白い縁取りの黒のノースリーブ。ポニーテール。
シリーズ言語対照〈外から見る日本語〉第2巻;くろしお出版;3,000円(借覧);A5判;横組;並製;iii+192頁;;ISBN4-87424-368-1;
かういふ研究分野があるんだなー、といふ以上のことはわからないのだけれど、一往目次をうつしておく。
- 「シリーズ言語対照」の刊行に寄せて i
- 第1章 言語に現れる世間と世界 : まえがきにかえて / 中川正之(なかがわ・まさゆき)/定延利之(さだのぶ・としゆき) 1
- 1. 「世間」と「世界」
- 2. 「世間」で見られる表現
- 3. 各論文の位置づけ
- 3.1 菅さやか,唐沢穣「人物の属性表現に関する「具体」と「抽象」」
- 3.2 金田純平「無助詞題目の認知的特徴 : 心内処理と現場性」
- 3.3 澤田浩子「描写に関する個とステレオタイプ : 談話から見る中国語の「存現文」」
- 3.4 湯淺章子「日本語,インドネシア語のナル型受動構文 : 受動表現にみる「世界」と「世間」」
- 3.5 米田信子「マテンゴ語における「未来」と「現在」 : 2種類の時間境界」
- 3.6 定延利之,アンドレイ・マルチュコフ「エビデンシャリティと現代日本語の「ている」構文」;定延利之「心内情報の帰属と管理 : 現代日本語共通語「ている」のエビデンシャリティな性質について」
- 4. なぜ既存の二分法を取らなかったか
- 付記
- 第2章 人物の属性表現に関する「具体」と「抽象」 : 社会心理学的見地から / 菅さやか(すが・さやか)/唐沢穣(からさわ・みのる) 31
- 1. はじめに
- 2. 人物の属性に関する言語表現
- 2.1 社会的認知と言語表現
- 2.2 言語指標を適用する際の問題点
- 3. 対人認知および言語表現に影響を及ぼす要因
- 3.1 集団間葛藤の影響
- 3.2 既存の期待の影響
- 3.3 言語的期待バイアスに関する実験的研究
- 4. 傾性理解の文化差
- 5. まとめ
- 5.1 「具体=個人」と「抽象=集団」
- 5.2 言語表現が社会問題に及ぼす影響
- 第3章 無助詞題目の認知的特徴 : 心内処理と現場性 / 金田純平(かねだ・じゅんぺー) 47
- 1. 無助詞題目
- 2. 無助詞題目と話題
- 2.1 新規題目導入
- 2.2 談話展開と題目
- 2.3 まとめ
- 3. 現場依存性
- 3.1 発話行為と現場性
- 3.2 現場性と想起しやすさ : 情報構造
- 4. 無助詞題目出現の要件をめぐって
- 4.1 無助詞題目の現れにくい発話 : 自在的言表
- 4.2 一般性・総称性・知識
- 4.3 無助詞題目個別具体説とその問題点
- 4.4 知識と経験
- 4.5 まとめ
- 5. 現場性再考
- 5.1 無助詞題目と談話空間
- 5.2 現場内行為の拡張
- 5.3 題目に助詞が現れること
- 6. 結論に代えて
- 第4章 描写に関する個とステレオタイプ : 談話から見る中国語の「存現文」 / 澤田浩子(さわだ・ひろこ) 79
- 1. まえがき : 中国語における「描写性」
- 2. 存現文と描写性
- 2.1 存現文の全体像
- 2.2 「存在のあり方」と描写
- 2.3 不定名詞と数量詞
- 2.4 問題の所在 : 定名詞存現文と裸名詞存現文
- 3. 定名詞の存現文
- 3.1 先行研究
- 3.2 ズームイン効果 : 表情や心情の描写
- 3.3 視野における出現 : 驚き・意外性
- 3.4 定名詞存現文のまとめ
- 4. 裸名詞の存現文
- 4.1 先行研究
- 4.2 象徴的意味
- 4.3 記号的意味
- 4.4 機能的意味と「セット名詞」
- 4.5 裸名詞存現文のまとめ
- 5. まとめ : 2つの「描写性」
