これからお出かけなのか、ちよつと首をすくめるやうにして、硝子戸をひらいて出てくるところ。白い上衣、金のネックレス、紺のバッグ。
;名古屋大学出版会;(借覧);A5判;縦組;上製;8+ix+511+67頁;;ISBN978-4-8158-0588-3;
あのおかつぱつて、古代ギリシャコスプレからだつたからのかあ。蘆原英了(や芦原義信)と血縁だといふのもしらなかつたな(といふやうなことは、もつと手がるさうな伝記のたぐひからでもしれたやうな気もするけど)。
講座社会言語科学6;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;v+2+230頁;;ISBN4-89476-250-1;
それぞれに根城をもつてゐて、あんまりinter-disciplinaryな感じはしないな。まあ、学境は越えても、盛者必衰、と林檎姫ならおつしやるだらう。以下、目次をうつしておく。
- 社会言語科学の実践 : まえがきにかえて
- 第1部 インタビュー 1
- インタビューによる言語調査法 / 日高水穂(ひだか・みずほ) 2
- 1. はじめに
- 2. 調査の注意点
- 2.1. インフォーマント
- 2.1.1. 言語形成歴
- 2.1.2. 年齢
- 2.1.3. 性別
- 2.1.4. 職業
- 2.1.5. パーソナリティ
- 2.2. 調査方法
- 2.2.1. 質問方式に関わる注意点
- 2.2.2. 回答を導く際の注意点
- 2.2.3. 併用回答の扱いにおける注意点
- 3. 調査法試案
- 3.1. ヴォイス表現の選択
- 3.2. 模擬会話の翻訳
- 3.2.1. 表現類型を見る模擬会話
- 3.2.2. 従属節の表現を見る模擬会話
- 4. おわりに
- 対話プロセスとしてのインタビュー / 山田富秋(やまだ・とみあき) 18
- 1. はじめに
- 2. 対話的相互行為としてのインタビュー
- 3. 調査行為の批判的考察
- 4. インタビューの批判的検討
- 5. 回答者の相互行為活動
- 6. まとめ
- 方言研究法 : 構造から変異へ / 小林隆(こばやし・たかし) 32
- 1. 方言のとらえ方
- 1.1. 「方言」という概念
- 1.2. 方法論の概観
- 2. 事例に見る研究法
- 2.1. 調査の全体像
- 2.2. 記述調査
- 2.3. 年齢別多人数調査
- 2.3.1. 高年層対若年層の比較調査
- 2.3.2. 若年層の調査
- 2.4. 分布調査
- 2.5. グロットグラム調査
- 3. 多様な方法論の総合
- 第2部 サーベイ調査 53
- 「新規登場事象」をとらえたい : 探索的調査法による多人数調査 / 田中ゆかり(たなか・ゆかり) 54
- 1. 「新規登場事象」をとらえたい
- 2. 「新規登場事象」をとらえるには?
- 2.1. 関連情報を検索・収集する
- 2.2. コアとなる層を狙う
- 2.3. 調査の組み立てのポイント
- 3. 実際に行った調査
- 3.1. 「携帯電話アンケート」
- 3.2. 「携帯メイル・アンケート」
- 3.3. 「携帯メイル実態調査」
- 3.4. 「ロールプレイ調査」
- 3.5. 「めるまが調査」
- 3.6. 「らしさアンケ」
- 4. おわりに
- 仮説検証的研究 : 言語的集団間バイアスを実際例として / 岡隆(おか・たかし) 74
- 1. はじめに
- 2. 実証のロジック
- 3. 補助仮説
- 3.1. 諸事象の代表としての概念
- 3.2. 仮説的構成概念
- 4. 純化と多重操作
- 4.1. 純化
- 4.2. 多重操作
- 5. 仮説検証的研究の実際例 : 言語的集団間バイアス
