;おうふう;(借覧);A5判;横組+縦組;上製;534頁;;ISBN4-273-03431-X;[編集委員]おきもり・たくや(沖森卓也)/きむら・よしゆき(木村義之)/ちん・りきえー(陳力衛)/なかやま・ろくろー(中山綠朗)/やまだ・すすむ(山田進)
倉島氏の古稀記念論集。目次を写しておく。
- 日本語辞書学構築の礎を : 序に代えて / 倉島節尚(くらしま・ときひさ) 7
- 1. 日本語辞書学
- 2. 辞書学と辞書
- 3. 辞書と日本語学
- 4. 辞書編纂の課題
- (1) 網羅的大辞典の編纂
- (2) 電子辞書の編纂法
- (3) 外国人のための日本語辞典
- (4) 漢字・漢語辞典の在り方
- 5. 辞書の形態を巡る問題
- 6. 辞書と文化史
- 7. 辞書学の構築
- 8. 本書の構成
- 基礎語で辞書の意味記述はできるか / 野村雅昭(のむら・まさあき) 17
- 1. 辞書の意味記述
- 2. 基礎語と基本語
- 3. 調査対象語の選定
- 4. 記述語の抽出
- 5. 記述語の種類と特徴
- 6. 基礎語によるカバー率
- 7. 辞書による記述態度の比較
- 8. 基礎語による意味記述
- 国語辞書の記述内容と言語使用の現状の異同 / 荻野綱男(おぎの・つなお) 37
- 1 はじめに
- 2 「変わりゆく日本語」アンケート調査の概要
- 3 WWW上の言語表現の調査
- 4 「怒り心頭に~」
- 5 「備長炭」の読み
- 6 「上~下への大騒ぎ」
- 7 「とんでもなかった」
- 8 国語辞書の記述内容と言語使用の現状
- 意味から引く辞書 / 山田進(やまだ・すすむ) 49
- 1. 一般辞書を逆に引く
- 2. 語の意味と外界の事物
- 3. 語義説明句と語の意義、あるいは事物との関係
- 4. 事物から言語表現へ
- 5. 語義説明句から語を引けるか
- 6. 近似的な意味引き辞書
- 同形・同音異義語の扱いについて / 靏岡昭夫(つるおか・あきお) 63
- 1. はじめに
- 2. 同形・同音異義語の検討を要するもの
- 3. 昔の外国人作成の辞書での扱い
- 4. 現代の国語辞典での扱い
- 5. 終わりに
- 現代語中心の国語辞典における漢字の扱いについて / 岩淵匡(いわぶち・ただす) 73
- はじめに
- 1. 小型国語辞典における漢字項目と付録の漢字表との関連性
- 2. 字種の排列
- 2.1 字種の排列
- 2.2 排列の実際1 : 付録の漢字表に見られる特徴
- 2.3 排列の実際2 : 本文に立項している漢字項目の場合
- 2.4 排列の実際3 : 付録に漢字表として漢字解説を付す場合
- 2.5 検索の処理
- 3. 字種の選択と字種数
- 4. 漢字項目・漢字表・漢字解説に盛り込まれる事項
- 5. おわりに
- 「言う」を用いた慣用表現 : 複合辞の意味記述を中心に / 砂川有里子(すながわ・ゆりこ) 86
- 1. はじめに
- 2. 動詞を用いた複合辞
- 3. 「言う」を用いた複合辞
- 3.1 文法化の道筋
- 3.2 「引用」の動詞
- 4. まとめ
- 『分類語彙表』の増補改訂と外来語の増加 : 「1.4. 生産物および用具」について / 橋本和佳(はしもと・わか) 105
- 1. はじめに
- 2. 調査の方法
- 2.1 利用した資料
- 2.2 語数の数え方
- 2.3 得られた語数
- 3. 外来語の語数
- 3.1 外来語の判定基準
- 3.2 得られた外来語の語数
- 3.3 元版についての比較資料 : 上位7000語
- 3.4 増補版についての比較資料 : 『新選国語辞典』
- 4. 増補版における変更点
- 4.1 慣用句、多義語について
- 4.2 分類項目の変化
- 5. 中項目から見た外来語の割合
- 6. 分類項目から見た外来語の割合
- 7. おわりに
- 『和製漢語辞典』の構想 / 陳力衛(ちん・りきえー) 118
- 1. はじめに
- 2. 和製漢語はどれぐらいある?
