the view from nowhere : 2008-01-23 (Wed)

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さくらい・しげはる(桜井茂治);2000/2;日本語の音・考―歴史とその周辺―;

;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;712頁;;ISBN4-273-03106-X;

目次を写しておく。


これでもわかるように『名語記』の声点については、その重要性が指摘されながらも、その全体的な調査、研究および資料的な価値の報告がなされていないのが現状である。ところがこの度、――とは言っても七年位前になるが――今は亡き国語学者、山田忠雄氏を通して『名語記』の原本に差されている声点全体を調べる機会が得られた。そもそもその前後のいきさつを記すと次のようになる。

晩年の山田氏は、この『名語記』の辞書史的な研究を、一つの大きなテーマとして仕事をなされていた。たしか平成三年ごろだったと思う。お宅が私と同じ武蔵野市の吉祥寺の東町と本町という近いこともあり、あることを機に知遇を得て、たびたびお宅に伺っていたのである。そして、その度に山田氏のお宅の地下にある大きな書庫と書斎に通されて、いろいろと文献など被見や御指導を賜っていたのである。

そうした中でお借りしては私の専門である仏教音楽の論議の譜本をアクセント史に、快く使わせて頂いた文献も数多くある。昭和五九年に出版した拙著、『中世京都アクセントの史的研究』(桜楓社)の中の大部分は山田氏の御好意により拝借した文献である。こうした中で、私に調査、研究をお勧め下さったのが『名語記』の声点なのであった。それは平成三年の暮ごろだったと思う。山田氏は詳細は明かされなかったが、『名語記』全帖を転写され、声点も写された資料を所持し、それを基に辞書史的な研究を進められていたのであった。その研究の中の声点の部分の調査、検討を、私にまとめ、論文に書くように託されたのである。こうして私の『名語記』の声点の調査、研究が始まったのである。

その後、まず、数回にわたり山田氏の書斎を訪ね、氏の転写本の中から、声点の検討に必要な部分を、正確に書き写し、研究のための基礎となる原本資料を作成したが、それだけでは不充分なので、さらに厳密を期すために、声点の位置、虫喰い、朱墨の色などの確認を原本に当たって進めて下さるよう、再度山田氏にお願し、その結果を得た。その間、山田氏は実に快く私の希望をお引き受け協力して下さったことに、今でもただただ感謝の念のみである。こうしたかなりの時間をかけて出来たのが、〈第一部『名語記』の声点資料原本一覧〉の基となった資料である。以上が、本論の始まるつでの経緯の概略である。

この名語記原本はその後だうなつてんのかなあ(pp.93—93)。

さかぐち・あんご(坂口安吾);1988/2;安吾史譚;

河出文庫[216A];河出書房新社;420円(100円);文庫判;縦組;並製;222頁;;ISBN4-309-40213-5;

けふの買物

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