the view from nowhere : 2007-04-08 (Sun)

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今週のエビちゃんカレンダー(14)

おほきなガラスのはまつたドアのそばで椅子によこにかけて、小首をかしげるやうにしてほほゑんでゐるところ。レースのワンピース。陽光がやはらか。

さとー・きよじ(佐藤喜代治);1995/7;『色葉字類抄』(巻下)略注;

;15,534円(借覧);明治書院;A5判;縦組;上製;4+680頁;;ISBN4-625-42091-1;

読了といふよりは、ざつとながめただけだけれど。三巻本字類抄を、私なんかはかなり安易に(変体漢文を)書くための辞書として利用してしまふのだけれど、そんな単純な性格の書物ではないなあ、とあらためて思ふ。かうした呼吸で、名義抄にも考証があればありがたいのだけれど(小島憲之が万葉用字考証実例(一)で、名義抄が国語学者をミスリーディングしたところのおほきいことを言ひ、また乾善彦もそれぞれの和訓をしっかりと考証してから利用するようにしたいものである。『和名類聚抄』における箋注のような注釈書の出現が期待される、と書いてゐた。平成の亀井孝(高山倫明)だけでなくて、平成の佐藤喜代治もいでよ)。

ところで、髙橋忠彦/髙橋久子「日本の古辞書 : 序文・跋文を読む」をみてみたら、跋文の詞字少々加朱点。為要文不迷也、といふところを、標出語の字に朱点を少し増やしてもらった。重要な文章を読むときに、迷わないようにするためである、と現代語訳してあつた。「要文」といふのは、これまで、朱合点の加へられた字のことだと理解してゐたのだけれど、ちがふのかな。コピーの整理がわるくてすぐに見つけられないのだけれど、峰岸明の定訓説に対して、装飾的な用字をしめすものだと主張した(ものだつたと記憶する)舩城俊太郎「三巻本色葉字類抄につけられた朱の合点について」(二松学舎大学論集、1976年)もよみかへしたい(さういへば、舩城氏が「日本語学会(旧国語学会)を退会するにあたっての弁」(新潟大学人文学部国語国文学会47)といふ文章を書いてゐたのをついでにメモ。直接的には、安易な機関誌の横組化と改称について。その他、「「間」の遡源」(国語国文64-8)と「言語研究」誌、「「了(ヲハンヌ)」考 : 〈変体漢文〉研究史にまでおよぶ」(人文科学研究100)と「訓点語と訓点資料」誌のことなど)。

おかもと・かおる(岡本薫);2006/1;日本を滅ぼす教育論議;

講談社現代新書1826;講談社;720円(219円);新書判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-06-149826-6;

けふの買物

物語絵 The New York Public Library Collection “TALES OF JAPAN”
サントリー美術館
大航海 1999年8月号 第5巻第4号(通巻29号) 特集 宗教戦争としての現代
新書館
大航海 2000年10月号 第6巻第5号(通巻36号) 特集 超・教育 崩壊から創造へ
新書館
みだれ撃ち涜書ノート
筒井康隆・集英社文庫
日本語は悪魔の言語か? ことばに関する十の話
小池清治・角川oneテーマ21
現代思想 1975年1月号 第3巻第1号 総特集 現代日本の思想
青土社
柿本人麻呂 いろは歌の謎 暗号で綴った死刑囚の遺書だった!
篠原央憲・知的生きかた文庫
10年後の日本
『日本の論点』編集部編・文春新書
日本語 新版(下)
金田一春彦・岩波新書
日本語と外国語
鈴木孝夫・岩波新書
ダメな議論――論理思考で見抜く
飯田泰之・ちくま新書
みんなで国語辞典! これも、日本語
北原保雄監修・「もっと明鏡」委員会編・大修館書店
英語の感覚・日本語の感覚 〈ことばの意味〉のしくみ
池上嘉彦・NHKブックス

ユメ十夜@シネツイン1

30人くらゐ。スノボの映画の予告編がすげえ。総じてそれなりにおもしろく見た。

第一夜
「百閒」と副題。実相寺昭雄監督、久世光彦脚本。合掌。
第二夜
市川崑監督。サイレント調。おしまひにバカボンのパパのことばみたいなのがついてたほかは、一番原作に忠実な感じ。
第三夜
清水崇監督。六地蔵と漱石の子供たちとを関係づけたJホラー風味で、おもしろくはあつたけど、「百年」を消してしまつたのはだうかな。書いちやお。といふ緩和のつけかた。
といふか、私も香椎由宇を姙ませるやうなことがしたいです。
第四夜
清水厚監督。蛇になるから、をハメルンの笛吹きのモチーフで料理。をさない金之助が、漱石とよばれるのには違和感。
第五夜
豊島圭介監督。サイコホラー(といふのがあつてるのかわからないけど)調。
第六夜
松尾スズキ監督。一番サービス精神にあふれたつくり。2ちゃん語がすこし耳に障る感じ。
第七夜
天野喜孝、河原真明監督。美麗アニメーション。おしまひが明るい感じのものになつてゐた。
第八夜
山下敦弘監督。脚本に長尾謙一郎の名があつた。わけわからん。
第九夜
西尾美和監督。緒川たまき艶つぽい。
第十夜
漫☆画太郎脚色。山口雄大監督。二番目にサービスのある作だと思つた。パナマは健さん(板尾創路)のものにはなりさうにない。あと、石坂浩二。

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