アジア地域文化学叢書2;雄山閣;6,000円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+345頁;;ISBN4-639-01953-X;[執筆者]たかはし・りゅーざぶろー(高橋龍三郎)/くどー・もとー(工藤元男)/り・そんし(李成市)/しんかわ・ときお(新川登亀男)/おーはし・かつあき(大橋一章)/かみや・のぶゆき(紙谷敦之)/ふかや・かつみ(深谷克己)/きくち・てつお(菊池徹夫)/いなはた・こーいちろー(稲畑耕一郎)/おかざき・ゆみ(岡崎由美)/ふるや・あきひろ(古屋昭弘)
正字通は江西の一地域にしか通用しないはずの読書音を反映した字書
なんだ(古屋昭弘、書籍の流通と地域言語 : 明末清初を例として。p.315. 近世日本に正字通作者辯をあらはした浄土宗の珂然という『正字通』の熱烈なファン
がゐたといふのもはじめて知つた)。
IZUMI BOOKS 15;和泉書院;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;8+vi+146頁;;ISBN978-4-7576-0439-1;
好しくよんだ。源氏研究者に似たやうな名前のかたがゐたな、と思つたら同一人だつた(言談と説話の研究の田村憲治といふかたとも、ちよつとこんがらがつてた)。
中公新書ラクレ146;中央公論新社;720円(100円);新書判;縦組;並製;219頁;;ISBN4-12-150146-2;
例えば「〈最も正式=漢字〉―〈平仮名〉―〈片仮名=最も非正式〉」という単一軸の中でのみ分析するのは、到底首肯できる議論の方向性ではないと評する論が掲載された某誌とおなじ日にとどいたのは、なんだか皮肉だ。
赤いワンピース。手にはビューラー。頭にも赤いボンボンがのつてゐるのは、髪をセットしてゐる底なのかな。でも、鏡の前で支度しなくちゃ
といふウキウキしたやうな感じでもなくて、なんだかさめたやうな面持ちで、不思議な印象をのこす。
中公新書1928;中央公論新社;940円(借覧);新書判;縦組;並製;8+5+317頁;;ISBN978-4-12-101928-8;
;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;iii+256頁;;ISBN978-4-305-70357-6;[扉文字]よしだ・きえこ(吉田紀惠子)
編者への喜寿記念論集。古稀論集は著者版下のやうに見えたけど、今回はちがふみたい(鈴木論文が新字新かなになつてる)。編者略歴の、(講座物など)
の項に、『日本語学大事典』(担当 敬語史論考 敬語法の研究 など) 朝倉書店(平成19年12月出版予定)
といふのがあるんだけど、これまだ出てないよなあ。お金ためとかないと(http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20070212/1171279736#cでの、もう一つの方
つてこれかな。また別かな)。
以下、目次を写しておく。
- 「経つ」「経ぬ」の例から見た「つ」と「ぬ」 / 山田裕次(やまだ・ゆーじ) 1
- 一 はじめに
- 二 「経つ」について
- 三 「経ぬ」について
- まとめ
- 平家物語における人を示す表現について : 覚一本・対称 / 伊藤一重(いとー・かずしげ) 16
- 一 はじめに
- 二 話し手の階層ごとの考察
- 三 対称詞ごとの性格
- 四 むすび
- 「続古今和歌集」の「詞書」の語彙について / 若林俊英(わかばやし・としひで) 42
- 一 はじめに
- 二 異なり語数・延べ語数と類似度
- 三 基幹語彙と特徴的使用語
- 四 非共通基幹語の使用状況(1)
- 五 非共通基幹語の使用状況(2)
- 六 まとめ
- 『春の深山路』の敬語 : 「侍り」と「候ふ」 / 宮内健治(みやうち・けんじ) 62
- 一 はじめに
- 二 「侍り」「候ふ」の共存の実相
- 三 地の文の「侍り」
- 四 「候ふ」の使用状況
- 五 「侍り」と「候ふ」の敬度
- 六 会話文における「侍り」「候ふ」の使用実態
- 七 まとめ
- 夢梅本倭玉篇と第四類本との関係に就いて / 鈴木功眞(すずき・のりまさ) 73
- 一 はじめに
- 二 『夢梅本』「日」部の掲出字排列に就いて
- 三 『夢梅本』「日」部後半部の掲出字排列と『第四類本』との関係に就いて
- 四 まとめ : 『夢梅本』の部首排列に就いて
- 小さい仮名小考 : 江戸時代版本の表記について(本居宣長の場合) / 菊地圭介(きくち・けーすけ) 90
- 一 はじめに
- 二 調査の方法
- 三 動詞関連語以外の語句について
- 四 動詞関連語について(一)
- 五 動詞関連語について(二)
- 『雅俗幼学新書』の周辺と、収録される三字以上の漢字表記一斑 / 木村一(きむら・はじめ) 112
- 一 はじめに
- 二 森楓齋について
- 三 三字以上の漢字表記
- 四 『魁本大字類苑』との比較
- 五 「唐話辞書類」の収録状況
- 六 まとめ
- 明治末期の二人称代名詞 : 『太陽コーパス』を資料として / 近藤明日子(こんどー・あすこ) 131
- 一 はじめに
- 二 用例収集の方法
- 三 知識層の男性の二人称代名詞の体系
- 四 知識層の女性の二人称代名詞の体系
- 五 非知識層の男性の二人称代名詞の体系
- 六 非知識層の女性の二人称代名詞の体系
- 七 「おまへさん」について
- 八 おわりに
- 明治女流作家の文末表現 : 格助詞、接続助詞の使用について / 田貝和子(たがい・かずこ) 149
- 一 はじめに
- 二 第二期の作品
- 三 順接
- 四 逆接
- 四 その他 #番号ママ
- 五 おわりに
- 日本語連用修飾表現の本質的機能 / 竹林一志(たけばやし・かずし) 163
- 一 はじめに
- 二 文の機能
- 三 連用修飾表現の本質的機能
- 三・一 形容詞による連用修飾
- 三・二 副詞による連用修飾
- 三・二・一 情態副詞による連用修飾
- 三・二・二 程度副詞による連用修飾
- 三・二・三 時間副詞による連用修飾
- 三・二・四 陳述副詞による連用修飾
- 三・二・五 注釈副詞による連用修飾
- 三・三 程度副詞による、連用修飾表現の修飾
- 四 おわりに
- 菅原道真研究『菅家後集』「504 官舎幽趣 六韻」の詩情一考察 : 五句目「此時傲吏思荘叟」十二句目「優於誼舎在長沙」の出典をめぐって / 焼山廣志(やきやま・ひろし) 178
- 『京極大殿御集』の研究 : 付、他出文献一覧表 / 花上和広(はなうえ・かずひろ) 198
- 一 はじめに
- 二 新出歌について
- 三 登場人物の呼称と詠作年次
- 四 まとめ
- 付、『御集』の他出文献一覧表
- 中村憲吉の系譜考 : 父方と母方の資質について / 関口昌男(せきぐち・まさお) 215
- 一 憲吉の父系について
- 二 憲吉の母系について
- 吉村昭『大黒屋光太夫』論 : 「国家」と「個人」の相克 / 安本隆子(やすもと・たかこ) 232
- 一 はじめに
- 二 磯吉の見たもの
- 三 国家と個人の相克
- 四 「日本」と光太夫後半生の再発見
- 編者略歴 247
- あとがき / 伊藤一重/山田裕次/若林俊英/宮内健治 253
- 執筆者紹介
;塙書房;(借覧);A5判;縦組;上製;263頁;;ISBN978-4-8273-0529-6;
目次を写しておく。
- はしがき
- 人麻呂歌集『寄物陳思』考(三) : 「寄海」歌群 / 稲岡耕二(いなおか・こーじ) 15
- 一、はじめに 15
- 二、「沖つ白浪」「沖つ島山」の譬喩 17
- 三、海に寄せる誇張法 22
- 四、「二重の序」とその変形 32
- 五、新体歌二首(二四三四・二四四〇) 41
- 佐用姫歌群をめぐって : 巻五の歌群構成 / 鉄野昌弘(てつの・まさひろ) 47
- ウタとともにカタル : 女鳥王物語論 / 身﨑壽(みさき・ひさし) 81
- 0
- 1 モノガタリとウタと 87
- 2 モノガタリにおけるウタの機能 100
- 「天地の神」考 / 曽倉岑(そくら・たけし) 111
- 一 目的 111
- 二 万葉集の「天地の神」 112
- 三 「天地」と「天地の神」 117
- 四 続日本紀宣命の「天地の神」 120
- 五 続日本紀宣命と万葉集 125
- 六 諸説批判 128
- 七 「天つ神国つ神」「天神地祇」と「天地の神」 131
- 八 結び 134
- 笠金村の天平元年十二月歌 / 村山出(むらやま・いずる) 139
- 一 はじめに 139
- 二 表現の検討 140
- (1) 「うつせみの 世の人」
- (2) 「大君の 命畏み」
- (3) 「石上の 布留の里」
- (4) 「色に出でば 人知りぬべみ」
