;笠間書院;5,800円(借覧);A5判;縦組;上製;iii+294頁;;ISBN4-305-70219-3;
編者への古稀記念論集。目次を写しておく。
- 平安朝の助動詞について / 山田裕次 1
- はじめに
- 一 事態について
- 二 「けむ」について
- 三 「む」について
- 四 「けり」に関連して
- 終わりに
- 「平安期の日本語の代表的な助動詞の分類」
- 文の機能 : 日本語を対象として / 竹林一志 17
- 一 はじめに
- 二 先行研究と問題の所在
- 三 日本語における文の機能
- 三・一、古代語活用形の述定組織
- 三・二、日本語における文の機能
- 四 文機能の実現
- 五 おわりに
- 藤原定家自筆かな文献における動詞表記について : いわゆる「おくりがな」を漢字とかなの使用法の中に位置づけて考える / 菊地圭介 31
- 延慶本平家物語の接尾語「ども」 / 伊藤一重 51
- 一 はじめに
- 二 「卑称」としての用法
- 三 「身内」に下接するもの
- 四 敬語と呼応するもの
- 五 「人々」と「者共」など
- 六 むすび
- 『弁内侍日記』の形容詞について / 鈴木美保 67
- 「思ひ給ふる」「思ひ侍り」「思ひ候ふ」 : 下二段活用の「給ふ」衰退初期の具体相 / 近藤明日子 89
- 『宇治拾遺物語』に見る待遇表現意識 : 他説話の同話・類話との比較から / 小石川正文 105
- 一 他説話の同文的同話の概況
- 二 編者の待遇表現意識
- 一 調査の基準
- 二 待遇の実際
- 三 章段の立題から見る意識
- 三 まとめ
- 「金葉和歌集」の「詞書」の語彙について / 若林俊英 121
- 篇目次第の「古文」考 : 上卷を中心に / 鈴木功眞 145
- 一 はじめに
- 一‐一 古文と籀文に就いて
- 一‐二 「古文」項に就いて
- 二 「古文」項と『會玉篇』の比較
- 二‐一 『會玉篇』の古文との一致
- 二‐二 『會玉篇』では籀文の場合
- 二‐三 『會玉篇』での篆文の場合
- 三 「古文」項と『廣韻』等との比較
- 三‐一 『廣韻』の古文との一致
- 三‐二 『廣韻』による見出し字の増補
- 三‐三 『會玉篇』での同上の場合
- 三‐四 『會玉篇』で正字の場合
- 四 「古文」項の見出し字排列に就いて
- 五 まとめ
- 『和英語林集成』「和英の部」の見出し語 : 動詞に関わる統合について / 木村一 165
- 一 はじめに
- 一・一 抽出方法
- 一・二 略号について
- 一・三 分類方法と見出し語の表記について
- 二 一版から二版の被統合語
- 二・一 具体的な見出し語
- 二・二 分類ごとの特質
- 三 二版から三版の被統合語
- 三・一 具体的な見出し語
- 三・二 分類ごとの特質
- 四 まとめ
- 「保杼呂保杼呂尓」 : 大伴旅人「望京」歌の一考察 / 平敏功 185
- 紀長谷雄の賦・出典考 : 「春雪賦」をめぐって / 焼山廣志 205
- 郁芳門院安芸とその周辺 / 花山和広 225
- 岩野泡鳴の定型詩論 : 「音韻論」の形成過程論 / 村椿四朗 241
- 石川啄木「呼子と口笛」論 : 成立過程に見る視点の位相 / 戸塚隆子 263
- 主体的な読みを支援する古典の指導 : 平家物語「能登殿の最期」 / 宮内健治 279
- 一 はじめに
- 二 主題設定のねらい
- 三 学習指導の展開
- 1 教材の内容・構成
- 2 学習目標
- 3 学習活動
- 4 学習展開の具体的内容
- 四 考察と今後の課題
- あとがき
- 執筆者紹介
笠間叢書332;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+viii+478頁;;ISBN4-305-10332-X;
目次を写しておく。
- 序 / 秋永一枝 i
- 序章 3
- [アクセント引用文献一覧]
- 第I部 歌書および仮名遣書に現れる声調の問題
- 第1章 京大本『古今秘注抄』における定家仮名遣い 11
- 1 はじめに
- 2 本文注記にうかがえるアクセント仮名遣い
- 3 定家自筆本との用字法の違い
- [3‐一] 「〈越〉」の用字法の違い
- [3‐二] 連続符の用法の違い
- 4 「お」「を」使い分けの全貌
- [4‐一] 歴史的仮名遣い「を」を「お」としたもの
- [4‐二] 歴史的仮名遣い「お」を「を」としたもの
- [4‐三] 「お」と「を」両表記あるもの
- [4‐四] 歴史的仮名遣い「お」と合致するもの
- [4‐五] 歴史的仮名遣い「を」と合致するもの
- [4‐六] ハ行転呼の例について
- 5 考察
- 第2章 中院通茂の声点注記について 43
- 1 はじめに
- 2 低起式アクセントの注記
- [一拍名詞]
- [二拍名詞]
- [三拍名詞]
- 3 高起式アクセントの注記
- [3‐一] 高平調
- [3‐二] 下降調
- 4 天和の伝授
- 5 おわりに
- 第3章 契沖の声点注記について 66
- 1 はじめに
- 2 平声の軽の点
- 3 平声点
- [3‐一] 二種類の第一種平声点表記
- [3‐二] 第一種平声点の声調
- [3‐三] 漢字表記語への平声点
- 4 上声点
- [4‐一] 平仮名表記語への上声点
- [4‐二] 漢字表記語への上声点
- 5 去声点
- [5‐一] 平仮名表記語への去声点
- [5‐二] 漢字表記語への差声
- 6 おわりに
- 第4章 契沖の四声観と定家仮名遣い批判 91
- 1 はじめに
- 2 『和字正濫鈔』
- [2‐一] 契沖の四声観
- [2‐二] 四声観と定家仮名遣い批判
- 3 『和字正濫通妨抄』
- [3‐一] 定家仮名遣いの解釈
- [3‐二] アクセント仮名遣い批判
- [3‐三] 転成語とアクセント仮名遣い
- 4 『和字正濫要略』
- 5 おわりに
- 第II部 能・謡曲に反映する声調の問題
- 第1章 世阿弥自筆能本の声点について 111
- 1 はじめに
- 2 声点と譜
- [2‐一] 差声と施譜
- [2‐二] 四声観
- 3 差声の実態
- [3‐一] 差声語彙
- [3‐二] 声点の反映するアクセント
- 4 アクセント体系変化と世阿弥自筆能本の声点
- 5 おわりに
- [世阿弥自筆本声点付語彙一覧]
- 第2章 世阿弥自筆能本からみたアクセント体系変化の時期について 133
- 1 はじめに
- 2 観世文庫所蔵本の胡麻章
- [2‐一] 「難波梅」の胡麻章
- [2‐二] 名詞のアクセント
- [2‐三] 第二類動詞のアクセント
- 3 生駒宝山寺所蔵本の胡麻章
- [3‐一] 名詞のアクセント
- [3‐二] 第二類動詞のアクセント
- 4 能本からみた体系変化の時期について
- [4‐一] 声点と胡麻章
- [4‐二] アクセント体系変化の下限
- 5 おわりに
- 観世文庫所蔵本施譜例一覧
- 生駒宝山寺所蔵本施譜例一覧
- 第3章 謡曲における訛りとアクセント 154
- 1 はじめに
- 2 能本・謡本の「訛り」
- [2‐一] 観世元頼本のアクセント
- [2‐二] ●○●旋律の扱い
- 3 『音曲玉淵集』における「訛り」
- [3‐一] 『音曲玉淵集』について
- [3‐二] 「文字訛」
- [3‐三] 詞の区切
- [3‐四] 拍子と訛り
- [3‐五] 訛にならぬ所
- [3‐六] ふし訛
- [3‐七] 依上字依下字
- 4 おわりに
- 第III部 浄瑠璃に反映する音声についての研究
- 第1章 近松淨瑠璃本に反映した一七世紀末大阪アクセント 181
- 1 はじめに
- 2 資料と方法
- A、譜本類を資料にする方法
- B、現行義太夫節を資料にする方法
- C、近松浄瑠璃譜本について
- 3 施譜について
- A、施譜の行われる理由
- B、胡麻章の施譜法
- 4 近松浄瑠璃譜本に反映したアクセント所属語彙
- 〔アクセント所属語一覧〕
- 5 一七世紀大阪アクセント
- 6 おわりに
- 第2章 初期義太夫節の節付けとアクセント 201
- 1 はじめに
- 2 曲節とアクセント
- 3 「ウ」「ハル」の機能
- 4 おわりに
- 第3章 近松世話物譜本における掛詞とアクセント 221
- 1 はじめに
- 2 掛詞の分類
- 3 分類による検討
- A 同音・同拍
