研究叢書364;和泉書院;(借覧);A5判;横組;上製;xi+239頁;;ISBN978-4-7576-0417-9;
目次を写しておく。
- まえがき i
- 第1章 「れる・られる」敬語の変遷
- はじめに 1
- 一、伝播の時期 2
- 1. 第1次波 2
- 2. 第2次波 4
- 3. 第3次波 7
- 二、第1次分布事象の生態と特性 7
- 1. 特殊慣用形式 7
- 2. 親愛語化・身内敬語化・卑語化 8
- 3. 四段化傾向 11
- 4. 命令形の問題 15
- 三、第2次分布事象の生態と特性 19
- 1. 新来敬語としての「れる・られる」 19
- 2. 命令形を持つ備前域 20
- 3. 命令形を持つ越中域 21
- 4. 命令形存立の問題 22
- 四、第3次分布事象の生態と特性 23
- 結び 25
- 第2章 敬語命令形の諸問題
- はじめに 29
- 一、命令形の特性 29
- 二、敬語命令形の生態 30
- 1. 敬語命令形の弧存 31
- (1) 熊本県下の「ナッセ(ナッシェ)」 31
- (2) 鹿児島県下・他の「ヤレ」 32
- (3) 山口県下の「サイ」(「サン」) 33
- (4) 山陽・近畿の「なはれ」 34
- (5) 山陽の「サンセ」 36
- (6) 四国瀬戸内海側・他の「マセ」 37
- (7) 瀬戸内海真鍋島方言の敬語命令形 38
- (8) 敬語命令形の新展開 39
- 2. 敬語命令形の欠如 40
- 三、敬語命令形残存・弧存の理 41
- 四、補述 42
- 結び 43
- 第3章 動詞否定形の慣用
- はじめに 45
- 一、動詞否定形の性格 45
- 二、動詞否定形の生態と慣用 46
- 1. 九州方言に見られる慣用法 46
- (1) ノサン 46
- (2) シトメン・モテン・オコナエン 46
- (3) デケン 47
- (4) ヤッセン 47
- (5) 不可能法 47
- 2. 中国方言に見られる慣用法 49
- (1) イケン 49
- (2) ヤレン 49
- (3) オエン 50
- (4) アバカン 50
- 3. 近畿方言に見られる慣用法 51
- (1) アカン 51
- (2) イカン 51
- 4. 中部方言に見られる慣用法 52
- 5. 東北方言に見られる慣用法 52
- (1) ワガンネ 52
- (1) マイネ 52
- 三、動詞否定形の慣用化総括 53
- 結び
- 第4章 形容詞変遷上の旧形式と新形式
- はじめに 55
- 一、「サ語尾」の形容詞 55
- 二、「イ語尾」の古形容詞 58
- 三、「カ語尾」の形容詞・形容動詞 61
- 1. 「カ語尾」形容詞 61
- 2. 「カ語尾」形容動詞 64
- 四、「イ語尾」の新形容詞 66
- 結び 67
- 第5章 疑問表現の特殊慣用形式
- はじめに 69
- 一、特殊疑問形式と問題の所在 69
- 二、特殊疑問表現の実際 70
- 1. 活用語の立つ特殊疑問形式 71
- 2. 「ナラ」の立つ特殊疑問形式 72
- 三、特殊疑問形式の成立 73
- 四、現行の問いかけの「ヤ」 76
- 結び 78
- 第6章 応答表現小考
- はじめに 81
- 一、感声的応答語 81
- 二、転成的応答語 87
- 結び 94
- 第7章 離別表現の一態
- はじめに 97
- 一、「~うば」形式 97
- 1. ゴザイマッシュー 97
- 2. ソンナロ・ソンナラ 100
- 3. アロ 102
- 二、「さらば・されば」形式 103
- 1. サンバ 103
- 2. アイバ 104
- 三、特殊形式 106
- 1. ソイギー 106
- 2. ソントキャー 107
- 結び 108
- 第8章 断定助動詞の消長
- はじめに 109
- 一、断定助動詞の成立と分布 109
- 二、断定助動詞の活用形とその推移 114
- 1. ジャ(ヤ)←→ダッタ・ダロー 115
- 2. ジャ(チャ)←→ヤッタ・ヤロ 119
- 3. ダ←→ジャッタ・ジャロー 121
- 三、衰退断定助動詞の局限化 122
- 四、断定助動詞の文末詞化 124
- 1. 「ダ」文末詞 124
- 2. 「ジャ」文末詞 126
- 3. 「ジャ」のかかわる文末詞 127
- 4. 「ヤ」のかかわる文末詞 128
- 5. 文末詞「バイ」「タイ」の成立 131
- 五、断定助動詞の応辞化 135
- 結び 136
- 第9章 接続助詞の年輪
- はじめに 139
- 一、確定順接形式 139
- 1. 「ケー」類について