- 三 「直香」について 153
- 四 『万葉集』等における「香」 157
- 五 『遊仙窟』と『玉台新詠』における「香」 161
- 六 題詞をめぐって 169
- 七 作歌の背景 175
- 八 むすび 178
- 仮名の位相と万葉集仮名書歌巻 / 乾善彦(いぬい・よしひこ) 185
- はじめに 185
- 一 仮借と仮名 186
- 二 記紀歌謡の仮名と基層の仮名 187
- 三 有韻尾字と仮名 190
- 四 仮名成立の条件 193
- 五 「仮名」の位相 197
- おわりに 199
- 改編される『日本書紀』 / 神野志隆光(こーのし・たかみつ) 205
- はじめに 205
- 一、『革命勘文』をめぐって 206
- 1 『革命勘文』のふくむ問題
- 2 『日本書紀』の紀年構成
- 3 辛酉革命説による歴史認識
- 二、『日本書紀』の改編 221
- 1 年表化
- 2 『日本書紀』にかわる権威
- 3 基準としての『歴録』
- 三、『万葉集』巻一、二左注の「日本紀」をめぐって 237
- 1 左注の問題性
- 2 改編本による左注
- 3 『万葉集』の完成
- 鑑真書状再考 / 東野治之(とーの・はるゆき) 249
- 一、はじめに 249
- 二、年代と内容 250
- 三、自筆説と代筆説 253
- 四、書状の特色 256
- 五、借用依頼の目的 259
;岩波書店;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;vii+1+278頁;;ISBN978-4-00-023435-1;[編者]まつざわ・かずひろ(松澤和宏)
ちくま学芸文庫[エ-11-1];筑摩書房;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;263頁;;ISBN4-480-09013-4;
面白くよんだ。先日評伝をみた三上章の叔父、数学史家で山田孝雄とも親交のあつたといふ三上義夫の名もあつて、奇縁だ。さういへば、平和大通りに三上義夫の記念碑があるのもしらなかつたな。今度みてこよう。
岩波新書(新赤版)1112;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+207頁;;ISBN978-4-00-431112-6;
;みすず書房;(借覧);四六判;縦組;上製;iv+211+v頁;;ISBN978-4-622-07275-1;
岩波新書(新赤版)1116;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+205+3頁;;ISBN978-4-00-431116-4;
頭山、年をとった鰐、校長先生とクジラ、こどもの形而上学、併映。
;講談社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;285頁;;ISBN4-06-213780-1;
目次を写しておく。
- 序章 三上章を追いかけて 5
- 未曾有の日本語ブーム
- 「三上章フェスタ」
- 取材旅行
- 本書の構成
- 第一章 三上文法と出会う 15
- 二七歳の秋、ケベックの青空
- 多忙な毎日
- 予期せぬ日本語教師の話
- ドイツ語風日本語教授法
- 最初の氷山は「ジュ・テーム」
- 「日本語がわかります」が説明できない
- ある日の授業風景
- 「代用教員」の終わり
- 署名運動に感激する
- 『序説』と『象』を読む
- 雲散霧消した氷山
- 主語が単文を越える
- 「が」も主語を表さない
- 三上文法で日本語を教える
- ①動詞活用がない
- ②盆栽とクリスマス・ツリー
- ③主題をしめす助詞の「は」
- ④虫の視点と神の視点
- 視点の異なる『雪国』
- チョムスキーでさえも
- 西洋古典語と日本語――修士論文
- 人間、三上章を知りたい
- 生涯に迫る
- 第二章 幼年~学生時代 67
- 帰農した武家
- 甲立村
- 三上家に相次ぐ婿養子
- 少年時代
- 中学校に入る
- 反骨精神
- 人間的魅力にあふれる問題児
- 山口高等学校へ
- あっさりと退学
- 三高の友人たち
- 親友桑原武夫の言葉
- 所属は理科、心は文科
- 今西進化論のルーツ
- ピアノを習う
- 三上のピアノと宣長の鈴
- 東京大学建築科受験
- 東大での四年間
- 夏休みの帰省
- ようやく決まった就職
- 第三章 知的逍遥時代 107
- 転地に継ぐ転地
- 処女論文と「早川鮎之助」
- 三上文法の芽生え
- 台湾から朝鮮へ
- スポーツに熱中
- 満州事変勃発
- 職場の去就は「不整然」
- 帰国後の浪人生活
- 『批評』から連載依頼
- 芸術批評から日本語文法へ
- ヴァレリーと三上
- もう一つの「真珠」
- 第四章 街の語学者 133
- 三上章の一九四一年
- 母と妹との三人生活
- 筆名の暗号を解く
- 一気に解けた謎
- 契沖になりたかった
- 円珠庵を訪れる
- 時間を越え、空間を越えて
- 「国語」と「日本語」
- 文法学の師――佐久間鼎
- 佐久間学校の愉しさ
- 「日本語」が始まった
- 「松坂の一夜」と「大阪の一夜」
- けっして不幸ではない
- 日本語をめぐる大論争
- 打ち合わせのハンカチ
- 目からウロコの「語法研究への一提試」
- 戦争は形勢不利に
- 堰を切る創作力
- 陥ったスランプ
- 金田一春彦との出会い
- 忘れられないエピソード
- 千野栄一の遺稿
- 抹殺と黙殺
- 国際的な叔父と甥
- 共通する「土着主義」
- 反論に出会えない口惜しさ
- 学士院からの突然の解雇
- 三上義夫、不遇の晩年
- 最後の対面
- 山田文法と三上文法
- 学歴社会日本の差別構造
- 「真の学者」とは
- ハーバート・ノーマンの手紙
- 母フサの急死
- 「新たな生涯、静かな余生」
- 三上兄妹とチェーホフ兄妹
- 就職用の博士号
- 大嫌いな「博士呼ばわり」
- ボクは日曜文法家
- 親友にして恩人――岡野篤信
- ローマ字運動
- 『象は鼻が長い』誕生
- 目指すのは「忘却の永光」
- 一九六三年の豊穣
- 豊穣の陰で
- 第五章 晩年 227
- 舞い込んできた朗報
- 大谷女子大学教授に就任
- 「いささか変わった先生」
- 時間へのこだわり
- 悪化する体調
- 「兄アキラととのに」
- ハーヴァードからの招聘
- アメリカへ
- 黒雲のごとく募る不安
- 「さびしくていけない」
- 敗北宣言
- 寂しい帰国
- 「まだ書きたい」
- 病室から見た花火
- 待ちくたびれ、力尽きる
- 天へ飛び立った鶴
- 終章 時空を越えて 263
- 赤毛のアン
- 雪の日
- 三上章 年譜 270
- 参考文献 277
- 謝辞 281
新潮新書249;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;255頁;;ISBN978-4-10-610249-3;
岩波科学ライブラリー131;岩波書店;1,200円;B6判;縦組;並製;iv+122頁;;ISBN978-4-00-007471-1;
双書 時代のカルテ;岩波書店;1,100円(借覧);B6判変型;縦組;並製;xvii+115頁;;ISBN978-4-00-028082-2;
ウェッジ選書25;ウェッジ;(借覧);B6判;縦組;並製;2+179頁;;ISBN978-4-900594-98-2;[執筆者]さいとー・なるや(斎藤成也)/わだ・あきよし(和田昭允)/さかき・よしゆき(榊佳之)/さとー・のりゆき(佐藤矩行)/ふじやま・あさお(藤山秋佐夫)/はっとり・まさひら(服部正平)/もりした・しんいち(森下真一)
中公新書ラクレ231;中央公論新社;740円(100円);新書判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-12-150231-0;
マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;;;ISBN978-4-08-846278-3;
かわいそうなあたしのフトモモ
といふ、ちづちゃんの心内語にズギュンとくる。
;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;355+XXIII頁;;ISBN978-4-7917-6383-2;
理想の教室;みすず書房;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;144頁;;ISBN4-622-08320-5;
シリーズ ヒトの科学2;岩波書店;2,400円(借覧);四六判;縦1、2段組;並製;xv+171頁;;ISBN978-4-00-006952-6;[対談者]いしー・たけもち(石井威望)/ひるかわ・ひろひさ(比留川博久)/いふくべ・とーる(伊福部達)