- A(1) 語構成が同じ場合
- A(2) 語構成の異なるもの
- B 非同音・同拍
- C 同音・異拍
- C(1) 内包型
- C(2) 鎖型
- D 非同音・異拍
- E 「物尽し」の類
- 4 まとめ
- 第4章 近松世話物譜本における動詞終止連体形のアクセント 249
- 1 はじめに
- 2 胡麻施譜状況
- 3 終止形・連体形のアクセント
- [3‐一] 一・二拍動詞
- [3‐二] 二拍動詞
- [3‐三] 二・三拍動詞
- [3‐四] 三拍動詞
- [3‐五] 三・四拍動詞
- 4 類別と胡麻施譜の揺れ
- 5 おわりに
- 第5章 近松世話物譜本における動詞未然形のアクセント 269
- 1 はじめに
- 2 未然形のアクセント
- 3 一般形
- [3‐一] 「ず」下接
- [3‐二] 「ざる」下接
- [3‐三] 「で」下接
- [3‐四] 「いで」下接
- [3‐五] 「なんだ」下接
- [3‐六] 「ば」下接
- 4 特殊形①
- [4‐一] 「う」「ん」下接
- [4‐二] 「ぬ・ね」下接
- [4‐三] 「じ」下接
- 5 特殊形②
- [5‐一] 「す・さす」「る・らる」下接
- 6 おわりに
- 第6章 近松世話物譜本における動詞連用形のアクセント 294
- 1 はじめに
- 2 連用形一般のアクセント
- [2‐一] 中止形
- [2‐二] 複合動詞前部成素
- [2‐三] 助詞「て」下接
- [2‐四] 助動詞「た・たり」下接
- [2‐五] 助動詞「けり」下接
- [2‐六] 助動詞「ます」下接
- [2‐七] 接続助詞・助動詞「つ」下接
- [2‐八] 助動詞「ぬ」の連用形「に」下接
- 3 連用形特殊
- [3‐一] 助動詞「き」の連体形「し」下接
- [3‐二] 助動詞「たし・たい」下接
- [3‐三] その他
- 4 おわりに
- 第7章 義太夫節の訛りとアクセント 312
- 1 はじめに
- 2 義太夫節稽古手引書の「訛り」
- [2‐一] 稽古手引書にみられるアクセント観
- [2‐二] 旋律のある曲節中の「訛り」
- [2‐三] 旋律のない曲節の「訛り」
- 3 「蜑訛り」について
- [3‐一] 「蜑訛り」の由来
- [3‐二] 綱大夫指摘の「蜑訛り」
- [3‐三] 正本と「蜑訛り」
- [3‐四] 初演と再演以降との相違
- 4 おわりに
- 第8章 義太夫節におけるアクセントの伝承とその研究方法 348
- 1 はじめに
- 2 これまでの研究
- ① 江戸時代後期のアクセントとは
- ② 曲節とアクセント
- 3 近世期大阪アクセントと現代大阪アクセントの相違点
- 4 現行義太夫節に反映するアクセントの検討
- [4‐一] 『国性爺合戦』「楼門の段」
- [4‐二] 『新うすゆき物語』「園部館」
- [4‐三] その他
- 5 まとめ
- 第9章 浄瑠璃譜本における「読み」と胡麻章の関係 366
- 1 はじめに
- 2 仮名書き例の語の意味決定
- 3 漢字表記の例の読み方の決定
- 4 おわりに
- 第10章 浄瑠璃譜本の表記の「読み」と「語り」 : 『冥途の飛脚』を資料に 373
- 1 はじめに
- 2 解釈にかかわるもの
- [2‐一] 語彙の変化
- [2‐二] 音韻の変化
- [2‐三] 表記と解釈
- 3 語り方について
- [3‐一] 清濁について
- [3‐二] 「問屋」の読み
- [3‐三] 活用形の変化
- [3‐四] 読み違い
- 4 おわりに
- 第11章 近世音曲に反映するアクセント 387
- 1 はじめに
- 2 土佐節のアクセント
- 3 義太夫節のアクセント
- 4 江戸音曲のアクセント
- 5 おわりに
- [近松世話物浄瑠璃二四篇底本一覧]
- 第IV部 体系変化の前後におけるアクセント体系について
- 第1章 調査対象と集計方法 399
- 1 アクセント体系変化前の資料として扱ったもの
- 2 アクセント体系変化後の資料として扱ったもの
- 3 現代京都アクセント
- 4 語数・資料数の集計方法
- 第2章 体言のアクセント型 405
- 1 アクセント体系変化前
- 2 アクセント体系変化後
- 3 アクセントの式について
- 4 現代京都アクセント
- 5 体系変化の様相
- 三拍体言高起式
- 三拍体言低起式
- 四拍体言
- 五拍体言
- 第3章 動詞のアクセント型 451
- 1 四段動詞
- 2 一・二段動詞
- 3 最後に
- 初出一覧 464
- あとがき 466
- 索引 478
- I 語彙索引
- II 事項索引
全集 日本の歴史 第1巻;小学館;1,900円(借覧);A5判;縦組;上製;12+366頁;;ISBN978-4-09-622101-3;
ミネルヴァ日本評伝選[054];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;4+xxi+354+10頁;;ISBN978-4-623-05030-7;
ブルーバックス B-1578;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;278頁;;ISBN978-4-06-257578-2;
宝島社新書224;宝島社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-7966-5533-6;
肩もあらはな白いドレスを着て、うつぶせで、手を交叉させたうへに顔をのせて、こちらに微笑んでゐるところ。頭に戴いたちひさなティアラが超キュート。
;河出書房新社;1,748円(借覧);四六判;縦組;上製;184頁;;ISBN4-309-00657-4;
小高根二郎には蓮田善明のほかにも伊藤静雄や棟方志功についての伝記作品があるが、いずれも自らの感情にのめっていくところがあって、いちじるしく恣意性がつよいのである。この恣意性のつよさは、かれが対象についての自らの感情、好悪を述べることに急で、そのことを批評の目にさらしてみることがあまりないことから生まれている。小高根の伝記作品は一見、実証研究にちかくみえるが、その対象への迫りかたはきわめて想い入れのつよいもので、しかも事実と仮構をストレートに結びつけてしまうのだ。文学研究としてはなはだ危険な、好事家の作品にちかいのである
、といふ評は、本書の著者自身についても感じないではないので、ちよつとをかしかつた(p.31)。中条豊馬の通敵の汚名を雪いだのだつて、遺族の言とは別に裏をとつた風でもないし。ちなみに、国文学攷(復刊第1号、通巻第10輯)の彙報、物故会員のところには、蓮田善明(四回)昭・20・8・19 ジヨホールバル戰歿
、とだけある(p.52、括弧内は卒業期)。
;青弓社;2,600円(借覧);A5判;縦組;並製;402頁;;ISBN978-4-7872-3273-1;
冒頭の高島屋広告の歴史捏造へのいきどほりのわりには、先行情報をわりとなんでもとりいれて整理した感じに見えるなあ。一九九〇年代以降のストリート・ファッションを先導した「BOON」誌は、「「由緒正しい紋章&名だたるバックペイント空軍フライトに緊急発進せよ」(九二年九月号)/「ラルフローレン・GAP・チャンピオン 工場放出品を底値でGET!」(同誌九二年三月号)/なにげに使ってる『ゲット』というワードは、実はBOONから飛び出したワードだった」など、ファッション・アイテムの確保を戦闘のアナロジーで語った(「BOONの十年を徹底検証」「BOON」一九九六年十二月号)
(p.293)。
;新人物往来社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;330頁;;ISBN4-404-03436-9;
さらに、鈴木は和田家文書の偽書性を示すものとして、筆書きの多さを指摘した。 「和田家文書はすべて筆書きです。江戸時代の古文書を見慣れた者なら、それだけでおかしいとすぐに感じるはずです。なぜなら、当時の地方の文書は竹で書かれていることが多いからです。半分くらいがそうです。今と違って、筆は高価だったので、なかなか普及しなかったんですね。青森県内の庄屋に残る文書なんか大体そうです」
まつたく知らなかつたな(p.169)。しかも、東日流外三郡誌は筆ペンなんだとか。
