言語的カテゴリー
- カテゴリー形成のメカニズム
- 理想認知モデル(ICM)
- カテゴリーの拡張
- 多義
- メタファー
- メトニミー
- 開放系カテゴリーの可能性
- Lieと「うそ」
- 開放系カテゴリーの今後
- 第2章 言語と文化の相同性 / 花﨑美紀(はなざき・みき) 21
- はじめに
- 言語と文化 : 言語相対論
- 言語と文化の関係を求めるには
- 相同性とは
- 日本語、英語それぞれにみられる相同性
- 単数と複数について
- 主語の特徴について
- 動詞の表す範囲について
- 擬音語・擬態語について
- 物語の構造について
- まとめ
- 第3章 言語とコンテクスト / 井上逸兵(いのうえ・てっぺー) 37
- はじめに
- コンテクストと文化
- コンテクストとコミュニケーション
- より動的なコンテクスト観へ
- コンテクスト化
- コンテクスト化の資源
- 英語のコンテクスト化の資源の事例 : 面目リスクレベル転換の合図としての英語の呼称
- 日本語コンテクスト化の資源の事例 : コンテクスト化の合図としての常体/敬体切り替え
- コンテクスト化の語彙化
- カタカナ語の問題
- おわりに
- 第4章 言語と身体性 / 井上京子(いのうえ・きょーこ) 57
- はじめに
- 1. 白と黒 : 色彩語彙と認知の普遍性
- 2. 縦と横 : 普遍的身体性と文化的意味づけ
- 3. 自と他 : 親族名称・性と食のタブーの基点
- 4. コレとアレ : 指示表現deixisと空間認知
- 5. 内と外 : 敬語に見る人間関係と社会性
- 6. 右と左 : 空間認知の普遍性と相対性
- 7. 前と後 : 空間と時間のインターフェース
- 第5章 言語とアフォーダンス / 出原健一(いではら・けんいち) 83
- 気になる他人の試験結果
- エコロジカル・セルフ
- 休みでも学校はなくならない
- 〈主観的把握〉と〈客観的把握〉 : 日英比較
- エコロジカル・セルフからアフォーダンスへ
- アフォーダンスとは
- 中間構文(middle construction)
- 前置詞句主語構文
- 語用論・社会言語学への応用、あるいはその逆 : 結びにかえて
- 第6章 ナラティブ考 : コミュニケーション行為としての語りをめぐって / 松木啓子(まつき・けーこ) 103
- はじめに
- 語りというコミュニケーション行為の立体性をめぐって
- 体験談ナラティブの構造と機能
- 体験談ナラティブにおける2つの領域
- 語りにおける「声」の再現
- 語りにおける意味の共同構築
- 第7章 助言のディスコース / 阿部圭子(あべ・けーこ) 121
- はじめに
- 談話分析研究の広がり
- M. A. K. Halliday(1994)の研究
- 1 照応(reference)
- 2 省略と代用(ellipsis and substitue)
- 3 接続(conjunction)
- 4 語彙的結束性(lexical cohesion)
- 助言談話分析研究の概要
- 米日助言談話の傾向 : 米日助言談話分析結果から
- 1 タイプ分類の適合性
- 2 米日に特徴的な助言タイプ
- 3 成功助言談話におけるセグメントの流れ
- 4 不成功談話のセグメントの流れ
- 事例研究 : 語彙的結束性分析試案
- 第8章 サイバースペースコミュニケーション / 八木橋宏勇(やぎはし・ひろとし) 141
- 「ネット男」の試み
- サイバースペースコミュニケーション
- コミュニケーションの生態学
- 文字編集機能と技術革新 : 「財布を忘れるよりケータイを忘れる方がイタイ」
- 絵文字/顔文字の利用
- 動き/勢いを示す「”」の利用
- カタカナ/草体の利用
- ローマ字の利用
- 「じ」「ジ」を「ぢ」「ヂ」に変換
- 「お」「オ」を「ヲ」に変換
- 方言の利用
- 「笑」「ワラ」「w」の利用(匿名掲示板で見かける「藁」の使用はなかった)
- 記号の利用
- 記号の組み合わせ
- 体言止めの利用
- 対面における音声/抑揚をそのまま文字化
- 促音の省略/長音の利用
- 隠語の利用
- 略語の利用
- 独特な接辞の利用
- 「かわいい」と「メリハリ」 : ア行・ヤ行・ワ行小文字化現象と全半角組み合わせ現象
- 「かわいい」とはどういうことか?
- 「メリハリ」をつけるとはどういうことか?
- 非用件的おしゃべりとケータイメール
- 遊戯性と創造性 : メタファー的思考
- プロフとしがらみのないトモダチ : 「関わってほしくない」と「つながっていたい」
- 匿名掲示板におけることばと人間関係
- 匿名掲示板の中のコミュニティ : コミュニケーションNG型コミュニケーション
- 事例1. 匿名掲示板とリアル世界の人間関係 : サイバースペース上でのお説教
- 事例2. ファンサイト掲示板のスタイル : 志向の共有が生み出す友好ムード
- 事例3. 匿名掲示板と連帯感 : 即時性と情報の共有に見るコミュニティ感覚
- これからのサイバースペースコミュニケーション研究
- 第9章 スモールトーク / 井出里咲子(いで・りさこ) 171
- はじめに
- アメリカ社会のスモールトーク
- 自己開示とフレームシフト
- 平行表現と笑い
- 文化としての共在感覚
- 第10章 スポーツ・コメンタリー : メディアが創るスポーツという物語 / 多々良直弘(たたら・なおひろ) 193
- はじめに : 文化としてのスポーツ、そしてメディア
- スポーツ報道における言語使用
- スポーツの実況中継における言語使用
- スポーツ新聞報道のレトリック : 何を記事にするのか
- スポーツ新聞報道のヘッドラインにおける言語的特徴
- スポーツのヘッドラインにおける比喩表現
- ヘッドラインにおける言語の詩的機能への傾向
- ヘッドラインにおける日本語と英語の好まれる言い廻し
- おわりに : メディアが創り出すスポーツという物語
- 第11章 教室のディスコース / 奥聡一郎(おく・そーいちろー) 211
- 教室とコミュニケーション
- 教師の発話の型
- 授業研究としての対話
- 教師と生徒の対話 : 教育心理学の方法
- 談話分析と教室のディスコース
- 教室のディスコースを分析する : 談話分析
- 最後に : 教室のディスコースの展望
- あとがき / 井上逸兵 230
- 索引 232
;[発行]日経BP社、[発売]日経BP出版センター;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;367頁;;ISBN978-4-8222-4649-5;
目次をうつしておく。
- はじめに i
- 第I部 テレビの言葉あれこれ 11
- 「フツーにうまい」 : 若者言葉を翻訳すると 12
- 「巨根」 : あれれの言葉 14
- 「すごい面白い」 : 認めたい強調表現 16
- 「ゴボウ抜き」 : 懐かしい言葉 18
- 「みんなゴールキーパーだった」 : 会話術の極意 20
- 「おめー」 : 時代劇のセリフ 22
- 「やむをえない」 : 語源が忘れられてゆく 24
- 「幼なじみ」 : 幼少時代のほのかな恋の記憶 24
- 「カワユス」 : 成り立ちが解けた 28
- 「矛盾してますね」 : 論理力を示す言葉 30
- 「ふんいき」 : 変化してしまうか? 32
- 「気分はマンドリン」 : 昔のおしゃれな流行語 34
- 「ガイシャ」 : きらりと光る業界用語 36
- 「ちはやぶる」 : 幼児番組に出現した言葉 38
- 「ピン芸人」 : ぽろっとこぼれる芸人用語 40
- 「男前」 : 女にも使う言葉!? 42
- 「胸美帯」 : 評価が変わっても悩みは尽きず 44
- 「入り待ち」 : まったく別の意味の言葉 46
- 「嫁ぐ」 : ちょっとすごい意味だった 48
- 「旦那さん」 : 敬語意識の変化? 50
- 「なんだい?」 : ダジャレが生き生き 52
- 「天ぷら」 : 外来語を話すまいとしても 54
- 「嫉妬」 : 人間ドラマの牽引力 56
- 「数の子」 : 数が多いから「数の子」? 58
- 「大事なものは目には見えない」 : 心に染みる深い言葉 60
- 「ホワイトナイト」 : 言葉は人を惑わせる 62
- 「隠密」 : 忘れられてゆく読みなのか 64
- 「デッパツ!」 : 旧制高校生も使っていた 66
- 「たーしたーし」 : たよりは字幕なのだが 68
- 「エンザイ」 : サルではなくウサギです 70
- 「声の仏法僧」 : コノハズクの鳴き声は? 72
- 「ごっつぁんです」 : 懐が深く便利な言葉 74
- 「空気読めよ」 : 若者言葉の最前線 76
- 「流れ足」 : 所作の様式を表す言葉 78
- 「本杉さん」 : 勘違いの生む笑い 80
- 「顔上げて!」 : 敗者をねぎらう言葉 82
- 「良心」 : 思い起こしたい言葉 84
- 「あのね」 : アテネで聞く日本語 86
- 「誇り」 : 心の最後の砦 88
- 「根継ぎ」 : 伝えたい技術と言葉 90
- 「ジンさん」 : 「あだ名」より「愛称」 92
- 「夫婦」 : 「めおと」と読むのはなぜ? 94
- 「加齢臭」 : 新しい言葉の出現 96
- 「鉄船」 : 時代の先を行く発想 98
- 「火の国」 : なぜ熊本をさすのか? 100
- 「しゃらくさい」 : 久々の“対面”に感激 102
- 「うなずき」 : 日本的な聞き方 104
- 「祭典」 : 明るいイメージを工夫 106
- 「ハリのないハチ」 : 未知のものを知る喜び 108
- 「へたも絵のうち」 : 無欲の勧めの実践 110
- 「くそー」 : 今どきの女性言葉 112
- 第II部 オノマトペに遊ぶ(擬音語・擬態語) 115
- 豊饒な言語 116
- 造語の力
- 詩では
- 散文でも
- 使い方をずらす
- 作詩の秘密 : オノマトペからさぐる 112
- 「そよそよと」する女の手
- 「そっくりと」口にあてて食べる
- 蝶の羽音は「てふてふ」
- 犬は「のをあある」
- 五感を刺戟する文章 128
- 身体的記憶
- 肌への刺戟
- 耳への刺戟
- 目への刺戟
- 一茶の句法 135
- 一句に二語も
- 感性に強く訴える
- 滑稽感を誘いだす
- 人間性を加える
- 狂歌の世界から
- 短歌と擬音語 141
- 「むりッむりッと」芽吹く
- 「そよ」といふ
- 「人が来る」と嫌がる
- 「美し佳し」と蝉が鳴く
- チントンシャン : 楽器の音色 148
- 三味線の音
- 口三味線から
- 小鼓の音と唱歌
- 太鼓・笛・琴の音と唱歌
- 日本人の擬音語好き
- ヒャラリヒャラリコ 153
- 江戸時代の流行歌に
- 唱歌からきた笛の音
- ちんちんかもかも 157
- 男女の深い仲
- 湯のわく音から
- 三味線の音から
- なぜ、「かも」なのか
- 「ぼろおん」はホラ貝の音? (1) 163
- 擬音語か
- 呪文か
- 梵語から来た呪文
- 「ぼろおん」はホラ貝の音? (2) 168
- いつから辞書に
- 『言泉』と『大言海』
- 狂言の「ぼろおん」
- 「ぼろおん」はホラ貝の音? (3) 173
- ホラ貝の音を聞く
- ホラ貝の音は「ぶうぶう」
- 大槻文彦の錯覚の謎解き
- (追記)
- 消えた音 178
- 水に溺れる音は?