;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;328頁;;ISBN4-273-03442-5;
目次を写しておく。
- 序章 本書の目的と概要 7
- 一 導言
- 二 遊離語句とそれに関連する構文
- 三 係結構文の違例
- 本篇
- 第一章 不十分終止の句 19
- 第一節 問題の所在および本章の目的 19
- 第二節 提示句 22
- 二・一 本節の目的
- 二・二 提示句の定義
- 二・三 提示句の用例
- 二・四 提示句と説明語句の複合
- 二・五 もう一つの提示的句連続
- 二・六 提示的句連続による構文破綻
- 第三節 提示句の諸相 36
- 三・一 本節の目的
- 三・二 下文の指示語の非表示
- 三・三 和文における提示句
- 三・四 提示句の準体句化
- 三・五 [体言+の+有る]型の同格
- 第四節 挿入句と成分の句化 48
- 四・一 本節の目的
- 四・二 挿入句
- 四・二・一 I類挿入句
- 四・二・二 従属句内に現れ得る助動詞の制限
- 四・二・三 II類挿入句
- 四・二・四 III類挿入句
- 四・二・五 IV類挿入句
- 四・二・六 挿入句の分類と構文的職能
- 四・三 成分の句化
- 四・四 成分の句化の用例
- 四・五 文頭の挿入句の問題 : 句の不十分終止句化
- 第五節 句の並立、句の素材化 77
- 五・一 本節の目的
- 五・二 句の並立
- 五・三 句の素材化
- 第六節 本章の結論 85
- 第二章 体言および連体形の接続句的用法 87
- 第一節 問題の所在および本章の目的 87
- 第二節 連体形接続法 89
- 二・一 本節の目的
- 二・二 連体形接続法の定義
- 二・三 二様に解釈される例の除外
- 二・三・一 連体修飾語とも考えられるもの
- 二・三・二 何らかの格助詞を補って解釈することができるもの
- 二・三・三 「同一名詞残存型」の準体句と解釈されるもの
- 二・三・四 連体止めとも解されるもの
- 二・四 連体形接続法の用例
- 二・四・一 逆接
- 二・四・二 順接
- 二・四・三 並立
- 二・四・四 継起
- 二・四・五 前置き
- 二・六 連体形接続法と名詞の中止法 #番号ママ
- 第三節 無助詞名詞 109
- 三・一 本節の目的
- 三・二 対象の定義
- 三・三 格成分と考えられる無助詞名詞
- 三・三・一 「に」格成分と考えられる無助詞名詞
- 三・三・二 「にて」格の格成分と考えられる無助詞名詞
- 三・三・三 その他の格成分は無助詞名詞になるか
- 三・四 接続句的に解釈される無助詞名詞
- 三・五 格関係を有さず、提題と解釈される無助詞名詞
- 第四節 本章の結論 124
- 第三章 同格構文 125
- 第一節 問題の所在および本章の目的 125
- 第二節 いわゆる同格の表現価値 128
- 二・一 本節の目的
- 二・二 「同格」の定義
- 二・三 「同格」の分類
- 二・三・一 「収斂型」と「等号型」
- 二・三・二 「収斂型」同格の表現価値
- 二・三・三 「等号型」同格の表現価値(一)
- 二・三・四 「等号型」同格の表現価値(二)
- 二・四 「同格」の特殊型
- 二・四・一 [体言+の+有る]型同格
- 二・四・二 述語並列型同格
- 二・四・三 「準体言」が「体言」の属性を表さず、臨時的な動きを表す場合
- 第三節 「の」助詞非表示の同格構文 146
- 三・一 本節の目的
- 三・二 「ノあり同格」と「ノなし同格」の対比
- 三・二・一 収斂型か等号型か
- 三・二・二 体言と準体言との間に想定される格関係は何か
- 三・二・三 すでに紹介された人物(既出)か初めて登場する人物(新出)か
- 三・二・四 両者の量的側面、その他
- 三・二・四 まとめ #番号ママ
- 三・三 「ノなし同格」を通してみた同格助詞「の」
- 第四節 同格の「の」助詞 159
- 四・一 本節の目的
- 四・二 「の」助詞を伴う形状性名詞句の三型
- 四・三 古典文の「の」助詞を伴う形状性名詞句
- 四・四 同格の「の」助詞は何か
- 第五節 本章の結論 171
- 第四章 係結の違例 173
- 第一節 問題の所在および本章の目的 173
- 第二節 係助詞に対する過剰な結び 177
- 二・一 本節の目的
- 二・二 「過剰な結び」の用例
- 二・二・一 「過剰な結び」A型
- 二・二・二 「過剰な結び」B型
- 二・二・三 「過剰な結び」C型
- 二・三 「過剰な結び」は誤用か
- 二・三・一 「過剰な結び」A型は誤用か
- 二・三・二 「過剰な結び」B型は誤用か
- 二・三・三 「過剰な結び」C型は誤用か
- 二・四 その他の「過剰な結び」
- 第三節 係助詞に対する結びの流れ 194
- 三・一 本節の目的
- 三・二 「結びの流れ」の規定
- 三・三 「結びの流れ」率
- 三・四 「結びの流れ」の構文的位置
- 三・四・一 接続句中での流れの用例
- 三・四・二 接続句中での流れの実態から
- 三・四・三 接続句以外での流れ
- 三・五 「結びの流れ」をもつ文の主文の形態
- 第四節 異なり係結が重出する文 218
- 四・一 本節の目的
- 四・二 「ぞ」と「なむ」の組み合わせ
- 四・三 「こそ」と「なむ」の組み合わせ
- 四・四 「ぞ」と「こそ」の組み合わせ
- 第五節 文末に終助詞を伴う係結 235
- 五・一 本節の目的
- 五・二 「文末に終助詞を伴う係結の文」の実態
- 五・三 なぜ三型しかみられないか
- 五・四 [ぞ―や]と[ぞ―かし]
- 第六節 係結の違例 252
- 六・一 本節の目的
- 六・二 二重の係り
- 六・三 体言を結びとする係結
- 六・四 係結の不成立、不整合
- 第七節 本章の結論 267
- 附篇
- 第五章 従属句の制約からみた中古助動詞の分類 271
- 一 本章の目的
- 二 接続句の制約
- 二・一 「つつ」の承接可能な助動詞
- 二・二 「て」の承接可能な助動詞
- 二・三 「とも」の承接可能な助動詞
- 二・四 「ば」(未然形接続)の承接可能な助動詞
- 二・五 「ば」(已然形接続)の承接可能な助動詞
- 二・六 「ど・ども」の承接可能な助動詞
- 三 中古語の接続句の階層
- 四 階層の違例
- 五 階層の意味
- 六 助動詞の分類
- 第六章 古典文における使役文・受身文の格表示 293
- 一 本章の目的
- 二 使役文の格表示
- 三 他動詞の使役文
- 四 自動詞の使役文
- 五 その他の使役文
- 六 受身文の旧主語表示
- 七 受身文・使役文の違例
- 引用文献 311
- 旧稿との関係 319
- 後記 322
- 索引 328
近代日本の思想家2;東京大学出版会;2,800円(借覧);四六判;縦組;並製;2+233頁;;ISBN978-4-13-014152-9;
;早川書房;(借覧);四六判;縦組;上製;578頁;;ISBN978-4-15-208826-0;[原題]Richard Dawkins, THE GOD DELUSION
アメリカ合衆国の政府はいかなる意味でもキリスト教の上に築かれたものではなく(トリポリ条約、p.64)。
;生活書院;(借覧);B6判;縦組;並製;172頁;;ISBN978-4-903690-05-6;[編集・校訂]あやべ・まさお(綾部真雄)/やまがみ・あき(山上亜紀)、[解説]たけざわ・やすこ(竹沢泰子)
アスキー新書052;アスキー;724円(620円);新書判;縦組;並製;203頁;;ISBN978-4-7561-5138-4;
カフェの、通りに面した大ガラスの側の席で(ひとりで?)お茶をしてゐるところ。フォークを口許にした仕草が、あざといやうでもあるけれど、やつぱり可愛いな。
中国の歴史06;講談社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;6+414頁;;ISBN4-06-274056-7;
再発見 日本の哲学;講談社;1,200円(借覧);B6判;縦組;並製;189頁;;ISBN978-4-06-214106-2;
和田春樹の回想に、学生大会では大学院生の廣松という人が、変わった声で過激な方針を主張した。みなは「チョロマツ」などと言って軽んじていた。この人が後年のマルクス研究の大権威廣松渉氏となろうとは誰も思わなかった
、とあつた(pp.270-271)。
;文理閣;(借覧);四六判;縦組;上製;321+12頁;;ISBN978-4-89259-540-0;