;角川書店;1,300円(100円);四六判;縦組;並製;253頁;;ISBN4-04-873481-4;
今年2本目の板尾創路出演映画。観客は私と、前列の小父さんの2人きりで、原作者の名前が映るまで、もしかしてシアターまちがつたかな、とさへ思つた。関めぐみがカツ丼をむさぼりくふ一瞬以外のなにもかもが現実感がないのに、なにかリアルな感じ。
;大月書店;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;365頁;;ISBN978-4-272-35025-4;[執筆者]ひらい・ひでゆき(平井秀幸)/たかはら・もとあき(高原基彰)/いごー・よしのぶ(居郷至伸)/あべ・まさひろ(阿部真大)/まえだ・たくや(前田拓也)/おーたわ・なおき(大多和直樹)/やまぐち・たけし(山口毅)/さいとー・たくや(齋藤拓也)/あらや・しゅーへー(新谷周平)/なかむら・ひでよ(中村英代)/なかの・ゆかり(仲野由佳理)/ゆあさ・まこと(湯浅誠)/にへー・のりひろ(仁平典宏)
;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;712頁;;ISBN4-273-03106-X;
目次を写しておく。
- 序論 : 本書が意図するもの 1
- 第I部 論考篇
- 一 日本語アクセント成立論と比較方法 9
- はじめに : 問題点について
- 1 村山七郎氏の比較方法について
- 2 アクセントの比較方法と私論の関係
- おわりに
- 二 二音節名詞アクセントの「類別」考 25
- はじめに : 問題にありか
- 1 旧稿の比較検討
- 2 アクセント成立論からみた第4類・第5類の関係論
- 3 これまでの論考と総合的立場
- おわりに
- 三 日本語アクセント史における「類別」の諸問題私見 49
- はじめに
- 1 「類別」は、どのようにして生まれたのか
- 2 「類別」ができるための要因
- 3 方言アクセントの研究からみた「類別」の問題
- おわりに
- 四 『名語記』声点考 91
- はじめに
- 第一部 『名語記』の声点資料原本一覧
- 第二部 『名語記』の声点資料総覧
- 〔一〕声点採録の基準
- 〔二〕声点の分類と整理の形式
- 〔名詞〕
- (一) 一音節語
- (二) 二音節語
- (三) 三音節語
- (四) 四音節語
- 〔動詞〕
- (一) 終止形が一音節の動詞
- (二) 連用形が二音節の動詞
- (三) 連用形が三音節の動詞
- (四) 連用形が四音節の動詞
- 〔形容詞〕
- (一) 終止形が二音節の形容詞
- (二) 終止形が三音節の形容詞
- (三) 終止形が四音節の形容詞
- 〔副詞、その他〕
- (一) 二音節語
- (二) 三音節語
- (三) 四音節語
- 〔擬声語・擬態語〕
- (一) 二音節語
- 〔畳語・その他〕
- 〔接尾語〕
- (一) 二音節語
- 〔助詞〕
- (一) 一音節の助詞
- (二) 二音節の助詞
- 〔助動詞〕
- (一) 一音節の助動詞
- (二) 二音節の助動詞
- 〔未詳語〕
- (一) 一音節語
- (二) 二音節語
- (三) 三音節語
- (四) 四音節語
- 第三部 『名語記』の声点の分析とその結果
- 一 声点の種類・機能・差声年代および声点と日本語のアクセント
- 〔一〕声点の種類
- 〔二〕声点の機能
- 〔三〕差声年代
- 二 声点の分析とその考察
- 〔一〕全体的な考察の方法
- 〔二〕個別的な考察
- おわりに : 結論にかえて
- 五 中世アクセント史資料としての「論義」 198
- はじめに
- 1 論義の資料的な位置づけ
- 2 論義の資料的な分類
- 3 論義を資料としたアクセント史の方法と現状そして展望
- おわりに
- 六 日本語アクセント史の時代区分 215
- (一) 日本語アクセント史の古代 : その時期と様相
- はじめに
- 1 これまでの研究を見る
- 2 アクセント史の古代 : その時期
- 3 古代アクセントの様相
- おわりに
- (二) 日本語アクセント史の中世 : 古代から近代へ
- はじめに
- 1 中世をどうとらえるか : 時期の問題
- 2 中世アクセントの様相 : その変化過程
- おわりに
- (三) 日本語アクセント史の近代 : その時期と問題点
- はじめに
- 1 アクセント史の近代をどうとらえるか : その時期
- 2 アクセント史における近代の意義
- おわりに
- 七 助詞「の」のアクセント史再考 262
- はじめに : 問題点について
- 1 『平家正節』の助詞「の」のアクセントについて
- 2 『平家正節』の一、二拍語+「の」のアクセント
- 3 『補忘記』『名目抄』の「の」のアクセント
- 4 助詞「の」のアクセントについて
- おわりに
- 八 古事記の四声注記とその解釈 : 借訓文字説 275
- はじめに
- 1 用例の記述と諸説の吟味
- 2 四声注記の意図をめぐって
- 3 四声注記の解釈
- 4 その他の例の解釈
- おわりに
- 九 短歌の字余り再考 : 四つの論文を読んで 294
- はじめに
- 1 小野寛氏「万葉集字余り結句管見」を読む
- 2 トーマス・ヒューバー氏の論文を読む
- 3 村山昌俊氏「短歌字余りと音余り : その類型について」を読む
- おわりに
- 十 「平曲」と日本語の旋律 : 「木曽最期」の演奏のまえに 313
- 橋本さんと私 : その出会いの中で
- はじめに
- 1 日本語の旋律とは
- 2 「木曽最期」の語りと詞章の旋律
- おわりに
- 第II部 総論篇
- 一 日本語旋律史論 329
- 第一章 日本語の旋律史を考える
- 1 ことばの〈響き〉と〈調べ〉
- 言語音
- 音の響き
- 音の調べ
- 2 ことばの旋律の成り立ち
- 旋律の要因
- ことばの音楽性
- 3 日本語の旋律史を調べる方法
- 過去の旋律の要因
- 生理的要因
- アクセントの要因
- 話調の要因
- 旋律史の方法のまとめ
- 第二章 日本語の旋律史をさぐる
- 1 日本語の音節構造史からみた旋律史
- (a) 日本語諸方言の音節構造
- 音節とは
- 方言の音節構造
- シラビーム方言とモーラ方言
- (b) 古代日本語の音節構造
- 連母音を見る
- 連母音の現象
- 連母音の融合
- 母音の脱落
- トフとチフ
- その他の証拠
- 短歌の字余り
- 江戸時代の研究
- 戦後の研究
- 私の研究
- 現代短歌の字余り
- 字余りと音節構造
- (c) 中世の日本語の音節構造
- 中世の方法
- 中世のつめる音
- つめる音とアクセント
- 鎌倉時代のつめる音
- 中世末期のつめる音
- 補忘記の成立
- 平曲のつめる音
- つめる音の内省記録
- つめる音と音節構造
- はねる音と音節構造
- 鎌倉時代のはねる音
- 室町時代のはねる音
- のばす音と音節構造
- 謡曲のワル発音
- 声明の中のワル
- ワルと音節構造
- のばす音と音節構造
- 三つの音のあしどり
- 音節構造のタテとヨコ
- (d) 音節構造の変化と旋律の関係
- 音節と旋律のメカニズム
- 語頭での上昇調
- 語末の下降調
- 上昇調、下降調の消滅
- 旋律の変化と旋律文化
- 2 日本語のアクセント史からみた旋律史
- (a) 日本語のアクセントの性格
- アクセントの性格
- 諸要因との比較
- (b) アクセント史とその方法
- アクセント史の方法
- 変化の二つのタイプ
- (c) 諸方言のアクセントからみたアクセント史
- 比較方言学の方法
- 三つのトピック
- 過去のアクセントの特徴
- 三種のアクセント
- 方言から歴史へ
- 京阪アクセントの分布
- 京阪アクセントの史的関係
- (d) 文献資料からみたアクセント史
- 文献を使った方法
- この方法の長所と短所
- 文献資料の種類
- 文献によるアクセント史
- 古代から近代へ
- 変化の時代
- 変化の方向と性格
- 高低配置の方向
- 変化の原因
- 型の変化と音節の関係
- 文献と方言
- (e) 伝承資料からみたアクセント史
- 伝承音とアクセント
- 伝承音の種類
- 謡曲の旋律
- 世阿弥とアクセント
- 謡いの旋律の変化
- 仏教音楽とアクセント
- 平曲のアクセント
- 声明の譜本
- 五音博士の作者
