;PHP研究所;1,068円(100円);B6判;縦組;上製;196頁;;ISBN4-569-55487-3;
大人の本棚;みすず書房;2,600円(借覧);四六判;縦組;並製;iv+229頁;;ISBN978-4-622-08075-6;
ビジュアル文化シリーズ;臨川書店;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;249頁;;ISBN978-4-653-04011-6;
「日本の印刷物に『ポンチ』という言葉が載った最初だ」(清水1997, p237)とみなされている由(p.45、清水1999は、清水勲、マンガ誕生 : 大正デモクラシーからの出発)。
新聞が論説から報道から重点を移していった一八九〇年代に、視覚情報の重要性を見出していた福沢諭吉は、九〇年に甥の今泉一瓢がアメリカから帰国すると、『時事新報』で米国流の挿絵や「漫画」を担当させた。そして、一八九一年四月二七日号にて、彼が担当した、一枚画の世相・時局風刺画に、「漫画」という言葉(「漫画(外国新聞より抜粋)」として掲載。図19)が「戯画」(カリカチュア)の訳語として当てられた(日本新聞博物館学芸員 徳永康彦氏の調査による)。一九〇一年の『一瓢雑話』に「Caricature」の訳語として「漫画」という言葉を使ったことを記していることと、この調査結果から、おそらく現時点で「カリカチュア」という意味での「漫画」という言葉の日本最初の使用例であったと思われる(p.52)。
竹熊・相原1980にあやまられてゐる)。
岩波新書(新赤版)1111;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+1+228頁;;ISBN978-4-00-431111-9;
祭祀。貞明皇(太)后。
集英社文庫[し-24-3];集英社;667円(350円);文庫判;縦組;並製;368頁;;ISBN4-08-747533-6;
ドラマ(あしたの、喜多善男 : 世界一不運な男の、奇跡の11日間)の原作になつてゐ(てビックリし)たので。ドラマのはうは――ずつと脚本家をWARPの飯野賢治だと勘違ひしてゐた――、かなり大胆につくりかへてゐるなあ(ハチクロのはうもそれくらゐすればよかつたのに)。
ところで、本書にはフロイトのタナトスを和らげた死に欲
といふ語が、気づいたかぎりでは2度つかはれてゐるのだけれど(pp.177, 361)、それがたまたま広辞苑では、死が近づいたために欲深くなること。死ぬまでなお欲が強いこと
(第3版)と語釈されてゐるために、をかしな読解をしてしまつてゐた人がむかしゐたのを思ひ出した。
;清文堂出版;(借覧);A5判;縦組;上製;vi+401頁;;ISBN4-7924-1370-2;
用例の問題とする部分に傍線を引いてくれるくらゐのサーヴィスはあつてもいいんぢやないかなあ(なぜか一部つけてあるところもあるけど)。目次を写しておく。
- はじめに iii
- 一 玉塵抄の資料性と本書の目的
- 二 引用本文について
- 第一章 用言類の考察 1
- 第一節 玉塵抄の中性動詞 : 「読ムル」の用法 2
- 1 絶対中性動詞
- 2 自然勢から可能へ
- 3 自然勢と尊敬・状態動詞
- 4 『玉塵抄』の中性動詞
- 5 「読ムル」と「読メル」
- 第二節 玉塵抄のサ変動詞 : 未然形の用法 23
- 1 未然形「セ」の用法(一)
- 2 未然形「セ」の用法(二)
- 3 未然形「サ」の用法
- 4 「サ・ルル」の成立過程
- 第三節 玉塵抄の形容動詞 : 連用形について 37
- 1 断定「ダ」と「ヂヤ」
- 2 断定「デ」と形容動詞「ニ」
- 3 形容動詞「デ」の用法
- 4 「デアル」と「ニアル」
- 第四節 玉塵抄の述定・装定表現 : 「デアル」と「ニアル」 52
- 1 はじめに
- 2 装定(一) 用言・副詞
- 3 装定(二) 助動詞・形式名詞・助詞
- 4 述定 体言・連体形・副詞
- 5 装定「~ニ」と述定「~デ」との交渉
- 6 まとめ
- 第二章 副詞類の考察 75
- 第一節 抄物における副詞「一向(に)」の諸相 76
- 1 副詞「一向(ニ)」の概観
- 2 陳述副詞としての用法 : 『玉塵抄』における
- 3 誘導副詞としての用法 : 『四河入海』における
- 4 程度副詞としての用法 : 『史記桃源抄』における
- 第二節 玉塵抄の程度副詞 : 「スグレテ」「ツヲウ」「イカウ」 90
- 1 はじめに
- 2 程度副詞「スグレテ」の用法
- 3 程度副詞「ツヲウ」の用法
- 4 程度副詞「イカウ」の用法
- 第三章 助動詞類の考察 109
- 第一節 助動詞「うず」の表現性 110
- 第一項 推量の助動詞「う」「うず」「うずる」の用法 : キリシタン資料における実態
- 要旨
- 資料
- 1 推量表現におけるウ・ウズ
- 2 意志表現におけるウ・ウズ
- 3 ベシとウズの近似性
- 4 文末表現のウズ・ウズル
- 第二項 史記抄における助動詞「う」「うず」
- はしがき
- 1 推量表現におけるウ・ウズ
- 〔1〕 疑問詞との呼応
- 〔2〕 副詞との呼応
- 〔3〕 前兆・予言・診断
- 2 意志表現におけるウ・ウズ
- 〔1〕 感動詞・副詞との呼応
- 〔2〕 目的「~ウトテ」
- 〔3〕 ウズの表す意志
- 3 ウズ特有の意味領域
- 〔1〕 慣用句
- 〔2〕 単独の用法
- 4 ウと仮定表現
- 5 ウズと接続関係 : 已然形の用法
- 〔1〕 ウズと逆接の助詞
- 〔2〕 已然形の用法
- 〔3〕 ウズとベシ
- まとめ
- 第三項 蒙求抄における助動詞「う」「うず」 : 史記抄との比較を通して
- 1 はじめに
- 2 推量表現
- 3 意志表現
- 4 当然・適当・予定・可能表現
- 5 仮定・逆接表現
- 6 蒙求抄の資料性
- 第四項 助動詞「うず」の表現性
- 1 「いたさうずるとすれば」
- 2 ン・ンズ・ベシとウ・ウズとの対応
- 3 丁寧表現とウズ
- 4 謙譲表現とウズ
- 5 助動詞「ウズ」の表現性
- 第五項 玉塵抄の助動詞「うず」
- 1 はじめに
- 2 返読文字「可」に対応するウズ
- 3 再読文字「当・須・宜・将」とウズ
- 4 反語表現とウズ
- 第二節 助動詞「らう」とその複合辞 190
- 第一項 平家物語における助動詞「つ」の文章論的考察 : 助動詞「き」との比較を通して
- 1 はじめに
- 2 「つ」と「き」の互用
- 3 「つ」と「き」の差異
- 4 「つ」の「脈絡」的解釈
- 5 「つ」の「存続」用法
- 6 助動詞「つ」の本質
- 7 おわりに
- 第二項 複合助動詞「つらむ」の用法
- 1 複合助動詞
- 2 助動詞「つ」の表わす意味
- 3 助動詞「つらむ」の表わす意味
- 4 源氏物語の「つらむ」
- 第三項 複合助動詞「つらう」の用法
- 1 「つらむ」の解釈
- 2 「けん」から「つらう」へ
- 3 天草本平家物語の「つらう」
- 4 玉塵抄の「つらう」
- 第四項 助動詞「らう」「うずらう」の用法
- 1 「らう」の用法(一)
- 2 「らう」の用法(二)
- 3 「うずらう」の用法(一)
- 4 「うずらう」の用法(二)
- 第四章 助詞類の考察 261
- 第一節 玉塵抄の主格表現 : 「ノ」「ガ」の用法 262
- 1 はじめに
- 2 「者」と「人」
- 3 「ガ」と「ノ」の相違 : 主節の場合
- 4 従属節の主格助詞「ノ・ガ」
- 5 接続助詞と「ノ」「ガ」
- [付] 「さたがころもをぬぎかくるかな」考 281
- 1 主格の「が」
- 2 連体格の「が」
- 3 呼格の「が」
- 4 「そちめ」と「そちめが」
- 第二節 玉塵抄の確定順接表現 290
- 1 「已然形+ば」の三用法
- 2 必然確定表現
- 3 偶然確定表現
- 第三節 玉塵抄の仮定順接表現 303
- 1 天草本平家物語の仮定順接表現
- 2 「ナラバ」の用法
- 3 「タラバ」「未然形+バ」の用法の相違
- 4 「未然形+バ」の独自性
- 5 まとめ
- 第四節 天草本平家物語の誤植に関わる一問題 : 「mŏxitaua:」について 318
- 1 はじめに
- 2 サントスの御作業の校正態度
- 3 天草本平家物語の校正態度
- 4 「ては」の用法
- 5 まとめ
- 第五章 待遇表現の考察 335
- 第一節 玉塵抄の尊敬表現 : 「シム」「サシム」の用法 336
- 1 はじめに
- 2 「シム」「サシム」の活用形
- 3 「シム」「サシム」の上接語
- 4 尊敬「シム」の敬意度
- 5 尊敬「シム」と使役「シムル」の交渉
- 第二節 玉塵抄の「まらする」の用法 : 丁寧語化の過程 354
- 1 「マラスル」の用法(一) 授受表現
- 2 「マラスル」の用法(二) 謙譲表現
- 3 「マラスル」の用法(三) 謙遜・丁寧表現
- 4 天草本平家物語の「マラスル」の用法
- 第三節 玉塵抄の丁寧表現 : 「サウラウ」の用法 373
- 1 平家物語の「候」の用法(一)
- 2 平家物語の「候」の用法(二)
- 3 玉塵抄の「サウラウ」の用法(一)
- 4 玉塵抄の「サウラウ」の用法(二)
- 本書と既発表論文との関係 390
- あとがき 392
- 索引 395
新潮選書;新潮社;1,068円(100円);四六判;縦組;並製;212頁;;ISBN4-10-600489-5;
;研文出版;8,500円(借覧);A5判;縦組;上製;6+415+19頁;;ISBN4-87636-262-9;
よりみちパン!セ23;理論社;(借覧);四六判;横組;並製;274頁;;ISBN978-4-652-07823-5;
;暁印書館;1,800円(借覧);A5判;縦組;上製;243頁;;ISBN978-4-87015-160-4;
