PHP新書504;PHP研究所;720円(400円);新書判;縦組;並製;251頁;;ISBN978-4-569-69713-0;
中公新書1946;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;5+256頁;;ISBN978-4-12-101946-2;
とてもおもしろくたのしく見た。安易にシスターフッドに支へられて子どもを自分でそだてるといふエンディングへと向かはないのもよいなあ、と思つたけど、にしてもキュートでナイスなキャラのジュノが、結局あの男の子が好きで寄りをもどしてしまふところは説得的にゑがかれてはゐないようにも思へた(恋は理非の外といふけどね)。あとは、赤ちやんを引き取る夫婦が住んでたやうなところがゲーテッド・コミュニティなのかなあとか、その夫は離婚後だうなつちやつたのかなとか。
;武蔵野書院;(借覧);四六判;縦組;上製;327頁;;ISBN4-8386-0416-5;
カヴァの大蔵流山本東次郎家所蔵装束の“だるまみみずく”文様
がキュート(著者自装。千草子名義のはう)。目次を写しておく。
- はじめに 4
- 本書の読み方
- I ことばから迫る能(謡曲)論 / 小林千草
- 第一章 未来の豊かな日本語像と能のことば 8
- 一 声と音と文章の世界を探る : 子どもの絵日記、能の謡いから
- 子どもの文章と音の世界
- 音の世界を文章にすると
- 能「隅田川」の声と音
- 能「八島」の声と音
- 二 段落づくりとことばの遠近法
- “段落づくり”の現在
- ことばの遠近法 : 能(謡い)の表現と効用
- 第二章 ことばから見た能の構成 : 「暫く」の語が演出する能の世界 19
- 生の声の力 : 問題の発端
- 車屋本謡曲集に「暫く」を探す
- おわりに
- 第三章 「関を上ぐ」と「たいさんぼく」 : 能狂言と中世文献の有機的結合 30
- 一 「関を上ぐ」
- 二 「たいさんぼく」
- 三 中世文献の世界を旅する
- 第四章 太閤秀吉と能 : 中世資料(史料)との照合の楽しさ 50
- のふ十ばんおぼへ申候
- 「呉羽」が選ばれた背景
- 「田村」が選ばれた背景
- 秀吉における「能」の位置
- 第五章 ヨーロッパに伝わった能のことば : ロドリゲス『日本大文典』を中心に 59
- 一 戦国大名と能
- 信長と能
- 秀吉と能「老松」
- 二 ヨーロッパに伝わった能のことば
- 能「定家」より
- 幻のローマ字本「定家」
- 第六章 ハビアン『平家物語』「屋島〈那須与一・弓流し〉」の段と能 : 中世における“語り”の共有性
- 一 ヨーロッパに伝わった“能”と不干ハビアン
- 一・一 『ロドリゲス日本大文典』と不干ハビアン
- 一・二 不干ハビアンと能
- 一・三 『日葡辞書』の語彙と能「融」と不干ハビアン
- 一・四 不干ハビアンは『妙貞問答』をいかに読んだか
- 一・五 不干ハビアン『天草版平家物語』の章段と能(謡曲)との関連性
- 二 『天草版平家物語』屋島〈那須与一・弓流し〉の段 : 原拠本と能との比較対照
- 三 まとめにかえて
- 第七章 金春安照のことばと表現 119
- 一 『閑吟集』のことなど
- 二 行馬に声をかくる
- 第八章 しぐさがセリフを超える時 : 能狂言に見る演劇の“翻訳” 127
- 一 「翻訳」ということば序説
- 二 演劇における“翻訳”
- 三 仕舞「忠度」の場合
- 四 仕舞「玉之段」と能「海人」の場合
- 五 狂言「庵梅」の場合
- 六 おわりに
- II 能(謡曲)鑑賞の新視点 / 千草子
- 第一章 能に見る御仏への讃歌 : 能の精神世界 146
- 一 「百萬」「三井寺」「隅田川」などに見る“母の心” 146
- 一・一 能「百萬」より
- 一・二 能「三井寺」「柏崎」より
- 一・三 能「隅田川」より
- 二 「鵜飼」「善知烏」「江口」に見る“罪”の意識 159
- 二・一 能「鵜飼」より
- 二・二 能「善知烏」より
- 二・三 能「江口」より
- 三 「源氏供養」「誓願寺」「姨捨」に見る“女人往生” 172
- 三・一 能「源氏供養」より
- 三・二 能「誓願寺」より
- 三・三 能「姨捨」より
- 第二章 能「善知烏」とワキ方の役割 188
- 善知烏の物語
- 攝政の懺悔
- 能に託された宗教者の役割
- 第三章 金剛旧能楽堂から新能楽堂へ : 伝統文化の新生に立ち会う 200
- 一 旧能楽堂で「橋弁慶」を観る 200
- 牛若丸の年齢
- 決戦の場所
- さわやかな決着、さわやかな動機
- ライバルとの真剣勝負の意義
- 二 宗家継承披露能を東本願寺能舞台に観る : 「安宅」鑑賞日記 209
- 二・一 東本願寺の演能を前に
- 二・二 「金剛流二十六世宗家継承披露能」当日
- 二・三 花の安宅の着きにけり : 「宗家継承披露能」随想
- 二・四 自然と共存する東本願寺能舞台 : 本物の松と心眼の松
- 三 “室町の金剛はん”から世界の金剛流へ : 「扇葉荘」で新生を想う 220
- 町屋の能楽堂
- 室町を歩いた女たち
- 扇葉荘にて
- 解体→発掘調査→そして建設へ
- 四 金剛能楽堂いよいよ舞台披きへ : 京の新名所へ期待感いっぱい 226
- 五 新能楽堂落成披露能を観る : 「翁」鑑賞日記 228
- 舞台披き記念式典
- 能「翁」
- 仕舞・狂言小舞・舞囃子など
- 六 新金剛能楽堂に期待するもの : 四〇〇年前ヨーロッパに伝わった能の再現 236
- 第四章 丹波夜能「雪」「土蜘蛛」と篠山城下町 : 地域社会に生きる能 243
- JR篠山口~城下へ
- 丹波与作誕生地
- 能楽資料館へ
- 春日神社と能楽殿
- 「雪」
- 「土蜘蛛」
- 篠山城下町と文化
- 第五章 能(謡曲)を楽しむ : 能万華鏡 259
- 一 「竹生島」と信長 259
- 二 「卒都婆小町」(一) : 現代性帯びた「中間」 261
- 三 「卒都婆小町」(二) : “心の花のまだあれば” 263
- 四 翠子と「百萬」 : 母性から母性へ 265
- 翠子のこと
- 「百萬」のこと
- 室町の“母なるもの”
- 五 「道成寺」に想う 271
- 六 東海大学欅能と能「敦盛」 : “平和への祈り”聞こえますか 275
- 七 女流能楽師のための能会パンフレットより : 「清経」「鉄輪」「大瓶猩々」など 277
- 舞囃子「清経」
- 能「鉄輪」
- 能「誓願寺」
- 能「大瓶猩々」
- III 能狂言(能楽)の現在 / 小林千草/千草子
- 第一章 インターネット社会と能楽師・能楽ファン 284
- 一 能楽と若者たちの現状
- 二 インターネットにおける能楽の現在
- 三 若手能楽師のホームページに見る“一つの挑戦”
- 四 インターネットで能を学ぼう
- 第二章 学校教育と能狂言、社会教育と能狂言 : ことばの力、声の力を信じて 299
- 一 学校教育と能狂言
- 二 社会教育と能狂言
- 三 能を見る : “こだわり”と“素直さ”
- おわりに 307
- あとがき 314
- 〈巻末付録〉能(謡曲)の基礎知識と発展課題 318~327
- A 能楽堂へ行くまでに
- B 発展課題
全集 日本の歴史 第4巻;小学館;(借覧);A5判;縦組;上製;12+350頁;;ISBN978-4-09-622104-4;
;試論社;(借覧);四六判;縦組;上製;251頁;;ISBN978-4-903122-08-3;
;トランスビュー;(借覧);四六判;縦組;上製;3+381+XV頁;;ISBN978-4-901510-54-7;
私は山口昌男が歴史人類学を標榜しはじめてからよむやうになつたくちなのだけれど、本書の著者はそれ系の仕事を気にいつてないみたい。
;NTT出版;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;301頁;;ISBN978-4-7571-0205-7;
パルマケイア叢書;柏書房;(借覧);A5判;縦組;上製;4+297頁;;ISBN978-4-7601-3250-8;
紺色の肩のでたワンピース(ドレス?)。髪はアップにして、扉のまへにたつて、すこしおすまししたやうな、はにかみをふくんだやうな、えもいはれぬ表情でこちらを見てゐるところ。ほんと可愛いなあ。
;三弥井書店;8,500円(借覧);A5判;縦組;上製;9+417+xviii頁;;ISBN978-4-8382-3164-5;
シリーズ方言学2;岩波書店;3,400円(借覧);A5判;横組;上製;xix+223頁;;ISBN978-4-00-027118-0;[執筆者]こばやし・たかし(小林隆)/ささき・かん(佐々木冠)/しぶや・かつみ(渋谷勝己)/くどー・まゆみ(工藤真由美)/いのうえ・まさる(井上優)/ひだか・みずほ(日高水穂)
目次を写しておく。
- 方言文法論への誘い : 「シリーズ方言学」の世界 v / 小林隆
- 新しい方言学へ,ようこそ
- 方言方法論の魅力
- 世界の言語から見る方言の多様性
- 深化する分析方法
- 静から動への文法論
- 第1章 格 1 / 佐々木冠
- 1.1 はじめに 1
- 1.2 名詞句の格形式を左右する三つの要因 3
- (a) 主要部の品詞 3
- (b) 付属する名詞句の意味的特徴 6
- (c) 他の名詞句との関係 7
- (d) 格フレーム 11
- 1.3 類型論的観点から見た日本語方言の格 17
- (a) 直接格 18
- (b) 斜格 25
- 1.4 態 29
- (a) 受動態 30
- (b) 使役態 31
- (c) 逆使役態 37
- 1.5 格記述の課題 42
- 参考文献 43
- 第2章 自発・可能 47 / 渋谷勝己
- 2.1 はじめに 47
- 2.2 日本語の自発 48
- (a) 自発とは 48
- (b) 自発形式 48
- (1) 現代共通語の自発形式
- (2) 中古語の自発形式
- (3) 方言の自発形式
- (c) 自発の意味 51
- (1) 自発(狭義自発)
- (2) 自然生起(広義自発)
- (d) 自発文の格パターン 56
- (e) 自動詞相当の語彙的自発形式 57
- (f) 自発のテイル形 58
- 2.3 日本語の可能 59
- (a) 可能とは 59
- (b) 可能形式 61
- (c) 可能の意味(1) : 実現可能と潜在可能 61
- (d) 可能の意味(2) : 可能であることの条件 64
- (1) 可能の4条件
- (2) 可能の4条件 : 補説
- (e) 可能文の格パターン 71
- 2.4 可能表現の連続相(1) : 完遂・自発から可能へ 73
- (a) 世界の言語における可能形式の起源 73
- (b) 完遂から可能へ 75
- (1) 補助動詞キルの意味の連続相
- (2) 完遂形式の可能形式化
- (c) 自発から可能へ 79
- (1) 自発の可能の分節のあり方
- (2) 自発形式の可能形式化
- 2.5 可能表現の連続相(2) : 可能のなかでの意味変化 83
- 2.6 可能表現の連続相(3) : 可能からモダリティヘ 85
