大人の本棚;みすず書房;2,600円(借覧);四六判;縦組;並製;iv+229頁;;ISBN978-4-622-08075-6;
ビジュアル文化シリーズ;臨川書店;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;249頁;;ISBN978-4-653-04011-6;
「日本の印刷物に『ポンチ』という言葉が載った最初だ」(清水1997, p237)とみなされている由(p.45、清水1999は、清水勲、マンガ誕生 : 大正デモクラシーからの出発)。
新聞が論説から報道から重点を移していった一八九〇年代に、視覚情報の重要性を見出していた福沢諭吉は、九〇年に甥の今泉一瓢がアメリカから帰国すると、『時事新報』で米国流の挿絵や「漫画」を担当させた。そして、一八九一年四月二七日号にて、彼が担当した、一枚画の世相・時局風刺画に、「漫画」という言葉(「漫画(外国新聞より抜粋)」として掲載。図19)が「戯画」(カリカチュア)の訳語として当てられた(日本新聞博物館学芸員 徳永康彦氏の調査による)。一九〇一年の『一瓢雑話』に「Caricature」の訳語として「漫画」という言葉を使ったことを記していることと、この調査結果から、おそらく現時点で「カリカチュア」という意味での「漫画」という言葉の日本最初の使用例であったと思われる(p.52)。
竹熊・相原1980にあやまられてゐる)。
岩波新書(新赤版)1111;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+1+228頁;;ISBN978-4-00-431111-9;
祭祀。貞明皇(太)后。
集英社文庫[し-24-3];集英社;667円(350円);文庫判;縦組;並製;368頁;;ISBN4-08-747533-6;
ドラマ(あしたの、喜多善男 : 世界一不運な男の、奇跡の11日間)の原作になつてゐ(てビックリし)たので。ドラマのはうは――ずつと脚本家をWARPの飯野賢治だと勘違ひしてゐた――、かなり大胆につくりかへてゐるなあ(ハチクロのはうもそれくらゐすればよかつたのに)。
ところで、本書にはフロイトのタナトスを和らげた死に欲
といふ語が、気づいたかぎりでは2度つかはれてゐるのだけれど(pp.177, 361)、それがたまたま広辞苑では、死が近づいたために欲深くなること。死ぬまでなお欲が強いこと
(第3版)と語釈されてゐるために、をかしな読解をしてしまつてゐた人がむかしゐたのを思ひ出した。
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