大本営陸軍参謀情報第二部陸地測量部担当少佐の渡辺正が、陸地測量部を内務省地理調査所(国土地理院の前身)に変へて日本の測量を救つたといふはなし。pp.135-137の江戸英雄が三井の幹部会議で発言したといふ、三井、三菱、住友の旧財閥が解体後も名前をつかへるやうはからつてもらふため、吉田茂に厖大な献金をしたといふのは、ほんとのはなしなのかな。
ブルーバックス B-1570;講談社;1,140円(借覧);新書判;縦組;並製;2+347頁;;ISBN978-4-06-257570-6;[執筆者]伊藤正男/いりき・あつし(入來篤史)/おかのや・かずお(岡ノ谷一夫)/おかもと・ひとし(岡本仁)/たなか・けーじ(田中啓治)/たにふじ・まなぶ(谷藤学)/ふかい・ともき(深井朋樹)
講談社選書メチエ388;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;214頁;;ISBN978-4-06-258388-6;
言語の人類史的形成についての研究の哲学者によるまとめにもなつてゐる。
なんだかアメリカンな食堂のまへに腰かけてゐるところ。白いカーディガンの下に、焦茶のキャミソール(?)に黒のホットパンツ。皓い歯もまぶしい快活な笑顔。
近代日本の思想家1;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;2+278頁;;ISBN978-4-13-014151-2;
;人文書院;2,600円(借覧);四六判;縦組;並製;2+296頁;;ISBN978-4-409-16090-9;[執筆者]あきえだ・みほ(秋枝美保)/おーた・まさくに(太田昌囯)/さきやま・まさき(崎山政毅)/さとー・ろすべあぐ・なな(佐藤゠ロスベアグ・ナナ)/つしま・ゆーこ(津島佑子)/つぼい・ひでと(坪井秀人)/にし・まさひこ(西成彦)/ほそみ・かずゆき(細見和之)/まるやま・たかし(丸山隆司)/やすだ・としあき(安田敏朗)
幻冬舎文庫[た-23-1];幻冬舎;533円(-);文庫判;縦組;並製;301頁;;ISBN4-344-40374-6;宮本武蔵五輪書の読み方、改題
万葉学の沢瀉久孝は、私どもの卒業にさいして、こういわれた。万葉の歌にも、これまで未解決の意味不明な部分があるが、学問を志すなら、そういう問題にすぐ食らいついてはいけない。十年かかってもわからないものを、早く手柄を立てようと思って、つい道を外れる。/それより、万葉なら、すでに解釈されている歌、たとえば「東の野にかきろひの立つ見えて……」というような歌を、はたしてそう読んでいいのかどうか、論理過程を追いながら、一から順番に納得がいくまで追ってみよ。いちばんわかりやすいものを、全部マスターしろ……沢瀉先生はそのことを「足もとの草むしりから始めよ」ともいわれた(pp.66-67)。
「柳の下にドジョウは二匹まではいるが三匹はいない」という言葉がある。これは興行界で使われる言葉で、最初に言い出したのは映画監督のマキノ雅広だ(p.254)。
知りたい!サイエンス;技術評論社;1,580円(借覧);四六判;縦組;並製;223頁;;ISBN978-4-7741-3124-5;
;岩波書店;3,700円(借覧);A5判;横組;上製;ix+264頁;;ISBN978-4-00-002538-6;
目次を写しておく。
- 第1章 はじめに 1
- 1.1 メンタルレキシコン 1
- 1.2 単語を学習するということ 2
- 1.3 語彙爆発 3
- 1.4 単語の意味を推論するということ 4
- 1.5 ことばの学習のパラドックス 6
- 1.6 本書のねらいと特徴 7
- 1.7 本書の構成 9
- 第2章 単語の切り出し : ことばの学習のために子どもが最初にすること 11
- 2.1 母語の特徴を捉える 12
- 2.2 単語を聴き取る 15
- 2.3 「音素のまとまり」から「単語」へ 20
- 2.4 第2章のまとめと考察 22
- 第3章 モノの名前の学習 25
- 3.1 ガヴァガーイ問題と即時マッピング 25
- 3.2 「語はモノの名前」で十分か? 27
- 3.3 語とはカテゴリー名 28
- 3.3.1 実験の手続き 29
- 3.3.2 反応パタンの分類 30
- 3.3.3 結果 32
- 3.3.4 実験の結果からわかること 33
- 3.4 「制約」という考え方 : 語意学習バイアス 34
- 3.4.1 事物全体バイアス 34
- 3.4.2 事物カテゴリーバイアス,形バイアス 35
- 3.4.3 相互排他性バイアス 38
- 3.5 「制約」をめぐる議論 39
- 第4章 基礎レベルのカテゴリー名以外の名詞の学習 43
- 4.1 固有名詞,抽象度の異なるカテゴリーの名前,物質名 43
- 4.2 固有名詞の学習 46
- 4.2.1 文法的手がかり 46
- 4.2.2 英語圏の子どもの場合 47
- 4.2.3 日本の子どもの場合 50
- 4.3 レベルの異なるカテゴリー名の学習 53
- 4.3.1 カテゴリー名か,物質名か 53
- 4.3.2 相互に排他的なカテゴリーか,包摂関係にあるカテゴリーか 55
- 4.3.3 子どもが包摂関係を想定するとき 57
- 4.3.4 上位カテゴリー名の学習 61
- 4.4 物質名の学習 64
- 4.4.1 モノ(物体)と物質の違い 64
- 4.4.2 文法的手がかりと物質名の学習 65
- 4.4.3 文法的手がかりなしでの物質名の学習 66
- 4.5 第3,4章のまとめと考察 : 子どもによる名詞の意味推論 71
- 第5章 動詞の学習 75
- 5.1 動詞の特徴 75
- 5.2 イベントの動作単位への分割 77
- 5.2.1 10ヶ月児による動作単位の認識 78
- 5.2.2 動作単位に区切る手がかり : 意図の読み取りか,知覚的な境界か 80
- 5.3 動詞の意味推論 81
- 5.3.1 動詞般用の原則の理解(1) : 「A(Agent)がO(Object)をV(Verb)している」場面での検討 82
- 5.3.2 動詞般用の原則の理解(2) : 「A(Agent)がV(Verb)している」場面での検討 87
- 5.4 動詞学習のパラドックス 90
- 5.5 動詞と動作との対応づけ 93
- 5.5.1 動作を語に対応づけることの始まり 93
- 5.5.2 項構造手がかりに対する理解の発達 : 英語児の場合 94
- 5.5.3 項構造手がかりに対する理解の発達 : 日本語児の場合 97
- 5.5.4 語順と助詞 102
- 5.6 第5章のまとめと考察 105
- 第6章 属性をあらわす語(形容詞)の学習 107
- 6.1 子どもはまず「属性をあらわす語」を学習するのか 107
- 6.2 文法的手がかりの役割 111
- 6.3 形容詞と名詞の区別の始まり 113
- 6.4 「比較」の役割 115
- 6.5 第6章のまとめと考察 118
- 第7章 助数詞の学習 121
- 7.1 助数詞の意味特徴 122
- 7.2 助数詞の獲得過程 124
- 7.3 助数詞学習の容易さを決める要因 127
- 7.3.1 形状助数詞における形の意味の理解 127
- 予想
- 結果
- 統制条件での反応
- 新奇名詞般用条件の反応
- 助数詞条件の反応
- 7.3.2 大きな概念区分に対応する助数詞群の学習 134
- 7.4 第7章のまとめと考察 137
- 第8章 擬態語の学習 141
- 8.1 音象徴 142
- 8.2 擬態語は本当に子どもに対して多用されているのか 143
- 8.3 移動の様態をあらわす擬態語 145
- 8.4 新奇擬態語と移動様態との対応づけ 147
- 8.4.1 日本人2,3歳児の場合 147
- 8.4.2 イギリス人成人の場合 148
- 8.4.3 実験からわかったこと 149
- 8.5 動詞学習における擬態語の役割 : 音象徴ブートストラッピング 151
- 8.6 第8章のまとめと考察 155
- 第9章 言語構造の違いは語彙獲得にどう影響するのか 159
- 9.1 名詞の学習における言語普遍性と言語特殊性 159
- 9.1.1 モノの名前と物質の名前の文法的区別の影響 160
- 9.1.2 助数詞システムの語彙獲得への影響 : 形バイアスの言語普遍性 164
- 実験の結果
- 9.2 言語の違いと動詞学習 168
- 9.2.1 名詞―動詞論争 168
- 9.2.2 英語児における動詞の意味推論 : 項という手がかり 174
- 9.2.3 日本語児に項の明示は必要か 176
- 9.2.4 中国語児における動詞の意味推論 178
- 中国語児は動詞学習が得意か
- 言語的な手がかりについての検討
- 中国語児の「語」に対する思い込み? : 裸語条件の結果から
- 刺激ビデオに内在していた言語外の手がかり
- 9.2.5 動詞の学習における言語普遍性と言語特殊性 189
- 9.3 第9章のまとめと考察 191
- 第10章 子どもによるレキシコンの構築 195
- 10.1 語によって学習のしかたは異なる 195
- 10.1.1 即時マッピング可能な語彙:名詞 195
- 10.1.2 即時マッピングの難しい語彙:動詞と形容詞 196
- 子どもはなぜ動詞を即時マッピングしないのか
- 形容詞も即時マッピングが難しい
- 10.1.3 名詞とは異なる基準でモノを分類する助数詞 199
- 10.1.4 擬態語の不思議 201
- 10.2 語彙獲得に影響する要因 203
- 10.2.1 耳にする頻度と概念の性質 203
- 10.2.2 学習の容易な概念とは? 206
- 基礎レベルのカテゴリー名がまず学習されるわけ