シリーズ ヒトの科学1;岩波書店;2,400円(借覧);四六判;縦1、2段組;並製;xvii+232頁;;ISBN978-4-00-006951-9;[執筆者]やまぎわ・じゅいち(山極寿一)/なかつかさ・まさと(中務真人)/さいとー・なるや(斎藤成也)/さとー・ひろあき(佐藤弘明)/ほさか・かずひこ(保坂和彦)/ふじた・かずお(藤田和生)/ふるいち・たけし(古市剛史)
;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;上製;x+233+iii頁;;ISBN978-4-7907-1257-2;[執筆者]いりもと・たかし(煎本孝)/やまぎし・としお(山岸俊男)/かとー・ただし(加藤忠)/さとー・ゆきお(佐藤幸雄)/なかむら・むつお(中村睦男)/いけや・かずのぶ(池谷和信)/きしがみ・のぶひろ(岸上信啓)/ささき・しろー(佐々木史郎)/さとー・ともみ(佐藤知己)/やまだ・たかこ(山田孝子)
;PHP研究所;1,400円(借覧);A5判;横組;並製;229頁;;ISBN978-4-569-69204-3;
講談社現代新書1920;講談社;740円(400円);新書判;縦組;並製;254頁;;ISBN978-4-06-287920-0;
;岩波書店;3,300円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+362頁;;ISBN4-00-022035-7;
最近、漢検情報誌の樫の木をみる機会があつて、そのなかの連載、小林芳規、古典のなかの漢字ものがたり 第2話 : 漢字をつかってなぞなぞ遊び : 字体の話(第293号)を見て、後奈良院御撰何曾に、漢字をつかつたなぞがあることを知つた(樫の木誌はウェブでも公開されてゐる)。といふか、このなぞだてのことは、母には二度のなぞでしか知らなくつて、全体をみたことがなかつたなあ、と思つたので、ついでに、本居内遠の後奈良院御撰何曾之解を入力した(日本語学研究事典の後奈良院御撰何曽の項で、鈴木棠三を鈴木栄三
にあやまつてゐるところがあるのに気づいた)。
母にはの謎とその答への本居内遠の解釈は失当ではあるのだけれど、近世音韻学にすでに濁音バ行に対応する清音がパ行であること、上田万年以前にやはり漢字音研究にもとづいて三宅米吉、大槻文彦、大島正健にハ行唇音説があつたことなど、内田智子、上田万年「P音考」の学史上の評価について(名古屋大学国語国文学97)で教はつたことも、ついでにメモ。
ところで小林先生は、牛の角文字「ひ」説なんだなあ。これも最近になつて、遠藤邦基、牛の角文字 : 「い」説への疑問(関西大学文学論集49(1))をみたのだけれど(そして、まううろ覚えなのだけれど)、こ、し、く、といつた代表的な仮名字体を解としてゐるといふことは内親王が仮名文字遣(異体仮名の使ひ分け)を知つてゐたといふことで、それならば仮名遣も知つてゐたはずだ、といふのはあまり説得的にも思へなかつたな。全然関係ないけど、なにかを受賞してゐたのでこれも最近になつてのぞいてみた、蔦清行、ミの世界(国語国文74(12)も、ミ語法の表記が万葉集の用字法において動詞、見ると共通するところがあるといふのはさうなのだらうと思ふのだけれど、それと語原とはまた別の話なんぢやないか、といふやうなことを思つた(のだけれど、こちらの理解のゆきとどかないことを暴露してゐるだけだらう)。
シリーズ ヒトの科学6;岩波書店;2,400円(借覧);四六判;縦1、2段組;並製;xv+232頁;;ISBN4-00-006956-4;[執筆者]のえ・けーいち(野家啓一)/やまだ・ひとし(山田仁史)/おざき・あきひろ(尾崎彰宏)/くまの・すみひこ(熊野純彦)/かなもり・おさむ(金森修)/はせがわ・としかず(長谷川寿一)/とだやま・かずひさ(戸田山和久)/くろさき・まさお(黒崎政男)/みや・よしゆき(三輪敬之)
講談社選書メチエ382;講談社;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;238頁;;ISBN978-4-06-258382-4;
MINERVA歴史・文化ライブラリー(10);ミネルヴァ書房;(借覧);四六判;縦組;上製;iv+264頁;;ISBN978-4-623-04930-1;
講談社選書メチエ385;講談社;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;228頁;;ISBN978-4-06-258385-5;[執筆者]ヘルマン・ゴチェフスキ(Hermann Gottschewski)/ふなと・よーこ(船渡陽子)/かとー・みちお(加藤道夫)/みうら・あつし(三浦篤)/いまはし・えーこ(今橋映子)/とくまる・よしひこ(徳丸吉彦)/すがわら・かつや(菅原克也)/いけだ・のぶお(池田信雄)/いのうえ・けん(井上健)
それなりに。病気といふ物語装置は禁じ手にしてほしいのだけれどなあ。
映画館から出ると、階下の店舗から、本当に悲しいときには泣けばいい すきなだけでもどうして泣きたくなるのか自分でもわからない
、といふ歌詞がききとれて、自分はこの歌を知つてゐるのだけれど、なんだつたつけ、と帰り道でずつと考へてゐたのだけれど、なぜかだうしても、この後が、はじめてのチュウにつながつてしまつて、つひになんだかわからなつた(Reggae Disco Rockersのうたふ、きみみたいにきれいな女の子)。
思えば明治以降、駿府の六十同心と書かれていたものを、「六十」を「千」と写し誤ったため、千人同心といえば八王子だから、一九は八王子出身だろうと見做された歴史があった(棚橋正博、戯作者列伝(11) 十返舎一九 : 一九訛伝)。
;武蔵野書院;13,000円(借覧);A5判;縦組;上製;443頁;;ISBN4-8386-0220-0;
目次を写しておく。
- 第一部 可能に関するもの
- 第一章 可能動詞の成立 3
- はじめに
- 一、抄物・キリシタン・狂言資料にみられる、いわゆる可能動詞と関係ある語
- (1) 抄物について
- (2) キリシタン資料について
- (3) 狂言本について
- 二、可能動詞のでき方について
- 三、これまでの可能動詞成立説
- 四、可能動詞に関連のあるいくつかの一段化動詞
- おわりに
- 第二章 可能動詞の発達 23
- 第三章 江戸後期の可能動詞 46
- はじめに
- 一 「飲める・持てる…引ける」など
- (1) 飲める
- (2) 持てる
- (3) 「言へる」
- (4) 「置ける」
- (5) 「行ける」
- (6) 「負える」
- (7) 「読める」
- (8) 「病める」
- (9) 「打てる」
- (10) 「引ける」
- 二 「得る」をめぐって
- 三 「言われる」「言える」「言いえ(え)る」の表現価値
- おわりに
- 第二部 打消に関するもの
- 第四章 ロドリゲス『日本大文典』の「ないで」 66
- 一、「ないで」と「なんで」
- ロドリゲス『日本大文典』の「ないで」
- コリャード『日本文典』の「ないで」
- コリャード『懺悔録』の「なんで」
- ロドリゲス『日本小文典』の「なんで」
- 虎明本の「なんで」
- 二、「ないで」という形
- 三、「なんだ」について
- 四、「なんで」について
- 第五章 打消の助動詞「ない」の発達 89
- 一、はじめに
- 二、「ない」「なけれ」「なっ」
- (一) 「なく」の例
- (二) 「なけれ」の例
- (三) 「なかっ」の例
- 三、「なく」「なけれ」「なかっ」の検討
- (一) 「なく」について
- (一)a、「すかなくて」「すかなくつて」
- (一)b、「つまらなく(なつたしらん)」
- (二) 「なけれ」について
- (三) 「なかつ(た)」について
- 四、おわりに
- 第六章 いけねへ・いかねへ・いかれねへ
- 一、洒落本の場合
- (一)、いかれる
- (二)、①「いけねへ」――行クコトガデキナイの意
- (二)、②「いけねへ」――ヨクナイの意
- (三)、いかねへ
- 二、滑稽本の場合
- (一) 「八笑人」〔初編、文政三年(一八二〇)刊〕
- (一)、「行かれる」と「行ける」
- (二)、「いけねへ」と「いかねへ」
- (三)、「いけねへ」と交替し得ない「いかねへ」
- (二) 「和合人」〔初編、文政六年(一八二三)刊〕
- (一)、「和合人」の「いけねへ」と「いかねへ」
- (三) 「七偏人」〔初編、安政四年(一八五七)刊〕
- (一)、「いけねへ」と「いかねへ」
- (四) 「東海道中膝栗毛」
- (五) 「浮世床」
- 三、人情本
- (一) 「梅暦」〔初編、天保三年(一八三二)刊〕
- (二) 「春告鳥」
- 第三部 活用に関するもの
- 第七章 近松世話物における二段活用と一段活用 129
- はじめに
- 一 調査資料について
- 二
- 三
- 四
- おわりに
- 第八章 ラ行下二段活用の四段化 158
- 一
