新潮新書214;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;187頁;;ISBN978-4-10-610214-1;
;オーエス出版社;1,300円(借覧);四六判;縦組;並製;191頁;;ISBN4-7573-0109-X;
昨日もらつた波誌の9月刊行予定に、小谷野敦、売春の日本史、新潮選書があつた。
学術選書020;京都大学学術出版会;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;iv+vii+357頁;;ISBN4-87698-820-X;
70人訳その他のギリシャ語訳旧約。
ポストモダン・ブックス;岩波書店;1,500円(借覧);B6判;縦組;上製;vii+106頁;;ISBN4-00-027077-X;[解説]イ・ヨンスク
岩波新書(青版)307;岩波書店;100円(-);新書判;縦組;並製;vi+191頁;;;
合掌。目次を写しておく。
- はしがき i
- I 方言とは 1
- 1 方言といえば 2
- 2 郷土・生活・宇宙観 7
- 郷土のことば 7
- 地域社会の生活とことば 12
- 方言それぞれの宇宙観 21
- 3 方言と共通語 28
- それぞれの体系をもっている 28
- A町方言とA町共通語 33
- II 方言の分布 43
- 1 お国はどちら 44
- 2 方言の境界はどこ 56
- III 方言で生活できるか 75
- IV 方言コンプレックス 89
- 1 方言と劣等感 90
- 2 東京にも東京方言がある 99
- 3 コンプレックスを生んだもの 110
- 明治以来の標準語教育 110
- 標準語教育の鬼 118
- 4 「第二標準語論」 132
- V 方言から共通語へ 141
- 1 共通語化のプロセス 142
- どういう人から変るか 143
- どういう場面から変るか 155
- どういう構造面から変るか 159
- 2 共通語化を支配する条件 168
- 言語形成期 168
- 遊び友だち 174
- 親の影響 178
- 祖父母の感化 181
- 言語形成期における教育 183
- VI 方言は今後どうなるか 185
湯帷子。白地に藍や縹の花模様。紫の帯に水色の帯留め。白いレースの日傘。目力つよめ。
蛯原さん、押切もえさんのハワイ旅行といふ正月番組を再放送してゐたのをみて、スーパーのちらしとかやつてらつしやつたんだなあ、と感動をあらたにしました。
福島大学叢書新シリーズ5;明石書店;2,500円(借覧);A5判;縦組;上製;241頁;;ISBN978-4-7503-2524-8;
ポルノグラフィ自体には寸分の問題もない、とは当然思はないのだけど、やつぱり問題なのは暴力(的な手法で撮影された)ポルノなのではないかなあ。
;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;247頁;;ISBN978-4-7917-6331-3;
;草思社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;262頁;;ISBN4-7942-1389-1;
佐藤郁哉がわりとたかく評価してゐたので(逆に、三浦下流、玄田ニート、山田パラサイトなどには点がからいみたいだつた)。
;双葉社;800円(500円);A5判;;並製;103頁;;ISBN4-575-29744-5;
観てから読む。
岩波新書(新赤版)1074;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+182頁;;ISBN978-4-00-431074-7;
;文藝春秋;1,143円(借覧);四六判;縦組;上製;208頁;;ISBN978-4-16-325690-0;
新日本文庫[A-八-4];新日本出版社;400円(100円);文庫判;縦組;並製;245頁;;;
合掌(唯物論者の魂がどこへゆくのかはしらないけれど)。
佐々部清監督。せつかくなので、先行上映中に。
;河出書房新社;1,553円(借覧);四六判;縦組;上製;190頁;;ISBN4-309-00848-8;
岩波新書(新赤版)1045;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;x+244+14頁;;ISBN978-4-00-431045-7;