- 動詞の学習しやすさ
- 10.3 発展するシステムとしてのメンタルレキシコン 211
- 10.4 第10章のまとめと考察 215
- 第11章 ことばと概念の関係 217
- 11.1 ことばが先か,概念が先か 217
- 11.1.1 「概念が先」という立場 217
- 11.1.2 「ことばが先」という立場 218
- 11.1.3 二つの立場をどう考えるか 220
- 11.2 ことばと概念の相互ブートストラッピングモデル 222
- 11.2.1 モノの名前と事物概念とのブートストラッピング 223
- 11.2.2 関係の名前と関係概念とのブートストラッピング 226
- 11.3 第11章のまとめと考察 231
- 第12章 おわりに 233
- 12.1 メンタルレキシコンの表象理論へ向けて 233
- 12.2 外国語のレキシコンの学習への示唆 236
- 12.3 今後の研究に向けて 240
- 参考文献 243
- あとがき(感謝のことば) 259
- 索引 261
樋口真嗣監督隠し砦の三悪人の予告篇がまつたくおもしろさうでなかつた。今年にはひつて見た2本目の三浦友和出演作品。緒川たまきは、もつとちやんとストリッパーをしてください。
;新泉社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;285頁;;ISBN4-7877-0306-4;
本書ジャケットの写真は、アメリカでジャンポロジーなる学問がはやつたときに週刊朝日で撮つたもののやうだけれど、なんだかきっとそのまま宙へ 昇っていくの 天国へ
みたいな感じだなあ。
;武蔵野書院;14,000円(借覧);A5判;縦組;上製;3+463頁;;ISBN4-8386-0223-5;
目次を写しておく。
- 二音節を単位の基本とする韻律について / 柳田征司 1
- 一、問題の所在
- 二、二音節を単位の基本とする意識と外形的性質
- 三、二音節を単位の基本とする意識の来由
- 四、結論
- 「善悪」の副詞用法の発生 : 近代語への歩み / 玉村禎郎 17
- 一 はじめに
- 二 副詞用法
- 二‐一 変体漢文
- 二‐二 漢字仮名交じり文など
- 三 副詞用法の起源
- 四 おわりに
- 接続助詞的用法としての「定(ヂャウ)」と「条(デウ)」 / 坂詰力治 33
- はじめに
- 一 中世文献に見える「定」の接続助詞的用法
- 一‐一 中世前期の場合
- 一‐二 中世後期の場合
- 二 中世文献に見える「条」の接続助詞的用法
- 二‐一 中世前期の場合
- 二‐二 中世後期の場合
- おわりに
- 旃陀羅が子日蓮の言語生活寸描 / 杉本つとむ 51
- はじめに
- (一) 譬喩の世界
- ○男と女に関する譬喩(a)
- ○犬と猨の譬喩(b)
- ○鬼に金棒の譬喩(c)
- (二) 語彙考証若干
- ○転(伝)子病
- ○強盛(ガウジャウ)
- ○十字(ジフジ)
- 抄物における反実仮想表現 / 山田潔 71
- 一 はじめに
- 二 『御伽草子』における反実仮想表現
- 三 抄物における反実仮想表現(一)
- 四 抄物における反実仮想表現(二)
- ハビアン『平家物語』と間(あい)の語り〈「と申す」「と聞こえた」の文体を再検討する〉 / 小林千草 89
- はじめに : 本稿の目的
- 一 能「融」とその“間(あい)”の文体
- 二 ハビアン『平家物語』の「と申す」「と聞こえた」使用実態と能「忠度」「鵺」の間(あい)
- 三 ハビアン『平家物語』の「と申す」「と聞こえた」と原拠本のあり方
- 四 ハビアンの語りの姿勢と間(あい)語りの姿勢
- 『雑兵物語』東京国立博物館蔵写本の本文と系統 / 浅川哲也 111
- はじめに
- 一、書誌的比較
- 二、補筆訂正箇所の比較
- 二‐一、〈内閣A本〉の補筆訂正箇所と〈東博本〉の本文
- 二‐二、〈内閣A本〉の○印附き箇所と〈東博本〉本文
- 二‐三、〈内閣A本〉本文と〈東博本〉本文
- 二‐三‐一、〈東博本〉本文にあって〈内閣A本〉に欠く箇所
- 二‐三‐二、意味内容に関わる異同箇所
- 三、〈内閣A本〉と〈東博本〉の語法・語彙の比較
- 三‐一、否定辞
- 三‐二、指定辞(ダ)
- 三‐三、推量辞(ベイ)
- 三‐四、接続辞(原因・理由)
- 三‐五、逆接
- 三‐六、命令表現
- 三‐七、禁止・制止表現
- 三‐八、音便形
- 三‐八‐一、四段活用動詞連用形の促音便形とウ音便形
- 三‐八‐二、形容詞連用形の原形・促音便形
- 四、〈東博本〉と〈内閣B本〉の比較
- 五、写本の系統図
- まとめ
- 対称代名詞から見た狂言詞章の変遷 : 鷺傳右衛門派の場合 / 米田達郎 139
- 一 はじめに
- 二 先行研究概観
- 三 対称代名詞からみた鷺傳右衛門派の変遷
- 三・一 両本におけるオマエとコナタについて
- 三・二 コナタからソナタへ
- 三・三 ソナタからワゴリヨへ
- 四 変遷の様相
- 五 まとめ
- 和泉流狂言台本雲形本と古典文庫本との本文比較 : ト書き・注記に関して / 小林賢次 159
- 一 はじめに
- 二 雲形本と古典文庫本の関係について
- 三 雲形本と古典文庫本との校異
- 三・一 本文の誤認とみられるもの
- 三・二 語句・文などの異同
- 四 おわりに
- 江戸・明治期における漢文訓読の展開 : 訓読から音読へ / 齋藤文俊 177
- 一 はじめに
- 二 江戸時代における漢文訓読の流れ
- 三 江戸時代の音読論
- 四 漢語サ変動詞における訓読と音読
- 五 明治期における新漢語への影響
- 江戸町人の会話における漢語使用の実態 : 「當世七癖上戸」の使用例から / 山口豊 193
- はじめに
- 登場人物の漢語使用の実態
- おわりに
- 一九滑稽本における「ござる」の用法 : 『江之島土産』『六阿弥陀詣』『堀之内詣』『雑司ヶ谷記行』を中心に / 神戸和昭 205
- はじめに
- 一 使用テキスト
- 二 調査結果
- 三 考察
- 三‐一 全体的傾向
- 三‐二 武士・僧・座頭グループ
- 三‐三 中層町人・下層町人グループ
- 三‐四 田舎詞中の用例
- おわりに : 「ござる」の性格
- 『浮世床』における「へ」と「に」の使い分け : 共用動詞の分析から / 園田博文 225
- はじめに
- 一 資料と調査方針
- 二 『浮世床』の概観・文体の関わり
- 三 共用動詞の分析 その一(場所か人・動物か)
- 四 共用動詞の分析 その二(動詞のアスペクト・多義性)
- まとめ
- 一九世紀近世早引節用集における大型化傾向 / 佐藤貴裕 241
- はじめに
- 一 従来型節用集の大型化の傾向
- 二 早引節用集の大型化の概要
- 三 大型早引節用集における諸相
- いろは節用集大成
- 〔早引〕永代節用集
- 〔早引〕万代節用集
- 〔増補音訓〕大全早引節用集
- 万世早引増字節用集
- 四 非大型本による補説
- おわりに
- 遊里における「であります」の使用意図 : 江戸後期の洒落本、人情本の調査から / 長崎靖子 257
- 一、本稿のねらい
- 二、人情本に見る「であります」
- 三、洒落本・滑稽本に見る「であります」
- 四、「であります」の使用時期と使用者
- 五、遊里の「であります」の使用意図
- 六、明治以降の「であります」
- 七、まとめ
- 新漢語「時間」の成立と《時》の表示法 / 松井利彦 277
- 会話篇に見る幕末の江戸語 : 音節融合を中心に / 小松寿雄 299
- はじめに
- 一 会話篇の言葉の性質
- 二 融合形の長短
- 三 係助詞ワの融合
- 1. デワ/ジャ
- 2. テワ/チャ
- 3. ヨリ+ワ
- 4. ワシ+ワ・オイラ+ワ
- 5. ソレ・コレ+ワ
- 6. 連用形+ワ
- 付. その他の助詞+ワ
- 四 ~接続助詞バ・終助詞ワの融合
- 表記と音声の乖離 : 英学資料の音節「エ」の場合 / 常盤智子 317
- 1. はじめに
- 2. 英学資料の「エ」の表記
- 3. 表記実態の概観
- 3.1. 「e」(を中心とする混在)から「ye」へ
- 3.2. 「ye」から「e」へ
- 3.3. 表記実態からわかること
- 4. 日本語の表記に対する当時の議論
- 4.1. ジャパン・ウィークリー・メイルでの書評から
- 4.2. 日本アジア協会の発表記録から
- 4.3. 議論からわかること
- 5. おわりに
- 『浮雲』の心話文 / 阿部八郎 333
- はじめに
- 1 「心話文」の認定
- 2 考察
- 2-1 読者を意識した表現
- 2-2 登場人物に対する待遇表現
- 3 まとめ
- 格助詞「~カラ」の用法 / 田中章夫 345
- 0. はじめに
- 1. 運動場カラ遊ぶ
- 2. 船カラ来た
- 3. 一万円カラお願いします
- 「~まじりに~」 / 中野伸彦 357
- 「隠岐アクセントの系譜」その後 / 山口幸洋 373
- 1
- 2 添田建治郎氏の研究
- 3
- 若い日の言語研修 / 森岡健二 387
- 一
- 二 橋本進吉先生に学ぶ
- 三 意味の意味(Meaning of Meaning)
- 四 ブロック、トレーガーの言語分析の要点
- 1 言語の体系
- 2 象徴
- 家電名の変化 / 宮島達夫 420
- 0. 資料
- 1. 「洗濯機」
- 2. 「冷蔵庫」
- 3. 「掃除機」
- 4. 「テレビ」
- 5. 「パソコン」
- 6. 「温水器」と「アイロン」
- 7. まとめ
- 『英和通信』諸本考 : 会話タイトルを中心に / 大久保恵子 440
- はじめに
- 1 書名
- 1-1 表紙・見返し・扉
- 1-2 和装本各巻頭書名
- 2 目録と所収会話数
- 2-1 和装本
- 2-2 洋装本
- 2-3 和装本各篇の所収会話数