- 伝承資料によるアクセント史
- (f) アクセント史の諸問題
- 原始日本語のアクセント
- 日本語アクセント成立論
- アクセント単位の変遷
- (g) 古代アクセントから近代アクセントへ
- 3 話調からみた旋律史
- (a) 〈基本アクセント〉と話調
- 古代日本語の基本アクセント
- 共通語の基本アクセント
- (b) 話調の変化と旋律
- 基本アクセントの比較
- 4 その他の要因からみた旋律史
- 心理的事情
- イントネーションとプロミネンス
- 聴力に対する配置
- 模写・象徴と節奏
- 5 総括・日本語の旋律史 : 古代から近代へ
- 旋律史の方法
- 音節構造からみた旋律史
- アクセント史からみた旋律史
- 話調からみた旋律史
- イントネーション・プロミネンスと旋律
- その他の要因と旋律
- 旋律史からみた古代と近代
- 第三章 日本語の旋律を聴く
- 1 日本の古典文学と旋律
- 古典文学の語り
- 源氏物語の旋律
- 謡曲と平曲の旋律
- (a) 『源氏物語』の旋律
- (b) 「謡曲」の旋律
- (c) 「平曲」と日本語の旋律
- 2 「声明」と日本語の旋律
- (a) 「散華」の旋律
- (b) 「舎利讃嘆」の旋律
- (c) 「仏遺教経」の旋律
- (d) 「祭文」の旋律
- (e) 「表白」の旋律
- (f) 「講式」の旋律
- 二 日本語の〈すがた〉と〈かたち〉 495
- 序論 : 日本語の見方・考え方
- 日本語へのアプローチ
- 言語形成期を考える
- 日常生活の日本語へ
- 言語学・国語学から日本語へ
- 国語学の成立
- 国語学と国語学史
- 第一章 日本語の位置
- 系統から見た日本語
- 言語地誌から見た日本語
- 音から見た日本語
- 文字から見た日本語
- 第二章 日本語の音(音韻と音声)
- 1 言語音
- 言語音の特質
- 音韻と音声
- 音の響きと調べ
- 2 日本語の音声
- 日本語の音声の特徴
- 日本語の音素
- 日本語の拍
- 拍の種類
- 3 日本語のアクセント
- 日本語のアクセントの性格
- 共通日本語のアクセント体系
- 諸方言のアクセント
- 4 日本語の旋律
- 日本語の調べ
- 第三章 日本の文字
- 1 日本の文字体系
- 世界の文字
- 日本の文字の特色
- 日本における文字の時代
- 文字と言語・文化
- 2 文字の種類とその機能
- 漢字
- 万葉がな
- 平がな
- 片かな
- ローマ字
- 3 日本の文字と表記
- 日本語の文字表記
- 文字の使い方
- 漢字を使う
- 平がなを使う
- 片かなを使う
- 現代かなづかい
- 送りがな
- 句読点と諸記号
- 第四章 日本語の文法
- 1 日本語の文法の特色
- 文法とは
- 日本語文法の特色
- 語の文法と文の文法
- 2 品詞文法
- 品詞分類
- A 自立語
- (1) 体言
- (2) 用言
- 〈動詞〉
- 〈形容詞〉
- 〈形容動詞〉
- (3) その他
- 〈副詞〉
- 〈接続詞〉
- 〈連体詞〉
- 〈感動詞〉
- B 附属語
- 〈助動詞〉
- 〈助詞〉
- 3 構文法
- 文の文法
- 文の種類
- 文の成分と構造
- 文の中の語順
- 文の特徴
- 表現と構文法
- 第五章 日本語の語彙
- 1 語彙と語彙体系
- 語彙とは
- 語彙の分類
- 理解語彙と使用語彙
- 日本語の語彙の特色
- 2 語彙の特色
- (1) 和語
- 和語の構成
- 和語の造語
- 和語の特質
- (2) 漢語
- 漢語の構成
- 漢語の読み
- 漢語の特質
- (3) 外来語
- 外来語とは
- 外来語の諸相
- 外来語の特質
- 3 語と語の意味
- 同音語・類音語
- 類義語
- 慣用語
- 4 造語・その他
- 新語・流行語
- 第六章 日本語の方言
- 1 共通語と方言
- 共通語
- 方言
- 方言の意識と研究
- 2 日本の方言区画
- (1) 方言を区画する
- (2) 本土方言
- 八丈方言
- 東部方言
- 西部方言
- 九州方言
- (3) 琉球方言
- 3 方言の西と東
- 東西方言の歴史
- 明治の方言研究
- 『言語地図』にみる方言の西・東
- 4 方言の内と外
- 『蝸牛考』の意味するもの
- 諸方言のアクセント
- 5 日本語方言のおもしろさ
- その他の分布
- 第七章 日本語の歴史
- 1 日本語史の見方・考え方
- 日本語の歴史とは
- 日本語史の方法
- 日本語史の時代区分
- 日本語史の資料
- 2 日本語の歴史をさぐる
- 古代日本語
- 中世日本語
- 近代日本語
- 古代日本語から近代日本語へ
- 第III部 日本語研究史の周辺
- 書評・紹介
- 一 金田一春彦著『国語アクセントの史的考察 : 原理と方法』 605
- 二 小松英雄著『国語史学基礎論』 611
- 三 宇野義方著『言語生活研究』『言語技術研究』 623
- 四 翻刻・解題『古今私秘𥹢』 629
- 学界展望
- 一 昭和三四年度における国語学界の展望 方言学 636
- はじめに
- 1
- 2
- 方言全般
- 音韻
- アクセント
- 文法
- 語彙
- その他
- 3
- 二 昭和四五・六年度における国語学界の展望 音声・音韻(国語史) 656
- 1
- 2
- 3
- 音韻史関係
- 古代後期
- 中世音韻史
- アクセント・声調史
- 字音史の研究
- 4
- 三 昭和五一年度 国語国文学界の展望 国語学(古代) 672
- あとがき : 思い付くままに 685
- 初出一覧 692
- 索引 712
これでもわかるように『名語記』の声点については、その重要性が指摘されながらも、その全体的な調査、研究および資料的な価値の報告がなされていないのが現状である。ところがこの度、――とは言っても七年位前になるが――今は亡き国語学者、山田忠雄氏を通して『名語記』の原本に差されている声点全体を調べる機会が得られた。そもそもその前後のいきさつを記すと次のようになる。
晩年の山田氏は、この『名語記』の辞書史的な研究を、一つの大きなテーマとして仕事をなされていた。たしか平成三年ごろだったと思う。お宅が私と同じ武蔵野市の吉祥寺の東町と本町という近いこともあり、あることを機に知遇を得て、たびたびお宅に伺っていたのである。そして、その度に山田氏のお宅の地下にある大きな書庫と書斎に通されて、いろいろと文献など被見や御指導を賜っていたのである。
そうした中でお借りしては私の専門である仏教音楽の論議の譜本をアクセント史に、快く使わせて頂いた文献も数多くある。昭和五九年に出版した拙著、『中世京都アクセントの史的研究』(桜楓社)の中の大部分は山田氏の御好意により拝借した文献である。こうした中で、私に調査、研究をお勧め下さったのが『名語記』の声点なのであった。それは平成三年の暮ごろだったと思う。山田氏は詳細は明かされなかったが、『名語記』全帖を転写され、声点も写された資料を所持し、それを基に辞書史的な研究を進められていたのであった。その研究の中の声点の部分の調査、検討を、私にまとめ、論文に書くように託されたのである。こうして私の『名語記』の声点の調査、研究が始まったのである。
その後、まず、数回にわたり山田氏の書斎を訪ね、氏の転写本の中から、声点の検討に必要な部分を、正確に書き写し、研究のための基礎となる原本資料を作成したが、それだけでは不充分なので、さらに厳密を期すために、声点の位置、虫喰い、朱墨の色などの確認を原本に当たって進めて下さるよう、再度山田氏にお願し、その結果を得た。その間、山田氏は実に快く私の希望をお引き受け協力して下さったことに、今でもただただ感謝の念のみである。こうしたかなりの時間をかけて出来たのが、〈第一部『名語記』の声点資料原本一覧〉の基となった資料である。以上が、本論の始まるつでの経緯の概略である。
この名語記原本はその後だうなつてんのかなあ(pp.93—93)。
河出文庫[216A];河出書房新社;420円(100円);文庫判;縦組;並製;222頁;;ISBN4-309-40213-5;
タイトルは時々仕事をご一緒させていただくダウンタウンの松本人志さんの人気番組「人志松本のすべらない話」から(勝手に)ヒントをいただきました(p.201)といふのは、たぶんあのピカデリー梅田シリーズのことだよね。ザッツ・オール!!
