黒いワンピース(キャミドレス?)を着て、ソファに横向きにもたれてゐるところ。いろつぽい微笑み。
新潮新書221;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN978-4-10-610221-9;
乃木の周到な遺書とか、乃木家再興問題とか。佐々木英昭、ミネルヴァ評伝選も「乃木文学」の世界をひらいてみせてくれて面白かつたし、乃木将軍は奥が深いなあ。
光文社新書298;光文社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;259頁;;ISBN978-4-334-03398-9;
集英社新書0314-B;集英社;680円(100円);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN4-08-720314-X;
森 銑三著(中公文庫)といふシリーズ旧刊紹介のところに本書自体しかあがつてないのがかなしすぎる(背表紙のところはさすがに、
も 6 10だけど、そんなもんだつたつけ)。
気分が下降線にあるときは、よまないでほしい(第2版第1刷、p.10)とあることもあつて、よめないでゐる、ましこ、たたかいの社会学の増補新版が出てた。
;勁草書房;4,700円(借覧);A5判;縦組;上製;xii+312+xii頁;;ISBN978-4-326-10173-3;
目次を写しておく。
- はじめに
- 序章 「土曜日の朝」と一九五〇年代オックスフォード 1
- 1 「土曜日の朝の集い」とオースティン 1
- 2 「一九五〇年代オックスフォード」という場所 4
- 3 「言語コミュニケーションの哲学」へ 9
- 4 本書の目的 17
- 第I部 言語行為論の三つのドグマ
- 第一章 一発話主義のドグマ : 発話内の力はどこに宿るのか 23
- 1 三つのドグマとは 23
- 2 あらかじめ前提された一発話主義 25
- 3 一発話から会話シークエンスへ 32
- 4 「会話の格率」と会話シークエンス 37
- 5 一発話シークエンス 41
- 6 「言葉が意味すること」と「言葉をもちいて私たちが行うこと」 44
- 第二章 慣習主義のドグマ : オースティンの奇妙な論拠をめぐって 47
- 1 「規約」か「慣習」か 47
- 2 オースティンの奇妙な論拠(1) : 行為遂行的発話と自己検証的言明 50
- 3 オースティンの奇妙な論拠(2) : あらかじめ前提された「中心からの道」 58
- 4 別様の道 67
- 第三章 「発話内の力」のドグマ : あらかじめ混同された二つの「力」 75
- 1 二つの「発話内の力」(1) : 発話が発揮する力 75
- 2 二つの「発話内の力」(2) : 発話を成り立たせる力 77
- 3 オースティンにおける「力」の両義性 86
- 4 両義性の要因と弊害 : あるいは「分類表モデル」という描像 91
- 第II部 話し手の意図について
- 第四章 グライスの重層的意図説 107
- 1 「意図」をめぐる二つの問い 107
- 2 なぜ重層的な意図なのか 109
- 3 グライス説は「強すぎる」のか 114
- 4 グライス説は「弱すぎる」のか : 反例と意図の増殖 118
- 5 執行的意図とコミュニケーション的意図 125
- 6 重層的意図から相互顕在性へ : 内的アプローチから離れて 130
- 第五章 意図主導型と慣習主導型 135
- 1 タイプ分けと話し手の意図 135
- 2 「意味すること」と「意味してしまうこと」 136
- 3 「内分け」構図と「外分け」構図 139
- 4 「外分け」構図の二つの問題点
- 5 「移行領域」そのものとしての慣習主導型言語行為 151
- 第六章 意図のミニマリズム 157
- 1 二種類の意図と構成的意図 157
- 2 執行的意図のミニマリズム 159
- 3 「世界との適合」論 167
- 4 構成的意図のミニマリズム 177
- 第III部 発話解釈と行為生成
- 第七章 行為理解と発話解釈 187
- 1 ミニマリズムの限界と再構築の道 187
- 2 「意図の二つの顔」 190
- 3 行為戦略と行為理解 198
- 4 意図把握と解釈プロセス 206
- 第八章 発語内行為の生成 217
- 1 発話解釈のミニマリズム 217
- 2 発話解釈のプロセス(1) : 行為タイプ~行為指示型 226
- 3 有標の発話と無標の発話 234
- 4 発話解釈のプロセス(2) : 信念タイプ~主張型と心情表現型 245
- 5 発話解釈のプロセス(3) : 信念タイプ~行為拘束型と宣言 255
- 終章 言語とコミュニケーションの関係と無関係 269
- 1 発語内行為に結びつくもの 269 #
このように、本書で見いだした「事態の提示」を軸とする発語内行為生成のプロセスは、言語とコミュニケーションの関係にかんする目的論的見方への解毒剤としても有効なように思われる。「コミュニケーションのために言語は生まれた」といったたぐいの見方は、「陸上生活のために肺は発達した」というのと同様の倒錯といえる。魚の消化管の一部がたまたま呼吸に使えたから陸上生活が可能になり、肺として発達したにすぎないのと同様に、言語の表象機能がたまたまコミュニケーションに使えたから、あたかもそれが本務であるかのような発達を言語は遂げた。それなら言語はもともと何のためのものかといえば、おそらく何のためでもないのである。自然的な因果連関とは関係なく何かが何かまったく別のものを表す、という考えてみればひどく不自然なこと――たとえば、猫には絶対に理解しえないだろうこと――を理解し、構成する能力を、人間は進化の途上なぜか身につけた。事実はおそらく、それだけのことなのである。(p.274)- 2 そもそもなぜ発語内行為なのか 274
- 注 285
- あとがき 309
- 文献
- 索引
;青土社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;224頁;;ISBN978-4-7917-6343-6;
シリーズ・道徳の系譜;河出書房新社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;202頁;;ISBN4-309-24395-9;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;ix+302+8頁;;ISBN978-4-13-030142-8;
朝日選書823;朝日新聞社;1,300円(借覧);四六判;縦組;並製;iii+7+289頁;;ISBN978-4-02-259923-0;
「ひらがな口語文憲法」の項、三鷹国語研究所長
は安藤正純
ではなくて、正次(p.263.)。
;中央公論新社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;1+197頁;;ISBN978-4-12-003811-2;
;東京大学出版会;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;iii+194頁;;ISBN978-4-13-083046-1;
集英社新書0353C;集英社;660円(100円);新書判;縦組;並製;170頁;;ISBN4-08-720353-0;
中公新書1901;中央公論新社;860円(借覧);新書判;縦組;並製;5+273頁;;ISBN978-4-12-101901-1;
歴史文化ライブラリー234;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;5+199頁;;ISBN978-4-642-05634-2;

切抜いてあるのはいいのだけれど、メタデータを全然とつてないので、いつのコンプティークだかわからない。http://f.hatena.ne.jp/sNOB/munechika/に手持ちの5作をあげてみた。
故日風高徹とかも。
新潮文庫[青 1 E];新潮社;240円(100円);文庫判;縦組;並製;4+274頁;;;
顔アップ。画面左より。すこし右に頭をかたむけて、つよいまなざしでこちらを見てゐる。
後日購入したsabra誌で、小悪魔agehaといふ雑誌が紹介されてゐて、その表紙に、生まれつきエビちゃんじゃなくたって私たちは努力と一緒に生きていくんだ
、といふコピーが大書されてゐた。ミヂカリスマ
。