- 3 会話のタイトル
- 3-1 総目録日本語タイトルの異同
- 3-2 総目録と各巻頭・話頭の目録における日本語タイトルの異同
- 3-3 諸本の傾向
- 4 拗音のローマ字表記から見た諸本
- 5 まとめ
- 付: 西京本見返し裏の異本について
- 『和英語林集成』「原稿」から初版への漢字表記 / 木村一 458
- 1 はじめに
- 2 漢字表記率
- 3 特異な漢字表記
- 3-1 分類方法
- 3-2 「原稿」と初版の実例
- 4 「特異な漢字表記」の特徴
- 5 今後の課題
- 執筆者略歴 459
;東北大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;2+4+251頁;;ISBN978-4-86163-056-9;
大学構内こそ米兵も入れない安全地帯であったが、街の中ではしばしばトラブルが起きていた。国語学の小林好日教授が、ホールド・アップされて時計を奪われたと苦笑されたのもこの頃である
(p.128)。
;勁草書房;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;v+153+iv頁;;ISBN978-4-326-65324-9;
光文社新書262;光文社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;252頁;ISBN4-334-03362-8;
講談社選書メチエ372;講談社;1,650円(借覧);四六判;縦組;並製;284頁;;ISBN4-06-258372-0;
歴博・国文研共同フォーラム;塙書房;(借覧);A5判;縦組;上製;3+iii+256頁;;ISBN978-4-8273-1214-0;[執筆者]まつむら・ゆーじ(松村雄二)/よしおか・まさゆき(吉岡眞之)/おがわ・たけお(小川剛生)/いはら・けさお(井原今朝男)/かわむら・ゆーこ(川村裕子)/あさだ・とーる(浅田徹)/ひらの・ゆきこ(平野由紀子)/さかい・しげゆき(酒井茂幸)/にとー・あつし(仁藤敦史)/つるさき・ひろお(鶴﨑裕雄)/おぐら・しげじ(小倉慈司)/まつざわ・よしゆき(松澤克行)/ひだか・かおり(日高薫)/さわだ・かずと(澤田和人)
三條西実隆(一四五五~一五三七)のあたりから、「二十一代集」という表現をしています。もう次は無いと思うのでしょうね
(小川剛生の発言、p.92)。
;明治書院;3,800円(借覧);A5判;縦組;上製;2+6+249頁;;;
目次を写しておく(本文には小見出しはないのだけれど、目次ページには書いてあるのがめづらしいなあ)。
- はしがき 1
- 中世語における思考と表現 1
- 一、語の続けがらと「てにをは」 1
- 二、『八雲御抄』に見られる言語意識 4
- 三、意識と表現との間のずれ 8
- 四、教長・清輔・顕昭・定家の条件法の意識 11
- 五、中世語における論理的な思考法 14
- 六、中世語における逆接の意識 16
- 七、中世人の思考形式を支えたもの 17
- 中世文語行為機構の一面 20
- 一、序説 20
- 二、接続助詞「とも」の解釈法 22
- 三、接続助詞「と」に反撥する意識 25
- 四、接続助詞「とも」の捉え方 27
- 五、接続助詞「とも」の文語的表現 28
- 六、接続助詞「とも」の口語的表現 31
- 七、中世文語における解釈と表現 32
- 中世語における理解行為の一面 36
- 一、序説 36
- 二、『耳底記』に見られる「に」格の意識 38
- 三、中世文語における「に」格の表現 41
- 四、中世口語表現の特徴 45
- 五、中世語における格の捉え方 48
- 六、理解の過程と思考の展開 50
- 係結び表現の機構 53
- 一、中世語における係結びの把握 53
- 二、『手爾葉大概抄之抄』における係結び 58
- 三、「抄物」における係結び 59
- 四、十三代集における「こそ」の係結び 61
- 五、中世語の係結びに見る表現と思考の関係 64
- 条件表現の問題 : 逆接の「ば」について 70
- 一、逆接を表す「ば」 70
- 二、逆接を表す「ば」の変遷 72
- 三、「ば」の変遷と人々の思考形態 76
- 四、中世語における逆接の論理 78
- 五、中世語に残る逆接の「ば」 : 「――も果てねば」の形について 79
- 中世文語における「つつ」についての問題 84
- 一、中世語における「つつ」の把握 84
- 二、「ながらのつつ」について 86
- 三、「つつ」止めに感ぜられたもの 92
- 四、中世の文献に見落とされた、反覆を表す「つつ」 94
- 五、中世語における「つつ」の古語性 95
- 六、中世語における反覆を表す「つつ」の用法 98
- 七、中世語特有の「つつ」の用法 101
- 八、中世語における反覆を表す「つつ」の意識 103
- 中世文語における助動詞「らし」とその周辺の語 107
- 一、「けらし」の用法 107
- 二、「ならし」の用法 111
- 三、『愚秘抄』に見る「らし」の感覚 114
- 四、「らし」の古語化 116
- 五、「らし」の表現の特性 120
- 六、「らん」の変遷と推量に対する思考の分化 123
- 中世語における時の助動詞に対する意識 130
- 一、中世口語における時の助動詞の実態 130
- 二、中世文語における時の助動詞の概略 134
- 三、「き」に関しての問題 134
- 1、中世語における「き」に対する意識と過去の概念 134
- 2、『耳底記』に見る「き」と「り」との混乱 138
- 3、中世語における「き」の誤解 140
- 四、「つ」に関しての問題 : 付「けり」 141
- 五、「ぬ」に関しての問題 : 「畢んぬ」の意識 143
- 六、「り」に関しての問題
- 七、まとめ 147
- 江戸時代における時の助動詞把握の一形式 149
- 一、「た」による時の助動詞の把握 : 本居宣長『古今集遠鏡』と富士谷成章『あゆひ抄』 149
- 二、『玉あられ』に見る宣長の時の意識と当時の用法 151
- 三、近世文語における時の助動詞表現の機構 154
- 四、文語表現の理解の限界 155
- 五、近世語における時の認識法 157
- 六、まとめ 157
- 過去の助動詞 161
- 一、時制研究の概観 161
- 二、「た」の用法 165
- 三、「た」の意味 167
- 四、「き」「けり」の相違 168
- 五、「き」「けり」の意味 172
- 六、平安時代の「き」「けり」に対する意識 172
- 「降りすさむ」「吹きすさむ」について 178
- 一、宗祇・紹巴の「すさむ」の把握 178
- 二、『日葡辞書』における「すさむ」の意味 180
- 三、中世の文献に見る「すさむ」 181
- 四、中世語における「すさむ」の実態 183
- 五、宗祇・紹巴の説の検討 187
- 六、本居宣長の『新古今集美濃の家苞』に見られる解釈 190
- 七、「すさむ」の変遷と中世語の解釈の機構 193
- 「数」の字考 197
- 一、多数の意を表す「数」の字 197
- 二、『日葡辞書』における「数」 199
- 三、中世語における「数」の字を冠した語 199
- 四、上代語・中古語における「数」の字を冠した語 201
- 五、畳語の意味 203
- 六、畳語と多数の概念 205
- 七、複数の意味 206
- 八、複数の概念と多数の概念との分離 208
- 中世和歌における表現の問題 : 藤原定家の「や」への意識 209
- 一、『石清水若宮歌合』における「や」に関しての判詞 209
- 二、中世語における「――や――」の表現 210
- 三、「――や――」の変遷 216
- 四、『手爾葉大概抄』における「や」 218
- 五、新古今時代の「や」の表現と定家の意識 219
- 六、疑問の「や」 221
- 七、和歌の表現と散文の表現 222
- 八、和歌の表現を支えたもの 224
- 兼好法師の言語観 227
- 一、兼好法師と言語 227
- 二、兼好法師と話しことば 229
- 三、兼好法師の感じた会話の有効性 232
- 四、兼好法師と言語理解 234
- 五、兼好法師の古語への憧れ 235
- 付記 239
- 後記 243
- 索引 245
;刀江書院;190円(借覧);B6判;縦組;並製;6+3+218+14頁;;;
すこしまへにちよつと四つ仮名についてしらべてゐたなかに、本書に、ではその假名の部分、或は假名ばかりで書く場合について、まづ字體からいへば片假名は大體今と同じだが平假名は異體――所謂變體假名が甚だ多いことをいふにとどめる。でその假名の使ひ方、所謂假名遣は和字正濫鈔が元祿八年に出てはゐるがそのゆき方を襲ふのは國學者だけと考へてよい。(本書の意義は他にあり實績がかく乏しいことは弱點にならないことを申添へる)といつて勿論何か他の方式によるのでもなく全く規則もない、ただ何とかして言葉を文字に殘したらよかつたのだらう。しかし事實は打消に「づ」を用ゐることは甚だ少いとか、前期上方でクヮを寫すにクハを以てするのが一般的だとかいつた傾向は見られる
(p.178)、とあるのの、いま強調したところをひいてゐるものがあつて、見てみる気になつたので。
ところで日本語学研究事典の四つ仮名の項には、東国においては、すでに鎌倉時代に四つ仮名の混乱があり、日蓮の文章などの表記の混乱の例が有名である
(松本宙、p.360)とあるけど、これは、辛島美絵、国語資料としての仮名文書 : 鎌倉時代のオ段長音の開合と四つ仮名の混乱表記を通して(国語学146)以前のはなしぢやないか、アップデートしてほしかつたなあ、と思つたのでした。
以下、目次を写しておく。
- 序 / 時枝誠記
- 緒論 / (遠藤嘉基) 4
- 第一篇 上代 / 阪倉篤義
- 序 3
