だが人間的ないたわりが書物を救った試しはない/書物は非人間的な力学――その理不尽な暴力――に耐えられるだけの強度を主張すべきだ
専修大学社会科学研究所 社会科学研究叢書10;専修大学出版局;(借覧);A5判;横組;上製;xv+270頁;;ISBN978-4-88125-198-0;[執筆者]あみの・ふさこ(網野房子)/なかがわ・ゆり(仲川裕里)/おむ・きじゅ(厳基珠)/まえかわ・とーる(前川亨)/つちや・まさあき(土屋昌明)
春秋(10月号)。
;慶應義塾大学出版会;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;8+iii+202+2頁;;ISBN978-4-7664-1432-5;
ミネルヴァ日本評伝選[008];ミネルヴァ書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+217+12頁;;ISBN4-623-03967-6;
言語・文化選書6;開拓社;1,600円(借覧);四六判;横組;並製;xi+173頁;;ISBN978-4-7589-2506-8;
目次をうつしておく。
- まえがき v
- 第1話 ことばの構造 1
- 1 区切るということ 2
- 2 樹形図 3
- 3 動詞句の内部構造 6
- 第2話 「部長は,多分,本社に応援を依頼するだろう」 13
- 1 副詞をどこに置くか 14
- 2 文副詞の位置 16
- 3 動詞句副詞の位置 18
- 4 文副詞のタイプ 19
- 第3話 「え~ん,ヒロちゃん,わたし,ぶつた」 3
- 1 格助詞脱落 24
- 2 格助詞と後置詞 27
- 3 主要部 30
- 4 「は」 33
- 第4話 「このクラスでは,佐藤君が,いちばん頭がいい」 37
- 1 主語? 38
- 2 総記の「が」 39
- 3 「が」の脱落 43
- 第5話 「私は局長の行動を不審に思った」 49
- 1 認識動詞構文 50
- 2 「を」句の機能 53
- 3 認識動詞構文の構造 56
- 4 把握様式 59
- 第6話 「みんな自分の老後を気にしている」 63
- 1 なぜ複数に? 64
- 2 作用域 66
- 第7話 「田中先生はスワヒリ語が話せる」 69
- 1 目的語の「が」標示 70
- 2 「が/を」の交替と作用域 73
- 3 先触れの「が」句 78
- 4 主格目的語構文の構造 81
- 第8話 「警官は男が逃げようとするのを呼び止めた」 87
- 1 奇妙な関係節? 88
- 2 関係節ではない 89
- 3 「が」と「を」 92
- 4 副詞節 94
- 第9話「凧あげ」 101
- 1 動詞由来複合語 102
- 2 動詞との距離 104
- 3 状態変化の自動詞 107
- 第10話 「山田さんが,奥さんに逃げられた」 113
- 1 二種類の受動文 114
- 2 主語の移動 115
- 3 音形をとらない動詞 119
- 第11話 「みんな,そうし始めた」 123
- 1 二種類の複合動詞 124
- 2 語彙的と統語的 127
- 3 述語移動 130
- 第12話 「美穂は直人にチョコレートをあげた」 135
- 1 二重目的語構文 136
- 2 「に」の範疇と基本語順 138
- 3 与格所有者 142
- 第13話 「そのことを,私は今でもよく覚えている」 147
- 1 かき混ぜ文 148
- 2 かき混ぜ文と談話 150
- 3 談話の構造? 154
- 第14話 構造から日本語を見る 159
- 1 「自分」 160
- 2 視点 163
- 3 事象 167
- 案引 171
;風間書房;3,200円(借覧);A5判;縦組;上製;6+377頁;;;
目次をうつしておく。
- はしがき
- 序説 1 #
「浄土真宗本願寺派本願寺」ふつう「西本願寺」と呼ばれているものの式務部の僧侶達が伝えている、聖教の唱読法(p.2.)- 本論 5
- 第一章 伝承音の資料解題 5
- 第一節 正信偈和讃 5
- 第二節 五帖一部御消息 10
- 第三節 御伝鈔 13
- (附) 浄土三部経 20
- 第二章 ワリ仮名 28
- 第一節 伝承音中のワリ仮名 28
- 第二節 ワリ仮名をもつ字音の性格
- 第三節 室町時代音韻史とワリ仮名 44
- 第三章 字音入声/t/ 55
- 第一節 伝承音の所謂「鼻音」と入声/t/ 55
- 第二節 伝承音中の鼻音となるもの 56
- 第三節 室町時代音韻史と入声/t/ 84
- 第四章 連声 88
- 第一節 伝承音中の連声するもの 95
- 第二節 浄土三部経の連声 117
- 第三節 室町時代音韻史と連声 129
- 第五章 促音化 136
- 第一節 伝承音中の促音化するもの 137
- 第二節 室町時代音韻史と促音化 169
- 第六章 撥音化 175
- 第一節 伝承音中の撥音化するもの 175
- 第二節 室町時代音韻史と撥音化 177
- 第七章 連濁 181
- 第一節 伝承音中の連濁するもの 182
- 第二節 浄土三部経の連濁 220
- 第三節 浄土三部経における連濁現象の変遷 235 #親鸞自筆本との比較
- 第四節 連濁現象の発生史 252
- 第五節 室町時代音韻史と連濁 260
- 第八章 ハ行音 265
- 第一節 伝承音中のハ行音 265
- 第二節 室町時代音韻史とハ行音 275
- 第三節 ハ行半濁音化の法則 278
- 第九章 合拗音 287
- 第一節 伝承音中の合拗音 287
- 第二節 室町時代音韻史と合拗音 311
- 第十章 特殊な読みかたをするもの 313
- 結語 341
- 附録 345
- 唱読指南 一巻(複刻) 351
- 御伝読法 一巻(翻刻) 365
- 索引 373
近代日本の思想家7;東京大学出版会;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;6+1+294頁;;ISBN978-4-13-014157-4;
;講談社;(借覧);A5判;縦組;上製;877頁;;ISBN978-4-06-213997-7;
ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック;ワークスコーポレーション;2,838円(借覧);23.2x18.5cm;並製;横2段組;207頁;;ISBN978-4-86267-009-0;[執筆者]ましこ・たかひろ(益子貴寛)/さかい・ゆーじ(境祐司)/はせがわ・やすひさ(長谷川恭久)/ひぐち・すすむ(樋口進)/のぐち・たかし(野口貴史)/やまもと・あきら(山本聰)/ながさわ・だいすけ(長澤大輔)/はら・かずひろ(原一浩)/さとー・のぶや(佐藤伸哉)/やの・りん(矢野りん)/うえき・まこと(植木真)/なかむら・きょーすけ(中村享介)/たなか・まさひろ(田中正裕)/なかじま・ふみひこ(中嶋文彦)/わたなべ・たかひろ(渡辺隆広)
;東京大学出版会;(借覧);A5判;縦2段組;並製;6+vii+276頁;;ISBN978-4-13-023054-4;[執筆者]山田朗/義江明子/仁藤敦史/藤森健太郎/森公章/池享/森暢平/大日方純夫/保立道久/竹内光浩/亀谷弘明/木村茂光/服藤早苗/森岡清美/井原今朝男/菊池照夫/小野一之/河内春人/関根淳/長谷部将司/戸川点/川尻秋生/高松百香/元木泰雄/河内祥輔/近藤成一/伊藤喜良/村井章介/堀新/野村玄/福田千鶴/深谷克己/紙屋敦之/久保貴子/奈倉哲三/宮地正人/加藤貴/小田部雄次/猪飼隆明/奥平康弘/外池昇/岩本努/青木哲夫、[編集委員]青木哲夫/大谷正/亀谷弘明/川手圭一/竹内光浩/戸川点/堀新
白いシャツにグレイのカーディガン。黒のスカートとストッキング。手に薄桃色の首巻き。シックにまとめた感じの見返り美人。
;NTT出版;1,500円(1割引);四六判;縦組;並製;2+218頁;;ISBN978-4-7571-0241-5;
タグづけやコメントは利他行だ、といふことみたい。
講談社文庫[あ-104-1];講談社;552円(333円);文庫判;縦組;並製;247頁;;ISBN978-4-06-275990-8;
鳥取駅にほどちかいLOHASを標榜する安宿でみをへた。
幻冬舎文庫[や-4-3];幻冬舎;571円(100円);文庫判;縦組;並製;340頁;;ISBN4-87728-718-3;
新典社新書20;新典社;800円;新書判;縦組;並製;123頁;;ISBN978-4-7879-6120-4;
目次をうつしておく。
- はじめに 5
- 小浜市とオバマ氏 5
- “マイ”“マイ”“マイ”のことば遊び 8
- 究極の逆読み 11
- 「美しい国」の“アナグラム” 12
- 福田康夫の“アナグラム” 13
- 小野恭靖のことば遊び 14
- 東川さんのことば遊び 18
- I “なぞ”への招待 23
- “なぞ”の語源 24
- 『枕草子』の“なぞ” 25
- 平安朝の“なぞなぞ合” 27
- 『徒然草』の“なぞ” 29
- 「むまのきつりやう……」の複数の解 32
- 室町時代の“二段なぞ” 35
- 江戸時代の“三段なぞ” 39
- 【“二段なぞ”問題】 42
- II “判じ物”への招待 45
- “判じ物”とは何か 46