- (1) 「ケー」類 139
- (2) 実態 141
- (3) 出自 142
- (4) 已然形+ば 142
- (5) 順接・逆接の形式 143
- (6) 「ケー」類分布の発信地 145
- 2. 「さかい」について 145
- 3. 「で」について 147
- 4. 「ケー」類分布領域内の異事象 148
- (1) 「カラ」類 148
- (2) 「セン」類 150
- 二、確定逆接形式 152
- 1. 「けれども」について 152
- 2. 「ども」について 152
- 3. 「ばってん」について 155
- 結び 157
- 第10章 方言事象の衰退と転成
- はじめに 159
- 一、転成の文末成分 160
- 1. 「われ」系文末詞 160
- 2. 「あなた」系文末詞 166
- 3. 「だ」系文末詞 169
- 二、転成の間投成分 170
- 1. 「それ」系間投詞 171
- 2. 「これ」系間投詞 173
- 3. 「あなた」系間投詞 176
- 4. 「見よ」系間投詞 177
- 三、転成の感動成分 178
- 1. 「さりとて」系感動詞 179
- 2. 「されば」系感動詞 180
- 3. 「さらば」系感動詞 182
- 4. 「さらうば」系感動詞 182
- 結び 184
- 第11章 特殊発音の史的背景
- はじめに 187
- 一、「テ」頭子音の口蓋化 187
- 1. 「チョル」の成立 187
- 2. 助詞「テ」の破擦音化 190
- 二、ザ行音のダ行音化 191
- 三、破擦音[dzu]の痕跡 : 推量「うず」の「ヅ」 194
- 結び 195
- 第12章 方言に生きる古語・特色語
- はじめに 197
- 一、暮れどき 197
- 1. バンゲー(晩景) 198
- 2. ユーベ・ユンベ(昨夜・夕べ)・ヨーサ(夜) 199
- 3. ケーサ(今朝) 199
- 二、消滅する 200
- 1. ミテル(なくなる・満てる) 200
- 2. ノーナル(なくなる) 202
- 三、腐る 203
- 1. スエル(腐る・饐ゆ) 203
- 2. アマル(腐る・余る) 203
- 3. クミル(変質する) 204
- 四、痛む 204
- 1. ハシル(痛む・走る) 204
- 2. ウバル(痛む・膿腫る) 205
- 3. ニガル(痛む・苦る) 205
- 4. シブル(痛む・渋る) 206
- 五、吐く 206
- 1. エズク(もどす・嘔吐く) 206
- 2. アゲル(もどす・吐く) 207
- 3. タグル(咳く・吐〈たぐ〉る) 207
- 4. ヒル(放る) 207
- 六、感覚 208
- 1. カラェー(鹹い・鹹し)・カラェー(辛い・辛し) 208
- 2. アマェー(甘い・甘し) 209
- 3. スイー(酢っぱい・酢い・酢し) 209
- 4. カイー(痒い・痒し) 209
- (補) 形容詞の形成に関する一問題 210
- 七、心情 211
- 1. チョーテー・キョーテー(恐ろしい・気疎し) 211
- 2. ハグイー・ハガイー(じれったい・歯痒し) 212
- 3. ヨダケー(おっくうだ・よだけし) 212
- 4. ケナリー(けなるい・異なり) 212
- 八、状態 212
- 1. ジリー(じるい・しるし) 212
- 2. チーケー(露っぽい・露けし) 213
- 3. ヒズラシー(まばゆい・日辛し) 213
- 4. ナリー(平らな・緩〈なる〉し) 213
- 九、醜ぎり 213
- 結び 214
- 付章 生活のことばと文化
- まえがき 215
- はじめに 215
- 一、風土と文化 216
- 1. 風土とことば・風土と文化 216
- 2. 沖縄の自然 217
- 3. 自然と文化 218
- 4. 祈りの文化 219
- 二、方言社会の形成と特性 221
- 1. 方言社会の形成とその要因 221
- 2. 地域社会言語としての日本語の特性 223
- 3. 方言社会の内在律 223
- 三、方言と生活語 224
- 1. 方言とその特性 224
- 2. 生活語としての方言 225
- 3. 人間存在と生活語 227
- 四、生活語の発展 : 生活語文化の創造へ 227
- 1. 生活語の世界 227
- 2. 文化を育む精神とことば 228
- 3. ことばの生活の発展 229
- あとがき 231
- 索引 233
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