岩波新書(新赤版)1071;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;2+viii+218+6頁;;ISBN978-4-00-431071-6;
;岩波書店;2,600円(借覧);四六判;縦2段組;並製;vii+4+360+26頁;;ISBN978-4-00-023775-8;
本を読んで書いた本、といふ印象。
大東文化大学東洋研究所叢書3;大東文化大学東洋研究所;(借覧);A5判;縦組;上製;1+2+174頁;;;
目次を写しておく。
- 文構成をめぐりて
- 一 はさみこみ 2
- 二 直接話法と間接話法 32
- 三 筆のそれ 46
- 二三の助詞をめぐりて
- 一 「ば」 : 已然形につくもの 58
- 一 意味 58
- 二 「ぬに」の意の「ねば」 59
- 三 従来の解釈 63
- 四 接続助詞「に」 64
- 五 「ば」をつけない接続法 65
- 六 言い切る形の種々相 66
- 七 はさみこみ 68
- 八 「ば」の発生 70
- 二 「を」 73
- 三 「ものの」附「が」 : 接続助詞 88
- 詞林逍遙
- 一 思ひおきつる宿世 108
- 二 今めかし 110
- 三 うちふりて 114
- 四 おぼしつきにけるに 126
- 五 声ばかりこそは 128
- 六 情ありし御心を 131
- 七 日長きころなれば 133
- 八 こよなくもあるかな 135
- 九 姉なる人にのたまひみむ 138
- 一〇 物忘れうちし 142
- 一一 人の心を曲げたる事はあらじ 148
- 一二 みるめなき我身をうらと 150
- 一三 なにはのうら 152
- 一四 さし向かひたる 160
- 後記 169
アフタヌーンKC460;講談社;533円;B6判;;並製;188頁;;ISBN978-4-06-314460-4;
「本郷」(第70号)もらふ。栗原俊雄、当世仏難事情。7月の新刊に、佐藤稔、読みにくい名前はなぜ増えたか(歴史文化ライブラリー236)。
;勉誠出版;(借覧);A5判;縦組;上製;9+426頁;;ISBN978-4-585-03165-9;
余滴にちかいものなら、私のやうなものでもたのしめるだらうと思つて借りたのだけれど、案の定、古写本を覗く一篇を中心におもしろくよめた。なんか、どんどん引きたいな。
わが国では漢籍の古鈔本といえば、これを極めて貴重視し、古版本と並べて大切に扱い、その数も少なくない。これに対し、中国に於ては、鈔本というものは版本が成立して刊行される迄の、謂わば資料としての段階にあるものと見なされている。従って、版本が出来上った時点で、その時資料として使われた写本は用済みとなり、不要として扱われるわけである。つまり、飽くまでも版本が主体である。そう考えると、この国に貴重書の写本類が――一般書も同様――殆んど絶無の状態に近いのも故なしとしない(pp.(8)-(9))。
それから、五島美術館でですね、あるときに、金沢文庫本の『白氏文集』を全巻カラーで出しましょうかと、そういうことを言われたんですね。それは止めたほうがいいと、私は即座に申しました。カラーですれば、実物を正確に写し出せるか、ということなのですが……。(板書)ちょうどそのころ、上野の博物館に法隆寺の書物や資料などを展示する別館ができまして、そこに調べに行きまして、そこの聖徳太子関係のものを、実物とそれからカラーにした影印本とを比べて見たわけですが、そうしますと、とくに朱で書いた仮名文字というものが、これは撮影のとき写されたそのままのものではなしに、カラーは後から職人が手を加えて朱を入れている、という操作が加わっていることが判りました。聞いてみますと、やはりそうなんですね。たとえば、(板書)古くはラリルレロのレは、元来は「礼」の旁りなのですから、こういう、ほとんど直角に書きまして、今と形が違っております。ところが、その朱の仮名を見てみますと、レは皆いまの字体になっている。〈おかしいなぁ、鎌倉時代の本なのに、どうしてこんなレがあるんだろうか〉と思いまして、その実物を見ますと、実物はまさしく古体が使われています。つまり、カラーの朱の色を明瞭に出すために、後で旧い片仮名の字体の知識のない職人が手を加えている。そういうことが平気で行われていたわけで、そのために鎌倉時代にいまのレという字体がある、なんていうことになってしまうわけです。つまり、カラーにすれば完全に実物が朱まで全部正確に写せるということにはならない、ということがわかってまいりまして、「カラーにしましょうか」というのに対して、即座に、「カラーは止めたほうがいい」ということを申しました。まぁそんな話もありますが……。もっとも、最近は写真印刷の技術も一段と進んだと聞いております(p.244、pp.280-281にも同旨の文あり)。
