the view from nowhere : 2007-11-20 (Tue)

Article

カン・ジュン(姜竣);2007/8;紙芝居と〈不気味なもの〉たちの近代;

越境する近代4;青弓社;3,400円(借覧);A5判;縦組;上製;302頁;;ISBN978-4-7872-2023-3;

紙芝居とメディア史と日本民俗学をテーマとする本。http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/column/column2.htm のURIをあげながら、なぜかその筆者名(原田実)が書かれてゐない。たしかに、紙芝居の現場の話とメタレベルの議論の間に多少飛躍があるのかもしれない感じ(p.293、あとがき)。

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森 洋介
 『紙芝居と〈不気味なもの〉たちの近代』は、恰度いま讀んでゐます。あす、小生も屬する研究會(口承文藝關係)で會讀するので。著者も來ますので、何かお傳へしたきことあらば承ります。 
 姜さんの本に限りませんが、理論と實證、具體と抽象とをつなげる媒介(メディア)となるやうなものをうまく見つけられるかが、いつも研究上の難關になるやうに思ひます。何か、メンバー(オブジェクト・レヴェル)でありながらクラス(メタレヴェル)でもあるやうなもの(對象、或いは方法)を……?
猪川
お心遣ひをむだにしてしまひ申し訳ないことでした(といつても、著者のかたにわざわざお伝へいただくやうな読後感などもなかつたのですが)。水木の鬼太郎での音についての指摘などおもしろく思ひました。あー、あと、大月隆寛の名が出てゐたのにも、本業方面でもちやんと兄貴分やつてんだなあ、とすこし安心しました。
理論と実証といふのはさう簡単にかたがつく問題ではないでせうし、そもそも実証の曠野に一向ふみだしてゐない今の自分には、論じる資格がないと思ふので口をつぐみます。
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