- 二、狂言記について
- 二の一、「なされる」について
- 三、近松世話物について
- 三の一、「なさる(べい)」について
- 四、虎明本について
- 五、「(ら)れる→(ら)る」について
- 六、命令形の四段化について
- 七、「めさるゝ」について
- 付一、「おしやる」について
- 付二、捷解新語における四段化
- 付三、雑兵物語における四段化
- 第九章 近世におけるサ行四段活用のイ音便 186
- (1) 「致す」のイ音便
- (2) 「起こす」のイ音便
- (3) 「落とす」のイ音便
- (4) 「なげかやす」「もてかやす」のイ音便
- (5) 「くひさがす」のイ音便
- (6) 「さす」のイ音便
- (7) 「ざんざめかす」のイ音便
- (8) 「しだす」のイ音便
- (9) 「しすごす」のイ音便
- (10) 「済ます」のイ音便
- (11) 「でかす」のイ音便
- (12) 「とぼす」のイ音便
- (13) 「なをす」のイ音便
- (14) 「流す」のイ音便
- (15) 「ぬかす」のイ音便
- (16) 「残す」のイ音便
- (17) 「はづす」のイ音便
- (18) 「蹴はなす」のイ音便
- (19) 「ひらめかす」のイ音便
- (20) 「ほからかす」のイ音便
- (21) 「まはす」のイ音便
- (22) 「みだす」のイ音便
- (23) 「わかす」のイ音便
- (24) 「渡す」のイ音便
- 第四部 敬語、自動詞・他動詞、補助動詞、接続助詞などに関するもの
- 第十章 「だのに」と「なのに」 215
- 一 「だのに」から「なのに」へ
- 二 現代の「だのに」
- 三 ソレナノニとソレダノニ
- 四 ハズダノニとハズナノニ
- 四‐一 なぜダノニからナノニへとかわったか
- 四‐二 ナノニへの類推
- 四‐三 音韻変化によるダノニ→ナノニ
- 五 ダノニはいつ発生したか
- 六 接続詞ダノニの生命が長かったこと
- 七 「……んだのに」という言い方
- 第十一章 「浮世床」「浮世風呂」のテルとテイル 240
- 一 「…ている」から「…てる」へ
- 二 浮世床のテルとテイル
- 三 浮世風呂のテルとテイル
- 四 人情本のテルとテイル
- 五 川柳におけるテルとテイル
- 六 テイル→テルの要因
- 第十二章 おんぶする 257
- (一)
- (二) おんぶする
- (三) 負う
- (四) せおう
- (五) しょう
- (六) おぶう
- (七) 負ぶる
- (八) おぶさる
- (九) 「だっこする」など
- (十) 他動詞の「おんぶする」からなぜ自動詞としての「おんぶする」が発生したか
- 第十三章 居られるという言い方について 285
- 一 「居られる」はオラレルかイラレルか
- 二 一の(1)について
- 三 一の(1)(2)(3)(4)(5)について
- 四 一の(6)について
- 五 イラレルが可能表現に多く用いられること
- 六 女性はイラレルを用いやすいこと
- 七 平安文学作品の口語訳 #新潮古典集成の
「若紫」にはオラレルが多く、「末摘花」にはイラレルが多いという傾向が見られるので、女性はイラレルを用いやすいということからすれば、あるいは「若紫」は石田氏の担当で、「末摘花」は清水氏の担当になるものかと思われる(p.299)。- 八 イラレル・オラレルの併用されたもの
- 九 天皇にはオラレルを用いること
- 十 イラレルからオラレルへ
- 十一 オラレル・イラレルの存在理由
- A イラレルという言い方
- B オラレルという言い方
- 十二
- 第十四章 「おられる」再考 315
- 一
- 二
- 三
- 四 オラレルとイラレル
- 五 イラレルは可能、オラレルは尊敬に用いるということ
- 六 おります
- 七 おる
- 八 「小公子」、国定読本、聖書の場合
- 八‐一 小公子の例
- 八‐二 国定読本の例
- 八‐三 聖書の例
- 九 オラレルとイラッシャル
- 十 ――レテイルと――テオラレル
- 十一 可能動詞、オレル
- 十二
- 第五部 文体、語の用法、方言、位相などに関するもの
- 第十五章 洋学者の思想と文体 337
- はじめに
- 一
- 二 福沢諭吉
- 三 緒方洪庵
- 四 洪庵以前
- おわりに
- 第十六章 「好色伝授」のことば 358
- 一
- 二
- 三
- 1. 伝聞の助動詞「ソウナ」
- 2.
- (一) 打ち消しの「ん」
- (二) 仮定の「うば」
- (三) 四段に付く尊敬の助動詞「さんす」
- (四) 「さかいで」
- 第十七章 読みと文法 373
- 第十八章 上方語と東国の言葉 : 話し言葉の中の方言 383
- 一 上方語
- 接続助詞「さかい」
- 「江戸子(えどこ)」という言い方
- ハ行四段活用(買ふ)の音便形
- 四段活用動詞「飽く」
- 二 東国の言葉
- 第十九章 近松と西鶴 : 『好色五人女』と『大経師昔暦』 393
- 一 はじめに
- 二 「好色五人女」巻三と「大経師昔暦」
- 三 「好色五人女」の敬語
- (一) 「好色五人女」の地の文中の敬語
- (二) 「好色五人女」の会話文中の敬語
- 四 ます(る)
- (一) 「大経師昔暦」の「ます・まする」
- (二) 尊敬語につく「ませい」
- (三) 西鶴の「ませい」
- (四) 西鶴の「ましたい」
- 五 「大経師昔暦」のその他の敬語
- (一) 「しやる・さしやる」「つしやる・さつしやる」
- (二) 「るる・らるる」
- (三) しやんす・さしやんす
- (四) 給ふ
- (五) そなた・こなた・おまえ
- (六) 連体格「が」「の」の尊卑
- (1) 「が」の例
- (2) 「の」の例
- 第二十章 近世語法研究の現況 406
- 一 可能動詞・可能表現に関わる問題
- 二 活用に関する問題
- 三 打消表現に関わる問題
- 四 敬語に関わる問題
- 初出一覧 422
- あとがき 424 #
本書は、初め東京大学出版会から出してもらうことを考えていた云云。- 索引 426
UP(3月号)。
岩波新書(新赤版)1048;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;xiii+194+12頁;;ISBN978-4-00-43148-8;
ラッキー史観、サクセスストーリー史観を排し、同化型占領がなくても民主化は進展しえた
ことをしめさうとしてゐるのだけれど、ちよつと違和感。
;平凡社;(借覧);B6変型判;縦組;上製;182頁;;ISBN978-4-582-83359-1;
本書で著者が転注だとしてしめしてゐる漢字の体系は、従来諧声とされてゐるもののやうに素人目には見えるのだけれど、ぢやあ「白川文字学」では形声はだう位置づけられてゐるのだらうか。あと、犬をエレメントに含む字の点が新字体で消えたのも、それぞれの時代によって筆写体がうまれ
(p.87)たものに由来してゐることを本書の著者が知らぬはずもないだらうに、戦後国字改革で突然に無検討に消されたやうに言ひなしてゐるのも、釈然としない感じ。
Sleeping Beauty。出かけるために靴を選んでゐるうちに寝入つてしまつた風情。
;現代書館;(借覧);四六判;横組;並製;206頁;;ISBN978-4-7684-6951-4;
従来のオーソドックスな学説のように、子音推移の程度は地理的に南から北へ向かって漸次的に移行するものとして、推移の方向は南から北へ向かったと見るか、もしくは、どの方言も均一に推移を被った後、クレオール化による部分的退行により段階性が生じたのだとするか(p.95)といふのはおもしろいな。
;研究社;1,600円(借覧);A5判;横組;並製;vi+213頁;;ISBN978-4-327-37699-4;
字がちひさい。
;バジリコ;1,500円(借覧);A5判;;上製;;;ISBN4-901784-66-8;
映画版のはうの鬱からぬけだす場面で、神様と競演して、闘争はいまだ終らず、と云つてゐたのはマルクスだと思つてゐたけど、バクーニンだつたのかな。
講談社現代新書958;講談社;583円(100円);新書判;横組;並製;220頁;;ISBN4-06-148958-5;
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;vii+241頁;;ISBN978-4-00-023777-2;
;筑摩書房;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;198頁;;ISBN4-480-81481-7;
;松籟社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;257+ix頁;;ISBN978-4-87984-250-3;