- (a) 行為指示形式への変化 86
- (1) 不許可の意味化の度合い
- (2) 変化する動機 : 丁寧さ
- (b) 認識のモダリティ形式への変化 88
- 2.7 まとめ 90
- 参考文献 90
- 第3章 アスペクト・テンス 93 / 工藤真由美
- 3.1 はじめに 93
- 3.2 アスペクト,テンスとは 93
- 3.3 言語類型論的観点からみた方言文法 95
- (a) 方言文法が提起するもの 96
- (b) 文法研究における鳥の目と虫の目 97
- 3.4 複数の日本語という視点 99
- (a) 方言文法からの発信 99
- (b) 動的体系としての言語 100
- (c) 述語における文法的カテゴリーのインターラクション 101
- 3.5 存在動詞とアスペクト 102
- 3.6 動詞分類とアスペクト 105
- 3.7 文法的カテゴリーとキーワード 108
- 《テンス》
- 《時間的限定性》
- 《アスペクト》
- 〈進行〉
- 〈結果〉
- 〈完成〉
- 〈痕跡〉
- 〈動作パーフェクト〉
- 《エヴィデンシャリティー》
- 〈直接的エヴィデンシャリティー〉
- 〈間接的エヴィデンシャリティー〉
- 〈意外性(ミラティヴィティー)〉
- 3.8 アスペクト・テンスを中心とする体系のバリエーション 111
- (a) 標準語 113
- (b.1) 宮城県中田方言 114
- (b.2) 青森県五所川原方言 117
- (c.1) 愛媛県宇和島方言 118
- ① 主体動作動詞
- ② 主体動作客体変化動詞
- ③ 主体変化動詞
- (c.2) 熊本県松橋方言 122
- (d.1) 沖縄県首里方言 123
- ① 主体動作動詞の中心的アスペクト・テンス体系 :飲む
- ② 主体動作客体変化動詞の中心的アスペクト・テンス体系 : 開ける
- ③ 主体変化動詞の基本的アスペクト・テンス体系 : 開く
- (d.2) 鹿児島県与論方言 131
- (d.3) ウチナーヤマトゥグチ 133
- 3.9 おわりに 135
- 参考文献 135
- 第4章 モダリティ 137 / 井上優
- 4.1 はじめに 137
- 4.2 方言の終助詞の意味分析の基本目標と記述のポイント 139
- (a) 方言の終助詞の意味分析の基本目標 139
- (b) 方言の終助詞の意味記述のポイント 140
- 4.3 井波方言の終助詞の概観 142
- ① 命令文で用いられる終助詞
- ② 平叙文で用いられる終助詞
- ③ 疑問文で用いられる終助詞
- ④ さまざまな文で使用可能な終助詞
- ⑤ その他の終助詞
- 4.4 実情説明と実情理解 : 「のだ」相当表現の使い分け 147
- (a) 「ガヤ」と「ガイ」の対立 147
- (b) 他方言との比較 151
- (c)「名詞+ヤ.」と「疑問詞+ヤ.」と「ガヤ.」 153
- 4.5 命令文のタイプ,命令文につく終助詞 154
- (a) 行為指示形による命令と意向形・不可能形による命令 154
- (b) 「行為指示形+ヤ(ヤ↑)/マ(マ↑)/カ」 156
- ① 「行為指示形+ヤ(ヤ↑)」「行為指示形+マ(マ↑)」
- ② 「行為指示形+カ」
- 4.6 平叙文につく終助詞 : 「チャ」「ワ」「ゼ」「ジャ」「ガ」 160
- (a) 「チャ(チャー)」 : 既定事項の叙述 160
- (b) 「ワ(ワ2)」 : 個人的見解の叙述 162
- (c) 「ゼ」 : 既成知識と現実とのずれに対するとまどい 165
- (d) 「ジャ」 : 現実に合わせた認識の修正 167
- (e) 「ガ(ガイ,ガイネ)」 : 現状理解の欠如に対する異議 169
- 4.7 「ネー(ノー)」 : 念押し・同意要求・共感 171
- (a) 「ネー」の基本的性質 172
- (b) 「ネー」の疑似共感用法 173
- 4.8 方言のモダリティ研究の(現段階での)基本方略 175
- 参考文献 178
- 第5章 文法化 181 / 日高水穂
- 5.1 はじめに 181
- 5.2 文法化と方言研究 182
- (a) 文法化の現象と分析の観点 182
- (b) 方言を対象とした文法化研究の可能性 184
- 5.3 「やる」「くれる」のダイクシス動詞化の過程 186
- (a) 授与動詞「やる」「くれる」の対立 186
- (b) 「やる」「くれる」の歴史的変遷 187
- (c) 「やる/くれる」対立発生のメカニズム 188
- (d) 富山県五箇山方言のヤルとクレル 189
- (e) 授与動詞の対照研究のための諸条件の検討 191
- 5.4 クレルの求心性動詞化のパターンとその地理的分布 193
- (a) ヤルとクレルの文法化の徴候的現象 193
- (b) クレルの遠心的方向用法に生じる制約の意味 195
- (c) 授与動詞の全国分布 196
- (d) クレルの求心性動詞化の地理的分布 198
- (e) クレルの変化型の地理的分布の意味 201
- 5.5 「のこと」の格助詞化をめぐって 203
- (a) 共通語の「のこと」の文法化 203
- (b) 秋田方言のトコの用法 205
- (c) 秋田方言のトコの機能拡張と機能縮小のプロセス 207
- 5.6 コト・トコ類の格助詞化の地理的分布 209
- (a) コト・トコ類の格助詞化の段階性 209
- (b) コト・トコ類の形態的バリエーションの地理的分布 211
- (c) コト・トコ類の前接名詞に関する使用制限の地理的分布 212
- (d) コト・トコ類の格助詞化の地理的分布の意味 215
- 5.7 おわりに 216
- 参考文献 217
- 索引 221
ひつじ研究叢書〈言語編〉第47巻;ひつじ書房;6,800円(借覧);A5判;横組;上製;v+219頁;;ISBN978-4-89476-320-3;
これはいいなあ。日本語(文法)史研究つておもしろい(ものでありうるのだ)なあ、とちよつと心うごかされた(ただ、5章2.2.の批判には進化と進歩の混同があるのではないかなあ)。以下、目次を写しておく。
- 序論 文法史の構築をめざすにあたって 1
- 1. 本研究の課題 1
- 2. 本論の内容 5
- 第1章 「とりたて」形式の構文的特徴と意味機能 : とりたて詞と係助詞・副助詞 9
- 1. はじめに 9
- 2. 助詞の相互承接 11
- 3. 「限定」の機能をもつ助詞の二層性 15
- 4. 「とりたて」の構造的意味 24
- 5. 係助詞・副助詞の区分を不要とする立場およびその問題点 : 「とりたて詞」 28
- 6. おわりに 35 #
「意味機能に対応する構文的特徴の違いが要素の違いと対応していた(多機能要素がほとんどなく、異なる機能は異なる要素が担っていた)」であろう古語から、「機能は構造が保障し、各要素がその構造への入り方(それが構文的特徴として現れる)によってさまざまな機能を担い分ける(多機能要素が増えている)」と分析できる現代語へという方向性、要素毎に機能を担い分けるシステムから構造が機能を保障し一要素が多機能を担うシステムへ(p.37)- 第2章 「係助詞」シカの成立 : 〈其他否定〉の助詞の歴史的変遷にみる 45
- 1. はじめに : 本章の目的 45
- 2. 〈其他否定〉の助詞の構文的特徴 46
- 2.1. シカの構文的特徴 46
- 2.2. 〈其他否定〉の助詞の構文的特徴 47
- 3. 〈其他否定〉の助詞の歴史的変遷 49
- 3.1. ヨリとホカ : 古代中央語圏 49
- 3.1.1 中世前期まで(中古~院政鎌倉期) 50
- 3.1.2 中世後期 51
- 3.1.3 近世前期 52
- 3.1.4 近世後期 54
- 3.1.5 明治以降 54
- 3.1.6 現代 55
- 3.1.7 ヨリとホカの係助詞化の流れ 56
- 3.2. シカとキリ : 江戸語圏 56
- 3.2.1 近世 57
- 3.2.2 明治以降 57
- 3.2.3 キリとシカの係助詞化の流れ 59
- 3.3. 〈其他否定〉の助詞の係助詞化 60
- 4. 〈其他否定〉の助詞の係助詞化の原動力 : 試案の提示 62
- 5. まとめ 62
- 第3章 方言からみたシカの構文的特徴と成立過程 69
- 1. はじめに 69
- 2. シカ類の構文的特徴 70
- 3. シカ類の歴史的変化と係助詞化の法則性 : 第2章より 72
- 4. 現代の〈其他否定〉助詞の方言形式とその分布 76
- 4.1. 複合形式の示す係助詞の構文的特徴 76
- 4.2. 係助詞化の過程を示す分布 80
- 4.3. [名詞の限定要素]が〈其他否定〉の係助詞となる可能性 85
- 5. おわりに 86
- 第4章 ダケ・バカリの歴史・地理的変化 : 限定要素の〈其他否定〉用法獲得 91
- 1. はじめに 91
- 2. バカリとダケに関わる限定範疇内の歴史的変化 92
- 2.1. 中古における限定 92
- 2.2. 古代中央語圏 96
- 2.2.1 中世 96
- 2.2.2 近世前期上方語 98
- 2.2.3 近世後期上方語 100
- 2.2.4 近代大阪語 103
- 2.3. 江戸語圏 104
- 2.3.1 近世江戸語 104
- 2.3.2 近代東京語 107
- 2.4. 限定の歴史的変化 : まとめ 109
- 3. 限定要素の〈其他否定〉用法獲得 110
- 3.1. 〈其他否定〉用法を持つ要素の意味的共通性 110
- 3.2. バカリの〈其他否定〉用法獲得/ダケの未獲得 114
- 3.3. 残る問題 : ハカの源流 116
- 3.4. シカの源流 117
- 4. おわりに 118
- 第5章 係助詞シカ成立の言語内的要因 : 呼応する否定述語句の構造変化から 121
- 1. はじめに 121
- 2. 文法史=文法の変化 121
- 2.1. 論理的・分析的変化とらえる立場 122
- 2.2. 言語変化=進化ととらえる立場 122
- 2.3. 言語を本来的に可変の体系とみる立場 123
- 2.4. 理論言語学における「動態」の必要性 126
- 3. 助詞シカ成立における文法史としての問題 127
- 3.1. 〈其他否定〉の助詞の成立過程(本書第2~4章より) 127
- 3.2. 〈其他否定〉の助詞の係助詞化 128
- 4. 否定表現側の変遷 129
- 4.1. 〈其他否定〉構文における否定表現の変遷 129
- 4.2. 否定表現一般の変遷 : ナイを中心に 132
- 4.2.1 江戸語圏での否定表現の変遷 132
- 4.2.2 古代中央語圏での否定表現の転換期 134
- 5. 変化の説明 134
- 5.1. 否定表現の変化との関わりから 134
- 5.2. 〈其他否定〉表現の変遷の本質 137
- 5.3. 幕末明治期におけるヨリ・キリの〈其他否定〉用法獲得の説明 141
- 6. おわりに 143
- 第6章 係助詞シカ類の成立に関わる音変化をめぐって 149
- 1. はじめに 149
- 2. シカ類の構文的特徴 149
- 3. シカ類成立のプロセス 152