;角川書店;2,200円(借覧);菊判;縦組;上製;1+336頁;;;
いつどこで、といふのは覚えてないのだけど(たぶんen-taxi誌だらうとは思ふけど)、福田和也が本書をほめてたのが癪だつたなあ。追記。網野善彦がなくなつたときの、週刊新潮誌、闘う時評、「網野善彦」というサイクルの完成につぎのやうにあつた。
東大での、平泉の最後の弟子だった田中氏は、平泉の著作集、全集を出版しようとして果たさず、先に『平泉博士史論抄』を出し、このほど解題集とも云うべき『全著作紹介』を出しました。中村直勝は、淡交社から一応著作集が出ていますが、その全貌を窺うというには、かなりの不満が残るものです。もう一人、同様の理由で忌避されてきた碩学、山田孝雄も著作集、全集が出ていない。山田の『俳諧語談』などは、考証文として空前の名著だと思うのですが。
目次を写しておく。
- 大岡寺繩手 7
- ねまるなり 16
- 水棚 41
- 款冬を飲む 47
- きはつく 60
- 長嘯子の擧白集と蕉門の俳諧 67
- 七里渡に關する芭蕉の發句二首 96
- 石の「ろく」 123
- 分にならるゝ 159
- 宮の縮 171
- 昌陸の松 180
- 常齋 190
- 宿かし鳥 195
- 何の「あれ」かの「あれ」 221
- 毛に毛が揃ふ 229
- 鬼嶽 235
- 和日 245
- 四方 249
- 月夜さし 258
- 十二三辨の衣裳 265
- 淡氣の雪 284
- 笠縫おき 299
- 鶴脛 312
- 「十三、七つ」 324
- あとがき / 山田忠雄 330
;筑摩書房;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;207+vi頁;;ISBN978-4-480-84274-9;
;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;197頁;;ISBN978-4-06-213940-3;
岩波新書(新赤版)1077;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;xiv+220頁;;ISBN978-4-00-431077-8;
第4章がおもしろい。目次をうつしておく。
- はじめに
- 第一章 人間は言語を批判してはならない : それは神はつくりたもうたのものだから 1
- ことば神がつくった
- ヘルダーが言語神授説をしりぞける
- 神に代って「自然」が入る : 生物学モデル
- ソシュールの役割
- 言語を維持するのは大衆
- それでも言語は批判される : ア・プリオリ言語の探求
- 「それじたいとしての言語」の発見
- 言語の改造と新言語の製造への試み
- 「深層構造」という擬似ア・プリオリ言語
- 民族語の時代
- ア・ポステリオリ言語のさまざま
- 簡略英語 : ベイシック
- ドイツ語は譲歩し、日本語は譲歩せず
- 言語差別をつくり出す簡略言語
- 計画された新言語
- 言語計画の必然性
- 学びやすさの基準
- ヴォラピューク
- 第二章 エスペラントはどんな言語か : その簡単なスケッチ 45
- 文字と発音
- 文法
- -inoについて
- mal-
- 屈折と膠着
- 膠着型への収斂
- 屈折への美学
- 体系性が規範を破って進む!
- 文法部門と語彙部門
- 第三章 エスペラントの批判者・批判言語 81
- 民族語は批判できないし、してはならない
- 計画言語は批判できる
- さまざまなエスペラント改革案
- イェスペルセンの例
- エスペラントは美しいか
- エスペラントはやさしいか
- エスペラントの使用 : 翻訳
- 「主の祈り」も『日本書紀』も
- ユダヤ人とエスペラント : ザメンホフの母語について
- あえてシオニズムを選ばず
- 国家をもたない言語の道
- ジョージ・オーウェルとエスペラント
- 茶化されたエスペラント文法
- 作家の言語的保守主義
- ランティ : オーウェルがともに暮した人
- ランティの死
- 第四章 アジアのエスペラント 119
- アジアでこそ希望の言語
- 日本への普及
- 大杉栄からアナーキストへ
- 上海に「世界語伝習所」
- 二葉亭と日本初の入門書『世界語』
- 放浪の奇人 二葉亭
- ワシーリイ・エロシェンコ
- エロシェンコとその交友圏
- 新宿中村屋とエロシェンコ
- ラムステット公使
- ラムステットのモンゴル旅行
- エスペランチスト・ラムステット
- 柳田国男
- 国際連盟における新渡戸、柳田の尽力
- 宮沢賢治とラムステット
- エスペラント地名 : イーハトーヴォ
- エスペラントの思わぬ分野への展開 : 大本教とエスペラント
- エスペラントによる国際的布教
- 国家主義者、北一輝とエスペラント
- アナーキスト、国家主義者を感服させる
- 中国におけるエスペラント運動の展開
- 日中共用語としてのエスペラント
- 北京大学にエスペラントの講座が!
- 北京に現われたエロシェンコ
- エスペラントのモンゴルへの普及
- 僧院からエスペランチストに
- モンゴル語によるエスペラント入門書、日本人の援助で復刊
- エスペラントの方言分化、もしくは民族語的文体
- 終章 ことばを人間の手に! 185
- エスペラント誕生の時代
- 言語学者のエスペラントぎらい
- エスペラントに関心を持ち、支持した言語学者たち
- 理解し、賛成する言語学者たち : アントワーヌ・メイエ
- 言語は運命ではなく意志によって選ばれる!
- 既存の民族語で話すときのおびえ
- エスペラント : ヨーロッパ語の宝石箱
- エスペラントを学ぶことの効果
- あとがき 207
- 参照した文献とそれへの謝辞 217
;桜楓社;(借覧);菊判;縦組;上製;372頁;;;
小野正弘による時評でおなくなりになつたのをしつたので。合掌。目次を写しておく。
- I 序説
- 第一章 国語資料としての曹洞宗カナ抄物類とその性格 7
- II 書誌とその用語
- 第二章 川僧慧済の「碧巌集抄」 39
- 第三章 天真自性派と「無門関抄」 61
- 第四章 「天南代語抄」と「大中寺本参」 82
- 第五章 「火堯和尚再吟」考 100
- 第六章 万安英種の「永平元禅師語録抄」と「人天眼目抄」 121
- 第七章 問答体のカナ抄物 : 「密参録」と「門参」 136
- III 国語研究
- 第八章 「云はい」「見さい」という云い方をめぐって 173
- 第九章 接続辞「サカイ」考 192
- 第十章 洞門抄物と接続詞 216
- 第一一章 洞門抄物 擬態語・擬声語一覧 235
- 洞門抄物類書目解題 (付)類別一覧表 274
- 洞門抄物関係(書誌・国語学)研究論文目録 339
- 後記 345
- 索引〔書名・人名・寺院名・事項・用語〕 348
新潮新書218;新潮社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;220頁;;ISBN978-4-10-610218-9;
笠間叢書21;笠間書院;3,000円(借覧);A5判;縦組;上製;2+265+18頁;;;
検索してゐて、5月末におなくなりになつてゐたのを知つたので。合掌。目次を写しておく。
- 文法論の根本問題 : 時枝理論への批判をも含めて 1
- 山田文法の再評価 14
- 一 山田文法―序
- 二 言語観
- 三 文法観
- 四 構成と構造
- 五 係助詞
- 六 副詞
- 七 複尾辞
- 八 文法論の極限
- 文の構造について 41
- 一 喚体と述体
- 二 格と断続
- 三 文の意味と文章論
- 構文論 49
- 一 基礎的な事項について
- 文節の相関
- 係結的断続関係
- 論理的格関係
- 断続関係の卓越する場合
- 格関係の超論理的となる場合
- 逆述語の概念
- 格関係の下位分化
- 二 具体例をめぐって
- 表現の構成と文法の構造
- 広狭二つの主述関係の相関による構文
- 外形で律しえない構文―格の論
- 述語の意味による構文の型の諸相
- 原形の文法的な相当形への置換
- 主述関係を基礎とする構文論
- 表現的な省略と文法的な消去
- 文法上の主語とその消去
- 個別者の主語と全体者の主語
- 主語の質を追求する構文論
- 表現の場一般における時の限定
- 表現の場一般における場所の限定
- 主語の消去を考える構文論
- 慣用句その他を一つの連文節としてとらえていく構文論
- 述語と独立論 69
- 一 述語
- 述語の一つの文節である
