the view from nowhere : 2007-11-07 (Wed)

Article

きょーごく・なつひこ(京極夏彦);1995/8→2000/9;文庫版 狂骨の夢;

講談社文庫[き 39-3];講談社;933円(100円);文庫判;縦組;並製;1+982頁;;ISBN4-06-264961-6;

さいとー・くるみ(斉藤くるみ);2007/6;少数言語としての手話;

;東京大学出版会;2,800円(借覧);A5判;横組;並製;viii+212頁;;ISBN978-4-13-083047-8;

おもしろくよんだ。

1冊でわかる医療倫理のなかに、子をろうにすることのできる薬があるとして、ろう者の父母がそれを使用することは肯定される(そのはうが、ろうコミュニティの支援も期待できるし)、といふやうな議論があつて、ちよつとのみこみかねたのだけれど、実際にそれに類したケースがあつたことが紹介されてゐた(ろう者のアイデンティティーの項、pp.47-48)。

「作られたろう児――アメリカ同性愛者が出産」,2002年5月1日の『日本聴力障害新聞』にこのような記事があった.ろう者でレズビアンのカップルが,人工授精でろう児を作ろうとしたというのである.このカップルは以前にも人工授精により女児をもうけており,生まれた子はろう児であった.そこで二人目も確実にろう児になるように,ろう者の精子を探したが,一般の精子バンクでは協力が得られなかったために,個人的にろう者の精子の提供を受けた.ところが生まれた子どもは補聴器をつけて聴覚訓練をすれば,ある程度聞こえる難聴児であった.そこでこのカップルは第二子も補聴器に頼らず,ろう児として育てることにしたというのである.

ろう者の子といふことでは、あたらしい教科書3 ことばのブックリストで紹介されてゐた、たったひとりのクレオールもよんでみたい。

目次を写しておく。


さういへば先日本屋で、岡田絵里香、ハン☆パラ : ERICA Produce Hand★Paradiseといふ本をみかけて、ちよつと気になつたので、ついでにここにメモ。

Trackback

PingURL :

Comment

名前:
URL or E-Mail:
本文:
Generated by lily 0.1.5
Powered by ruby 1.8.5
snob@s1.xrea.com