;校倉書房;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;426頁;;ISBN4-7517-3780-5;
本書の著者のかくものには、わたくしはなぜだかなんか不感症なんだけれど、なんでなんだろ。
;雄松堂書店;非賣品(借覧);A5判;縦組;上製;1+4+15+246頁;;;
学問は結局資料の問題である(これは諸橋先生から學生の時に教へられた言葉である。)といふことが身に沁みて思はれたのである(p.20)――、保科孝一との
逆縁(p.8)、山岸徳平に
お預けしておいた論文をお返し戴いて、二十四年五月に東京文理科大學の教授會に学位請求論文として提出して受理されたのである。それは二十年六月に書き上げた姿の儘で一字の加筆もないものである(p.13)、といつたエピソードがやはり興味ぶかいな。
大いさといふのは独特だなあ、と思ふけどだうだろ。
昭和八年貴重圖書影印刊行會からコロタイプ版が覆製されたことがある。今回の覆製は二度目であるが、新しい所藏者の好意に據り、前囘朱點を生かした寫眞版ではなかつたのを遺憾とし、特に朱刷を加えた原姿を存する覆製を行なうことになつた(p.115)、とあるけれど、こなひだ、小倉肇、法華経単字反切攷(I)(弘前大学教育学部紀要44)をみてたら、
古辞書叢刊本をも参看したが,朱声点については,それが明らかに脱落していると認められる箇所があるので,注意する必要がある(p.1)、とかいてあつたよ。
- 例言
- 一 古辭書覆製叢刊の企劃 1
- 二 私の古辭書研究 3
- 三 古辭書研究の問題 23
- 四 古辭書の發達
- (イ) 鎌倉以前の辭書 38
- (ロ) 鎌倉時代の辭書 附南北朝の辭書 53
- (ハ) 室町時代の辭書 62
- 五 原裝影印諸本解説篇
- 一 新撰字鏡(寛永頃寫) 75
- 二 和名類聚抄(江戸初期寫)十卷本 77
- 三 和名類聚抄訂本(狩谷棭齋自筆稿本) 80
- 四 和名類聚抄(室町中期寫)二十卷本 85
- 五 口遊(文化四年模刻) 94
- 六 掌中歴(狩谷棭齋手校本) 104
- 七 童蒙頌韻(弘治二年寫) 108
- 八 童蒙頌韻(慶長頃寫) 112
- 九 法華經單字(保延二年寫) 115
- 一〇 和歌童蒙抄(室町初期寫) 120
- 一一 簾中抄(狩谷棭齋自筆校正本) 126
- 一二 伊呂波字類抄(鎌倉初期寫)原型本 128
- 一三 色葉字類抄(永祿八年寫) 130
- 一四 伊呂波字類抄(室町初期寫)十卷本 137
- 一五 世俗字類抄(室町中期寫) 141
- 一六 和歌色葉(鎌倉初期寫) 145
- 一七 字鏡抄(永正五年寫) 151
- 一八 字鏡集(狩谷棭齋自筆校正書入本)七卷本 156
- 一九 消息詞・書状文字抄(天正十五年尊朝親王筆) 159
- 二〇 法華經音義(室町中期寫) 165
- 二一 仙源抄(江戸初期寫) 167
- 二二 縮芥抄(應永十八年寫) 170
- 二三 拾芥抄(天正十七年吉田梵舜自筆) 174
- 二四 琑玉集(眞福寺本摸、朱筆二種校正書入本) 176
- 二五 下學集(室町中期寫) 180
- 二六 下學集(江戸初期刊、狩谷棭齋自筆校正書入本) 200
- 二七 壒嚢抄(慶長十六年寫) 205
- 二八 和玉篇(大永四年寫) 208
- 二九 倭玉篇(弘治二年寫) 211
- 三〇 玉篇略(享祿五年寫) 214
- 三一 類字韻 (附)初辭通韻(慶長頃寫) 227
- 三二 節用集(室町末期寫)印度本 230
- 三三 化城笑具(室町末期寫) 241
- 三四 名數語彙(室町末期寫) 244
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