- 経箱が「ごぶごぶ」
- 今の「ごぼごぼ」「がぶがぶ」
- ウズラは美声 183
- 人気者だった
- 何と鳴く?
- 最高の鳴き声は?
- ヒバリは何とさえずるか? 188
- ちよちよと鳴く?
- ピーピーとさえずる
- 昔はチヨチヨ
- ツルの一声 193
- ツルの一声を発するのは誰?
- ツルは、姿も声もすばらしい
- ツルの声は、天まで届く
- なぜ「一声」なのか?
- ツルの一声スズメの千声
- 現代のハトは「九九」 200
- ポッポと鳴くか
- ハト売り
- 中国でも
- 猿は「ココ」と鳴いていた 204
- キャッの声は
- ちょっと恐いと
- ココと鳴いていた
- カエルの歌は濁音か? 208
- ゲェッゲェッ
- カエルの声がウグイスと
- 「こうしていたい」と鳴くカジカ
- 鹿の妻呼ぶ声は 212
- 鹿の声はヒヒ
- カヒヨとぞ鳴く
- ビイと鳴く
- 世界の動物の声 216
- 中国語のニワトリの声
- 犬の声・猫の声
- なぜ、国によって異なるのか?
- 名前のルーツ 221
- 言語の起源にも
- 動物の名前
- 植物の名前
- 物の名前
- 第III部 日本語の風景 227
- 日本語が外へ出るとき(1) 228
- 「侵略者の言葉」というイメージ
- 若い人たちの変化に期待
- 身ぶりや文字や絵も使える
- 黙っていては何も理解されません
- 自己主張はいいことなのです
- あとのフォローも大切です
- 国際語の条件
- 日本語が外へ出るとき(2) 240
- 私説、中国人との付き合い方
- 日本の古代音楽にうっとり
- 中国人にタテマエがある?
- 春画にも表れる日中の相異
- 昔の日本人は口説き上手
- 日本文化の効率的な発信を
- 敬語をこう考える(1) 253
- 日本人も間違えます!
- 敬語を使う時
- 品格の強調
- 尊敬語と謙譲語の衰退は必然?
- さまざまな配慮をしてというけれど
- 言いたいことが言えなくなる心配
- 国際化に対応する二つの流れ
- 敬語簡素化の意義
- 敬語をこう考える(2) 266
- 相手への配慮が発言をしにくくさせる
- 自分の考えを言うことにプラスの評価を
- 「見れる」「着れる」は定着する?
- 合理性があると変化する
- 前置き表現は必要か
- 敬語表現簡素化のメリット
- 最も人を引きつけたのは
- 『これからの敬語』の先見性
- 〔追記〕
- ステキな本の広告表現 279
- 新聞広告の大半は本の広告
- 本の広告はどうなるのか?
- 「廃業」を掲げた本屋の広告
- 巧みな「予告」の広告を打つ
- 辞書の広告をいくつか
- 進化する本の広告表現 292
- 本の広告表現のパターン
- アイドマの法則
- 楽しみをわかち合いたまえ
- これが読まずにいられるか
- 「出た! お待ち兼のキング!」
- 甘美なること鼈のごとし?
- 『源氏物語』 : 男と女のコミュニケーション 304
- 女だけが使う言葉は?
- 「まま」は女性語
- 会話の主導権を握るのは?
- 態度で表わす女たち
- 愛の告白
- 拒否する態度と表現
- 愛すればこそ
- 上手に嫉妬
- 『新解さん』と遊ぶ 317
- 言葉好きが楽しむ辞書
- 「おんな猫」?
- 用例 : 文学的な、余りに文学的な
- 具体的な説明の表裏
- 字音語的表現? 漢語的表現?
- 編者に出会える喜び
- さまざまな辞典の「恋愛」 : 良い大型国語辞典とは(1) 327
- さまざまな辞典の「恋愛」項目
- 「恋愛」をめぐる問題
- 大型国語辞典をひくとき
- 基本方針は何か?
- 大型国語辞典に見る三つの立場
- 個性を付加する
- 「ももんが」と「むささび」 : 良い大型国語辞典とは(2) 340
- 「ももんが」が気になって
- 「ももんが」は「むささび」と同じもの? 別物?
- 「ももんが」と「むささび」が同じものであった時
- 写真や図解も有効
- わかりやすい解説とは
- 「さむい」と「つめたい」 : 良い大型国語辞典とは(3) 353
- ちゃっぷいちゃっぷい
- 「寒い」と「冷たい」
- 「寒き水」と「冷たき頃」
- 「疲れる」と「くたびれる」
- 〔追記〕
- 初出一覧 365
叢書シェリング入門4;萌書房;(借覧);四六判;縦組;上製;xiv+186頁;;ISBN978-4-86065-034-6;
阿部の論文には、「人間は超克(征服)せられるべきある物である」という叙述があり、これは長江訳の「超越」と和辻訳の「征服」の二つの訳語をうまく組み合わせたものだと考えられる。この「超克」という訳語について、谷崎昭男は次のような解説を施している。(……)
(p.36)。überwindenのüberに「超(えて)」の意あるとすれば、阿部次郎が、造語にあたって、この語「超」をとどめたのはたくみだと云う他はなかった
うーん。旧日本軍をガジェットにしかしてないの――椎名次郎の典拠であるらしき陸軍中野学校シリーズとかまるでみたことないので、わたくしがわかつてないところもすこぶるおほいのだとは思ふけれど――と、ヒロインが最後に死んぢやふのとが、これほんとに21世紀の映画なのか、と思はせる。それらがまた、エステティークに成功してないのもだめな感じ。あと、稲森いずみの歌がもちつとうまければなあ。にしても、うつくしい女性の脊中のほくろをペンでなぞるやうな機会をもつてみたいものです。
ミネルヴァ日本評伝選[070];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;4+xix+319+6頁;;ISBN978-4-623-05459-6;
最初にちやんと戯作といふのは本来教養ある武士の手すさびといふやうなことがかいてあつて、おお、と思ふ。善玉悪玉といふのは京伝由来なのか(心学早染草)。
岩波ブックレット760;岩波書店;700円(借覧);A5判;横組;並製;87頁;;ISBN978-4-00-009460-3;
光文社新書391;光文社;760円(借覧);新書判;縦組;並製;245頁;;ISBN978-4-334-03494-8;
整形して、生まれた子と似ない不安といふのがなんどか出てくるけど、ちよつとわからないのは生まない性だからかなあ、やつぱり。
シリーズ脳科学3;東京大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;xii+217頁;;ISBN978-4-13-064303-0;
目次をうつしておく。
- 脳科学シリーズ発刊に寄せて / 甘利俊一 iii
- まえがき / 入來篤史 v
- 執筆者紹介 xii
- 第1章 総論 : 霊長類知的脳機能の進化 / 入來篤史 1
- 1.1 はじめに : 人間知性の進化生物学的視点 1
- 1.2 神経系と脳の進化 : 神経系の拡大と脳の獲得 2
- 1.2.1 言語と思考の生物学的位置づけ 2
- 1.2.2 人間精神の生物学 3
- 1.2.3 脳神経系の進化 4
- 1.2.4 心の進化 4
- 1.2.5 進化における行動の役割 6
- 1.3 霊長類脳における「創造的進化」 : 新しい脳領域の獲得 6
- 1.3.1 受動的ニッチ構築とその限界 6
- 1.3.2 意図的ニッチ構築による創造的進化 7
- 1.3.3 意図的ニッチ構築の生物学的基盤 9
- 1.4 言語・思考・社会を創造するヒト脳特性 : 新規脳機能に潜む曖昧性 10
- 1.4.1 新しく獲得した概念機能の特性 10
- 1.4.2 動物の世界観とヒトの世界観 11
- 1.4.3 意思と言語によって構成される世界 12
- 1.5 人間文明環境の特性 13
- 1.5.1 ヒト認知特性としての因果希求性 13
- 1.5.2 芸術を生み出すヒト脳神経動作特性 16
- (a) 芸術と夢・幻覚
- (b) 神経系と情報処理の進化
- (c) 夢,そして芸術の誕生
- 1.6 結語 19
- 第2章 脳科学からの言語へのアプローチ : 言語の機能局在 / 大石衡聴 21
- 2.1 脳の構造 21
- 2.2 言語の機能局在 24
- 2.3 言語の処理に伴う脳活動について調べるための方法 27
- 2.4 言語の喪失 30
- 2.5 言語の機能局在再考 34
- 2.6 まとめ 36
- 参考文献 37
- 第3章 言語獲得における年齢効果は臨界期か / 馬塚れい子 41
- 3.1 言語獲得の臨界期仮説 41
- 3.2 乳児期の音声知覚発達と臨界期 45
- 3.2.1 音素の弁別 45
- (a) 大人の音素に関する知識
- (b) 音素弁別能力の発達
- 3.2.2 音素配列の規則性 47
- (a) 大人の音素配列の規則性に関する知識
- (b) 音素配列の規則性の獲得
- 3.2.3 韻律の特性 48
- (a) 大人の韻律の特性に関する知識
- (b) 韻律特性の獲得
- 3.2.4 乳児期は音声発達の臨界期か 51
- (a) 乳児期の言語音声発達臨界期仮説
- (b) 乳児期の脳発達
- 3.3 乳児期以降の言語発達と臨界期 55
- 3.3.1 言語から隔離されて育った子供のケース 56
- (a) The Case of Genie
- (b) The Case of EM
- 3.3.2 外国語獲得の臨界期 58
- (a) 海外からアメリカに移民した人々の英語獲得の研究
- (b) 外国語獲得の年齢効果は臨界期か
- 3.3.3 手話言語の獲得 63
- 3.4 言語獲得と脳活動 65
- 3.4.1 早期バイリンガルと成人バイリンガルの比較 65
- 3.4.2 手話と音声言語の脳内処理 66
- 3.4.3 バイリンガルの脳活動と臨界期 68
- 3.5 結論 71
- 参考文献 73
- 第4章 動物の音声コミュニケーション / 岡ノ谷一夫 79
- 4.1 音声コミュニケーションの基礎 79
- 4.1.1 コミュニケーション行動の諸相 79
- 4.1.2 音声コミュニケーションの進化 81
- 4.1.3 音声コミュニケーションと言語の違い 82
- 4.2 音声コミュニケーションの脳科学 84
- 4.2.1 発声メカニズム 84
- 4.2.2 聴覚メカニズム 86
- 4.2.3 発声と聴覚の相互作用 90
- 4.2.4 さまざまな動物の音声コミュニケーション 91
- (a) 魚類
- (b) 両生類
- (c) 爬虫類
- (d) 鳥類
- (e) 哺乳類
- 4.3 発声の学習 93
- 4.3.1 発声学習の進化 93
- 4.3.2 鳥の歌の脳神経科学 95
- 4.3.3 ヒトの言語と鳥の歌との比較 98
- 4.3.4 鳥の歌とヒトの言語 : ミラーニューロン 98
- 4.3.5 鳥の歌とヒトの言語 : 喃語に対応する神経機構 102
- 4.4 言語の起源と脳科学 103
- 4.4.1 前適応説 103
- 4.4.2 言語と脳の対応 105
- 4.4.3 動物の音声コミュニケーションからヒトの言語をみる 108
- 参考文献 111
- 第5章 思考の基盤となる脳内情報操作の神経機構 / 田中悟志/花川隆/本田学 113
- 5.1 ヒト高次脳機能へのアプローチ 113
