だが人間的ないたわりが書物を救った試しはない/書物は非人間的な力学――その理不尽な暴力――に耐えられるだけの強度を主張すべきだ
;新曜社;(借覧);A5判;縦組;上製;364頁;;ISBN978-4-7885-1079-1;
みすず誌の読書号で石原千秋があげてゐたやうに記憶してゐたので。
(p.321)。
中公新書1881;中央公論新社;860円(借覧);新書判;縦組;並製;3+288頁;;ISBN978-4-12-101881-6;
出版ニュース誌の執筆予定号で、前年の仕事として自薦してゐたやうに覚えてゐたので。
;日本放送出版協会;2,900円(借覧);四六判;縦組;上製;617+36頁;;ISBN978-4-14-081239-6;[原題]Lisa Randall, Warped Passages: Unraveling the Mysteries of the Universe's Hidden Dimensions
;風媒社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;227頁;;ISBN4-8331-1067-9;
〈1冊でわかる〉シリーズ;岩波書店;1,500円(借覧);B6判;横組;並製;x+170頁;;ISBN978-4-00-026894-3;[原題]Graham Priest, LOGIC: A Very Short Introduction
ソフトバンク新書053;ソフトバンク クリエイティブ;700円(600円);新書判;縦組;並製;215頁;;ISBN978-4-7973-4104-1;
歴史文化ライブラリー250;吉川弘文館;1,700円(借覧);B6判;縦組;並製;7+229頁;;ISBN978-4-642-05650-2;
熊野詣の道には無遮大悲・無遮平等の精神が敷かれていたに違いあるまい。かつて寺院教団では一切の人びとを制限することなく、誰人へにも財施・法施する無遮大会がおこなわれていた。『法然上人絵伝』や『一遍聖絵』には、弱者に対して食を与える場面が多く描かれている。とすれば、飢え餓えたわれわれが、急いで食を口にしたときにいう「ムシャ、ムシャ」とは決して擬音ではなく、施しを受けた「無遮、無遮」にたいする感謝の言葉であった、と思われる(p.23)といふのは、だうかな。
補陀落渡海の「願{がん}(ねがい)」は叶えられたのであろうと思いますと現代語訳してゐる覚宗の語の書き下しの、
願、成就す矣の矣字に「や」とルビをしてゐるのも解せない(pp.37-38)。
今月の角川文庫編集長だといふ森絵都の、
角川文庫は、愛。といふメッセージののつた写真が電撃文庫(だと思ふけど)の棚のまへで撮られてゐて、わるい常談みたいだ。
水色のエプロンドレス(でいいのかな)。誰の誕生会なのか、クラッカーを手にして溌剌たる笑顔。可愛い。
講談社選書メチエ386;講談社;1,600円(借覧);B6判;縦組;並製;248頁;;ISBN978-4-06-258386-2;
ケンブリッジ大学のコーパス・クリスティ・カレッジに、インテリジェンス研究の泰斗である、クリストファー・アンドリュー教授を訪ねた
際に、現在の研究テーマをとはれて、日本軍のインテリジェンスであるむねをこたへ、戦前の史料がのこつてゐなくて大変だと口にしたところ、教授は、けしからん! 史料が少ないからといって言い訳をしてはならない。イギリスのインテリジェンス研究にしても、一昔前まではほとんど公開されている史料などなかったが、それでも私はやってきた。それに史料が少ないのはインテリジェンス研究に限ったことではない。例えば中世史の研究を見たまえ。史料が少ないという理由で歴史が記されなかったことがあるかね。あなたの言っていることは研究者の怠慢に過ぎない
、と言はれた、とあとがきにあつた(p.219)。
祥伝社黄金文庫;祥伝社;667円;文庫判;縦組;並製;387頁;;ISBN978-4-396-31455-2;
文春新書531;文藝春秋;730円(350円);新書判;縦組;並製;216頁;;ISBN4-16-660531-3;
講談社選書メチエ389;講談社;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;202頁;;ISBN978-4-06-258389-3;
表紙画が古屋兎丸(あとがきを見るまで気づかなかつた)。
;白水社;(借覧);四六判;縦組;上製;309頁;;ISBN978-4-560-03166-7;
哲学の歴史 第4巻;中央公論新社;3,200円(借覧);新書判;縦1、2段組;並製;750頁;;ISBN978-4-12-403521-6;[執筆者]いとー・ひろあき(伊藤博明)/いとー・かずゆき(伊藤和行)/うら・かずあき(浦一章)/えのもと・えみこ(榎本恵美子)/おーくぼ・やすあき(大久保康明)/おかだ・あつし(岡田温司)/おがわ・りょーこ(小川量子)/かとー・もりみち(加藤守通)/きよすえ・たかお(清末尊大)/こんどー・つねいち(近藤恒一)/しみず・てつろー(清水哲郎)/たかだ・やすなり(高田康成)/つきむら・たつお(月村辰雄)/なすかわ・まなぶ(名須川学)/ねじめ・けんいち(根占献一)/はっとり・ふみひこ(服部文彦)/みやした・しろー(宮下志朗)/やまき・かずひこ(八巻和彦)
予告篇をみてゐたせゐか、場面が現在にうつつてすぐの遅刻のシーンでちーちゃんの正体がわかつてしまつて、それはともかく、主演の2人はなかなかの好演だけど、先輩役の子は、これは役作りでわざと大根ぽくしてんのかなあ、とか思ひながらみてたら、ラストシーンに驚愕。これはこはい(先輩はどこへいつてしまつたの)。
文春文庫[よ-15-1];文藝春秋;476円(100円);文庫判;縦組;並製;295頁;;ISBN4-16-724702-X;
;太田出版;1,300円(借覧);四六判;縦組;並製;284頁;;ISBN978-4-7783-1047-9;
講座源氏物語研究 第五巻;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;341頁;;ISBN978-4-273-03455-9;[執筆者]えもと・ひろし(江本裕)/ばんない・やすこ(坂内泰子)/わだ・やすゆき(和田恭幸)/はなだ・ふじお(花田富二夫)/くすもと・むつお(楠元六男)/かわもと・ひとみ(川元ひとみ)/ひらた・すみこ(平田澄子)/すずき・じゅん(鈴木淳)/このえ・のりこ(近衞典子)/ふかさわ・あきお(深沢秋男)/マイケル・エメリック(Michael Emmerich)/つちや・じゅんこ(土屋順子)/こばやし・ふみこ(小林ふみ子)/さとー・さとる(佐藤悟)
風流源氏物語の広告文の、大和本草をはじめとして、通俗三国志なきにしもあらず
、といふところを、好色の教えのみではなく『大和本草』における教訓や『通俗三国史』など中国の翻訳物もいれあるということ