- 『紫式部集』の歌絵 47
- 『久能寺経』の歌絵 48
- 『扇の草子』の歌絵 50
- 白隠禅画の歌絵 51
- 冷泉為恭の歌絵 53
- 鶴の作り物と“判じ物” 54
- 祇園祭礼の作り物と“判じ物” 56
- 香合せ懸物と“判じ物” 57
- 「鎌輪ぬ」の“判じ物” 58
- 「鎌輪ぬ」の“判じ物”再び 60
- 「斧琴菊」の“判じ物” 61
- 『蹄渓随筆』記事の“判じ物” 63
- 「物尽くし判じ物」の“判じ物” 66
- 【“判じ物”問題】 70
- III “回文”への招待 81
- “回文”の現在と過去 82
- 平安時代の“回文和歌” 84
- 室町時代の“回文和歌” 86
- 七福神図と“回文和歌” 87
- “漢字回文” 89
- 伊丹市ことば遊び大会 90
- 【“回文”問題】 95
- IV “倒言”“アナグラム”への招待 97
- 『閑吟集』歌詞の呪力 98
- ラーメン店看板の“倒言” 99
- “倒言”とは何か 100
- “倒言和歌” 101
- “アナグラム”とは何か 102
- “アナグラム”によるペンネーム 104
- 「いろは歌」と“アナグラム” 105
- 【“アナグラム”問題】 109
- 解答と解説 111
- 【“二段なぞ”解答と解説】 112
- 【“判じ物”解答と解説】 116
- 【“回文”解答と解説】 119
- 【“アナグラム”解答と解説】 120
- おわりに 121
生活人新書185;日本放送出版協会;740円(100円);新書判;縦組;並製;235頁;;ISBN4-14-088185-2;
ちくま新書333;筑摩書房;680円(100円);新書判;縦組;並製;202頁;;ISBN4-480-05933-4;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;vi+293頁;;ISBN978-4-7629-2841-3;[執筆者]ふじた・かつひさ(藤田勝久)/ちん・い(陳偉)/かきぬま・よーへー(柿沼陽平)/ふじた・たかお(藤田高夫)/せきお・しろー(關尾史郎)/すみや・つねこ(角谷常子)/ひがし・けんじ(東賢司)/まつばら・ひろのぶ(松原弘宣)/こばやし・しょーじ(小林昌二)/いち・ひろき(市大樹)/おーひら・さとし(大平聡)/かとー・ともやす(加藤友康)/まえざわ・かずゆき(前沢和之)
古代史研究者は、鰹節に群がる猫と揶揄されながら、個々の木簡の釈読とその理解に追われているのが現状である(p.ii、松原、はしがき)。
高昌国時代、文書による上奏の対象となった事案は前稿【關尾二〇〇二】で述べたように、話しことばや音声に置換することができない事案に限定されていた(p.85、關尾、高昌郡時代の上行文書とその行方)。文書と音声といふことでは、大平論文、日本古代の文書行政と音声言語も。
任官聞き書き文書の人名表記(p.225、マロ、カイ)。
珍しい字体構造(p.119、東、北魏墓誌作成に関わる二人の人物像)なのかだうか、ここに提示された情報だけぢや、よくわからない。
欧昌俊『六朝唐五代石刻俗字研究』(巴蜀書社、二〇〇四年七月)、呉鋼『唐碑俗字録』(三秦出版社、二〇〇四年六月)(p.134)。
;[発行]麗澤大学出版会、[発売]廣池学園事業部;2,800円(借覧);四六判;縦組;並製;2+372頁;;ISBN978-4-89205-552-2;
;京都大学学術出版会;2,200円(借覧);A5判;横組;並製;ii+289頁;;ISBN978-4-87698-730-6;[執筆者]たけもと・しゅーぞー(竹本修三)/こまごめ・たけし(駒込武)/いとー・きみお(伊藤公雄)/ともざわ・ゆーき(友澤悠季)/のだ・きみお(野田公夫)/まえひら・やすし(前平泰志)/わきなか・ひろし(脇中洋)/かただ・あき(片田晶)/きたむら・なおや(北村直也)/さいごー・はやと(西郷甲矢人)/とかじ・たみお(戸梶民夫)/まつのぶ・しゅーいち(松延秀一)/まるやま・さとみ(丸山里美)/やすおか・けんいち(安岡健一)
;武蔵野美術大学出版局;2000円(借覧);A5判;縦組;並製;235頁;;ISBN978-4-901631-81-5;
新潮新書276;新潮社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN978-4-10-610276-9;[著者]みどり・ゆたか(緑ゆたか)/ユカリ・トラビス(Yukari Travis)/やまもり・ななこ(山盛菜々子)/ねがわ・さちお(根川幸男)/ゆーき・おと(由木音)/わたなべ・まゆこ(渡辺真由子)/たかや・かずみ(高谷一美)/またひら・なおこ・アフェアキ(又平直子・Afeaki)/いさがい・のぶひろ(飯盛敦博)/いなば・かおる(稲葉霞織)/いせもと・ゆかり(伊勢本ゆかり)/うちだ・いずみ(内田泉)/くつけ・さちこ(靴家さちこ)/こじま・ゆきこ(小島幸子)/たぐち・りほ(田口理穂)/ユタカ・ハシモト/パッパー・眞理(Mary Pacher)/いそのゆきこ
学術選書034;京都大学学術出版会;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+199頁;;ISBN978-4-87698-834-1;[著者]とやま・けーすけ(外山敬介)/かわと・みつお(川人光男)/さくらい・よしお(櫻井芳雄)/かねこ・たけし(金子武嗣)/しのもと・しげる(篠本滋)/あまり・しゅんいち(甘利俊一)/にき・かずひさ(仁木和久)/おかだ・まさと(岡田真人)/あそー・ひでき(麻生英樹)
ちくま新書686;筑摩書房;680円(100円);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN978-4-480-06389-2;
語学研究叢書 No.54;제이앤씨;20,000원(借覧);A5判;横組;上製;279頁;;ISBN89-568-349-2;
韓国ででた本だけれど、日本語で書かれてゐる(でなけれや、とても私にはよめない)。目次をうつしておく。
- 推薦の辞 / 石塚晴通 1
- はしがき 3
- 序
- 第一章 論語の訓読と中国側注釈書 11
- 第二章 論語の中国側注釈書 19
- 第三章 朱子新注の日本伝来 23
- 第四章 日本儒学史の概略 27
- 第一部 訓点本の部
- 第一章 考察の方法 33
- 一 考察の方法 33
- 二 用例の詳細 38
- 1. 対立内容が両方の注釈書にあらわれるもの
- 2. 対立内容が一方にだけあらわれるもの
- 3. 本文の相違に起因するもの
- 4. 一方が二つ以上の説を持ち、その中の一つと片方の注が対立するもの
- 第二章 鎌倉時代の論語訓点本における中国側注釈書の取り入れ : 高山寺蔵清原家本・正和本・嘉暦本・文永本・高山寺蔵中原家本・元応本を対象に 47
- 一 はじめに 47
- 二 鎌倉時代の清原家論語訓点本における中国側注釈書の取り入れ 48
- 1. 高山寺蔵清原家本
- 2. 正和本
- 3. 嘉暦本
- 三 中原家論語訓点本における中国側注釈書の取り入れ 59
- 1. 文永本
- 2. 高山寺蔵中原家本
- 四 元応本における中国側注釈書の取り入れ 63
- 五 鎌倉時代の論語訓点本における中国側注釈書の取り入れから 72
- 六 まとめ 74
- 第三章 室町時代の論語訓点本における中国側注釈書の取り入れ : 宣賢伝本・永正本・正平版四種・論語義疏本を対象に 77
- 一 はじめに 77
- 二 宣賢伝本と永正本における中国側注釈書の取り入れ 78
- 1. 宣賢伝本
- 2. 永正本
- 三 正平版論語集解四種における中国側注釈書の取り入れ 84
- 1. 単跋本
- 2. 三条本
- 3. 無跋本
- 4. 双跋本
- 四 論語義疏本における中国側注釈書の取り入れ 98
- 五 室町時代の清原家論語訓点本における中国側注釈書の取り入れ 106
- 六 まとめ 109
- 第四章 室町時代末記から江戸時代初期の論語訓点本における中国側注釈書の取り入れ : 元亀本・寛永本・寛文本を対象に 111
- 一 はじめに 111
- 二 室町時代から江戸時代初期の朱子学派の流れ 112
- 三 元亀本・寛永本・寛文本における中国側注釈書の取り入れ 120
- 1. 元亀本
- 2. 寛永本
- 3. 寛文本
- 四 中国側注釈書の取り入れにおける元亀本と寛永本 140
- 五 中国側注釈書の取り入れにおける寛文本と寛永本 143
- 六 まとめ 145
- 第五章 鎌倉時代から江戸時代初期における論語訓読の変遷 147
- 一 はじめに 147
- 二 鎌倉時代から江戸時代初期における論語訓読 147
- 三 清原家の論語訓読 148
- 四 論語訓読における三重構造と二種のギャップ 150
- 五 まとめ 154
- 《資料一》 論語訓点本における中国側注釈書の取り入れ 157
- 〈テキスト〉
- 1. 訓点資料
- 2. 中国側注釈書
- 《凡例》
- 一 句・章全体
- 二 語
- 學而第一
- 爲政第二
- 八佾第三
- 里仁第四
- 公冶長第五
- 雍也第六
- 述而第七
- 泰伯第八
- 子罕第九
- 郷黨第十
- 先進第十一
- 顔淵第十二
- 子路第十三
