光文社新書322;光文社;700円(1割引);新書判;縦組;並製;217頁;;ISBN978-4-334-03423-8;
文系の院のことを問題にしてゐる点、自己責任論や覚悟主義でかたがつく問題ではないことをしめしてゐる点がありがたい本だと思ふ。
「博士卒」ではあつても「ノラ博士」にすらなれなかつた私は、――研究なんて、そんなの1年で5時間くらいのもんでしょ ねぇそうでしょ?
、状態だつたから当然自業自得なのだけれど、――600万からの借金、だうすんだろ――ライセンスはとれたのに、と言つてる人たちとはとても連帯はできないな、と思つてしまふ。
研究と趣味とがともに充実してゐるやうなウェブログをみると、正直ねたましくてしかたない。
;大原新生社;1,200円(借覧);四六判;縦組;上製;307頁;;;
わたくしは、かつて、この書を阿部氏からおくられ、早速に一読して、蒙をひらかれることがおゝかった。このに書中、史料解読にともなって生ずることばに関する考証がすくなからずあり、それが古典文学にまでおよんでいるのは、あるいは当然のこととはいえ、敬服にたえないとあつたので見てみたのだけれど(p.175)、私にはあんまり。
たうじ参るべきよし仰せごとあればとあるのを、漢語(唐代口語?)で登時だとするのは開合があはない。たうじなら当時、てうじの誤写だとすれば輙時かもしれない、といふもの。最近の注釈ではだうしてるのかな。
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