- 時代區分
- 一 資料 4
- 奈良時代までの資料
- 奈良時代の資料
- 資料の性質
- 二 文字と文章 10
- 漢字漢語の移入
- 變體の漢文
- 眞假名の發生
- 國語表記の種々層
- 眞假名の種類
- 字體
- 三 音韻 17
- 假名と音韻組織
- 特殊假名
- 母音の種類
- 長母音
- 子音
- 濁音
- 撥音促音など
- 音節の結合
- 母音の交替
- アクセント
- 四 語彙 28
- 接頭語
- 接尾語
- 名詞の構成
- 副詞の構成
- 形容詞の構成
- 動詞の構成
- 語の位相
- 五 語法 36
- 代名詞
- 動詞
- 敬語法
- 形容詞
- 形容動詞
- 受身、可能の助動詞
- 使役の助動詞
- 時の助動詞
- 推量の助動詞
- 打消の助動詞
- 所謂断定の助動詞
- 格助詞
- 係助詞
- 接續助詞
- 終助詞と間投助詞
- 六 外來語 50
- 七 方言 51
- 東國方言
- 音韻
- 語法
- 語彙
- 第二篇 中古 / 遠藤嘉基
- 序 57
- 一 カナ文字 57
- 二 歌語と口語 63
- 三 口語から文語へ 67
- 四 資料の諸相 72
- 五 音韻 81
- 六 語法 94
- 七 語彙 104
- 第三篇 中世 / 濱田敦
- 第一章 序説 111
- 時代區分
- 時代の概觀
- 文語と口語
- 資料
- 外國資料
- 第二章 音韻 116
- 母音
- 鼻母音
- 子音
- 拗音
- 撥音、促音
- 長音
- 連聲
- 第三章 語法 128
- (一) 形容詞、形容動詞 128
- 形容詞
- 形容動詞
- 敬語法
- (二) 動詞 131
- 二段の一段化
- サ行變格
- 連體形と終止形との合一
- 音便
- 命令形
- 敬語法
- (三) 助動詞 140
- 受身
- 使役
- 時
- 推量
- 打消
- 指定
- 希望
- 比況
- (四) 助詞 150
- 格
- 副
- 接續
- 係
- 終、間投
- 第四章 結語 155
- 第四篇 近世 / 池上禎造
- 一 總説 161
- 二 音韻・文字 169
- 三 語法(上) : 活用 179
- 四 語法(中) : 助動詞 186
- (一) デアル ヂャ ダ
- (二) ヌ ナンダ ナイ ナカツタ
- (三) ウズ ウ ヨウ ベイ
- (四) ゲナ サウナ ヤウナ マイ
- (五) タ ケ
- (六) タイ テホシイ
- (七) スル サスル セル サセル
- (八) ルル ラルル レル ラレル
- 甲 丁寧語
- (1) オヂャル ゴザル ゴザリンス ゴザンス オザンス ザンス ザマス オマス オス
- (2) デス デアリマス
- (3) マス ンス ヤンス ヤス
- 乙 尊敬語
- (4) ルル ラルル
- (5) セラルの系統
- (6) ヤル
- (7) アソバス アル ナサル メサルル クダサル タモル
- 丙 謙讓語
- 五 語法(下) : 助詞 200
- 一 格助詞
- ノ・ガ
- ヘ
- ト
- 二 接續助詞
- 〔假定〕
- 〔理由〕
- 〔逆接〕
- テ
- シ
- 三 副助詞
- ダケ キリ
- ホカ ヨリ シカ
- 四 終助詞
- ナ
- マデ
- サ
- ゼ
- 六 語彙 205
- 參考文獻 211
- あとがき / (濱田敦)
- 索引
;河出書房新社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;208頁;;ISBN978-4-309-01814-0;
白のキャミソール。胸元と右手とにアクセサリも輝く。頬杖をついて、こちらに微笑んでゐるところ。暖色系の室内。手前にカップケーキの山、2つのグラス。
新潮新書225;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN978-4-10-610225-7;
幻冬舎新書021;幻冬舎;720円(100円);新書判;縦組;並製;210頁;;ISBN978-4-344-98020-4;
2008年。気になるモデルの女の子。で、米原康正撮影。チェキ撮影はちよつときついなあ。
マンガ誌で日本で最初にコミックという言葉を使ったのは小長井氏だそうだ(2007年12月中旬号、情報区欄、『ビランジ』20号といふ記事での、小長井信昌「少年少女マンガ誌編集回想録」の紹介。p.13)。今年の執筆予定はあとでみる。
『研究史・日本語の起源―誤りと偽りの「日本語=タミル語起源説」―』を勉誠出版から、といふのだけメモ。
;刀江書院;250円(借覧);B6判;縦組;並製;2+1+272頁;;;
前島密「漢字御廃止之議」 - 国語史資料の連関 - 国語史グループに名前があがつてゐたので。なおこの建白書は慶応二年と記されているが、これの草稿には文久の末年にこの論を首唱したと述べられており、同様の趣旨のものが明治二年維新政府にも建議されている。これには「国文教育施行の方法」が添えられ、第一期から第五期に至る八年の計画と、年限のない第六期の企図が加えられ、学制が考慮されている。さらに明治六年には興国文廃漢字議の稿本があり、これは聖断を仰ごうとしたものであるが、華頂宮の所志を達するよう尽力しようとの仰せにより、内奏も建議も止めたといわれる
(pp.40-41)とある草稿
が、最近、町泉寿郎が報告した廃漢字献言なのかな(論文をとりよせればわかるだらうことではあるのだけれど)。以下、一往目次を写しておく。
- 序 / 久松潜一 1
- 序説 1
- 第一章 近代文章研究史の概観 34
- 第二章 明治十年代の文章研究 64
- 第三章 明治二十年代の文章研究 96
- 第四章 明治三十年代以後の文章の研究 130
- 第五章 大正時代の文章研究 171
- 第六章 昭和時代の文章研究 199
- 結語 252
- 近代文章研究書年表 255
- あとがき 269
朝日新書072;朝日新聞社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;245頁;;ISBN978-4-02-273172-2;
;トランスビュー;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;i+9+381+XXI頁;;ISBN4-901510-42-8;
エピソードの摘録をはじめると結局全部うつすことになりさうなほどおもしろかつたり興味ぶかかつたりするのだけれど、いくつか写しておく。
あるとき「大塚(久雄)君には参ったよ。敗戦直後、進駐軍の兵隊がドロボーをしたという新聞記事が載ったときに、彼は“それは黒人だったにちがいない”と言ったので、あいた口がふさがらなかった」というエピソードを教えてくれた(飯塚浩二。p.19)。
退官講義は、ゆるやかなスロープの大きな階段教室で開かれた。多くの哲学者や他分野の学者が列席していたが、高齢の寿岳文章氏が車椅子に乗って最前列にいたのは印象的だった(p.37)。
同様にさまざまな分野において林達夫は有力な新人を発掘し、関係のあるジャーナリズムに登場させることを好んだ。例えば十年程前、ご高齢の波多野完治氏は自分が若いときにレトリック論で最初に『思想』に登場できたのは林達夫の推薦によるものだ、と話して下さった(p.45)。
が、一度「地球」の話になると、当時ようやく形をとりつつあったプレートテクトニクスに対して、ブルジョワ理論、エセ科学といった批判が口から飛び出す始末だった(湊正雄。p.67)。
凸版印刷の社長であった鈴木和夫氏と初めて会ったとき、「弟がいつもお世話になっております」とあいさつされ、大いに恐縮した(鈴木孝夫。p.85)。
私のいとこの一人である詩人で翻訳家の矢川澄子(故人)は、秋山氏の親しい友人であった(秋山さと子。p.125)。
大江健三郎氏が自らの創作の過程を開示した折には、メンバーの誰もが仰天した。氏は、『同時代ゲーム』だったと思うが、その第一稿が、第二稿、第三稿、そして決定稿と、どう変化していくかを明らかにした。第一稿では、志賀直哉ばりの文章だったのが、第二稿、第三稿となるにしたがって、大江氏独特の文章として完成されていく(「例の会」。p.132)。
そしてこの本はたんにチョムスキーの評伝、紹介をこえて、言語学の本として、ずっと生きつづけると思っています。これは老いの自画自賛ではなくて、学問をやる人にとって必要な勇気のもんだいです(田中克彦からの手紙。p.151)。
中井氏本人の分析によれば、京都には京大にいた時代のトラウマがあり、無意識のうちに京都に行くことを回避したのだ、という話だった。それに対して、笠原氏も河合氏もなるほどと言って不思議そうな顔一つしなかったのには驚いたものだ(中井久夫。p.161)。
服部四郎氏の『音声学(カセットテープ付)』について触れておこう。この本のテキスト部分は、一九五一(昭和二十六)年に刊行された、岩波全書の『音声学』をもとにしている。服部氏は、刊行後三十年経過した著書に、参考文献など多少の追加は行ったものの、改変の要を一切認めなかった。心配した氏の後輩である教授諸氏が集まって協議した結果、当時ある有名大学の言語学科主任教授であるU氏が代表となって、最低限訂正した方がよいと思われる百数十個所のリストを持参し、服部氏と相談することとなった。担当編集者である私にもついて来てほしいとのことなので、従って行った。結論を言えば、その結果訂正されるに至った個所は一つもなかった。またテープに録音する作業は容易でなかった。つくり代えた入れ歯がうまく収まらずに、服部氏自身納得のゆく発音がなかなかできなかったからだ。しかし、何とか刊行することができた。/この編集作業を通して、私は一大の碩学の偉大さと、ある意味での悲惨さを学ばなければならなかった。氏に関わるエピソードはたくさんある。しかし文章にするには支障がありすぎて、とても不可能だ。残念なことである(pp.228-229)。