;山川出版社;3,200円(借覧);A5判;横組;並製;182頁;;ISBN978-4-634-64027-6;
岩波ブックレットNo.714;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;70頁;;ISBN978-4-00-009414-6;[コラム執筆者]さわの・おさむ(澤野理)/ひらい・ひでのり(平井英徳)
K.G.りぶれっとNo.18;関西学院大学出版会;800円(借覧);A5判;横組;並製;91頁;;ISBN978-4-86283-014-2;
ライカート方式どーよ、といふ話(みたい)。
歴史文化ライブラリー244;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;;6+229頁;ISBN978-4-642-05644-1
;講談社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;286頁;;ISBN978-4-06-214160-4;[座談会出席者(若者)]柏葉智子/加藤健太郎/川口紗矢子/合屋貴史/小林裕士/静谷麻衣/高岡航/野田真菜/原佳世/細谷尚子/山本昴祐、[座談会出席者(中高年)]井上トシユキ/池野佐知子/小田嶋隆/長井和子/小林吉弥/小長谷絹子
面白くよんだ。座談会への介入のしかたが、本書のそれがわるいといふわけではないけど、むづかしいものだな、と思ふ。「かわゆす」は、「かわゆいです」→「かわゆいっす」→「かわゆす」の経路をたどって誕生した若者言葉
で、「わろす」の「す」も「っす」なのか(pp.56-57)。私は、前者は「過ぎ」の「す」、後者は使役の「す」だと思つてた。だるしむ
(p.38)はストファイとは関係ないのかな。で、この語の所在をたしかめようとして気づいたのだけれど、索引がそなはつてゐないのはもつたいないな。以下、目次を写しておく。
- プロローグ
- この本の目的 14
- 若者言葉は批判の的 15
- 若者言葉への関心 16
- I 若者はこんな言葉を使っている(座談会)
- フツーにすごい 20
- 渋滞グロい 22
- 今日の顔マジない 24
- あないみじ 26
- もれそう 27
- 妄想族 29
- ウサギ病 30
- とりま 31 #とりあえず、まあ
- ガン見とチラ見 34
- 口元思春期 36
- II 若者言葉の特色と目的(解説)
- 座談会だからこそ 40
- アンケート調査 40
- 地域差のある若者言葉 41
- 東京は省略化が激しい 42
- 心の状態を表す言葉も違う 43
- 1 コッケイロン(省略語)
- 座談会に出た省略語 44
- コッケイロンは何の略? 45 #国際経営論
- マックとマクド 47
- ネココタ・コピる 49
- ドンマイが生きていた 50
- チョコレートパフェを省略すると 51 #CPF
- ラケバ・タモスケ 52 #ラケットバッグ
- あざーす・いってらー 53
- クリパ・ウンチ 54 #クリスマスパーティ
- なぜ省略語を使うのか? 55
- 2 メッチャ(強調語)
- ギザかわゆす 56
- チョーチョーは虫の息 57
- メッチャ楽しい 60
- マジむかつく 62
- すごいおいしい 63
- えらい忙しい 65
- やばい寒い 66
- くそ・むなくそ・おに 67
- 何を伝えたいのか? 68
- 3 チーン(擬音語・擬態語)
- がたがた・ぐにゃりは、こう使う 70
- 音を表すことも 72
- 物の状態や人の様子を表すことも 73
- チーンは気持ち 73
- 「たらーん」も気持ち 76
- 半数が気持ちの表現 77
- コミックの擬音語・擬態語 78
- コミック的表現方法 82
- 沈黙を恐れる若者たち 84
- 4 おほとのごもる(古語)
- 若者の八割は古語を使う 86
- 使い方がずれる 87
- 意味もずれる 88
- 「いと」を頻用 90
- 「をかし」が人気 91
- 「あな、かまっ」と注意する 92
- 古典文学作品と比較する 95
- 言はずもがな・行かぬ・CDをば 96
- 「ませう」「けふ」はそのまま発音する 97
- 5 なんでやねん(方言)
- 方言が若者言葉に 98
- 若者言葉にならなかった方言 99
- なんと言っても関西弁 101
- 東京近県の方言も人気 102
- さまざまな方言 104
- なぜ方言を使うのか? 105
- 6 わけわかめ意味とろろ(語呂合わせ)
- あたりめーめーやぎめーめー 107
- あたりまえだのクラッカー 108
- わけわかめ意味とろろ 109
- ラッキーラッキーもんじゃやきー 112
- 語呂合わせしたい言葉は? 114
- 評価の言葉を語呂合わせする 115
- 返事・問いかけ・挨拶も語呂合わせで 117
- 7 お便器でね! (トイレ表現)
- トイレが変身! 119
- 「化粧室に行く」か「もれそう」か 120
- 異性がいると場所で表す 121
- 「トイレに行く」が一般的 122
- 男は「2番」、女は「お花畑」 125
- 「お便器でね!」 126
- 8 行く系? 行かない系? (接辞)
- パワー系 129
- いらない系 130
- 行く系? 行かない系? 131
- 私的・キティラー・甘えニスト・レタス派 132
- 文句垂れ雄・体よわ子 135
- がんばリング・買い物したいイメージ 136
- やる気なさ気・無理ポ 137
- なぜ接辞をつけるのか? 138
- 9 洋梨(掛詞・比喩・外来語・絵文字)
- 掛詞「哲也」 139
- 「むげなり」は何と掛ける? 141
- 「洋梨」は何と掛ける? 142
- 比喩「脳内花畑」 144
- 外来語「チキン」 147
- 符号・絵文字・顔文字 149
- 10 なぜ若者言葉を使うのか
- 仲間意識を持ちたい 151
- 気持ちを伝えたい 152
- 感覚的に伝えたい 153
- 遊びたい 154
- 笑いを取りたい 155
- かっこよくいきたい 156
- 傷つきたくない 156
- 11 今どきの若者言葉の特色
- 歴史の流れの中においてみると 158
- 今どきらしい言葉のつまった項目 159
- 特色項目の重みが違う 160
- 擬音語・擬態語 161
- 古語と方言 163
- 突如浮上してくる古い言葉 164
- III こんな言葉をはやらせたい
- 1 ビゲチョ(座談会)
- ビゲチョ(アルファベット読み・ローマ字読み) 168 #BIG ECHO
- まろは○○でおじゃる(古語) 170
- マジぱーねー(方言) 171
- ピンクい(形容詞化) 173
- ありらろん(感謝の言葉) 174
- いたまーす(挨拶) 175
- 「空気を読んで」を仕草で 175
- 眉毛全部剃れちゃえばいい(ソフトな表現) 176
- いるぎた(暗号文) 178
- ツン族・ツン子(擬態語) 179
- 2 空気読めよ(解説)
- 若者たちの気に入り言葉 181
- マジKYだよ 183
- IV 若者たちの自省
- 1 もう死んじゃえばいいのにー (座談会)
- ~じゃないですかー 186