カラー、絵巻物というものの色ですね、撮影した後、その色校正というものが非常に、これは難しいということです。蛍光灯の下では絶対駄目で、晴天の午前十時から午後二時までに限られるそうです。この天然の光線じゃなければ色校正は駄目だと、これが徳川(義宣)さんの信念で、「時間がどれだけかかり、色合はせを何回必要としても、原本に忠実な“色”を再現する」とか、「校正の際の視点、光線角度を定め、その時見える原本の状態に於て色を合はせる」と、後に刊行されたときの解説で述べておられます。ですから、カラー校正というものには一つのはっきりした条件がある。そうしますと、それと同じように、角筆を見るにも一つの条件があって然るべきです。私はそれで、角筆を調べるのに一番好条件なときといえば、午後三時から五時まで、それからもう一つは、必ず複数の人が見ると言うことです。一人だけではやはり、いろいろ……。私もそのとき見たのですが、みているうちに、どれもこれも角筆に見えてくる、ちょっと紙に皺の寄ってるのが角筆に見える。で帰りの新幹線の中でちょっと目をつぶっていますと角筆が頭に、こう出てくるわけなんですね(pp.246-247)。
ルーペはあくまでも補助の機器であるわけですから、肉眼での訓練を経ないで、いきなりこれを使うということはもっとも危険だと思うわけで、あくまでもこれは肉眼で古写本に対してある程度の熟練をした人が初めて使いうるということみたいだしな(pp.252-253)。
橋本(進吉)博士が「合点とは、いくつかの訓の中の良いものに合点を付ける」とされ、これが今でも通用しているようです。ところが、一つしかない訓に三つ合点がついている、しかもそのどれも色がついている、ということになれば、これは一体何を意味するのか、ちょっと理解しにくい。私は以前から、合点には二つの役割があると解しております。つまり青い色で示されたテキストの訓、あるいは、赤、黄色、これも同じなんですが、要するに、ある訓に青色で合点がつけられていれば、青色で示される写本にも同じ訓が施されていることを示す、つまり、合点とは一つにはダブリの符号だと私は解しております(p.254)。
後には、「反」という字は不吉だということで「所連切」と表記しますが(p.279、同ページの、
伝とふらくは変)。
元来はもっと大きな字引だったんです。その大きな字引の一部が宮内庁の書陵部にありますが、それをコンパクトにしたのがこの一冊本の『類聚名義抄』です。もと東寺の観智院に蔵されていましたので、観智院本と呼びます(p.289)。改編本系は、(和訓の)増補といふことでだけ考へてゐて、コンパクトとは思つたことがなかつたなあ。原撰本が零本でなければ、どれだけの分量になるのかな。
先ず、次の表に、敦煌本に於て使用されている漢字の別体字(ここでは普通使用される異体字という表現は使用しない)の一斑を示す。(挙例略)
ここで挙げた例は、何れも、平安時代以来のわが旧鈔本類にも普通に使われている例であり(その尠なからざるものが現代のわが国の常用漢字にもそのまま襲用されている)、漢字の書写に筆が使用されてきたという、この前提条件が共通ならば、省画その他によって形成された別体字など中国での長年使い慣れたその前例は、ごく自然にわが国でも受け容れられ、そのまま生かされたことを示している。這般の事情をわきまへないやうな、活字正字体をそのまま手書きするといふ趣旨の本がでてゐた。(pp.355-356、ほかに別体字では、p.81、「門+非」・「闕」)。
尚、表の文字は慶応義塾大学文学部(国文)学生武藤康史君の筆になる、といふ一文があつた(p.41)。異体ではなく別体といふ語をもちゐる理由も書いてあつて、
『類偏碑別字』(羅氏原著北川博邦編、雄山閣刊)の解説に於て、北川氏は、近年わが国で多用される「異体字」なる名称は、中国では本来「別字」「別体」といわれたと述べられ、また、異体字という場合は、先ず正字を想定し、又正異はその間に是非善悪の等差をつけるようだともいわれ、これに対し、別字というときは、本字と同格であり、対等であるとされる、といふのに同意してのことである由(p.28)。
- ふたたび (5)
- 第一 東国特に鎌倉に於ける不動明王信仰資料について 3
- 第二 成田山仏教研究所所蔵白氏文集巻三・四元禄写本について : 附・同巻四の翻印 59
