白いノースリーブに、紺の帽子。小首をかしげるやうにして、2つの腕輪をした左手で、そつと帽子のつばをつまむやうなしぐさ。
ブルーバックス B-1596;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;251頁;;ISBN978-4-06-257596-6;
マッチョめ。
といふか、私は研究者のふりをしかけてたかもしれないけど、実は単なるディレッタントといふか、見物左衛門でしかないなあ、とあらためてわが身をふりかへつて思ふ。
で、自分には事務仕事のはうがむいてるのかも、とか思つてたけど、でもいま現在してるようなPCにむかつてだれにでも交替可能な仕事を毎日しつづけるかと思ふと、発狂しさうになる(女学生にパワハラまがひの接触をして精神衛生をたもつのはやめたい。ほんと最悪だ)。
かといつて、いまかなり潤沢にあたへられてゐる自由な時間をなんらかのキャリアをつくるためにつかふ気にもさらさらならなくて、どんどん浪費してしまふ。自己責任論を内面化するな、ねおりべのわなだ、とかいはれても自業自得としか思へない(そして、ここまで書いたことも、とても而立をすぎた人間の書くこととも思へない。だうせ定職につけたつておなじやうな不満をもらすのだらうなあ。そもそも自分のやりたい事があらかじめ社会に職業として用意されてるわけないと思いますが?
、といふのをみて、奮起するんぢやなくて萎縮するやうな人間だ)。
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;3+294頁;;ISBN978-4-7576-0455-1;
目次を写しておく。
- 特集 : 近代語
- 三遊亭圓朝講談『塩原多助一代記』のことば : 速記本・全集本・文庫本の比較 / 山内洋一郎(やまうち・よーいちろー) 1
- 一 円朝講談とその資料
- 二 『一代記』の速記本
- 三 本文三種の異同
- 四 かくれ漢語
- 五 終りに
- 連合関係からみた明治期の漢字列と振仮名との結びつき / 今野真二(こんの・しんじ) 15
- 一 はじめに
- 二 漢字列と振仮名との結びつきをどうみるか
- 三 高橋五郎『[和漢/雅俗]いろは辞典』
- 四 おわりに
- 敬語の補助動詞「~テミエル」の近現代史 / 江端義夫(えばた・よしお) 33
- 一、はじめに
- 1、問題の所在
- 2、本稿の目的
- 二、『日本列島言語地図』(老年層)における「~テミエル」の分布
- 1、Fig.1の分布について
- 2、愛知県、岐阜県、三重県における「~テミエル」の文例について
- 三、『日本列島言語地図』(少年層)における「~テミエル」の分布
- 1、Fig.2の分布について
- 2、「~テミエル」に対する言語意識について
- 四、敬語の補助動詞「~テミエル」の伝播類型
- 1、Fig.3について
- 2、地理的連鎖タイプと同時多発タイプ
- 五、「~テミエル」の使用に関するアンケート結果について
- 1、二〇〇四年六月一一日に広島大学教育学部生百二名を対象に行ったアンケート
- 2、「~テミエル」の使用に関する蓋然性と可能性について
- 六、古文献に見える「ミエル」と「~テミエル」の用例について
- 1、万葉集から江戸期まで
- 2、敬語の補助動詞「~テミエル」の初出例について
- 七、近代から現代に至る「~テミエル」の使用状況
- 1、清水義範氏『ザ・勝負』に見える「~テミエル」
- 2、尾張藩出自の独自な敬語としての「~テミエル」について
- 3、最高の現代敬語と見なされた「~テミエル」
- 4、愛知県、三重県、岐阜県の出身議員は国会で、無意識に「~テミエル」を使う
- 5、インターネットでは「~テミエル」例が二〇〇〇件を超える
- 八、「~テミエル」と共起する動詞の意味について
- おわりに
- 近世中期以降上方語・関西語における打消条件句の推移 / 矢島正浩(やじま・まさひろ) 55
- 一 問題の所在
- 二 打消条件句の形式上の特徴
- 三 各接続形式盛衰の概要
- 四 打消条件句の用法
- 四‐一 資料①の時代の未然形+バ
- 四‐二 ナラ用法
- 四‐三 タラ用法
- 四‐四 ト用法
- 四‐五 仮定形+バ用法
- 五 〔様相〕表現条件句と接続助詞バ
