バックをかかへるやうにして、ちよつと前屈みな姿勢。すこし首をかたむけて、優しい微笑み。白いカーディガン。これは、ホテルの一室?
;笠間書院;2,500円(借覧);A5判;横組;並製;263頁;;ISBN978-4-305-70354-5;
目次を写しておく。
- はしがき 5
- 序論 10
- 1. 本書の内容と、「を」「に」研究の背景 10
- 1.1. 本書で問題にする事柄
- 1.2. 多義性の包括的・統一的把握
- 1.3. 「を」「に」の精確な理解と、諸構文の分析
- 1.4. 「虚辞」について
- 2. 本書の目的と、研究の方法 21
- 2.1. 本書の目的
- 2.2. 研究の方法
- 2.2.1. 「スキーマ」について
- 2.2.1.2. 「スキーマ」の概念と、その性質
- 2.2.1.2. スキーマの概念を用いた意味分析の例 : サ変動詞「する」を対象として
- 2.2.1.3. スキーマを明らかにすることの意義
- 2.2.2. 「ベース」「プロファイル」について
- 2.2.2.1. 「ベース」「プロファイル」の概念
- 2.2.2.2. ベースとプロファイルの概念を用いた意味分析の例 : 動詞「とる」を対象として
- 3. 本書の構成 35
- 3.1. 第I部の構成
- 3.2. 第II部の構成
- 3.3. 第III部の構成
- 第I部 助詞「を」をめぐって 39
- 第1章 「を」のスキーマ的意味 40
- 1. はじめに 40
- 2. 先行研究と、その問題点 41
- 2.1. 服部(1955)の説について
- 2.2. 山田(1981)の説について
- 2.3. 国広(1987)の説について
- 3. 「を」のスキーマ的意味 43
- 3.1. 「移動の起点」用法
- 3.2. 「移動の経路」用法
- 3.3. 「動作・行為の対象」用法
- 3.4. 「状況」用法
- 3.5. 本節のまとめ
- 4. 「移動の着点」用法の不在に関して:「過程―帰結」の認知様式
- 5. おわりに 55
- 第2章 「を」の起点用法の使用条件をめぐって 57
- 1. はじめに 57
- 2. 先行研究と、その問題点 57
- 2.1. 三宅説の概観
- 2.2. 三宅説の問題点
- 2.3. 菅井説についての検討
- 3. 代案:移動経路の含意 62
- 4. 「を」の起点用法の使用条件と、「を」のスキーマ的意味 64
- 5. おわりに 66
- 第3章 「穴を掘る」型表現の本質 67
- 1. はじめに 67
- 2. 「穴を掘る」型表現の範囲 67
- 3. 先行研究と、その問題点 68
- 3.1. 服部説についての検討
- 3.2. 田中説についての検討
- 4. 代案:「穴を掘る」型表現の性質と、同表現の助詞「を」 71
- 5. おわりに 74
- 第4章 二重ヲ格構文の一側面 : 所謂「目的語所有者上昇構文」について 76
- 1. はじめに 76
- 2. 先行研究と、その問題点 77
- 3. 代案:「対象詳細化表現」としての把握 79
- 4. おわりに
- 第II部 助詞「に」めぐって 85
- 第1章 「に」のスキーマ的意味 86
- 1. はじめに 86
- 2. 先行研究と、その問題点 88
- 2.1. 国広説について
- 2.2. 堀川説について
- 2.3. 菅井説について
- 2.4. 岡説について
- 3. 「に」のスキーマ的意味 103
- 4. 「に」受身文と「から」受身文・「によって」受身文 105
- 5. おわりに 110
- 第2章 受益構文の使用条件と助詞「に」 111
- 1. はじめに 111
- 2. 先行研究と、その問題点 111
- 3. 受益構文の使用条件と、助詞「に」のスキーマ的意味 114
- 3.1. 受益構文の使用条件
- 3.2. 受益構文の使用条件の背景:受益構文と助詞「に」のスキーマ的意味
- 4. おわりに 120
- 第3章 与益構文における「に」格名詞句の使用条件をめぐって 121
- 1. はじめに 121
- 2. 先行研究と、その問題点 122
- 2.1. 三宅説の概観
- 2.2. 三宅説の問題点
- 3. 与益構文における「に」格名詞句の使用条件と、その背景 128
- 3.1. 「に」格名詞句の使用条件
- 3.2. 助詞「に」のスキーマ的意味の確認
- 3.3. 助詞「に」と動詞句との呼応関係
- 4. おわりに
- 第4章 与益構文と受益構文の非対称性 : 与益者・受益者の表現をめぐって 136
- 1. はじめに 136
- 2. 先行研究の概観 137
- 3. 与益構文と受益構文の非対称性と、与益者・受益者の表現 138
- 4. おわりに 143
- 第III部 「を」と「に」 147
- 第1章 「を」「に」の省略現象 148
- 1. はじめに 148
- 2. 先行研究と、その問題点 149
- 2.1. 加藤説の概観
- 2.2. 加藤説の問題点
- 3. 「を」「に」と無助詞形式 152
- 3.1. 「を」「に」と無助詞形式との性質の違い
- 3.2. 無助詞形式のスキーマ的機能
- 3.3. 〈「を」「に」の有標性、無助詞形式の無標性〉の要因
- 4. 「を」の「省略」と「に」の「省略」との相違 158
- 5. 「を」「に」の「省略」と、「が」の「省略」 160
- 6. おわりに 165
- 第2章 「を」使役と「に」使役 : 助詞「を」「に」のスキーマ的意味からの考察 167
- 1. はじめに 167
- 2. 先行研究と、その問題点 168
- 2.1. 「を」使役と「に」使役の相違に注目する研究
- 2.1.1. Kuroda(1965)
- 2.1.2. 柴谷(1978)
- 2.1.3. Kuroda(1965)・柴谷(1978)の問題点
- 2.2. 「を」使役と「に」使役との意味的差異を積極的には認めない研究
- 2.2.1. 早津(1999)
- 2.2.2. 早津(1999)の問題点
- 3. 「を」使役・「に」使役と、助詞「を」「に」のスキーマ的意味 179
- 3.1. 助詞「を」「に」のスキーマ的意味の確認
- 3.2. 「を」使役と「に」使役の類似性・相違性
- 3.3. 「を」使役・「に」使役と「無助詞」使役
- 4. 「(さ)せる」に前接する動詞の自他をめぐって:「を」「に」のスキーマ的意味との関連で 192
- 5. おわりに 195
- 結語 199
- 1. 本書のまとめ 199
- 1.1. 「を」について
- 1.2. 「に」について
- 1.3. 「を」と「に」について
- 1.4. 本書全体で強調したこと
- 2. 本書の意義 207
- 3. 今後の課題:本書からの発展と、今後の研究への本書の貢献 208
- 注 212
- 引用文献 240
- 要語索引 248
- あとがき 253
講談社NOVELS;講談社;760円(借覧);新書判;縦2段組;並製;160頁;;ISBN4-06-182269-1;
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