- 憲問第十四
- 衛靈公第十五
- 陽貨第十七
- 微子第十八
- 子張第十九
- 堯曰第二十
高山寺本の論語に朱子新注による訓があるといふのは、たんなる偶合でなくて、やはり新注によるものなのか、とか、古注と新注とで訓に異同がでるところが189あるといふのを、たぶん資料篇で網羅してあるのだらうけど、なんでこれ、通し番号をつけて、で、本文中からも参照しやすいやうなかたちにしなかつたのか、とか、にしても、有注本テキストなのいにその注とはちがふ注によつて訓がつけられることがあるのかー、とか、わたくしなんかでもいろいろ思ふところがでてくるのは、たぶんそれだけ土台をしつかり整備してくれてゐるといふことだらうな。
;慶應義塾大学出版会;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;4+ii+218+12頁;;ISBN978-4-7664-1442-4;[執筆者]たむら・しゅんさく(田村俊作)/うえだ・しゅーいち(上田修一)/いしかわ・とーる(石川透)/しまうち・ゆーこ(島内裕子)/とくなが・さとこ(徳永聡子)/みやした・しろー(宮下志朗)/アンナ・フィノッキ(Finocchi, Anna)/ながとも・ちよじ(長友千代治)/フリッツ・ニース(Nies, Friz)/ウィリアム・B・ワーナー(Warner, William Beatty)、[翻訳者]にしだ・ゆき(西田有紀)/せとぐち・まこと(瀬戸口誠)/たにやま・ひでゆき(谷山秀幸)/あがた・まり(安形麻理)
読書画像データベースを構築したやうなことがかいてあるけど、公開はしてないのかな。
黒のジャケットとデニムミニスカート、黒のストッキングを穿いた脚をくむやうにして、青いスポーツカー――なのかだうか、車のことは全然くはしくないのでちがふかも。しかし、くしくもハロプロエルダークラブ全員卒業の報をきいた日なので、かうかいておく――のボンネットのうへに腰かけてゐるところ。
;扶桑社;1,700円(借覧);四六判;縦2段組;並製;502頁;;ISBN978-4-594-05595-0;[構成]いしまる・げんしょー(石丸元章)
双書 哲学塾;岩波書店;1,300円(借覧);B6判;縦組;並製;vi+2+155頁;;ISBN978-4-00-028151-6;
;[発行]育英書院、[発売]目黒書店;3円(借覧);A5判;縦組;上製;2+4+10+6+320頁;;;
先日みた、本文解釈学に以下のやうな文章があつて、ちよつと気になつたので(pp.252-253)。
かくて、御物の『更級日記』が、過去の或時期において犯された誤綴という書誌的な原因によって錯簡を生じ、以後の末流伝本が悉くその欠陥を伝承していたが故に、その本文には、如何にも解釈し難い文意不通の個所を残していたものである。たまたま田中親美先生の手もとで、その全面的な補修が行なわれた際、冊子各丁を解きほぐし、料紙を一枚一枚表裏二枚に剥がして薄様の鳥の子を挟んで虫損個所を埋めた後、扨、もと通りに綴じ戻すこととなったが、日記の本文には殆ど関心のない助手の吉田氏が、窮余ひたすら虫損の形の経路を辿って料紙を重ね合わせたものを綴じ上げて、当時の宮内庁図書寮に返納したところ、錯簡によって文章の続きが全く不明となっていた個所が、定家書写当時の正しい順序におのずと復原していたので、調査に当っていた佐佐木信綱・玉井幸助両博士が驚嘆されたという逸話がある。「虫の知らせ」とはまさにこのこと。本文学の前段処理としての書籍学の段階において、何百年来の本文解釈上の疑問が解決したという稀有の例である。
とりあへず、やはり本書にはさうした事情はまつたく書いてゐなかつたけれど、さて実のところは、だうなのかな(ときほぐすときに、もとのならびがわからなくなるやうな下手をうつものかしら、とも思ふけど。さういへば、田中親美 : 平安朝美の蘇生に捧げた百年の生涯、も機会があればよみたいな)。
定家は本文に忠實な人であつて、假名一字の末と雖も私意を以て本文を改刪するといふ事はしない人である
(p.232)とか、讀み得ない所を我が計らひで讀まうとしない點に定家の貴さがあり、その寫本が信頼し得るのである
(p.262)とかは、現在では、まづきかれない言であるよなあ。
;勁草書房;4,000円(借覧);A5判;横組;上製;viii+315頁;;ISBN978-4-326-10169-6;
;社会評論社;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;353頁;;ISBN978-4-7845-0879-2;
;ぺりかん社;7,200円(借覧);A5判;縦組;上製;510頁;;ISBN978-4-8315-1202-4;[荻生茂博論文集刊行会]佐藤弘夫/菅其久子/田尻祐一郎/中村安宏/前田勉
;佼成出版社;(借覧);四六判;縦組;並製;284頁;;ISBN4-333-02081-6;「経典 : その成立と展開」改題
ちくま新書684;筑摩書房;700円(借覧);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN978-4-480-06386-1;
;みすず書房;5,200円(借覧);四六判;縦組;上製;xi+469+v頁;;ISBN978-4-622-07379-6;
ディスカヴァー携書021;ディスカヴァー・トゥエンティワン;1,000円(571円);新書判;縦組;並製;197頁;;ISBN978-4-88759-623-8;
;NTT出版;(借覧);四六判;縦組;上製;380頁;;ISBN4-7571-6011-9;[原著]George Ainslie Breakdown of Will (2001, Canbridge University Press)
有斐閣選書;有斐閣;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;iii+230頁;;ISBN4-641-28030-4;
;昭和堂;(借覧);B6判;縦組;並製;ix+220頁;;ISBN4-8122-0528-X;
創文(9月号)、みすず(10月号)。
〈1冊でわかる〉シリーズ;岩波書店;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;xiv+193+18頁;;ISBN4-00-025884-8;[原題]Dylan Evans, EMOTION: A Very Short Introduction
ワードマップ;新曜社;(借覧);四六判;縦組;並製;ix+216+8頁;;ISBN978-4-7885-1034-0;
;論創社;(借覧);四六判;縦組;上製;IV+283頁;;ISBN978-4-8460-0771-3;
;永田文晶堂;7,000円(借覧);A5判;縦組;上製;2+9+498+22頁;;;
古辞書研究でときどき、第9章、「本文」を権威とする学問形態と有職故実(の初出)への言及があるので。本書自体に著者のよみはかかれてゐないのだけれど、奥づけの著者名の右傍に図書館のかたのものとおぼしき鉛筆書きが、イケダゲンダ
とわざわざ「太」字のところには丸をつけてかいてあるので、とつておく。
;慶應義塾大学出版会;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;v+237頁;;ISBN978-4-7664-1443-1;
;明治書院;5,631円(借覧);A5判;縦組;上製;11+289頁;;ISBN4-625-42067-9;
正直さつぱりよめなかつた。だめだな、自分。一往、目次をうつしておく。
- はしがき 1
- 凡例 3
- 第一編 疑問表現とその周辺
- 第一章 疑問表現の原理 2
- 一 疑問表現はどう見られてきたか 2
- 二 内面の疑念と問いかけ 5
- 三 解答案の提示 8
- 四 詠嘆とのつながり 12
- 五 反語とのつながり 15
- 第二章 疑問表現の方式と形態 20
- 一 はじめに 20
- 二 疑問表現の方式 21
- 二の一 不定方式 21
- 二の二 特定方式(並列方式・単独方式) 22
- 三 疑問表現の形態 24
- 三の一 不定方式の形態 24
- 三の二 特定方式 : 並列方式の形態 29
- 三の三 特定方式 : 単独方式の形態 34
- 第三章 疑問表現の情意 42
- 一 疑問周辺の情意 42
- 二 詠嘆性の情意 47
- 三 確認・反語性の情意 54
- 第四章 疑問表現の否定 64
- 一 はじめに 64
- 二 否定態の論理と情意 64
- 三 否定態の確認形式 67
- 四 確認対象と確認効果 70
- 四の一 被予測事態・疑念強調 70
- 四の二 被発見事態・詠嘆強調 75
- 四の三 現実事態・判断強調 76
- 五 当為事態の確認―主張 79
- 六 むすび 83
- 第五章 疑問表現の推量語 85
- 一 解答案における推量語の有無 85
- 二 表現性の別と推量語の有無 87
- 二の一 狭義の疑問表現 88
- 二の一の一 対自的疑問表現 88
- 二の一の二 質問表現 93
- 二の二 詠嘆・確認・反語性の表現 97
- 二の二の一 詠嘆性の表現 97
- 二の二の二 確認性の表現 99