- 六 おわりに
- ヘボンの漢字表記 : 『和英語林集成』「原稿」を資料として / 木村一(きむら・はじめ) 73
- 一 はじめに
- 二 対象範囲
- 三 比較資料と結果
- 三‐一 『佩文韻府』に関連して
- 三‐二 『唐和辞書類集』に関連して
- 三‐三 結果
- 四 まとめ
- 物集高見『日本文典』(香川大学神原文庫所蔵)について / 山東功(さんとー・いさお) 89
- 一.はじめに
- 二.神原本について
- 二.一.書誌
- 二.二.『普通日本文典』
- 二.三.『日本文典』
- 二.四.「文法原稿」
- 三.『日本文典』について
- 三.一.形容詞
- 三.二.副詞
- 三.三.接続詞
- 三.四.感詞
- 三.五.弖尓乎波
- 四.物集高見の文法研究
- 四.一.形容詞
- 四.二.副詞
- 四.三.接続詞
- 四.四.弖尓乎波
- 四.五.執筆年代と学説の展開
- 四.六.文語と口語の対応
- 五.おわりに
- 「ませんかった」は横浜言葉か? : 「ませんかった」の昔と今 / 安田尚道(やすだ・なおみち) 左開1
- 1 「ませんかった」という言い方
- 2 若松賤子の『小公子』
- 3 “「ませんかった」は横浜言葉だ”とする説
- 4 若松賤子『小公子』前後の用例
- 5 『秘登利古刀』の用例
- 6 『春告鳥』の用例
- 7 「ませんかった」は横浜言葉ではない
- 8 『小公子』以後の用例
- 9 『小公子』からの「影響」
- 10 現代の「ませんかった」(1) : 国会における発言
- 11 現代の「ませんかった」(2) : 若者のインターネット上のおしゃべり
- 12 小金井喜美子の「ませんかった」
- 13 おわりに
- 語の変容と類推 : 語形成における変形について / 蜂矢真郷(はちや・まさと) 107 #
キーワード: 語形成 変形 変容 類推 類推の通時的継続- 忍耐語彙考 / 吉井健(よしー・たけし) 125
- はじめに
- 一 忍ぶ
- 二 念ず
- 三 しんぼうす(する)
- 四 我慢す(する)
- 五 がんばる
- 六 たふ・あふ
- 七 しのぐ
- まとめ
- 複数と例示 : 接尾語ラ追考 / 小柳智一(こやなぎ・ともかず) 147
- はじめに
- 一 ラについての先行研究
- 二 随伴的複数
- 三 例示
- 四 万葉集の「吾等」
- おわりに
- 景戒の漢字受容 : 『日本霊異記』の類義字をとおして / 浅野敏彦(あさの・としひこ) 165
- 指示語「サテ」の歴史的用法と変化について : 『源氏物語』を中心に / 岡﨑友子(おかざき・ともこ) 185
- 一.はじめに
- 二.先行研究と問題点
- 三.現代語における転換の接続詞「サテ」について
- 四.中古の「サテ」の意味・用法について
- I 副詞的用法
- II 接続詞的用法
- II-A 条件
- II-B 烈叙・転換
- III 感動詞的用法
- 五.まとめと今後の課題
- 『今昔物語集』における漢語の連体修飾 : 「―ノ」と「―ナル」との関連から / 覚野吾郎(かくの・ごろー) 203
- 0 はじめに
- 1 連体修飾用法の分類基準
- 2 『今昔物語集』における漢語の連体修飾
- 2・1 天竺・震旦部、本朝仏法部、本朝世俗部における分布
- 2・2 各部における分布
- 2・2・1 「ノ連体」が多く見られる語群
- 2・2・2 「ナル連体」が多く見られる語群
- 2・3 まとめ
- 3 おわりに
- 新シク型形容詞の派生について : 中世室町期におけるク活用形容詞からの派生を中心に / 山本佐和子(やまもと・さわこ) 223
- 一.はじめに
- 二.ク活用形容詞からの派生
- (一) 使用状況
- (二) 意味・用法
- 三.他の品詞からの派生
- 四.おわりに
- 易林本節用集研究覚書六題 / 佐藤貴裕(さとー・たかひろ) 243
- はじめに
- 一 原刻本の性格
- 二 平井版における改刻
- 三 平井版諸本の序列
- 四 版本の損傷と平井別版・小山版
- 五 小山版の刊行者
- 六 刊記をめぐって
- おわりに
- 語彙索引
- 人名・書名・事項索引
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