、と解してゐるけれど(p.128)、本草綱目に対して大和本草が、三国志に対して通俗三国志がそなはる例しのやうに、源氏物語にも風流源氏が、といふことではないのかなあ。
カフカ小説全集4;白水社;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;373頁;;ISBN4-560-04704-9;
田舎医者をよまうと思つてかりたのだつたけれど、いま表題作の変身をよむと、病気になつたうへに家族といふセイフティ・ネットからもみすてられたワープーのはなしにしかみえない。・゚・(ノД`)・゚・。
理想の教室;みすず書房;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;155頁;;ISBN4-622-08321-3;
黒地に白い小さな水玉の模様の袖のないワンピースで街路でモデル立ち。女性の衣服、特にワンピースを着たときのカバンの色目の大切さを丁度けふよんだオンナノコになりたい! に教つたので、書いておくと、白の四角い籠状のものなのだけれど、むしろそれに結へるやうにした水色のストールと左腕の水色のブレスレットとのはうが、この装ひの場合は大切なのかも。
;青弓社;1,600円(1割引);四六判;縦組;並製;222頁;;ISBN978-4-7872-3275-5;
一柳廣孝門下。あんまり自装者としての分析といふ感じではない感じ。
;一迅社;1,429円;A5判;横組;並製;95頁;;ISBN978-4-7580-1084-9;
頗る実践的。拳拳服膺したい。
中国の歴史07;講談社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;6+406頁;;ISBN4-06-274057-5;
月報に呉智英(「学」と「術」)。
;誠文堂新光社;2,000円(借覧);A4判;;並製;207頁;;ISBN4-416-60607-9;
丸明オールドつかつてみたいな。
;彩流社;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;313頁;;ISBN978-4-7791-1308-6;
出版ニュース(2月上、中、下旬号、3月上、中、下旬号)。
;新潮社;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;414頁;;ISBN978-4-10-406110-5;
講談社選書メチエ399;講談社;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;204頁;;ISBN978-4-06-258399-2;
うとうとしながらみた。
講談社学術文庫1859;講談社;1,100円(借覧);文庫判;縦組;並製;349頁;;ISBN978-4-06-159859-1;
初ゴダール。ステキ映画。P5の私のすべての源流だつたんだなあ(その辺、倭臭だといつてきらふひとがゐるのかもなあ)。
新潮文庫[は-18-12];新潮社;514円(50円);文庫判;縦組;並製;357頁;;ISBN978-4-10-119122-5;
素材的な興味から。彼女の書いた恋愛小説を一度読んだことがあるけれども、恋する若い女の子が結構リアルに描けていたような気がする
、と自作について書いてしまへるのは太いなあ。
面白さう。
- 既刊三冊
- 日本語対談 岩淵悦太郎
- 日本人と日本語 野元菊雄
- 日本人の方言 徳川宗賢
- 九月刊行予定
- 日本語の誕生 村山七郎
- 名文 中村明
- 続刊
- 日本語の歴史 前田富祺
- 日本語の文法 : 口語・文語 渡辺実
- 敬語 宮地裕
- 文章作法 大石初太郎
- 外国語の学び方・教え方 川本茂雄・喬
- 日本語の近代 飛田良文
- 日本語の表現法 阪倉篤義
- 意味の歴史
ユニコードの文字をいちいち数値で入力するのめんどいと思つて、platex-utf8 つてしてみたのだけれど、そんなコマンドない、ていはれるから変だなあ、と思つたら、platex --kanji=utf8 がただしいんだな。でもJISにない字を入力してたところは(今回、具体的には「〳」「〴」「〵」)、空白ででてきたから、意味がなかつた(なんかやりやうはあるのだらうけど)。
大坪併治著作集4;風間書房;25,000円(借覧);A5判;縦組;上製;2+3+646頁;;ISBN4-7599-1090-5;
目次を写しておく。
- 著作集序
- 第二部 表記法に關するもの
- 一 片假名・平假名 549
- 二 繰り返し符號小見 604
- 第三部 特殊な漢字の訓法に關するもの
- 一 「於」の訓について 639
- 二 「唯」訓義考 : 訓點資料を中心に 656 #応声、ウケタマハル
- 三 「將」の字の一用法について 674
- 四 「垂」の古訓「いまいま」をめぐって
- 第四部 語彙に關するもの
- 一 下二段活用「給ふる」の用法について : 特に語の接續から見た場合 715
- 二 「給ふる」と「侍り」 735
- 三 「まりこえ」 764
- 四 訓點語における「ごとし」の用法 768
- 五 「にして」と「において」 790
- 六 「かれ」と「そゑに」 : 訓點語を中心に 834
- 七 萬葉集の「うたがたも」について 864
- 八 「うつたへに」と「かならずしも」 887
- 九 「をはる」と「はつ」
- 一〇 漢文訓讀文における「なぜに」の成立をめぐって 935
- 一一 「しかしながら」をめぐって : 訓點資料を中心に 954
- 一二 漢文訓讀文で「見」を「る」「らる」と讀む場合の一考察 970
- 一三 「あらましこと」原義考 1013
- 一四 再び「見」の特異な用法について
- 第五部 説話の出典に關するもの
- 一 『今昔物語集』卷五「國王入山狩鹿見鹿母夫人爲后語第五」出典考 1041
- 第六部 書評
- 一 春日政治博士著『古訓點の研究』について 1069
- 二 築島裕博士著『平安時代の漢文訓讀語につきての研究』について 1088
- 三 築島裕博士著『平安時代語新論』について 1099
- 四 中田祝夫博士著『東大寺諷誦文稿の國語學的研究』について 1110
- 五 鈴木一男氏著『初期點本論攷』について 1116
- 索引 1133
- 跋 1195
跋に3度の入院とかあるのに、また今度も御発表なさるのだから、すごいな。
新潮新書252;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;251頁;;ISBN978-4-10-610252-3;
角川学芸ブックス;[発行]角川学芸出版・[発売]角川書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;309頁;;ISBN4-04-651990-8;