- 第三 成田山仏教研究所所蔵白氏文集巻三・四元禄写本について(承前) : 附・同巻三の翻印 139
- 第四 白楽天と空海 201
- 第五 古写本を覗く 229
- 第六 内典の古写本について 263
- 第七 白居易と道林禅師との問答について 299
- 第八 フランス国立図書館所蔵『敦煌本元白詩抄』について 343
- 主要編著書并論文目録 414
- あとがき 422
ついでに、本編である上中巻の目次も写しておく。
- 上巻 本編
- はじめに
- 第一編 平安末写三教指帰敦光注について : 解題と翻印
- 第二編 秘蔵宝鑰鈔平安末写零本について
- 第三編 尊経閣文庫蔵三教勘注抄について
- 第四編 東寺観智院旧蔵三教指帰〔注〕文安写本について
- 第五編 尊経閣文庫蔵〔注三教指帰〕鎌倉鈔本について
- 第六編 旧鈔本と刊本の間 : 三教指帰古注釈類を繞って
- 第七編 『聾瞽指帰』と『三教指帰』 : 附・天理図書館蔵仁平四年写本の翻字
- 中巻 本編(承前)
- 第八編 『聾瞽指帰』を拝見して : 料紙及び筆者を繞って
- 第九編 『聾瞽指帰』と『三教指帰』との本文の吟味 : 附・『聾瞽指帰』の翻字及び校注
- 第十編 『聾瞽指帰』と『三教指帰』の本文について
- 第十一編 東寺宝菩提院三密蔵『三教勘注抄』巻五〔鎌倉初〕写本について : 附・本文の翻印
- 第十二編 高野山宝寿院『三教勘注抄』巻一・二〔平安末鎌倉初間〕写本について : 附・本文の翻印
- 第十三編 空海「綜藝種智院式」に関する私見 : 私立学校の創設を繞って
- 第十四編 高山寺旧蔵本高野雑筆集平安末鈔本について
小首をかしげて、こちらを見つめてゐるところ。アップなので、なにも身につけてゐないやうに見えて、水色の首飾りと指輪とがよいアクセントになつてゐる。縦ロール?
;栄光出版社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;238頁;;;
二つ以上の単語から構成される外来語、たとえば「マントル・ピース」などに用いられる場合
(p.50)の史的展開がわからないかな、と思つたのだけれど、それについては、特に記述がなかつた。目次を写しておく。
- 序 / 平井昌夫 3
- まえがき 5
- I 句読法序説 11
- II 句読法詳説 23
- 句点の位置 25
- 文末の語の文法的分析(品詞と活用形) 29
- 読点の位置 47
- 文節の概念と獅子文六の句読法 73
- III 句読点の効果的な使い方 77
- 句読点の意義 79
- 句読点の歴史 88
- 句読点の種類 97
- 句読法の手順 109
- 句読法研究の方法 115
- 句読法則 120
- 句読法の上達 141
- IV 短歌と句読法 155
- 短歌と句読法 その(一) 157
- 短歌と句読法 その(二) 164
- 釈迢空の句読法 172
- 若山牧水の句読法 210
- 前田夕暮の句読法 217
- 石川啄木の句読法 225
- 句読法資料一覧 235
最後に小咄を一つ。ある
女 、婚約者から長い間便りのないのを詰り、ハガキの中ほどに「?」とのみ書いて送ったところ、即刻ハガキで返事があった。中ほどに「!」とのみ書いてあった。文字で表せば、「どうしてる? 元気? なぜ手紙を寄こさないの?」「元気だ! 変わりないよ! そのうち書くよ!」となる。これは本当にあった話で、たかが句読点が、目と同じように「口ほどに物を言った」例である。親しき者は幸いである。「ある女」とは、じつは愚妻のことである。
これは、ユーゴーと出版社のやりとりみたいだけれど。
光文社新書222;光文社;700円(350円);新書判;縦組;並製;213頁;;ISBN4-334-03322-9;
歴史文化ライブラリー231;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;5+223頁;;ISBN978-4-642-05631-1;
この本は買はうかな、と思つてゐたのだけれど、もたもたしてるうちに、図書館にはひつてゐた。目次を写しておく。
- 歴史の中の詞 : プロローグ 1
- 詞と生活史 2
- 詞と情報史 4
- 先行研究より学ぶ 7
- 訴の場景 9
- 古代の訴 10
- 訴訟制度 10
- 律令以前の訴の方法 12
- 鐘を打つ 14
- 口頭による訴 16
- 神との契約 20
- 神への言挙げ 22
- 大音声の場 23
- 人ならぬものへの命 25
- 神・龍王への命 26
- 神から人へ 27
- 言霊の力 29