- 3.1. 古代中央語圏 : (ヨリ・ノ)ホカ/ヨリ 152
- 3.2. 江戸語圏 : シカ・キリ 153
- 3.3. シカ類成立のプロセス 153
- 4. 音変化形の再検証 156
- 4.1. 変化過程で見られる音変化 156
- 4.2. 方言からの手がかり 159
- 5. おわりに 160
- 第7章 「おく「より」」の背景 : 富士谷成章の学説と助詞ヨリにかかる文法史 163
- 1. はじめに 163
- 2. 成章の記述 164
- 2.1. 和歌注釈史・学説史的側面からの評価 166
- 2.2. 中古語ヨリの実態からの評価 168
- 3. ヨリの歴史的変化 172
- 3.1. 否定述語句をとるヨリの変遷 173
- 3.2. 中古~中世の様相 174
- 3.3. 近世の様相 176
- 3.4. 明治以降の様相 178
- 5. 成章の記述の再検討 180 #番号ママ
- 6. まとめ 184
- 結論 本研究のまとめと課題 189
- 1. 本論のまとめ 189
- 2. 本論の発展のための課題 192
- 2.1. シカの構文的・意味的考察の精緻化 192
- (1) 現代語シカの構文的・意味論的考察の厳密化
- (2) 数量詞の性質と「係助詞性」の関わりに関する構文的・意味論的考察
- (3) 〈其他否定〉と〈〈数量・程度・範囲〉の限定〉との関わりに関する意味論的考察
- 2.2. 言語の動態を説明する枠組みとしての文法化に関わる課題 193
- (4) 「文法化」の再検討
- (5) 言語内的要因の検討と、言語外的要因との相互関係に関する考察
- 2.3. 方言・他言語での類例への目配り 196
- (6) 個別方言におけるシカ類および関連形式に関する研究の精緻化
- (7) 他言語の類似表現との比較
- 3. おわりに 196
- 引用参考文献 201
- 資料出典一覧 209
- あとがき 213
- 索引 217
奥付に、本文フォーマット 向井裕一(glyph)
。
稲賀敬二コレクション4;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;ii+3+359頁;;ISBN978-4-305-60074-5;[編集]妹尾好信、[解説]久下裕利
;新人物往来社;(借覧);四六判;縦組;上製;277頁;;ISBN978-4-404-03498-4;
;吉川弘文館;9,500円(借覧);A5判;縦組;上製;6+319+9頁;;ISBN978-4-642-02873-8;
;平凡社;3,600円(借覧);四六判;縦組;上製;364頁;;ISBN978-4-582-83387-4;
;人文書院;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;233頁;;ISBN978-4-409-16091-6;
;文藝春秋;2,381円(借覧);四六判;縦組;上製;413頁;;ISBN978-4-16-369680-5;
講談社現代新書1338;講談社;640円(100円);新書判;縦組;並製;181頁;;ISBN4-06-149338-8;
;校倉書房;3,800円(借覧);四六判;縦組;上製;406頁;;ISBN978-4-7517-3800-9;
;世界思想社;1,900円(借覧);B6判;縦組;並製;vi+177+x頁;;ISBN4-7907-1206-0;
目次を写しておく。
- 第1章 京都語について 3
- 1 京都語の範囲 3
- 2 京の地名を含むわらべ歌 5
- 3 京ことばに存続する古語 9
- 4 後世に残したい京ことば 11
- 第2章 覚えておきたい京都語の語彙 15
- 第3章 婉曲表現を好む京都語 31
- 1 みやびな京ことば 31
- 2 「オ」と「サン」 34
- 3 オ~ヤス 35
- 4 人当て遊び歌の京都語 37
- 5 オス・ハル 39
- 6 京都語・大阪ことば 40
- 第4章 京都御所のことば 43
- 1 御所ことばを使用する尼門跡 43
- 2 飲食物の御所ことば 46
- 3 御所ことばの言語生活 47
- 4 尼門跡語について 50
- 5 尼門跡で使用する御所ことば 53
- 第5章 京都語の変遷 67
- 1 消えていく京都語 67
- 2 『かたこと』と現代京都語 70
- 3 変化した京都語 72
- 4 挨拶ことばの変遷 75
- 5 消えていくわらべ歌 76
- 第6章 京都語の語源 89
- 1 京都語の語源をさぐる 89
- 2 ワタクシの意味変化 90
- 3 オタメ 94
- 4 安原貞室の語源説 96
- 5 京都地名の語源 99
- 6 アホについて 105
- 第7章 職人ことば 107
- 1 職人ことばの特性 107
- 2 動物名 110
- 3 仕事への心構えを表す言い回し 112
- 4 友禅染のことば 116
- 5 西陣織 122
- 6 京焼職人ことば 127
- 第8章 舞妓ことば 133
- 1 舞妓の命名 133
- 2 舞妓の常用語句 135
- 3 舞妓の身振り語 138
- 4 島原ことば 141
- 第9章 京の正月と京の祭り 143
- 1 京の正月 143
- 2 正月の行事 145
- 3 京の祭りなど 151
- 4 上賀茂神社社家のことば 153
- 5 祇園祭りなど 156
- 第10章 町家のことば 159
- 1 京の住まいのことば 159
- 2 室町問屋のことば 160
- 3 商家の挨拶 164
- 4 京料理のことば 166
- 補章 洛北の方言 169
- 参考文献 173
- あとがき 175
- 京都語索引
- 人名・書名・事項索引
連日で江口のりこの出演する映画をみたなあ(ぐるりのこと。ではちよい役だつたけど、本作では主演)。といふか連日で、ふしあはせそうな女の物語をみてしまつた。ぐるりには恢復の過程もえがかれてゐたけど、本作では8ミリによる印象的な映像で救はれない女と男のすがたが映されるばかり。矢吹春奈のOL姿が色つぽい。
中には私を拝むおばあさんがいて「篤姫さま!」ってと書いてゐて、すごいな、と思ふ。前田塁による大島美幸、ブスの瞳が恋されて評を書かせてるのもすごいな。
ミネルヴァ日本評伝選[058];ミネルヴァ書房;(借覧);四六判;縦組;上製;2+xv+226+9頁;;ISBN978-4-623-05123-6;
いつの間にか、18時以降の上映は1,200円というサービスをやつてゐた。圧力あるなあ(だつたか、うろ覚え)といふセリフを、木村多江がかいたお寺の天井画をみてリリー・フランキーが言ふところが、映画のラスト近くにあつたのだけれど、ひさしぶりに重めの映画をみたなあ、といふ印象。愛する人と一緒にくらす難儀と喜びと。現実にあつた事件をもぢつて裁判でつかふ手つきはちよつと気にかかる。
創文、UP(各6月号、つひにすゞしろ日記をみても、その号をまうもらつてたかだうかがわからなくなつた。それほどよんでないのに、なんでもらひつづけるのか)。
〈1冊でわかる〉シリーズ;岩波書店;1,500円(借覧);B6判;縦組;並製;vii+207+6頁;;ISBN978-4-00-026895-0;[原書]Ritchie Robertson, Kafka: A Very Short Introduction (Oxford University Press, 2004)
身体をめぐるレッスン4;岩波書店;2,700円(借覧);四六判;縦1、2段組;上製;xxix+254頁;;ISBN978-4-00-026730-4;[執筆者]いちのかわ・やすたか(市野川容孝)/なかむら・ただし(中村正)/のぶた・さよこ(信田さよ子)/のだ・けーこ(野田恵子)/あさぎり・ゆー(朝霧裕)/あきやま・ゆき(秋山由紀)/さかい・りつこ(坂井律子)/かざま・たかし(風間孝)/はるき・しげかず(春木繁一)/なみひら・えみこ(波平恵美子)
;河出書房新社;(借覧);四六判;縦組;上製;323頁;;ISBN978-4-309-01845-4;
;東京図書;1,800円(借覧);B6判;縦組;並製;ix+209頁;ISBN978-4-489-02012-4;
光文社新書270;光文社;700円(-);新書判;縦組;並製;231頁;;ISBN4-334-03370-9;
ぐつと画面手前に赤いスクーター。すこしワイルドな感じなヘアスタイルで、額にゴーグル。白い上下(と遠目には見えたけど、上には薄いベージュ系のボーダーがはひつてた)。シルバーのカバン。腰かけたミニスカートからひきしまつた脚が伸びる。
中公新書1950;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+4+200頁;;ISBN978-4-12-101950-9;
むやみに煽情的な題だなあ。
朝日選書826;朝日新聞社;1,200円(借覧);B6判;縦組;並製;4+3+265+IV頁;;ISBN978-4-02-259926-1;
稲賀敬二コレクション3;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;447頁;;ISBN978-4-305-60073-8;[編集]妹尾好信、[解説]伊井春樹
;[発行]白澤社、[発売]現代書館;3,800円(借覧);四六判;縦組;上製;365頁;;ISBN978-4-7684-7923-0;
中国の歴史09;講談社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;8+526頁;;ISBN4-06-274059-1;
朝日文庫[つ 12-1];朝日新聞社;1,300円(借覧);文庫判;縦組;並製;608+xivi頁;;ISBN978-4-02-261559-6;
;双風舎;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;349頁;;ISBN978-4-902465-12-9;
双書 哲学塾;岩波書店;1,300円(借覧);新書判変型;縦組;並製;v+3+157頁;;ISBN978-4-00-028157-7;
;勁草書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;x+262+v頁;;ISBN4-326-65311-6;[執筆者]あさの・ともひこ(浅野智彦)/みなみだ・かつや(南田勝也)/ふたかた・りき(二方龍紀)/ふくしげ・きよし(福重清)/いわた・こー(岩田考)/はまじま・こーじ(浜島幸司)
講談社学術文庫1868;講談社;1,100円(借覧);文庫判;縦組;並製;343頁;;ISBN978-4-06-159868-3;
通俗的なサービスにあふれるわりにはおもしろいわけでもなかつたけど、谷村美月のたたずまひはわるくなかつた。といふか、おつぱいおほきいなあ。あと、超ひも理論から白鳥たんこと松本莉緒――あんなおめめパッチリだつたつけ――のヒモになるのを妄想するシーンもよかつた。
グーグーの前売りを買ふ。
