the view from nowhere : 2008-02-18 (Mon)

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やまぐち・あきほ(山口明穂);1976/8;中世国語における文語の研究;

;明治書院;3,800円(借覧);A5判;縦組;上製;2+6+249頁;;;

目次を写しておく(本文には小見出しはないのだけれど、目次ページには書いてあるのがめづらしいなあ)。

國語學會[編];1951/6;改訂 國語の歴史;

;刀江書院;190円(借覧);B6判;縦組;並製;6+3+218+14頁;;;

すこしまへにちよつと四つ仮名についてしらべてゐたなかに、本書に、ではその假名の部分、或は假名ばかりで書く場合について、まづ字體からいへば片假名は大體今と同じだが平假名は異體――所謂變體假名が甚だ多いことをいふにとどめる。でその假名の使ひ方、所謂假名遣は和字正濫鈔が元祿八年に出てはゐるがそのゆき方を襲ふのは國學者だけと考へてよい。(本書の意義は他にあり實績がかく乏しいことは弱點にならないことを申添へる)といつて勿論何か他の方式によるのでもなく全く規則もない、ただ何とかして言葉を文字に殘したらよかつたのだらう。しかし事實は打消に「づ」を用ゐることは甚だ少いとか、前期上方でクヮを寫すにクを以てするのが一般的だとかいつた傾向は見られる(p.178)、とあるのの、いま強調したところをひいてゐるものがあつて、見てみる気になつたので。

ところで日本語学研究事典の四つ仮名の項には、東国においては、すでに鎌倉時代に四つ仮名の混乱があり、日蓮の文章などの表記の混乱の例が有名である(松本宙、p.360)とあるけど、これは、辛島美絵、国語資料としての仮名文書 : 鎌倉時代のオ段長音の開合と四つ仮名の混乱表記を通して(国語学146)以前のはなしぢやないか、アップデートしてほしかつたなあ、と思つたのでした。

以下、目次を写しておく。

むらまつ・ともみ(村松友視);2007/4;淳之介流――やわらかい約束;

;河出書房新社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;208頁;;ISBN978-4-309-01814-0;

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