『メイエルホルド――粛清と名誉回復』は、佐藤恭子氏に訳してもらった。佐藤恭子氏は佐藤信夫氏の妹さんだ。西洋中世の修辞学を研究していた信夫氏とは、よく会って話をした。大学を出て、フランスの化粧品会社か何かの日本支配人を経て、研究者になったという経歴の持ち主で、氏のレトリック論などはとても面白かった(p.317)。
活版印刷の最後の本(精興社の場合)になった(p.339)。
中国の歴史05;講談社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;6+382頁;;ISBN4-06-274055-9;
幻冬舎新書012;幻冬舎;740円(借覧);新書判;縦組;並製;230頁;;ISBN4-344-98011-5;
文春文庫[た-17-5];文藝春秋;619円(100円);文庫判;縦組;並製;382頁;;ISBN4-16-741105-9;
大阪商大初代学長・河田嗣郎を祖父に持つ日系三世(p.165)。
『源氏物語』研究の清水好子さん(関西大学名誉教授)は、万葉学者の旦那と結婚した。彼女には子どもこそおりませんでしたが、ずっとご母堂が一家を切盛りしていた。/そのお母さんが亡くなりましたら、清水さんは家事がなにもできない。ずっと『源氏』と格闘していたわけですから、しょうがないんです。だから、ただちにご亭主を連れて老人ホームに入ってしまった(p.253)。風巻景次郎、清水好子の源語解説を谷沢永一解説で復刊してゐるのを書店で見た(源氏物語 : 時代が見える人物が解る)。
岩波新書(新赤版)1108;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;xiii+210+2頁;;ISBN978-4-00-431108-9;
といふ訳で、けふの昼はこれはどこからきたなにエビなんだろとか思ひながら、キノコクリームエビフィレオを食べました。エビちゃんが好きなほどにはエビは好きではないのだけれど、わりと美味しくいただきました。新CMも可愛いなあ。
笠間叢書60;笠間書院;3,800円(借覧);A5判;縦組;上製;iv+221+5頁;;;
目次を写しておく。
- はしがき
- I 序章 1
- 第一 ことばとことのは 3
- 第二 てにはばね「けむ」 26
- II 中世文語 41
- 第一 中世人と中古語 43
- 第二 中古語その後 61
- 第三 疑いと治定 77
- III 中世てにをは秘伝書 95
- 第一 姉小路式の相伝について 97
- 附 論文批評 根来司氏論述「姉小路式の相伝について」(「国語と国文学」昭和二十八年五月号) / 井上誠之助 110
- 第二 姉小路式の諸本の系統について 114
- IV かさねて中世文語 133
- 第一 八代集と「けしき」 135
- 第二 徒然草と批評語 151
- 第三 芭蕉の「けり」 169
- V 終章
- 第一 擬古文の性格 183
- 第二 文語史の一方向 197
- 国語学会研究発表要旨 209
- 一 姉小路式の諸本の系統について
- 二 中世人と中古語 : 文語研究への一課題
- 三 疑いと治定 : 近世文語の一性格
- 四 中古敬語の崩壊過程 : 河内本源氏物語に見える
- 五 動詞に直接する「けり」 : 文章研究の一課題
- 六 八代集と「けしき」
- 本書所収論文について 219
- 索引
角川oneテーマ21 B-106;[発行]角川書店、[発売]角川グループパブリッシング;686円(588円);新書判;縦組;並製;212頁;;ISBN978-4-04-710126-5;
これも目次を写しておく。
- 第一章 語学がいっぱい 17
- 語学をめぐるミステリー 18
- 辞書を引くのがとまらない 21
- 読書は語学の王道 24
- マンガを語学に活かす 27
- DVDは語学の味方 30
- 字幕で語学を工夫する 33
- パソコンのキーボードで覚える語学 36
- 子ども向け辞書を書き写す 39
- 多言語なラジオ放送をインターネットで 42
- 根性だけでは続かない 44
- 第二章 語学を続けるために 47
- 大切なのはやめないこと 48
- 語学は時間がかかる 50
- 語学は復習が大切 53
- 「語学版・心の悩み」相談室? 57
- 過去は関係ない 60
- 外国人だって人間です 63
- メソッドなんて似たり寄ったり 65
- 外国語はいくつやってもいい 69
- 語学ができると本当に有利なのか 73
- 語学に天才はいない 76
- 第三章 語学の「常識」を疑う 79
- 「常識」が多すぎる 80
- 恋人を作ると上手くなるのか 83
- 現地に行けば上達するのか 86
- 会話では日本語を使わないほうがいいのか 90
- 外国語学校に通わなければダメか 93
- コンピュータがないと学習できないのか 96
- 検定試験は語学力を示すのか 98
- ゼロからはやり直せない 102
- 「常識」を打ち破る楽しさ 105
- 第四章 理想の語学教師を求めて 109
- もし自分が語学教師だったら…… 110
- 情報を伝えるのが仕事ではない 111
- 分かりやすく伝えることの難しさ 113
- 楽しくなければ語学じゃない 116
- 楽しかった先生① 中学時代のK先生 117
- 楽しかった先生② 大学時代のC先生 119
- 魅力的な先生、つまらない先生 121
- 語学教師の「お国自慢」 124
- おしつけがましい語学教師は嫌われる 128
- 黄金律は「発音のよいこと」 130
- 文法用語を乱発しない 133
- 語学教師こそ多言語学習を 136
- 外国語カウンセリングという発想 139
- 第五章 語学のプロは修業する 143
- プロとは? 147
- 語学のプロはお金をかける 147
- 語学のプロは辞書を揃える 149
- 語学のプロは本に関する知識を持つ 152
- 語学のプロは時間をかける 153
- 語学のプロは静かに勉強する 156
- 語学のプロは締め切りを設定する 158
- 語学のプロは整理整頓をする 160
- 語学のプロは日本について知る 163
- 語学のプロは日本語に敏感になる 167
- 語学が得意だからプロになるのではない 172
- 第六章 たとえば英語学習をやめてみる 175
- やめるのは一時的 176
- どうして英語ではダメなのか 178
- 外国語の選び方 181
- 文字を恐れるな 184
- 語学書選びの「目利き」になる 187
- 再び時間について 190
- 何が苦手か整理してみる 194
- 発音が上手くできない 195
- 文法が理解できない 196
- 単語が覚えられない 198
- 混乱が心配というが 200
- いっぺんに始めない 203
- 再び英語学習を見直す 205
- おわりに : 語学のある日々 208
;東京大学出版会;(借覧);A5判;縦組;上製;xviii+262+29頁;;ISBN978-4-13-010104-2;
竹内好が狂人日記で、人間を食ったことのない子どもは、まだいるかしら(ん)? と訳してゐたことをひいて、このつぶやきを男性ではなく、女性の、しかもおそらくは母の声ではないのだろうか
としてゐるのだけれど、これは、男性に還元できない声
なんだらうか(pp.225-226)。丸谷才一や大野晋がかうした「かしら」をつかつてゐるやうな印象があるのだけれど、竹内好はだうかしら。
和泉選書160;和泉書院;3,200円(借覧);四六判;縦組;上製;2+4+264頁;;ISBN978-4-7576-0418-6;[執筆者]すずき・ひろこ(鈴木宏子)/やまざき・けんじ(山﨑健司)/あおやぎ・たかし(青栁隆志)/たかの・はるよ(高野晴代)/もり・まさと(森正人)/すずき・はじめ(鈴木元)/あさだ・とーる(浅田徹)/くぼた・けーいち(久保田啓一)/とくおか・りょー(德岡涼)/たけしま・まい(竹嶋麻衣)
Series of Centre for Integrated Research oh the Mind;慶應義塾大学出版会;4,000円(借覧);菊判;縦組;並製;iii+181頁;;ISBN978-4-7664-1391-5;[執筆者]さとー・みちお(佐藤道生)/ヴィーブケ・デーネーケ(Deneke, Wiebke)/やまだ・なおこ(山田尚子)/ほんま・よーいち(本間洋一)
ちくま新書705;筑摩書房;680円(583円);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN978-4-480-06410-3;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;iv+2+228頁;;ISBN978-4-13-080020-4;[執筆者]しばた・もとゆき(柴田元幸)/おざわ・しぜん(小沢自然)/おの・まさつぐ(小野正嗣)/きゅーの・やすひこ(久野康彦)/こぬま・じゅんいち(小沼純一)/とちぎ・のぶあき(栩木伸明)/ぬまの・みつよし(沼野充義)/のなか・すすむ(野中進)/ふじわら・かつみ(藤原克己)/マイケル・エメリック(Michael Emmerich)/ロジャー・パルバース(Roger Pulvers、うえすぎ・はやと(上杉隼人)訳)
;晶文社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;294頁;;ISBN978-4-7949-6708-4;
黒い衣裳のうへに白いハーフコート――エビちゃん カレンダー 洋服 どこの
