前に予告篇をみて、結局、愛がすべてを解決する話になつちやふのかなー、と危惧したのだけれど、さすがにそこまで安易ではなかつた(にしても、グーグーに恋愛をもちこまなくてもなあ)。でもやつぱり、恋愛はおほきな要素で、蒼井優と森山未來とが告白しあふシーンは思はず、息をつめてみてしまつた。やっべーなー、乙女かよ
、といふ感じ(これは記憶がただしければ、森山と出会つたあとのコインランドリーでの蒼井優のひとりごと)。森山のアパートのベランダのちひさなプランタに植ゑられたネギをみて、蒼井優がみせる笑顔はほんとにすてきで、そこからキス・シーンになるのもまあ悪くなかつた。蒼井優がいろんなバイトでいろんな恰好をして可愛いのはともかく、しかしほんとに細いなぁ、と結局2時間、蒼井優しかみてなかつたことがよくわかる感想。ラストがすれちがひにをはるのも、ある意味メロドラマの王道だよなあ。
あと、ピエール瀧の役の、あつさと重さが他人事に思へなくて、ちよつといやだつた。
;太田出版;952円;A5判;縦1・2段組;並製;195頁;;ISBN978-4-7783-1113-1;[対談者]からたに・こーじん(柄谷行人)/あずま・ひろき(東浩紀)
大塚英志、まんが記号説の成立と戦時下の映画批評 : クレショフと手塚治虫をめぐって、で養老孟司や呉智英の「日本語」が漢字及び仮名からなる、という「特性」が日本のまんが文化の繁栄の基礎になったという主張について
、検討しておく必要がある
(p.152)といふのはまつたくもつともなのに、すぐにエイゼンシュタインの象形文字モンタージュ論の受容といふ方向にずれてしまつてゐて、残念。本誌で、東浩紀とはうつてかはつて、妙に和気藹藹と対談してゐる柄谷行人のいふやうに、漢字仮名交用システムなんて単なる地政学的偶然の所産にすぎない、といふはうへつなげてゆけたのではないかなあ。
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