- 述語は主語と相関すること
- 判断としての文の種類
- 二 独立語
- 独立語の第一種
- 独立語の第二種
- 独立語の第三種
- 提示―再帰の場合 その他
- 分節主義と入子型方式の次にくるもの 86
- 助詞はどんな役目をする言葉か 99
- 終助詞 115
- 係り結び 155
- 係り結びの通説的定義の問題
- 係り結びの研究略史
- 山田説の概要
- 終止用法の係り結び
- 終止用法の係助詞の意味
- 係り用法の係り結び
- 係り用法の係助詞の意味
- 松下・佐久間説の概要
- 係助詞の提示性
- 主述関係以外の係り結び
- 係り結びの歴史
- 係助詞 は・も 171
- 係り結びと日本語の性格 181
- 連体詞 195
- 上代の語法 : 活用の特質 203
- つれづれ草の「侍り」をめぐって : 敬語を規定する「公」と「私」 214
- 「て、って」「てば、ってば」「たら、ったら」について 246
- あとがき 263
- 索引 左1
なお、杓子定規的官僚政治のも一つの弊は、上からの政策として、厳格な形式で縛ろうとする時、その息苦しさに堪えかねて、抜け道を考え出そうとするものが必ず出て来、その結果、形式そのものが骨抜きになってしまう、そこでまた更に厳格な形式が考え出される、と云う悪循環がくり返されることであろう。その実例は、私どもの日常生活において、例えば、経済政策、交通政策などで、常に経験するところであるが、国字政策の場合も決して例外ではあり得ない。その点でも、特に日本人は、抜け道を見出す天才であるらしい。旧軍隊における要領主義、員数精神もやはり、厳格すぎる形式主義によるものであったこと云うまでもない。例えば、「思ふ」と書くことが許されないので、その代りに「思考する」と書く、と或る老国語学者が、抜け道を見出したことを得々として話されたのを記憶するが、耳なれたオモウを捨てて、より晦渋なシコオスルを採ると云う、語の選択は、「思ふ」として、仮名遣の「形式」を破ったことよりも、はるかに重大な、新しい「国語」政策の精神の踏みにじりであることに思いを致さない、そこにもやはり、明らかな形式主義の臭いがする。比喩が許されるならば、大通りのきびしい交通取締りの結果、大型自動車が小通りをつっ走り、その結果、人命の危険が却って増大する様なものであろう。
歴史文化ライブラリー229;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;7+219頁;;ISBN978-4-642-05629-8;
;筑摩書房;(借覧);四六判;縦組;上製;285頁;;ISBN978-4-480-85786-6;
「UP」(9月号)もらふ。
光文社新書269;光文社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;253頁;;ISBN4-334-03369-5;
;法政大学出版局;6,000円(借覧);A5判;横組;上製;xviii+420頁;;ISBN978-4-588-37113-4;[原題]銭存訓(Tsien Tsuen-hsuin), 中国紙和印刷文化史(CHINESE PAPER AND PRINTING: A Cultural History)
白のブラウスにジーンズ。止り木ですこしこちらに体をむけて腰かけてゐる。右手にロングカクテルなのかジュースなのか、赤い飲み物。憂ひをふくんだやうな表情。
シリーズ 物語り論1;東京大学出版会;4,800円(借覧);A5判;縦1、2段組;上製;xviii+384+4頁;;ISBN978-4-13-003447-0;[発題者・執筆者]のえ・けーいち(野家啓一)/もりおか・まさよし(森岡正芳)/むらかみ・よーいちろー(村上陽一郎)/なとり・しろー(名取四郎)/ふじー・さだかず(藤井貞和)/たから・べん(高良勉)/たかみね・ひさえ(高嶺久枝)/いわた・やすお(岩田靖夫)/おかやま・まりこ(丘山万里子)/KWAK Kihiwan(郭基煥)/こすげ・のぶこ(小菅信子)、[討論者]いとー・ひろのり(伊藤洋典)/いながき・ひさかず(稲垣久和)/おーぬき・たかし(大貫隆)/くろずみ・まこと(黒住真)/こばやし・まさや(小林正弥)/たかだ・やすなり(高田康成)/てらお・よしこ(寺尾美子)/ドーク,ケヴィン(Kevin M. Doak)/はらだ・けんいち(原田憲一)/ひが・まさお(比嘉政夫)/やまわき・なおし(山脇直司)/よしえ・あきお(義江彰夫)/よしだ・あつひこ(吉田敦彦)/よねはら・けん(米原謙)
勉強会をするのはよいのだけれど、本にするんならたれながしでなくて、まうすこしまとまつたものにしてほしいなあ、と思ひながら見てゐたら、編者のひとり金氏の発言にこれは、アゴニスティック・モデル
なのだとあつた。日本で出ている本は二種類に分けられます。ひとつは、議論全体を誰か一人が纏めてしまうというものです。その人はすごい本を作ったなということになります。ある人はそういう才能があって、それを「編集工学」という名称で自分を正当化しているのですが、これは私からみるとあまりにもひどいことなのです。人を集めて議論させておいて、いいところばかりを集めて書いて、自分の名前で出す。もう一つは、自分一人がやったことばかりを出すというものです。これもそろそろ考え直す段階に来たと思います。
(p.277.)
;慶應義塾大学出版会;2,400円(借覧);A5判;横組;並製;v+186頁;;ISBN978-4-7664-1383-0;
目次を写しておく。
- 序文 i
- 第1章 言語の発達と意味 1
- われわれ人間はどこにいるか? 1
- ヒトの言語と動物の「言語」 3
- 1. 言語記号の恣意性 (arbitrariness)
- 2. 言語記号の二重分節性 (double articulation)
- 3. 言語記号の生産性 (productivity)
- 4. 言語記号の置換性 (displacement)
- 5. 言語記号の特殊化 (specialization)
- 6. 文化的伝達 (cultural transmission)
- 7. 多様な視点 (multiple viewpoints)
- 8. 言語記号の線状性
- ミッシングリンクを求めて 14
- 事例1 : ヴィキの場合(1971年生まれ)
- 事例2 : カンジの場合(1980年生まれ)
- 9ヵ月の革命 17
- ギャバガイと文化 20
- なぜヒトは複雑な言語を持つのか 21
- 第2章 語彙の創造性 27
- 語構成 29
- 語形成 30
- 1. まったく新しい音声連鎖による語の創造
- 2. 頭文字語 (acronyms)
- 3. 省略 (abbreviations)
- 4. 混交 (blends)
- 5. 固有名詞の一般化 (generification of proper names)
- 6. 転換 (change of parts of speech)
- 7. 意味の拡張 (meaning extension)
- 8. メタファーによる意味拡張 (metaphorical extension of meaning)
- 複合語の意味 35
- 1. 動詞由来複合語
- 2. 一次複合語
- 派生語の意味 39
- 語彙化の意味 41
- 語彙的アスペクトの問題 44
- 英語の辞書とその説明 46
- 語の意味関係と語彙の構造 48
- 包摂関係の持つ意味 49
- 反義関係の持つ意味 50
- 第3章 文の生成と構造的意味 53
- 構造的あいまい文とその理解 55
- 構文の意味とその使用 57
- To不定詞と動名詞
- That構文と動名詞構文
- To不定詞とthat構文
- 第四文型と第三文型
- 能動態と受動態
- 全体と部分(あるいは、完了と未完了)
- 軽動詞構文
- 使役構文
- 第4章 社会言語学と意味 75
- 社会言語学と言語学 75
- 方言学から社会言語学へ 76
- 変異理論の登場 77
- バイリンガルのコードスウィッチング 83
- 事例1
- 事例2
- 事例3
- 事例4
- 言語の性差(言語は変えられるか) 91
- 女性に対する言葉 92
- 1. actor vs. actressタイプ
- 2. Mrs. Rchard Williamsタイプ
- 3. Mr. vs. Miss/Mrs. タイプ
- 4. bachelor vs. spinsterタイプ
- 5. man as a generic term.