;明治書院;9,515円(借覧);A5判;縦組;上製;7+6+572頁;;ISBN4-625-42074-1;
目次を写しておく。
- 序
- 『改訂近代語の成立・語彙編』序
- 英和辞書における訳語
- 第一章 英和辞書における訳語の変遷 2
- 1 辞書の選択 2
- 第一期
- 第二期
- 第三期
- 第四期
- 2 訳語の抽出 6
- 3 各辞書における訳語法の特質 7
- 薩摩とヘボン
- 薩摩に句の多い原因
- 柴田への展開
- 島田・井上への展開
- 4 語構成の変遷 17
- 語構成の方法
- 第一類と第二類の分布
- 基本和語
- 組み合わせ和語
- 句
- 漢語
- 5 訳語の品詞と語構成 30
- 第一類・第二類の割合
- 名詞と動詞
- 第二章 英和辞書に与えた蘭学の影響 / 田島尚子 38
- 1 『英和対訳袖珍辞書』の特徴 38
- 句による概念の説明
- 単語訳では和語が多い
- 難語が少ない
- 2 『和蘭字彙』との比較 40
- 数値的に見た『和蘭字彙』からの影響
- 訳語の性質
- (a) 全く同じ訳語
- (b) 概念の類似した訳語
- (c) 新たに加えられた訳語
- (d) 捨てられた訳語
- (e) 独自の訳
- (f) 全く異なる訳
- 第三章 英和辞書に与えた英華字典の影響 55
- 1 英華字典の概要 55
- 主たる『英華字典』
- ロブシャイドの『英華字典』
- ① 吉田賢輔ら編『英和字典』
- ② 柴田昌吉、子安峻『附音挿図英和字彙』
- ③ 敬宇中村先生校正、津田仙、柳沢信大、大井鎌吉同訳『英華和訳字典』
- ④ 柴田昌吉、子安峻『増補訂正英和字彙』第二版、同再版
- ⑤ 羅布存徳著、井上哲次郎訂補『増訂英華字典』
- ⑥ 「術語辞典」
- 2 英和辞書とロブシャイド 61
- 翻訳書における訳語
- 第四章 翻訳書に与えた英華字典の影響 96
- 1 中村正直訳『自由之理』(明治五年) 96
- ロブシャイドと一致する語
- ロブシャイドの訳語を修正している語
- (1) 書き下し
- (2) 中国語法の和訳
- (3) 文字の倒置
- (4) 二語の組み合わせ
- (5) 主要漢字の選択
- (6) 中国語の意訳で漢字の一部が共通するもの
- ロブシャイドの訳語と異なっている語
- (1) 中国語の意訳に相当するが漢字の異なるもの
- (2) 独自の訳語かと思われるもの
- 2 西周訳『利学』(明治十年) 106
- ロブシャイドの訳語と全く一致する訳語
- (1) ロブシャイド、英和字彙の両者と一致する訳語
- (2) ロブシャイドのみと一致する訳語
- ロブシャイドの訳語を修正している語
- (1) 中国語法の和訳
- (2) 文字の倒置
- (3) 二語の組み合わせ
- (4) 主要(もしくは平易な)漢字の選択
- (5) 文字の入れ換え
- (6) 語(字)の省略と補足
- ロブシャイドの訳語と異なっている語
- (1) 『英和字彙』(初版)のみと一致するもの
- (2) 独自の訳語かと思われるもの
- 3 佐藤喜峰訳『天路歴程』(明治十二年) 118
- ロブシャイドと全く一致する訳語
- (1) ロブシャイド、英和字彙の両者と一致する訳語
- (2) ロブシャイドのみと一致する訳語
- ロブシャイドの訳語を修正して採用している語
- (1) 書き下し
- (2) 中国語法の和訳
- (3) 文字の倒置
- (4) 二語の組み合わせ
- (5) 主要漢字の選択
- (6) 文字の入れ換え
- (7) 語(文字)の省略と補足
- ロブシャイドの訳語と異なっている語
- (1) 『英和字彙』(初版)と一致する訳語
- (2) 漢訳『天路歴程』の影響を受けていると思われる訳語
- 4 その後の翻訳 128
- 5 中国語採り入れに関する諸問題 130
- (1) 中国語の音読
- (2) 中国語の訓読
- (3) 中国語の意読
- (4) 中国語の修正
- (5) 中国語と異なる訳語
- 第五章 西周の訳語 / 栗島紀子 138
- 1 辞書との関係 138
- 一般辞書との関係
- 前期の辞書と西周の訳語とが一致するもの
- 後期の辞書と西周の訳語とが一致するもの
- 英和字彙(二版)に一致する語
- A 西周の訳語と、それ以前・以後の辞書の訳語がほぼ完全に一致するもの
- B 西周の訳語と、前期の辞書の一部のものと一致するもの
- C 西周の訳語と一致する語が前期の辞書にはなくて、後期の辞書にあるもの(すなわち、後期の辞書が西周の訳を取り入れたのではないかと思われるもの)
- D 全く西周独自と思われる語
- 哲学辞書との関係
- A 三辞書すべてにみられるもの
- B 一時通用、後廃語
- 2 使用訳語の存在の有無について 152
- 西周以前に存在していた語と存在していなかった語
- (1) 当時存在した語で典拠のある語
- (2) 西周独自と思われる語で典拠のある語
- (3) 当時存在した語で典拠のない語
- (4) 西周独自と思われる語で典拠のない語
- (5) 西周独自と思われる語で『大漢和辞典』に載っていない語
- 現在存在している語と消滅した語
- 3 生存語と廃語の性格 157
- 明治初年の訳語
- (1) 現在まで続いている訳語
- (2) 途中で変化した訳語
- 西周独自の訳語
- (1) 現在まで続いているもの
- 第六章 新約聖書の和訳 161
- 1 和訳聖書における漢字の役割 163
- 2 和文調の基礎に見られる漢文書き下し文 169
- 3 用語における漢訳との関係 175
- (1) 漢訳と同一の音読の語
- (1) 漢訳を訓読した語
- (2) 漢語を意読した語
- (4) 一字漢語を二字に修正した語
- (5) 漢訳と異なる語
- 4 構文における漢訳との関係 188
- 文
- 文の切り方
- 「形式上の文」における不整表現
- 「実質上の文」の構造と漢訳聖書
- (1) 文の区切り
- (2) 助詞の用法
- (3) 名詞句の利用
- (4) 助動詞の用法
- (5) 語順
- (6) 直訳的語法
- 第七章 旧約聖書の和訳 206
- 1 和訳旧約聖書の成立過程 207
- 2 翻訳の方法に関する問題点 209
- 1 文字の問題
- 2 文体の問題
- 3 漢訳聖書との関係についての問題
- 3 漢字の用法と漢訳との対応 214
- 4 漢訳と一致する語 222
- 1 音読の語
- 2 訓読の語
- 3 意読の語
- 5 漢訳と一致しない語 231
- 1 補足
- 2 省略
- 3 字の差し換え
- 4 異字
- 5 異訳
- 現代漢語の特質
- 第八章 漢語訳の方法 246
- 1 問題 246
- 2 置きかえ 249
- 3 再生転用 251
- 4 変形 254
- 省略
- 音読法の変更
- 文字の入れかえ・転倒
- 5 借用 258
- 6 仮借 262
- 7 造語 263
- 和語に対応する漢語の語基
- 和語にない漢語の語基
- 第二次的語基
- 省略によって生じた語基
- 第九章 現代漢語の成立条件 272
- 1 訳語における「語」と「字」との遊離 272
- (1) 『三語便覧』
- (2) 『増訂華英通語』
- (3) 『英和字典』
- (4) 『委員会訳新約聖書』
- 2 訳語における「語」と「字」との一致 285
- 音訓の流通による日本的漢語の創造と選択
- 形態素文字としての漢字体系確立の方向
- a 基準漢字の確定
- b 形態素文字としての漢字の使用
- 漢語形態素の拡充と種類
- a 単純自立形式(minimum free form)
- b 派生語(derivative)として用いられる単純結合形式(minimum bound form)
- c 派生語を作るため接辞的に用いられる単純結合形式
- d 合成語(Compound words)をして用いられる音訓自在の単純結合形式
- e 既成漢語から派生する単純結合形式
- f a~e以外の単純結合形式
- g 分解しにくい複合形式
- 第十章 文字形態素論 303
- 1 「新しき国語学の提唱」 303
- 2 形態素としての文字の機能 305
- 能記としての文字の機能
- a 人名における文字の役割
- b 同音異義語を識別する文字の役割
- c 語彙体系を支える文字の役割
- d 和語の語彙体系を変更した漢字の役割
- e 省略語における文字の役割
- 文字の表意生と形態素
- 3 漢字形態素の種類 317
- (1) 漢語の語基となる漢字形態素
- a 字音専用の自立形式(free form)
- b 派生語(derivative words)として用いることのできる字音専用の結合形式(bound form)
- c 和語異態(音訓流通)の性格をもつ結合形式
- d 不完全形態素としての字音専用の結合形式
- (2) 接辞に準ずる漢字形態素
- 4 漢字形態素の複合形式 325
- 複合形式における漢字形態素の結合
- 複合形式の日本語としての質
- a 形態素に分解することの可能な複合形式
- b 形態素に分解することの困難な複合形式
- c 形態素に分解することの不可能な複合形式
- 漢字形態素ならびに複合形式による語構成の方法
- a 自立語
- b 派生語
- c 合成語
- 第十一章 学術用語 / 徳重郁子 331
- 1 概観 331
- 一原語に対する訳語数
- 語の内訳
- 各分野間の原語および訳語の一致率
- (1) 原語について
- (2) 訳語について
- 一般辞書(『英和字彙』)との比較
- (1) 原語について
- (2) 訳語について
- 2 各分野の漢語の比較 343
- 使用漢字の難易
- 形態素による分類
- 第十二章 明治・大正・昭和の漢字・漢語の変遷 / 杉山昌子 357
- 1 前提となる調査 358
- 作業手順
- 作業規則
- 2 分類手順 361
- 漢語における漢字形態素の分類
- (イ) 漢語における漢字形態素の質的分類
- (ロ) 各形式の性格、特徴
- (ハ) 分類規定及び分類方法
- 3 質的に見た漢字漢語 368
- 仮名表記漢語
- 漢字表記漢語
- 一字漢語
- 4 量的推移 377
- 漢字表記語使用率
- 漢語と和語の比率
- 仮名表記和語使用率
- 5 日本語の傾向 : 近代から現代へ 386
- 訳語の系譜
- 第十三章 欧米における事物概念の翻訳 390
- 1 はじめに 390
- 2 キリシタン時代の訳語 392
- 3 概念の理解と訳字 : 語と表記の乖離の問題 395
- 4 科学・技術用語の翻訳 : 直訳・意訳・音訳 401
- 5 人文関係の用語 : 古語の再生と専門用語の採集 405
- 先輩之訳字
- 古典に典拠を求めた訳語
- 各学科から採集した訳語
- 6 むすび 409
- 第十四章 開化期の翻訳 410
- 1 生活用語 411
- 2 人文関係用語 413
- (1) 『英和対訳袖珍辞書』と『英華字典』に共通する訳語
- (2) 『英和対訳袖珍辞書』とのみ一致する訳語
- (3) 『英華字典』とのみ一致する訳語
- (4) 訳者の創意による翻訳
- (1) 『哲学字彙』と一致する訳語