- 国司上訴闘争 31
- 陽明門の訴と合法性 32
- 丹波国百姓の上訴 34
- 訴の場所としての陽明門 40
- 夜の訴、公門以外の訴 42
- 効果的に訴える 45
- 中世の訴の場景 50
- 訴訟の制度 50
- 越訴 51
- 鎌倉幕府の越訴 55
- 在地の訴 56
- 古老 60
- 江戸時代の村の一揆 61
- 未開社会での詞 64
- 訴の音、浄化の音 : 薬師寺の検断権 65
- 貝を吹く 67
- 家を焼く 69
- 法螺貝の法力 70
- 声・詞の力と民俗 75
- 群衆の詞と平家のおそれ 76
- 重盛の演説 78
- 名告 81
- 名告と笑い 83
- 詞戦いと戦いの正当性 87
- 聞き逃げ 89
- 高声 91
- 声の力 : 叫ぶ 92
- 東大寺三綱等の言い分 94
- 助けを呼ぶ声 97
- 夜討に関して 99
- 声・詞の札 100
- 大名家中で 103
- 越境的音声 106
- 詞の民俗 108
- 悪態 108
- 悪態祭りの民俗 112
- 神・仏への叫び 115
- 生活の中での叫び : 対馬の「おらぶ」声 116
- 捕獲の声 118
- 売り声 120
- 語り物の中の問答 121
- 名告の力 125
- 詞の権威 126
- ことばと文書の共生 129
- 声から文字へ、耳から文書へ 130
- 声から文字へ 130 #申詞(申状)
- 詞と証人 138
- 声で話すことと文書 143
- 書から詞・耳へ 148
- 文書を読み上げること 148
- 書き手の再生 149
- 読み上げるための文書 150 #青方文書
- 読み聞かせること 153
- 「耳」の証文 154
- 使者の話す詞 157
- 堺相論 160
- 武者の処世訓 168
- 勧進帳を読み上げる 169
- 読み上げて確認する 174
- 刀狩令 175
- 顔はものをいう 177
- 顔と音声 178
- 眼と顔の表情 178
- 裹頭 180
- 物の怪 184
- 仏御前 185
- 対面問答 186
- 熊谷次郎直実の怒り 188
- 道理を語る技量 190
- 軍勢との問答 192
- 顔を隠す 194
- 大衆僉議 194
- 姿の異様 196
- 声の異様 198
- 集会の異様 199
- 顔の名誉 200
- 顔を合わせない 201
- 悪党 203
- 天下時勢の装 204
- 顔見知り 205
- 見知りの礼 207
- 対面の民俗 210
- 顔を隠した悪口祭 210
- 行逢裁面の昔話 212
- 音声と文字、顔と平和 : エピローグ 217
- あとがき 221
石見君が相語候比志かば、当日仁曾可㆓登山㆒之由於ば、承候比志かば、罷登天房一宇仁ハ放火天候度申
口頭の詞を忠実に表記するために宣命体をとつた例としてひいてある、愚昧記康治元(1142)年5月8日問注、僧朝順等申詞記なのだけれど、この「之」字が、小書きで助詞「の」の表記なのだとしたら、「連体格+の」(花を見るの記の類)のかなり早い例なのではないかなあ。
ひろたまさき/キャロル・グラック[監修] 歴史の描き方③;東京大学出版会;2,500円(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;xxiv+263頁;;ISBN4-13-025018-3;[執筆者]なりた・りゅーいち(成田龍一)/タカシ・フジタニ(Takashi Fujitani、宜野座菜央見訳)/ハリー・ハルトゥーニアン(Harry Harootunian、樹本健訳)/ブレット ド・バリー(Brett de Bary、村田泰子訳)/いわさき・みのる(岩崎稔)/米山リサ(Lisa Yoneyama、小澤祥子/小田島勝浩訳)/とみやま・いちろー(冨山一郎)
岩波新書(新赤版)1069;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+240頁;;ISBN978-4-00-431069-3;
ひろたまさき/キャロル・グラック[監修] 歴史の描き方②;東京大学出版会;2,500円(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;xix+268頁;;ISBN4-13-025017-5;[執筆者]おさ・しずえ(長志珠絵)/ヴィクター・コシュマン(J. Victor Koschmann、葛西弘隆訳)/しまぞの・すすむ(島薗進)/アンドルー・ゴードン(Andrew D. Gordon、三品裕子/山本裕子訳)/うえの・ちずこ(上野千鶴子)/ひらた・ゆみ(平田由美)/にしかわ・ゆーこ(西川祐子)/なりた・りゅーいち(成田龍一)