- 5.1. 補助仮説 : Maass et al. (1989)の研究
- 5.2. 多重操作 : Tanabe & Oka (2001)の異文化追試
- 6. おわりに
- 第3部 実験 89
- 会話を対象とする仮説検証型実験の手法 / 榎本美香(えのもと・みか) 90
- 1. はじめに
- 2. 作業仮説の設定
- 3. 被験者の母集団および被験者数の決定 #
会話研究において平均値の標準誤差や意味のある最小の差を推定できる先行研究が存在することはめったにない(……)被験者をいくつかの群に分ける実験計画では,各群16人程度の被験者が適切な標本サイズであると経験的・統計的に言われており(Dunbar 1998),これに倣うのが常套手段と言える(p.94.)- 4. 実験において設定すべき要因・変数
- 4.1. 実験要因・測定変数
- 4.2. 統制すべき外的要因
- 4.2.1. 実験環境を整える
- 4.2.2. 実験刺激を並べ替える
- 4.2.3. 実験計画に盛り込む
- 4.2.4. その他
- 5. 被験者の実験条件への割り当て(要因計画)および統計的検定法の決定
- 5.1. 完全無作為化計画(CR計画)
- 5.2. 完全無作為化要因計画(CRF計画)
- 5.3. 無作為化ブロック計画(RB計画)
- 5.4. 無作為化ブロック要因計画(RBF計画)
- 6. 実験の妥当性の検討
- 6.1. 生態学的妥当性の検討
- 6.2. 社会的妥当性の検討
- 7. おわりに
- 自然な場面を設定してことばを収集する方法 / 白勢彩子(しろせ・あやこ) 110
- 1. はじめに
- 2. 実験の実際
- 2.1. 実験の目標設定
- 2.2. 実験ツールの準備
- 2.2.1. 検査語(文)の選定
- 2.2.2. 刺激の作成,呈示機器類の選定および設定
- 2.3. 協力者の確保
- 2.4. 実験の施行
- 2.4.1. 保護者への説明
- 2.4.2. 被験者との面会
- 2.4.3. 実験の教示
- 2.4.4. 刺激の呈示
- 2.4.5. 反応の記録
- 2.4.6. 謝礼
- 2.5. 結果の解析
- 2.6. 協力者への結果報告
- 3. 上記実験方法による研究の展開
第4部 談話データの収録 127
- フィールドにおける会話データの収録と分析 / 木村大治(きむら・だいじ) 128
- 1. フィールドにおける会話研究
- 2. 会話形式の分析
- 2.1. 背景発話のサンプリング
- 2.2. 発話重複のサンプリング
- 3. 会話内容の分析
- 3.1. 収録と転記
- 3.1.1. 電源
- 3.1.2. 音声・画像の収録
- 3.1.3. 転記と翻訳
- 3.2. 分析
- 3.2.1. 人類学と会話
- 3.2.2. 理解可能性の問題
- 3.2.3. 自明性の問題
- 3.2.4. 「わかりえないもの」と「わかってしまっているもの」の狭間
- 3.2.5. 違和感から
- 幼児の発話資料の収録方法とその意義 / 白井純子(しらい・じゅんこ) 146
- 1. はじめに
- 2. 幼児のことばの収集法と問題点
- 2.1. 手書きの記録
- 2.2. 録音による記録
- 2.3. 録画
- 3. 研究の方法 : 幼児のことばを研究するための準備
- 1. 幼児のことばを収集し分析しよう.でも目的は何か?
- 2. 研究協力をお願いする.
- 3. 契約書を交わすか?
- 4. 機器の用意をする.
- 5. 幼児のお宅に伺う,撮影を始める.
- 6. メモをとる.他の記録媒体にも保存する.
- 7. 書き起こしをする.
- 8. フィードバックを返す.
