黄色のサマーニットに白い短めのパンツと白のカバン。
岩波ブックレット727;岩波書店;800円(借覧);A5判;縦組;並製;155+5頁;;ISBN978-4-00-009427-6;
松尾名誉教授は「裁判員」の名称について「『陪審』や『参審』という言葉を使わないように気をつけて話しているうちに思い付いた。大学の先生を、国立大では教官と呼び、私立大では教員と言う。だから、裁判官に対し、裁判員という言葉が浮かんだのかもしれません」(二〇〇七年四月十七日付読売新聞朝刊)と話しています
(p.58、注21、、松尾浩也東京大学名誉教授)。
;柳原出版;7,500円(借覧);A5判;縦組;並製;vi+448頁;;ISBN978-4-8409-5019-0;
何号だつたかまへの日本語の研究誌の新刊書目の欄にのつてて、ちよつと気になつてゐたのだけれど、借りることができてよかつた(にしても、あの欄の目くばりぶりはおもしろいなあ)。合掌。以下、目次を写しておく(木片は、きぎれ、とよむみたい)。
- 序 : 大庭脩先生の遺著によせて / 脇田修 1
- I 木片に残った文字 : 中国木簡の世界
- はじめに 木に文字を書く 2
- ポンペイのパン屋の夫婦
- 木に文字を書く : 合格祈願の絵馬
- 西洋の木簡
- ヴィンドランダ
- 書物の歴史
- 木の葉に書く : 貝多羅
- 帛書
- 一、木簡発見と研究の百年 10
- 正倉院の伝世木簡
- 二〇世紀の新史料
- シルクロードの探検
- スウェン・ヘディン
- オーレル・スタイン
- カロスティー木簡
- 敦煌漢簡
- 『流沙墜簡』
- スタイン第三次探検
- シノ・スウェーディシュ・エクスペシション
- 居延漢簡の発掘
- 居延漢簡の戦禍被災
- 探検から発掘へ
- 厳しい自然環境
- 簿古厚今
- 古為今用 : 文革中の大転換
- 七一年七月二十二日
- 居延新簡の出土
- 甲渠候官砦
- 烽火台の残りとごみ捨て場
- 肩水金関砦
- 甲渠第四隧見張り台
- 敦煌懸泉置本陣遺跡
- スウェン・ヘディンから百年
- 河西四郡から木簡が出る
- 武威の木簡
- 漢代の書籍の出土
- 二、竹冠の字と木偏の字 32
- 木簡は挿し込み式の箸箱の蓋
- 『説文解字』の「簡」の説明
- 旁にも意味
- 片部の字
- 漢簡の標準
- 簡の幅を拡げれば
- 檄は二尺の書
- 三尺は槧
- 牘の樸
- 王充の『論衡』の説
- 尺一詔
- 経書の長さ
- 冊書
- その次は一長一短
- 典
- 扁
- 觚
- 楬
- 符
- 銅虎符
- 竹使符
- 鄂君啓節
- 前線の符
- 金関の符
- 吏家属出入符
- 券
- 繻
- 検
- カロスティー木簡と中国簡
- 滎陽の秋賦銭
- 書署の検
- 書嚢
- 封泥
- 『封泥考略』
- 漢の印綬
- 杮 : 削り屑
- 笏
- 籍と簿
- 三、残された木簡 61
- (一) 木簡発掘の記録
- 三世紀の竹簡発掘記録
- 汲冢書、穆天子伝
- 『竹書紀年』
- 襄陽楚墓の竹簡
- 殺青 #
殺青とは、直ちに青竹を治し、簡を作り、これに書するのみ(劉向、別録)- 木簡は出土品
- 居延、陝西の木簡発掘記録
- (二) 墓から出土する木簡
- 遣策 : 副葬品の目録
- 楚墓の竹簡
- 望山楚簡
- 馬山一号墓
- 包山二号楚墓
- 馬王堆漢墓
- 遣策の内容
- 従者を記録
- 江陵鳳凰山
- 鳳凰山一〇号墓の文書簡(仮題)
- (三) 王杖十簡
- (四) 王杖二十六簡
- 四、捨てられた木簡 85
- 五、どうすれば皇帝になれるか 93
- ――編者前文
- [本文……絶筆部分]
- [口頭発表時のメモ]
- 禅譲と放伐
- 秦の始皇帝
- 漢王朝の成立
- 魏王から魏帝へ
- 皇帝の形容辞・王朝名の付け方
- 女帝と太后聴政
- 血統と擁立
- 天子と皇帝
- 結び
- 大庭脩先生絶筆原稿
- 六、木簡学のテクニック 100
- 木簡学の分野
- 釈文のあり方 #