- 第5章 日本語,インドネシア語のナル型受動構文 : 受動表現にみる「世界」と「世間」 / 湯淺章子(ゆあさ・あきこ) 105
- 1. はじめに
- 2. 先行研究
- 3. 日本語,インドネシア語の様々な受動表現
- 3.1 'di-受動文'と日本語の「直接受け身」
- 3.2 'ter-受動文'と日本語の「自発的受け身」
- 3.3 'ke-an受動文'と日本語の「第三者の受け身(迷惑受け身)」
- 4. 日本語,インドネシア語の受動表現における「スル型/ナル型」の共存
- 5. 各項の関与と「世界/世間」
- 6. 「スル型」「ナル型」の使い分け
- 7. ニュートラルな「スル型」と結果含意の「ナル型」
- 8. 日本語とインドネシア語との差異
- 9. まとめにかえて : 世間と婉曲
- 第6章 マテンゴ語における「未来」と「現在」 : 2種類の時間境界 / 米田信子(よねだ・のぶこ) 129
- 1. はじめに
- 1.1 マテンゴ語の動詞の構造
- 1.2 マテンゴ語の未来表現
- 2. 「遠未来」と「近未来」
- 2.1 時間的距離
- ① 基本的な境界
- ② イベントのサイズ
- ③ 評価
- 2.2 「現在」との関わり
- 2.3 シーズン
- 2.4 時間指定
- 2.5 イベント境界
- 3. 「現在」と「未来」の境界
- 4. 「スワヒリ語的」な時間と「マテンゴ語的」な時間
- マテンゴ語の名刺クラス
- 略語および表記
- 第7章 エビデンシャリティと現代日本語の「ている」構文 / 定延利之/アンドレイ・マルチュコフ(Andrej Malchukov) 153
- 1. はじめに
- 1.1 「継続」と「くり返し」
- 1.2 「パーフェクト」
- 1.3 「経験」と「記録」
- 2. アスペクト的把握の問題点
- 2.1 「ている」の一般的な意味がとらえ難い
- 2.2 内部状態の表現に関する人称制限が説明できない
- 3. エビデンシャリティのねじれ
- 4. 人称制限
- 5. まとめ
- 第8章 心内情報の帰属と管理 : 現代日本語共通語「ている」のエビデンシャリティな性質について / 定延利之 167
- 1. はじめに
- 2. アスペクト的把握の問題点
- 2.1 「ている」が抽象性を嫌い具体性と結びつくことが説明できない
- 2.2 「ている」が観察対象を必要とすることが説明できない
- 2.3 内部状態表現の人称制限が説明できない
- 2.4 「当然の理屈」の例外性が説明できない
- 2.5 期間表現のえり好みが説明できない
- 2.6 瞬間的なデキゴトを表せることが説明できない
- 3. 「観察」というエビデンシャル
- 4. エビデンシャルと認識論的事情
- 5. 観察の仮想性
- 6. デキゴト情報の帰属 : 回数表現をもとに
- 7. デキゴト情報の管理 : スキャニング表現をもとに
- 8. デキゴト情報を帰属させ,貯め込む3つの水瓶
- 9. 予想させる反論に対して
- 10. まとめに代えて : 「世界の現状」とは?
- 執筆者一覧 193
;バジリコ;2,000円(借覧);A5判;縦2段組;並製;443+iii頁;;ISBN978-4-86238-070-8;
新潮選書;新潮社;(借覧);四六判;縦組;並製;255頁;;ISBN978-4-10-603578-4;
;三一書房;1,524円(借覧);四六判;縦組;並製;257頁;;ISBN978-4-380-07218-5;[著者]さくらい・はるひこ(桜井春彦)/なやま・そーたろー(名山宗太郎)/ほしー・えり(星井えり)/うさみ・さあら(宇佐美サアラ)
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