- 女性らしい話し方 96
- 言語を変えることで差別はなくなるか 97
- 社会言語学的知見が教えてくれるもの 99
- 第5章 言語人類学と意味 103
- 人類学の一部門としての言語人類学 103
- サピア・ウォーフの仮説 104
- サピア・ウォーフの仮説の観点からの日英語比較 106
- サピア・ウォーフの仮説と言語の創造性 110
- 呼称 111
- 英語の例 114
- 英語のタブー表現 118
- 行為としての言語 121
- 言葉の民族誌 124
- 個人差 125
- 第6章 テクストの意味 129
- テクストとは何か 129
- テクスト性 130
- 1. 指示 (reference)
- 2. 代替 (substitution)
- 3. 省略 (ellipsis)
- 4. 接続語 (conjuncts)
- テクスト性の言語差 137
- テクストのマクロの構造 138
- テクストとレトリック 140
- 異文化コミュニケーションとの関連で 144
- スクリプト 148
- 第7章 英語の今と英語教育の明日 150
- リンガフランとしての英語 153
- アングロ英語と英語たち 154
- 英語帝国主義論 156
- 危機言語の問題 160
- 英語教育の問題 164
- 早期英語教育について 168
- 音声習得の問題 169
- あとがき 180
- 重要語索引 183
各章に、研究課題と参考文献を付す。
「方言学から社会言語学へ」の項のDISッぷり。できるだけ孤立して集落に出かけ、できるだけその地域を出たことがなく、できるだけ長くその地域に住み(できればそこしか知らない)できるだけ教育を受けたことがないような人を探すことから始まる。つまり、村の古老を探すのである。このような古老は「純粋」なその地方の方言を保持していると考えられたかららである
。その聞き取り調査の調査内容は、(根拠もなく)その地域の全体を代表するものと、考えられていたのである
。このような研究は地道な努力はなされたが、その理論的な根拠を考えることなしに行われたことである。少数者の聞き取り調査によってえられた結果が全体を代表するものとなぜいえるのか示さないためである
。(pp.76-77.)
(本書とは関係ないけど、日本における方言調査法に、「自然傍受法」について、被験者が他の人としゃべっているのを、被験者に悟られないようにこっそりと聞く。(隠しどりは倫理的に問題となる場合がある。)
、とあるのは、だうなのかな。私は、前もつて調査について了解を得たうへで、自然に発話してもらふものだと理解してゐたのだけれど。さういへば、日本方言研究会にも社会言語科学会にも倫理綱領の類は、ちよつと見、サイトにはみあたらないな。)
早期英語教育のところもちよつとモニョる感じ。
岩波新書(新赤版)1089;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+220+10頁;;ISBN978-4-00-431089-1;
;講談社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;231頁;;ISBN978-4-06-213827-7;
光文社文庫;光文社;495円(250円);文庫判;縦組;並製;4+258頁;;ISBN4-334-72789-1;
佐藤寛子が日本の伝統をよんでゐるとかいてゐたので、自分もTAROをよんでみようかな、と思つて(ところで、恐ろしくていまだにPORTRAITの封をきれずにゐます)。
;名古屋大学出版会;(借覧);A5判;縦組;上製;v+649+11頁;;ISBN978-4-8158-0559-3;
古賀家三代。厖大な資料調査と先行研究のサーベイと丁寧な分析。寛政異学の禁が明清学術の変化に連動してゐる指摘など特に面白く思ふ。傳字がまま傅字になつてたり、徳川齊昭がことごとく齋昭になつてたりするのが惜しい。
;春秋社;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;4+363頁;;ISBN4-393-33265-2;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;iii+235頁;;ISBN978-4-13-013025-7;
研究叢書364;和泉書院;(借覧);A5判;横組;上製;xi+239頁;;ISBN978-4-7576-0417-9;
目次を写しておく。
- まえがき i
- 第1章 「れる・られる」敬語の変遷
- はじめに 1
- 一、伝播の時期 2
- 1. 第1次波 2
- 2. 第2次波 4
- 3. 第3次波 7
- 二、第1次分布事象の生態と特性 7
- 1. 特殊慣用形式 7
- 2. 親愛語化・身内敬語化・卑語化 8
- 3. 四段化傾向 11
- 4. 命令形の問題 15
- 三、第2次分布事象の生態と特性 19
- 1. 新来敬語としての「れる・られる」 19
- 2. 命令形を持つ備前域 20
- 3. 命令形を持つ越中域 21
- 4. 命令形存立の問題 22
- 四、第3次分布事象の生態と特性 23
- 結び 25
- 第2章 敬語命令形の諸問題
- はじめに 29
- 一、命令形の特性 29
- 二、敬語命令形の生態 30
- 1. 敬語命令形の弧存 31
- (1) 熊本県下の「ナッセ(ナッシェ)」 31
- (2) 鹿児島県下・他の「ヤレ」 32
- (3) 山口県下の「サイ」(「サン」) 33
- (4) 山陽・近畿の「なはれ」 34
- (5) 山陽の「サンセ」 36
- (6) 四国瀬戸内海側・他の「マセ」 37
- (7) 瀬戸内海真鍋島方言の敬語命令形 38
- (8) 敬語命令形の新展開 39
- 2. 敬語命令形の欠如 40
- 三、敬語命令形残存・弧存の理 41
- 四、補述 42
- 結び 43
- 第3章 動詞否定形の慣用
- はじめに 45
- 一、動詞否定形の性格 45
- 二、動詞否定形の生態と慣用 46
- 1. 九州方言に見られる慣用法 46
- (1) ノサン 46
- (2) シトメン・モテン・オコナエン 46
- (3) デケン 47
- (4) ヤッセン 47
- (5) 不可能法 47
- 2. 中国方言に見られる慣用法 49
- (1) イケン 49
- (2) ヤレン 49
- (3) オエン 50
- (4) アバカン 50
- 3. 近畿方言に見られる慣用法 51
- (1) アカン 51
- (2) イカン 51
- 4. 中部方言に見られる慣用法 52
- 5. 東北方言に見られる慣用法 52
- (1) ワガンネ 52
- (1) マイネ 52
- 三、動詞否定形の慣用化総括 53
- 結び
- 第4章 形容詞変遷上の旧形式と新形式
- はじめに 55
- 一、「サ語尾」の形容詞 55
- 二、「イ語尾」の古形容詞 58
- 三、「カ語尾」の形容詞・形容動詞 61
- 1. 「カ語尾」形容詞 61
- 2. 「カ語尾」形容動詞 64
- 四、「イ語尾」の新形容詞 66
- 結び 67
- 第5章 疑問表現の特殊慣用形式
- はじめに 69
- 一、特殊疑問形式と問題の所在 69
- 二、特殊疑問表現の実際 70
