このところ、なんかまうかなりゆきづまり感がつよくつて、冒頭で香川照之(出演作をみるの、今月2回目だなあ。妻役の小泉今日子も2回目)がリストラされるところから、結構移入しながらみてしまつて、自分にはたぶん、札束のつまつた封筒をひろふことも、役所広司に突然おそはれることも、実は天才的なピアノの才能があるのをみいだされることもなくて、米軍にはひらうといふ風に、みずから転機をつくることもないのだけれど、それなりに救はれたやうな気分にならなくもなかつた。すくなくともたつぷり映画をみた気分にはなつた。物理的な居場所があるといふのはありがたいことだなあ、とか陳腐なことも思つた。
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