- (2) 『哲学字彙』で少し修正された訳語
- (3) 『哲学字彙』と一致しない訳語
- 先人の用語から探す
- 古典に典拠を求める
- 3 科学・技術関係用語 423
- 1 直訳
- 2 意訳・音訳
- 3 用語の更新
- 4 むすび 427
- 第十五章 和英語林集成・英和の部の訳語 / 塩沢和子 428
- 序
- 1 第一版の見出し語の性格 434
- 2 第二、第三版における訳語の増減とその性格 438
- 1 訳語増減の実態
- 2 第二版の訳語の性格
- 3 第三版の増補訳語
- 3 第三版の増加訳語と『英和字彙』との関係 451
- 1 『英和字彙』(初版)との対応関係
- 2 『英和字彙』(第二版)との対応関係
- 4 『英和字彙』初版に与えたヘボンの影響 457
- 1 共通の見出し語を持つ訳語
- 2 共通の用例の訳語
- 3 派生関係にある語の訳語
- 4 見出し語と用例の違いがあるが、ヘボンと一致する英和字彙のルビ
- まとめ 462
- 第十六章 『増補訂正英和字彙』の訳語 : 特に増補された訳語の典拠を中心に / 湯浅茂雄 463
- 序
- 1 調査の方法 465
- 2 第二版における「増補改訂」 466
- 1、増補された見出し、小見出しとその訳語
- 2、訳語の増補
- 3、初版の訳語の入れ換え
- 4、初版の訳語の訂正
- 5、初版の訳語の削除
- 6、初版の見出し、小見出しの削除
- 3 術語辞典と『英和字彙』第二版の増補訳語 469
- 1、『医語類聚』
- 2、『薬品名彙』
- 3、『化学対訳辞書』
- 4、『羅甸七科字典』
- 5、『機関名称字類』
- 6、『英華学芸辞書』
- 7、『哲学字彙』
- 4 『英華字典』と『英和字彙』第二版の増補訳語 490
- 1、『英華字典』(ロブシャイド)
- 2、『英華字典』(メドハースト)
- まとめ 494
- 付表 498
- 人名索引 501
- 書名索引 504
- 語彙索引 508
講談社学術文庫1865;講談社;1,150円(借覧);文庫判;縦組;並製;379頁;;ISBN978-4-06-159865-2;
こんなほしいままに朝鮮語をもちだされてもな。
;吉川弘文館;11,000円(借覧);A5判;縦組;上製;12+314頁;;ISBN978-4-642-02463-1;[執筆者]おばら・ひとし(小原仁)/おかざき・まきこ(岡﨑真紀子)/なかがわ・くにこ(中川久仁子)/ますお・しんいちろー(増尾伸一郎)/こばやし・まゆみ(小林真由美)/かつーら・のりこ(勝浦令子)/こみね・かずあき(小峯和明)/いそべ・しょーこ(磯部祥子)/こじま・たかゆき(小島孝之)/しみず・まずみ(清水眞澄)/さかきばら・ふみこ(榊原史子)/ふじー・ゆきこ(藤井由紀子)/ふじまき・かずひろ(藤巻和宏)
平凡社新書403;平凡社;840円(720円);新書判;縦組;並製;293頁;;ISBN978-4-582-85403-9;
さういへば、こなひだもらつた汲古誌にのつてた吉田富夫先生退休記念中国学論集の内容目次のなかに、北原稔、ユン・チアン『マオ 誰も知らなかった毛沢東』を読み解く : 中国人の特異な「歴史意識」の正体、といふのがあつて、あ゛ーと思つた。
;大修館書店;(借覧);A5判;横組;上製;vii+349頁;;ISBN4-469-21228-8;
目次を写しておく。
- 第1章 音調とは何か 3
- はじめに 4
- 1 「音節」と「モーラ」 4
- 2 「アクセント」と「トーン(声調)」 8
- 3 「ピッチアクセント」と「ストレスアクセント」 11
- 4 「数える単位」と「担う単位」 12
- 4.1 「数える単位」
- 4.2 「担う単位」
- 5 「イントネーション」 15
- 第2章 音調の類型と比較 17
- 1節 東アジアにおける九州方言 18
- 1 九州の中の世界と世界の中の九州 18
- 2 方言とは何か 19
- 3 言語・方言の比較対照 19
- 4 なぜアクセントか 21
- 5 アクセントの特徴 22
- 6 位置のアクセントと種類のアクセントが共存する方言 26
- 7 ストレスアクセントとピッチアクセント 26
- 8 日本における九州方言の位置 28
- 9 世界における九州方言の位置 31
- 10 言語・方言の類似性の原因 33
- 2節 日本語と日本語周辺諸言語の音調システム : 特に複合名詞におけるアクセントと声調について 35
- 1 複合語アクセントと変調 36
- 2 日本語 36
- 2.1 東京方言
- 2.2 西部南部方言 鹿児島方言
- 3 朝鮮語 晋州方言(慶尚南道) 41
- 4 漢語 43
- 4.1 北京語
- 4.2 天津方言
- 4.3 保定方言
- 4.4 ドンガン(東干)語
- 4.5 上海語
- 4.6 閩語 福州語(閩東)
- 4.7 閩語 アモイ語・東山島方言(閩南)
- 4.8 粤語 広東語
- 5 アルタイ諸語 51
- 6 中国大陸の漢語・アルタイ諸語以外の言語 51
- 6.1 ヤオ(瑤)族勉語標敏[bjau-min 31-31]方言
- 6.2 ミャオ(苗)語
- 6.3 チワン(壮)語
- 6.4 ハニ語・アカ語
- 6.5 ビルマ語
- 6.6 チベット語ラサ方言
- 7 複合語における狭義のアクセント : 朝鮮語のアクセント方言 56
- 8 まとめ 63
- 3節 語声調方言 : 佐柳島と真鍋島のアクセント 70
- 1 佐柳島のアクセント体系 71
- 2 真鍋島のアクセント体系 73
- 3 語声調方言とアクセントの位置 76
- 4節 朝鮮語晋州方言のアクセント体系 79
- 1 晋州方言のアクセント型 79
- 2 名詞のピッチ型 81
- 3 四つの声調を持つ語声調方言 84
- 5節 朝鮮語慶尚道方言の長母音について 86
- 1 序論 86
- 2 2種類の長母音 89
- 2.1 長短の交替する母音と交替しない母音
- 2.2 語中アクセント・前アクセント・無アクセントの別
- 2.3 アクセントによる長母音と母音連続による長母音
- 2.4 方言アクセントの対応
- 3 結論 96
- 6節 朝鮮語諸方言アクセントの系譜再構の試み 100
- 1 資料 100
- 2 各方言アクセントの音韻論的解釈 102
- 2.1 中期朝鮮語
- 2.2 咸鏡道方言
- 2.3 慶尚道式方言群
- 2.4 固城・統営
- 2.5 漆谷方言
- 2.6 三陟方言
- 2.7 咸陽方言
- 2.8 咸安方言と泗川方言
- 2.9 海南・務安
- 2.10 光州
- 2.11 延安方言,春川方言,ソウル方言
- 3 系譜の再構 111
- 3.1 再構の方法
- 3.2 発展の過程
- 3.3 型の統合による再構
- 3.4 系譜再構のまとめ
- 7節 朝鮮語のアクセント : 共時的及び通時的研究 127
- 1 朝鮮語アクセントに対するこれまでの解釈 128
- 1.1 序論
- 1.2 金海アクセント
- 1.3 中期語アクセント
- 1.4 中期語アクセントと金海アクセントの対応
- 1.5 金海方言の複合名詞アクセント規則
- 1.6 中期語の複合名詞アクセント規則
- 1.7 ピッチアクセントによる解釈
- 2 金海方言 131
- 2.1 名詞
- 2.2 複合名詞
- 2.3 助詞
- 2.4 句
- 2.5 活用語
- 2.6 金海アクセントのまとめ
- 3 中期朝鮮語 142
- 3.1 名詞
- 3.2 複合名詞
- 3.3 活用語
- 3.4 中期語と現代慶尚道方言との対応
- 4 昌原・大邱・霊山・ソウル方言 158
- 5 歴史的変化 163
- 第3章 アクセントの基底表示と担い手 171
- 1節 書評 金田一春彦『国語アクセントの史的研究 : 原理と方法』 172
- 1 日本語はトーン言語か 173
- 2 拍と音節について 177
- 2節 アクセントの解釈をめぐって : 金田一春彦氏へのお答えの一端として 179
- 1 平安時代の日本語 179
- 2 現代日本語 180
- 3 朝鮮語 180
- 4 拍と音節 184
- 金田一春彦「早田輝洋氏の『国語アクセントの史的研究』書評を読んで」の要約
- 3節 アクセント分布に見る日本語の古層 187
- 1 方言が持つアクセントの特徴 187
- 2 数える単位 188
- 3 アクセントの担い手 190
- 4 アクセントの「位置」か「種類」か 192
- 4節 東京方言におけるアクセントの担い手と複合の熟合度 197
- 1 音節がアクセントを担う 197
- 1.1 単純語
- 1.2 複合語
- 2 モーラがアクセントを担う 200
- 2.1 形態素連続
- 2.2 表面レベルにおける対立
- 3 辞書内(1語)と辞書外(2語) 201
- 4 単語連続と複合語 203
- 4.1 《氏》
- 4.2 《市》
- 4.3 《史》
- 4.4 《紙》
- 5 まとめ 206
- 5節 アクセントについての若干の覚書き 208
- 1 古典ラテン語のモーラは言語的単位であるか否か 209
- 2 関西方言等における「テー」《手》のような形は2モーラというべきか否か 211
- 3 東京方言のアクセントの担い手はモーラが中心か音節が中心か 212
- 4 東京方言において「ゲンジモノガタリ」《源氏物語》は複合語か単語の連続かについて曖昧であるか否か 215
- 5 現代朝鮮語晋州方言のアクセント体系は,単語声調とすべきでなく,単語声調を持つ単語と,位置の有意味なアクセントを持つ(或いは持たない)単語との混合であるとすべきか 216
- 6 金次均氏の挙げる朝鮮語昌原方言のA+B型の単語の連続で,AB間に「休止が無い時」の「変動した」「声調形」は,単一の「複合語」アクセント規則で記述できても,複合語と単語の連続が混交しているが故に無意味であるか否か 218
- 6節 アクセントの単位 : 特にその担い手について 222
- 1 アクセントの単位とは何か 222
- 2 佐柳島,真鍋島のアクセント 225
- 3 伊吹島方言 231
- 第4章 アクセントとイントネーション 255
- 1節 「アクセント」早わかり 256
- 1 アクセントとは何か 256
- 2 ピッチとストレスの違い 258
- 3 声調(トーン)とアクセントの違い 260
- 4 アクセントの分類 263
- 2節 東京アクセントのピッチ曲線 265
- 1 はじめに 265
- 2 「平板型」と「起伏型」 266
- 3 語頭の「低」 268
- 4 言語的情報とピッチ曲線との関係 273
- 3節 単語のアクセントと文のアクセント 276
- 1 英語・ドイツ語のアクセント 276
- 2 日本語のアクセント 281
- 3 文音調 287
- 4 強勢 297
- 5 構造の曖昧性など 303
- 4節 文における声の高さの型について 310
- 1 序 310
- 2 周期前適用規則 314
- 3 周期適用規則 316
- 4 周期後適用規則 325
- 5 「低いはじまり」について 326