- 1. 活用語の立つ特殊疑問形式 71
- 2. 「ナラ」の立つ特殊疑問形式 72
- 三、特殊疑問形式の成立 73
- 四、現行の問いかけの「ヤ」 76
- 結び 78
- 第6章 応答表現小考
- はじめに 81
- 一、感声的応答語 81
- 二、転成的応答語 87
- 結び 94
- 第7章 離別表現の一態
- はじめに 97
- 一、「~うば」形式 97
- 1. ゴザイマッシュー 97
- 2. ソンナロ・ソンナラ 100
- 3. アロ 102
- 二、「さらば・されば」形式 103
- 1. サンバ 103
- 2. アイバ 104
- 三、特殊形式 106
- 1. ソイギー 106
- 2. ソントキャー 107
- 結び 108
- 第8章 断定助動詞の消長
- はじめに 109
- 一、断定助動詞の成立と分布 109
- 二、断定助動詞の活用形とその推移 114
- 1. ジャ(ヤ)←→ダッタ・ダロー 115
- 2. ジャ(チャ)←→ヤッタ・ヤロ 119
- 3. ダ←→ジャッタ・ジャロー 121
- 三、衰退断定助動詞の局限化 122
- 四、断定助動詞の文末詞化 124
- 1. 「ダ」文末詞 124
- 2. 「ジャ」文末詞 126
- 3. 「ジャ」のかかわる文末詞 127
- 4. 「ヤ」のかかわる文末詞 128
- 5. 文末詞「バイ」「タイ」の成立 131
- 五、断定助動詞の応辞化 135
- 結び 136
- 第9章 接続助詞の年輪
- はじめに 139
- 一、確定順接形式 139
- 1. 「ケー」類について
- (1) 「ケー」類 139
- (2) 実態 141
- (3) 出自 142
- (4) 已然形+ば 142
- (5) 順接・逆接の形式 143
- (6) 「ケー」類分布の発信地 145
- 2. 「さかい」について 145
- 3. 「で」について 147
- 4. 「ケー」類分布領域内の異事象 148
- (1) 「カラ」類 148
- (2) 「セン」類 150
- 二、確定逆接形式 152
- 1. 「けれども」について 152
- 2. 「ども」について 152
- 3. 「ばってん」について 155
- 結び 157
- 第10章 方言事象の衰退と転成
- はじめに 159
- 一、転成の文末成分 160
- 1. 「われ」系文末詞 160
- 2. 「あなた」系文末詞 166
- 3. 「だ」系文末詞 169
- 二、転成の間投成分 170
- 1. 「それ」系間投詞 171
- 2. 「これ」系間投詞 173
- 3. 「あなた」系間投詞 176
- 4. 「見よ」系間投詞 177
- 三、転成の感動成分 178
- 1. 「さりとて」系感動詞 179
- 2. 「されば」系感動詞 180
- 3. 「さらば」系感動詞 182
- 4. 「さらうば」系感動詞 182
- 結び 184
- 第11章 特殊発音の史的背景
- はじめに 187
- 一、「テ」頭子音の口蓋化 187
- 1. 「チョル」の成立 187
- 2. 助詞「テ」の破擦音化 190
- 二、ザ行音のダ行音化 191
- 三、破擦音[dzu]の痕跡 : 推量「うず」の「ヅ」 194
- 結び 195
- 第12章 方言に生きる古語・特色語
- はじめに 197
- 一、暮れどき 197
- 1. バンゲー(晩景) 198
- 2. ユーベ・ユンベ(昨夜・夕べ)・ヨーサ(夜) 199
- 3. ケーサ(今朝) 199
- 二、消滅する 200
- 1. ミテル(なくなる・満てる) 200
- 2. ノーナル(なくなる) 202
- 三、腐る 203
- 1. スエル(腐る・饐ゆ) 203
- 2. アマル(腐る・余る) 203
- 3. クミル(変質する) 204
- 四、痛む 204
- 1. ハシル(痛む・走る) 204
- 2. ウバル(痛む・膿腫る) 205
- 3. ニガル(痛む・苦る) 205
- 4. シブル(痛む・渋る) 206
- 五、吐く 206
- 1. エズク(もどす・嘔吐く) 206
- 2. アゲル(もどす・吐く) 207
- 3. タグル(咳く・吐〈たぐ〉る) 207
- 4. ヒル(放る) 207
- 六、感覚 208
- 1. カラェー(鹹い・鹹し)・カラェー(辛い・辛し) 208
- 2. アマェー(甘い・甘し) 209
- 3. スイー(酢っぱい・酢い・酢し) 209
- 4. カイー(痒い・痒し) 209
- (補) 形容詞の形成に関する一問題 210
- 七、心情 211
- 1. チョーテー・キョーテー(恐ろしい・気疎し) 211
- 2. ハグイー・ハガイー(じれったい・歯痒し) 212
- 3. ヨダケー(おっくうだ・よだけし) 212
- 4. ケナリー(けなるい・異なり) 212
- 八、状態 212
- 1. ジリー(じるい・しるし) 212
- 2. チーケー(露っぽい・露けし) 213
- 3. ヒズラシー(まばゆい・日辛し) 213
- 4. ナリー(平らな・緩〈なる〉し) 213
- 九、醜ぎり 213
- 結び 214
- 付章 生活のことばと文化
- まえがき 215
- はじめに 215
- 一、風土と文化 216
- 1. 風土とことば・風土と文化 216
- 2. 沖縄の自然 217
- 3. 自然と文化 218
- 4. 祈りの文化 219
- 二、方言社会の形成と特性 221
- 1. 方言社会の形成とその要因 221
- 2. 地域社会言語としての日本語の特性 223
- 3. 方言社会の内在律 223
- 三、方言と生活語 224
- 1. 方言とその特性 224
- 2. 生活語としての方言 225
- 3. 人間存在と生活語 227
- 四、生活語の発展 : 生活語文化の創造へ 227
- 1. 生活語の世界 227
- 2. 文化を育む精神とことば 228
- 3. ことばの生活の発展 229
- あとがき 231
- 索引 233
;メディアワークス[発行]・角川グループパブリッシング[発売];1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;343頁;;ISBN978-4-8402-3774-1;
白い壁に白い絨毯の白い部屋。窓の外も白い。白いソファに浅く腰かけて、黒のドレスが映える(白い上着を肩がけにしてるのはちよつと余計な感じ)。おすましスマイルも可愛い。
松岡正剛 千夜千冊 第3巻;;求龍堂;(借覧);A5判;縦組;上製;16+12+1037+60頁;;ISBN978-4-7630-0649-3;[写真]十文字美信、[短歌]小池純代
丸善ライブラリー237;丸善;660円(借覧);新書判;縦組;並製;v+204頁;;ISBN4-621-05237-3;
3、40人くらゐ。この監督の前作をみたときに、しきりに笑つてゐたかたを、沸点ひくい
、とかいたのだけれど、今回は自分がずつとへらへら笑ひながら、松尾スズキつてさまぁ~ず大竹に似てなくなくね、とか、菊地凜子つて萌えボイスだなあ、とか思つて見ました。
腑抜けども、の前売りを買ふ。
ブルーバックスB-1531;講談社;880円(借覧);新書判;縦組;並製;229頁;;ISBN4-06-257531-0;