- 3. 中国語新語集における和製漢語の扱い方 #
中国では一般に、日本からの借用語は2万ぐらいとされ、それがなければそもそも中国語自体の表現が成り立たないといった議論がよく見られる。日本においてもそれに加担する言説も多いが、いずれも確実な統計と信頼性のある研究に基づいたものではない(pp.123-124.)- 4. 『和製漢語辞典』の収録範囲
- 4.1 収録する語
- 4.2 収録しない語
- 4.3 処理の難しい語
- 5. 凡例の試み
- 5.1 見出し語の表示
- 5.2 意味の記述
- 5.3 用例の提示
- 5.4 付録
- 5.5 索引
- 6. おわりに : 和製漢語一覧表(案) #2,026語
- 「お茶」から「おビール」まで引ける“辞書” : 利用者と提供媒体の見直しから / 相澤正夫(あいざわ・まさお) 140
- 1. はじめに
- 2. 辞書をとりまく社会状況の変化
- 3. 「お」の付く言葉の実態
- 3.1 昭和20年代の意識調査
- 3.2 平成10年前後の意識調査
- 3.3 平成10年以降の実態調査
- 4. おわりに
- 小川家本『新訳花厳経音義私記』における言語計量の特徴 / 伊藤雅光(いとー・まさみつ) 154
- 0 はじめに
- 1 音義類
- 2 使用テキスト
- 3 計量対象の分析
- 4 助数詞の分析
- 5 用例の分析
- 5・1 小音義類の特徴
- 5・2 慧苑音義の特徴
- 5・3 私記の特長
- 6 まとめ
- 『狂言記』(正編)に用いられた漢語の意味・用法 / 坂詰力治(さかづめ・りきじ) 164
- はじめに
- 接尾語的用法としての「御」「次第」「時分」
- 接続助詞的用法としての「条」「定」
- 漢語副詞「一段」「悉皆」「実正」ほか、など #所詮、随分、節々、是非、総別、内々
- おわりに
- 『和英語林集成』初版・再版・三版における漢字表記 / 木村一(きむら・はじめ) 180
- 1. はじめに
- 2. グループの分類とその内容
- 3. 初版・再版・三版の「不一致」の見出し語(「Aの部」)
- 4. 特徴的な漢字表記について
- 5. まとめ
- 『小辞林』の増補改訂 : 『辞林』系国語辞典の一側面 / 木村義之(きむら・よしゆき) 193
- 0. はじめに
- 1. 『小辞林』と『大型版』の概要
- 2. 増補改訂の実態
- 2.1 増補の規模と改訂箇所
- 2.2 語種と意味分野
- 3. 増補の方法
- 4. 増補語の行方
- 5. おわりに
- 「送り迎ひ」と「送り迎へ」 / 山田潔(やまだ・きよし) 208
- 1. はじめに
- 2. 動詞としての「迎ひ」
- 3. 名詞としての「迎ひ」
- 4. 「迎へ」の用法
- 5. 「送り迎ひ」と「送り迎へ」 #迎ひ(四段)は出迎へる、迎へ(下二段)は迎へ入れる意。
- 「努力する」の定着と「つとめる」の意味変化 : 『太陽コーパス』を用いて / 田中牧郎(たなか・まきろー) 223
- 1. 「努力する」と「つとめる」の辞書記述
- 2. 『太陽コーパス』における「努力する」と「つとめる」の頻度推移
- 3. 「つとめる」の語義構成
- 4. 「つとめる」の対象語
- 4.1 ヲ格の分析
- 4.2 ニ格の分析
- 4.3 ヲ格・ニ格以外の表現形式
- 4.4 「つとめる」の意味構造
- 5. 「努力する」の対象語
- 5.1 ニ格の分析
- 5.2 ニ格以外の位置
- 6. 「努力する」の定着と「つとめる」の意味変化の相関
- 6.1 「努力する」の対象語の推移
- 6.2 「つとめる」の対象語の推移
- 6.3 「努力する」と「つとめる」の変化の相関
- 中国人日本語学習者が求めている日本語辞書 : 日本語教育の視点から / 潘釣(はん・きん) 239
- 1. 中国の日本語辞書の編纂事情
- 1.1 出版概況
- 1.2 辞書の編纂
- 2. 学習者が求めるもの
- 1) 表記(文字)
- 2) 見出し語
- 3) 語釈
- 4) 情報の記載
- 5) こういう辞書がほしい
- 3. 中日間の共同開発に向けて
- 3.1 成功例
- 3.2 課題は何か
- 4. 問題点 : 今後の展望を兼ねて
- 4.1 中国人学習者の特徴をふまえる
- 4.2 よりよい「外国人のための用例辞典」の開発
- 4.3 辞書編纂における交流を進めよう
- 4.4 終わりに
- 韓国における日本語辞書について / 李漢燮(イ・ハンソップ) 255
- 1. はじめに
- 2. 1945年以前の日本語教育及び日本語辞書の編纂
- (1) 韓国における日本語教育
- (2) 日本語辞書の編纂
- 3. 1945年以後の日本語辞書
- (1) 日本語関連辞書の数と年代別推移
- (2) 販売部数10位までの日本語関連辞書
- 4. 韓国の日本語関連辞書に望むこと
- (1) 辞書全般
- (2) 構造的な面
- 5. おわりに
- “耸立了”の存在文としての使用条件と辞書での意味記述 / 王学群(おー・がくぐん) 277
- 1. はじめに
- 2. 考察