- 5.1.1 ヒト脳機能の固有性 113
- 5.1.2 ヒト高次脳機能の成り立ち 114
- 5.1.3 思考と運動との共通制御神経機構 116
- 5.1.4 脳活動の非侵襲的計測法と特徴 117
- 5.2 脳内情報の操作に関わる神経機構 119
- 5.2.1 そろばんの熟練者の神経機構 119
- 5.2.2 一般的な脳内情報操作に関わる神経機構 123
- 5.3 脳内情報操作における運動関連領域の機能的有意性 126
- 5.3.1 臨床症例を用いた検討 126
- 5.3.2 経頭蓋磁気刺激法を用いた検討 129
- 5.4 運動と思考の連続性 131
- 参考文献 132
- 第6章 概念形成と思考 / 入來篤史/山﨑由美子 135
- 6.1 概念とは : 弁別・カテゴリーからの発達 136
- 6.1.1 弁別からカテゴリーへ 136
- 6.1.2 カテゴリーから概念へ 138
- (a) 関係概念
- (b) 機能概念
- 6.2 社会を通じた概念の象徴化 : ミラーニューロンと高次認知機能 140
- 6.2.1 ミラーニューロンとは 141
- 6.2.2 ミラーニューロンの活動により可能となる認知機能 142
- 6.3 概念操作におけるヒトの独自性 143
- 6.3.1 ヒト独自の認知過程を支える「刺激等価性」 143
- 6.3.2 発達的要因 147
- 6.3.3 生態的要因 147
- 6.3.4 神経科学的要因 148
- 6.4 サルにおけるヒト型思考の萌芽 149
- 6.4.1 動作の分析と構造の抽出 149
- 6.4.2 ミラーニューロンによる動作の分析 150
- 6.4.3 頭頂葉のニューロンによる動作の概念的構造化 152
- 6.4.4 異なるニューロンによる動作の階層的符号化 154
- 6.4.5 ヒト独自の概念体系 157
- 参考文献 158
- 第7章 コミュニケーションと社会 : チンパンジーの認知発達からみた社会的相互交渉の進化 / 友永雅己 163
- 7.1 類人に「言語」を教える 164
- 7.1.1 チンパンジーと言語 165
- 7.1.2 手話の獲得,見本合わせ 166
- 7.1.3 類人言語研究の衰退 168
- 7.2 言語研究から認知の研究へ 169
- 7.2.1 比較認知研究 169
- 7.2.2 社会的認知研究 170
- 7.2.3 類人言語研究のまとめ : 1980年代まで 170
- 7.3 言語・認知と社会的相互作用 173
- 7.4 認知の発達と社会 175
- 7.4.1 2項関係の成立 : 「見つめあい」と発達 176
- 7.4.2 3項関係は成立するか : 「心の理論」と他者理解 180
- 7.5 比較認知発達神経科学への道 183
- 参考文献 185
- 第8章 付録:言語と生成文法理論 / 大石衡聴 193
- 8.1 言語の科学的探究 193
- 8.1.1 言語とは193
- 8.1.2 科学の対象としての言語196
- 8.2 生成文法 198
- 8.2.1 生成文法の研究対象 199
- 8.2.2 生成文法の目標 200
- a. 言語知識の内容はどのようなものであるのか.
- b. 言語知識はどのように獲得されるのか.
- c. 言語知識はどのように使用されるのか.
- 8.2.3 生成文法理論の変遷 203
- 参考文献 210
- 索引 213
春秋(7月号)、本が好き!(8月号)、経 Kei(6月号)もらふ。本屋で、名著、出版と知のメディア論の著者、長谷川一の新刊をみかけたのだけれど、そつちなのかあ、とか思つた。
;みすず書房;3,200円(借覧);A5判;縦2段組;上製;XXXI+346頁;;ISBN978-4-622-07331-4;
新潮新書262;新潮社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;207頁;;ISBN978-4-10-610262-2;
近代文学研究叢刊41;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;xiv+690頁;;ISBN978-4-7576-0506-0;
はじめの地獄変論がいちばんおもしろかつた。
福田恆存評論集 第九卷;[発行]麗澤大學出版會、[発売]廣池學園事業部;2,800円(借覧);四六判;縦組;並製;2+372頁;;ISBN978-4-89205-549-2;
さういへば、アーキテクチャの生態系をみてたときだつたか、私小説の定義に、ん、と思つたやうな記憶があるのだけれど、どんなこと書いてあつたつけなあ。
本書のもとになつてゐる全集は、補卷
が地球社より刊行豫定(全二卷)
だつたのか。結局ながれちやつたのかな(http://www.ruralnet.or.jp/avcenter/kaiin13.html#chikyushaにある地球社のURIは、呑ませ屋『しん太』オフィシャルサイトになつてて不思議。しかも、それも活動してないぽいし。また、福田恆存全集・内容一覽の、傅統にたいする心構
、濁學で出る大學
、軍の濁走について
、傅統技術保護に關し首相に訴ふ
、「數の中」について
、「私の國語教室」新潮文庫版の後書に籍りて改めて論ず
、「私の國語教室」中公文庫版の後書に籍りて常用漢字を論ず
等はよみとりミスかなあ)。
歴史文化ライブラリー273;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;7+181頁;;ISBN978-4-642-05673-1;
(pp.116-117、聖徳太子伝記内閣文庫本)中ごろ、夷島の地頭で安頭太郎左衛門尉という武士が蝦夷島から夷を一人鎌倉へ召具して年来下人としていた。その夷は見かけや言葉は異なっていたが、おなじく召し使われていた女房ふたりに恋をして忘れる暇もなく、自分の寝床に帰って独り言に「一ク二クサスノミ二リク一クサスノミ」と口ずさんで泣く泣く横になっていた。あるとき都から儒者が一人、公家の使節として関東に下向し、安頭殿を尋ねて来て終夜物語した。その下人の夷が臥所で女房たちの事を思って件の口ずさみをした。儒者は「面白いことがあるものだ。国がちがえば言葉も違うが思うところが通じるのは同じであろうか。夷の詞に一二三を連ねるには一チク二リク三アイク四ニカタ五トエン六トヘタ七カナン八ツフリ九チチリ十チンと数える。一首の歌である。ひとりしてふたりを思う身なれどもふたりがひとり思わざるらん、という歌だ。サスノミという詞は思うという意味である」といった。安頭殿はそれを聞いて「面白いことだなあ。あなたが下向されなければどうしてその意味を知っただろうか」といって、やがて召仕っていた女房を夷に与えたと聞く。
(p.118)醍醐寺所蔵本には蝦夷の言葉についての記述はないが、瑞泉寺大谷支院吉沢師所蔵本では、「夷共異口同音に申す言にワタヤワタワタ〳〵ワタヤワタヤワタラン」という記述があり、これを太子が「やまとなる石根の石のあらんほどわが王君のみこと忘れじ」と訳したことになっている。万徳寺本でのエゾの言葉は「ヲウ〳〵ハイシヤムツケイカンイシツマシヤ〳〵イシマシマシマセハ」「サクテンクルヤ〳〵ハリシテンカイナキンヤホウ」とあり、太子もこの調子の言葉を使ってエゾとやりとりしている。『東大寺諷誦文稿』に「毛人の方言」のことがあったが、太子はどのような異言語でも理解するのである。内閣文庫本のエゾの言葉については次の段にもしるされている(後に記す)。これらの言葉はまったくアイヌ語とは結びつかない。
(p.119、内閣文庫本。古活字本平治物語、塵荊鈔)蝦夷嶋から女を一人連れてきて義経に仕えさせた。ただし、蝦夷に二流あり、浜之党、嶋之党という。この女は嶋之党であったので嶋先御前と呼んでいた。(……)義経が嶋先御前を気にかけて暮らしていると、秀衡は義経に対して嶋先御前を中傷し、明日は島に帰すと聞いた嶋先御前は一首の歌を詠んだ。それは「サスリ〳〵キサスリキサスリサスリ ササラキ」で、日本詞では「来春は緑に見えし山の端のやがて紅葉になるぞ悲しき」という歌であった。
文春新書389;文藝春秋;700円(100円);新書判;縦組;並製;228頁;;ISBN4-16-660389-2;
とつてもインタレスティング。
ちくま、本郷(7月号)。佐藤亜紀、外人術がちくま文庫入り。小林信彦、わたしの、東京物語、連載開始。
歴史文化ライブラリー271;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;6+230頁;;ISBN978-4-642-05671-7;
;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;286頁;;ISBN978-4-12-003923-2;
双書 哲学塾;岩波書店;1,300円(借覧);新書判;縦組;並製;159頁;;ISBN978-4-00-028159-1;
書物誕生――あたらしい古典入門;岩波書店;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;v+1+191頁;;ISBN978-4-00-028287-1;
格物の物は、物猶事也
(大学章句)で、しかしそれは事象などではなくて、事職也
(説文)でうんぬんといふ辺がおもしろかつた。
;PHP研究所;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;295頁;;ISBN978-4-569-70288-9;
小右記の記主、藤原実資の愛娘、千古について。大鏡に、かぐや姫とぞ申しける
、とあることからして知らなくて、いろいろ勉強になつた。
PHP新書464;PHP研究所;700円(借覧);新書判;縦組;並製;211頁;;ISBN978-4-569-69209-8;
あんまり。
講談社選書メチエ416;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;229頁;;ISBN978-4-06-258416-6;
講談社現代新書1986;講談社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;245頁;;ISBN978-4-06-287986-6;
講談社選書メチエ426;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;220頁;;ISBN978-4-06-258426-5;
;萌書房;(借覧);四六判;縦組;上製;v+176頁;;ISBN978-4-86065-030-8;
うーん。
反経済学講座 犬走文彦といふのがあつて、なんだかなー、といふ感じ。
;中経出版;1,400円(1割引);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN978-4-8061-3389-6;
腰巻きの、干渉されたくないけどひとりぼっちは嫌だ
、といふ文句は、まさしく自分のことであるなあ、と思つて買つてみたのだけれど、あんまり。そんな工夫