- ぶっちゃけ・ゲロ 187
- ファック・シット 188
- なんか・つかさー 189
- もう死んじゃえばいいのにー 190
- うつ・身障 192
- 気持ちわりー・~きちがい 193
- 感謝なのに「ごめんなさい」 194
- 「ら」抜き言葉 195
- 異性の使う若者言葉 196
- 2 分かるだろうは甘えの気持ち(解説)
- どんなことを反省していたか 200
- 言葉の暴力はなぜ起こる? 201
- 説明する訓練を 202
- V 中高年は若者言葉をこう見ている
- 1 「ハーイ」にたじろぐ(座談会)
- 拒絶感を感じる言葉遣い 207
- 相槌を強要される話し方に 209
- 曖昧な表現、未完成な文に 211
- 地方のアクセント丸出しの話し方に 212
- 楽屋言葉の真似に 213
- 男女の言葉が同じなのは、どうも 215
- 一九八〇年代が若者言葉の全盛 217
- センスある面白い言葉を創れ 219
- 敬語はやっぱり使わないと 220
- 心からの敬語を 223
- 2 なぜ、そんな言い方をするの? (解説)
- 年代によって不快感は異なる 226
- 年配者の若者言葉への不満 226
- 女の子が男言葉を使うと 227
- 敬語の使い方に 228
- 曖昧な表現をしたら 230
- 文脈に合わない言葉に 231
- 方言を使ったら 232
- 返事の仕方に 234
- 若者言葉特有の意味と発音に 235
- 相手を傷つける言葉に 237
- VI 実は中高年も若いときは
- 1 いかす(座談会)
- 「いかす」を動作で示して 240
- あだ名全盛期 242
- 「ら」抜きもしていた 244
- やっぱり省略語を使った 245
- おもこ辞典を楽しんだ 246
- 美しい日本語で粋がる 247
- ラジカルで粋がった 249
- 若者言葉をまねるのは格好悪い 250
- 2 現代に連なる若者言葉は? (解説)
- 戦後から現在までを概観すると 252
- ゲバる・オルグる : 学生運動用語 255
- ホワイトキック・話がピーマン : 現代若者言葉の出現 258
- おいおい・ルンルン : 現代若者言葉の繁栄 260
- アッシー君・みつぐ君 : ボーダーレス化の進展 262
- けいたッキー・ネット弁慶 : 携帯電話・ネット関係用語 263
- VII 若者が憧れる中高年の言葉
- 1 その手は桑名の(座談会)
- エレガントな昔の言葉 266
- なかなかうまい断り文句 267
- 粋な言葉遊び 268
- 癒しの言葉 270
- きちんとした言葉 271
- やわらかい響きの言葉 272
- 出来る大人の言葉 272
- 2 おほつごもり(解説)
- 中高年の言葉も若者に聞かれている 274
- 「ごめんくださいませ」は一番人気 275
- 「おおつごもり」は温かい 277
- エピローグ
- この本が出来るきっかけ 279
- 一味違った本を目指して 280
- 参考文献 282
コンクリートの壁面のまへ。黒のワンピース(?)に、おほきな金のハートのついたネックレスが映える。ファー・ストール(?)。アニマル柄のハンドバック。右手をうかがふ笑みをふくんだ人待ち顔が、かはいい。あー、女の子と待ち合はせとかして、つい待たせてしまつたりしたいなあ。
河出文庫;河出書房新社;631円(-);文庫判;縦組;並製;339頁;;ISBN4-309-40237-2;
戦後文章論の冒頭ちかくにある、ギョッといつたオノマトペをつくつて、コマのなかにかきだしたのは横山隆一だといふのはほんとうなのか、いまなら漫画表現史家のひとにはわかつてるんぢやないかなあ。
;双葉社;1,800円;四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN978-4-575-29998-4;[原題]新葉隠 : 死の積極的受容と消極的受容、[解説]あさば・みちあき(浅羽通明)、[巻末文]須原純平
未刊に終わったキリシタン文学の大系が予定されてゐたのか(出雲氏は
『天草本伊曽保物語』を担当した由)。
中公新書1921;中央公論新社;980円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+3+322頁;;ISBN978-4-12-101921-9;[第三部討論参加者]さとー・よーいちろー(佐藤洋一郎)/ほった・みつる(堀田満)/やすだ・よしのり(安田喜憲)
叢書・ことばの世界;南雲堂;2,913円(借覧);四六判;縦組;上製;222頁;;ISBN4-523-26156-3;
目次を写しておく。
- はしがき 3
- これまで国字はどのように取り扱われてきたか
- 事典、辞典に見る国字の説明 13
- 「文字」に関する現代の書物での国字観察とはどんなものか 16
- 新井白石と『同文通考』 18
- 中根元圭と『異体字弁』 24
- 山本格安と『和字正俗通』 29
- 伴直方と『国字考』 31
- 山崎美成と『文教温故』 34
- 岡田保孝と『倭字攷』 37
- 木村正辞と『皇朝造字攷』 38
- 現代の国字研究 50
- 国字とはどのようなものか
- 国字とは何か 59
- 『漢字要覧』の定義 63
- 正体字か、異体字か、国字か 68
- 現代の漢字辞典で扱う国字 : その(一) 71
- 現代の漢字辞典で扱う国字 : その(二) 79
- 国字研究の資料とその問題 88
- 国字研究の方法と資料 92
- 地名にあらわれる国字
- 地名と国字 107
- 地名と表記の関係 109
- 国字地名の読み 113
- 国字と方言 119
- 国字が地名にあらわれたのはいつか 128
- 地名国字の頻度 136
- 不思議な文字とその分布 140
- 地名国字の今後 145
- 苗字にあらわれる国字
- 苗字と国字 151
- 苗字の不思議な文字 : その資料と調査法 153
- 苗字にみる異体字 158
- 地名と苗字の国字 161
- 苗字の不思議な文字 : 国字候補文字 165
- 文字の構成から見た国字
- 漢字素と国字 173
- 略字、略体、略概念 177
- 一部変換でできた国字 180
- 漢字素の増加で生れた国字 182
- 書体と国字 183
- 国字に見る日本人の知恵 : 中国の表記をどう日本化したか 185
- 中国漢字の影響を受けた世界
- 中国とその周辺の文字 191
- 朝鮮の国字 193
- ベトナムの国字 197
- 日本の国字の変遷 204
- 図A 「スクモ」の方言分布と地名「スクモ」との関係 121
- 図B 畑と畠
- 図C 国字候補の地図上分布 144
- あとがき 209
- 付録・国字一覧 213
これはだめだなあ。ハミィでけえ。笛を叩いてゐるところ、ビリーたちが、ものすごい光とうたひながら自転車をこいでゐるところはすこしをかしかつた。なんとかこれで、といふ感じのダンスもとてもすべて帳消しにできるほどではなかつたし。
陰日向に咲くの前売りを買ふ。
哲学的調査・研究の帰結、
哲学的事業として、
死の能動的ないし積極的受容、つまり
自死を遂げた(!)
