the view from nowhere : 2007-07-06 (Fri)

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つきしま・ひろし(築島裕);2007/2;訓點語彙集成 第一卷 あ~い;

;汲古書院;(借覧);A5判;縦1、3段組;上製;5+1+335+631頁;;ISBN978-4-7629-3550-3;

常羽

索引本文の367ページに、イクハ〔常羽〕(地名)、といふ項があつて、楊守敬旧蔵本将門記(以前、片倉本とされてゐるのをみたこともあるのだけど――たとへば、判例時報(昭和57年6月11日号、通巻1038号)の、「判例特報 一 古典「将門記」の訓読文を二次的著作物と認めた事例 二 右訓読文全文を著者に無断で写真複製して図書に収録することが正当な引用による利用とは認められなかった事例 : 古典「将門記」訓読文著作権侵害訴訟第一審判決(東京地裁57.3.8判決)」――、本書文献一覧では現蔵者は酒井宇吉になつてゐるから、いまは一誠堂にあるのかなあ)から2例がひかれてゐる。真福寺本承徳点にも、同訓があるし、諸橋大漢和にも明治新撰姓氏録なる書を典拠として、イクハといふよみと、姓氏といふ説明があるから、常羽といふ文字列にイクハ訓があるのはまちがひないのだらう。

まうすこし将門記をながく引くと、1例は、上野守ニハ常羽{イクハ}御御厩{ミマミノマヤ}ノ別当多治ノ経明{ツネアキラ}(一)ヲ叙(二)ス、といふ新皇将門が百官を任ずるところに出てくるのだけれど、類似の文が後代の軍記にもあつて、たとへば、源平盛衰記には、常羽御厩別当多治経明常陸介に任ず、とある。ところが、有朋堂文庫本では、常羽に、ときとルビがふつてあり、また蓬左文庫蔵写本では、ツネと傍訓がある。また、前太平記には、常羽御厩別当多治経明は常陸介に、ときとルビがあり(叢書江戸文庫所収のものによる)、将門純友東西軍記には、御厩ノ別当多治ノ経明ハ。常陸介ニとあつて(続群書類従所収のものによる)、常羽をイクハとよんでゐる例が1例もなくて(活字本によつたものはいつつけられた傍訓だかわからないけれど)、常用的な訓ではない、難訓に類するものだつたのだらうと思はれる(任国もことなるし、これらは将門記とはことなる出自をもつ記事なのかもしれない)。

一体、イクハといふ語に常羽といふ文字列をあてたのは「常」字のいかなる訓義によるものなのだらうか。

うすた・きょーすけ(うすた京介);2007/7;ピューと吹く! ジャガー(13) まるごと一冊アレ祭り;

ジャンプ・コミックス;集英社;390円(1割引);新書判;;並製;190頁;;ISBN978-4-08-874384-4;

アマルティア・セン(Amartya Sen)[著]、とーごー・えりか(東郷えりか)[訳];2006/1;人間の安全保障;

集英社新書[0328-A];集英社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-08-720328-X;

ふくい・のりひこ(福井憲彦);2006/1;歴史学入門;

岩波テキストブックスα;岩波書店;1,600円(借覧);A5判;縦組;並製;xi+159+3頁;;ISBN4-00-028041-4;

みうら・あつし(三浦展);1999/12;「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実;

講談社現代新書1482;講談社;660円(100円);新書判;縦組;並製;224頁;;ISBN4-06-149482-1;「「家族と郊外」の社会学」改訂増補

けふの買物

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マドラ出版

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