これも目次を写しておく。
- はしがき 7
- 意外な標語
- 一銭貯金
- 標語とは何か
- 標語略史
- 第一部 標語はどのようにして生まれたか
- 第一章 標語の歴史 21
- 時代ごとの標語
- 一 初期の標語 24
- 大正八年
- 大正九年
- 大正十年
- 鉄道公徳
- 標語応募者の声
- 大正十一年
- 時期不明のもの
- 標語に代わる俳句・短歌・都々逸
- 二 標語の隆盛 47
- 特色ある標語 一
- 特色ある標語 二
- 三 国策標語 68
- 時代の特徴
- 外国語標語
- 非公募標語
- 四 戦後の標語 81
- 標語の再評価
- 戦後標語の代表例
- 第二章 標語の誕生(初期標語から) 93
- 一 郵便貯金 93
- プロパガンダポスターより
- 標語誕生まで
- 二 生活改善と民力涵養 101
- 生活改善
- 社会教育講習会
- 民力涵養
- 特別展覧会
- 東京教育博物館特別展覧会
- 三 安全第一 113
- 内田嘉吉と安全第一運動
- 安全第一と標語
- 用力社と工場標語
- 労働安全と協調
- 四 まとめ 127
- 第三章 標語の復活(戦後標語から) 143
- 一 自主規制時代 143
- 二 新聞週間 145
- 新聞週間標語
- 新聞とGHQ
- 新聞週間の開始
- 新聞週間と「知る権利」
- 三 読書週間 162
- 読書週間標語
- 戦後初期標語
- 四 交通安全週間 169
- 英国の交通安全スローガン
- スローガンの類似作品
- 第二部 標語の理論
- 第一章 標語の特徴 181
- 一 誰がどのように作ったか 181
- 雜俳の影響
- 二 標語の作られ方 186
- 標語以前の文案
- 標語調の確立
- 標語と格言
- 明治の格言・諺と標語
- ヨク学ビヨク遊ベ(明治の諺)
- 七五調
- 標語の類型化
- 「油断一秒」と「注意一秒」
- 標語作法
- 欧米標語の反復例
- 類型の危険・批判
- 荒物屋・三羽烏・冠り三羽
- 第二章 標語の効果 219
- 一 件数・応募数・懸賞額 219
- 二 標語は役に立つか 225
- 専門家たちの評価
- 初めての標語批判
- 今日は帝劇、明日は三越(広告文案の短律化)
- 惹句の例
- 広告の理論
- 標語の理論
- 標語と広告の理論
- 中央から地方へ
- 三 標語の新しい価値 248
- 第三章 標語の周辺 256
- 一 標語とは何か 256
- 二 モットー 258
- モットーの由来
- 近代国家のモットー
- そなへよつねに
- 三 スローガン 264
- 明治の「スローガン」
- 四 和式モットー 270
- 建学時の精神
- 創業の精神の変遷
- 巻末補注 286
- おわりに 292
- ○標語索引 294
;万葉書房;6,000円(借覧);A5判;縦組;上製;330頁;;ISBN4-944185-09-X;
目次を写しておく。
- 緒言 1
- 第I部 万葉集における動詞基本形の意味・用法の検討
- 第一章 佐伯梅友の文法論を再考する 15
- 一 はじめに 15
- 二 佐伯梅友の文法論の実像 15
- 三 佐伯梅友の文法に対する基本姿勢 21
- 四 佐伯梅友の動詞の活用の捉え方 : テンス・ムードへの関心(一) 24
- 五 佐伯梅友の複合文の捉え方 : テンス・ムードへの関心(二) 30
- 六 佐伯梅友・鈴木康之と日本語文法研究会 37
- 七 おわりに 43
- 第二章 万葉集における動詞のテンスの研究の在り方について 45
- 一 はじめに 45
- 二 研究小史 46
- 三 動詞のテンスと文のテンス 54
- 四 テンスの体系 58
- 五 おわりに 65
- 第三章 万葉集における動詞基本形の意味・用法の検討(一) : 短歌の場合 68
- 一 はじめに 68
- 二 作歌の時点とテンスの表現 69
- 三 基本的な「~す」の意味・用法 71
- 四 方向移動を表わす「~す」の意味・用法 74
- 五 文の構造に縛られた「~す」の意味・用法 82
- 六 防人歌の「~す」の意味・用法 87
- 七 引用句の「~す」の意味・用法 89
- 八 その他の「~す」の意味・用法 : 「今ぞ知る」について 93
- 九 おわりに 94
- 第四章 万葉集における動詞基本形の意味・用法の検討(二) : 長歌の場合 97
- 一 はじめに 97
- 二 現在の状態を表わす「~す」 98
- 三 恒常的特性を表わす「~す」 100
- 四 未来の事柄を表わす「~す」 103
- 五 過去の事柄を表わす「~す」 108
- 六 おわりに 112
- 第II部 万葉歌の読解に関する諸問題の検討
- 第一章 人麻呂歌集略体歌訓釈一題 : 「我勢古波 幸座 遍来」の歌をめぐって 117
- 一 はじめに 117
- 二 各句の検討 118
- 三 表現上の問題と表現内容 126
- 四 おわりに 129
- 第二章 万葉集における「可」「應」字の用法続貂 : 巻十一・二七六五番歌の訓釈をめぐって 133
- 一 はじめに 133
- 二 「可」と「應」 : 鶴説批判 134
- 三 「ましものを」と「べきものを」の差異 142
- 四 おわりに : 歌の解釈 145
- 第三章 人麻呂歌集略体歌の表記 : 疑問詞「何為」の訓読をめぐって 150
- 一 はじめに 150
- 二 「なにすとか」と「なにせむに」の差異 153
- 三 略体歌の「何為」の訓読の検討 160
- 四 おわりに 167
- 第四章 人麻呂歌集略体歌訓釈考 : 巻十一の「正述心緒」部の歌数首について 171
- 一 はじめに 171
- 二 「見渡せば 近き渡りを」の歌 172
- 三 「はしきやし 誰が障ふれかも」の歌 176
- 四 「君が目を 見まくを欲りと」の歌 180
- 五 歌群の構成・配列について 183
- 六 おわりに 186
- 第五章 大伴家持の「娘子」に贈る歌 189
- 一 はじめに 189
- 二 歌群の分析 190
- 三 製作動機について 203
- 四 おわりに 207
- 第六章 万葉歌の構文と訓釈 : 和歌を文法的に読む 212
- 一 はじめに 212
- 二 巻五・八二九番歌の構文 213
- 三 巻十の歌二首の訓釈 220
- 四 おわりに 227
- 第七章 万葉集小考 : 歌の訓釈と文法 230
- 一 はじめに 230
- 二 「かくのみに 恋ひや渡らむ」 230
- 三 「一重の衣 一人ぞ着寝る」 235
- 四 「妹が命を 我れ知らめやも」 : 付、「命も知らず」 241
- 五 おわりに 247
- 第八章 万葉歌の読解 : 文法上の問題点に注目して 250
- 一 はじめに 250
- 二 巻十の歌一首の訓読 : 助詞の読み添え 251
- 三 大伴家持の歌の構文 : 「もみち」の解釈 257
- 四 おわりに 265