(p.274)ができるくらゐなら、人をかまひたくはないし、基本、自分もかまはれたくはないけど、自分がかまつてほしいときに、自分のかまつてほしいやうにかまつてほしい、だうしやうもないかまつてちやんなのだけれど、それを実現させるだけのコミュ力もなくつて、ますますダメをこじらせるやうなことにはなつてないよ。といふか、おしまひのとこの、かまはれる自由/かまはれない自由の対立のさせかたは、その直前で指弾してゐる臨床系心理学者
の「世間=にせもの/内面=ほんもの」図式
(p.246)となにがちがふんだ。
岩波ブックレット759;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;63頁;;ISBN978-4-00-009459-7;
ふーん、ほんとかね、といふ感じ。
岩波新書(新赤版)1182;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+5+230+8頁;;ISBN978-4-00-431182-9;
;勉誠出版;(借覧);四六判;縦組;上製;21+ii+294頁;;ISBN978-4-585-03232-8;
目次をうつしておく。
- 序言 / 湯山賢一(ゆやま・けんいち) i
- 総論
- 筆跡論への視角 / 湯山賢一 5
- はじめに
- 一 筆跡論へのアプローチ
- 二 『国家珍宝帳』と『種々薬帳』の書風をめぐって
- 三 『円珍贈法印大和尚位並智證大師諡号勅書』の古文書学的考察
- 結びにかえて
- 各論
- 大江広元とその筆跡 / 林譲(はやし・ゆずる) 35
- はじめに : 二通の台紙付写真から
- 一 代表的な遺例 : 個人蔵二月十五日袖判御教書・勧修寺所蔵十月二日大江広元書状
- 二 広元という書名の有無 : 東京国立博物館所蔵七月廿二日袖判御教書・安藤鉦司氏所蔵七月十一日書状
- 三 第三・第五・第七筆蹟 : 賀茂別雷神社文書袖判下文・島津家文書袖判下文
- 四 平家領没官注文か平家没官領注文か : 安藤鉦司氏所蔵四月七日書状・七月十一日書状
- おわりに : 異なる一行の執筆者
- 文化財調査における筆跡 / 池田寿(いけだ・ひさし) 73
- はじめに
- 一 文化財調査における筆跡の問題
- 二 古文書類における筆跡の事例
- (一) 文書の真偽に関する事例 : 家文書における最古の文書
- (二)の事例 : 自筆か右筆書きか
- (三)の事例 : 案文
- (四)の事例 : 同一筆跡(正文と控え)
- 二 筆跡の研究とその課題 #番号ママ
- 三 筆跡の客観化=数値化について
- おわりに : 筆跡と書風
- 「信長記」における筆跡論 / 杉崎友美(すぎさき・ゆみ) 123
- はじめに
- 一 「信長記」と書状
- 二 「信長記」と書状の書風
- おわりに
- 消息と聖教の筆跡論 : 主に親鸞・蓮如の筆跡を通して / 永村眞(ながむら・まこと) 159
- はじめに
- 一 同筆と異筆
- 二 平仮名と片仮名
- 三 筆跡と時代
- 字体
- 運筆
- 書風
- おわりに
- 東寺観智院・藤井永観文庫所蔵「東寺長者補任」について : 寺院文書の集積と供僧 / 宮﨑肇(みやざき・はじめ) 191
- はじめに
- 一 観智院本「東寺長者補任」と永観文庫本「東寺長者補任」
- 二 紙背文書
- 供僧方供料荘関連文書
- 仏事関係
- 僧事関係
- おわりに
- 『醍醐寺史料』にみる寺院史料と筆跡 / 藤井雅子(ふじー・まさこ) 235
- はじめに
- 一 寺院史料における筆跡の使い分け
- (一) 印信
- (二) 付法状
- (三) 置文
- 二 聖教の書写と筆跡の相似
- 三 真言密教における自筆の意味
- (一) 流祖による自筆聖教の崇拝
- (二) 祖師「御自筆」の謀作
- 四 『醍醐寺史料』における一通の偽文書と筆跡
- (一) 尊氏の花押の検討
- (二) 本文の筆跡と花押
- (三) 文書内容から偽作者を探る
- おわりに
- 討論
- 筆跡論の現状と課題 / 池田寿・杉崎友美・永村眞・林譲・湯山賢一 271
- 編集後記 291
- 執筆者一覧 392
まつたく洒落ならん。自分が30をとうに過ぎてこんなていたらくでゐるとは思つてもみなかつたけど、エントリーシートに10万かけるかといへばかけず(といふか書いたことすらなくて)、かといつて研究して論文をかくわけでもなくて、朝つぱらからこんなドキュメンタリをみて、景気がうはむいてればたいていのロスジェネはまあなんとかなつたんだらうけど、それでもたぶん本作の作者はマクリ派にはならなかつたらうなあ(だから、貧窮化の文脈でコメントをよせてる田原総一朗や福島みずほ、松本哉はなにを見たんだ、と思ふ)、自分はだうかな、とか思つてる場合ではないのだけれど。
双書 哲学塾;岩波書店;1,300円(借覧);新書判;縦組;並製;153頁;;ISBN978-4-00-028165-2;
岩波新書(新赤版)1187;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+232+10頁;;ISBN978-4-00-431187-4;
PHP新書370;PHP研究所;700円(100円);新書判;縦組;並製;224頁;;ISBN4-569-64532-1;
角川叢書37;[発行]角川学芸出版、[発売]角川グループパブリッシング;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;4+206頁;;ISBN978-4-04-702137-2;
;東京大学出版会;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;v+270+24頁;;ISBN978-4-13-083050-8;
性善説世界。
女性であるといふことしか共通してゐないだらうに、なぜか河瀬直美とごつちやにしてゐた。ゆれる、も見てみようかな。
PHP文庫[こ-26-1];PHP研究所;514円(100円);文庫判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-569-57408-4;
;平凡社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;227+ii頁;;ISBN978-4-582-83393-5;
光文社新書397;光文社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;302頁;;ISBN978-4-334-03500-6;
あー、本なんかよまない生活がしたいなあ、といふやうないかにもだめな亜インテリな自意識のこじらせかたをしてしまふ自分がいやだ。生活態度はまるつきりしみったれ
(p.206)なのだけど。
新潮新書307;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;189頁;;ISBN978-4-10-610307-0;
中公新書2002;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;1+5+195頁;;ISBN978-4-12-102002-4;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;xii+316+xvi頁;;ISBN978-4-13-050168-2;
文春新書702;文藝春秋;750円(1割引);新書判;縦組;並製;204頁;;ISBN978-4-16-660702-0;
目次をうつしておく。
- Q 「馬」や「犬」、「象」「鹿」という漢字は象形文字なのに、同じ動物を表す漢字でも、「猫」や「狐」「狸」ではケモノヘンがついているのはなぜですか? 7
- 校長先生が立ち往生させられた質問
- 象形文字か形声文字か
- 「文」と「字」
- 「象」は古代中国人に身近だった
- すべての動物を象形文字にできるはずはない
- Q 私の知人の「たかはし」さんは普通の「高橋」ではなく、あまり見かけない字形で書くことになっています。普通に「高橋」と書くと機嫌が悪くなることすらあるのですが、なぜそんな書き方があるのでしょうか? 18
- 姓名の字体に人はこだわる
- 誤字や俗字を使って戸籍台帳が作られた
- 電算処理が進められる戸籍事務
- 戸籍で使用を認められた百五十二の俗字
- Q 新常用漢字の試案のなかに「しんにょう」の形を含んだ漢字が三つありますが(「遜」「遡」「謎」)、いずれもしんにょうの点がふたつになっています。これまでの常用漢字では「道」とか「進」のように点がふたつだったのが、これからは点ひとつとふたつが混在することになるのでしょうか。また点がひとつとふたつではどうちがうのですか。どちらが正しいとかまちがっているとかいえるのでしょうか。 29
- IT機器が「常用漢字表」を変える
- 常用漢字表に入っていなかった「岡」「奈」「熊」「鹿」
- 「しんにゅう」派と「しんにょう」派
- 一点しんにょうと二点しんにょうが混ざった「巡邏」
- 昭和二十四年まで「しんにょう」はすべて「二点」で印刷されていた
- 「当用」漢字が三十五年も続いた
- 二点の「しんにょう」は誤答か?
- 「表外字」と「表内字」
- 『康熙字典』はすべて「二点しんにょう」
- 迅速な処理のための簡略化
- 「二点しんにょう」が伝統的には正しかった
- 教育現場をとるか、IT機器をとるか
- JIS第1水準とJIS第2水準
- 「鷗外」、政府を動かす
- いまは活字の時代ではないのだから
- Q 漢字って、いつごろできたものですか? またいま見られる最古の漢字って、どんなものですか? 63
- 成立年代がわかるのは新しい文字
- 漢字の発明者は目が四つ?
- 「半坡」は中国における文字のはじまりか
- Q 漢字はなぜ「漢字」というのですか? 漢王朝の時代につくられた文字だからそう呼ぶのですか? 74
- 漢字の「漢」は漢民族の「漢」
- 「漢語」は「漢民族が話す言語」
- 漢字がなぜ日本語を書くためにも使えるのか
- Q 漢字のなかでもっとも画数が多いのはなんという漢字ですか? また一番長い訓読みはどのようなものですか? 82
- 「クイズ 日本人の質問」に出演すると
- 「それを調べたらいくらいただけますか」
- 『大漢和辞典』の「総画索引」を調べる
- 出典は『字彙補』
- 六十四画の漢字の意味は「おしゃべり」
- 実際の文章に使われたとは思えない
- もっとも長い訓読みをもつ漢字とは?
- 「訓読み」と「字訓」はちがう
- Q いちばん新しい漢字はなんですか? また、いまから新しい漢字を作ることは可能ですか? 110
- 最初はどこかのだれかがその漢字を作った
- アイデア漢字は「会意」がほとんど
- 新しい「漢字」がつくられる可能性は十分にある
- 「図書館」を意味する「圕」
- 『現代漢語詞典』からは消されたが
- Q 漢和辞典の部首って、最初はいったいだれが、どのようにして決めたのですか? 部首の数はどれくらいあるのですか? 部首が時代ごとに変化することはないのですか? 124
- 図書館の本をどう配列するか
- 「学年別漢字配当表」の並び順は?