、といふ検索語でここにたどりついてしまふかたもゐるみたいで洵に申し訳ないのだけれど、しかしさうした希望にはこたへられないままに書き続けると――、頭にサングラスを載せて、白い内装の自転車の後部座席(右側)に、身をこちらにむけてかけて、背もたれのうへに右肘をついて、すこし首を傾けてゐるところ。憂ひを含んだやうな瞳が美しい。
;名古屋大学出版会;(借覧);A5判;縦組;上製;xiii+723+27頁;;ISBN978-4-8158-0565-4;
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;239頁;;ISBN4-10-302931-5;
新潮新書243;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;207頁;;ISBN978-4-10-610243-1;
;みすず書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;235頁;;ISBN978-4-622-07319-2;
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;219頁;;ISBN978-4-10-303752-1;
新書y124;洋泉社;740円(100円);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN4-89691-874-6;
;若草書房;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;335頁;;ISBN4-948755-66-4;
みすず(1・2月合併号)。
ちくま文庫[さ-3-1];筑摩書房;563円(100円);文庫判;縦組;並製;355頁;;ISBN4-480-02354-2;
中世文学研究叢書1;若草書房;(借覧);A5判;縦組;上製;374頁;;ISBN4-948755-02-8;
VI 物語草子の周辺、19 改作物語の和歌で、むぐらから、このよにはおもひたえぬる中なれば 君をみつせの川へわたらん
(強調は私に施した)、といふ歌がひいてあつて、すこしまへに中世王朝物語全集でみたときには、待つ瀬の川、とあつて、これはみつせ川とは関係ないのかなあ、でも別に注もなにもないなあ、と思つた記憶があつたので、あれ、と思つたのだけれど、影印をたしかめてみたら、全集の底本の秋香台文庫本には、まつせ
(61ウ7)、本書で引く書陵部本には、みつせ
(17ウ1)とあるのだなあ。ちやんと異同を確認しとくんだつた。
;日本大学通信教育部;非売品(借覧);A5判;縦組・横組;並製;8+184+14+17+2頁;;;
目次を写しておく(四までが第1分冊、五から第2分冊)。
- 一 國語學概論の 意義 1
- 〔1〕國語學の 定義 1
- 〔2〕國語學と一般言語學とは 個と 全の 關係である。 2
- 〔3〕國語學獨自の 研究方法は 對象を 直視して はじめて 獲得される。 4
- 敬語法の もつ 意味
- 言語についての ひとつの 偏見
- 漢字の 性格と、漢字を めぐる 諸問題、文字論の成立
- 〔4〕國語學の研究方法には 觀察の ほかに 内省と 實驗とが 必要である。 13
- 國語學は 日本語的性格を あきらかにする 學である。
- 索引の効用
- 實驗は 自然科學の 方法にのみ かぎられる わけでは ない。
- 〔5〕國語學概論の 意義 14
- 國語概説と 國語史概説との 總和だけでは 概論に なりえない。
- 〔6〕概論は 通論、原論とは ことなる 意味をもつてゐる。 15
- 國語學といふ 名稱の 歴史
- 〔7〕舊國語學の 業績は 日本諸學の なかで 水準を ぬきんでたものであつた。 16
- 〔8〕國語學成立の 基盤 19
- 概論が 成立するためには 個別的研究が 必要である。
- 江戸時代の國學者の あひだに 業績があがり 明治以後に 組織的な 大著が あまり おほくないのは いかなる 原因に もとづくものであらうか。
- 註釋 および註釋的研究の 再檢討
- 各領域の 概觀
- 二 國語學と 日本語學 21
- 〔9〕國語學と 日本語學とは まつたく あひおほふ 同義語では ない。 21
- 國語と 日本語との 概念の 相違
- 〔10〕日本人の 國語研究と 外人の 日本語研究 22
- われわれ 日本人は すでに 日本語の 習得者である。
- 研究に際しては 言語習慣を おもひだしさへ すれば よい。
- 〔11〕對象化の 困難 24
- われわれは みぢかに つかふ 言語の 微細な 相違を 看過しがちである。
- 外人は 音韻上の 微細な 相違に氣づく 機會が おほい。
- 〔12〕對象を 客體化視する 態度 26
- 一應は 外人の めをもつて 日本語を み、外人の みみをもつて 日本語をきくことが 必要であらう。
- 〔13〕外人の 日本語研究の 業績 26
- 文典、辭書の 編纂
- 〔14〕外人の 日本語研究は 形態主義であり、自由討究の 態度を もつてゐる。 28
- 文法教授の 意味
- ことばの 改革と かんがへかたの 改新とは 元來 別事である。
- 〔15〕われわれは 日本語を 外國語と 比較して 研究を すすむべきである。 30
- 〔16〕われわれは 日本語を 一應 客體化視すると 同時に 主體的たちばを 自覺しなければならない。 31
- 時枝博士の 功績
- 日本語は われわれが 主體的に 現に つかひ、また われわれの 先祖が つかつてきた 言語である。
- 方言の體系性
- 漢字でかかれた文献の會讀
- かな文字の難解な點
- 言語研究は 言語習得と おなじやうに なれが もつとも 大事である。
- 〔17〕國語は われわれに とつて 内省の 對象にまで すすむべきである。 35
- 〔18〕過去の 言語研究についても 現代語の ばあひと おなじ 方法が 適用されねばならぬ。 36
- 歴史的研究は 容易である といふ かんがへかたは あやまりである
- 〔19〕記述科學より 説明科學へ、さらに 推測科學へ 36
- 國語國字問題と國語學
- 三 國語生活と 國語研究 38
- 〔20〕すべての 社會生活は 言語を 媒介としておこなはれる。 38
- 〔21〕言語學は 言語自體を 研究對象とする 學問である。 41
- 〔22〕われわれの 言語生活において 言語を 反省する 機會
- イ、外人や 兒童に 日本語を をしへる ばあひ。
- ロ、外國語に 接して 比較研究する ばあひ。
- ハ、難解な 古典を 會讀するばあひ。
- 〔23〕總じて異質な 言語に 接觸することは 言語研究を 誘發せしめることが おほい。 48
- 〔24〕言語研究には 目的の 自覺が 必要である。 49
- 〔25〕國語學は はいりやすく、まとめがたい。 50
- 〔26〕言語學は 獨立の科學である。 51
- 近代科學においては 上下の 區別は ない。
- 〔27〕言語學における 對象把握の 困難性 53
- 言語の 本質觀には 兩種の 説が 現在 對立して おこなはれてゐる。
- 〔28〕言語道具觀について : それは譬喩である。 55
- 〔29〕言語研究には 個人の 使用傾向と 社會の 平均的な 慣用との 調査を 重視せねば ならぬ。 56
- 〔30〕言語は 有機體のごとく それ自身の 法則によつて 發達するものでは ない。 57
- 四 國語學と 關係學 59
- 〔31〕國語學と 補助學との關係 59
- 〔32〕〔一〕國語學と 論理学 61
- 江戸時代の 文法研究
- 明治以後の 文法研究
- 文法形式と 思考形式
- 〔33〕〔二〕國語學と 哲学 66
- 言語と 哲學
- 術語の 必要性と、造語の妥當性
- 哲学的考察の 必要と その通弊
- 事實に 即さない 言語研究は 誤謬を をかしがちである。
- 〔34〕〔三〕國語學と 心理學、社會學 71
- 言語學と 心理學
- 言語學と 社會學
- 〔35〕國語學と歴史學、文献學 75
- 言語の 歴史性について
- 歴史的研究は 社會的研究、地域的研究と ともに 重視すべき 部門である。
- 歴史的研究には 二種類 ある。
- 言語學と 文献學
- 文献資料の 相對性
- 〔36〕國語學と 國文學 80
- 江戸時代における 關係
- 明治期における 關係
- 文體論を なかだちとする あゆみより。
- 五 國語研究の 諸領域 87
- 〔37〕上田博士の 國語愛 87
- 〔38〕上田博士によつて 示唆せられたる 研究領域 89
- 〔39〕上田博士の 指示せられた 諸領域における、その後の 研究業績 91
- (1) 歴史的文法
- (2) 比較的文法
- (3) 發音學の 研究
- (4) 國語學の 歴史
- (5) 文字の 議論
- (6) 標準語の 問題
- (7) 外來語の 研究
- 狹義の 外來語
- 廣義の 外來語
- (8)(9) 同意語・同音語の 研究
- (10) 辭書
- 近代的辭典の 編纂
- 理想的な 辭書の すがた
- 辭書の 編纂には 語の 實態調査が 必要である
- 古辭書研究の 必要
- 古辭書の 利用と 複製
- (11) 日本語の 教授法
- (12) 外國語の 研究法
- 〔40〕江戸時代における 業績の 概觀 108
- 〔41〕「國語學概論」以後の 領域觀 111
- 山田孝雄の 説
- 安藤正次氏の 説
- 菊澤季生氏の 説
- 橋本博士の 説
- 〔42〕本概論の 所見 119
- ラングの 言語學
- パロオルの 言語學
- 文體論
- 一般言語學的研究
- 〔43〕國語史と 國語學 124
- 時枝博士の 國語史
- 國語史と 國語學史
- 〔44〕國語學史と 國語學 127
- 數學史と 數學との 關係か、哲學史と 哲學との 關係か
- 國語學の うちの 一の 重要なる 部門とする 見解