日外選書Fontana;日外アソシエーツ;2,190円(借覧);A5判;横組;並製;265頁;;ISBN978-4-8169-2059-2;[監修]三国志学会
中国の歴史04;講談社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;6+398頁;;ISBN4-06-274054-0;
the view from nowhere : 2007-11-22 (Thu)のコメント欄に、安田武雄氏が、"安田文法の文献と淡路残照の世界"残部わずかですが、頒布致します。請う、メールにて。
と書いてくださつてゐるので、興味のあるかたは御連絡をおとりになつてください。
内容については(いまのところ私も未見なのですが)、http://www.ne.jp/asahi/tityukai/tanka/TITYUKAISI/zuienki025.htmlに紹介があり、また、http://library.main.jp/index/jst11869.htmに目次があります。
;ぺりかん社;3,200円(借覧);四六判;縦組;上製;273頁;;ISBN978-4-8315-1173-7;
講座 源氏物語研究 第四巻;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;317頁;;ISBN978-4-273-03454-2;[執筆者]のむら・せーいち(野村精一)/いとー・かずお(伊藤一男)/まつむら・ゆーじ(松村雄二)/いなだ・としのり(稲田利徳)/よしかい・なおと(吉海直人)/さいとー・あゆみ(齊藤歩)/よしもり・かなこ(吉森佳奈子)/みすみ・よーいち(三角洋一)/よこい・たかし(横井孝)/にしもと・りょーこ(西本寮子)/とよしま・ひでのり(豊島秀範)/いのもと・まゆみ(井真弓)/いしかわ・とーる(石川透)/いしぐろ・きちじろー(石黒吉次郎)
巻頭、野村論文の書きぶりがなんだかなあといふ感じ。内容も本巻の主題とは直接には関係ないし。といふか、梶田半古が乱丁本に影響をうけてたんぢやないかといふ思ひつきも「深読み」といふ「方法」とそれほどちがひがあるやうにも思へない。吉海論文に古典対照語い表への注文とか。
薄桃色の花が咲き、蝶の舞ふ、人工天国。レースのブラウス。黒いスカート。蔦草のはふ白い枠のなかで、右手の人指し指を脣にあてて、笑まひをうかべてゐるところ。強烈なまがひもの感。
角川文庫;角川書店;220円(100円);文庫判;縦組;並製;308頁;;;
;世界思想社;2,600円(借覧);四六判;縦組;並製;ix+338頁;;ISBN4-7907-0669-9;[執筆者]おーつき・おさむ(大槻修)/かたおか・としひろ(片岡利博)/しおだ・ともこ(塩田公子)/たぶち・ふくこ(田淵福子)/からしま・まさお(辛島正雄)/とよしま・ひでのり(豊島秀範)/いしの・けーこ(石埜敬子)/よしかい・なおと(吉海直人)/よねだ・あけみ(米田明美)/かんのとー・あきお(神野藤昭夫)
つづけて段落をあらためて、『新日本語論』として世に送り出して二十年近くたってみると、いろいろまずいと思う点も出てくる。ことに漢字を目の敵にして、少しでも減らそうとしているところ――当用漢字でも多すぎるように思っているところは、考え直した。というのは、今大いに使われてはじめているワープロというものの働きである。漢字というものは、タイプで速く打てないからいけないと私は思っていた。が、私の親しくしているシャープという会社で作っているワープロを自分で実際に使ってみると、三千近くの漢字がおもしろいように速く打てる。それに書く人が字画を正確に覚えることもいらない。ワープロはますます便利なものが発明され、安価なものになるであろう。とすると、漢字はやはりすぐれた点を利用すべきだと思う、という気持である。
それともう一つ、片仮名言葉の乱用は、もっと強く戒めてもよかった、とある。
;ナカニシヤ出版;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;xiii+293頁;;ISBN978-4-7795-0090-9;
;世界思想社;(借覧);A5判;縦組;上製;iv+338頁;;ISBN4-7907-0744-X;
目次を写しておく。
- 序 / 大槻修 i
- はじめに 3
- 第一章 中世王朝物語における表現の問題 7
- 一 はじめに
- 二 語彙・語法
- 三 「物語取り」の問題
- 四 結語
- 第二章 『恋路ゆかしき大将』の成立 : その語句の特徴をめぐって 19
- 序
- 一
- 二
- I いや
- II 「御」+〔純粋な形容詞〕
- III 景気
- IV 式
- V ~たがる
- VI 念なし
- VII 日柄
- VIII 面々
- IX 病は心
- 結語
- 第三章 『松陰中納言物語』の成立 : 文法的特徴をめぐって 49 #
修士論文は、『松陰中納言物語』を取り上げることに決めていたが、「語彙は入れ替わる可能性がある。文法からやった方がより確かでしょう」との阪倉(篤義――引用者補)先生のお教えに従い、文法面を中心に研究してみることにした(p.328)。
- 序
- 一 文末の助動詞について
- 二 係結びについて
- 三 已然形終止について
- 結語
- 第四章 『松陰中納言物語』における敬語の特殊な用法について 83
- I 啓す
- II 御覧じ給ふ
- III 四段活用動詞+「さす(尊敬・使役)」
- 第五章 『木幡の時雨』の文章 : 先行物語からの影響(一) 93
- 一
- 二
- 三
- 四
- 五
- 第六章 『あさぎり』の文章 : 先行物語からの影響(二) 115
- 一 序
- 二 『あさぎり』と『狭衣物語』
- 三 『あさぎり』と『伊勢物語』
- 四 『あさぎり』の引き歌
- 五 『あさぎり』の和歌
- 六 結語
- 第七章 『小夜衣』の引き歌について 157
- 一
- 二
- I 袖のみ濡るる筧の水の訪れ
- II 憂き身知りける袖の露
- III ふるやの軒の玉水
- 三
- I 心にあまる涙
- II 山の井の浅き契り
- 結語
- 第八章 『狭衣物語』と百番歌合 173
- 一
- 二
- 三
- 四
- 五
- 第九章 『狭衣物語』と『風葉和歌集』 197
- 一
- 二
- 三
- 四
- 第十章 資料編 大覚寺本『小夜衣』翻刻 217
- あとがき 327
- 初出一覧 329
- 索引 338
岩波新書(新赤版)1104;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+205+5頁;;ISBN978-4-00-431104-1;
川瀬一馬の識語入のもの(風間書房版)が古書店に出ている。訓点研究者ならずとも書誌学研究者(もしくは川瀬一馬ファン)にとってはぜひ手に入れたい一冊であろう、と紹介されてゐたのに、いまだに入手可能だつた。うーん。
昭和三十一年七月十四日春日政治博士より 贈らる。この頃旧久原文庫の中にて 川瀬一馬識 大乗広百論釈論に承和八年七月八日の白点 あるを発見せる際とて博士よりのたまはりもの也 喜ばしき次第なり。承和八年点本は多分予が発見 せねば、かなり長い間知られざるまゝに過ぎしなるべし
〈1冊でわかる〉シリーズ;岩波書店;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;viii+214+8頁;;ISBN978-4-00-026892-9;[原著]James Gordon Finlayson, Hebermas : A Very Short Introduction (Oxford University Press, 2005)、[解説]きまえ・としあき(木前利秋)
國文學 解釈と教材の研究 第52巻10号 8月臨時増刊号;學燈社;1,700円(1割引);A5判;縦2、3段組;並製;195頁;;;
目次を写しておく。
- 文字とはなにか : 日本の文字文化を通じて <インタビュー> / 石川九楊(いしかわ・きゅーよー) 6
- 一 言葉と文字の関係について
- 二 文字と政治の関係について
- 三 楷書体について
- 四 平仮名と日本文学について
- 五 女手と平仮名、あるいは物語と和歌
- 六 書字と文学の関係、そして東アジア
- 七 電子化とデザインと文字
- 文字の刻む歴史
- 政治システムとしての漢字 / 矢嶋泉(やじま・いずみ) 32
- 一 漢字文化圏の位相
- 二 漢字使用の拡がり
- 三 固有語文の形成
- かなの空間(文字と余白) : 「香紙切」筆跡分類の場合 : 髙城弘一(たかしろ・こーいち) 40
- はじめに
- 「香紙切」各種字形以外の特徴
- 「香紙切」各種使用かなの嗜好性とその頻度
- 「香紙切」各種使用かなの字形の特徴
- おわりに
- 古活字版のタイポグラフィ / 鈴木広光(すずき・ひろみつ) 48
- 平仮名を活字に載せるということ
- 古活字版の活字規格と組版
- 嵯峨本『伊勢物語』のタイポグラフィ
- 変容する印刷書体
- 梵字の宇宙 / 松枝到(まつえだ・いたる) 57
- 古筆学に生きる <インタビュー> / 小松茂美(こまつ・しげみ) 65 #聞き手・小川靖彦