- 4. 録画資料を用いた研究の実際
- 4.1. 録画資料の意義
- 4.2. 録画資料を用いた研究例 : 幼児の「聞き返し」
- 5. まとめ,問題点と今後の課題
- 会話データの構築法 : 収録と書き起こし / 小磯花絵(こいそ・はなえ) 170
- 1. はじめに
- 2. 収録対象とする会話の種類
- 2.1. 日常活動の中に見られる会話
- 2.2. 研究のために設定した場で行われる会話
- 2.3. テレビやラジオ番組の中の会話
- 3. 会話収録で利用する機器
- 3.1. 録音機器
- 3.1.1. サンプリング周波数
- 3.1.2. 量子化ビット
- 3.1.3. 音声の圧縮
- 3.2. マイクロフォン
- 3.2.1. 机の上にマイクロフォンを1つ配置する場合
- 3.2.2. 話者毎に個別のマイクロフォンを配置する場合
- 3.2.3. 話者から離れた場所にマイクロフォンを一つ配置する場合
- 3.2.4. マイクロフォンに関する補足
- 4. 会話の収録
- 4.1. 収録場所の選択
- 4.2. 収録機材の準備
- 4.3. 収録の記録
- 4.4. フォローアップインタビュー
- 5. 書き起こし資料の作成
- 5.1. 表記法
- 5.1.1. 会話分析で利用される表記法
- 5.1.2. 言語社会心理的なアプローチを志向した表記法
- 5.1.3. 大規模なデータベースを志向した表記法
- 5.2. 書き起こし作業
- 5.2.1. 書き起こし作業上の利点
- 5.2.2. 分析上の利点
- 6. おわりに
第5部 談話データの分析 187
- 会話分析の方法と論理 : 談話データの「質的」分析における妥当性と信頼性 / 串田秀也(くしだ・しゅーや) 188
- 1. はじめに
- 2. 理解と分析
- 2.1. 中核的データとしての録音・録画(ステップ①)
- 2.2. 理解から分析へ(ステップ②)
- 3. 横断的分析と単一ケース分析 : 記述の妥当性
- 3.1. 規則性の発見と最初の記述(ステップ③)
- 3.2. 問題と解(ステップ④)
- 4. 変則ケース分析(ステップ⑤)
- 4.1. 変則ケース分析の論理 : 記述の信頼性
- 4.2. 変則ケース分析の実際
- 5. 結論
- 談話データの定量的分析 : タグの設計と集計 / 伝康晴(でん・やすはる) 208
- 1. はじめに
- 2. タグ付けとは何か
- 3. タグの設計
- 3.1. タグの設計における注意点
- 3.2. 単位認定
- 3.2.1. 単位認定の考え方
- 3.2.2. 「文」相当の単位
- 休止にもとづく単位
- イントネーションにもとづく単位
- 節にもとづく単位
- 相互行為にもとづく単位
- 3.2.3. 「文」より大きな単位
- 3.2.4. その他の単位
- 3.3. 内容記述
- 3.3.1. 内容記述の考え方
- 3.3.2. 文法的な記述
- 3.3.3. 談話機能に関する記述
- 3.3.4. その他の記述
- 4. タグ付与作業
- 4.1. タグ付与作業における注意点
- 4.2. マニュアル作成
- 4.3. 作業実施環境
- 4.4. 信頼性の評価
- 5. タグの集計
- 5.1. タグの集計における注意点
- 5.2. 集計作業
- 5.3. 統計的検定
- 5.4. 予測モデル
- 6. おわりに
執筆者紹介 230
思想の身体;春秋社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;iii+1+214頁;;ISBN4-393-33258-X;[執筆者]松尾剛次/市川裕/佐々木閑/沖本克己/末木文美士
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;vii+280頁;;ISBN978-4-00-023019-3;
質的心理学講座1;東京大学出版会;3,500円(借覧);A5判;横組;並製;v+276頁;;ISBN978-4-13-015121-4;[執筆者]むとー・たかし(無藤隆)/あさお・たけし(麻生武)/あきた・きよみ(秋田喜代美)/おーたに・たかし(大谷尚)/くじらおか・たかし(鯨岡峻)/さとー・きみはる(佐藤公治)/つねよし・りょーこ(恒吉僚子)/ほりこし・のりこ(掘越紀香)/みやうち・ひろし(宮内洋)/もろ・ゆーじ(茂呂雄二)