- 二の二の三 反語性の表現 103
- 第六章 疑問表現の推移 106
- 一 疑問詞のみを有する不定方式の表現 106
- 二 「か・や・ぞ」の消長から 110
- 二の一 上代 110
- 二の二 中古 114
- 二の三 中世 118
- 二の四 近世 123
- 二の五 現代 126
- 三 結びに代えて 127
- 第七章 疑問表現と感動語・呼掛語・応答語 132
- 一 はじめに 132
- 二 いづら・どれ・どこ 133
- 三 いかに・いかな・どう 139
- 四 なに・あに 144
- 五 1語文的表現性の由来 150
- 第八章 喚体性の文における疑念の含意 : 「しづ心なく花のちるらん」の基底 156
- 一 はじめに 156
- 二 「はや」「はも」「もが」の含意 157
- 三 「しづ心なく花のちるらん」とその周辺 161
- 三の一 研究史覚書 162
- 三の二 連体形終止法の疑念含意傾向 165
- 三の三 推量語の訳しにくさと該当例の補足 169
- 三の四 述体基盤の高まりと「省略」 172
- 四 「連体形+ぞ」とその類似例 174
- 五 おわりに 176
- 第二編 不確定成分とその周辺
- 第九章 不定方式の不確定成分 : 疑問詞の不確定用法 180
- 一 はじめに 180
- 二 疑点表示 182
- 三 不定表示 184
- 四 代理表示 188
- 五 網羅表示 194
- 六 放任表示 200
- 七 強述表示 203
- 八 おわりに 206
- 第十章 特定方式の不確定成分 : 疑問助詞の不確定用法その他 208
- 一 はじめに 208
- 二 並列方式の不確定成分 210
- 二の一 疑点表示 210
- 二の二 不確定表示 212
- 二の三 限定表示 215
- 二の四 放任表示 216
- 三 単独方式の不確定成分 219
- 三の一 疑点表示 219
- 三の二 不確定表示 220
- 三の三 婉曲表示 222
- 三の四 観相表示 224
- 三の五 反説表示 226
- 第十一章 不確定成分の構成とその推移 230
- 一 不定方式の成分構成と推移 231
- 一の一 不定表示の場合 231
- 一の一の一 句の挿入 231
- 一の一の二 語的資材化 233
- 一の一の三 副助詞の添加 235
- 一の一の四 文脈依存的表示 238
- 一の二 その他の表示性の場合 239
- 一の二の一 代理表示の場合 239
- 一の二の二 網羅表示の場合 241
- 一の二の三 放任表示の場合 242
- 二 特定方式の成分構成と推移 244
- 二の一 不確定表示・婉曲表示の場合 244
- 二の一の一 句の挿入 244
- 二の一の二 語的資材化 246
- 二の一の三 副助詞の添加 247
- 二の二 その他の表示性の場合 249
- 第十二章 副助詞「など」とその周辺 251
- 一 例示の原理と成分構成 251
- 二 代表性・重視性・軽視性 258
- 三 概要性・婉曲性・反発性 260
- 四 包括限定性・提示性 263
- 後記 268
- 索引 271
平凡社新書407;平凡社;700円(350円);新書判;縦組;並製;193頁;;ISBN978-4-582-85407-7;
ウフ.、本が好き!(各11月号)、波(10月号)。
ワインレッドのドレス。ベッドにあふむけで眠つてゐるところをうへから。
中公文庫[こ-6-7];中央公論社;563円(250円);文庫判;縦組;並製;282頁;;ISBN4-12-202026-3;
;河出書房新社;9,515円(3,500円);A5判;縦組;上製;680頁;;ISBN4-309-00935-2;
ちよつと内容の重複がおほくも感じるけど、おもしろくよんだ。桃尻語訳の印税の10分の1はパテント料として本書の著者にしはらはれてゐるとか、古典の批判的処置に関する研究の第二部第五章「文献批判の規準」の中、第二節「心理学的規準」の項と、その例証としての第十五章「日本古典作品に於ける本文転化の諸類型とその実例」に関する、一切の考案と調査・執筆を委
(p.152)されたのだとか。目次をうつしておく。
- 第一部 緒論 学問する者の心構え十七条
- 一 学問とは、解釈の実践とその方法論の追求とである 13
- 二 解釈の基礎となる観察と、観察の原動力としての飽くことのない好奇心(求知心) 16
- 三 経験は疑問に答え、疑問は経験を素早くキャッチする 18
- 四 解釈には常識の涵養が肝要。「犬も歩けば棒に当る」(一) 21
- 五 雑務の処理と精神衛生。「時は命なり」「軽きを先にし、重きを後にす」 26
- 六 目的と手段とを顛倒すべからず。「ミイラ取りがミイラとならず」「自分の頸にしっかりと鈴をつけ得る猫となれ」 30
- 七 徒弟制度の是非。「自分のことは自分でせよ」「急がば廻れ」「他人の所為にするな」 35
- 八 徒弟制度の活用 42
- 九 共同研究の是非。学際間の交流をこそ 48
- 十 自他の所説の区分を明確にせよ。思考のプロセスを明らかにする為に。まして他人の所説を歪めて引用するのは甚だ迷惑 51
- 十一 剽窃・盗用は論外、孫引きも学究としての資格放棄。人文科学にもパテントを認めて基礎学に人材を集中すべし 67
- 十二 当面の研究課題の他に不純な目的を夾雑すべからず。「二兎を逐う者一兎をも得ず」 77
- 十三 他説を否定し、それに替えて新たに自説を提示しようとする時には、他説を否定するのに用いた証拠・論理を先ず自説に適用して、その当否を験試し、猶且つ、他説の論旨を可能な限り弁護して然る後に、肯定否定の態度を決すべし。「脚下照顧」「他人のふり見て我がふり直せ」(一) 82
- 十四 「初心忘るべからず」「ゼロからの出発」。常に、前人未踏の処女地に足を踏み入れるパイオニア精神を忘れるな。正論は常に少数意見に始まる 90
- 十五 研究者は、自己の研究作業が一定段階に達して、何らか独自の結論を措定し得た時には、間髪を容れず、同一課題に就いての先人の業績を参看して、自説を厳密に反省吟味せよ。自信が過信であってはならぬ。「他山ノ石、以テ玉ヲ攻クベシ」(一) 95
- 十六 即戦即決。鉄は熱いうちに打つもの。明日ありと思うな 100
- 十七 本質と現象・演繹と帰納・普遍と特殊・相対と絶対・綜合と分析・巨視と微視・全体と個体、一見両極に位置するものの帰一するところに真理あり。―同心円理論―学問の目的は、要するに自己の人間形成にある 104
- 第二部 本文学序説
- 一 諸学の基礎科学としての文献学 109
- 二 文献学の命題 112
- 三 文献学の対象規定=本文学の提唱 114
- 四 本文学の二面性 117
- 五 本文学の二段階 118
- 六 本文学の目的と書誌学 121
- 七 書誌学の対象規定=書籍学の提唱 122
- 八 本文批判と本文解釈との先後如何。「糾エル縄ノ如シ」 123
- 九 疑文は異文を生じ、異文は疑文の存在を標示する 132
- 十 本文解釈の結論は、同時に本文批判の高部批判の結論となる 137
- 十一 「注釈」と「解釈」とを区別すべし 144
- 第三部 本文解釈学実践の心構え
- 一 日本の古典を対象として本文解釈学の方法論を構築することの奇妙な利点。「艱難汝ヲ玉ニス」「窄き門より入れ」 151
- 二 解釈者は、古典の本文との間に余人をまじえぬ一対一の対決を心掛けよ。驚く勿れ「未詳」の孫引き 171
- 三 本文解釈の基本的な姿勢を獲得するのに最も有効で速成の方法は、古写本を影写することによって、本文を出来るだけゆっくり、一字一字を辿って遅読する能力を身につけることである。「影写一遍意オノズカラ通ズ」 181
- 四 本文の読解は、徒歩の旅。遅読による問題点の発掘 187
- 五 本文を復読反拠せよ。健忘症は禁物。日本人は今少し執念深くなれ 193
- 六 個は孤ならず。「必ズ隣リ(旁証)アリ」 200
- 七 本文解釈のプロセス。本質としての実体と現象としてのコトバ 208
- 八 解釈者は、古典成立の現代即ち古代当時に参入すべし。ゴー・ビハインド 212
- 九 本文解釈の次元的段階 219
- 十 問題意識あってこその古典解釈 228
- 十一 本文解釈の最終的決算報告書としての現代語訳 246
- 十二 疑文の発見。異注統合は必要か? 260
- 十三 解釈者は、自己の本文解釈が一つの結論に達した時には、必ず先人の注釈を参照して、自己批判を怠るな。「他人のふり見て我がふり直せ」(二)「他山ノ石、以テ玉ヲ攻クベシ」(二) 267
- 十四 国文学者の古典口訳文には、何故に死語翻訳が多いか。社会的外圧と研究意欲の内圧とのアンバランス 271
- 十五 本文解釈に従事する者の嫌忌。教科書・受験参考書の編纂と受験予備校・学習塾の授業 281
- 十六 本文学者は古書を尊重すべし。されど私蔵すべからず 283
- 十七 索引使用の時機 289
- 十八 古語辞典使用に際しての用意 296
- 十九 用例解釈の限界(一)。循環論証の危険 312
- 二十 用例解釈の限界(二)。「葭の髄から天覗く」 320
- 二十一 資料調査は虱潰しの総浚え。「犬も歩けば棒に当る」(二) 326
- 二十二 漢文資料は白文で。一個の文字への注目 332
