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- ツアーバスで上京。17日朝新宿着。ヒゲだけあたつて、宿に荷物をあづけて、上野の東博へ行つて薬師寺展をみる。日光、月光はセクスィーな躰をしてるなあ、とか三蔵法師はなんでVサインをしてるのか、とか。すごい人出だつたけど、あらあら見終へて図録を購入して表にでると、さらに列はながくなつてゐた。
- 本館で、日本美術の流れ、といふ展示もみる。白点の加点された資料をはじめてなまで見た(丁度よんでゐた、敦煌学とその周辺には、
鈍い光でたっぷり時間をかけて撮らないと無理なんです
(p.171)とあつた。最近は白色LEDでかなり見えるやうになつた、とあとできいたのだけれど、ほんとかな。ためす機会もないけど)。高山寺関係のものもいくつかまとめて出てゐた。明治の工芸品だつたか、あれはなんで器に2匹の蟹をはりつけようとしたんだらうか。ひとりだと、くづし字を釈読する気にもならない。
- 上野精養軒でランチ。
- 啓文堂書店、下高井戸店で、笹原宏之、訓読みのはなし : 漢字文化圏の中の日本語(光文社新書)を買ふ。
- 会場で、今野真二、消された漱石 : 明治の日本語の探し方(笠間書院)を買ふ。
- シンポジウムでの、いつの間にかあごひげをたくはへておいでだつた宮澤俊雅氏(ほんとは、
熔サク鎔作と名づけられるのだつたのだとか)の発言(の特に後半)の意図するところはなんだつたのか。コメント欄参照。
- 質問者のイワタのカノウさん、つて狩野宏樹さんだつたのかな。舩木さんやKzhrさんもおいでだつたのだな。
- 総会にも一往出る。来春は武庫川女子大、来秋は島根大とのこと。といふことは、来年は中四国はないんだな。
- 宿に帰つて――サザンテラスにいつみても行列のできてゐる店があつたけど、あれはクリスピー・クリーム・ドーナツだつたのだな――、せつかく買つたガイドをみてゐたら、大江戸線1本で東京タワーまでいけるのに気づいたので、
愛を誓
ふ対手もゐないままに出かける。初タワー。カップルばつかりで目の毒。昇りのエレベーターで一緒だつたシャネルのサンダルをはいた娘可愛かつたなあ。
- 金をはらつて罰ゲームをうけてゐる気分になつたので、早早にきりあげて、しかし、おのぼりさんついでに六本木ヒルズにも行く。雨がふりだしたのだけれど、折りたたみは宿においてきてしまつてゐた。きつね蕎麦を喰つてかへる。
- 宿は無意味にツインで、
舌をかんで死にたく
はならなかつたけど、不貞寝。
- 18日。C→C→デモ→B→B→B→C。
- なんの交歓もなくかへるのもさびしいものだなあ、と思つてゐたら、最後の会場であつた旧知のかたが夕食を御一緒くださつた。ありがたいなあ。よく会場でみかけるおそ松くんのイヤミ似のかたの素性がわかる。
- 一部ネットで話題のコクーンタワーのそばからバスにのつて、翌朝帰広した私を、今年20週目の紺のジャケットにデニム姿のエビちゃんがやさしく微笑んで出迎へてくれたのでした。ああ、新しいパンツが2、3本ほしいなあ。後日、パンツを買つたのだけれど、さうしたら今度はスニーカーがほしくなつた。
- さういへばどこだつたかの駅で、エビちゃんのSUBARUの広告の裏表紙にひかれてフリーペーパーをとつたら、L25誌だつた。
ふじえだ・あきら(藤枝晃);1999/12;敦煌学とその周辺;
なにわ塾叢書51;ブレーンセンター;680円(1割引);新書判;縦組;並製;202頁;;ISBN4-8339-0151-X;[コーディーネーター]さいとー・きよあき(斎藤清明)
目次を写しておく。
- まえがき
- はじめに 13
- 第一回講座 『文字の文化史』のあとさき 23
- 『文字の文化史』の誕生
- 『言語生活』の表紙を担当して
- 敦煌写本編年と垂直分布説
- 古写本編年研究の試み
- 北朝期写本
- なぜ、コディコロジーか
- 第二回講座 敦煌トルファン写本研究事情 57
- 一瞬で決まる真贋判定
- 藤田和夫教授の地形観察
- 旅順博物館の大谷コレクション
- 『高昌残影』
- 『高昌残影』図版冊の内容
- 印沙仏
- 印刷本の分類について
- 紙屑からの発見
- 『敦煌写本総論』の試み
- 蔵経洞
- 敦煌写本の夾雑物
- 『敦煌国史』
- 塾生の質問に答えて
- 第三回講座 聖徳太子
- 『勝鬘経義疏』写本との出会い
- 太子作『勝鬘経義疏』の秘密
- 『勝鬘経義疏』は誰が書いたのか
- 『勝鬘経義疏』真偽問題の反省
- 神話としての聖徳太子伝承
- 聖徳太子像のナゾと飛鳥仏教の実態
- 聖徳太子伝説への疑問
- 聖徳太子は『勝鬘経』を読んだか
- 第四回講座 漢訳大蔵経
- 大蔵経の三系譜
- 北宋版大蔵経の系譜
- 高麗版大蔵経の系譜
- 金版大蔵経と中華大蔵経
- 契丹版大蔵経の系譜
- 南宋版大蔵経の系譜
- 第五回講座 敦煌・西域の仏教考古学
- 『大正大蔵経』英訳の誤報事件
- 「国定楷書」のこと
- 寧楽美術館の古印
- 白点の撮影秘話
- 本物だった空海の出家免許状
- 百万塔陀羅尼は印刷物かスタンプか
- 写真の威力と魔力
- 敦煌写本の偽物問題について
- 『文字の文化史』中国版の問題点
- まとめとして
- 略年譜
- 塾生名簿
- あとがき
- 本叢書の刊行にあたって
- 編輯後記
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