書き下ろしの回想録、第I部 幻想書林に分け入って、のはうを面白くよんだ。大伴昌司とのそんな深い関係があつたとはちつとも知らなかつた。あと、国書刊行会への世界幻想文学大系の企画もちこみの話とか、客観情勢から公開は未定だが、平井呈一には行方不明の自伝『明治の末っ子』という作品もあることだし
(p.61)とか。M. R. ジェイムズの怪談の初出に、イートン校紀要のものもあるといふのもすごいな。
近畿大学国際人文学研究所紀要 Vol.3;明石書店;1,900円(借覧);A5判;縦2、3段組;並製;209頁;;ISBN978-4-7503-2508-8;[執筆者]おかざき・けんじろー(岡崎乾二郎)/マックス・ヴェーバー(Weber, Max)/こんの・かおる(紺野馨)/ほさか・しゅーじ(保坂修司)/おーごし・あいこ(大越愛子)/Han Yu Hai(韓毓海)/あべ・みきお(阿部幹雄)/すが・ひでみ(絓秀実)/わたなべ・なおみ(渡部直己)/いけだ・ゆーいち(池田雄一)/あおき・じゅんいち(青木純一)/なかじま・かずお(中島一夫)/いしかわ・よしまさ(石川義正)
;[発行]白澤社、[発売]現代書館;(借覧);四六判;縦組;上製;229頁;;ISBN978-4-7684-7920-9;
;勁草書房;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;x+334+x頁;;ISBN978-4-326-24838-4;
追悼上映。といつても、本作冒頭で引かれる三島由紀夫の言とは逆に、私は市川監督作品をほとんどみたこともなくて、庵野監督経由でその文字づかひに多少親しんでゐる程度なのだけれど(おとうととか、ぼんちあたり見てみたいな)。
昨晩とまつたく同じ席だつた。
講談社選書メチエ390;講談社;(借覧);B6判;縦組;並製;178頁;;ISBN978-4-06-258390-9;
;春風社;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;246頁;;ISBN978-4-86110-106-9;
;潮出版社;1,238円(借覧);B6判;縦組;並製;270頁;;ISBN978-4-267-01754-4;
2人に新渡戸の郷土会といふ接点があつたことをしらなかつたので、それは勉強になつたのだけれど、なかみはよくある柳田批判と牧口(そして戸田、池田)称賛とであまりおもしろからず。
;青土社;1,900円(1割引);四六判;縦組;並製;241+25頁;;ISBN978-4-7917-6395-5;
ちくま学芸文庫[ノ-5-1];筑摩書房;1,500円(借覧);文庫判;縦組;並製;481頁;;ISBN978-4-480-09039-3;
うた魂♪の前売りを買つて、夏帆さんの学生証をもらふ。
東洋学叢書;創文社;7,500円(借覧);A5判;縦組;上製;iv+310+15頁;;ISBN978-4-423-19264-1;
新潮新書247;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;190頁;;ISBN978-4-10-610247-9;[原題]Éric Zemmour, LE PREMIER SEXE
;서울大學校 奎章閣韓國學研究院;(借覧);A4判;横組;並製;374頁;;;[期間]2008年2月20日(水)-21日(木)、[場所]서울大學校 奎章閣韓國學研究院 會議室
日本語文のところだけ目次を写しておく。
- 歓迎の辞 / 金永植 ii
- 目次 iii
- 日本語訓点表記の起源と展開過程 : 白点・朱点の始原を中心に / 小林芳規 19
- 一、日本語訓点表記の起源についての再考
- 二、勘経の白書
- 三、勘経としての華厳刊定記
- 四、神護景雲経の勘経
- 五、神護景雲書写旧訳華厳経の白書
- 六、平安初期における白点・朱点の展開
- 韓国語表記の起源と発達過程 / 金永旭(翻訳; 飯田桃子) 53
- 1. 序論
- 2. 吏読の起源
- 3. 釈読表記の起源
- 4. 韓国語表記の展開過程
- 5. 要約と展望
- 万葉歌解釈の方法と実際 / 沖森卓也 81
- 1. 万葉集の本文をめぐって
- 2. 巻11・2459番歌
- 3. 巻1・48番歌
- 4. まとめ
- 〈安民歌〉解読のための新たな試み / 黄善燁(翻訳; 李安九) 113
- 『日本書紀』 : その典拠(資料)研究の方法と実際 / 森博達 149
- I はじめに
- II α群とβ群
- III 倭習の偏在
- IV 例外を直視せよ
- V 各巻の述作者と編修の順序
- VI 虚実・真偽の判別
- VII α群特有の誤用と筆癖
- VIII 韓半島関係記事の資料問題
- 『三国史記』・『三国遺事』資料研究の方法と実際 / 権仁瀚 181
- 1. 緒論
- 2. 古代韓国漢字音研究の方法論
- 2.1. 資料選別論(I)
- 2.2. 資料選別論(II)
- 2.3. 漢字音再構の方法と手順
- 3. 古代韓国漢字音研究の実例
- 3.1. 音読異表記例の確保
- 3.2. 音読異表記例の時代性確認
- 3.3. 新羅国号の音形再構
- 3.4. 「新羅」異表記に反映した音韻現象
- 4. これからの議論課題
- 吏読解読の方法と実例 / 李丞宰(翻訳; 伊藤貴祥) 219
- 1. はじめに
- 2. 吏読の概念
- 3. 吏読解読の方法
- 4. 吏読解読の実際
- 5. まとめ
- 変体漢文解読の方法と実際 : 変体漢文訓点資料の諸相 / 山本真吾 261
- 1, 変体漢文解読の従来の方法
- 2, 変体漢文の種類とその拡がり
- 3, 変体漢文訓点資料の加点状況
- 4, 各類の具体例
- 5, 加点状況と変体漢文の種類の相関性
- 日本の古写経の調査・研究について / 赤尾榮慶 283
- 日本古辞書の研究方法と実際 / 池田証寿 307
- 1 はじめに
- 1.1 古辞書研究の方法 : 貞苅伊徳と宮澤俊雅
- 1.2 悉皆調査という方法
- 2 古辞書研究の現在
- 2.1 日本古辞書の概説・影印・索引
- 2.2 訓点資料の研究と古辞書 : 『類聚名義抄』
- 2.3 『類聚名義抄』解読の実際
- 2.4 『類聚名義抄』(観智院本)の凡例
- 2.5 「師説」と漢文訓読
- 2.6 本文主義と『倭名類聚抄』
- 2.7 『新撰字鏡』の「臨時雑要字」
- 3 貞苅伊徳の研究方法
- 3.1 その研究方法の特色
- 3.2 『新撰字鏡』の成立過程とその解剖
- 3.3 『新撰字鏡』解剖の実際
- 3.4 貞苅伊徳の遺稿二種
- 4 宮澤俊雅の研究方法
- 4.1 『篆隷万象名義』掲出字一覧表
- 4.2 『類聚名義抄』(図書寮本)の出典採録序列論
- 5 おわりに
- 訓点資料解読の方法と実際 : 有鄰館蔵『春秋経伝集解巻第二』を中心に / 小助川貞次 343
- 0. 要旨
- 1. 有鄰館蔵『春秋経伝集解巻第二』の概要
- 2. 調査開始から成果公表まで
- 3. 解読の方法と実際
- (1) 複製資料と先行研究
- (2) 実地調査
- (3) 参考資料
- (4) 解読作業
- (5) 公表方法
- 4. 漢字文化圏における漢文訓読研究が一層充実発展するための方策
- (1) 学術研究支援データベースの再構築
- (2) 教育的啓蒙的コミュニケーションの構築
- (3) 学際的国際的な研究集会や研修機会の確保
- 口訣資料解読の方法と実際 / 朴鎭浩(翻訳; 呉美寧) 367
- 1. 口訣資料に接近する様々な観点
- 2. 韓国語史資料としての口訣資料の解読
- 3. 点吐解読の端緒1 : 点吐と字吐の共存(『瑜伽師地論』)
- 4. 点吐解読の端緒2 : 点吐と字吐の共存(『合部金光明経』)
- 5. 点吐解読の端緒3 : 同一構文の懸吐様相比較
- 5.1. 倒置構文1
- 5.2. 倒置構文+命名構文
- 5.3. 命名構文
- 5.4. 倒置構文+「如」構文
- 6. 結論
;笠間書院;3,800円(1割引);A5判;縦組;並製;viii+230+7頁;;ISBN978-4-305-70366-8;
快読(月の影響の辺にトンデモ本がひいてあるのはちよつと気にかかる)。気づいた形式上の誤りの類。
工藤力男(1996)『語彙論の述語〈位相〉考」(『成城文藝』百五十五号)、起し括弧が二重鉤括弧になつてしまつてゐる。また、述語は術語の誤。
工藤(1986)は[文献]になく、(1985)の誤。
歌の下のアラビア数字は、漢数字(位取り方式)の誤。
以下、目次を写しておく。
- 凡例 vii
- 〈被枕詞〉考 1
- はじめに 1
- 一 枕詞を受ける語 3
- 二 序詞を受ける語 6
- 三 「本辞」こそ本命 9
- 四 「冠辞」への回帰を 12
- おわりに 14
- 孤字と孤語 : 萬葉集本文批評の一視点 19