適当に無意味な摘録。
福島金壽郎(p.6)
文献史料は一般に、永久保存を目的とする「史料」(archives)とそれ以前の段階の「資料」(documents)に分けられる(p.6)
神戸市における復興祭に関し、総司令部側としては日本が連合軍の占領下にある現在としては万国旗を掲揚し得る時機にあるものと認める訳にはいかない(p.24)の「訳」字に、
(ママ)がなんでふつてあるのか、わからない。
どうみても日本列島はへいぼんな形ではありません。アジヤ大陸の前面に立って太平洋へ向かってををしく進むすがたが想像されるとともに、また太平洋に対して大陸を守る役目をしているやうにも考へられます(p.223、初等科地理、1943年2月発行、
しているは、これでいいのかな)。
シリーズ〈日本語探究法〉10;朝倉書店;2,800円(借覧);A5判;横組;並製;vi+142頁;;ISBN978-4-254-51510-7;
シリーズ読了。目次を写しておく。
- はじめに―忘れ得ぬ留学生たち― / 小池清治 i
- 第1章 オサマ・ビン・ラディンか,ウサマ・ビン・ラディンか? ―母音 : オマーン人学習者― [音声・音韻1] / 小池清治 1
- キーワード : 母音,母音三角形,三母音方言(琉球方言),四母音方言(栃木・茨城方言),音声,音韻
- 1. 2001年9月11日,同時多発テロ 1
- 2. オマーンからの留学生―三母音方言,四母音方言― 1
- 3. 日本の小学校における母音教育 3
- 第2章 「先生,それは散っています。」―子音 : タイ人学習者― [音声・音韻2] / 小池清治 9
- キーワード : 子音,母音の干渉,調音位置,調音方法,破摩音,摩擦音,清音,濁音,仮名遣い,四つ仮名,『蜆縮涼鼓集』
- 1. 人を見て,法を説け。―母音の干渉― 9
- 2. 日本語の子音 10
- 3. 「地震」は「ジシン」か,「ヂシン」か? ―現代仮名遣い― 11
- 4. 四つ仮名の混同―『蜆縮涼鼓集』― 12
- 第3章 「ジレンマってなんですか? ―外来語・カタカナ語 : フランス人学習者― [文字・表記] / 小池清治 15
- キーワード : 外来語,カタカナ語,同表記異義語,平成仮名遣い,バ行音とヴァ行音,文字読み,言葉読み,熟字訓
- 1. フランス人留学生の痛烈な質問―「ジレンマってなんですか?」― 15
- 2. 平成仮名遣い―シンク‐タンクは頭脳集団? 沈む密閉容器?― 17
- 3. 「ボランティア」と「ヴォランティア」―日本語を書くのに外国語の知識が必要?― 18
- 第4章 「風□窓□開□た。」は「風ガ窓ヲ開ケた。」か,「風デ窓ガ開イた。」か? ―自動詞・他動詞・陳述単語説批判 : チェコ人学習者― [文法1] / 小池清治 23
- キーワード : 無意志動詞,意志動詞,現象叙述文,状態叙述文,自動詞,他動詞,音素,音節,アクセント,語,文,イントネーション,符号,一語文
- 1. 無意志動詞・意志動詞と自動詞・他動詞との相違は? ―小テスト― 23
- 2. 「打つ」は他動詞か? ―自動詞,他動詞の定義への疑問― 24
- 3. 「先生,陳述ってなんですか?」―陳述単語説批判― 27
- 4. 紫式部は符号を用いたか? ―符号は原稿用を前提とした表記技術の一つ― 29
- 5. 「陳述」は構文論(syntax)の概念か,語用論(pragmatics)の概念か? 31
- 第5章 「私はキツネ。」―ウナギ文・省略表現 : 中国人学習者― [文法2] / 小池清治 35
- キーワード : 指示的意味,文化的意味,ウナギ文,省略文,題説構文,完全文,同定文,近接文,高文脈言語
- 1. 「なぜ,お土産屋に梟の置物が多いのですか?」―返答に窮すること― 25
- 2. 「私は,キツネ。」―ウナギ文と省略表現― 37
- 3. ウナギ文と題説構文―省略文と完全文,近接文と同定文― 40
- 第6章 「NIKKO is NIPPON」をどう訳すか? ―ハとガの相違 : アメリカ人学習者― [文法3] / 小池清治 43
- キーワード : 学校文法,文の成分,文節,主語・述語,修飾語,接続語,独立語,補助・被補助の関係,類例関係,統合関係,未知,既知,係助詞,格助詞
- 1. チューターが音をあげたアメリカ人留学生―尾崎放哉研究を志す留学生― 43