なんでそんな安易に現代社会批判にむすびつけられるのかなあ。無意味にメモ。性感と関わりのある受容器は、マイスナー小体とパチニ小体といわれる
(p.175)。
中公文庫[え-15-1];中央公論社;641円(100円);文庫判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-12-202801-9;
;慶應義塾大学出版会;3,200円(借覧);四六判;縦組;上製;ii+5+434頁;;ISBN978-4-7664-1368-7;
;青土社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;334頁;;ISBN978-4-7917-6320-7;
;表現社;6,500円(借覧);A5判;縦組;上製;1+3+504頁;;;
自分がうまれるまへに退官なさつた先生がいまだに研究発表をつづけてらつしやるのは、すごいことだなあ。執筆者も豪華。目次を写しておく。
- 献辞 / 大坪併治教授退官記念論集刊行会
- 一 原本系『玉篇』佚文拾遺の問題に関して / 小島憲之 1
- 二 語源と語彙史 : 「かむ」「かんがふ」「がふ」を追う / 吉田金彦 19
- 三 太政官符の文章 : 奈良時代の資料を対象に / 小山登久 35
- 四 上代の「更無」について / 古賀精一 63
- 五 日本霊異記の訓読小考 / 中田祝夫 77
- 六 日本霊異記の文章 : 本文校訂に関連して / 小泉道 93
- 七 金剛般若経讃述巻下嘉祥点続貂 / 鈴木一男 109
- 八 「たにかぜ」「やまかぜ」に関する諸問題 : 古今集と資料 / 奥村恒哉 127
- 九 『東大寺図書館蔵法華論義草』の国語学的研究序説 / 太田紘子 137
- 十 石山寺蔵求聞持法応和角筆点 / 小林芳規 155
- 十一 国宝千手千眼陀羅尼経の訓点について / 門前正彦 181
- 十二 訓読語法史における疑問副詞「為」の訓について / 三保忠夫 201
- 十三 西東攷 / 曽田文雄 225
- 十四 漢文訓読語の一面 : 「者」を「モノ」と訓むことの意味 / 東辻保和 241
- 十五 三宝絵詞東大寺切追考 : 「おそる」の活用など / 春日和男 259
- 十六 国語史上からみた『今昔物語集』の形容詞語彙 / 佐藤武義 277
- 十七 法華経訓読と「法華経単字」 / 大友信一 299
- 十八 宮内庁書陵部蔵群書治要古点の訓読 : 「ヲソリて」と「ヲソレて」 / 井上親雄 323
- 十九 平曲譜本に反映したアクセント / 奥村三雄 335
- 二十 語彙研究の問題点 / 佐藤茂 361
- 二十一 “手の甲”のよび方について / 前田富祺 377
- 二十二 洒落本に推定される江戸市民の敬語体系 : 対称名詞の構成する主述関係 / 小島俊夫 395
- 二十三 現代日本語の文章にあらわされる文末の現在形の用法 / 田中瑩一 419
- 二十四 ドイツ及び欧洲諸国の和書寸見 / 築島裕 439
- 特別寄稿 訓点語の翻訳文法 / 大坪併治 461
- 大坪教授と岡山大学 / 赤羽学 481
- 大坪併治教授研究発表目録 489
- 大坪併治教授略年譜 495 #自筆年譜
- 編輯後記 503
;おうふう;(借覧);A5判;横組+縦組;上製;534頁;;ISBN4-273-03431-X;[編集委員]おきもり・たくや(沖森卓也)/きむら・よしゆき(木村義之)/ちん・りきえー(陳力衛)/なかやま・ろくろー(中山綠朗)/やまだ・すすむ(山田進)
倉島氏の古稀記念論集。目次を写しておく。
- 日本語辞書学構築の礎を : 序に代えて / 倉島節尚(くらしま・ときひさ) 7
- 1. 日本語辞書学
- 2. 辞書学と辞書
- 3. 辞書と日本語学
- 4. 辞書編纂の課題
- (1) 網羅的大辞典の編纂
- (2) 電子辞書の編纂法
- (3) 外国人のための日本語辞典
- (4) 漢字・漢語辞典の在り方
- 5. 辞書の形態を巡る問題
- 6. 辞書と文化史
- 7. 辞書学の構築
- 8. 本書の構成
- 基礎語で辞書の意味記述はできるか / 野村雅昭(のむら・まさあき) 17
- 1. 辞書の意味記述
- 2. 基礎語と基本語
- 3. 調査対象語の選定
- 4. 記述語の抽出
- 5. 記述語の種類と特徴
- 6. 基礎語によるカバー率
- 7. 辞書による記述態度の比較
- 8. 基礎語による意味記述
- 国語辞書の記述内容と言語使用の現状の異同 / 荻野綱男(おぎの・つなお) 37
- 1 はじめに
- 2 「変わりゆく日本語」アンケート調査の概要
- 3 WWW上の言語表現の調査
- 4 「怒り心頭に~」
- 5 「備長炭」の読み
- 6 「上~下への大騒ぎ」
- 7 「とんでもなかった」
- 8 国語辞書の記述内容と言語使用の現状
- 意味から引く辞書 / 山田進(やまだ・すすむ) 49
- 1. 一般辞書を逆に引く
- 2. 語の意味と外界の事物
- 3. 語義説明句と語の意義、あるいは事物との関係
- 4. 事物から言語表現へ
- 5. 語義説明句から語を引けるか
- 6. 近似的な意味引き辞書
- 同形・同音異義語の扱いについて / 靏岡昭夫(つるおか・あきお) 63
- 1. はじめに
- 2. 同形・同音異義語の検討を要するもの
- 3. 昔の外国人作成の辞書での扱い
- 4. 現代の国語辞典での扱い
- 5. 終わりに
- 現代語中心の国語辞典における漢字の扱いについて / 岩淵匡(いわぶち・ただす) 73
- はじめに
- 1. 小型国語辞典における漢字項目と付録の漢字表との関連性
- 2. 字種の排列
- 2.1 字種の排列
- 2.2 排列の実際1 : 付録の漢字表に見られる特徴
- 2.3 排列の実際2 : 本文に立項している漢字項目の場合
- 2.4 排列の実際3 : 付録に漢字表として漢字解説を付す場合
- 2.5 検索の処理
- 3. 字種の選択と字種数
- 4. 漢字項目・漢字表・漢字解説に盛り込まれる事項
- 5. おわりに
- 「言う」を用いた慣用表現 : 複合辞の意味記述を中心に / 砂川有里子(すながわ・ゆりこ) 86
- 1. はじめに
- 2. 動詞を用いた複合辞
- 3. 「言う」を用いた複合辞
- 3.1 文法化の道筋
- 3.2 「引用」の動詞
- 4. まとめ
- 『分類語彙表』の増補改訂と外来語の増加 : 「1.4. 生産物および用具」について / 橋本和佳(はしもと・わか) 105
- 1. はじめに
- 2. 調査の方法
- 2.1 利用した資料
- 2.2 語数の数え方
- 2.3 得られた語数
- 3. 外来語の語数
- 3.1 外来語の判定基準
- 3.2 得られた外来語の語数
- 3.3 元版についての比較資料 : 上位7000語
- 3.4 増補版についての比較資料 : 『新選国語辞典』
- 4. 増補版における変更点
- 4.1 慣用句、多義語について
- 4.2 分類項目の変化
- 5. 中項目から見た外来語の割合
- 6. 分類項目から見た外来語の割合
- 7. おわりに
- 『和製漢語辞典』の構想 / 陳力衛(ちん・りきえー) 118
- 1. はじめに
- 2. 和製漢語はどれぐらいある?