- 部首による配列は西暦一〇〇年の『説文解字』から
- 『康熙字典』で部首の数は半分以下に
- Q 「虹」「蛸」「蛤」はいずれもムシではないのに、なぜそれを表す漢字にムシヘンがついているのですか? 141
- 「虫」と「䖵」と「蟲」と
- 「比較的小さな動物」としての「虫」
- Q 「コザト」と「オオザト」はどこがちがうのですか? またなぜ「コザト」とか「オオザト」とかいうのですか? 148
- 「コザト」と「オオザト」はまったく来歴がことなる
- 「コザト」は大地、「オオザト」は国
- 広大な範囲の土地を表す「オオザト」
- Q シンガポールの商店で、壁に「福」という字を書いた紙がさかさまに貼られているのをなんども見かけましたが、あれはいったいどういう意味があるのですか? 157
- だじゃれに近い縁起かつぎ
- 「もずく」で金持ちに
- 「対聯」と「年画」 : 縁起物のオンパレード
- 「鯉」は縁起のいい魚
- 「蝙蝠」はおめでたい
- カササギ(喜鵲)は夫婦仲のいい鳥
- Q 「屁」という字にはなぜ《比》という音符がついているのですか? おならの音なら、《比》よりも《不》の方がふさわしいのではないでしょうか? 175
- 「ピー」か「プー」か
- 「ちょっと気を泄らした」
- 英語につづく中国語人気
- 復権する「毛沢東グッズ」
- 「毛沢東の石膏像」がお酉さまの熊手と同じに
- ゴシック体は毛沢東の加筆
- 毛沢東が激怒して「放屁」
- 江青は法廷で「放屁」
- あとがき 198
;仮説社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;128頁;;ISBN978-4-7735-0202-2;
ハングルを作った世宗大王は数学が好きでした。そこで中国の元時代に編集された『詳明算法』を朝鮮の銅活字で復刻出版させていました。そこで世宗大王は『詳明算法』そのほかの新しい中国の数学書に出てくる〈〇=零〉記号にとても強く感動したにちがいありません。そこでハングルを作るときも、〈子音がない=〇〉の文字「ア/イ/ウ/エ/オ」を表すのに、その〇記号を利用したにちがいありません。ハングルの〇記号は、英語のアルファベットで「a/ka/sa/ta/na」と書く代りに「〇a/ka…」などと書くのに当るのです。
もっとも、すでにハングルを知っている人の中には、私のこの新説を「ばからしい新説」だと笑う人もいることでしょう。そういう人びとは「ハングルの中には、母音を表わすとき以外にも〇記号を用いる場合もある」ということを知っているからです。しかし、そういう場合の〇記号も、「無」を意味すると解することができるのです。そのことについて論じているとあまりにわずらわしくなるので、ここには記しませんが、とくに関心のある方は私が『たのしい授業』二〇〇一年一月号に発表した「日本・中国・朝鮮におけるゼロの概念とその記号の歴史」※という文章を検討して下さるようお願いして先に進むことにします。
※注 日本の数学の本でゼロを表わすのに「〇」という記号が用いられるようになったのは、一六四三年に出版された著者不明の『万用不求算』という本です。それまで日本の数学者=和算家たちは、〇の代わりに「の/欠/下/令/零」という文字を使っていたのです。そして、日本の数学書=和算書の中で、「〇記号」が支配的になったのは山田正重著『改算記』(一六五九)以後のことでした。これらのことについても、前記の私の論文を参照してください。
講談社文庫[は-83-2];講談社;676円(1割引);文庫判;縦組;並製;346頁;;ISBN978-4-06-276364-6;
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;2+259頁;;ISBN978-4-7576-0510-7;
目次をうつしておく。
- 瓜を「ふり」と書く仮名づかい : その実態と解釈 / 遠藤邦基(えんどー・くにもと) 1
- 一 「ふり」の仮名書き例
- 二 「うり(瓜)」の仮名書き例
- 三 「ふり」表記を許容する説
- 四 「ふり」表記は誤りとする説
- 五 「ふり」表記の成立要因
- 同音の禁忌語との連想回避
- 「祝ひ」を「いわゐ」と書くこと #位牌
- 「つひ(に)」を「つゐ(に)」と書くこと
- 六 語頭の「ハ」と「ワ」の交替
- ① 「わつか」と「はつか」の場合
- ② 「わしる」と「はしる」の場合
- ③ 「わかる」と「はかる」の場合
- 七 「誤った回帰」による仮名づかい意識
- まとめ
- ことばを書く、声を記す / 奥村悦三(おくむら・えつぞー) 29 #土左日記
- 文献の書写と表記と / 今野真二(こんの・しんじ) 51
- はじめに
- 一 資料の概観
- 二 分析方法
- 三‐一 ハ行転呼音現象に関わる語の表記実態
- 三‐二 「古典かなづかい」という観点からの整理
- 三‐三 仮名の表音性という観点からの整理
- 三‐四 仮名の位置と「表音仮名」
- おわりに
- 木簡・文書の文字使用に関する一考察 : 基本的課題をめぐって / 小谷博泰(こたに・ひろやす) 67
- はじめに
- 一、木簡研究の基礎における問題点
- 二、書式用漢字の使用とその読みをめぐって
- 三、漢文はどう日本語読みされたか
- おわりに
- 常陸国風土記香島郡「処」字は「𣦽」字か / 瀬間正之(せま・まさゆき) 85
- 一 はじめに
- 二 諸説の検討
- 「𣦽」説
- 日本書紀の職官を表す博士・師について / 柳玟和(りゅー・みんほあ) 99
- 日本書紀の「王」字考 / 朴美賢(ぱく・みひょん) 119
- はじめに
- 一 天皇に用いられている「王」
- 一・一 天皇を表す「二人称代名詞」
- 一・二 「天皇」より敬意の低さを表す
- 二 天皇の二世に用いられている「王」
- 二・一 複数のミコを表す「王」
- 二・二 定型表現
- 二・二・一 親族語彙
- 二・二・二 「君王」の対句
- 二・三 「皇子」と差をつけるための「王」
- 二・四 日本武尊
- まとめ
- 和名類聚抄地名の「部」 / 蜂矢真郷(はちや・まさと) 135
- 一
- a 「部」字をベと読むもの
- 1' 一~二音節のもの
- 2 二音節のもの
- 2' 二~三音節のもの
- 3 三音節のもの
- 3' 三~四音節のもの
- 二
- b 「部」字を読まないもの
- 2 二音節のもの
- 3 三音節のもの
- 4 四音節のもの
- 5 五音節のもの
- c 「部」字を持たないのにベと読むもの
- 2 二音節のもの
- 3 三音節のもの
- 3' 三~四音節のもの
- 三
- d 「部」字を持つが全体の訓がないもの
- 四
- 無窮会図書館蔵本『大般若経音義』における異体字表示の術語について / 鳩野恵介(はとの・けーすけ) 153
- はじめに
- 一、「無窮会本」の〈異体字字書〉としての性格
- 二、「無窮会本」所載の字体註について
- 二‐一、「亦作」組
- 二‐二、「先徳非之」組
- 二‐三、「或作」(或本)組
- 三、類書における字体註に関する術語
- 三‐一、中国の書物に見られる「亦作」「或作」について
- 三‐二、石山寺本『大般若經音義』の字体註
- 四、「亦作」と「或作」との関係について
- むすび
- 『広益字尽重宝記綱目』における複数書体掲出例について / 内田宗一(うちだ・そーいち) 171
- はじめに
- 一 問題の所在
- 二 複数書体掲出例の実態
- A、独立した項目で別書体を掲出
- B、割注で別書体を掲出
- C、割注に示した漢字の別書体を次項で掲出
- D、傍記で別書体を掲出
- 三 複数書体掲出の意図
- 四 漢字字体の検討 : 「悪」を例として
- まとめ
- 片仮名文字体系の自立性獲得についての試論 / 深澤愛(ふかざわ・あい) 189
- 一 文字体系の自立性
- 二 表記体から考える「従属性」
- 三 次元の繰り上げ
- 四 有標の表記として見る外来語表記
- 五 従属性からの脱却と自立性の獲得
- 六 今後の課題
- “癌”にまつわる言葉とその推移 : 日治時期の台湾における日本語資料を中心に / 王敏東(おー・びんとー) 207
- 1、はじめに
- 2、日治時期における台湾の資料に用いられる“癌”
- 2.1、『台湾医学会雑誌』に見出される“癌”を含む語の年代別変遷に対する考察
- 2.2、『台湾日日新報』における“癌”を用いた語・句の使用状況の考察
- 2.2.1、“癌”を含む語の年代別変遷に対する考察
- 2.2.2、“癌”を含む句の年代別変遷に対する考察
- 2.3、『台湾医学会雑誌』と『台湾日日新報』とに見られる“癌”を含む語のまとめ
- 3、終わりに
- 『初心假名遣』索引(下) / 狩野理津子(かの・りつこ) 223
- 書名索引
- 人名索引
- 用語索引
- 語彙索引
- 漢字索引
講談社学術文庫1943;講談社;880円(借覧);文庫判;縦組;並製;253頁;;ISBN978-4-06-291943-2;
中公新書2000;中央公論新社;940円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+5+406頁;;ISBN978-4-12-102000-0;
岩波新書(新赤版)1184;岩波書店;980円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+203頁;;ISBN978-4-00-431184-3;
思考のフロンティア;岩波書店;1,800円(借覧);A5判;縦組;並製;xiii+231頁;;ISBN978-4-00-022888-6;[執筆者]いちのかわ・やすたか(市野川容孝)/こもり・よーいち(小森陽一)/うえの・なりとし(上野成利)/うすき・あきら(臼杵陽)/かねこ・まさる(金子勝)/かん・さんじゅん(姜尚中)/さいとー・じゅんいち(齋藤純一)/すぎた・あつし(杉田敦)/たかはし・てつや(高橋哲哉)/たけむら・かずこ(竹村和子)/もりなか・たかーき(守中高明)/よねたに・まさふみ(米谷匡史)
ちくまライブラリー22;筑摩書房;1,165円(450円);四六判;縦組;並製;2+242頁;;ISBN4-480-05122-8;
合掌。
うーん。前作のキサラギよりは数段おちる感じ。なんといふか、ねりこみといふか、キャラ立ちがよわい。といつても私は、カンニング竹山が既婚者なのを予告篇からよみとれてなかつた程度の観客なのだけれど。波瑠が魅力的。
現代哲学への招待 Japanese Philosophers;春秋社;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+220+11頁;;ISBN978-4-393-32906-1;
平凡社選書229;平凡社;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;390頁;;ISBN978-4-582-84229-6;
『国書総目録』などの分類上は「写本」であるが、至るところに推敲の跡があり、鵞峰の自筆稿本とみられる(p.119)。国書総目録が自筆本を別立てにしてるかだうかたしかめないでこんなことをかくのもあれだけど、写本はべつに他の本を写した本にはかぎらないのだから、自筆稿本だつて写本だらうと思ふのだけれど。
「命剞刷氏、以判之」という。「剞」は板木を彫るという意味である。「氏」は紙の略字であろう。すなわち、老迂斎は整版・刷紙、板行を命じたのである(p.233)。うーん。剞劂氏とおんなじで、本屋・印刷屋みたいな意味ではないのかなあ。でも、書物史にあかるいひとたちと共同研究してるんだから、本書の著者がただしいのかな。
中公新書1998;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;8+iii+2+278頁;;ISBN978-4-12-101998-1;
;集英社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;389頁;;ISBN978-4-08-771242-1;
蟹工船のトレーラーのはじめの、あいつ、最近カニっぽくね、うんぬんといふのがいちばんをかしかつた。といふか、フックをちやんと消化できなかつたよ。