- 6 まとめ : 構文構造と音形構造 329
- 5節 東京方言の文末のアクセントとイントネーション 335
- 1 アクセントとイントネーション 335
- 2 アクセント 336
- 3 イントネーション 338
- 4 最後に 340
- 5 文末における形態素の組合わせの例 340
- あとがき 343
- 初出一覧 345
- 索引 347
中公新書1944;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+242頁;;ISBN978-4-12-101944-8;
- 日本語訓点表記としての白点・朱点の始原 / 小林芳規 1
- 『土左日記』冒頭部の解釈 : 清水義秋氏の論文をめぐって / 依田泰 12
- 伝西行筆『山家心中集』書誌一考 / 家入博徳 22
- 『翰林五鳳集』の伝本について / 朝倉和 29
- 書陵部蔵宋版一切経の印刷上の一問題 / 山田健三 39
- 『通俗皇明英烈伝』依拠テキストと冠山の訳解態度 / 中村綾 49
- 漢字研究 補遺 / 志村和久 55
- 『朱子語類』巻九十四訳注(五) / 鈴木弘一郎 59
- 増田晴美編著『百万塔陀羅尼の研究 : 静嘉堂文庫所蔵本を中心に』によせて / 尾﨑康 65
- 編集後記 / 八嶌正治/尾﨑康 67
袖のふくらんだフェミニンな薄桃色のブラウス。ピンクのバッグを置いたテーブルに右肘をついき、掌にあごをのせて、しづかに挑むやうな瞳でこちらを見つめてゐるところ。魅入られさう。
ブルーバックス B-1577;講談社;820円(借覧);新書判;縦組;並製;195頁;;ISBN978-4-06-257577-5;
説明の便法なんだらうけど、レガシーなのをHTML、構造化されたのをXHTMLといつてるみたいなのとか、ちよつとひつかかる。とはいへ、知らないことばかりで勉強になる(やうな気がする)。
ブルーバックス B-1594;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;253頁;;ISBN978-4-06-257594-2;
植民地教育史研究年報 第9号;皓星社;2,000円(借覧);A5判;横組;並製;231頁;;ISBN978-4-7744-0415-8;
目次を写しておく。
- はじめに / 年報第9号編集委員会 3
- I. シンポジウム 植民地「国語」(日本語)教科書は何を語るか
- 植民地「国語」(日本語)教科書は何を語るか : 台湾総督府編纂国語教科書からみた「内地化」の限界 / 中田敏夫(なかた・としお) 6
- はじめに
- 1 教材編成の流れ
- 1.1 人物名
- 1.2 地名
- 1.3 用語
- 2 台湾読本の教材編成の特徴
- 3 教材にみる内地化の限界
- 3.1 教材「カクレンボ」
- 3.2 教材「国語の力」
- 4 おわりに
- 朝鮮総督府編纂『普通学校国語読本』が語ること / 北川知子(きたがわ・ともこ) 23
- 0. はじめに
- 1. 「国語」科で何を教えたのか
- 2. 第二言語教科書としての『普通学校国語読本』(形式面)
- 3. 「同化」のための知育教科書としての『普通学校国語読本』(内容面)
- 4. まとめ
- 南洋群島『国語読本』は何を語るか / 宮脇弘幸(みやわき・ひろゆき) 35
- 1. 南洋教育と教科書
- 2. 南洋群島『国語読本』 : 国定『国語読本』との比較
- (1) 皇国民性の涵養 : 国家・天皇・国旗の提示
- (2) 日本の文化・礼儀・慣習
- (3) 南洋的教材
- 3. 南洋群島『国語読本』の各次教材類別の特徴
- 4. 南洋教育の諸相
- 国定国語教科書と植民地 : 指定討論者としての発言から / 佐藤広美(さとー・ひろみ) 50
- 1. はじめに
- 2. 国定教科書のなかの植民地記述について
- 3. 国定教科書のなかのアジア観・言語観
- 4. おわりに
- まとめ / 渡部宗助(わたなべ・そーすけ) 56
- II. 研究論文
- 日清・日露戦争と朝鮮ブーム / 山田寛人(やまだ・かんと) 62
- はじめに
- 1. 日清戦争期
- 1) 韓清語学校
- 2) 東洋語学校
- 3) 外国語学校
- 4) 慶応義塾朝鮮語学校
- 5) 清韓語学研究所
- 6) 京都府京都商業学校
- 7) 市立赤間関商業学校
- 8) 熊本県派遣朝鮮語留学生
- 9) 釜山公立小学校
- 10) 在釜山韓語夜学会
- 11) 仁川の朝鮮語学校
- 2. 日露戦争期(内地)
- 1) 清韓語学校
- 2) 女子清韓語学講習所
- 3) 同仁医学校
- 4) 市立広島清韓語学校
- 5) 私立広島外国語学校
- 6) 島根県立商業学校
- 7) 熊本県立商業学校
- 8) 島根県立水産学校
- 9) 釜山公立高等女学校
- 10) 釜山商業学校
- 3. 韓国併合後の朝鮮における朝鮮語教育
- 善隣商業学校
- 京城基督教青年会
- 小学校・普通学校に附設された夜学
- 全羅北道道庁朝鮮語講習会
- 日本人小学校・中学校
- おわりに
- 台湾公学校の「国語科」教科課程 / 合津美穂(ごーず・みほ) 82
- 1. はじめに
- 2. 小学校「国語科」の成立過程について
- 3. 公学校「国語科」の史的変遷 : 枠組みの拡大をめぐって
- 3.1 話しことば教育としての「国語科」 : 国語伝習所時代(1896-1898)
- 3.2 文法教育と話しことば教育を主とした「国語科」 : 1898年「公学校規則」
- 3.3 統合科目としての「国語科」へ : 1904年「公学校規則改正」
- 4. 小学校「国語科」との異同からみた公学校「国語科」教科構造の特質 : 第三期台湾読本使用期を中心に
- 4.1 「国語科」教授の要旨
- 4.1.1 形式主義的目標
- 4.1.2 内容主義的目標
- 4.2 分科と毎週教授時数 : 「話シ方」を重視した公学校「国語科」教育
- 5. まとめ
- 日本占領下の中国華北地方における日本語学校 : 北京近代科学図書館付属日本語学校と新民教育館付属日本語学校 / 川上尚恵(かわかみ・なおえ) 103
- 1. はじめに
- 2. 日本語学校の設立目的
- 3. 日本語学校の設立主体
- 4. 北京近代科学図書館付属日本語学校
- 4-1. 図書館の設立背景と日本語教育関連事業
- 4-2. 教育内容
- 5. 新民教育館付属日本語学校
- 5-1. 設立背景
- 5-2. 教育内容と学習状況
- 6. おわりに
- 南満洲教育会の台湾視察 : 「角板山蕃童教育所」を訪問した満洲教員 / 山本一生(やまもと・いっせー) 123
- はじめに
- 本論
- 第一節 「角板山蕃童教育所」とは何か
- 第二節 南満洲教育会の台湾視察派遣の目的
- 第三節 1920年代後半の満洲教員の台湾視察
- 第四節 台湾視察再開後の満洲教員の感想
- 終わりに
- 朝鮮女性の社会教化に関する記事を通してみた総督府の政策意図 / 有松しづよ(ありまつ・しずよ) 145
- はじめに
- I. 総督府による「統治の主体」拡大と朝鮮女性への影響
- II. 総督府関係の機関誌に掲載された朝鮮女性に関する記事についての検討
- 1. 農村教育者による朝鮮女性への主張
- 2. 「女子特有の犯罪」発生理由に対する発言
- (1) 早婚の弊に関して掲載された記事の検討
- (2) 「女子特有の犯罪」発生原因に対する見解
- III. 総督府による新朝鮮人アイデンティティの提案
- おわりに
- 国民学校期の『初等科地理』と『初等地理』との比較研究 : 文部省発行1943年版と朝鮮総督府発行1944年版を中心に(後編) / 白恩正(PEK, Eun Jung) 164
- 〈全目次〉
- 後編 : はじめに
- (3) 表紙 : より軍事色の強い朝鮮の地理教科書
- (4) 文体、仮名遣い : 教育的な技術面における限界点
- 3. 『初等科地理』と『初等地理』の内容分析
- 1) 教科書の構成
- 2) 地方の特色を活かした小目次
- 3) 頁数 : 大東亜中心の国民科地理
- おわりに
- III. 旅の記録
- 「台南・安平墓地の墓誌と公学校修身書教材」(その4) / 白柳弘幸(しらやなぎ・ひろゆき) 186
- はじめに
- 1 公学校修身書の登場人物の変化
- 2 健気な少女
- 3 A子さんをさがして
- ① 基隆会にて
- ② 苗字をもとにして
- ③ 台湾総督府の教科書編纂
- IV. 書評
- 多仁安代著『日本語教育と近代日本』 / 上田崇仁(うえだ・たかひと) 194
- はじめに : 本書の構成と筆者の視点
- 本書の意義
- おわりに
- 佐野通夫著『日本植民地教育の展開と朝鮮民衆の対応』 / 山田寛人 199
- 劉麟玉著『植民地化の台湾における学校唱歌教育の成立と展開』 高仁淑著『近代朝鮮の唱歌教育』 喜田由浩著『満州唱歌よ、もう一度』 / 前田均(まえだ・ひとし) 205
- 1. はじめに
- 2. 劉麟玉著『植民地化の台湾における学校唱歌教育の成立と展開』
- 3. 高仁淑著『近代朝鮮の唱歌教育』
- 4. 喜田由浩著『満州唱歌よ、もう一度』
- 5. 終わりに
- V. 気になるコトバ
- 「支那」と「中国」 / 桜井隆(さくらい・たかし) 212
- 「植民」と「殖民」 / 渡部宗助 216
- 1. 問題の所在
- 2. 漢語には「殖民」も「植民」もなかった
- 3. 「植民ナル名辞ハ蘭語ノ訳ナリ」
- 4. 「殖民」と「植民」のその後
- VI. 彙報 / 佐野通夫(さの・みちお) 222
- (1) 組織・運営体制
- (2) 第9回研究大会の開催
- (3) 第10回研究大会の準備
- (4) 定例研究会の開催
- (5) 年報『植民地教育史研究年報』の発行
- (6) 「研究会通信」の発行
- (7) 植民地教科書比較研究プロジェクト
- (8) その他
- 編集後記 227
- 著者紹介 228
;PHP研究所;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;166頁;;ISBN978-4-569-69619-5;
適応する場合は、standard_menu.iniの[Link Popup Menu]を編集するとよいみたい。
稲賀敬二コレクション2;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;1+2+289頁;;ISBN978-4-305-60072-1;[編集]妹尾好信、[解説]三角洋一
岩波新書(新赤版)1130;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+208+2頁;;ISBN978-4-00-431130-0;
子供の頃、正則英語学校の講習会に通ったというのが自慢の明治生まれだが、アナクロニズム丸出しの珍妙なる英語まじりの言いまわしが売り物で、「ゴム輪にタッチアウトで、ダブルプレー・ゲッツウ」だの、「顔面にホワイトのペンキを塗り」だの、「エデンの東へ行け」などを連発したあげくの極付が、「ローカルカラーに稀なる美人」ときたものだ(pp.105-016、改行略)とあつて、ルー語みたいな芸風はむかしもあつたんだなあ、と思ふ。
