哲学の歴史 第6巻;中央公論新社;3,200円(借覧);新書判;縦1・2段組;並製;726頁;;ISBN978-4-12-403523-0;[執筆者]まつなが・すみお(松永澄夫)/あさひろ・けんじろー(朝広謙次郎)/いちのせ・まさき(一ノ瀬正樹)/うえむら・ただお(上村忠男)/おーじ・けんた(王寺賢太)/おぐら・こーせー(小倉孝誠)/かわで・よしえ(川出良枝)/しもかわ・きよし(下川潔)/たかやま・ひろし(高山宏)/つげ・ひさのり(柘植尚則)/なかさい・としろー(中才敏郎)/ますだ・まこと(増田真)/むらまつ・まさたか(村松正隆)/やまぐち・ひろゆき(山口裕之)
祥伝社新書086;祥伝社;760円(借覧);新書判;縦組;並製;251頁;;ISBN978-4-396-11086-4;[ゲスト他]山本繁/月乃光司/AKIRA/湯浅誠/今野晴貴/佐野章二/松本哉/梶屋大輔/杉田俊介/赤木智弘/大槻ケンヂ/小穴哲至
講座源氏物語研究 第七巻;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;265頁;;ISBN978-4-273-03457-3;[執筆者]むろふし・しんすけ(室伏信助)/おーうち・ひでのり(大内英範)/たさか・けんじ(田坂憲二)/まつばら・しのぶ(松原志伸)/なかむら・かずお(中村一夫)/にーみ・あきひこ(新美哲彦)/うえの・えーこ(上野英子)/いとー・てつや(伊藤鉃也)/なかがわ・てるまさ(中川照将)/おーの・ゆーこ(大野祐子)
数ある伝本は各個に読み解かれるべきものであって、単純な誤字を除けば、伝本を相互につき合わせ改訂すべきでない、というに尽きる。(……)伝本によってはミセケチや補入を含むが、それらもすべて現在伝えられている状態で受容し、意味が通じやすいからといって、他本を参着して改めるべきではないのである。もしそこに不合理で理会しがたい行文があっても、なぜそうなっているのかをまず対象化し討究すべきなのである。その前提として、同系統の写本だからとか、写した元の本が判明していて、それと相違するからとかの理由があっても、いまの時点でそれを改めたら、また新しい異本を作ることになるだろう。/古典を読むとは、写本を含むすべての伝本に伝えられた文章を、まずそのまま読み解く能力を怠らないことである。仮名遣いの相違や当て漢字等も、それらを生み出した古人の遺志を、その時代の、或いはその言語状況のなかでまず対象化し、研究することを古典を読む第一義と心得べきものなのである(室伏信助、本文研究を再検討する意義。pp.9-10)。
われわれは、大島本という唯一の本文を頼りに『源氏物語』を受容してきた。これからどこへ向かうのであろうか。大島本以外に、それに代わる新たな流布本はあるのか。私は次善の策として、天理大学附属図書館所蔵の池田本をも参看することを提案したい。これは、その一部が『源氏物語大成』の底本として採択されていたものである。そのためにも、池田本の校訂本文を提示する用意を進めている。/これからの『源氏物語』の受容は、これまでの流布本と併存する形で池田本を、そして〈河内本群〉を代表するものとして天理大学附属図書館所蔵の河内本を、〈別本群〉を代表するものとして陽明文庫本を提供すべく、これも校訂本文の準備を進めている(伊藤鉃也、あとがき。p.264)。
PingURL :