- 3. 中国語新語集における和製漢語の扱い方 #
中国では一般に、日本からの借用語は2万ぐらいとされ、それがなければそもそも中国語自体の表現が成り立たないといった議論がよく見られる。日本においてもそれに加担する言説も多いが、いずれも確実な統計と信頼性のある研究に基づいたものではない(pp.123-124.)- 4. 『和製漢語辞典』の収録範囲
- 4.1 収録する語
- 4.2 収録しない語
- 4.3 処理の難しい語
- 5. 凡例の試み
- 5.1 見出し語の表示
- 5.2 意味の記述
- 5.3 用例の提示
- 5.4 付録
- 5.5 索引
- 6. おわりに : 和製漢語一覧表(案) #2,026語
- 「お茶」から「おビール」まで引ける“辞書” : 利用者と提供媒体の見直しから / 相澤正夫(あいざわ・まさお) 140
- 1. はじめに
- 2. 辞書をとりまく社会状況の変化
- 3. 「お」の付く言葉の実態
- 3.1 昭和20年代の意識調査
- 3.2 平成10年前後の意識調査
- 3.3 平成10年以降の実態調査
- 4. おわりに
- 小川家本『新訳花厳経音義私記』における言語計量の特徴 / 伊藤雅光(いとー・まさみつ) 154
- 0 はじめに
- 1 音義類
- 2 使用テキスト
- 3 計量対象の分析
- 4 助数詞の分析
- 5 用例の分析
- 5・1 小音義類の特徴
- 5・2 慧苑音義の特徴
- 5・3 私記の特長
- 6 まとめ
- 『狂言記』(正編)に用いられた漢語の意味・用法 / 坂詰力治(さかづめ・りきじ) 164
- はじめに
- 接尾語的用法としての「御」「次第」「時分」
- 接続助詞的用法としての「条」「定」
- 漢語副詞「一段」「悉皆」「実正」ほか、など #所詮、随分、節々、是非、総別、内々
- おわりに
- 『和英語林集成』初版・再版・三版における漢字表記 / 木村一(きむら・はじめ) 180
- 1. はじめに
- 2. グループの分類とその内容
- 3. 初版・再版・三版の「不一致」の見出し語(「Aの部」)
- 4. 特徴的な漢字表記について
- 5. まとめ
- 『小辞林』の増補改訂 : 『辞林』系国語辞典の一側面 / 木村義之(きむら・よしゆき) 193
- 0. はじめに
- 1. 『小辞林』と『大型版』の概要
- 2. 増補改訂の実態
- 2.1 増補の規模と改訂箇所
- 2.2 語種と意味分野
- 3. 増補の方法
- 4. 増補語の行方
- 5. おわりに
- 「送り迎ひ」と「送り迎へ」 / 山田潔(やまだ・きよし) 208
- 1. はじめに
- 2. 動詞としての「迎ひ」
- 3. 名詞としての「迎ひ」
- 4. 「迎へ」の用法
- 5. 「送り迎ひ」と「送り迎へ」 #迎ひ(四段)は出迎へる、迎へ(下二段)は迎へ入れる意。
- 「努力する」の定着と「つとめる」の意味変化 : 『太陽コーパス』を用いて / 田中牧郎(たなか・まきろー) 223
- 1. 「努力する」と「つとめる」の辞書記述
- 2. 『太陽コーパス』における「努力する」と「つとめる」の頻度推移
- 3. 「つとめる」の語義構成
- 4. 「つとめる」の対象語
- 4.1 ヲ格の分析
- 4.2 ニ格の分析
- 4.3 ヲ格・ニ格以外の表現形式
- 4.4 「つとめる」の意味構造
- 5. 「努力する」の対象語
- 5.1 ニ格の分析
- 5.2 ニ格以外の位置
- 6. 「努力する」の定着と「つとめる」の意味変化の相関
- 6.1 「努力する」の対象語の推移
- 6.2 「つとめる」の対象語の推移
- 6.3 「努力する」と「つとめる」の変化の相関
- 中国人日本語学習者が求めている日本語辞書 : 日本語教育の視点から / 潘釣(はん・きん) 239
- 1. 中国の日本語辞書の編纂事情
- 1.1 出版概況
- 1.2 辞書の編纂
- 2. 学習者が求めるもの
- 1) 表記(文字)
- 2) 見出し語
- 3) 語釈
- 4) 情報の記載
- 5) こういう辞書がほしい
- 3. 中日間の共同開発に向けて
- 3.1 成功例
- 3.2 課題は何か
- 4. 問題点 : 今後の展望を兼ねて
- 4.1 中国人学習者の特徴をふまえる
- 4.2 よりよい「外国人のための用例辞典」の開発
- 4.3 辞書編纂における交流を進めよう
- 4.4 終わりに
- 韓国における日本語辞書について / 李漢燮(イ・ハンソップ) 255
- 1. はじめに
- 2. 1945年以前の日本語教育及び日本語辞書の編纂
- (1) 韓国における日本語教育
- (2) 日本語辞書の編纂
- 3. 1945年以後の日本語辞書
- (1) 日本語関連辞書の数と年代別推移
- (2) 販売部数10位までの日本語関連辞書
- 4. 韓国の日本語関連辞書に望むこと
- (1) 辞書全般
- (2) 構造的な面
- 5. おわりに
- “耸立了”の存在文としての使用条件と辞書での意味記述 / 王学群(おー・がくぐん) 277
- 1. はじめに
- 2. 考察
- 3. “屹立”の特殊性
- 4. 辞書での意味記述
- 5. おわりに
- 「国字」の現代中国語音について : その提案と審議のプロセスを中心に / 松岡榮志(まつおか・えーじ) 291
- 0. はじめに
- 1. 最終案としての共同論文 #费锦昌、松冈荣志「日本“国字”的汉语读音」(『语言文字应用』2005年第3期、页63-68)
- 2. 本論のあらましとその背景
- 3. 補足説明と問題提起
- 4. おわりに #
検討作業の開始と同時に、わが国の関係方面に対しても本事業の重要性に対する注意を喚起し、その連携を呼びかけたが、全く反応がなかったことは誠に残念であった(p.303.)- 二言語辞書の構築のための「日日辞書」のあり方 : 「新明解国語辞典」を中心として / 曺喜澈(チョ・ヒチョル) 304
- 1. はじめに
- 2. 見出し語
- 3. 語釈
- 4. 「基準語」の設定
- 5. 用例
- 6. イラスト
- 7. おわりに
- 自然言語処理のための言語資源 / 牧野武則(まきの・たけのり) 312
- 1. はじめに
- 2. 自然言語処理
- 3. 電子化辞書
- 4. 語彙の意味の記述
- 5. 辞書構築のための言語資源
- 6. まとめ
- 新明解国語辞典の電子化 / 横山晶一(よこやま・しょーいち) 325
- 1. はじめに
- 2. 新明解国語辞典の電子化 #データ校正
の作業に当ったのが、荻野綱男(当時たしか東京大学大学院生、現在日本大学教授)と荻野孝野さん(当時計量計画研究所、その後日本電子化辞書研究所を経て、現在日本システムアプリケーション)ご夫妻であった。ご本人たちに確かめたわけではないが、当時はご夫妻ではなかったので、この作業がきっかけになったことは想像に難くない(p.328.)- 3. 電子辞書の利用