- 2. ハとガの区別についての国語教育の問題点 44
- 3. 「NIKKO is NIPPON」をどう訳すか? ―ハとガの相違― 48
- 第7章 なぜ「黒板を消せる」のか? ―ヲの多様性 : ブルガリア人学習者― [文法4] / 小池清治 53
- キーワード : 全体対象目的,部分対象目的,道具目的,材料目的,場所目的,結果目的,規則型言語,運用型言語,役割目的,原因目的,目的目的,同族目的,使役目的,移動対象,離脱対象,待避対象,基準対象,時間対象,状況対象,公的事業行事対象,方向対象
- 1. 二人のブルガリア人留学生―黒板を消せるか?― 53
- 2. リンゴの皮を剥く。―全体対象目的と部分対象目的― 54
- 3. 規則型言語と運用型言語―「母の肩を叩く。」の場合― 56
- 第8章 魚が水泳しています? [語彙・類義語] / 秋元美晴 60
- キーワード : 類義語,同義語,和語,漢語,日常語,文章語
- 1. 類義語と同義語 60
- 2. 類義語対比表 61
- 3. 和語動詞と〈漢語+(を)+する〉動詞 63
- 4. 日常語対文章語 63
- 第9章 「可能性が大きい・高い・強い」か「大きい・高い・強い可能性がある」か? [語彙・連語] / 秋元美晴 66
- キーワード : 程度名詞,形容詞,共起
- 1. 程度名詞と形容詞 66
- 2. 〈「可能性」+が+形容詞〉・〈形容詞+「可能性」〉 66
- 3. 〈「可能性」+が+形容詞〉が多い理由 67
- 4. 程度の度合いの大・小と5種類の形容詞 68
- 5. 形容詞の使い分け 68
- 第10章 異言語・異文化との出会いによりどんなことが起きるか? [言語文化学・対照言語学・日本語教育学] / 氏家洋子 72
- キーワード : 母語,パロル,ラング,精神文化,場面
- 1. 母語と異言語 72
- 2. 異なるラングの学習・教育に必要な視点と方法 75
- 3. 精神文化を根底で支える言葉 76
- 4. 意識状態と発話の形 78
- 5. 相互作用により形成される意識 79
- 第11章 日本語学習の難しさは「主体的表現」にあると言えるか? [対照言語学・認識と言語・日本語教育] / 氏家洋子 82
- キーワード : 主体的表現,客体的表現,辞,終助詞,モダリティー
- 1. 日本語における「主体的表現」 82
- 2. 2種の主体的表現 83 #時枝→辻村→コムリー→ブラウン&レヴィンソン
- 3. 言語間での言語記号化のズレ 85
- 4. 「ねばならない」という表現を生み出すもの 86
- 5. 終助詞に記号化された主体的表現 88
- 第12章 日本語ではどんな客体的表現が継承されてきたか? [対照言語学・日本語教育学・社会心理学] / 氏家洋子 92
- キーワード : 甘え,誠実,'sincere',集団主義文化,感情表現
- 1. 社会的条件に規定された概念形成 92
- 2. カルチャーショックと日本的概念の発見 93
- 3. 「誠実」は'sincerity'か? 95
- 4. 「何というネガティブな言葉だ!」 97
- 第13章 お礼を言う時,「ありがとう」と「すみません」のどちらを使うか? [言語文化・言語生活] / 氏家洋子 102
- キーワード : あいさつ行動,ウチ社会,経験の共有,反復確認型,不均衡修復
- 1. あいさつ表現・あいさつ行動の問題点 102
- 2. あいさつ行動の機能と発展 104
- 3. 「今・ここ」を離れてのあいさつ行動 106
- 4. ウチ社会でのあいさつ行動 107
- 5. 「ありがとう」と「すみません」 108
- 第14章 日本語はなぜ「やっぱり」を多用するのか? [認識と言語・対照言語学・社会言語学] / 氏家洋子 112
- キーワード : 含過程構造,主体的表現,周辺言語,限定コード,精密コード
- 1. 「やっぱり」ってどんな意味? 112
- 2. 含過程構造 113
- 3. 周辺言語による表現 115
- 4. 従属節を使った表現 117
- 5. 二種類の話し言葉と集団の特質 118
- 6. 日本語辞典と和英辞典の記述内容 120
- 第15章 「ご利用いただけます。」の歴史―敬語は敬意を表すものではない― [敬語] / 小池清治 124
- キーワード : ご利用いただけます,謙譲語,改まり語,商業敬語,世論調査,敬意敬語観,関係認識敬語観
- 1. 「ご利用いただけます。」の現状 124
- 2. 朝日新聞の英断 126