;岩波書店;5,200円(借覧);四六判;縦組;上製;545頁;;ISBN978-4-00-022621-9;
文春文庫[379-1];文藝春秋;360円(180円);文庫判;縦組;並製;313頁;;ISBN4-16-737901-5;
合掌。
;小学館;1,300円(借覧);四六判;縦組;並製;255頁;;ISBN978-4-09-386241-7;
実話をベースに
、て、さらッとこはいことが注意書きにあるなあ。新興宗教から逃れるべく、極左団体へ入団!園子温監督のすごい映画制作秘話! - シネマトゥデイ
講談社学術文庫1950;講談社;1,000円(借覧);文庫判;縦組;並製;317頁;;ISBN978-4-06-291950-0;
書物誕生――あたらしい古典入門;岩波書店;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;viii+201頁;;ISBN978-4-00-028285-7;
PHP新書597;PHP研究所;740円(634円);新書判;縦組;並製;234頁;;ISBN978-4-569-70514-9;
お金でこんなキレイなもんが買えるならあたしはいくらでも働くんだ
(pink)といふ心意気にみちたことばをすつかりわすれてたな。愛にも労働にも無縁な生活に多少のいろどりを、とおもつて、フレグランスにでも手をつけてみようと思つて、ロクシタンのぞいて、桜のかをりのオードトワレを買つてみたよ。
岩波新書(新赤版)1181;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+230頁;;ISBN978-4-00-431181-2;
相原和邦先生は、どうやら昨年あたり出獄して帰国されたらしく、ワイド版岩波文庫の漱石『道草』に注解と解説を書いておられる、といふのは別にワイド版のためにかきたしがあるのかな。
自然主義・私小説系流とは似て非なるものだということが明らかになるとは、
1990年4月16日 第43刷改版発行、
2002年12月5日 第56刷発行の普通の岩波文庫の解説にもあるのだけれど。
新潮新書312;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;223頁;;ISBN978-4-10-610312-4;
岩波新書(新赤版)1185;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;xi+191頁;;ISBN978-4-00-431185-0;
;INFASパブリケーションズ;1,905円(借覧);四六判;縦組;並製;287頁;;ISBN978-4-900785-62-5;
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;2+216頁;;ISBN978-4-00-023450-4;
いずみブックレット3;和泉書院;1,100円(借覧);A5判;縦組;並製;74頁;;ISBN978-4-7576-0491-9;[執筆者]くまがい・あきひろ(熊谷昭宏)/しまむら・けんじ(島村健司)/みやぞの・みか(宮薗美佳)/みやがわ・やすし(宮川康)/はなざき・いくよ(花﨑育代)/きたに・まきこ(木谷真紀子)/いのうえ・しょーいち(井上章一)/さとー・ひであき(佐藤秀明)
;勉誠出版;(借覧);四六判;縦組;上製;247頁;;ISBN4-585-03148-0;[執筆者]湯山賢一/仲田順和/長瀬福男/池田寿/永村眞/富田正弘/大川昭典/鈴木裕/塚本和夫/熊谷真理人
この聖教を取り扱うところに、一つの鉄則がございます。未灌頂、すなわち灌頂を受けていない者は、聖教を扱ってはいけないという鉄則がございます(p.16、仲田順和、醍醐寺と紙文化)。おもへば、わたくしたちはばちあたりなことをやつてるなあ。
数の上からもございます。加行(けぎょう)日数は七日を一区切りとして計算いたします。従いまして、一七日が七日間、二七日が十四日間、三七日が二十一日間でございます。四七日、五七日と、このようにして書いてございます。ところが最近、まだ続いておりますが、いくつかの博士論文の出版を見る時に、一七日を横文字にして「17日間、1日3座、21座の修行」ということが書いてございます(p.17)。むふう。
現在われわれが見知ることができる抄紙技術というのは、すべてが江戸時代以降のものである、現代の紙漉をもって、そのまま中世以前の抄紙技法を考え、中世以前の紙について論じることは避けなければならないと考えております(p.21、湯山賢一、和紙に見る日本の文化)。
大福光寺本「方丈記」は麻紙に書かれているものですから、それも大判の麻紙なので(p.223)。湯山。
基本的には麻紙が使われることは、時代的にはあり得ないと考えております。当然、麻紙はその時代には使われていないと考えますので。恐らく楮を打っている紙か、厚手の斐紙系統か、どちらかを使っているはずです(p.235)。非自筆説への補強?
;岩波書店;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;xv+285+39頁;;ISBN978-4-00-023678-2;
;[発行]角川学芸出版、[発売]角川グループパブリッシング;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;255頁;;ISBN978-4-04-621170-5;
;新曜社;8,300円(借覧);A5判;縦組;上製;ix+5+804頁;;ISBN978-4-7885-1081-4;
;勁草書房;(借覧);四六判;縦組;上製;xiii+278頁;;ISBN978-4-326-65335-5;
おもしろい。
岩波ブックレット752;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;71頁;;ISBN978-4-00-009452-8;
;明治書院;7,573円(借覧);A5判;縦組;上製;ii+366頁;;ISBN4-625-42082-2;
目次をうつしておく。
- 第一章 文章分析の基盤
- 文章論と文章法 3
- 序
- 一、句論
- A 無活用句
- 1、体言句
- 2、感動句
- 3、省略句
- B 活用句
- 1、完結形
- 2、接続形
- 3、条件形
- 4、修飾形
- 5、体言形
- 二、展開語論
- 三、展開の機能的性質
- 1、孤立式展開
- 2、付加式展開
- 3、不確定式展開
- 4、反復式展開
- 5、説明式展開
- 6、限定式展開
- 7、順態式展開
- 8、逆態式展開
- 四、特殊な展開形式
- 1、曲流文 #小林英夫。
男の部屋はすぐ玄関の明るい三畳のつぎの六畳の北窓に机をすえ、さうして何時も三畳との境目の襖を開けておいた(室生犀星「愛猫抄」)。- 2、懸詞
- 結論
- 接続詞の機能 30
- 一、問題の提起
- 二、陳述作用と展開機能
- 三、接続詞と接続助詞の機能
- 四、条件接続詞の性格
- 五、非条件接続詞の性格
- しかし : 発生と展開 48
- 文の接続と接続語 63
- 一 文章の展開と意味場
- 二 意味場を示す指標
- 1 対義の語によって受け継がれる文の接続
- 2 類義の語や同類の主題によって受け継がれる文の接続
- 3 上・下位語によって受け継がれる文の接続
- 4 同一語の反復によって受け継がれる文の接続
- 5 言い換えによって受け継がれる文の接続
- 6 文脈指示語で先行語句ないしは叙述を受け継ぐ文の接続
- 7 応答詞によって先行文を受け継ぐ文の接続
- 8 副詞によって受け継がれる文の接続
- 9 接続詞によって受け継がれる文の接続
- 三 指標としての接続語句
- 四 意味場から見た条件句・接続詞
- (1) 新たな意味場を作る接続詞
- (2) 文脈の意味場に従う接続詞
- ア 意味場の中での展開
- イ 意味場に付加する展開
- ウ 意味場に対する展開
- 指示語の指導 77
- 一 指示語とは
- 二 指示語の種類
- 三 指示語の機能と指導
- 1 現場指示
- 2 話題指示
- 3 文脈指示
- 4 対象指示
- 四 むすび
- 文章論のめざすもの : その効用 98
- 一 文章論のめざす分析法ならびに問題点
- 二 文章論のめざす目的ならびに応用
- 文章分析の方法 106
- 推敲で直せること 122
- 一 推敲は「語」および「文」レベルでの作業である
- 二 文体的特徴の手直しは推敲ではない
- 三 推敲で直せる事項とは
- 1 使用語彙は適切か
- 2 文の構造に欠陥はないか
- 3 句読点の打ち方はこれでよいか
- 芥川龍之介「ピアノ」の文章 133
- 第二章 表現・読解と文章論
- 転移論と文章法 141
- 展開と文脈 154
- 一
- 二
- 三
- 1 人称表現における滝
- 2 時制表現における滝
- 3 場面上の滝
- 4 地の文との間の滝
- 5 台詞とト書きとの間の滝
- 6 地の文と挿入句との間の滝
- 四
- 曲流文の文体論的考察 174
- 言語表現型と文脈断層の助詞 181
- 一 表現型の種類
- 二 展開における立場の移動とその種類
- 1 時の転移
- 2 場所の転移
- 3 人的立場の転移
- 三 文章分析と文脈断層
- 四 むすび
- 「灌仏の比」私考 201
- 『徒然草』を主材とした文章論の展開 204
- 序
- 一 『徒然草』の主題と特色
- 二 段落相互の結びつき
- 三 各段の主題の展開
- 四 各段の表現機構
- 1 主張形式
- 2 列挙形式
- 3 連想形式
- 4 説話形式
- 5 物語形式
- 五 むすび
- 俳句のテンスと文章分析 224
- 第三章 日本語教育と連文論 239
- 一 はじめに 239
- 二 表現の型と連文 247
- 1 発想形式から見た文の分類
- 返答要求表現
- (1) 判定要求の表現
- (2) 認定要求の表現
- (3) 選択要求の表現
- (4) 説明要求の表現
- 行動要求表現
- 2 会話における文の連接と文脈づくり
- 三 会話・問答における連文上の問題 270
- 1 場面と種類
- 2 話し言葉特有の性質
- ア 場面への依存性
- イ 聞き手による拘束性
- ウ 婉曲的な表現
- エ 話者特有の意識
- 3 使用文型とキーワード
- ア 応答詞
- イ 疑問詞・疑問文
- ウ 条件文
- エ 時制上の問題
- オ 待遇上の問題
- カ 指示語の使い分け
- キ 使用語彙の選定と使い分け
- 四 文章における連文上の問題 293
- 1 場面と種類
- 2 書き言葉特有の性質
- ア 場面非依存性と文脈依存性
- イ 文脈設定上の問題
- ウ 冒頭文と連接文
- 3 使用文型とキーワード
- ア ガ主語とハ主語
- イ 同一語句の反復
- ウ 上下位語・関連語による反復
- エ 文脈指示語
- オ 接続語句による展開の形式化
- カ 応答詞・副詞による展開
- キ その他のキーワード
- ク 展開語を欠く場合
- 五 むすび 336
- 初出一覧 340
- 文章論は学問のふるさと : あとがきに代えて 342
- 語彙索引 345
- 事項索引 353
シリーズ「社会臨床の視界」第4巻;現代書館;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;298頁;;ISBN978-4-7684-3478-9;[執筆者]なかじま・ひろかず(中島浩籌)/もり・しんいち(森真一)/やぎ・こーすけ(八木晃介)/みわ・しゅーじ(三輪寿二)/しのはら・むつはる(篠原睦治)/やました・つねお(山下恒男)
うーん。
オカルトの上映が最後だつたので見にゆかうとおもつてたのだけれど、結局ゆかなかつた。
岩波ブックレット754;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦1、2段組;並製;63頁;;ISBN978-4-00-009454-2;