岩波新書(新赤版)1129;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+248頁;;ISBN978-4-00-431129-4;
変な本。
岩波新書(新赤版)1118;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;v+1+246頁;;ISBN978-4-00-431118-8;
けふは期せずしてあの子にあへて、わりとながめに話しもできてうれしかつたのだけれど、なんで自分はかうもてる知識をすべてかたむける式のオタトークしかできないのかなあ、普通の会話がしてみたいなあ、とかなしくもなつた。
といつた、きもいつぶやきをここでもらすのもだうかと思ひだしたのだけど、どこでやつてもきもいのはかはらないし。
岩波新書(新赤版)1049;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;xi+242+14頁;;ISBN978-4-00-431049-5;
はじめに、に「経済成長」の語誌。日韓国交正常化交渉で、日本が韓国の歴史教科書記述を問題にしてたのか。全然しらなかつた。もの知らずだなあ(pp.126-127)。
予告篇――DMCの女社長役、松雪泰子なんだなあ――をみたときにはまつたくおもしろさうでな
い、と書いたのだけれど、「隠し砦」と「つぐない」 - Y日記をみて、みてみるきになつた。あの劇場――ここに映画みにきたのは、たぶんスウィングガールズ以来――にあんなミニシアターがあるとは知らなかつた。大傑作といふわけにはいかないけど、それなりに面白くみた(あらためて供を依頼するところでいつたん高潮にたつしたので、後半ちよつともたれた気分でみたのだけれど)。主役の4人もそれぞれによかつたし(とくに阿部寛かつこいい)。といふか、たぶんオリジナルがしつかりしてるんだろうな。そのうち黒澤版もみたい。
生活人新書221;日本放送出版協会;700円(1割引);新書判;縦組;並製;204頁;;ISBN978-4-14-088221-4;
この章扉絵のセンスはなんなんだ。
坂部恵集2;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;x+378頁;;ISBN4-00-026167-3;
;笠間書院;(借覧);四六判;縦組;上製;vii+324頁;;ISBN978-4-305-70340-8;「物語と結婚」改題増補
稲賀敬二コレクション1;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;ix+378頁;;ISBN978-4-305-60071-4;[編集]妹尾好信、[解説]田中貴子
論者は氏の大学院の授業で「テクストはなるべくそのままで意味を考えること。意味を通すための安易な校訂はつつしむこと」といった内容の忠告をよく聞いた記憶がある。どんなに「不自然」に見えるものにも何らかの意味があり、「不自然」になった理由がある、ということをそれによって学んだように思う。また、「不自然」という感覚があくまで現代人読者によるものであり、ほかの時代ではそうではなかったかも知れない可能性も考慮に入れるべきなのだ。
といふわりには中務集での処理とかみると、わりとよく字形の近似による誤写を想定して校訂してるやうにみえるけど(pp.373-374、文中、論者は田中貴子、氏は稲賀敬二)。ともかくこの辺最近、ちよつとなやんでる(といふほどのことでもないけど)ので、とりあへずメモ(といふか転記)。
現代社会の倫理を考える・第7巻;丸善;(借覧);四六判;縦組;並製;ix+218頁;;ISBN4-621-07118-1;
うーん。教育可能遅滞児に国語と算数を教へたはなし(および林竹二批判)のところはちよつとおもしろかつた。
未来、月刊百科、春秋(各6月号)、創文(5月号)もらふ。平凡社の今月の刊行予定に、白石良夫、かなづかい入門(平凡社新書)。余嘉錫、古書通例(東洋文庫)。
2週間ぶりに麗しのあの子にあへた。あへずにゐると気分もすさんできて、いつそ告らう、とか妄想も無茶なはうに亢進しかけてたんだけど、さすがに実行にはうつせなかつた。とりあへずお土産をわたせてよかつた。しかし、自分が甘いもの好きなのでその感覚で買つてしまつたけど、苦手だつたみたい。モテへの道はきびしいなあ。
岩波新書(新赤版)1124;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;x+224+2頁;;ISBN978-4-00-431124-9;
岩波新書(新赤版)1122;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+289+7頁;;ISBN978-4-00-431122-5;
;東京大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;iii+294頁;;ISBN978-4-13-051127-8;
小泉総理を支持します、といふカードと星条旗をもつて靖国にゐた米国人に英語ではなしかけるひとが案外おほいこと、百人斬り「冤罪」署名に応じる聾者と募集者とが手話ではなしてゐるところなどちよつと印象にのこつた。
;ミネルヴァ書房;2,000円(借覧);四六判;横組;並製;vii+252頁;;ISBN4-623-04723-7;[執筆者]のーち・まさひろ(能智正博)/さくらい・あつし(桜井厚)/パク・ドンソップ(朴東燮)/もろ・ゆーじ(茂呂雄二)/もりおか・まさよし(森岡正芳)/えんどー・としひこ(遠藤利彦)/みなみ・ひろふみ(南博文)
波、青春と読書(各6月号)、本が好き!(7月号)もらふ。
中公新書1940;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+4+265頁;;ISBN978-4-12-101940-0;
;春秋社;(借覧);四六判;縦組;上製;2+271+2頁;;ISBN978-4-393-33264-1;
パーティ会場。テーブルのうへには花びらとシャンパン、ハート型のソファ。桃色の花束を手にして、ベージュ系の肩だしドレスで、笑顔も溌剌とまぶしいのだけれど、なぜだかちよつとごつめに見えるな。
;岩波書店;6,800円(借覧);菊判;横組;上製;xxii+572頁;;ISBN4-00-022758-0;[原題]Ray Jackendoff, Foundations of Language: Brain, Meaning, Grammar, Ebolution
とてもよんだとはいへないけど、目次を写しておく(ミニマリスト・プログラムではD構造、S構造とさへいはないんだなあ。あとどこかに、Chomaskyになつてるところがあつたやうな)。
- はしがき vii
- 謝辞 xiv
- 第I部 心理・生物学的基盤
- 1 言語構造の複雑さ 2
- 1.1 社会学的問題 2
- 1.2 単文の構造 4
- 1.3 音韻構造 6
- 1.4 統語構造 8
- 1.5 意味/概念構造と空間構造 10
- 1.6 レベル間をつなぐ 13
- 1.7 照応詞と非有界依存 16
- 2 心的現象としての言語 21
- 2.1 「心的」とはどういう意味か 21
- 2.2 言語的記法を心的にどう解釈したらよいのか 26
- 2.3 言語の知識 30
- 2.4 言語能力と言語運用 33
- 2.5 社会的文脈の中での言語(ごく短く) 39
- 3 組み合わせの性質 43
- 3.1 f-心的文法の必要性 43
- 3.2 規則のいくつかのタイプ 46
- 3.2.1 形成規則とタイプつき変数 46
- 3.2.2 派生(変形)規則 51
- 3.2.3 制約 55
- 3.3 語彙規則 58
- 3.3.1 語彙形成規則 59
- 3.3.2 語彙余剰規則 60
- 3.3.3 継承階層 62
- 3.4 文法の規則とは一体何か 63
- 3.5 認知神経科学にとっての4つの難題 67
- 3.5.1 結びつけ問題の大規模さ 67
- 3.5.2 2の問題 70
- 3.5.3 変数の問題 74
- 3.5.4 結びつけはワーキング・メモリーでか長期記憶でか 76
- 4 普遍文法 79
- 4.1 議論の構成 79
- 4.2 仮説を正しく理解する 83
- 4.3 言語的普遍性 86
- 4.4 実質的な普遍性,規則のタイプの一覧,および,機構的普遍性 89
- 4.5 言語的な能力とより一般的な能力とのバランス 91
- 4.6 刺激の貧困,言語獲得のパラドックス 95
- 4.7 単語学習における刺激の貧困 102
- 4.8 普遍文法は遺伝学とどう関連づけられるか 105
- 4.9 普遍文法/言語獲得装置の言語構造外からの証拠 111
- 4.9.1 種固有性 111
- 4.9.2 獲得の特有の時機 112
- 4.9.3 解離 114
- 4.9.4 言語創造 117
- 4.10 普遍文法の理論に関係する要因のまとめ 119
- 第II部 機構的基盤
- 5 並列機構 124
- 5.1 第II部の概要 124
- 5.2 統語中心主義小史 125
- 5.3 音韻論における層とインターフェース 128
- 5.4 統語論と音韻論 135
- 5.5 生成システムとしての意味論 142
- 5.6 3部制理論とその変種 144
- 5.7 語彙目録と語彙的認可 150
- 5.8 項構造入門 152
- 5.9 意味論から統語的項構造がどれだけ予測できるか 161
- 5.9.1 統語的項の数 162
- 5.9.2 統語的項の範疇 163
- 5.9.3 統語的項の位置 166
- 5.9.4 統語的項の局所性と例外 168
- 5.10 文法機能層? 174
- 6 語彙的格納 対 オンラインの構築 177
- 6.1 語彙項目 対 単語 177
- 6.2 単語より小さい語彙項目 180
- 6.2.1 生産的形態論 180
- 6.2.2 半生産的形態論 185
- 6.2.3 非均質的な理論の必要性 187
- 6.3 心理言語学的考察 191
- 6.4 語彙余剰規則の位置づけ 194
- 6.5 イディオム 196
- 6.6 構文的イディオム 203
- 6.7 構文という概念の一般化 210
- 6.8 継承階層の位置 216
- 6.9 獲得の問題 220
- 6.10 アトラクターとしての普遍文法 224
- 6.11 補遺:HPSGと構文文法に対するコメント 229
- 7 処理への示唆 232
- 7.1 並列能力機構が処理機構の基礎となること 232
- 7.2 言語能力のモデルがどのようにして処理の理論を制約できるのか 237
- 7.3 ワーキング・メモリーについてのコメント 242
- 7.4 さらに語彙的アクセスについて 244