- 第九章 万葉歌の読解と文法 : 大伴家持の「うら悲し」をめぐって 268
- 一 はじめに 268
- 二 問題の所在 269
- 三 終止説の問題点 270
- 四 連体修飾説の問題点 274
- 五 「うら悲し」=「はさみこみ」説の提唱 277
- 六 おわりに 282
- 第十章 三形沙弥の誦詠歌 : 「ありつつも見し給はむぞ」の解釈をめぐって 286
- 一 はじめに 286
- 二 当該反歌の研究史 287
- 三 万葉集中の「つつも」の構文 289
- 四 万葉集中の「ありつつも」の歌の検討 291
- 五 当該反歌の解釈 299
- 六 おわりに 302
- 第十一章 万葉歌を文法的に読む : 巻五の歌二題 306
- 一 はじめに 306
- 二 修辞的仮定と名詞の意味・用法 307
- 三 「はさみこみ」がある歌 312
- 四 おわりに 315
- 本書と既発表論文との関係 318
- 後記 321
- 引用歌番号一覧(索引) 323
;青土社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;355+25頁;;ISBN978-4-7917-6328-3;[原著]Robbins Burling, The Talking Ape, How language evolved. Oxford Unversity Press, 2005
;桜楓社;48,000円(借覧);A5判;縦組/横組;上製;1+860+88+XIII頁;;ISBN4-273-02335-0;
目次を写しておく。
- 献辞
- 修辞と解釈 : 万葉集「峯文十遠仁」補説 / 春日和男 11
- 依田学海の漢詩の推敲 : 「墨水別墅雑録」に見る / 今井源衛 27
- 語頭の濁音、その存在と発音 / 柴田武 105
- 1 「古い日本語では語頭濁音が無かったらしい」
- 2 いや、語頭濁音はあったのではないか
- 3 鼻音化濁音の存在はいっそう確実視されつつある
- 4 濁音で始まる語
- 5 入りわたり鼻音形で説明できること
- 6 イ・ウ・ムの表わす音
- 日本語基本慣用句二〇〇句 / 宮地裕 127
- 一 基本慣用句
- 二 日本語基本慣用句二〇〇句一覧
- (一) 基本五〇句
- (二) 基本一〇〇句の後半五〇句
- (三) 基本二〇〇句の後半一〇〇句
- 三 選定の経緯と手順
- (一) 選定のための慣用句集
- (二) 調査研究者
- (三) 二〇〇句選定の手順
- 四 二三の問題
- 漢字仮名交り文の伝流 / 築島裕 146
- 書陵部蔵大乗本生心地観経巻第八院政期角点 / 小林芳規 164
- 一、はしがき
- 二、書陵部蔵大乗本生心地観経について
- 三、角筆の訓点について
- 国語の文の統一作用と連続性 : 鈴木朖『言語四種論』の原点に戻って / 島田昌彦 188
- 1 山田文法の文の統一作用
- 2 時枝文法の文の統一作用
- 3 時枝文法の「辞」と伝統学説の「てにをは」の関連
- 4 鈴木朖『言語四種論』の「てにをは」論
- 5 時枝文法の「辞」と『言語四種論』の「てにをは」の相違
- 6 国語の文の統一作用 #金谷武洋の盆栽型といふのは本論の筆者の「生花型構造図」と同じぽいなあ。
- 7 陳述と連続性
- 組織と分類 : あゆひ抄大旨による脚結の統一把握 / 川端善明 213
- 京都府与謝郡伊根町新井方言の尊敬辞「ナサル」について / 室山敏昭 234
- はじめに
- 一 尊敬辞「ナサル」の諸相
- 二 尊敬辞「ナサル」の敬意度
- 三 尊敬辞「ナサル」の使用年層と性差
- 四 尊敬辞「ナサル」の分生体系
- 五 周辺諸方言との比較
- 明治文語研究の方法 / 岡本勲 246
- 一 はじめに
- 二 普通文とは
- 三 小説文体の諸相
- 『東大寺諷誦文稿』の片仮名の体系 : 片仮名字体史序説として / 前田富祺 262
- 真名伊勢物語の表記 : ハ・ワ行に関する仮名遣の違例といわれるものについて / 遠藤邦基 278
- 助動詞「ユ」「ラユ」と「ル」「ラル」との関係 / 柳田征司 293
- 一、本稿の目的
- 二、先学の説とその問題点
- 三、「ユ」「ル」の語原
- (一) 動詞の活用語尾と助動詞「ユ」「ル」
- (二) 意志動詞・無意志動詞という視点から見た動詞の活用語尾
- (三) 意志動詞化する接尾語
- (四) 無意志動詞化する助動詞
- (五) 「ユ」「ル」の意味
- 四、「ユ」「ル」の接続
- (一) 情態言への接続
- (二) 未然形への接続
- 五、「ユ」と「ル」の新古
- 六、「ル」「ラル」の定着
- 七、結論
- 頂妙寺版法華経の改訓 : 法華経為字和訓考の一環として / 田島毓堂 316
- 一、はじめに
- 二、頂妙寺版法華経
- 三、頂妙寺版の改訓
- 四、頂妙寺版の為字訓の改訓
- 五、近代の法華経諸訓読
- 日本漢字音成立の指摘背景 : 間歇と連続を繞って / 沼本克明 334
- 一 序
- 二 「漢音」から「新漢音」へ
- 三 「新漢音」から「宋音」へ
- 四 鎌倉「唐音」の複層性
- 五 江戸期「唐音」の複層性
- 六 「呉音」の複層性
- 七 結び
- 上代における呉音と漢音 / 湯沢質幸 352
- 1 目的
- 2―1 七二〇年の詔
- (1) 新しい音への転換
- (2) 部分的是正
- 2―2 七二〇年詔の背景
- 3 六九一年の記事
- 4 仏教界と大学寮における中国語音受容
- (1) 仏教界
- (2) 大学寮
- (3) 仏教界と大学寮
- 和歌山県中部における動詞二段活用形の動態 : コミュニティ差・性差 / 真田信治 367
- 一、はじめに
- 二、先行文献
- 三、調査について
- 四、データの分析
- 四―一 項目(語彙)差
- 四―二 コミュニティ差・年層差
- 四―三 性差
- 五、まとめ
- 中世的語彙形成の性格について : 今昔物語集前後におけるツカルの語史を中心として / 伊原信一 385
- 一 問題の所在
- 二 ツカルの語史
- 1 辞書における「ツカル」の意味記述
- 2 院政期以前
- 3 院政期 : 今昔物語集を中心として
- 4 今昔物語集の「ツカル」
- 5 今昔物語集の「コウズ」
- 6 今昔物語集の「オトロフ」
- 7 今昔物語集の「ヨワル」
- 8 院政期以降
- 三 結び
- P音続考 / 木田章義 415
- 方言における東西対立分布の史的傾向 / 小林隆 430
- 一、方言形成史の課題と本稿の目的
- 二、本稿で扱う「東西対立分布」
- 三、調査の内容
- 四、調査の結果
- 五、東西対立分布の史的傾向
- (1) 東西の語形の文献上の古さ
- (2) 各項目における東西の語形の文献上の古さ
- (3) 東西の語形の初出文献の地域性
- (4) 東の語形の文献上の古さと分布との関係
- 六、結び
- あゆひ抄における「漢字」についての説 / 佐田智明 456