- はじめに 19
- 一 おほにし思はば名積米八方 22
- 二 目耳谷我に見えこそ 24
- 三 千名人は言ふとも 29
- 四 時及能かくの木の実を 34
- おわりに 36
- 孤立する訓仮名 : 憶良「老身重病」歌の「裳」 39
- 人麻呂の文字法 : みやまもさやにまがへども 45
- はじめに 45
- 一 さやに : 擬声語と正訓字 46
- 二 ども : 確定条件構文 52
- 三 まがふ : 字訓の変遷 54
- 四 人麻呂の文字法 58
- おわりに 62
- 鶴・西宮の法則の剰余 : 大宮仕へ安礼衝くや 65
- はじめに 65
- 一 本文をいかに定めるか 66
- 二 「大宮都加倍」は名詞か 68
- 三 「衝」は「継ぐ」か 73
- 四 「安礼」とは何か 76
- おわりに 81
- 人麻呂歌集七夕歌読解法 85
- はじめに 85
- 一 舟なる人に妹ら見えきや 86
- 二 あが恋を妻は知れるを 90
- 三 ぬえ鳥のうら泣きをりつ 97
- 四 七夕のうたけの歌劇 101
- おわりに 104
- 格助詞の射程 : のち見むと君が結べる 107
- はじめに 107
- 一 論点を整理する 109
- 二 主観的批評の限界 112
- 三 渡瀬新稿の検討 115
- 四 構文論の視点から 119
- 五 一人称主格の優位 124
- おわりに 129
- 助字から見た萬葉歌 : 満ち缺けすれそ人の常なき 133
- はじめに 133
- 一 萬葉集の助字通覧 135
- 二 「焉」の多彩なはたらき 139
- 三 「焉」はケリを担わず 142
- 四 条件節と詠嘆と 145
- 五 破格の処理 148
- おわりに 153
- 核支配から読む人麻呂歌集旋頭歌 : 手力つとめ織れるころもぞ 157
- はじめに 157
- 一 研究史粗描 158
- 二 織れるころもぞ 161
- 三 いかなる色に 164
- 四 揩りてば良けむ 168
- 五 手の力は疲れるか 172
- おわりに 180
- 〈月夜の逢会・雨夜の禁忌〉考 183
- はじめに 183
- 一 源氏物語の月夜 184
- 二 月夜の逢会と神話 189
- 三 萬葉集の月夜 193
- 四 雨夜の習俗 197
- 五 萬葉集の雨夜の歌 200
- 六 あまつつみ 205
- おわりに 207
- 歌語さまざま 213
- 歌語と日常語
- かはづ・たづ
- 正訓字がない語
- 多彩な接頭語
- 接頭語の機能
- さかんな造語力
- 題詞・左注と歌語
- 広がる翻訳語
- 漢詩句の摂取
- おぼえがき 225
- あとがき 228
- 索引 左開1~7
本が好き!(4月号)。
NHKブックス[1075];日本放送出版協会;1,160円(借覧);B6判;縦組;並製;8+310頁;;ISBN978-4-14-091075-7;
;早川書房;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;332頁;;ISBN4-15-208777-3;[原著]Mark S. Blumberg, Basic Instinct: The Genesis of Behavior (Thunder's Mouth Press, 2005)
面白い。
文春新書578;文藝春秋;1,000円(借覧);新書判;縦2、3段組;並製;398頁;;ISBN978-4-16-660578-1;
編者名の菊池信平は菊池寛と池島信平の合作という意味
であるよし。p.157の「森永ゆであづき」の広告に、身體を暖める/冬の榮養
。
ボーダーのワンピース(でいいのかな)。赤い靴が白い脚になまめかしく映える。
;海鳴社;4,000円(借覧);四六判;縦組;上製;548頁;;ISBN4-87525-218-8;
泉井久之助が日米開戦をしらなかつたはなし。アンドレ・ヴェイユの(またジーゲルの)後進への接しかた(私(ジーゲル)は、君(ヴェイユ)が、あのアイデアを話したとき、それに従ってうまく行くとは思わなかった。にも拘わらず私は君を激励したのだ。私はいつもそうしている。なぜなら、若い人が何かアイデアを持って大問題と取組んでいるときには、非常な不安があるものなので、誰か名の知れた数学者がそれを激励しないと、途中で断念してしまうかも知れないから
、p.435)。
;里文出版;2,300円(借覧);四六判;縦組;並製;262頁;;ISBN4-89806-260-1;
PHP新書345;PHP研究所;740円(円);新書判;縦組;並製;245+vii頁;;ISBN4-569-64040-0;
合掌。目次を写しておく。
- はじめに
- 第一章 日本語は敬語である
- 気になる敬語 16
- 日本語は敬語である 18
- 日本語生活は敬語生活 21
- 時枝で肚を決める 24
- 敬語は上下だ 26
- 敬語は語彙だ 27
- 上下は身分ではない 29
- あなたは社長より上 30
- 知らない人は上位者だ 32
- 敬語は優しさの表現ではない 34
- 国語審議会のごまかし 36
- 渋沢さん・柴田さんのウソ 38
- 平成十二年のごまかし 40
- 井出さんの錯覚 42
- 国語は道徳ではない 43
- 敬語に「目的」はない 45
- 日本語は特殊ではない 46
- 金田一さんの大錯覚 48
- 英語の敬語は修飾主義? 50
- 朝鮮語の敬語は絶対主義? 52
- 第二章 敬語は三種のみ
- 敬語三つをここでキメる 56
- 尊敬語 56
- 謙譲語 66
- 丁寧語 74
- 第三章 ハギノ式敬語しくみ図講座
- まずは自慢の一席から 80
- ハギノ式の基本思想(!) 85
- 謙譲「図」基本 86
- 尊敬「図」基本 92
- 丁寧語は、話し相手への直接の敬意表現 94
- 頭に図を浮かべる 95
- 敬語のイロハ 99
- 会社を休む 105
- 手紙を出す 106
- 先生に見せたか 107
- 支店開設を祝う 108
- 弟が社長の妻に会ったそうだ 109
- この火鉢は師匠がお前に与えたものだ 110
- 説明してくれと言われたから説明した 113
- 課長が社長に言った件は検討中か 114
- 母は出かけている 115
- 先生が殿下に会ったそうだ 116
- そちらの伊藤専務にこの書類を渡してくれ 116
- あの客がいま、父親を探している 117
- 課長はいま休憩中だ。少し待ってくれ 119
- 第四章 敬語雑記帳Q&A
- 「です・ます」で敬語は半分? 124
- 大阪弁では「はる」? 125
- 猫に餌をあげる? 127
- 頭が古くない? 132
- おビールをお持ちしましたは? 134
- お手紙をさしあげるは? 135
- ご苦労さまは? 136
- お気をつけては? 141
- お取りになられたは? 144
- 活躍されていますは? 147
- ご活躍されているは? 152
- 「れる・られる」ってダメ? 155
- ご出席になるは? 161
- お食事がおすみになるは? 162
- 電車がまいりますは? 164
- 「まいる」って丁寧語? 165
- 山って貴所なの? 168
- お知らせしてくださいって? 169
- 社長が申されました? 170
- おられますってダメ? 176
- 拝観されるかた? 179
- 第五章 敬語ってナニ
- あいさつ言葉 184
- 尊敬語「おはよう」 186
- 美化語の説とは縁を切ろう 187
- 「お」はやっぱり尊敬語 190
- やはり美化語はあやしい 192
- タモリさんの常識 194
- 「お・ご」は遠慮なく使おう 195
- お母さんとおめえ 198
- 「お」テスト 199
- おちゃんちゃんこ 201
- お出刃包丁 203
- あいさつ言葉はみな敬語 205
- 第六章 気楽に整理の巻
- みなさん、敬語は分かった 210
- お求めやすくなりました 211
- ご来店していただいたかた 213
- ご臨席 215
- 先生 218
- トロちょうだい 220
- 携帯電話はお切りください 221
- 先生は強調して 221
- 読まさせよう 226
- お宅(おうち)はできあがりましたか 227
- コーヒーが飲みたいか 228
- ここは鴎外先生が住んでおいでだった所 229
- おばさん 230
- 貴族の言葉 232
- いわゆる自敬表現 235
- 近う寄れ 237
- ことば攻撃 239
- 「られる」についてひとこと 240
- 丁寧語がない 242
- おわりに
- 索引
河出文庫[や-17-1];河出書房新社;400円(238円);文庫判;縦組;並製;155頁;;ISBN978-4-40814-9;