;朝日新聞社;1,200円(100円);A5判;縦3段組;並製;206頁;;ISBN4-02-255347-2;[対談者]のだ・ひでき(野田秀樹)/むらかみ・りゅー(村上龍)/はやし・まりこ(林真理子)/とがわ・じゅん(戸川純)/おーたけ・しんろー(大竹伸朗)/はしもと・おさむ(橋本治)/みやけ・いっせー(三宅一生)/やまもと・よーじ(山本耀司)/すずき・くにお(鈴木邦男)/やました・かずひと(山下和仁)/おぐり・こーへー(小栗康平)/なかじま・あずさ(中島梓)
合掌。
;慶應義塾大学出版会;1,600円(借覧);B5判;横組;並製;195頁;;ISBN978-4-7664-1471-4;[イラスト]早乙女民
目次をうつしておく。
- はじめに 2
- I. 理論編
- 1. 「ことばへの気づき」と教育 9
- 1-1 「ことばを知っている」ことと「ことばについて知っている」こと
- 1-2 「ことばへの気づき」とはなにか
- 1-3 ことばへの気づきと外国語学習
- 2. ことばの教育(言語教育)に関する若干の注釈 26
- 3. 言語教育と外国語教育 29
- 4. ことばの教育(言語教育)の実践 31
- 5. ことばの力を育む教育と小学校英語 34
- 5-1 小学校英語に対するさまざまな立場
- 5-2 学習指導要領の改訂とことばの力
- 5-3 小学校英語の取り扱い
- 6. 最後に 47
- Box
- 1 母語・第二言語・外国語
- 2 バイリンガル
- 3 ことば・言語・言葉
- 4 句、節、主文、埋め込み文
- 5 言語使用の創造性
- 6 必修化と教科化
- 7 児童・生徒・学生
- 8 実践知と科学知
- II. 実践編
- 1. ことばの多様性
- (1) 世界の言語と日本語 : 1/6,000の日本語 50
- 絶滅危機言語
- (2) 方言と言葉 : つかれた、えらい、しんどい、てそか 54
- 方言の言葉
- (3) 方言とアクセント : 日本各地のありがとう 58
- 行くと来る
- (4) 文字の世界 : 日本の文字、世界の文字 62
- (5) 2種類のローマ字 : hutatuかfutatsuか? 64
- (6) 漢字の読み方 : 左右と右左 66
- 無理と無事
- (7) 数字の言葉 : 39=ありがとう 72
- 2. さまざまな言葉
- (1) 同音異義語 : このはし、渡るべからず 78
- 二人の孫悟空
- (2) 多義語 : 円を書く 82
- 先生の卵
- (3) 複合語 : 獣と毛虫 88
- (4) 複合語の語順 : 「はちみつ」と「みつばち」 92
- 山猫と海猫
- (5) 複合語の発音 : 風と風車 96
- 「ときどき」と「たびたび」
- (6) 短縮語 : アニメの話 102
- (7) 複合語の短縮 : ポケモンとポケットモンスター 104
- 短縮語 : 規則の例外
- (8) 混成語 : ゴジラの誕生 108
- オバタリアン
- (9) 外来語 : ニッポンとジャパン 112
- 3. 文の仕組み
- (1) 語順 116
- (2) 句 120
- (3) 文を横並びにする 124
- (4) 文を重ねる 128
- (5) あいまい文 : 青い縞模様のシャツ 132
- ただの水
- (6) 文の意味 136
- 4. ことばの規則と例外
- (1) 倍数の法則 : ひとつ、ふたつ、3つ 140
- 五十六と八十吉
- (2) 数字の音訓 : 4月と4人 144
- (3) 二桁の数字 : 11と21 146
- 1本、2本、3本
- (4) 日付の読み方 : 17日は「じゅうなのか」? 152
- 5. 言語の個性とことばの特性 156
- コラム
- 日本の苗字トップ100 69
- 日本語のリズム 76
- 雰囲気は「ふいんき」? 91
- 日本語の濁音 100
- 言語の本性 119
- チンパンジーの「言語」獲得 127
- 文と文章 131
- 言語使用の創造性 139
- 忌み言葉 149
- 絵本と文庫本 154
- 句と文節 155
- III. 資料篇
- 1. 言語力の育成方策について 162
- 2. 「ことばの時間」の試み / 齋藤菊枝作成 177
- 1. 目的
- 2. 目的設定の理由
- 3. 現状
- 4. 目標
- 5. 目標達成のための方策
- 6. 子どもによる子どものためのことば力向上講座
- (1) 概要
- (2) 内容
- (3) 配布プリント
- (4) 事前準備
- (5) 小学生の感想
- (6) 担当した高校生の感想
- (7) 反省等
- 7. これからの課題
- 巻末[クイズの答え] 189
- あとがき 193
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