;新評論;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;318頁;;ISBN978-4-7948-0770-0;[インタビュー]いりえ・きみやす(入江公康)/かしむら・あいこ(樫村愛子)/やぶ・しろー(矢部史郎)/おかやま・しげる(岡山茂)/かただ・かおり(堅田香緒里)
;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;222頁;;ISBN978-4-7917-6355-9;
講談社現代新書1922;講談社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;238頁;;ISBN978-4-06-280040-2;
;世界思想社;2,600円(借覧);四六判;縦組;並製;vi+342頁;;ISBN978-4-7907-1296-1;
国語科解体、とかいさましいことをいつてるわりには普通だなあ、といふ感じ。といふか、現場の役にたつ本なのかだうか、わたくしにはわからないけれど。一往目次をうつしておく。
- はじめに i
- 1章 座談会 臨床国語教育の模索 / 長澤貴(ながさわ・たかし)/牧戸章(まきど・あきら)/難波博孝(なんば・ひろたか)/森美智代(もり・みちよ) 3
- 1. 私たちの授業研究の出発点 : 違和感
- 2. 国語教育における研究とは
- 3. 背負う・見る・聞く
- 4. 臨床国語教育が目指すべきところ
- 2章 私の臨床国語教育の歩み / 難波博孝 27
- 1節 はじめに 私の「臨床国語教育」の歩み : 授業実践編 28
- 2節 私の「臨床国語教育」の歩み : 研究実践編 32
- 0. 前史
- 1. 一九九八年 ラウンドテーブル「本当に必要なことばの力とは何か」
- 2. 一九九九年 学会発表「「ことばの学び」生態史研究II」
- 3. 二〇〇〇年 岡崎市羽根小学校における共同授業研究
- 4. 二〇〇〇年 学会発表A「孤立と引き裂かれの「授業研究」」
- 5. 二〇〇〇年 学会発表B「第一次の出会い : したたかな主体を立ち上げるための共同授業研究」
- 6. 二〇〇一年 ラウンドテーブル「共犯と裏切りの共同授業研究」
- 7. 臨床国語教育研究会の設立と頓挫
- 8. 臨床国語教育研究会部会の成立と継続
- 9. 二〇〇三年 雑誌論文「臨床的なアプローチをどのように有効なものにしていくか : 国語科授業研究を中心に」
- 10. その後の研究発表
- 3節 課題の克服と現在の私の実践 52
- 3章 臨床国語教育の理論的基盤 57
- 1節 「ことばの学び」生成の場への「臨床的アプローチ」 / 牧戸章 58
- (1) 具体性(個別性)
- (2) 主観性
- (3) 対話性
- (4) 多声性
- (5) 身体性
- (6) ローカル性(ミクロな視点)
- (7) 私秘性
- (8) 関係性
- (9) 互恵性
- (10) 生成性(同時性・現場性)
- さらなる課題
- * 「教室における身体」 / 齋藤智哉(さいとー・ともや) 69
- 2節 教育学と臨床国語教育 : 教育学と国語科教育学のはざま / 長澤貴 72
- 0. はじめに : 喧騒と沈黙の場としての教室
- 1. 他文化・他者を語ること : 沈黙への饒舌
- 2. 他文化・他者と語ること : 喧騒への寡黙
- 3. まとめ : 臨床という囁き
- 4. おわりに
- 3節 教室談話を捉える : I-R-Eをめぐるキャズデンの研究成果を中心に / 藤森祐治(ふじもり・ゆーじ) 82
- 0. はじめに
- 1. I-R-Eとは何か
- 2. 非伝統的授業への視座
- 3. 臨床国語教育研究への示唆
- 4. 課題と展望
- 5. おわりに
- 4節 未完のプロジェクトと呼応する教育理論 / 中村敦雄(なかむら・あつお) 93
- 0. はじめに
- 1. シラバスマニュアルにおける教育内容
- 2. 言語観・コミュニケーション観・学習観
- 3. 基礎理論としてのリテラシー論
- 4. 到達度(outcome)重視に内在する哲学
- 5. おわりに
- 5節 臨床国語教育から読む / 小室弘毅(こむろ・ひろき) 103
- 0. はじめに
- 1. 『教育学年報10 教育学の最前線』(二〇〇四、世織書房)
- 2. 『コミュニケーションとしての身体』(一九九六、大修館書店)
- 3. おわりに
- 4章 実践者が行う臨床国語教育 113
- 1節 実践者自らが研究を行うこと / 河野順子(かわの・じゅんこ) 114
- 0. はじめに
- 1. 臨床的研究において実践者が語ること
- 2. 私の臨床国語教育研究の歩み
- 3. 語り得ることと語り得ないこと
- 4. おわりに
- 2節 小学校 : 北九州市における臨床国語教育研究の実際 127
- 0. はじめに / 稲田八穂(いなだ・やほ)
- 北九州市の研究会
- デザイン性と出来事性
- 1. 教師が教師らしく生きることとは / 尾濱邦子(おはま・くにこ)
- 学級担任として
- 学校を取り巻く社会の状況から
- 管理職として臨床国語教育研究会に参加して
- 2. 臨床の学びを学校に返すこと / 内村健太郎(うちむら・けんたろー)
- 3. 「ねうちを見出すこと」と「ねうちを意味づけること」を目指して / 二宮利之(にのみや・としゆき)
- 「読むこと」の学習における過去の自分を振り返って
- 臨床国語教育との出会いで、「読むこと」の指導がどう変わったのか
- おわりに
- 4. 学級崩壊の子どもと向き合う / 北川尊士(きたがわ・たかし)
- 「恐ろしい教室」 : 問題児といじめターゲット
- 「恐ろしい教室」から「楽しい教室」への転換
- 学級崩壊の子どもたちと向き合うことによっての学び
- 5. 子どもと語る大人と語る / 山下恵子(やました・けーこ)
- 二〇〇四年 四年一組
- 実際の指導と手だて
- だっことおんぶ
- 二〇〇五年 職員室
- 3節 中学校 : 交流活動での表現指導 / 小迫洋子(こさこ・よーこ) 149
- 0. はじめに
- 1. 交流活動について
- 2. 交流活動の実際
- 伝える1 : 「伝える」「伝え合う」って……?
