13日。新幹線で上京。まづ、国立公文書館の平成19年秋の特別展、漢籍をみる。丁度、石川忠久の講演があるやうだつたけど、事前申込制だつたので拝聴できず。
つぎに、印刷博物館へ。飯田橋の駅から地上に出たすぐ左手にブックオフがあつたので、とりあへずはひる。酒井憲二、老国語教師の「喜の字の落穂拾い」、笠間書院、900円。獅子文六、ちんちん電車、河出文庫、400円。中村明、センスある日本語表現のために : 語感とは何か、中公新書、105円。橋本五郎監修、読売新聞新日本語取材班、乱れているか? テレビの言葉 : 新日本語の現場 第2集、中公新書ラクレ、105円。地図をみまちがへて、東京ドームのはうへいつてしまふ。
百学連環。展示でも図録でも、塵添埃嚢抄、になつてて、たしかに埃壒両字は類音類義なのだとは思ふけど、変な感じ。
で、江戸東京博物館の漱石展も見にゆかうかと思つてゐたのだけれど、疲れたんでやめ。ホテルへ。今が見える、明日が見える♪
TFMがちかくにあつた。といふか皇居ちかいな。
宿をでて、神田古書店街をささッとのぞくことにする。日本特価書籍。松村明、増補 江戸語東京語の研究、東京堂書店、4,200円。自由価格本になつちやつてる。大雲堂書店。築島裕、古代日本語発掘 : 古点本の謎をさぐる、学生社、700円。帯もついててきれいな本(署名本にする機会がなくもなかつたのだなあ、といまになつて気づいた)。一誠堂書店。小鷹信光、アメリカ語を愛した男たち、ちくま文庫、100円。八木書店。小林千草、近松 母と子、女と男のコミュニケーション、平凡社選書、500円。仲正昌樹、「分かりやすさ」の罠 : アイロニカルな批評宣言、ちくま新書、300円。東京堂書店ふくろう店で、みやびブックレット第17号、日本古書通信第72巻第9号、坪内祐三、大阪おもいを買つて、夕食、帰宿。某県の運営のためか、有料放送にAVがなくて、そのかはりにか、着エロのIV(や紅音ほたるの出てゐるやうなVシネ)があつた。あと、放送大学も見られるやうになつてゐた。
14日。はじめて赤門をくぐつて某T大へ。心字池(通称、S四郎池)のまはりをぐるりと一周する。昼、T大生協第2購買部で昼食と、T大饅頭、T大ゴーフル、T大生はどんな本を読んできたか、を購入。Y田講堂を見あげながら蒸しパンを食ふ。食後、構内を散策してゐてみかけたよく意図のわからないまぜがき。漢字表記のものもすぐちかくにあつた。会後、東京駅へ。
八重洲ブックセンターで、藤井貞和、詩的分析、書肆山田。手にとつて披いたところ、「109 言語学の不毛を越える」といふ見出しと、学者たちの永久に不毛な論争はいくらもあって、おもに言語事象の通時的と共時的とのあいだに生じる。
(中略)ある学者が日本語のある時代のシラビーム言語からモーラ言語への移行を仮説した。で、
(後略)、といふのを目にはひつたのが、なんかタイミングがよいやうにも思へて。
土産もいくらか(なんであんな黒ごまがはやつてるの。ゴマキといふ名の菓子があつた。ごまきいふな)。新幹線での帰途、名古屋直前で、お客さまのなかにお医者さまは云云といふ車内アナウンスがあつてビックリ。帰宅して、本年第40週のエビちゃんカレンダー――レースのキャミソール(ではないかも)のうへに半袖ジャケット、下はジーンズ――を捲る。
;三省堂;9,800円(1割引);A5判;縦組;上製;2+3+885+46頁;;ISBN978-4-385-36263-2;
おほきくメディアといふ切り口がまうすこしあつてもよいやうにも思へた(箇箇では勿論考慮されてゐるのだけれど)。調査の対象が膨大すぎると調査を敬遠するということは、学問的な研究において、事実の解明を避けることになるのであれば、許されないことであろう
(p.814)。
ちくま新書596;筑摩書房;720円(300円);新書判;縦組;並製;235頁;;ISBN4-480-06302-1;
平凡社新書394;平凡社;820円;新書判;縦組;並製;286頁;;ISBN978-4-582-85394-0;
速成の感をまぬかれえないやうな。
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