- 薩摩美山に伝わった朝鮮語資料の一性格 : 『韓語訓蒙』の表記法をめぐって / 藤井茂利 470
- 呼応にみる和漢の混淆 : 宇治拾遺物語について / 原栄一 496
- 岡嶋冠山編「唐話纂要」本文覚え書き / 福田益和 511
- 九州諸方言と萩市見島の方言アクセントをめぐる「系譜」再論 / 添田健治郎 532
- はじめに
- 一 筑前式諸方言のアクセントについて
- 二 見島・九州諸方言アクセントの系譜
- むすびにかえて
- 佐渡七太夫正本「さんせう太夫」の詞章の性格 / 柏原卓 560
- はじめに 附 文献一覧
- 一 与七郎正本から七太夫正本への改変
- 一・一 改変の形式
- 一・二 改変の結果
- 二 「しんとく丸」との比較
- 二・一 類型的な語り口の減少 : 「口説き」・道行き文等・繰り返し
- 二・二 引用形式の相違
- おわりに
- 方言資料としての『出雲国産物名疏』 / 田籠博 574
- 黄表紙に於ける表記法 : 一九自画作に於ける漢字 / 矢田準 589
- 疑問詞による係り結びについて : 『源氏物語』を資料として / 高瀬正一 603
- 近世前期京阪語の命令形語尾「ヨ」「イ」について : 古狂言本を中心に / 坂口至 621
- 日本漢字音と台湾閩南語との関係 : 韻鏡の明・微母字の音価 / 陳子博 636
- 「世にたぐひなしと見奉り給ひ」考 / 伊佐山潤子 646
- 歌舞伎脚本における敬語辞 : 上方絵入狂言本を中心に / 山県浩 660
- 1、はじめに
- 2、狂言本・近松浄瑠璃の敬語辞
- 3、狂言本・台帳の敬語辞
- 4、まとめ
- 5、別表の説明
- 吾妻鏡補の「国語解」の音注について / 高山倫明 689
- 福岡のアクセント / 中村萬里 704
- 国語資料としての仮名文書 : 鎌倉時代の二段活用の一段化例、ナ変の四段化例等をめぐって / 辛島美絵 723
- 「まだ~ない」から「まだ~ていない」へ / 赤峯裕子 745
- 漢語サ変動詞の自他性と態 / 江口泰生 765
- 一 問題点
- 二 漢語サ変動詞の三群
- 三 C群の動詞と[他動化]との関係
- 四 C群の動詞と[受動化]との関係
- 五 両様動詞の提唱
- 日中漢語の対比研究 : 逆順語を中心に / 張瓊玲 785
- 亀齢軒斗遠の前半生 : 天保の風流 / 中野三敏 800
- 撥音の後のパ行音 : P音の発生と展開 / 迫野虔徳 817
- 「ひぐれ」攷 / 今西祐一郎 832
- 『指微韻鏡私抄略』の刊本 : 寛文九年刊『韻鏡秘伝抄』 / 岡嶋昭浩 848
- 鹿児島二型アクセントにおける助詞・助動詞のアクセント / 木部暢子 1
- 1. 音韻・音声
- 2. アクセント体系
- 3. 助詞・助動詞のアクセント
- シラビームからモーラへ : 鹿児島県出水市方言についての報告 / 崎村弘文 17
- 0. はじめに
- 1. 出水市方言の韻律論的様相
- 2. n型アクセント諸方言韻律単位の通時的変遷
- 3. まとめ
- ゴンザの翻訳方法 / 田尻英三 39
- 『英和俗語辞典』の雅言 / 原口裕 50
- はじめに
- 1. 雅言と古典語
- 2. 雅言符号のゆれ
- 3. 雅言漢語の性格
- 4. 再版における雅言の増減
- むすび
- 戦後台湾の日本語教育史における一考察 / 蔡茂豊 65
- 1. はじめに
- 2. 戦後台湾における日本語教育沿革史
- (1) 過渡期における日本語教育
- (2) 圧迫期における日本語教育
- (3) 転換期における日本語教育
- (4) 開放期における日本語教育
- (5) 全盛期における日本語教育
- 3. 結び
- 原始日本語の一視角 / 辛容泰 73
- 奥村三雄教授略歴 I
- 奥村三雄教授著作目録 II
- 後記 X
- 執筆者一覧 XII
白いレース地のブラウス。フランクな微笑み。
岩波新書(新赤版)1113;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+3+224+4頁;;ISBN978-4-00-431113-3;
歐陽脩、酔翁亭の記の、滁を環りて皆山なり
の解説のところで、連想するのは、島崎藤村の長編小説『夜明け前』の書き出し、「木曽路はすべて山の中である」。若いころ『唐宋八家文』を愛読していたという藤村は、歐陽修の文から啓発を受けたのかも知れない
(p.171)といふのはしかし、あれは江戸時代の道中記のいただきなんぢやなかつたつけ(中山道21 十二兼~馬籠に、宝永6年(1709)刊行された「きそ路の記」で、貝原益軒は、「凡信濃路は皆山中なり。(……)」と書いている。また、文化2年(1805)刊行された「木曽路名所図会」には、「木曽路はみな山中なり。(……)」と紹介されている。島崎藤村の夜明け前の有名な冒頭部分「木曽路はすべて山の中である。(……)」は、この二つの文章を参考にしていることは明らかだ
、とある)。
講談社文庫[く 14-1];講談社;420円(95円);文庫判;縦組;並製;299頁;;ISBN4-06-183700-1;
合掌。
;白水社;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;191頁;;ISBN978-4-560-02798-1;
岩波文庫[緑 63-3];岩波書店;660円(借覧);文庫判;縦組;並製;284頁;;ISBN978-4-00-310633-4;
角川選書398;[発行]角川学芸出版・[発売]角川書店;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;260頁;;ISBN4-04-703398-7;
世界思想ゼミナール;世界思想社;2,300円(借覧);四六判;横組;並製;viii+204頁;;ISBN978-4-7907-1234-3;
砂時計の予告篇にも夏帆がでてゐて、あはやキスといふシーンがあつた。夏帆はアップにたへるなあ。時分の花だ。部長にも萌える。楽しくみたけど、どこかの国の将軍様うんぬんといふセリフで、ラストの感性のファシズム状態への批判をまへもつて封じてあるあたりこずるいなあ。
;幻冬舎;1,600円;四六判;縦組;並製;410頁;;ISBN978-4-344-01491-6;
うーん。
ポプラ文庫創刊特集号。PR誌に帯がかかつてるのには初めてお目にかかつた)もらふ。
大坪併治著作集3;風間書房;25,000円(借覧);A5判;縦組;上製;2+2+2+2+2+546頁;;ISBN4-7599-0891-9;
目次を写しておく。
- 著作集序
- 序
- 凡例
- 第一部 文法に関するもの
- 一 禁止表現法史 1
- 二 萬葉集「もみづ」活用再考 51
- 三 完了の助動詞「ぬ」「つ」 59
- 四 受身の表現を巡って訓点語から今昔物語集の用語へ 81