映画はずゐぶん人物関係をかへてるなあ。解説の高橋源一郎が、松岡正剛の日本語計画みたいな筋のわるい与太にのつかるやうなことを書いてゐて残念(文学なんかこわくないのころから、ときをり素朴な言語ナショナリズムぽいことを書く感じはあつたけど)。
金曜は女性1,000円なためもあつてか、かなりの入り。長い。ちよつと寝不足気味で、また鼻炎薬をのんでゐたせゐもあると思ふけど、途中何度かうとうとしてしまつた。蒼井優(と温水洋一)のキュートさが救ひ。
哲学の歴史 第11巻;中央公論新社;3,200円(借覧);新書判;縦組;並製;750頁;;ISBN978-4-12-403528-5;[執筆者]いーだ・たかし(飯田隆)/いしぐろ・ひで(石黒ひで)/いせだ・てつじ(伊勢田哲治)/いまい・みちお(今井道夫)/おーば・たけし(大庭健)/おかもと・けんご(岡本賢吾)/かち・だいすけ(加地大介)/かなもり・おさむ(金森修)/かにいけ・よーいち(蟹池陽一)/かねこ・ひろし(金子洋之)/こばやし・みちお(小林道夫)/とだやま・かずひさ(戸田山和久)/のむら・やすし(野村恭之)/ふるた・ともひさ(古田智久)/まるた・けん(丸田健)
オースティンやグライスは、チョムスキーを評価してゐたのか。
新典社研究叢書148;新典社;(借覧);A5判;縦組;上製;349頁;;ISBN4-7879-4148-8;
目次を写しておく。
- 「やうやう」から「やっと」へ : 語の意味の変化の一例として / 濱田敦 7 #
文法で普通に「副詞」と名づけられる一類の語は、洋の東西を問わず、極めて雑駁な内容をもつものであって、早く言えば、それは他のどの品詞にも属せしめることの出来ない語を収容する為に設けられた、ゴミ箱とでも言うべきものであり、「文法」なるものの本来担っている悲劇的な宿命を最も端的に暴露しているとさえ言えるところの、語の種類に外ならないのである(p.21)。- 「なかなかに」から「なかなか」へ / 塚原鉃雄 25
- 現代
- 古代前期
- 古代後期
- 「せめて」について / 井手至 91
- 「あながち・に」 / 濱田敦 127
- 「なかなか」の史的展開 / 塚原鉃雄 165 #
一体、或る言葉が、実際に、歴史的事実として古いからとて、直ちに、それが、古い言葉として意識されるとは限らない。碩学幸田露伴を以てしても、「なければならない(ぬ)」といったいい廻しは、一九二三年の震災以後に出現した表現と意識されていたという。けれども、例えば、一九〇七年に発表された、二葉亭四迷の「平凡」に、用いられている。客観的な事実と、主観的な意識とは、必ずしも一致しないのである(p.173、和辻哲郎「露伴先生の思ひ出」文学第15巻第10号)。
- 中世前期
- 中世中期
- 中世後期
- 近代
- 部分否定と全面否定 : 土左日記の「かならずしも」を契機として / 塚原鉃雄 215
- 否定の範囲
- 機構の原理
- 土左の事例
- 否定の呼応
- 推量の呼応
- 統一の理解
- 土左日記の「必ずしも」 / 塚原鉃雄 233
- 論拠の整理
- 形態と機構
- 土左の文脈
- 「しひて」 / 大槻美智子 243
- 「もっとも」の語史 / 井手至 283
- 現代語の「もっとも」
- 古代語の「もとも(もっとも)」
- 古代末期~中世前期の「もっとも」
- 中世後期~近世後期の「もっとも」
- 「とても」の語史 / 吉井健 311
- 跋文 341
- 追記 344
- 資料 347
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+286+6頁;;ISBN978-4-00-022560-1;
大正デモクラシーという用語は同時代的に存在したものではなく、戦後の造語である。その最も早い使用例としては一九五四年(昭和二九)年に出版された信夫清三郎の著書を挙げることができるが、恐らく学界で広範に使用されるようになったのは一九六〇年代に入ってからと思われる
(p.247、信夫清三郎の著書
のところに、注33がついてゐて、信夫清三郎『大正デモクラシー史』第一巻(日本評論社、一九五四年)
を指示してゐる)。
PHP新書008;PHP研究所;660円(300円);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-569-55388-5;
ピンカーとかよんでるんだなあ(原書で)。
哲学教科書シリーズ;産業図書;2,200円(借覧);A5判;横組;並製;v+224頁;;ISBN978-4-7828-0211-3;
逆、裏、対偶辺からわけがわからなくなつちやつた。
;研究社;3,000円(借覧);A5判;横組;並製;4+xi+302頁;;ISBN4-327-37812-7;[執筆者]すぎさき・こーじ(杉崎鉱司)/ふかざわ・はるか(深澤はるか)/きたはら・まふゆ(北原真冬)/やまなし・まさあき(山梨正明)/さいき・じゅん(齋木潤)/ほんだ・まなぶ(本田学)/いながき・かよこ(稲垣佳世子)/やまぎし・としお(山岸俊男)/すずき・なおと(鈴木直人)/おかだ・たけし(岡田猛)/あだち・まゆみ(安達真由美)/まつざわ・てつろー(松沢哲郎)/みょーわ・まさこ(明和政子)/あさだ・みのる(浅田稔)/みぞぐち・りいちろー(溝口理一郎)/たなべ・ひろたか(田邉敬貴)/うめだ・さとし(梅田聡)
誼余夫は完治の子なのか。
;有志舎;(借覧);A5判;縦組;上製;6+296+6頁;;ISBN978-4-903426-08-2;
サーモンピンクの内装の自動車の運転席。黒いアイメイクも濃いめで、いつもと違ふ印象。黒のハーフコート。デニム地のパンツから、すらりとのびる美脚。私もこれくらゐ脚が出せる程度に下半身をすつきりさせたいのだけどなあ(髀肉の嘆)。
大江戸カルチャーブックス;青幻舎;1,800円(借覧);B5判;縦2段組;並製;119頁;;ISBN978-4-86152-101-0;
原稿用紙の20×10×2といふ字数行数のルーツは黄檗版にあるのか。版本の表紙にこんなカラフルな絵の入つたものがあるのもまるで知らなかつた。はづい。
;家の光協会;1,800円(借覧);A5判;縦2段組;並製;127頁;;ISBN978-4-259-54704-2;
著者は河内楽音寺村(現・大阪府八尾市)の人らしいが、伝不明。奇態なのは書中の文章で、助詞の「何々は」のハをバと表記する。そのほか、イソガバシ・イタバル・イツバル・バヅル・バナハダの如く、清音で書くべきハをしばしばバと記す(p.59、文字将騎以呂波歌)。
各巻末には、「元和八(一六二二)年二月廿八日於武陵以羅山先生之本点之 俊長(易経巻十六末)」の如き識語があり、俊長なる人物が、江戸時代初期の大儒学者、林羅山(一五八三~一六五七)の所持本ないし口誦に基づいて書き入れたとわかる。/さらに各経の末には、たとえば「詩経一部以朱文公集伝之旨而点之以我国之訓詁於是稲俊長写焉云/乙丑之夏 夕顔巷主(朱円印「道春」)」の如く、寛永二(一六二五)年に羅山自身が自筆で、書き入れられた訓点の由緒正しさを証明している(p.122、五経大全)。
中公新書1905;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;v+5+248頁;;ISBN978-4-12-101905-9;
イザヤ・ベンダサンは私だという説がいまだに流れていて「イザヤ・ベンダサン様」という手紙が来て、私は困っているのですが……(p.207、村松剛の発言)。
九大のIRで語文研究誌がいくつか見られるのに気がついた。迫野虔徳、指示詞におけるコソアド体系の整備を見て、最近不定詞「ドー」の仮名遣を「だう」にしてゐたのだけれど、「どう」のはうがいいのかなあ、と思ひもしたのだけれど、結局のところはよくわからない。
にしても、Kyushu University Institutional Repository (QIR): Item 2324/8940
つて、このQIRのtitle要素は不親切すぎるなあ。同じDSpace使用でも名大のはちやんと個別論文の題を吐くやうになつてゐるのだから、設定次第でかへられるのだと思ふのだけれど。
あと、CiNiiからだけぢやなくて、この手の論文であればたとへば、国文学論文目録データベースの検索レコード表示画面に乗せた手をそのままゆっくりとリンクリゾルバのfull text検索の方に持ってっちゃ
へるやうになれば、かなりありがたいのになあ(しかし、なんでこんなミソジニーにあふれたテンプレが知的男子にはやつてしまつたのか)。
;幻戯書房;9,500円(借覧);A5判;縦1・2段組;上製;9+654頁;;ISBN978-4-901998-28-4;附録(かるべ・ただし(苅部直)、8頁)
良心的文化的出版者臭が鼻につかなくはないけど、引用もふんだんで悪い本ではないとは思ふものの、みすず誌の読書アンケートでやたらにあげられてゐたのは奇観だつた。