白いレース地のブラウス。フランクな微笑み。
岩波新書(新赤版)1113;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+3+224+4頁;;ISBN978-4-00-431113-3;
歐陽脩、酔翁亭の記の、滁を環りて皆山なり
の解説のところで、連想するのは、島崎藤村の長編小説『夜明け前』の書き出し、「木曽路はすべて山の中である」。若いころ『唐宋八家文』を愛読していたという藤村は、歐陽修の文から啓発を受けたのかも知れない
(p.171)といふのはしかし、あれは江戸時代の道中記のいただきなんぢやなかつたつけ(中山道21 十二兼~馬籠に、宝永6年(1709)刊行された「きそ路の記」で、貝原益軒は、「凡信濃路は皆山中なり。(……)」と書いている。また、文化2年(1805)刊行された「木曽路名所図会」には、「木曽路はみな山中なり。(……)」と紹介されている。島崎藤村の夜明け前の有名な冒頭部分「木曽路はすべて山の中である。(……)」は、この二つの文章を参考にしていることは明らかだ
、とある)。
講談社文庫[く 14-1];講談社;420円(95円);文庫判;縦組;並製;299頁;;ISBN4-06-183700-1;
合掌。
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