- 五 助詞「より」のある場合 : 訓点語を中心に 99
- 六 格助詞「して」「もて」「や」 115
- 七 提示語法について : 漢文訓読文と今昔物語集とを中心に 128
- 八 漢文訓読語における接続詞 151
- 九 格助詞「と」「や」「やら」「に」「か」「なり」「の(だの)」「たり」 165
- 一〇 日本紀竟宴和歌左注の「ずよりは」について 180
- 一一 漢文訓読文の引用形式におけるク語法 191
- 一二 漢文訓読文の倒置法 222
- 一三 今昔物語集の倒置法 258
- 一四 訓点語の翻訳文法 295
- 一五 説話の叙述形式として見た助動詞「き」「けり」 : 漢文訓読文を中心に 316
- 一六 説話の叙述形式として見た助動詞「き」「けり」 : 今昔物語集を中心に 340
- 一七 平安時代における受身と使役の助動詞の文体論的考察 366
- 一八 訓点語の係助詞「か」「や」について 384
- 一九 文末助詞「をや」について : 訓点語を中心に 413
- 二〇 原因・理由を表はす文末の「ばなり」について 444
- 二一 文法史をどうとらへるか 466
- 二二 可能表現をめぐつて漢文訓読文から今昔物語集へ 483
- 二三 接続語のない接続 : 漢文訓読文の「べし」と中心に 509
- 二四 訓点語以前の形式語「こと」 526
双書エニグマ12;勁草書房;(借覧);四六判;縦組;上製;v+227+xiv頁;;ISBN978-4-326-19915-0;
光文社新書275;光文社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;275頁;;ISBN4-334-03375-X;
;白水社;3,800円(借覧);四六判;縦組;上製;253+vii頁;;ISBN978-4-560-06776-5;[原題]『우리말의 수수께끼(韓国語の謎)』(キムヨン社、二〇〇二)
目次を写しておく。
- 著者まえがき
- 1 表音文字か、表意文字か : 漢字との出会い 9
- よその文字を借りて使う
- 漢文との出会い : 韓国語語順の漢文
- 音を借りるか、意を借りるか
- 2 吏読は本当に薛聰が作ったのか : 表記をめぐる葛藤の歴史、吏読は本当に必要だったのか 21
- 吏読とはどのような文字体系か
- 吏読はなぜ朝鮮王朝時代にも用いられたのか
- 吏読は本当に薛聰が作ったのか
- 3 新羅の人々はどのように文を書いたのか : 郷札に込められた先人の智慧 36
- 二千年前の歌
- 新羅のことばを知る端緒 : 郷歌
- 郷歌は新羅時代の流行歌ではない
- 郷歌は詩に曲をつけたものか
- 郷歌は漢文ではなく新羅のことばだった
- 「行く春が恋しくて」か、「行く春は戻り来れず」か
- 郷札はなぜ消えたのか
- 4 漢文の経典はどう読まれたか : 漢文に振られた吐、口訣の歴史 52
- 経典に吐を振り、区切って読んでみたらどうか
- 経典を韓国語式に読み解く方法はないものか
- 口訣はいかにして作られたのか
- 吏読と口訣
- 口訣は韓国だけのものか : 日本の文字との関係
- 口訣の起源 : アジア諸民族の文字生活と口訣
- 訓民正音が創製されたのち口訣は?
- 5 訓民正音(ハングル)はすべての民衆に用いられたのか : 訓民正音と「愚かな」民衆 69
- 国のことばが中国に異なり
- 宇宙の運行原理 : 陰陽五行と訓民正音
- 世宗は果たして優秀な言語学者だったのか
- 訓民正音はすべての民衆に用いられたのか
- 6 訓民正音(ハングル)は他の文字を真似たものか : 模倣説が囁かれるわけ 85
- 疑惑はなぜ生じたか
- 申叔舟が遼東に行ったわけ
- 周辺地域ではどんな文字が使われていたか
- 訓民正音は何かほかの文字に似ているのか
- 加臨土{カリムト}文字と神代文字
- 7 崔萬里はなぜ訓民正音(ハングル)創製に反対したのか : 集賢殿の学者崔萬里の哲学と思想 103
- 崔萬里が理解されないわけ
- 崔萬里を理解するために
- 崔萬里も集賢殿の官吏だったというのに
- 訓民正音を知り過ぎた?
- あの智慧に溢れた聖聰はどこに行かれたのです
- 世宗はなぜ崔萬里を排斥したのか
- 8 朝鮮王朝時代の人々は「ᄀ」をどう呼んだか : ᄀからᄒまで、ハングルの順序 125
- 失われた文字の名称
- 新たな始まり、『訓蒙字会{フンモンチャフェ}』
- 世宗は二十八文字をどう名づけたか
- 「기역、니은…」の名はいつ、どうやってつけられたのか
- 「기역」から「히읗」まで、「아」から「이」まで、文字の順序はどうやって決められたのか
- 約束の時代に向かって
- 9 ハングルはいつから大衆に愛用されるようになったのか : ハングルの価値再発見 140
- 言語の独立と国の独立
- ハングルの価値再発見、周時経{チュシギョン}
- 句を分けて書くのは読みやすくするため : 最初の分かち書き
- 10 ハングル正書法統一案はなぜ作られたのか : 表記法の混乱と標準語の必要性 153
- 国語学者たちが日本に留学したわけ
- ついに国の文字となる
- 総督府でも綴字法統一案を作ったと言うが
- 標準語はなぜ必要か?
- 正書法が先か、辞書が先か?
- 11 集め書きか、ばらし書きか : ばらし書きを実践した人々 179
- ᆫᅡᆫᅥᆯᅳᆯᆺᅡᆯᅡᅌᇂᅡ고ᅵᄊᆫᅳᆫᆨᅥᄉ가타
- ばらばらに作った文字を集めて書いたわけ
- ばらし書きの元祖、周時経の実験
- 集めて書いた文字をばらして書こうとした人々
- ばらし書き裏話
- 北朝鮮のばらし書き、金斗奉の理想と挫折
- 今、ばらし書きをするとしたら
- 12 外国人のためか、韓国人自身のためか : 外国人のための韓国語表記、ローマ字表記法 195
- 外国人のための韓国語表記、古代から現代まで
- 外国人のために?
- 韓国人のために?
- KOREAか、COREAか
- KimchiとGimchi : 異なる表記法
- 南北のローマ字表記法はどう違うか
- 統一時代のローマ字表記法
- ローマ字表記、ほかの国では?
- 13 熾烈な綴字法論争の真相 : 共に歩めぬ道、朴勝彬と崔鉉培 211
- 綴字法論争は韓国だけのものか
- 国語表記法の戦国時代
- ハングル綴字法は韓国人にも難しい?
- 共に歩めぬ道だったのか : 朴勝彬と崔鉉培
- ついに公聴会が開かれる : ハングル派と正音派、どちらが正しかったか
- 「있습니까」か「잇습니〓」か : 公聴会初日
- 「값이」か「갑시」か : 公聴会二日目
- 「먹으며」か「머그며」か : 公聴会三日目
- 統一された表記法は容易く受け入れられたのか : ハングル派の勝利その後
- 14 新しい文化の誕生か、過去への回帰現象か : 現代版象形文字、視角言語 238
- 新しい正書法の誕生か、正書法の崩壊か
- 文字を描き、刻み、書き、打ち、さてその次は?