- 二十三 本文解釈の結果に対する験試法(一)。「再演出法」 337
- 二十四 本文解釈の結果に対する験試法(二)。「古文還訳法」 345
- 第四部 対照法解釈の方法と諸規準の適用
- 一 対照法解釈の根本理念 355
- 二 対照法解釈の前段処理 365
- 三 対照法解釈の低部段階と高部段階。その各段階に用意すべき対照諸規準の分類 367
- 四 語義的規準の適用 371
- 五 語脈的規準の適用 388
- 六 修辞的規準(口誦効果を含む)の適用 402
- 七 文脈的規準の適用 432
- 八 構文的規準の適用 451
- 九 空間的規準の適用 469
- 十 時間的規準の適用 482
- 十一 論理的規準の適用 494
- 十二 心理的規準の適用 511
- 十三 構想的規準の適用 528
- 十四 主題的規準の適用 543
- 十五 物理的規準の適用 555
- 十六 歴史的規準の適用 570
- 十七 個性的規準の適用 621
- 十八 本文解釈における巨視的観点と微視的観察 632
- 十九 脚色・虚構のあるところに主題の露頭を見出だす 638
- 二十 アルヘティープス(宗本)における本文誤謬の処理 649
- 二十一 原作者の原手記オリギナール(祖本)における本文誤謬の処理 656
- 二十二 短詩型文学における対照法解釈の限界性 663
- おわりに (付)萩谷朴、本文解釈に関連する著書論文 671
;笠間書院;1,900円(2割引);四六判;縦組;上製;4+216頁;;ISBN978-4-305-70390-3;
目次をうつしておく。
- プロローグ 「うた」を素材にした「歌」が昇華して和歌となる 001
- 第一章 難波宮から出土した「歌木簡」 015
- 七世紀中頃に「歌」を一字一音式で書きあらわしていた物証
- 「歌」の「習書」ではなく清書
- 「歌木簡」の提案
- 「難波津の歌」木簡の一部が「歌木簡」
- 「歌木簡」の様式はどこまで貫徹されていたか
- 難波宮木簡の字句の内容
- この木簡の用途は何だったのか
- 第二章 紫香楽宮跡から出土した「両面歌木簡」 043
- 1. 表裏に「難波津の歌」「安積山の歌」が書かれた木簡
- 「あさかやまの歌」木簡の発見
- 『万葉集』の和歌と同じ歌句が書かれている
- 流動する歌句の一つの形が歌集、物語にとりあげられる
- 『万葉集』とは異なる表記形態
- どのような事情で書かれ使われた木簡か
- 「歌」の作法の手本
- 2. 「難波津の歌」「安積山の歌」は「歌」の手本だった
- 『古今和歌集』仮名序の記述中の両歌
- 「てならふ」とは歌の書き方の習得だった
- 「書き方」は「詠み方」につながる
- うたのちち「難波津の歌」うたのはは「安積山の歌」
- 第三章 典礼の席でうたう「歌」 067
- 1. 律令官人は職務として「歌」をつくり書いた
- 「歌」が公のものとして朝廷に位置付いていた
- 天武朝の「歌」政策
- 「うた」から典礼向けの「歌」へ
- 2. 中国の「楽府」と日本の「歌」
- 典礼で「歌」い「舞」い「奏」する
- 事務官が「歌」い「舞」う
- 典礼でうたつために「歌」をつくるならわし
- 「歌」から和歌へ : 漢詩の影響
- 第四章 出土物に書かれた「歌」たち 093
- 1. 出土した「難波津の歌」たち
- 「難波津の歌」木簡の特徴
- 七世紀末から八世紀初頭
- 八世紀前半
- 八世紀後半から九世紀
- 平安時代にもうたわれた
- 土器に「難波津の歌」を墨書または線刻したもの
- 「なには」と書いただけでわかるほど普及していた
- 2. 出土した「歌」たち「うた」たち
- 七世紀の万葉仮名表記の典型
- 歌句を書いた木簡たち
- 「歌」は一字一音式で書かれた
- 例外的に一字一音式でない「歌」たち
- 一字一音式で書いたのは口頭でうたうため
- 第五章 観音寺遺跡から出土した「難波津の歌」木簡の価値 115
- 予想できた「発見」
- はじめ日本語の韻文はどのように表記されたか
- 今私たちがみる『万葉集』は原本ではない
- 一字一音式が先行したと考えなければ物証に合わない
- 次々に繰り出される言いつくろい
- 見る目をもってすなおに物をみつめよう
- 古代の地方と東アジアとのつながり
- 第六章 「歌」の記録と和歌の表記 137
- 1. 「歌」をうたう場と記録
- 官人たちは職務として「歌」をうたい筆録した
- うたわれた「歌」の表記を精錬して歌集に収める
- 「褻」の一字一音式「晴」の訓字主体表記
- 2. 漢字で「歌」を書くとき和歌を書くとき
- 漢字の用法と書記方法の整備状況
- 目で見て楽しむ迂回的表記
- 漢詩の表現を和歌に取り入れる
- 文字の文学
- 訓よみを使って書くと歌句の意味と発音とがあらわされる
- 文字情報を歌意の表現に参加させる
- 付属語の文字化は事態・情意の表現のために行われた
- 第七章 五重塔の天井に書かれた「難波津の歌」と和歌 161
- 寺院の材に「歌」を書いた動機
- 醍醐寺五重塔の天井板にも和歌が書かれていた
- 法隆寺と醍醐寺の事例の共通点と相違点 : 歌集とは別の「歌」の世界
- 第八章 典礼の場から文学サロンへ、そして贈答歌へ 173
- 典礼向けの「歌」の様式で個人向けにうたう
- 個人向けの「歌」を書いた木簡
- 歌句は文脈と場面のなかで意味をもつ
- 「うた」水準のものがなぜ木簡に書かれたのか
- 再び醍醐寺五重塔の天井板の歌句について
- 十世紀、流布していた和歌が歌集にひろい上げられる
- 第九章 「難波津の歌」の世界と『万葉集』の世界 191
- 「難波津の歌」はどのようにうたわれたか
- 文学作品としての和歌の創造
- 公の「歌」、私の和歌
- 典礼で「難波津の歌」をうたい、自宅で「『万葉集』」を読む
- 後書 204
- 付録 207
- 本書で言及する資料に関する年表
- 主な木簡出土地図
- 著者名索引(左開)
- キーワード索引(左開)
実践女子学園学術・教育研究叢書6;実践女子学園;非売品(借覧);A5判;縦組;上製;369頁;;;
空格の分布をてがかりに、説話のブロック(と複数の編者)を想定する、第一章第四節、巻十五に見られる用語の偏在と周期性、をとくにおもしろくよんだ。
講談社現代新書1921;講談社;720円(333円);新書判;縦組;並製;237頁;;ISBN978-4-06-287921-7;
;みすず書房;(借覧);四六判;縦組;上製;8+498頁;;ISBN978-4-622-07311-6;
日本の〈現代〉14;NTT出版;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;6+316頁;;ISBN978-4-7571-4105-6;
ちくま、未来(各10月号)。
中公新書1941;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+221頁;;ISBN978-4-12-101941-7;
シリーズ言語対照〈外から見る日本語〉第1巻;くろしお出版;3,000円(借覧);A5判;横組;並製;iii+219頁;;ISBN978-4-87424-383-1;
目次をうつしておく。
- 「シリーズ言語対照」の刊行に寄せて i
- 第1章 序 / 定延利之(さだのぶ・としゆき) 1
- 第2章 レキシカルな韻律とフレーザルな韻律の関係 : 日本語共通語・新見市方言・中国語・マテンゴ語の対照 / 定延利之/友定賢治(ともさだ・けんじ)/朱春躍(しゅ・しゅんやく、ZHU Chunyue)/米田信子(よねだ・のぶこ) 15
- 1. はじめに
- 2. 日本語(岡山県新見市方言)
- 2.1 文アクセント
- 2.2 岡山県新見市方言での考察
- 2.2.1 全文高音
- 2.2.2 高音部連続
- 2.2.3 アクセント核の移動
- 2.2.4 一音特立
- 2.2.4.1 末尾上げ
- 2.2.4.2 ゆすり
- 2.2.5 イントネーション破り
- 2.3 この節のまとめ
- 3. 中国語
- 3.1 単語や連語レベルの声調変容
- 3.2 文中の卓立による声調変容
- 3.3 感動詞の声調変容
- 3.4 発話態度による声調の変容
- 3.5 声調変容が起きた音声の声調認知
- 3.6 この節のまとめ
- 4. マテンゴ語
- 4.1 マテンゴ語のアクセントについての基本知識
- 4.2 アクセント知識
- 4.3 Yes-No疑問文のアクセント
- 4.4 語アクセントとのかかわり
- 4.5 この節のまとめ
- 5. 日本語(共通語)
- 6. まとめと考察
- 第3章 発話態度の文化的特徴と「偽の友達」 : 日仏語の対照研究を通して / 昇地崇明(しょーち・たかあき)/Véronique Aubergé/Albert Rilliard 55
- 1. はじめに
- 2. 発話態度
- 2.1 声によって表される話者の態度
- 2.2 Cross cultural researchの重要性
- 2.3 偽の友達(False friends)
- 2.4 日仏語を対象とした発話態度の対照研究
- 3. 実験資料
- 3.1 発話態度のラベルと定義
- 3.2 発話者と音声資料
- 3.3 録音
- 4. 聴覚実験
