光文社新書222;光文社;700円(350円);新書判;縦組;並製;213頁;;ISBN4-334-03322-9;
歴史文化ライブラリー231;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;5+223頁;;ISBN978-4-642-05631-1;
この本は買はうかな、と思つてゐたのだけれど、もたもたしてるうちに、図書館にはひつてゐた。目次を写しておく。
- 歴史の中の詞 : プロローグ 1
- 詞と生活史 2
- 詞と情報史 4
- 先行研究より学ぶ 7
- 訴の場景 9
- 古代の訴 10
- 訴訟制度 10
- 律令以前の訴の方法 12
- 鐘を打つ 14
- 口頭による訴 16
- 神との契約 20
- 神への言挙げ 22
- 大音声の場 23
- 人ならぬものへの命 25
- 神・龍王への命 26
- 神から人へ 27
- 言霊の力 29
- 国司上訴闘争 31
- 陽明門の訴と合法性 32
- 丹波国百姓の上訴 34
- 訴の場所としての陽明門 40
- 夜の訴、公門以外の訴 42
- 効果的に訴える 45
- 中世の訴の場景 50
- 訴訟の制度 50
- 越訴 51
- 鎌倉幕府の越訴 55
- 在地の訴 56
- 古老 60
- 江戸時代の村の一揆 61
- 未開社会での詞 64
- 訴の音、浄化の音 : 薬師寺の検断権 65
- 貝を吹く 67
- 家を焼く 69
- 法螺貝の法力 70
- 声・詞の力と民俗 75
- 群衆の詞と平家のおそれ 76
- 重盛の演説 78
- 名告 81
- 名告と笑い 83
- 詞戦いと戦いの正当性 87
- 聞き逃げ 89
- 高声 91
- 声の力 : 叫ぶ 92
- 東大寺三綱等の言い分 94
- 助けを呼ぶ声 97
- 夜討に関して 99
- 声・詞の札 100
- 大名家中で 103
- 越境的音声 106
- 詞の民俗 108
- 悪態 108
- 悪態祭りの民俗 112
- 神・仏への叫び 115
- 生活の中での叫び : 対馬の「おらぶ」声 116
- 捕獲の声 118
- 売り声 120
- 語り物の中の問答 121
- 名告の力 125
- 詞の権威 126
- ことばと文書の共生 129
- 声から文字へ、耳から文書へ 130
- 声から文字へ 130 #申詞(申状)
- 詞と証人 138
- 声で話すことと文書 143
- 書から詞・耳へ 148
- 文書を読み上げること 148
- 書き手の再生 149
- 読み上げるための文書 150 #青方文書
- 読み聞かせること 153
- 「耳」の証文 154
- 使者の話す詞 157
- 堺相論 160
- 武者の処世訓 168
- 勧進帳を読み上げる 169
- 読み上げて確認する 174
- 刀狩令 175
- 顔はものをいう 177
- 顔と音声 178
- 眼と顔の表情 178
- 裹頭 180
- 物の怪 184
- 仏御前 185
- 対面問答 186
- 熊谷次郎直実の怒り 188
- 道理を語る技量 190
- 軍勢との問答 192
- 顔を隠す 194
- 大衆僉議 194
- 姿の異様 196
- 声の異様 198
- 集会の異様 199
- 顔の名誉 200
- 顔を合わせない 201
- 悪党 203
- 天下時勢の装 204
- 顔見知り 205
- 見知りの礼 207
- 対面の民俗 210
- 顔を隠した悪口祭 210
- 行逢裁面の昔話 212
- 音声と文字、顔と平和 : エピローグ 217
- あとがき 221
石見君が相語候比志かば、当日仁曾可㆓登山㆒之由於ば、承候比志かば、罷登天房一宇仁ハ放火天候度申
口頭の詞を忠実に表記するために宣命体をとつた例としてひいてある、愚昧記康治元(1142)年5月8日問注、僧朝順等申詞記なのだけれど、この「之」字が、小書きで助詞「の」の表記なのだとしたら、「連体格+の」(花を見るの記の類)のかなり早い例なのではないかなあ。
ひろたまさき/キャロル・グラック[監修] 歴史の描き方③;東京大学出版会;2,500円(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;xxiv+263頁;;ISBN4-13-025018-3;[執筆者]なりた・りゅーいち(成田龍一)/タカシ・フジタニ(Takashi Fujitani、宜野座菜央見訳)/ハリー・ハルトゥーニアン(Harry Harootunian、樹本健訳)/ブレット ド・バリー(Brett de Bary、村田泰子訳)/いわさき・みのる(岩崎稔)/米山リサ(Lisa Yoneyama、小澤祥子/小田島勝浩訳)/とみやま・いちろー(冨山一郎)
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