- 図形で語ることはできないだろうか
- 再び原始時代に?
- 訳者あとがき 251
- 索引
全集 日本の歴史 第2巻;小学館;2,400円(借覧);A5判;縦組;上製;12+355頁;;ISBN978-4-09-622102-0;
講座源氏物語研究 第八巻;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;270頁;;ISBN978-4-273-03458-0;
目次を写しておく。
- 監修のことば / 伊井春樹 1
- 一、日本語研究における『源氏物語』
- 言語コミュニティと文体・スピーチスタイル / 金水敏(きんすい・さとし) 9
- 1 はじめに
- 2 コミュニケーションの多様性
- 2・1 個人的コミュニケーションと言語コミュニティ
- 2・2 マス・コミュニケーションと小説
- 3 源氏物語とコミュニケーション
- 3・1 源氏物語の内と外
- 3・2 源氏物語の受容
- 4 ケーススタディ : 「をり」をめぐる問題
- 4・1 「をり」の語誌
- 4・2 源氏物語の「をり」
- 4・3 五位の壁
- 4・4 文体のヴァリエーションと書き手の推移
- 5 さいごに
- 源氏物語のテンス・アスペクト / 野村剛史(のむら・たかし) 30
- 一 キ
- 二 ケリ
- 三 語り方
- 四 アスペクト
- 五 リ・タリ
- 六 ツ・ヌ
- 七 基本形
- 「連体なり」の性格 : 源氏物語の文章を通して / 大鹿薫久(おーしか・ただひさ) 57
- 一 はじめに
- 二 「連体なり(「なりφ」)」と地の文、非地の文
- 三 「なりφ」以外の「連体なり」
- 四 「連体なり」の構文的機能と文法的性格
- 五 おわりに
- 文構造 : 「連接構文」をめぐって / 西田隆政(にしだ・たかまさ) 79
- 一 「開いた表現」と「連接構文」
- 二 「連接構文」と文の終止
- 三 「連接構文」と動詞アリ
- 四 「連接構文」と「はさみこみ」
- 五 「連接構文」と係助詞ゾ・ナム
- 六 「連接構文」と助動詞ケリ
- 七 「連接構文」の有効性
- 二、『源氏物語』のことばと解釈
- 和歌は正しく解釈されているか / 工藤重矩(くどー・しげのり) 103
- 一 はじめに
- 二 花に心をとめぬとぞ見る(夕顔巻) : 打消と完了の「ぬ」
- 三 みやま木に羽うちかはしゐる鳥(真木柱巻) : 比喩の当否(1)
- 四 深山木にねぐら定むるはこ鳥も(若菜上巻) : 比喩の当否(2)
- 五 おわりに
- 句読を切る。本文を改める。 / 加藤昌嘉(かとー・まさよし) 126
- I 平安和文の気脈を蘇生せしめるために、種々の書記法を駆使したい。
- 整定本文のレイアウト
- 挿入句の捉え方
- 追叙法の捉え方
- 言いさしの捉え方
- II 注釈者は、時に、己の責任で本文を改めなければならない時がある。
- 底本本文改訂の是非をめぐって #
校訂の放棄は、読みの放棄である(石田穣二)- 『新日本古典文学大系 源氏物語』の改訂方法
- 大島本の傍記をどう扱うか #
最も恐るべきは、その校訂本によって別の異本を作るということである(西下経一)- 蓬生巻の「めづらし人」 : 物語異文の形態学的研究 / 片岡利博(かたおか・としひろ) 151
- 三、『源氏物語』の表現と構造
- 源氏物語本文考 : 続篇巻序について / 長谷川佳男(はせがわ・よしお) 171
- 序 『源語』『狭衣』
- 宿木巻頭
- 梅枝巻の本文の検討
- 竹河巻の本文の検討
- 橋姫物語
- 再び宿木巻本文へ
- 古系図から
- 再び本文へ
- まとめ
- 表現の水脈と作品の構造 / 山田利博(やまだ・としひろ) 231
- 心内文の切り拓くもの / 池田節子(いけだ・せつこ) 252
- 一 はじめに
- 二 心中表現と語り手
- 三 心中表現の傾向
- 四 「心の中」
- 五 まとめ
- あとがき / 加藤昌嘉 267
- 執筆者一覧 270
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;254頁;;ISBN978-4-10-304151-1;
“スーパースター”という言葉は、一九六七年三月発売の平凡パンチのA・ウォーホル記事で読んで以来、いつか使ってやろうと記憶していた。三島はマスコミから、日本で最初にスーパースターと書かれた有名人になった(pp.79-80、1969年6月23日号の三島特集。p.24も)。
長嶋がミスターと呼称されるのは、マリリン・モンローがホワイトハウス用語、「ミスター・プレジデント」と歌ったところからきていて、スポーツ新聞がそれを借用した(p.22)。
もちろん新しい“形容詞”の発掘にも力を入れた。そして中高生の若者言葉に注目していると、相模原・町田を中心とする地域の少年少女たちの日常会話用語が関東圏では一番新鮮だということになり、早速ぼくは“形容詞”さがしにでかけた。その時にはじめて“ウザイ”“ダサイ”“カルイ(カッタルイ)”という今でも使用されている若者言葉を採取した(p.108)。
帰国後、入稿時に、PSYCHEDELICという、日本初登場の英語を、“サイク”と表記するか、“サイキ”にするか真剣に悩んでいた。石川は、“サイク”という表現を選んだ(pp.135-136)。
;岩波書店;(借覧);A5判;縦組;上製;vii+286頁;;ISBN978-4-00-022476-5;
;筑摩書房;2,900円(-);四六判;縦組;上製;295頁;;ISBN4-480-83587-3;
合掌。
巻子本の芸文類聚は、小島憲之がいふやうにはパラパラめくれない、と本書の著者はいふけど、折本にすればいくらか解決するといつてゐたのは誰だつたつけ。
ワンピースにプリントされた花の模様が、背景の木々の緑にあざやかに映える。春だ。
久伊豆神社小教院叢書5;弘文堂;6,800円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+500+xiii頁;;ISBN978-4-335-95036-0;
ななめによんだだけだけれど、充実してゐるなあ、とうらやましく思ふ。自分も、消費によつて自己実現を図るのはやめにしたい。
;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;288+ii頁;;ISBN978-4-7917-6377-1;
;晶文社;1,900円(借覧);四六判;縦2段組;並製;349頁;;ISBN98-4-7949-6716-9;
;みすず書房;5,800円(借覧);A5判;縦2段組;上製;x+278+xxiv頁;;ISBN978-4-622-07336-9;[原題]Henry Hitchings, Dr. Johnson's Dictionary, The Extraordinary Story of the Book that Defind the World, 2005