- 3.1 電子データとしての新明解国語辞典
- 3.2 辞書の電子化の意義
- 4. 将来展望
- かな漢字変換辞書の製作 : ATOK2005 NHK新用字用語辞典を例に / 柴田実(しばた・みのる) 339
- はじめに
- 開発の目的
- かな漢字変換システムとは
- 変換の手順
- かな漢字変換の仕組み
- ATOKの辞書構造
- システム辞書の検証
- どういう語が増えているか
- 正書法への変換
- 許容の処理
- 非正規表現の修正
- 具体的な作業
- プログラム処理外の単語
- 正規表現の問題点
- 今後の課題
- 国語辞典の意味記述 : 語釈の示し方を中心に / 沖森卓也(おきもり・たくや) 532
- 大型国語辞典・古語辞典における記録語の扱い : 斎木一馬氏の提言をめぐって / 中山綠朗(なかやま・ろくろー) 518
- 国語辞典における百科語の諸問題 / 安田尚道(やすだ・なおみち) 502
- はじめに : “現代国語辞典論”の不在
- 一 「百科語」とは何か
- 一・一 “一冊で国語辞典と百科辞典を兼ねる”辞書
- 一・二 国語項目と百科項目 : “国語辞典”としての実質はどの程度か
- 二 古めかしい表記法 : 語釈における「……の一。」
- 三 百科語の執筆を専門家に任せっぱなしにするのは好ましくない
- 三・一 日本音楽と西洋音楽
- 三・二 「釈迦」か「釈尊」か
- 四 おわりに
- 『言語国訛』覚え書 / 上野和昭(うえの・かずあき) 490
- キリシタン版『落葉集』の音訓意識 / 松岡洸司(まつおか・こーじ) 473
- 一 『落葉集』とは
- 二 漢字の音訓意識
- 三 『落葉集』と常用漢字
- 四 『落葉集』と常用漢字の例示
- 五 むすび
- 『辞林』論 / 武藤康史(むとー・やすし) 456
- 一 発売当時の新聞広告から
- 二 発売当時の新聞記事から
- 全訳古語辞典のカラー印刷と色覚異常 : ユニバーサルデザインの視点から / 當山日出夫(とーやま・ひでお) 434
- 一 はじめに : 本稿の課題
- 二 辞書はユニバーサルデザインでなければならない
- 三 色覚異常について
- 四 色覚異常とこれからの社会
- 五 研究方法
- 六 対象とした古語辞典とその色差計測値および問題点
- 七 まとめ : 辞書の将来とユニバーサルデザイン
- 歌語「故郷」源流考 / 佐藤武義(さとー・たけよし) 420
- 一 『万葉集』における「故郷」の実態
- 二 古字書における「故」「古」、「郷」の訓
- 三 「ふるさと」の研究史とその語義
- 四 中古散文・八代集の「ふるさと」
- 五 漢詩の「故郷」
- 六 『万葉集』における「故郷」以外の「ふる~」
- 七 おわりに
- 鳥肌が立つ / 坂梨隆三(さかなし・りゅーぞー) 396
- 周知のこと / 小杉商一(こすぎ・しょーいち) 382 #周知する/させる
- 漢字表記史と辞書 / 川嶋秀之(かわしま・ひでゆき) 376 #さんま、しあわせ、かみしも
- あとがき / 沖森卓也/中山綠朗 533
- 執筆者一覧 535
「図書」(9月号)もらふ。鈴木敏夫、「時間がないんですよ」をみて、日テレ氏家氏と網野善彦とが中学の同級生であつたことを知る(表題は、会食をことわつた網野氏のことば)。中島岳志、川内康範と昭和の情念 : 任侠・正義・平和憲法。手短にまとまつてゐるけれど、しかしだういふ脈絡でいまここにのつてゐるのか。
;吉川弘文館;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;ix+2+226頁;;ISBN4-642-07500-3;
一往目次を写しておく。
- はしがき 1
- 一 「うわさ」の力 5
- 「うわさ」の守備範囲
- 「うわさ」を意味することば
- 童謡と京童
- 天狗と天弧
- 二 事件と「風聞」 19
- 1 国中で風聞す 21
- 天を仰ぎ地に臥して泣く
- 倍々の利物
- 一ヵ月の空白
- ミニ法廷
- 宮内荘側の結論
- 自力の世界
- 「風聞」の重み
- 2 人口に乗る 35
- 悪党と「風聞」
- 見隠し聞き隠し
- 人口に乗るの輩
- 都鄙名誉の悪党
- 名誉、国中を謳歌す
- 一荘土民、漏るるところなし
- 3 「落書起請」と「風聞」 46
- 一国落書
- 聞き及ぶ範囲
- 十七カ所に牒送り
- 合わせの大落書
- 落書を捧げて発向す
- 寺中のことは惣寺の沙汰
- 三 「言口」をさがせ 63
- 1 言口流罪 65
- 謀反に同心と世に謳歌す
- 禁裏炎上
- 荒説縦横
- 万人口遊、誰を糺明すべけんや
- 親王宣下の延期
- 言口を流罪に処す
- 不思議な空白
- 公方突鼻
- スケープゴート
- 2 悪名の寺僧 89
- 寺内の置文
- 参籠起請
- 起請文の「失」
- 救運律師悪名の事
- 「不清浄」とは?
- 3 器用の言口 104
- 村どうしの争いと合力
- 二通の奉行人奉書
- 神領と祈祷料所
- 用水の大法
- 三問三答
- 河原の趣は差図をもって
- 河原に絵師を連れていく
- 相論対決へ
- 器用の言口を選ぶ
- 褒美の感状
- 四 未来の「うわさ」 131
- 1 天下大乱 135
- 天下惣別無為を祈念す
- 先陣破れる
- 諸国巡礼
- 一天大儀歟
- 先触れの使者
- 「物言」の登場
- 2 死後の物謂停止 145
- 益田氏の「置手」
- 「物謂」の内容
- 中を違え放逐すべし
- 不孝の仁
- 「置手」と「起請文」
- 一族・若党の罰文連署
- 益田相続の仁
- 「物謂」の力
- 3 京・田舎での「物謂」 158
- 惣荘嗷訴に与せず
- 「物謂」と「空事」
- 世上物忩の風聞
- 「物謂」の出どころ
- 五 一揆と高札 165
- 1 徳政一揆の行動形態 167
- 徳政と号して蜂起す
- 土民数万、雲霞の如し
- 通路を塞ぐ
- 徳政を張行す
- 一揆退散、口があく
- 札を立てる
- 2 「高札」の役割と意味 180
- 鶴岡八幡宮の鳥居前
- 辻に「高札」を立てる
- 高くかかげる札
- 「落書」を「高札」に
- 聞き伝えてつどい合う
- 3 徳政の宣言 190
- 徳政所望の札
- 白昼、高札を立てる
- 土一揆の定めた徳政令
- 田舎の大法
- 徳政宣言
- 六 中世社会と「うわさ」 201
- ことば集め
- ニュースとしての「うわさ」
- 「うわさ」の重層構造
- 神慮を問う
- 身体的な直接性
- 音声の世界
- 参考文献 220
- あとがき 225
あたまぼさぼさ(といふか、さういふ髪型なんだらうけど)。強い思ひをたたへたやうな表情で、こちらを見てゐる。