釈文一般論として言っておきたいことは、他人の釈文に対して許容性を持つこと、釈読の結果に対して厳しくありたいと同時に謙虚でありたい(p.101)。- 文字の知識
- 文字資料の増加
- 字体の変化
- 漢簡の書体
- 文書の定式
- 送り状
- 勤務日数の増加申請
- 下達文書
- 忌引きの届け
- 病気の届け
- 変事の報告義務
- 親晋王
- 冊書の復原
- 執行命令のキーワード
- 詔書のかたち
- 漢の立法行為
- 棨 : 旅行者の身分証明
- 私用旅行者の証明
- 公用旅行者の場合
- むすびに 本と人と木簡と 128
- 敦煌漢簡の早期処理
- II 中国編
- 一、中国古代の武士の「家」 142
- (一) 武士の用例
- (二) 漢初の功臣の場合
- (三) 武門の人として
- 周勃・周亜夫
- 李広・李陵
- 趙充国
- (四) 良家子の類例について
- (五) 良家子の意味
- (六) 漢簡に見える良家子
- 二、講義ノート 中国法制史概説 162
- 法制史の概念
- 《附篇》法制史における手の働き
- 中国における法典の編纂
- 東洋における法思想
- 中国における刑法
- 中国古代における売買文書
- 法という文字
- 先王の法
- III 日本編
- 一、ブックロードの検証方法 216
- 二、江戸時代の輸入法帖と「李氏千字文帖」 225
- 前篇 江戸時代の輸入法帖の概観
- 後篇 「李氏千字文帖」をめぐって
- 三、神宮文庫蔵貝原益軒『公私書目』 246
- 解題
- 後記
- 四、市橋下総守長昭について : 関西大学蔵個人文庫調査の一例 255
- 五、静岡浅間神社蔵「大象図」考証 258
- 六、日本漂着唐船の消息 288
- (一) 漂着唐船への関心
- (二) 漂船二例
- (三) 研究への誘い
- 七、復旦大学図書館蔵の『全唐詩逸』について 296
- IV 講演録
- 一、唐船持渡書の研究の現状と展望 : 定年退休記念講演会 304 #
唐船持渡書という言葉自体は、私がつくった言葉です。これまではこういう言葉はありません。今、普通にそういうことを言う方がありますが、これは実は勝手につくった言葉であります(p.309)。
- 「唐船持渡書の研究の現状と展望」資料
- 資料一 唐船持渡書研究資料の限界
- 資料二 唐船起帆地略図
- 資料三 限界突破の一例
- 二、日本古代に輸入された中国の書籍 : 大神神社蔵『周書』をめぐって 347
- はじめに
- 『周書』とは
- 日本の紀伝体の歴史書
- 正史の私撰と官撰
- 校合の仕事
- 宋版は絶対か
- 人に伝える文化
- 書物の伝える文化
- 聖徳太子と書物
- 論語と千字文の伝来
- 留学生と書物
- 日本国見在書目録
- 三、中国でなくなった書籍の逆輸出 : 佚存漢籍還流の研究 368
- (一) 問題の所在と研究方法 #古董鑑賞収蔵叢書、版本古籍鑑賞与収蔵
- (二) 『佚存叢書』と林述齋
- (三) 『七経孟子考文』と『七経孟子考文補遺』
- (四) 結び #
内藤先生に「弘法大師の文芸」という講演があります。私はあるところで物を言わなければいけなくて、必要が起こって、「弘法大師の文芸」を先生が講演してるんだったら、どうせ『文鏡秘府論』を言っているから、内藤文庫の『文鏡秘府論』をちょっと見ようと思って出してみると、先生の講演の中に出てくる大事な項目が小さな紙にメモしたものが入っていた。だから、先生が高野山でやった講演のときのメモが今でもそのままそこに入っている(p.409)。- 四、蔵書を通じてみた内藤湖南の学問 414
- 遺稿集の刊行に添えて / 大庭博子 442
- 編集後記 444
岩波新書(新赤版)1134;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;2+x+204+5頁;;ISBN978-4-00-431134-8;
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