;明石書店;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;231頁;;ISBN978-4-7503-2911-6;[執筆者]たかはし・まさる(高橋勝)/いしがき・たくま(石垣琢磨)/はせべ・えーいち(長谷部英一)/ふかわ・げんいちろー(府川源一郎)/かとー・ちかこ(加藤千香子)/はせがわ・ひでき(長谷川秀樹)/わたべ・まこと(渡部真)/かない・よしこ(金井淑子)
双書 哲学塾;岩波書店;1,300円(借覧);新書判;縦組;並製;2+158頁;;ISBN978-4-00-028164-5;
講談社選書メチエ344;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;234頁;;ISBN4-06-258344-5;[執筆者]きたやま・おさむ(北山修)/たなか・ゆーこ(田中優子)/やまだようこ(山田洋子)/えんどー・としひこ(遠藤利彦)/みうら・かよ(三浦佳世)/やまぐち・ひろゆき(山口裕幸)/くろき・としひで(黒木俊秀)/なかむら・しゅんや(中村俊哉)
うーん。
工藤力男、まなびこしかた : 附著述目録(成城国文学論集32。目録の最後に、『かなしき日本語』 笠間書院 平成廿一年四月刊行予定
、とあるけど出てないよね。言語時評をまとめるのかな。やつぱりさうだつた)。後藤昭雄、日本の古代の文献と中国口語(同前)。中川美和、冷泉家時雨亭文庫蔵『範永朝臣集』(真観本)の表記について : 宮内庁書陵部蔵本との比較を通して(国文学論考45)。山中延之、『却癈亡記』の用語の一斑(京都大学国文学論叢21)。小林恭治、西念寺本類聚名義抄における増補と脱漏 : 観智院本にないカタカナ注記について(六)(鶴見大学紀要46 第1部 日本語・日本文学編)。高田信敬、『東湖遺唫』の「闕畫」 : 山田俊雄先生に(鶴見日本文学13)。西崎亨、田中重太郎氏蔵源氏物語断簡のかな「お・を」の「仮名」(武庫川国文71)。山東功、学校国文法の成立と山田孝雄 : 山田孝雄の文法教科書・再論(言語文化学研究 日本語日本文学編4)。沼本克明、法華経の陀羅尼の読誦について(安田女子大学大学院文学研究科紀要14)など、新着雑誌棚から脈絡なくコピる。
岩波文庫本『万葉拾穂抄』解題と翻刻(上)、というのは、岩瀬文庫だらう。といふか、なんでこれ、個別ページにパーマネントリンクがないのかな。不親切だな。
;金剛出版;2,000円(借覧);四六判;縦組;並製;170+iv頁;;ISBN978-4-7724-1028-1;
;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;191頁;;ISBN4-309-01785-1;
質的心理学講座3;東京大学出版会;3,500円(借覧);A5判;横組;並製;v+268頁;;ISBN978-4-13-015123-8;[執筆者]サトウタツヤ(佐藤達哉)/みなみ・ひろふみ(南博文)/いしー・ひろのり(石井宏典)/さかもと・えーじ(阪本英二)/すぎまん・としお(杉万俊夫)/みうら・けん(三浦研)/やまもと・としや(山本登志哉)/やもり・かつや(矢守克也)/よしー・ひろあき(好井裕明)
うーん。この講座をみてたら、なんか、質的心理学つてだうなんだろ、と思ふやうになつたなあ。
ちくま新書697;筑摩書房;700円(借覧);新書判;縦組;並製;213頁;;ISBN978-4-480-06397-7;
シリーズ方言学3;岩波書店;3,400円(借覧);A5判;横組;上製;xviii+171頁;;ISBN978-4-00-027119-6;
目次をうつしておく。
- 方言機能論への誘い : 「シリーズ方言学」の世界 v / 小林隆(こばやし・たかし)
- 新しい方言学へ,ようこそ
- 方言機能論の提唱
- 新しい方言の姿
- 方言が担う機能の変質
- 21世紀の方言
- 第1章 発話スタイルと方言 1 / 真田信治(さなだ・しんじ)
- 1.1 言語のバラエティ : 「スタイル」について 1
- 1.2 発話スタイルとしての〈標準語〉と〈方言〉 2
- 1.3 スタイル切り換えの様相 4
- (a) 津軽 6
- (b) 名古屋 7
- (c) 広島 7
- (d) 高知 8
- (e) 東京 9
- 1.4 共通語の干渉を受けた「方言」スタイルの形成 10
- 1.5 方言の干渉を受けた「標準語」スタイルの形成 13
- (a) ウチナーヤマトゥグチ 13
- (b) からいも普通語 16
- 1.6 新しい発話スタイルに対する評価 : 奄美大島でのフィールドワークから 17
- (a) 瀬戸内町ことばの概要 17
- (b) 新しいスタイルに対する老年層からの評価 18
- (c) 新しいスタイルに対する中年層・青年層からの評価 20
- (d) 新しいスタイルに対する若年層からの評価 22
- (e) 世代による評価の変容 23
- 参考文献 24
- 第2章 若者世代の方言使用 27 / 陣内正敬(じんのうち・まさたか)
- 2.1 はじめに 27
- 2.2 方言使用と方言意識の実態 28
- (a) ケータイメールの方言 28
- (b) 首都圏の関西方言 30
- (i) 首都圏若者世代の関西方言 : 「首都圏学生調査」
- (ii) 首都圏の関西方言受容実態 : 「首都圏全世代調査」
- (c) 関西方言好感の全国的広がり 34
- (d) 「世代差」の現在 35
- 2.3 若者世代のコミュニケーション志向性 37
- (a) 若者世代と若者語 37
- (b) 「世代語」「世代意識」の形成要因 38
- (i) ドリフト
- (ii) 規範
- (iii) アイデンティティ
- (c) 若者世代の方言志向を支える意識 42
- (i) 「親しさ」志向
- (ii) 「楽しさ」志向
- (iii) 「緩さ」志向
- 2.4 標準語志向から方言志向へ 46
- (a) ポストモダン社会と日本人 47
- (i) 社会の発展段階とパーソナリティ
- (ii) 日本のポストモダン
- (b) 日本語のポストモダン 49
- (i) ことばの「乱れ意識」
- (ii) 方言意識の変化
- (iii) 圧力バランスの変化
- (iv) ポライトネスの変化
- (c) 方言認識の変遷 52
- (d) 国語審議会の方言政策 54
- 2.5 方言コミュニケーションの可能性 56
- (a) コミュニケーションにおける方言機能の変質 56
- (i) 共通語モノリンガルの憂鬱
- (ii) 方言の集団語化
- (iii) 方言機能の地域差
- (b) 方言の「壁」 59
- (i) 方言摩擦
- (ii) 摩擦のからくり
- 2.6 おわりに 62
- 参考文献 63
- 第3章 方言の経済価値 67 / 井上史雄(いのうえ・ふみお)
- 3.1 はじめに 67
- 3.2 経済方言学の基礎 67
- (a) 理論的位置 67
- (b) 研究史 68
- (c) 方言の社会的地位 : 3類型の史的変遷(地位) 68
- (d) 日本語方言と共通語・標準語(言語体系) 69
- 標準語との一致度の周圏分布
- 方言伝播の3パターンと方言区画
- (e) 方言の価値の規定関係 71
- 3.3 方言の経済地理学 72
- (a) 方言みやげ : (1) 方言リスト 72
- 方言みやげの分布規定3要因
- (b) 方言みやげ : (2) 方言ネーミング 73
- (c) 方言出版物の諸類型(文学・芸術) 74
- 方言文学・方言詩・漫画と方言訳
- 民話・方言談話・方言研究書
- インターネットの方言
- 日本語史と情報量 : 東京・近畿・琉球
- (d) 方言上演芸術と方言イベント(音声) 75
- 方言芸術・方言芸能・方言ソング
- 方言大会
- (e) マスコミにおける方言の復権(音声) 76
- 方言番組
- 方言リアリズムと方言指導
- 方言タレントと方言コマーシャル
- 3.4 方言経済の説明原理 77
- (a) 方言経済の心理的背景 77
- 方言行動 : 方言使用場面
- 方言イメージと行動
- 方言意識・コンプレックス
- 方言イメージによる方言の値段
- (b) 方言の値段 : 独立言語への近さ 82
- 1. 人口
- 2. 経済力
- 3. 情報量
- (c) 方言の社会的マイナス評価 88
- 標準語形使用率と人口,社会階層
- 地価分布と方言使用
- 共通語使用能力と社会階層
- 言語・方言の平等性への試み
- 3.5 方言経済学の諸問題 95
- (a) 社会制度と言語・方言(音声・文字) 95
- 行政・立法・司法と方言
- 企業活動・福祉と方言
- (b) 外国語と日本語方言の経済学 96
- 方言と言語の共通性と異質性
- 外来語と方言の経済学
- 外国の方言経済学
- 方言の値段まとめ
- (c) 言語体系の経済価値 98
- 有名な方言形と気づかない方言
- 言語体系のそのものの経済性
- (d) 言語の情的価値,文化的価値 100
- 情的価値
- 希少価値
- 無形文化財
- 3.6 おわりに 101
- 参考文献 102
- 第4章 福祉社会と方言の役割 105 / 日高貢一郎(ひだか・こーいちろー)
- 4.1 はじめに 105
- 4.2 方言と共通語 106
- 4.3 医療・福祉と方言 110
- 国立国語研究所の研究から
- 日高はこう考える
- 4.4 Web方言辞典をめざして 117
- 4.5 カウンセリングと方言 119
- 4.6 外国人と方言 121
- 4.7 おわりに 123
- 参考文献 124
- 第5章 方言と学校教育 127 / 大野眞男(おーの・まきお)
- 5.1 言語計画における学校教育の位置づけ 127
- 5.2 標準化以前 128
- 5.3 標準語の必要性 132
- 5.4 標準化の段階 135
- 5.5 学校教育での実施計画 138
- 5.6 現場の教師たち 142
- 5.7 「一音を,一語を」の言語教育 145
- 5.8 標準語と共通語 146
- 5.9 遠藤熊吉の共通語論 149
- 5.10 中間的変種としてのウチナーヤマトゥグチの形成 152
- 5.11 戦後の「共通語」 155
- 5.12 共通語の実施 158
- 5.13 現在の学校教育における方言教育 161
- 参考文献 164
- 索引 167
ちくま新書746;筑摩書房;700円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN978-4-480-06449-3;
中公新書ラクレ226;中央公論新社;860円(借覧);新書判;縦組;並製;333頁;;ISBN4-12-150226-4;
ブルーバックス B-1538;講談社;1,000円(借覧);新書判;縦組;並製;397頁;;ISBN978-4-06-257538-6;
オックスフォード 科学の肖像;大月書店;(借覧);四六判;縦組;上製;3+197+9頁;;ISBN978-4-272-44047-4;[原題]Margaret Muckenhoupt, Sigmund Freud
新潮新書309;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;213頁;;ISBN978-4-10-610309-4;
;明石書店;2,300円(借覧);四六判;縦組;並製;336頁;;ISBN978-4-7503-2724-2;
世界思想ゼミナール;世界思想社;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;v+312頁;;ISBN978-4-7907-1322-7;[執筆者]あおき・すがこ(青木須賀子)/いまず・かつのり(今津勝紀)/くらち・かつなお(倉地克直)/さわやま・みかこ(沢山美果子)/とーない・かずひろ(藤内和公)/なかたに・あやみ(中谷文美)/なかとみ・こーいち(中富公一)/にーろ・いずみ(新納泉)
ケア その思想と実践1;岩波書店;2,200円(借覧);A5判;縦組;並製;ix+246+3頁;;ISBN978-4-00-028121-8;[執筆者]おーくま・ゆきこ(大熊由紀子)/じんの・なおひこ(神野直彦)/そえだ・よしや(副田義也)/うすい・くみこ(臼井久実子)/いしかわ・じゅん(石川准)/むかいやち・いくよし(向谷地生良)/いしかわ・まこと(石川誠)/いちのかわ・やすたか(市野川容孝)/みよし・はるき(三好春樹)/たていわ・しんや(立岩真也)/あきやま・ひろこ(秋山弘子)/おーたに・いずみ(大谷いづみ)/かわしま・こーいちろー(川島孝一郎)/はまだ・すすむ(浜田晋)