- 4.1 被験者
- 4.2 刺激音の選定
- 4.3 実験方法
- 5. 実験結果
- 5.1 日本語母語話者
- 5.2 日本語学習暦のないフランス語母語話者(レベル0)の反応
- 6. フランス人日本語学習者の反応
- 6.1 被験者の日本語運用能力
- 6.2 レベル1のフランス人日本語学習者の反応
- 6.3 レベル2のフランス人日本語学習者
- 7. 音響分析
- 7.1 「丁寧」と「感心」にみられる韻律
- 7.2 「誠意」と「恐縮」の韻律に見られる特徴
- 7.3 「ぞんざい」な態度にみれれる韻律
- 7.4 問いかけのモダリティの発話態度に見られる韻律のパターン
- 8. 結論と今後の課題
- 第4章 否定応答詞の方言間対照 / 友定賢治 79
- 1. はじめに
- 2. 『方言文法全国地図4』の「いや,有るよ」
- 3. 「いいえ」のバリエーションのパターン
- 3.1 語彙型 : 岡山県新見市方言
- 3.2 音調型 : 青森県南津軽郡方言
- 3.3 単一型 : 首里方言
- 3.4 文表現型 ; 出雲方言
- 4. 位相差によるバリエーションについて
- 4.1 青森県南津軽郡大鰐町方言
- 4.2 岡山県新見市方言
- 5. 「いいえ」の音声
- 5.1 語頭の「イ」と「ウ」の対立
- 5.2 語中の「ン」と「ー」
- 5.3 「~ンニャ」の音形
- 6. 「いいえ」の音調
- 6.1 新見市方言の「インニャ」の音調
- 6.2 強調の音調の地域差
- 6.2.1 長音化とストレス : 岡山県新見市方言
- 6.2.2 打ち込み引き上げ : 出雲方言
- 6.2.3 りきみ : 熊本市方言
- 7. おわりに
- 第5章 外国語音声に見られるポーズと流暢性の分析 / 林良子(はやし・りょーこ) 93
- 1. はじめに
- 2. 音響分析方法
- 2.1 対象とした音声データ
- 2.2 音声分析方法
- 2.3 音声の評価方法
- 3. 分析結果
- 3.1 読み上げ文1
- 3.2 読み上げ文2(北風と太陽)
- 3.3 自己紹介文
- 4. 考察
- 第6章 句末昇降調について : 現れ方と成り立ち / 金田純平(かねだ・じゅんぺー) 103
- 1. はじめに
- 1.1 句末イントネーション
- 1.2 句末昇降調
- 1.3 本稿の目的
- 2. ミクロ的視点から1 : 句末昇降調の出現環境
- 2.1 先行研究
- 2.1.1 「区切りの強調」説
- 2.1.2 「ターンの維持」説
- 2.1.3 「相手への働きかけ」説
- 2.2 第4の説「言いよどみ」
- 2.3 言いよどみと句末昇降調の共起関係
- 2.3.1 方法
- 自然対話コーパス
- 対象となる発話
- 調査方法
- 句末イントネーションに基づく分類
- 2.3.2 結果
- 2.4 句末昇降調と句末延伸
- 2.5 言いよどみを生む心内処理 : 発話モニタリング
- 3. ミクロ的視点から2 : 断片化と文末詞
- 3.1 メッセージの断片としての発話
- 3.2 イントネーションユニットの構造
- 3.3 文末詞と句末昇降調
- 3.4 ミクロ的視点のまとめ
- 4. マクロ的視点から : 役割語とレジスター
- 4.1 句末形式と役割語
- 4.2 丁寧さとの関わり : 自然対話コーパスより
- 4.2.1 方法
- 対象となる発話
- 調査項目
- 分類基準
- 4.2.2 結果
- 4.3 まとめ : ネサヨ運動・ネハイ運動との関わりから
- 5. おわりに
- 第7章 日本人が空気をすするとき / 定延利之 129
- 1. はじめに
- 2. フィラー的な空気すすり
- 3. ポライトネスマーカー的な空気すすり
- 4. ヘッジ的な空気すすり
- 5. 現実の聞き手と架空の聞き手
- 6. 発言が後続しないフィラー的な空気すすり
- 7. おわりに
- 第8章 音声コミュニケーションにみられる発話キャラクタ / 中川明子(なかがわ・あきこ)/澤田浩子(さわだ・ひろこ) 149
- 1. はじめに
- 1.1 声の個人内バリエーション
- 1.2 人間の話者識別能力
- 1.3 本研究の目的
- 2. 実験方法
- 2.1 刺激音
- 2.2 実験参加者
- 2.3 手続き
- 3. 実験結果
- 3.1 実験結果の概観
- 3.2 個人内バリエーションは個人間バリエーションを越えるか
- 4. 話者の混同とその傾向
- 4.1 刺激音ごとに見る実験の結果
- 4.2 話者混同の傾向
- 5. 考察
- 5.1 声から想定される人物像
- 5.2 人物像に関するアンケート
- 5.3 7人の架空の人物像=7つの発話キャラクタ
- 6. まとめ
- 第9章 外国語発話音声に見られるキャラクタの習得 : 外国人力士のインタビュー分析を通して / 林良子 169
- 1. はじめに
- 2. 観察対象としたデータの概要および分析方法
- 3. 「力士らしさ」を体現するスピーチ・スタイル
- 4. 録画資料データの分析
- 5. 考察 : 琴欧州は何を習得したのか?
- 第10章 日本語/aN/と中国語/an, ang/における生成および知覚上の相異 / 朱春躍/本田清志(ほんだ・きよし) 183
- 1. はじめに
- 2. MRI動画の撮影と画像データ解析の方法
- 使用機材と撮影方法
- 被験者
- 発話テキスト
- 単語発話の速度
- 画像解析の方法
- 3. 生成面から見た中・日鼻音の相違
- 3.1 鼻音調音時の舌・声道の形状
- 3.1.1 後続子音が両唇音mの場合
- 3.1.2 後続母音が舌先・歯茎音dの場合
- 3.1.3 後続母音が後舌面・軟口蓋音gの場合
- 3.1.4 考察(1)
- 3.2 母音/a/調音時の舌・声道の形状
- 3.2.1 中国語an, angにおける母音aの相違
- 3.2.2 日本語/aN/+[m][n][ŋ]における母音/a/の実態
- タイプ1
- タイプ2
- タイプ3
- 3.2.3 考察(2)
- 3.3 単語発話の各セグメント区間の時間的分布
- 3.3.1 両唇子音m, bが後続する場合(図9)
- 中国語
- 日本語
- タイミングの比較
- 3.3.2 前舌子音n, dが後続する場合(図10)
- 中国語
- 日本語
- タイミングの比較
- 3.3.3 後舌子音k, gが後続する場合(図11)
- 中国語
- 日本語
- 3.3.4 考察(3)
- 4. nとngの知覚に「文脈」が必要なのか : 知覚実験による検証
- 4.1 実験方法
- 録音条件
- 4.2 実験の結果と分析
- 4.3 考察(4)
- 5. まとめ
- 6. 教育への提言
- 7. 今後の研究課題
- あとがき / 中川正之(なかがわ・まさゆき) 213
- 執筆者一覧 219
歴史文化ライブラリー222;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;6+214頁;;ISBN4-642-05622-X;
狐狸の類が蒸気機関車にばけてみたいなはなしも、いつごろからあるのかなー、とか思つた。
;明治書院;4,800円(借覧);A5判;縦組;上製;14+330頁;;;
目次をうつしておく。
- はしがき 1
- 凡例 13
- 序章 接続法に関する基本概念と研究法
- 一 接続とは何か 1
- 二 古代語と接続 4
- 三 研究法と留意点 6
- 第一章 已然形による接続法 : 確定条件法の前段階
- 一 意味関係の広がり 10
- 二 係助詞の介入 14
- 二の一 「こそ――已然形」の場合 15
- 二の二 前句末への係助詞介入 16
- 三 反語による中止表現 20
- 第二章 条件形式の成立
- 一 対応的な成立 24
- 二 「未然形+ば(連用形+は)」「已然形+ば」の成立 25
- 三 「終止形(連用形)+とも」「已然形+ども(ど)」の成立 29
- 四 「――け(――しけ)+ば(ども)」 32
- 第三章 「已然形+ば」の確定条件法
- 一 「已然形+ば」の意味関係 35
- 一の一 因由性 35
- 一の二 機縁性 39
- 一の三 呼応性 40
- 一の四 志向性 42
- 二 「ぬに」の「ねば」 44
- 二の一 はじめに 44
- 二の二 従来の諸説 45
- 二の三 結果の暗示性 51
- 二の四 場面性の両立 54
- 二の五 「ねば」の表現性 55
- 三 「已然形+ば」の表現性 57
- 第四章 「已然形+ど・ども」の確定条件法
- 一 「已然形+ど・ども」の意味関係 62
- 二 対立性と下位の意味関係 63
- 二の一 因果対立性・因由不在性 63
- 二の二 期待無効性 66
- 二の三 二者対比性・反面随伴性 68
- 二の四 意志対抗性 72
- 三 前置性 76
- 四 「已然形+ど・ども」の表現性 77
- 第五章 「已然形+ば」「已然形+ど・ども」の一般条件法
- 一 一般条件法とは 80
- 二 確定条件法との関連 82
- 三 一般条件表現の構造 84
- 四 一般条件法と仮定条件法 87
- 第六章 仮定条件法の特色
- 一 可能性の表現形式 89
- 二 順接仮定における帰結の保証性 91
- 三 逆接仮定における帰結の保証性 92