;みすず書房;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;viii+229+16頁;;ISBN978-4-622-07345-1;
講談社選書メチエ403;講談社;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;196頁;;ISBN978-4-06-258403-6;
なぜか、ちゅーピーくらぶのタオルがうつつてゐた。
;清文堂出版;8,700円(1割引);A5判;縦組;上製;v+302頁;;ISBN978-4-7924-1404-7;
目次を写しておく。
- 第一章 御堂関白記の敬語の研究 1
- 第一節 御堂関白記の尊敬語 1
- (一) 「仰・被仰」、「命・被命」、「宣」 1
- (二) 「覧・御覧」 5
- (三) 「御・御座」、「座・被座」 7
- (四) 「被・給」 14
- 第二節 御堂関白記の謙譲語 20
- (一) 「奉」、「献」 20
- (二) 「供」 26
- 付 「進」 34
- (三) 「聞」、「申」、「承」 36
- (四) 「承・奉仕」 39
- (五) 「候」、「侍」、「罷」 41
- 第三節 御堂関白記の引用部の待遇表現 49
- (一) 引用の形式 49
- (二) 引用部の待遇表現 54
- 第四節 御堂関白記の待遇意識 59
- (一) 課題と作業 59
- (二) 皇族に対する待遇 60
- (三) 公卿に対する待遇 70
- (四) 女性、僧に対する待遇 75
- (1) 女御 75
- (2) 尚侍
- (3) 倫子・穆子
- (4) その他の女性
- (5) 僧
- (五) 道長の自敬的表現 81
- (1) 通達的行為の表現
- (2) 授受の行為の表現
- 第二章 小右記の尊敬語 96
- 第一節 「仰・被仰」「命・被命」「宣」「曰」 96
- (一) 「仰・被仰」と「命・被命」 96
- (1) 行為のシテの階層について
- (2) 使用領域について
- (3) シテ・ウケテの関係規定性について
- (4) 行為の要求的性格について
- (5) 他の古記録・古文書の用例について
- ① 権記
- ② 貞信公記抄・九暦
- ③ 官撰国史
- ④ 延喜式など
- (二) 「宣」 129
- はじめに
- (1) 小右記の「宣」の諸相
- (2) 和語〈のたまふ〉と「宣」
- (3) 漢文用語の「宣」
- ① 律令用語「宣」
- ② 史籍、格式等の「宣」
- (4) むすび
- 第二節 「給・賜」「被給・被賜」 167
- (一) 小右記の「給・賜」「被給・被賜」 167
- (二) 小右記の「被――給・賜」 172
- (三) 他の古記録・古文書の「被給・賜」「被――給・賜」 175
- (四) 和文体とのかかわり 183
- 第三節 「御」「坐」 186
- (一) 「御」の謙譲語的意義・用法 186
- (二) 「御」の尊敬語的意義・用法 191
- (1) 自立的用法
- ① 名詞として
- ② 動詞として
- ③ 補助的動詞として
- ④ まとめ
- 追記
- (2) 付属的用法
- ① 接尾用法
- ② 接頭的用法
- (三) 「坐」「御坐」 217
- 第四節 「給」と「被」(付属的用法) 222
- (一) 本動詞用法とのかかわり 222
- (二) 「被」と「給」との相違点 226
- (三) 「給」「被」の使用領域 229
- 第三章 平安古記録資料の敬語表現とその語彙 235
- 第一節 小右記の「覧」とその語彙
- (一) 「覧」の意味・用法とその問題点 235
- (二) 「覧」の語音 237
- (三) 「覧」語彙とその語義 240
- (四) 「覧」語彙の待遇性 245
- 第二節 平安時代儀制書における「覧」 247
- (一) 「御覧」 247
- (二) 自動詞「覧」 251
- (三) 他動詞「覧」 253
- (四) 「内覧」 254
- 第三節 漢文体の「致す」 256
- (一) 「いたす=致す」の素材的意味 257
- (二) 「致す」の待遇性
- (1) 関係規定的要素
- (2) 被支配的要素
- (3) 関係規定的要素と被支配的要素との連続 : 「致沙汰」
- (4) 自卑丁重的要素
- (5) 待遇性
- (三) 「致す」と「仕る」との交渉 272
- 第四節 小右記の待遇表現 278
- (一) 尊敬待遇率 278
- (二) 非尊敬待遇の表現 281
- (三) 「被聞」の待遇性 284
- 初出一覧 288
- あとがき 290
- 語句索引 297
- 事項索引 302
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;iii+409頁;;ISBN978-4-7629-3561-9;
目次を写しておく。
- 序 / 大塚光信 i
- 第一部 金句集の研究 5
- 第一章 金句集の傳流と室町末期の状況 7
- 第二章 金榜集 10
- 一、金榜集の出現とその内容 10
- 二、金榜集と金句集との關係 11
- 第三章 金句集 17
- 一、これまでの研究 17
- 二、諸本 20
- 三、構成・句の出入・増補 22
- 第四章 主要寫本 28
- 一、松平本金句集 28
- 附、松平頼武氏藏金句集 影印 31
- 二、雜記本金句集 45
- 附、尊經閣文庫藏金句集(雜記本) 影印 47
- 三、伊達本金句集 71
- 第五章 金句集の本文及び出典 73
- 附、收載書目一覽 91
- 第二部 天草本金句集の研究 97
- 第一章 天草本としての金句集 99
- 一、天草本の形態 99
- 1、書誌 99
- 2、句數、その認定 100
- 二、研究史 : 土井忠生・吉田澄夫・書評・索引 103
- 第二章 所據文獻 106
- 1、金句集 107
- 2、(伊達本金句集の増補句) 112
- 3、管蠡抄 114
- 4、論語 119
- 5、(孔子家語) 119
- 6、三略 120
- 7、(貞觀政要) 121
- 8、古文眞寶 122
- 9、老子經 123
- 10、山谷詩集 124
- 11、句雙紙・句雙葛藤抄 125
- 12、和漢朗詠集 129
- 13、太平記 129
- 14、憲法十七條(日本書紀卷第二十二) 134
- 15、童子教 134
- 16、(日本化した)格言・和諺・出所未詳句 135
- 第三章 各則別出典 137
- 第四章 天草本附載「五常」 174
- 第五章 語彙・語法 178
- 一、語彙 : 十成・繩ニ綯ウ・節ニ伏ス 178
- 二、語法 184
- 研究編(第一部・第二部)索引(書名・人名・注意すべき事項) 189
- 第三部 天草本金句集 總索引 201
- 一、自立語索引 205
- 二、助詞・助動詞索引 285
- 第四部 天草本金句集 影印・翻字本文 1(406)
- あとがき 407
光文社新書339;光文社;760円(450円);新書判;縦組;並製;272頁;;ISBN978-4-334-03440-5;