そうして、大学の教師ならだれでも知っていることであるが、大学の大多数を占める二流以下の大学の文系の学生たちの多くはその本分である学業においても定められた時刻を守って行動することができない。講義や演習におくれてくる、途中で出てゆくなどふつうのことである。金は、怒りながらも、ゴリラの疲労困憊を思いやっているが、時刻の約束を守るという初歩的社会性を欠いた文系学生たちに介護ヴォランティアの主戦力となることを期待したところに、そもそも無理があったのではないか(p.61、副田義也、青い芝のケア思想)。うわあ。
安楽死ということばが不正確だったのです。安楽死は自然死ではないのですから、自殺か他殺かどちらかです。楽に生命をたとうとすれば安楽自殺か安楽他殺しかないわけです。(松田、一九七二a)、
自力で自殺できない人の自殺の権利と委託殺人の犯罪性をどうやって調和できるかが、安楽死の最大の問題であろう。(松田、一九七二b)(pp.195-196、大谷いづみ、生きる権利・死ぬ権利――だけでなく、から孫引き)。
;[発行]夢譚書房、[発売]星雲社;1,748円(100円);四六判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-7952-6781-2;
うーん。
;光文社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;309頁;;ISBN978-4-334-97539-5;
増補新版 アート・テクニック・ナウ20;河出書房新社;2,524円(借覧);B5判変型;横組;上製;98頁;;ISBN4-309-71690-3;
合掌。
サブカルい文化生活は、実は旧弊な人情関係にささへられてゐました、といふおはなし。
シリーズ・哲学のエッセンス;日本放送出版協会;1,000円(借覧);四六判;縦組;並製;126頁;;ISBN978-4-14-009328-3;
なんでこんな現代思想入門みたいなのをいまさら。
期せずして麻生久美子さんを連続してみたなあ。しかし、臓器移植同好会、といふのにはすこしわらつたけど、全体にはあんまり。市川由衣さんをひさしぶりにみて、ちよつとやせぎすぎみだけれど、やつぱり可愛いな、と思ひました。
世界史の鏡[情報4];刀水書房;1,600円(1割引);四六判;縦組;並製;vi+160頁;;ISBN978-4-88708-506-0;
中公文庫[も-6-13];中央公論新社;1,000円(借覧);文庫判;縦組;並製;334頁;;ISBN978-4-12-205155-3;
奥付に、©2009 Senzo MORI
、とあるけれど、著作権継承者も、せんぞー、といふお名まへなのかなあ。
UTCP叢書2;未來社;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;216頁;;ISBN4-624-01173-2;[執筆者]むらた・じゅんいち(村田純一)/ウィーベ・バイカー(Wiebe Bijker)/なつめ・けんいち(夏目賢一)/ふじがき・ゆーこ(藤垣裕子)/かわうち・よしひこ(川内美彦)/きはら・ひでとし(木原英逸)/いしかわ・じゅん(石川准)/こーの・てつや(河野哲也)/ラングドン・ウィナー(Langdon Winner)/なかむら・まさき(中村征樹)/しばた・たかし(柴田崇)
;アスペクト;(借覧);四六判;縦組;並製;406頁;;ISBN978-4-7572-1456-9;
一冊の本(6月号)。杉本つとむ、蘭学三昧の広告がのつてる。
丸善ライブラリー377;丸善;760円(借覧);新書判;縦組;並製;xiv+179頁;;ISBN978-4-621-05377-5;
;文藝春秋;1,714円(借覧);四六判;縦組;並製;221頁;;ISBN978-4-16-369480-1;
;現代書館;1,800圓(借覧);四六判;縦組;上製;213頁;;ISBN4-7684-6921-3;
トランスジェンダーとジェンダー論て相性わるいなあ、といふ感じ。
新潮選書;新潮社;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;253頁;;ISBN978-4-10-603601-9;
うーむ。満島ひかり(なんか、「ましま」だとおもひこんでたけど、「みつしま」なのだな)が、馬乗りになつて、コリント書の13章を絶叫するところがいちばんよかつたかなあ。
朝日選書850;朝日新聞出版;(借覧);四六判;縦組;並製;411+V頁;;ISBN978-4-02-259950-6;
;岩波書店;4,700円(借覧);A5判;縦組;上製;x+317+16頁;;ISBN4-00-024235-0;
;中央公論新社;1,800円(借覧);A5判;縦組;上製;171頁;;ISBN978-4-12-003920-1;
シリーズ 社会学のアクチュアリティ:批判と創造;東信堂;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;xii+322頁;;ISBN978-4-88713-794-3;[執筆者]ともえだ・としお(友枝敏雄)/ばば・やすお(馬場靖雄)/はなの・ひろやす(花野裕康)/たけざわ・しょーいちろー(竹沢尚一郎)/いーじま・しゅーじ(飯嶋秀治)/いまだ・たかとし(今田高俊)/むろい・けんじ(室井研二)/かじた・たかみち(梶田孝道)/うつみ・ひろふみ(内海博文)/こーとー・よーすけ(厚東洋輔)
中公文庫[M394];中央公論社;580円(429円);文庫判;縦組;並製;1+447頁;;ISBN4-12-201567-7;
ISBNがカバーの左そでのうちがはにをりかへすところに印刷されてるのがめづらしいな。
;勉誠出版;3,200円(2割引);四六判;縦組;上製;315+13頁;;ISBN978-4-585-03221-2;
;医学書院;3,400円(借覧);A5判;横組;並製;xiii+206頁;;ISBN978-4-260-00693-4;[執筆者]岩田誠/西条寿夫/小野武年/鈴木敦命/小山慎一/森山泰/三村將/渡邊正孝/鈴木匡子/小早川睦貴/鶴谷奈津子/河村満/田中沙織/筒井健一郎/藤原寿理/二本杉剛/西條辰義/寺澤悠理/渡辺茂
これはなんだかいやなものをみたなあ、といふ感じ。Twitterにかいたほかにも、はじめとおしまひの対応がしやらくさい、とか、題意がとつてつけたやうだ、とか、とにかくほめたいところがどこにもない。吉高さんがみたかつただけだから、まあいいのだけれど。
これはすばらしいなあ。さすが三島だ(当人がでてきたところは、ちよつと失笑してしまつたけれど)、さすが美輪だ(このときは丸山だけれど)。あと、令嬢役の松岡きっこがとてもチャーミングだつた。
ちくま文庫[ほ-15-1];筑摩書房;800円(借覧);文庫判;縦組;並製;361頁;;ISBN4-480-42154-8;
NHKブックス[1100];日本放送出版協会;1,160円(借覧);B6判;縦組;並製;315頁;;ISBN978-4-14-091100-6;
哲学の現代を読む5;白水社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;269頁;;ISBN978-4-560-02455-3;
;共立出版;(借覧);A5判;横組;並製;vii+242頁;;ISBN4-320-05515-2;[原題]Frederick Grinnell, The Scientific Attitude (Second Edition)
;マガジンハウス;(借覧);四六判;縦組;上製;369+vii頁;;ISBN978-4-8387-1768-2;
何となく心がけわしくなつて、人のことを悪く思ひたくなつて悲しい。もう書くのはよさう。ああ、私も妻がほしい、子供もほしい。人間なみの幸福をうけたい。私はしたい方だいがしたいのではない。ただ人間なみのことがしたいのだ。私はどんな不幸な人間で、それだけのことも出来ないのだらうか。さびしい。あなたは今ごろ谷崎とたのしさうに何か話してゐることだらう(pp.202-203、佐藤春夫、千代宛書簡)。
まだ物象の形をとどめ/きっかりと石に刻まれた/神聖文字{ヒエログリフ}から/少し略された祭司文字{ヒエラティク}へ/もっと書きやすい民衆文字{デモティク}へ/五千年もたてば坐り疲れて/文字だってもじもじと身をよじり/膝を崩したりもするのだ(p.211、多田智満子「刻」)
ところでこの「新書」といふ命名について、諏訪正さんの説がある。あれは「新劇」といふ言葉の連想から生れたと見るのだ。これはすごい指摘だ。当時、新劇は何とかして時流に逆らはうとしてがんばつてゐた。その抵抗の姿勢を長田幹雄が心のどこかで意識してゐなかつたはずはないし、また、その語幹は岩波茂雄や顧問格の三木清も共有するものだつたにちがひない(pp.347-348)。
中公新書1987;中央公論新社;940円(借覧);新書判;縦組;並製;8+vi+4+271頁;;ISBN978-4-12-101987-5;
講談社選書メチエ400;講談社;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;310頁;;ISBN978-4-06-258400-5;
もろこしの魯陽入日を返しけん桙
(高倉院厳島御幸記)。淮南子覧冥訓。
中公新書1990;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+4+286頁;;ISBN978-4-12-101990-5;
なんかにたやうな内容のものをすこしまへにみたやうな気もするんだけど。渡辺清のことはしらなかつたので、興味ぶかい。
;明治書院;6,800円(借覧);A5判;横組;上製;5+329頁;;ISBN4-625-42061-X;
目次をうつしておく。
- 第I部 序論
- 第1章 文法研究における意味の問題
- §1 筆者の立場 : 記述・説明的日本語学 1
- 1-1 統合的研究
- 1-2 形態論・統語論・文論
- §2 望まれる分析・記述とその問題点 3
- 2-1 語彙論を取り入れた文法論の必要性
- 2-2 記述上の問題点
- §3 問題解決の方向 5
- 3-1 カテゴリカルな意味(一般化される意味素性)
- 3-2 句としての意味(連語論的アプローチ)
- 3-3 プロトタイプ論
- §4 研究史的な位置づけについて 11
- 4-1 大文法時代(主に戦前)の研究
- 4-2 戦後の研究 : 大文法時代以後
- 4-3 本稿の位置
- 第2章 本論文の構成
- §1 第I部について 18
- §2 第II部について 19
- §3 第III部について 19
- §4 第IV部について 21
- §5 第V部について 21
- 第II部 形態論
- 第1章 動詞の形態について
- §1 文法的なカテゴリーとは 23
- 1-1 動詞の形態分析の二観点
- 1-2 文法カテゴリーの二種 : 必須カテゴリーと動詞の意味カテゴリー
- §2 動詞の意味カテゴリーとそのパラダイム 27
- 2-1 ボイス
- 2-2 移動・方向
- 2-3 アスペクト
- §3 形式生起の順序 31
- 3-1 形式の交替性
- 3-2 テイラレルについて
- §4 動詞と形式との近さ 34
- 4-1 テ形の形式と接辞
- 4-2 副助詞の介在性の問題
- §5 おわりに 36
- 第2章 接辞と構文 : 構文論と形態論
- §1 派生的接辞を中心とした形態論の問題について 37
- §2 接辞と品詞性 37
- 2-1 転成名詞か連用形か
- 2-2 漢語サ変動詞語幹の機能 #中
- §3 派生の段階性 40
- 3-1 形容詞につく「お~」の問題
- 3-2 順序づけの問題
- 3-3 包摂の問題
- §4 おわりに 44
- 第3章 複合動詞について
- §1 複合動詞研究の現状と問題点 45
- 1-1 複合動詞