赤い電車、トレンチコート、右手にテイクアウトの紙コップ、左脇で握り棒に靠れてゐるところ。おすましがほ。
;大修館書店;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+292+13頁;;ISBN4-469-22184-8;
目次を写しておく。
- まえがき i
- 序章 日本語の歩みと国語政策 1
- 一 国語政策と私たち 2
- 1 日本語の表記と国語政策
- 2 国語政策の諸側面
- 3 国語政策と個人
- 4 国語政策の機関と政策の歩み
- 二 前史 : 明治から戦中までの国語政策概観 13
- 1 明治維新前後に始まる諸論の展開
- 2 国語問題に関する国の機関の活動
- (1) 国語調査委員会
- (2) 臨時国語調査会
- (3) 国語審議会、臨時ローマ字調査会
- 第一章 戦後の国語改革 21
- 一 戦後国語改革の出発 22
- 1 常用漢字表の選定と挫折
- (1) 戦後初の国語審議会総会
- (2) 標準漢字表の内容
- (3) 漢字主査委員会の設置と審議
- 2 当用漢字表の制定
- (1) 当用漢字表の審議と答申
- (2) 当用漢字表の内容
- 3 現代かなづかいの制定
- (1) 現代かなづかいの答申と告示
- (2) 仮名遣いの関する従来の議論と改定案
- (3) 現代かなづかいの内容
- (4) 当用漢字表、現代かなづかいの普及
- 二 “当用漢字表体制”の確立 40
- 1 当用漢字別表、当用漢字音訓表の制定
- (1) 義務教育用漢字の選定
- (2) 当用漢字の音訓の選定
- 2 当用漢字字体表の制定
- (1) 当用漢字字体選定の経緯
- (2) 当用漢字字体表の内容
- 3 “当用漢字表体制”の確立と国立国語研究所の設置
- 4 「中国地名・人名の書き方の表」の建議
- 第二章 民主社会の基盤整備 55
- 一 国語審議会の改組と新生第一期国語審議会 55
- 1 国語審議会の改組
- 2 第一期国語審議会の概要
- 3 「国語問題要領」(国語白書)の作成
- (1) 「国語問題要領」作成の経緯
- (2) 「国語問題要領」の内容
- (3) 「国語問題要領」の意義
- 4 法令・公用文の改善と人名用漢字の選定
- (1) 法令・公用文に関する建議と通知
- ア 「法令の用語用字の改善について」
- イ 「公用文改善の趣旨徹底について」と「公用文の左横書きについて」
- (2) 人名用漢字の選定
- 5 「これからの敬語」の提唱
- (1) 「これからの敬語」の審議と建議
- (2) 「これからの敬語」の内容
- (3) 「これからの敬語」の意義と受容
- 二 第二期国語審議会の事績 76
- 1 第二期国語審議会の概要
- 2 ローマ字のつづり方とローマ字教育
- (1) ローマ字つづり方の建議と内閣告示
- (2) 内閣告示「ローマ字のつづり方」の内容
- (3) ローマ字をめぐるその後の動向
- 3 部会報告「外来語の表記について」
- (1) 外来語表記問題の経緯と第二期国語審議会
- (2) 部会報告の内容
- (3) 総会での審議とその後の取扱い
- 4 地名、法令用語等への提言
- 5 当用漢字表の再検討
- (1) 漢字部会の審議と審議報告(当用漢字表補正資料)
- (2) 補正資料が残した問題点
- 6 部会報告「標準語のために」
- (1) 標準語部会の審議と報告
- (2) 部会報告「標準語のために」
- ア 「第1部 標準語のために」
- イ 「第2部 これからの日本語」
- (3) 「標準語のために」の総会での取扱いと、意味・位置づけ
- 三 第三期国語審議会の事績 98
- 1 第三期国語審議会の概要
- 2 第一部会と「同音の漢字による書きかえ」
- 3 第二部会と「話しことばの改善について」
- 4 「かなの教え方について」 : 平仮名・片仮名先習問題
- 5 「正書法について」 : 仮名遣いに「語意識」の概念を導入
- 6 「学年別漢字配当表」誕生
- (1) 戦後における漢字学習の基準整備
- (2) 学年別漢字配当表の作成へ
- (3) 国語審議会と学年別漢字配当表
- (4) 学年別漢字配当表の内容と、その変遷
- 第三章 改革への賛否と施策の見直し 117
- 一 仮名遣い論争 118
- 1 論争のきっかけとなった小泉信三の主張
- 2 その後の論争の展開
- 二 「送りがなのつけ方」制定 124
- 1 正書法部会による取組み
- 2 「送りがなのつけ方」の建議と告示
- 3 内閣告示「送りがなのつけ方」の内容
- 三 五委員脱退す : 表音派・表意派の対立 130
- 1 第四期における対立的な意見
- 2 国語問題をめぐる審議会内外の動き
- 3 委員選出方法をめぐる紛糾と五委員の退席
- 四 嵐の後の船出 : 国語施策の見直しへ 136
- 1 文部大臣、国語施策の再検討を求める
- 2 国語問題の再整理
- 五 第七期国語審議会と吉田提案 141
- 1 国語審議会令改正と第七期国語審議会
- 2 吉田提案とその審議
- 3 吉田提案の論拠
- 4 国字問題をめぐる国語審議会、文部省の意識
- 5 表音文字化志向の運動など
- 6 中村文相、「国語の表記は漢字仮名交じり文」を確認
- 六 新たな表記基準の策定に向けて 153
- 1 文相、「国語施策の改善の具体策について」諮問
- 2 文部省・文化庁による意見収集
- 3 自民党小委員会の審議と結論
- 第四章 国語表記基準の再構築 161