- 伝える2 : 橋本香折「ジョーカー」「ささくらハートの女王様」連作による感想文交流
- 伝える3 : 新聞記事「藤沢中学校消化剤噴霧事件」
- 3. 「交流活動」の意味 : 分析と考察
- 4節 高等学校 言説の教育 : メタレベルを問題とする地平へ / 丹藤博文(たんどー・ひろふみ) 171
- 0. はじめに
- 1. ダブルバインドとしての学校言語
- 2. メタレベルへ
- 3. ことばのユートピア
- 5節 短期大学 / 森美智代 183
- 0. 問題の所在
- 1. 意図された学習者への負荷
- 2. 学習者と教師による出来事の分有
- 3. 「考えること」「見つめること」で生きやすくなる
- 4. 「学問」として学ぶこと
- 6節 予備校・大学 : 予備校における問題解決としての「臨床」国語の可能性 / 成田秀夫(なりた・ひでお) 201
- 0. はじめに : 自己語りとしての問題構成(プロブレマティーク)
- 1. 予備校における「国語」教育 : 日常的な問題解決としての予備校教育
- 予備校の変遷と社会的「意義」
- 日常的な問題解決としての予備校教育
- 予備校での「国語」教育
- 2. 大学教育への越境 : あるいは、臨床国語への架橋
- とにかく「現場」へ
- 試行錯誤と問題発見
- 探索と「邂逅」
- 臨床への架橋
- 3. 「国語」から「日本語」教育へ! : 学びのOSとしての「日本語」教育
- 「国語」から「日本語」へ
- 学びのOSとしての「日本語」
- 4. おわりに : 「黒板芸者」の意識の経験の学
- 5章 臨床国語教育における実践者と研究者 229
- 1節 研究者が実践に寄り添って研究を行なうこと / 松崎正治(まつざき・まさはる) 230
- 0. はじめに
- 1. 一般化を目指す研究と観察対象としての実践者
- 2. 研究者と実践者との関係の編み直し
- 2節 教師研究 238
- 1. 実践経験の対話的構築からアクション・リサーチへ / 藤原顕(ふじわら・あきら)
- 2. 史料による臨床的アプローチという矛盾をこえて / 浮田真弓(うきだ・まゆみ)
- 地方教育史という媒体
- フィクションという方法
- エッセイという方法
- 書きついでいくという方法
- 3節 授業研究 255
- 1. 「反省的実践家」としての武田常夫の授業記録に学ぶ : 一人称で授業を語ることの意味 / 鶴田清司(つるだ・せーじ)
- 授業研究の目的と方法
- (1) 授業研究における理論と実践の関係
- (2) 教師の自己形成史という観点
- 「反省的実践」としての授業記録
- 武田常夫が授業を語ることば
- (1) 授業研究の目的 : 「真の授業者」を目指して
- (2) 授業記録における「実践言語」の問題
- まとめ : 授業研究の課題
- 2. 臨床国語教育学の授業論 : 研究者が実践者とともに授業を作る取り組みの実際 / 住田勝(すみだ・まさる)
- はじめに : 研究者が実践者と授業を作る一つの取り組み
- K中学校のこと
- 実践者とのコンタクト
- 『クジラの飲み水』(大隅清治)について
- 大隅さんの論理を追求しようコース
- 大隅さんの頭脳を乗り越えようコース
- 「それは、大隅清治が勝手に言うとることやろ!」
- おわりに : 「臨床」という陥穽
- 4節 学習者研究 : 臨床国語教育における「学習者」とは誰のことなのか? / 原田大介(はらだ・だいすけ) 283
- 5節 教材研究 288
- 1. 「支配的な物語」を揺さぶる探究活動としての教材研究 / 山本隆春(やまもと・たかはる)
- 発達援助に貢献する教材研究
- 「なすこと」と「みること」
- 「リテラシー」を育成する「教科(サブジェクト)」
- 『伊勢物語』第四十五段の読み
- 「自己」と「社会」と「リテラシー」と
- ことばとテクストの探究への「いざない」
- 2. 教材研究における教師と研究者とのパートナーシップ / 佐藤明宏(さとー・あきひろ)
- 研究者と教師と学習者の関係
- 臨床の場への入り方
- かかわり合いの方法
- 教材研究
- 対案授業
- 公立小学校体育の先生との教材研究「動物の体」
- 国語科ベテランの先生との教材研究「ビーバーの大工事」
- 附属の先生のクラスでの対案授業
- 研究者と教師の相互啓発
- 6章 臨床国語教育をすすめるために / 難波博孝 311
- 1節 臨床国語教育とは何か 312
- 1. 国語教育と臨床国語教育
- 2. 臨床教育と臨床国語教育
- 3. 臨床国語教育の目的とアプローチの種類
- 2節 臨床国語教育の枠組み 317
- 1. 臨床国語教育の行為者と対象(者)
- 2. 臨床国語教育の過程(第三者が行なう研究実践に焦点をあてて)
- 3節 臨床国語教育の倫理 323
- 4. おわりに
- 索引 338
- 執筆者紹介 342
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