- 四 仮定条件法の意味関係 95
- 第七章 仮定表現の類型と諸相
- 一 はじめに 99
- 二 四種の類型 100
- 二の一 疑問仮定 102
- 二の二 現実仮定 104
- 二の三 非現実仮定 108
- 二の四 一般仮定 113
- 三 おわりに 115
- 第八章 「ずは」の表現性
- 一 橋本進吉説の問題点 117
- 二 現実仮定の「ずは」 120
- 三 前句の目的的性格 122
- 四 結果的表現 124
- 五 おわりに 128
- 第九章 「を・ものを」による接続
- 一 接続助詞「を・ものを」の成立 132
- 一の一 従来の説をめぐって 132
- 一の二 統覚の変化と文構造の転換 133
- 一の三 前句の述体化 136
- 一の四 「ものを」形式と体言下接用法 137
- 二 「を・ものを」の意味関係 140
- 二の一 対立性 140
- 二の一の一 現実忌避性 140
- 二の一の二 二者対比性 142
- 二の一の三 因果対立性 144
- 二の二 志向性 145
- 二の三 因由性 147
- 二の四 齟齬性 148
- 三 「を・ものを」形式の中止表現 149
- 四 「を・ものを」の表現性 152
- 第十章 「に」の接続法とその関連形式
- 一 接続助詞「に」の成立 155
- 二 「に」の意味関係 157
- 二の一 場面性 157
- 二の二 累加性 161
- 二の三 条件形式との関連 162
- 二の三の一 機縁性 163
- 二の三の二 因由性 165
- 二の三の三 対立性 167
- 二の三の四 仮定性 170
- 二の四 志向性 172
- 三 「に」の表現性 174
- 四 場面性を基本とする「に」の関連形式 175
- 四の一 「なへ(に)」「うへに」 176
- 四の二 「あひだ(に)」 178
- 四の三 「ほど(に)」 180
- 四の四 「うちに」 182
- 四の五 「それに」 186
- 第十一章 「ク語法+に」の表現性
- 一 はじめに 189
- 二 「に」の接続法との対応 191
- 三 対立性 : 否定への集中 194
- 四 志向性・二重否定・到置 199
- 五 「ク語法+に」の中止表現 206
- 六 結び : 「ク語法+に」の表現性 211
- 第十二章 体言の意義に基づく接続形式とその周辺
- 一 「から」に基づく接続形式 215
- 一の一 「ながら」 215
- 一の二 「からに」 221
- 一の三 「ものから」 226
- 二 「ままに(まにまに)」 230
- 三 「ゆゑ・ものゆゑ」 233
- 四 「の・ものの」・「が」 236
- 四の一 「の・ものの」 236
- 四の二 「が」 240
- 五 「ものは」「さるは」 242
- 六 動詞の意義に基づく形式 251
- 第十三章 「て」「つつ」の表現性
- 一 はじめに 255
- 二 「て」の表現性 256
- 二の一 基本的意味関係 256
- 二の二 条件形式との関連 258
- 二の三 「を」「に」「つつ」との関連 263
- 二の四 方法性・修飾関係・転成 265
- 二の五 結び : 「て」の表現性 268
- 三 「つつ」の表現性 271
- 第十四章 用言連用形による接続とミ語法
- 一 中止法と時間的前後 278
- 二 文脈依存の意味関係 282
- 三 ミ語法の表現性 286
- 四 ミ語法の背景 292
- 第十五章 古代語の接続法
- 一 成立から見た接続形式 298
- 二 各接続形式の表現性 301
- 三 古代語の接続法 306
- 三の一 機能の両立性・連続性 306
- 三の二 文脈依存の関係表示 308
- 三の三 情意の強さと中止表現 312
- 三の四 古代語における分析化の傾向 315
- 後記 319
- 索引 323
遅い人、だと思つてゐたのだけれど、襲ひ人のダブルミーニングなのかな。べつに本作が障碍者へのいらざる偏見をまねくことになるのではないか、とは思はないのだけれど、クライム映画としてぬるいやうな気がするのは、テーマへのもたれかかりがあるんぢやないか、とは思つた。
3日がお誕生日だつたので(おめでたうございます)、右手にケーキ、左手にフォーク。いつもより瞳がくりくりとした感じに見える。
;朝日新聞社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;420頁;;ISBN978-4-02-250272-8;
中公新書1958;中央公論新社;760円(借覧);新書判;縦組;並製;v+5+226頁;;ISBN978-4-12-101958-5;
対象への贔屓がすぎるやうにみえるなあ(ちやんとひかへとかなかつたからうろおぼえでかいておくのだけれど、国民、の語を江藤新平がつくつたのではないか、とかは無理つぽく思ふ)。ついでに、江藤の「文字の議」なるものが紹介されてゐるのをメモ(pp.144-145)。
情報公開との関連で注目すべき江藤の意見に、先駆的な文章・文字の簡易化論がある。情報公開が効果をあげるには、民衆が公開された情報の内容を的確に理解できることが先決だ。ところがお役所が作る文章は往々にして難しくてわかりづらいきらいがある。そこで江藤は、「文字の議」(明治四年か)で、
「御布告書はじめ一切」を平易にせよと論じた。江藤によれば、そもそも「文明を開くの元は文字の便にあり」、にもかかわらず「世間に不通用の見慣れぬ漢字を使うを学者とする」、すなわち「官」や知識人には難解な漢語をひけらかす悪弊があるが、それでは「実用学問の進歩は覚束なし」。そこで、「当分の処はこれまで用い来る所の漢字の数を極め、凡そ千字内に限り、その他はかな書きにすべし」と、漢字は一〇〇〇字以内に制限し、それ以外はかな書きにする旨を「大いに天下に御布告あるべし」、そして「自今御布告はじめ一切これにてお用いあるべし」と具体的に提案した。それどころか、いずれ「字は片かな平かな、数字は是までの字にて然るべく」と最終的には漢字廃止までを見透し、いったんは一〇〇〇字にまで制限する漢字の使用自体を漢数字以外は止めてしまえとまで論じた。文章家として知られた江藤にしてこの極論ありとは、いかにも彼らしい徹底ぶりではある。いずれにせよ漢字制限から廃止、かな書きへの転換のねらいは、
「とかく少しにても行われ易きが目的なり」、すなわち文明開化のためには民衆の文字使用や知識習得の負担を軽減したいとの願いだった。明治新政になって以来、政府が権威を誇示しようとでもしたのか、布告の類にやたらに漢語が増えて旧幕時代よりかえって難解になる風潮があっただけに、江藤の知られざる文字簡易化論は、情報公開論との関わりにとどまらず、広く教育論や文化論などの観点からも再検討される価値があるのではなかろうか。
おなじ著者の、明治初期政治・法制史における江藤新平 : 『江藤新平関係文書』解説(明治維新政治外交史研究、pp.197-198)をみると、江藤新平関係文書のR9. 257-1の雑記帳中にかかれてゐるものみたい。たぶん全文の翻刻はまだないのだと思ふ。
中公文庫[こ-6-8];中央公論社;816円(100円);文庫判;縦組;並製;449頁;;ISBN4-12-202094-8;
en-taxi誌の匿名コラムで著者がなくなつてゐたのを知つたので。合掌。
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はじめのはうで、最近ちよつとだつた話題のマクロビとか――ただ、くだんの食育冊子へのウェブ上での興がりかたも気にかからないでもないのだけど――、ホワイトバンドとかへの肯定的な言及があつて、うーん、と思ふ。
;慶應義塾大学出版会;2,000円(借覧);四六判;縦組;並製;278頁;;ISBN978-4-7664-1404-2;[執筆者]おもだ・そのえ(重田園江)/とさ・ひろゆき(土佐弘之)/はこだ・てつ(箱田徹)/ひろせ・じゅん(廣瀬純)/さかい・たかし(酒井隆史)/しぶや・のぞむ(渋谷望)
岩波新書(新赤版)1141;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+2+222+2頁;;ISBN978-4-00-431141-6;
;岩田書院;2,800円(借覧);A5判;縦組;上製;249頁;;ISBN978-4-87294-500-3;
中世末~近世での変化。
一冊の本、月刊百科(各10月号)。後者には、谷川恵一、齋藤真麻理による佐竹昭広への追悼文が掲載されてゐる。古語雑談がちかく平凡社ライブラリーにはひるみたい。
堺雅人――作品のはじめでの作中年齢が同い年だつたよ――人気なのか、レディスディのためもあつてか、40人くらゐはひつてゐたなかで、男性はわたくしもいれて3人程度だつた。それなりに。ケータイ。田中あさみがわりあひ印象的。
;明治書院;7,800円(借覧);A5判;縦組;上製;4+422頁;;;
目次をうつしておく。
- 第一章 和語の性格
- 源氏物語を通して見た和語動詞の性格について 2
- はじめに
- 一 現代の文章において和語の果たしている役割 3
- 二 和語の基礎的な動詞の性格 : 活用形式と意味との関係 9
- 和語の基礎的な語形
- 和語の一・二音節動詞の性格
- (イ) 四段動詞と上二段動詞との比較