- 一 音訓表・送り仮名の改定 162
- 1 第八期から第一〇期までの国語審議会の審議概要
- 2 答申「当用漢字改定音訓表」
- (1) 「前文」「本表」「付表」の内容
- (2) 音訓選定の方針
- (3) 資料「「異字同訓」の漢字の用法」
- 3 答申「改定送り仮名の付け方」
- (1) 「改定送り仮名の付け方」の方針と構成
- (2) 「改定送り仮名の付け方」の通則
- (3) 「改定送り仮名の付け方」に見る漢字仮名交じり文の姿
- 4 当用漢字音訓表、送り仮名の付け方の内閣告示と教育での実施
- 二 建議「国語の教育の振興について」 176
- 1 審議の経過
- 2 建議が掲げた国語の理想像と基本的認識
- 3 学校教育、社会教育等への提言と後年への影響
- 三 当用漢字表から常用漢字表へ 181
- 1 常用漢字表案に至る審議 : 第一一期~第一三期国語審議会
- (1) 第一一期国語審議会の活動
- (2) 第一二期国語審議会と新漢字表試案
- (3) 第一三期国語審議会と常用漢字表案
- 2 常用漢字表の答申と実施
- (1) 常用漢字表の答申と内閣告示
- (2) 常用漢字表の内容
- 3 漢字仮名交じり文の新たな時代へ
- 四 「現代かなづかい」から「現代仮名遣い」へ 193
- 1 昭和五〇年代の国語審議会の雰囲気と、現代表記の定着状況
- 2 第一五期、第一六期国語審議会の概要
- 3 「改定現代仮名遣い」の内容
- 4 「現代仮名遣い」の内閣告示と学校教育における取扱い
- 五 『外来語の表記』の制定 : 戦後国語改革見直しの完了 200
- 1 外来語の表記の審議と答申
- 2 答申『外来語の表記』の内容
- 3 『外来語の表記』の実施
- 第五章 「新しい時代」の施策追究 209
- 一 国語問題の整理から二〇〇〇年の三答申へ 210
- 1 現代の国語をめぐる諸問題の見渡し
- (1) 審議の発端
- (2) 検討の積み重ねと報告
- (3) 報告「現代の国語をめぐる諸問題について」の内容
- 2 文部大臣の諮問と第二二期までの国語審議会
- 二 言葉遣いに関する審議 : 敬語から敬意表現へ
- 1 「ら抜き言葉」認知しかねる : 第二〇期国語審議会審議経過報告
- (1) 第二〇期国語審議会の活動概要
- (2) 第二〇期報告の言葉遣いに関する見解
- 2 「制度」か「心」か : 第二一期国語審議会の路線選択
- (1) 検討の視野拡大と問題点
- (2) 議論と審議経過報告
- 3 第二二期国語審議会と答申「現代社会における敬語表現」
- 三 表外漢字の字体に関する審議 : 表記施策、常用漢字表外に踏み出す 229
- 1 第二〇期における情報化の問題整理
- (1) 情報機器の発達と国語の能力の問題、交ぜ書きの問題
- (2) ワープロ等における漢字の字体の問題
- 2 表外漢字字体表の答申とその内容
- 3 表外漢字字体表の影響と政府の対応
- 四 国際社会への対応に関する審議 : “地球社会”における日本語への提言 236
- 1 第二〇期および第二二期国語審議会の取組み
- 2 答申が示す日本語の在り方
- 3 外来語増加への対応と姓名のローマ字表記の問題
- (1) 外来語・外国語増加の問題
- (2) 姓名のローマ字表記の問題
- (3) 政府の対応等
- 五 国語審議会の終幕と“拡張の一〇年” 247
- 第六章 国語政策の現在、そして未来へ 251
- 一 文化政策の中の国語政策へ 252
- 1 文化審議会の発足と、「文化の基盤」としての国語
- 2 文化庁、新たな事業を開始
- 二 「これからの時代に求められる国語力」の提言 257
- 1 文部科学大臣の諮問とその背景
- 2 審議の経過と答申
- 3 文化審議会答申「これからの時代に求められる国語力について」の内容
- 4 文化審議会答申と学校教育
- 三 表記・語彙政策の今日的動向 265
- 1 漢字使用拡大の潮流と常用漢字表の再検討
- (1) 表外漢字字体表作成当時の、国語政策当事者の意識
- (2) 新聞における表外漢字の使用拡大
- (3) 人名用漢字の大幅な追加
- (4) 常用漢字表、見直しへ
- 2 国立国語研究所の外来語言い換え提案
- 四 日本語の舵取り : その課題と展望 274
- 1 現代社会と国語政策の課題
- 2 戦後国語政策史の時代区分
- 第I期〔民主化思想による国語改革期〕 #1945-1966
- 第II期〔現代表記の再構築期〕 #1966-1991
- 第III期〔国際化・情報化社会への対応期〕 #1991-
- 3 これからの日本語のために : 政策実施の経験を知恵として
- 参考文献 285
- あとがき 289 #叙勲
- 国語審議会(戦後)・文化審議会答申・建議等分野別一覧 巻末10
- 索引 巻末1
さういへば、「日本語学」誌でもいま、甲斐睦朗「終戦直後の国語国字問題」といふ連載があつて、こなひだのぞいたときは日下部表のことを書いてゐた。
;平凡社;4,400円(借覧);A5判;縦組;上製;413頁;;ISBN4-582-44114-9;
日本土話
(p.53)。反町茂雄?(p.252.)
日本の中世7;中央公論新社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;334頁;;ISBN4-12-490216-6;
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