- 思想史の 一部なりとする 見解
- 外的國語學と 内的國語學
- 〔45〕國語・國字問題と 國語學 134
- 〔46〕國語教育と 國語學 138
- 六 國語研究の 資料と 方法 141
- 〔47〕國語研究の 資料は いたるところに ある 141
- 〔48〕言語研究に 際して すべての 行爲・すべての 分量を 把捉することは できない 142
- 研究資料は 質・量 ともに 限定を うけざるを えない。
- 〔49〕言語の 小體系と 大體系 143
- 文體論は 個人の 小體系を 研究對象とする ものである。
- 個人より おほきい 言語體系の 研究法
- 幼兒の 言語研究
- 〔50〕言語體系の 記述法 145
- 位相論の 提唱
- 漢文訓讀の 用語と かな文學の 用語
- 世代に よる 言語體系の 相違
- 言語的年代
- 〔51〕言語研究は 共通地盤の うへに たつ ちがひめによって 觸發される 149
- 時枝博士の 「變の現象」
- 〔52〕同一言語主體の かかはる 相違と 選擇 149
- 〔53〕言語の 記號體系の 複雜性・多樣性と 言語的ばめんにおける 主體の 選擇 150
- 〔54〕同義語と 同義語群 151
- 〔55〕言語の 記號性 152
- ロゴス的と パトス的の 二重性
- 〔56〕同義語考察の 觀點 153
- 比較的方法
- 從來 かかる 比較法は あまり おもんじられなかった。
- 難語研究より 日常語研究へ
- 對意語との 比較考察
- ヘボンの 和英語林集成
- 同訓異義
- 〔57〕文章語と 口頭語
- 江戸時代 および それ以前における 文章語の 系譜
- 訓讀を 意識する 漢文は 一種の 國文である。
- 漢文訓讀の 變遷
- 擬古文の 變遷
- 言文一致運動による 口語文と 口語との 接近
- てがみと 書物の序文とには のちのちまで 文語文が 殘存する。
- 口語文と 口語との 距離は いくら 接近せしめても まつたく 一致せしめることはできない。
- 俗語的表現と 詩語的表現
- 品位ある 口頭語の 發達が のぞましい。
- 文語的表現と 口語的表現との ばめんによる つかいわけは 言語使用において もつとも 重要な 知識である。
- 言語研究に際しても 資料の 文語性 あるいは 口語性の 判斷は 必須の法である。
- 新聞の みだし
- 新聞記事の 樣相の 相違
- 文語と 口語との 相違の 判斷の 基準
- 活用體系の 相違
- 狹義の 文語 口語
- 語彙の相違
- 漢語と 和語による 相違
- この相違は 普通、表現主體によつては 意識されない
- 文語には 前代の 言語遺産を おほくうけ、また 各地方言と あい通ずるものがある
- 江戸時代においては 文語が 研究對象に、明治以後は 主として 口語が 對象として とりあげられた
- 國語史 即 口語史といふ かんがへかた
- 口語・文語に對する 價値判斷は かたよることが あつてはいけない。
- 文語資料の 特殊性
- 口語資料の つかまへかた
- 〔58〕いきた 口語・生活語としての 方言
- 方言を 學問的に 研究することは 容易では ない。
- 江戸時代の 方言研究
- 江戸時代以前に おける 研究の 概觀
- 明治以後に おける 方言研究
- 共時的研究としての 自覺
- 民俗學の 刺激と 影響
- アクセント研究
- 方言調査の 三方法
- 方言といふ 名稱に 關する かんがへかたの 二重性
- 言語體系と 俚言
- 方言周圈論
- 方言區劃説
- 〔59〕言語の 相違と ときの ちがい 178
- 文語・口語の 二重使用と 一方的使用
- 方言・標準語の 二重使用と 一方的使用
- 〔60〕言語の 變遷 179
- 〔61〕共時態と 通時態 180
- 言語研究は 共時的研究によって はじまり、通時的研究として 発展を みたが、いまや 高次の 共時態によって 止揚されんとしてゐる。
- 過去の 言語研究と 現代の 言語研究と、そのあひだに 方法の 相違は 存しない。
- 〔62〕言語研究の 理想的方法 184
- 学習指導書
- 第1分册
- 1. 開講にあたつて 2
- 2. 學習の 目的と 學習上の 注意 4
- 3. 參考書 5
- 4. 第1分册の學習計畫 6
- 第1課 國語學とは どういふ 學問か 8
- 第2課 概論とは どういふ 意味を もつ 部門で あるか 9
- 第3課 外人の 日本語研究 10
- 第4課 國語研究の 態度と 方法 11
- 第5課 言語研究の 機會 12
- 第6課 國語學の 獨立性と 言語の 本質觀について 13
- 第7課 國語學と 關係學 14
- 第2分册
- 1. 第2分册の ねらい 2
- 2. 第2分册の 學習計畫 4
- 第1課 歴史的文法・比較的文法 6
- 第2課 音聲・音韻の 研究、文字の 研究 7
- 第3課 標準語・外來語の 研究 8
- 第4課 同意語・同音語の 研究 9
- 第5課 辭書の編纂と 研究 10
- 第6課 國語史・國語學史と 國語學 11
- 第7課 國語國字問題・國語教育 12
- 第8課 言語の 記號性 13
- 第9課 言語研究の 要點 14
- 第10課 文章語と 口頭語 15
- 第11課 方言に 關する 諸問題 16
- 第12課 共時態と 通時態 17
松岡正剛 千夜千冊 第6巻;求龍堂;(借覧);A5判;縦組;上製;16+1+12+1289+91頁;;ISBN978-4-7630-0652-3;[写真]十文字美信、[短歌]小池純代
研究叢書365;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;iii+337頁;;ISBN978-4-7576-0425-4;
目次を写しておく。
- 女性の関わる歌群
- 但馬皇女歌群 3
- 石川女郎歌 21
- 大来皇女歌群 26
- 笠女郎歌群 42
- 紀女郎贈答歌 56
- 歌の背景
- 山振の立ち儀ひたる山清水 69
- 紅葉をしげみ 81
- 旅人の讃酒歌 87
- ひとり寝の歌 101
- 坂上郎女と髪 114
- 雪は降りつつしかすがに 129
- 高安王左降さる 142
- 中臣宅守の独詠歌 157
- 意吉麻呂の物名歌 173
- 歌の状況
- 言霊の行方 193
- 筑波山の嬥歌 209
- 歌われぬ動植物 228
- 伎倍の林に汝を立てて 259
- 上代の東国俚言
- 東歌・防人歌の解釈の方法 271 #観念的俚言
- 七 付説 清濁表記について
- 万葉歌索引 左開1
- あとがき 337
昨日みた古風土記の研究の研究叢書としての番号が、本書巻末の広告で、349にあやまられてゐる。
図書(2月号)。
ちくま新書606;筑摩書房;780円(借覧);新書判;縦組;並製;269頁;;ISBN4-480-06311-0;
研究叢書359;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;iii+270頁;;ISBN978-4-7576-0395-0;
目次を写しておく。
- 序論 本研究の目的と構成 1
- 第一部 古風土記の編纂
- 第一章 成立論の再検討 11
- 第二章 古風土記がめざしたもの 21
- 第一節 「古老相伝」を手がかりとしてみた古風土記の性格 21
- 第二節 古風土記の記述方法 : 「古」・「昔」・「今」の文体 35
- 第三節 各国風土記の「古」と「昔」 49
- 第三章 古風土記の視点と世界観 63
- 第一節 編纂の視点 63
- 第二節 地理的説話の採択をめぐって 76
- 第三節 「天下(あまくだ)り」と「天下(あめのした)」を中心とした世界観 83
- 結語 96
- 第二部 漢語受容を中心とした『常陸国風土記』の述作とその本文批判
- 序説 『常陸国風土記』諸本の概略 99
- 第一章 『常陸国風土記』と初唐詩賦 104
- 第一節 叙景記事における詩序の受容 104
- 第二節 童子女松原記事と七夕詩賦 117
- 第二章 行方郡条「建借間命」説話における漢語受容 129
- 第一節 「天人」の表現と訓読 129
- 第二節 「天之鳥琴」と「天之鳥笛」 138
- 第三節 「杵島唱曲」をめぐって 147
- 第三章 漢語受容の諸相
- 第一節 「昇降坱圠」考 155
- 第二節 「娉財」と婚姻習俗 162
- 第三節 漢籍受容からみた注記形式 176
- 第四節 訓釈四題 183
- 第四章 『常陸国風土記』本文批判の方法 197
- 第一節 伴信友書き入れ本の位置 197
- 第二節 狩谷棭斎の本文批判 213
- 第三節 西野宣明「訂正常陸国風土記」の本文校訂 223
- 第四節 万葉仮名の用法からみた本文批判 244
- 結語 253
- まとめ 255
- 論文初出一覧 257
- あとがき 263
- 索引 270(1)
第3章第1節では、当該部分の表現が文選李善注によることをあきらかにして本文を整定し、とほしろし訓を採用するとしてゐるけど、文選の訓を参照する必要はないのかなあ(九条本文選古訓集をちよつとみると、坱圠トヒロク大キニシテとよんでゐるみたいだつた)。
赤いパーカー(?)に、(細かな水玉がはひつた)黒いミニパンツ、髪もポニーテールでアクティブな感じ。白いハート型のネックレスに、耳にも大きな細くて白いリング。左手にもつたアイスに口を寄せてゐるところ。
新潮文庫[草24A];新潮社;220円(110円);文庫判;縦組;並製;232頁;;;
私は海を抱きしめていたいを収める本書を買つたのは、私は眞鍋を抱きしめていたいが公開されてからだつたと思ふのだけれど、購書記録がのこつてゐないな(ところで、いま検索してはじめて知つたのだけれど、上記コラムは直接にはナンバーガールから来てゐるみたいだなあ)。