- (ロ) 下二段動詞の性格
- 三 和語動詞の派生 18
- (イ) 和語動詞の派生力
- (ロ) 三音節の派生動詞
- (ハ) 四音節の派生動詞
- 四 和語動詞の複合 21
- 源氏物語の形容詞について : 語基の構成方式と語基の性格を中心に 26
- はじめに
- 一 語基の性質と語基末尾の音との関係 30
- 形容詞語基の末尾母音
- 形容詞語基の末尾の音節
- 二 語基の音節数と語基構成方式との関係 34
- 三 形容詞語基と動詞語尾との関係の仕方 37
- 形容詞語基と一音節動詞語尾との関係
- ク系語基と動詞語尾との関係の仕方
- シク系語基と動詞語尾との関係の仕方
- 反復型語基と動詞語尾との関係の仕方
- 形容詞語基と二音節動詞語尾との関係
- 四 形容詞語基と体言(形容動詞語幹及び名詞)との関係 49
- 語基と形容動詞語幹との関係
- 形容詞と名詞構成の「さ」との関係
- 形容詞語基の名詞修飾方式
- 五 形容詞語基と副詞との関係 53
- まとめ
- 第二章 語彙と作品の性格
- 和泉式部日記の諸本とその語彙 58
- はじめに
- 一 和泉式部日記の系統の異なる諸本の間では語彙にどれくらいの相異があるか 59
- 二 和泉式部日記の同系統に属する諸本の間ではどれくらいの確率でその系統の語彙的特色が保たれているか 63
- 三 最も異文の生じやすい語彙は何か 67
- 和泉式部日記の語彙的特色 71
- はじめに
- 一 和泉式部日記と源氏物語との語彙の共通率について 71
- 二 和泉式部日記語彙の品詞別百分率について 73
- 三 和泉式部日記の異なり語数とその言語量との関係について 76
- 四 和泉式部日記の名詞について
- 結び
- 第三章 和文体と訓読文体における語義の相異
- 「あぢきなし」における二つの意味 82
- はじめに
- 一 訓読文における「あぢきなし」の意味について 85
- 日本書紀古訓の「あぢきなし」
- 宇津保物語の「あぢきなし」
- 遊仙窟傍訓などに見られる「あぢきなし」の一用法
- 二 和文における「あぢきなし」の意味について 94
- 万葉集の「あづきなし」
- 平安朝文学の「あぢきなし」
- 三 「あぢきなし」を通して見た源氏物語と枕草子 100
- 源氏物語の「あぢきなし」
- 枕草子の「あぢきなし」
- 枕草子類聚段と「あぢきなし」と 108
- はじめに
- 一 類聚的章段の表現様式 108
- 「山は」型章段の表現様式
- 「あさましきもの」型章段の表現様式
- 二 「あさましきもの」型章段の性格 114
- 三 枕草子の「あぢきなきもの」の段と「あぢきなし」の意味について 117
- 上代における「あぢきなし」の意味の二系列
- 「あぢきなし」の客観的意味
- 枕草子の「あぢきなし」
- 中古における「あぢきなし」の主情的意味
- むすび
- 第四章 語と表現形成
- 「桐壺巻」冒頭の解釈 : 「あいなく」「あぢきなう」を中心に 130
- はじめに
- 一 「あいなく」をめぐって 140
- 人々の登場
- 女御・更衣の反応
- 上達部・上人の反応 : 「目をそばむ」
- 「あいなく」の解釈
- 二 「あぢきなう」をめぐって 160
- 源氏物語の複合動詞 171
- 一 「思ひ」を前項とする複合動詞について 171
- 二 「おぼし疑ふ」について 176
- 第五章 和歌・和文の助詞・助動詞
- 和歌・和文の助動詞の体系 I : 相互承接の順序と接続との関係 190
- はじめに
- 資料および対象の限定
- 助動詞の位置づけ
- 助動詞の範囲
- 一 助動詞の分類 192
- 助動詞研究の趨勢
- これまでの助動詞の分類
- 二 接続による分類の検討 201
- 助動詞はどんな活用形にでも接続するのか
- 助動詞の接続する活用形
- I 連用形とそれに付く助動詞
- II 終止形とそれに付く助動詞
- III 未然形とそれに付く助動詞
- まとめ
- 和歌・和文の助動詞の体系 II : 相互承接の順序と意味との関係 231
- はじめに
- 一 相互承接を考慮した助動詞の分類 : これまでの主な研究 232
- 二 奈良時代における助動詞相互の承接について 236
- 1 相互承接表 236
- 2 動詞に接続する助動詞 その一 : 使役・自発・受身の形式 239
- a 可能の形式の成立について
- b 使役・自発・受身の助動詞が未然形に接続することの意味
- c 助動詞「ゆ(る)」の基本的意味と派生的意味
- d 使役の意味の性格及び、「使役」と「自発・受身」との意味の対応
- e 使役の助動詞と受身の助動詞との相互承接
- 3 動詞に接続する助動詞 その二 : いわゆる完了・存続の形式 251
- a 「ぬ・つ」「り・たり」の活用に関する問題点
- b 「ぬ・つ」「り・たり」の成立
- c 「ぬ」「つ」の意味の違い
- d 「り」「たり」の意味
- e 「ぬ」「つ」と「り・たり」の意味的関連について
- f 第二グループの助動詞の相互承接について
- g 「ぬ」「つ」の性質の変遷
- 4 用言及び用言相当の単位を構成する「なり」「たり」について 269
- 5 用言に接続する助動詞 その一 273
- (1) 否定の形式
- a 「ず」の活用形式の成立
- b 「ず」と「じ」との関係
- c 否定の助動詞の接続する範囲と日本語における否定の性質
- (2) 推定の形式
- a 「べし」について
- b 「ましじ」について
- 6 用言に接続する助動詞 その二 284
- (1) 存在詞性のもの : 現時点における状況判断の形式
- a 終止形につく「なり」について
- b 「けり」について
- (2) 特殊活用型のもの : 記憶・回想の形式
- (3) 動詞性のもの : 予想・推量の形式
- (4) 形容詞性のもの : 想定の形式
- a む・まし
- b らし・らむ
- c けむ
- d じ
- 三 平安時代における助動詞相互の承接について 311
- 1 相互承接表
- 2 指定表現の変遷
- 3 「まほし」の成立
- 4 「ぬ」「つ」の性質の変化
- 5 「まじ」の成立と平安時代の「べし」
- 6 「めり」の成立と平安時代の「終止なり」
- 係助詞「こそ」について 329
- 一 「ぞ・なむ・こそ」の強調の仕方 329
- 1 「ぞ」の強調
- (1) A類の「ぞ」
- (2) B類の「ぞ」
- 2 「なむ」の強調
- 3 「こそ」の強調
- (1) 独立句の「こそ」
- (2) 従属句の「こそ」
- 二 係助詞「こそ」を通してみた源氏物語と枕草子 350
- 1 枕草子の切れる「こそ」と源氏物語の続く「こそ」
- 2 「こそ―已然形」の用法の展開
- (1) 条件型
- (2) ノニ型
- (3) 切レ結ビ型
- 3 「こそ―已然形」の用法とその表現性
- 4 「こそ―已然形」の使い方を通して見た源氏物語と枕草子
- 5 源氏物語における「こそ」と「なむ」
- 第六章 平安時代の文章活動
- 平安時代の公的文章活動 366
- はじめに
- 一 実用的な文章活動 367
- 概観
- 1 法典の制定
- 格・式の時代
- 弘仁・天長期の格式
- 貞観期の格式
- 延喜・延長期の格式
- 2 公文書の作成
- 勅命伝達の文書
- 天皇に奉る文書
- 官庁のとり交わす文書
- 宣旨
- 駢儷文
- 3 国史の修撰
- 国史修撰の仕組み
- 国史修撰の態度
- 平安期の国史の特色
- 4 公家の日記
- 公家日記の性格
- 公家日記の文章
- 二 文学的な文章活動 385
- 1 漢詩文
- 勅撰詩集の時代
- 別集の時代
- 2 和歌
- 女手と和文 392
- はじめに
- 一 漢字・漢文の地位 393
- 二 かな文字と文章との結び付き 396
- 索引 409
- 既発表論文と本書との関係 417
- あとがき 419
外山滋比古著作集3;みすず書房;(借覧);四六判;縦組;上製;v+347頁;;ISBN4-622-04853-1;
講座日本美術史 第1巻;東京大学出版会;(借覧);A5判;縦組;上製;8+ix+361+6頁;;ISBN4-13-084081-9;[執筆者]ありが・よしたか(有賀祥隆)/たなべ・さぶろーすけ(田邉三郎助)/しまお・あらた(島尾新)/やまもと・つとむ(山本勉)/はやし・おん(林温)/かわもと・けーこ(川本桂子)/まつばら・しげる(松原茂)/くろだ・たいぞー(黒田泰三)/さとー・やすひろ(佐藤康宏)/つかはら・あきら(塚原晃)
非常におもしろくよんだ。ただ、編者による、序 : 調査・記述・考察といふ、はじめの文章で、他人の論を批判するのに直接対象をあげないでおぼめかすやうなかきかたをしてゐるのは、よくないな、と思ふ。谷沢永一が、森銑三の思ひ出すことどもだつたかに、批判は名ざしですべきだ、と苦言をのべてゐたやうな記憶があるけど、そのとほりだ(先日、安田敏朗の愚痴みたいなのをみたときもさう思つたのだけれど)。
;世界思想社;(借覧);A5判;縦組;上製;iv+394頁;;ISBN978-4-7907-1304-3;
NTT出版ライブラリーレゾナント001;NTT出版;2,000円(借覧);四六判;縦組;並製;4+359頁;;ISBN4-7571-0135-X;