- 一、書とのめぐりあい : 父と恩師とによって
- 二、書にいかされる : 「書は人間の錬成によって立派になる」
- 三、被爆、そして池田亀鑑博士『古典の批判的処置に関する研究』との縁
- 四、『平家納経』への思い “生きている間に見たい”
- 五、池田亀鑑博士との出会い 「私は必ずあなたを助ける」
- 六、二荒山本『後撰集』・今城切からの着想 : 断片を元の形に復元する
- 七、古筆学の樹立 “人間錬成の格闘”
- 八、『平家納経』から後白河法皇へ : 美と生と死と
- 九、文字のいまと古筆学のこれから : “文字性”の喪失
- 天恵 : 『万葉集』の文字との五十年 <エッセイ> / 稲岡耕二(いなおか・こーじ) 83
- 1. 「巻五憶良手記説」の検証から
- 2. 音訓交用表記を通して
- 3. 古代の「新しき詩歌の時」を求めて
- 写本の魅力と研究課題 : 古典をより深く味わうために
- 萬葉集 : 漢字とかなのコラボレーション : 小川靖彦(おがわ・やすひこ) 86
- 一 安田靫彦『万葉歌額』から
- 二 萬葉集古写本のスタイル
- 三 漢字とかなのコラボレーション
- 四 桂本以後
- 古今和歌集 : 定家と書写 / 浅田徹(あさだ・とーる) 94
- 正しく伝えるための写本
- 『下官集』について
- 定家仮名遣いの創始
- 独特な筆跡 : 定家様
- 源氏物語 : 二つの源氏物語の相剋(定家本と河内本) / 新見哲彦(にーみ・あきひこ) 101
- 物語の諸本
- 平安時代における『源氏物語』の書写
- 定家本・河内本の登場
- 定家本と河内本の相剋
- 本の権威化、中心と周辺
- 『源氏物語』諸本分類における新たな手法
- 平家物語 : 共存する複数の「平家物語」 / 佐伯真一(さえき・しんいち) 109
- (一) 延慶本
- (二) 四部合戦状本
- (三) 源平盛衰記
- (四) 覚一本
- (五) 天草本
- 奥の細道 : 未完の古典(芭蕉の推敲) / 金子俊之(かねこ・としゆき) 115
- 一 はじめに
- 二 『細道』における芭蕉の推敲意識
- 三 仮名遣いから見た諸本関係
- 四 書名表記について
- 五 おわりに
- 近代文学の手稿 : 三島由紀夫の場合 / 井上隆史(いのうえ・たかし) 123
- 写本との出会い <エッセイ> / 井上宗雄(いのうえ・むねお) 131
- 文字と写本を味わうための手引き
- 筆記具 / 小松大秀(こまつ・たいしゅー) 134
- はじめに
- 硯箱の登場まで
- 硯箱の古例
- 古典文学と筆記具
- 結び
- 和紙と筆触 : 装幀に使われている書写料紙 / 吉野敏武(よしの・としたけ) 139
- まえがき
- 書写料紙の観察について
- 書写用紙としての料紙
- 書写内容と装幀形態による料紙
- 敦煌写本とそのデジタル化・保存 : 国際敦煌プロジェクト(IDP)の活動 / スーザン・ウィットフィールド(Susan Whitfield) 144 #訳・小川靖彦
- 敦煌写本について #http://idp.bl.uk/pages/education_research.a4d
- 国際敦煌プロジェクト(IDP)
- 保存(Conservation)
- 奈良朝写経の字すがた / 赤尾栄慶(あかお・えーけー) 149
- かなの字母とその変遷 / 矢田勉(やだ・つとむ) 154
- 古筆切の世界 / 佐々木孝浩(ささき・たかひろ) 159
- 古筆切とは
- 古筆見と極札
- 古筆手鑑と名物切
- 鑑賞から研究へ
- 書物研究の学際的好機 : Disciplinary Boundaries and Interdisciplinary Opportunities / レズリー・ハウザム(Leslie Howsam) 164 #訳=小川靖彦
- 広範囲に亙る書物文化研究
- 「書物」という術語
- グーテンベルクの活字を巡って : デジタル技術とHUMIプロジェクトについて / 髙宮利行(たかみや・としゆき) 169
- HUMIプロジェクト
- グーテンベルクの活字と写本
- 保存修復と修復家の私考 / 中塚博之(なかつか・ひろゆき) 174
- 全ての物の運命
- 保存修復の意味
- 保存修復の工夫
- 保存修復のはじめ
- 保存修復の匙加減
- 保存修復の力
- 図書館・美術館・博物館・文庫案内 / 五月女肇志(そーとめ・ただし) 179
- 連載
- 徒然草評釈332 : 寒暑に従ひてかり下るべき故に / 久保田淳(くぼた・じゅん) 182
- 境界の侵犯からIV ; 73 ことばを生む音 / 和田忠彦(わだ・ただひこ) 188
- 執筆者紹介 195
武蔵野書院の広告で、謎のいろは歌に、藤原忠美が推薦文をよせてゐるなあ。うーん。
ブルーバックス B-1571;講談社;1,140円(借覧);新書判;縦組;並製;384頁;;ISBN978-4-06-257571-3;[執筆者]さいどー・たかおみ(西道隆臣)/ふじー・なおたか(藤井直敬)/かとー・ただふみ(加藤忠史)/たに・じゅん(谷淳)/なかはら・ひろゆき(中原裕之)/あまり・しゅんいち(甘利俊一)
あでやかな晴着姿。今年はスタジオなのか、白いバック。小首をかしげるやうにした笑顔がまぶしい。
おしゃれイズムに蛯原さんがでてゐて――不敏にして、妹さんと双子であることをはじめてしつた(妹がゐること自体は知つてゐた)――、楽しく拝見したのだけれど、私がひかれるやうに思つてゐるのは、容姿はもちろんとして、彼女が自己肯定/自己実現してゐるやうに見えることによるのかもしれないなあ、と思つた。
ところで(自己肯定から話はつながるつもり)、いま検索して知つたのだけれど、瞳の中にミラーボールの最後のところの歌詞は、いつもあたしはあなたを信じてる 瞳の中のミラーボールに誓う
、だつたのだなあ。ずつと、私は私を、だと思つてきいてゐた。PVもはじめて見たのだけれど、ターンテーブルのうへでまはつてゐるパンダのぬひぐるみが、背中の肩のあひだのところが真つ白の嘘パンダぢやないか。ゆるナビの、わたしの愛したふとっちょさんで、ここのところがポイントだつて力説してたのはなんだつたんだ。
;毎日新聞社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;189頁;;ISBN978-4-620-10711-0;
ミネルヴァ日本評伝選[053];ミネルヴァ書房;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;4+xvi+276+12頁;;ISBN978-4-623-04997-4;
まだ文芸誌にざつと目をとほす習慣があつたころに、金井美恵子による撮影訪問記をみたやうな気がしたので。私も、眼鏡を丸縁にかへてスピリチュアルなものにうちこめば、良縁にめぐまれるかしら。といふのはともかく、うまくのみこめなかつたので、ひさしぶりにパンフレットを買ふ。呉清源夫婦はまだ存生で、冒頭のシーンは呉夫婦とそれを演じた2人だつたのだなあ。
ネガティブハッピーチェーンソーエッヂの前売りも買ふ。
新潮文庫[ほ-4-18];新潮社;360円(180円);文庫判;縦組;並製;282頁;;ISBN4-10-109818-2;
講談社選書メチエ384;講談社;1,700円(借覧);B6判;縦組;並製;4+277頁;;ISBN978-4-06-258384-8;
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;221頁;;ISBN978-4-10-305131-2;
;中央公論新社;(借覧);四六判;縦組;上製;263頁;;ISBN978-4-12-003856-3;
;ロッキング・オン;(借覧);四六判;縦組;上製;287頁;;ISBN978-4-86052-067-0;
ちくまプリマーブックス50;筑摩書房;1,068円(100円);B6判;縦組;並製;2+237頁;;ISBN4-480-04150-8;
松岡正剛 千夜千冊 第5巻;求龍堂;(借覧);A5判;縦組;上製;16+1+11+1369+71頁;;ISBN978-4-7630-0651-6;[写真]十文字美信、[短歌]小池純代
ちなみに戦後思想にだけ関心のある連中は、この比喩はサルトルが「井戸に落ちる子の前で文学は可能か」という問いが原型だとおもっているらしいが、とんでもない、孟子が原型なのである
(第1008夜)。そんなことおもっている
人ゐるかなあ、と思つたら、なんかまんまパクつてえらぶつてる変なブロガーはゐた。その他、天雅彦
(812)とか、黒い雪
(387。黒い雨も本巻所収なのに)とか、恋厥
(942)とか、つまらんまちがひがおほくて、校正してないのかと思はせるのだけれど、さすがに、術剔惻隠
は、怵惕になつてゐた。
本書とは全然関係ないけど、リポート笠間48の座談会で、何樫さんて方、いらっしゃったな。まだ健在なのですか。
よくわからない。
、といふやりとりをまんま載せてゐるのも、なんかデリカシーにかけるやうに感じたなあ。
;新潮社;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;8+571頁;;ISBN978-4-10-459802-1;