- 7.4.1 知覚における語彙的アクセス 245
- 7.4.2 プライミング 247
- 7.4.3 産出における語彙的アクセス 249
- 7.4.4 発話エラーおよび喉元まで出かかっている状態 253
- 7.4.5 統語的プライミング 256
- 7.5 構造に制約されたモジュラー性 257
- 7.5.1 Fodorの見方とその代案 257
- 7.5.2 インターフェース・モジュールを介して統合的モジュールがたがいと交信する 261
- 7.5.3 インターフェース・モジュールの「両領域固有性」 263
- 7.5.4 同じ「黒板」に対する複数の入力と出力 267
- 7.5.5 構造のレベル間での情報のカプセル化 268
- 8 機構に対する進化論的見方 271
- 8.1 弁証法 271
- 8.2 Bickertonの提案と補助的仮定 275
- 8.3 記号の使用 280
- 8.4 記号の開いたクラス 283
- 8.5 単一記号の生成システム:原音韻論 284
- 8.6 より大きな発話を作るために記号を連ねること 288
- 8.7 意味関係を示すのに線形順序を用いること 289
- 8.8 句構造 296
- 8.9 関係概念のための語彙 297
- 8.10 文法範疇と統語論の「基本体制」 303
- 8.11 形態論と文法機能 305
- 8.12 道具一式としての普遍文法再考 308
- 第III部 意味・概念的基盤
- 9 心的活動としての意味論 314
- 9.1 第III部への導入 314
- 9.2 主流派生成文法にとっての意味論 316
- 9.3 意味とそのインターフェース 319
- 9.4 意味論に対するChomskyとFodor 324
- 9.5 意味に対するいくつかの「文脈主義的」アプローチ 330
- 9.6 言語特有の意味論はあるか 332
- 9.7 言語意味論を概念化から区別する4つのだめなやり方 336
- 9.7.1 意味論=「辞書」;運用論=「百科事典」 336
- 9.7.2 論理的な意味的性質と非論理的な意味的性質 339
- 9.7.3 文法的に実現されている内容と文法には無関係な内容 341
- 9.7.4 各言語固有の意味論が特別の意味論を含意すること 343
- 10 指示と真理 346
- 10.1 導入 346
- 10.2 常識的な見方の問題点:「言語」 347
- 10.3 常識的な見方の問題点:「事物」 353
- 10.4 「世界」を心の中に押しこめる 357
- 10.5 単純な直示的指示行為 361
- 10.6 意識の機能的相関物 364
- 10.7 指示の理論への応用 369
- 10.8 事物以外の存在物 371
- 10.9 固有名,種,および抽象的な事物 375
- 10.9.1 固有名 375
- 10.9.2 種 376
- 10.9.3 抽象的な事物 380
- 10.10 充足と真理 382
- 10.11 客観性,誤り,および共同体の役割 389
- 11 語彙意味論 394
- 11.1 語彙的意味の理論の境界条件 394
- 11.2 基本要素への分解の見込み 395
- 11.3 多義性 402
- 11.4 分類構造 407
- 11.5 知覚様相からの貢献 410
- 11.6 必要十分以外の条件 416
- 11.6.1 段階的境界をもつ範疇 417
- 11.6.2 「クラスター」概念 418
- 11.7 多くの意味場における同じ抽象的な構成 423
- 11.8 意味場にまたがる関数‐項構造 428
- 11.8.1 基本的な状態関数および事象関数 428
- 11.8.2 動詞の意味を作る 433
- 11.9 クオリア構造:特徴的な活動および目的 438
- 11.10 ドット事物 443
- 11.11 この先 446
- 12 句の意味論 450
- 12.1 単純な構成 450
- 12.1.1 項充足 450
- 12.1.2 修飾 455
- 12.1.3 ラムダ抽出と変数束縛 457
- 12.1.4 語彙意味論における並行性 460
- 12.2 豊かな構成 461
- 12.3 指示層 469
- 12.4 指示的依存と指示的枠組 475
- 12.5 情報構造(主題/焦点)層 486
- 12.6 句の意味論と普遍文法 498
- 12.7 さらに:談話,会話,物語 499
- 13 むすびのことば 506
- 文献 515
- 訳者あとがき 551
- 索引 557
ソフトバンク新書064;ソフトバンククリエイティブ;700円(600円);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN978-4-7973-4499-8;
中公新書1936;中央公論新社;880円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+8+297頁;;ISBN978-4-12-101936-3;
東急ハンズのうえの広島ルーブルでみようかな、とも思つてゐたのだけれど、ちよつとメンタルが弱つてる感じで――朝の電車のなかで突然目がうるんできてびつくりした。丁度上掲書をみてゐたところだったのだけれど、道徳感情論(第6版)からつぎのやうな言葉がひかれてゐて、そのタイミングのよさにまた驚いた。人間本性の仕組みからいって、苦悩は決して永遠のものではありえない。もし人が苦悩の発作に耐えて生き続けるならば、彼はまもなく、何の努力もなしに通常の平静さを享受するようになる
(p.280)――、とてもひとりでは、とうかさんににぎはつてゐるらう街中にくりだす気になれなかつた。
といふか、なんだこの不思議映画。サイボーグ綾瀬はるかの上半身が匍匐前進するシーンとか、ちよつとしたカルトムービーだなあ。だいたいこんなオタクむけSFおしかけ女房譚をラブストーリーと言ひくるめようとするのは無茶すぎる、と思ひながらみてゐたら、最後の別視点リプレイでなんとか回収にかかつてゐたのだけれど、これぢあ、サイボーグ(といふか、アンドロイドだよね)のはうの彼女は結局道具にすぎないことになつちやふ。いつたいこの映画の主題はなに、といふ感じの幕切れ。
売店をみてたゐら、相棒あぶらとり紙というのが売つてた。だういふ脈絡でこんなグッズ化がされたのかなあ。不思議。
;[発行]ビイング・ネット・プレス、[発売]星雲社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;223頁;;ISBN978-4-434-10165-6;
目次を写しておく。
- 神代文字とは何か 4
- 神代文字カタログ 7
- 日文真字【アヒル文字】 8
- 天児屋根命から伝わった文字
- ハングルとの類似
- 対馬は日本と朝鮮の交易の要
- 酒井勝軍の「天日流」説
- 日文草書【アヒルクサ文字】 16
- アヒル文字の草書体とされる
- なぜ日本各地から発見されるのか
- 南アジアの古代文字との類似
- ほんとうに対馬阿比留家伝来の文字か
- 東京・阿伎留神社の神代文字
- 加茂文字・出雲文字と分類する説
- アナイチ文字 24
- 薩摩藩編集の農学書が初出
- 世界のあらゆる文字の起源
- 古代王朝は薩摩にあった
- ヲシデ【秀真文字】 28
- 古史古伝ホツマツタエに記載
- 正しい音韻を教えるための文字
- アワ・阿波・四国との関連は?
- コミックの世界で活躍
- 阿波文字・吉備文字 34
- 日文草書に似ている文字
- 『神字書』に登場する阿波文字
- 阿波文字の実例
- 吉備真備が使ったとされる吉備文字
- 中国の護符との関連
- モリツネ文字・コレタリ文字 44
- 紀守恒が伝えたモリツネ文字
- ピラミッド御神体石に刻まれた文字
- 世界各地にモリツネ文字が広がった
- 吉川惟足が伝えたというコレタリ文字
- 対馬卜兆文字 54
- アヒル文字の別伝
- 亀卜とマチガタ
- マチガタと神代文字の密接な関係
- 忌部文字 62
- 神祇官の家系に伝えられた文字?
- 巻き返しをはかる忌部氏の『古語拾遺』
- 『大成経』由来の配列か
- 中臣文字 68
- 天種子が作り上げた文字
- 中臣氏との関係は?
- 物部文字 72
- 蘇我馬子に敗れた物部氏の係累
- 独自の文字体系をもつ
- 豊国文字 76
- 『上記』に書かれた二種類の文字
- 碑文の発見、サンカとの関係
- 海外の古代文字との類似
- 『竹内文書』の神代文字 84
- 富山にあった古代王朝
- 代々文字を作り続けた文明?
- 実在の古代文字に似ている理由
- 『東日流外三郡誌』の「古代文字」 90
- 東北の村興しの期待を担う
- 笑える創作文字のかずかず
- 『九鬼文書』の神代文字 100
- 大中臣氏の末裔に伝わったとされる文書
- 八種の文字
- 『富士宮下文書』の「古代文字」 104
- 象形文字というより絵文字
- 豊国文字と似ている理由
- 伊勢神宮の神代文字文書 108
- 歴史上の有名人物が総登場
- 個人コレクションの写し、オリジナルはどこに?
- カタカムナ 116
- アシア族のご神体
- 占いに利用する方法
- 南朝伝神代文字 120
- 吉野の南朝に伝わる古字?
- 歴史にうずもれた後南朝への憧憬
- 呪術に用いられた可能性
- 水茎文字 124
- 天津金木学によって感得した文字
- 湖面に現れる水茎文字
- 筑紫文字・出雲文字・アイヌ文字 130
- 北九州独自の政権を示唆する筑紫文字
- オオナムチが作ったとされる出雲文字
- アイヌ文字は北海道独自のものか
- 北海道と山陰を結ぶ古代の交流
- 海外の神聖文字と神代文字 140
- 日文真字とルーン文字の類似性
- ヒエログリフ
- 梵字
- 甲骨文字・金文
- ブームとなったトンパ文字
- 創作神代文字が実在の神聖文字と似ているのはなぜか
- 字源図と形象化された音声 150
- 上代の日本語は八母音・約八〇音節
- 字源図に見るオカルト的言語観
- 音と図形
- 神代文字の原点 : 結縄割木と十二支文字 156
- 『日本書紀』以前に使われた「古字」とは
- 日本独自の文字を創作する天武天皇の「新字」
- 縄を結ぶ記録法
- 沖縄の結縄
- 『琉球神道記』の十二支文字
- 暗号としての神代文字 166
- 文字を使った暗号
- ヲシデは暗号か
- 人と神を通信させる暗号
- 神代文字と考古学 172
- 巨石に刻まれたペトログラフ
- 日本列島での漢字使用はじめ
- 銅鏡に書かれた文字はただの模様か
- 神代文字練習帳 27, 33, 42, 43, 53, 60, 67, 71, 83, 99, 103, 107, 115, 119, 123, 129, 139, 165, 171
- あとがき 180
- 神代文字五十音表 183
- 表1 日文真字(アヒル文字)
- 表2 日文草書(アヒルクサ文字)
- 表3 アナイチ文字
- 表4 ヲシデ(秀真文字)
- 表5 阿波文字
- 表6 吉備文字
- 表7 モリツネ文字
- 表8 モリツネ文字(草体)