- 3. “屹立”の特殊性
- 4. 辞書での意味記述
- 5. おわりに
- 「国字」の現代中国語音について : その提案と審議のプロセスを中心に / 松岡榮志(まつおか・えーじ) 291
- 0. はじめに
- 1. 最終案としての共同論文 #费锦昌、松冈荣志「日本“国字”的汉语读音」(『语言文字应用』2005年第3期、页63-68)
- 2. 本論のあらましとその背景
- 3. 補足説明と問題提起
- 4. おわりに #
検討作業の開始と同時に、わが国の関係方面に対しても本事業の重要性に対する注意を喚起し、その連携を呼びかけたが、全く反応がなかったことは誠に残念であった(p.303.)- 二言語辞書の構築のための「日日辞書」のあり方 : 「新明解国語辞典」を中心として / 曺喜澈(チョ・ヒチョル) 304
- 1. はじめに
- 2. 見出し語
- 3. 語釈
- 4. 「基準語」の設定
- 5. 用例
- 6. イラスト
- 7. おわりに
- 自然言語処理のための言語資源 / 牧野武則(まきの・たけのり) 312
- 1. はじめに
- 2. 自然言語処理
- 3. 電子化辞書
- 4. 語彙の意味の記述
- 5. 辞書構築のための言語資源
- 6. まとめ
- 新明解国語辞典の電子化 / 横山晶一(よこやま・しょーいち) 325
- 1. はじめに
- 2. 新明解国語辞典の電子化 #データ校正
の作業に当ったのが、荻野綱男(当時たしか東京大学大学院生、現在日本大学教授)と荻野孝野さん(当時計量計画研究所、その後日本電子化辞書研究所を経て、現在日本システムアプリケーション)ご夫妻であった。ご本人たちに確かめたわけではないが、当時はご夫妻ではなかったので、この作業がきっかけになったことは想像に難くない(p.328.)- 3. 電子辞書の利用
- 3.1 電子データとしての新明解国語辞典
- 3.2 辞書の電子化の意義
- 4. 将来展望
- かな漢字変換辞書の製作 : ATOK2005 NHK新用字用語辞典を例に / 柴田実(しばた・みのる) 339
- はじめに
- 開発の目的
- かな漢字変換システムとは
- 変換の手順
- かな漢字変換の仕組み
- ATOKの辞書構造
- システム辞書の検証
- どういう語が増えているか
- 正書法への変換
- 許容の処理
- 非正規表現の修正
- 具体的な作業
- プログラム処理外の単語
- 正規表現の問題点
- 今後の課題
- 国語辞典の意味記述 : 語釈の示し方を中心に / 沖森卓也(おきもり・たくや) 532
- 大型国語辞典・古語辞典における記録語の扱い : 斎木一馬氏の提言をめぐって / 中山綠朗(なかやま・ろくろー) 518
- 国語辞典における百科語の諸問題 / 安田尚道(やすだ・なおみち) 502
- はじめに : “現代国語辞典論”の不在
- 一 「百科語」とは何か
- 一・一 “一冊で国語辞典と百科辞典を兼ねる”辞書
- 一・二 国語項目と百科項目 : “国語辞典”としての実質はどの程度か
- 二 古めかしい表記法 : 語釈における「……の一。」
- 三 百科語の執筆を専門家に任せっぱなしにするのは好ましくない
- 三・一 日本音楽と西洋音楽
- 三・二 「釈迦」か「釈尊」か
- 四 おわりに
- 『言語国訛』覚え書 / 上野和昭(うえの・かずあき) 490
- キリシタン版『落葉集』の音訓意識 / 松岡洸司(まつおか・こーじ) 473
- 一 『落葉集』とは
- 二 漢字の音訓意識
- 三 『落葉集』と常用漢字
- 四 『落葉集』と常用漢字の例示
- 五 むすび
- 『辞林』論 / 武藤康史(むとー・やすし) 456
- 一 発売当時の新聞広告から
- 二 発売当時の新聞記事から
- 全訳古語辞典のカラー印刷と色覚異常 : ユニバーサルデザインの視点から / 當山日出夫(とーやま・ひでお) 434
- 一 はじめに : 本稿の課題
- 二 辞書はユニバーサルデザインでなければならない
- 三 色覚異常について
- 四 色覚異常とこれからの社会
- 五 研究方法
- 六 対象とした古語辞典とその色差計測値および問題点
- 七 まとめ : 辞書の将来とユニバーサルデザイン
- 歌語「故郷」源流考 / 佐藤武義(さとー・たけよし) 420
- 一 『万葉集』における「故郷」の実態
- 二 古字書における「故」「古」、「郷」の訓
- 三 「ふるさと」の研究史とその語義
- 四 中古散文・八代集の「ふるさと」
- 五 漢詩の「故郷」
- 六 『万葉集』における「故郷」以外の「ふる~」
- 七 おわりに
- 鳥肌が立つ / 坂梨隆三(さかなし・りゅーぞー) 396
- 周知のこと / 小杉商一(こすぎ・しょーいち) 382 #周知する/させる
- 漢字表記史と辞書 / 川嶋秀之(かわしま・ひでゆき) 376 #さんま、しあわせ、かみしも
- あとがき / 沖森卓也/中山綠朗 533
- 執筆者一覧 535
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