- 3. 朝日新聞広告欄に見られる「ご利用いただけます。」類の歴史 126
- 4. 文化庁国語課による「国語に関する世論調査」 130
- 5. 中堅研究者の考え 132
- 6. 二つの敬語観―敬意敬語観と関係認識敬語観― 133
- 索引 137
ちくま新書637;筑摩書房;720円(借覧);新書判;縦組;並製;237頁;;ISBN978-4-480-06342-7;
講談社現代新書1887;講談社;720円(400円);新書判;縦組;並製;230頁;;ISBN978-4-06-149887-7;
あんまり。といふかゴミ(行政、産業)とだうたたかつたかはちよびつとしか書いてないし。リサイクルよりリユースといふのは、さうなのかも、と思つた。
和歌をひらく 第5巻;岩波書店;3,700円(借覧);A5判;縦1,2段組;上製;xi+230頁;;ISBN4-00-027070-2;[執筆者]かつはら・はるき(勝原晴希)/ももかわ・たかひと(百川敬仁)/こばやし・さちお(小林幸夫)/いび・たかし(揖斐高)/りーび・ひでお(リービ英雄)/ごみぶち・のりつぐ(五味渕典嗣)/あもー・ひさよし(阿毛久芳)/かん・さとこ(菅聡子)/おーつか・みほ(大塚美保)/たん・かずひろ(丹和浩)/つつみ・げんた(堤玄太)/やす・さとし(安智史)/ありみつ・たかし(有光隆司)/しなだ・よしかず(品田悦一)/あきつ・えー(阿木津英)
ひろたまさき/キャロル・グラック[監修] 歴史の書き方①;東京大学出版会;2,500円(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;xxxi+225頁;;ISBN4-13-025016-7;[執筆者]ひろたまさき(廣田昌希)/キャロル・グラック(Carol Gluck)/よこた・ふゆひこ(横田冬彦)/デビッド・ハウエル(David Howell)/さかい・なおき(酒井直樹)/なりた・りゅーいち(成田龍一)
軍記と節用集(の付録)を中心に近世の出版から「日本」の「歴史」のたちあがりをみた横田論文が興味深い。「学び捨てる」といふ語は、Spivakのunlearningに由来するとのこと(p.ii)。
角川ホラー文庫10231[H47-1];角川書店;(-);文庫判;縦組;並製;1+490頁;;ISBN4-04-340501-4;
;草思社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;253頁;;ISBN978-4-7942-1603-8;
- はじめに 3
- 第1章 切り張り人生語り尽くし : 花形辞書『広辞林』の戦後 / 語り手 小林保民(こばやし・やすたみ) 13
- おもな登場辞書と、それらの辞書に見る世相 14
- 四代を生き抜いた栄光の辞書 16
- 金沢博士に冷たかった三省堂 17
- 『コージ林』に事件の影を見た 18
- 対『ジ苑』用の『辞海』は自滅 20
- 『辞海』着手は昭和一三年 21
- 金沢外しは“怒りの一声”? 22
- 「奥付にいたるまで全部見ました」 24
- 『ジ林』の編者は“社内著者”か? 25
- 「『コージ林』消滅を回避しろ」の緊急指令 27
- 『コージ苑』の丸写し原稿に四苦八苦 29
- 命令で編集年数を水増し 30
- 再生に『コージ苑』の助け借りる 33
- 「記憶にない」をどうみるか 34
- 金沢博士は『新版コージ林』を見ようとしなかった 36
- 全面的協力者の面妖な沈黙 38
- 最後に残った疑問符 41
- 『コージ林』の印税はたったの一%だった 42
- 冷たい対応への疑問氷解 44
- 『三省堂新国語中辞典』は『コージ林』である! 44
- 「もう『コージ林』の時代は去った」 46
- 非常識な改訂案を支持したわけ 47
- 花形辞書のさびしき晩年 49
- 悪くなかった辞書人生 51
- 第2章 裏『「広辞苑」物語』 57
- おもな登場辞書と、それらの辞書に見る世相 58
- 岩波、編者の原稿に「ノー!」 59
- “お雇い編者”に格落ちした新村博士 60
- 岩波に語り継がれる裏面史 61
- 「夏の陣」で異例の再編集 62
- NGの理由は百科項目の不備 64
- 基本語の全面見直しは副産物だった 65
- 謝辞の中に封印されていた事実 67
- 大野晋の役割 69
- 編者側と版元の公開バトル 72
- 編集権は岩波、よって印税ダウン 74
- 「新村側に介入させるな」の特命くだる 76
- 新村版の哀しき夢物語 79
- 戦いすんで…… 80
- 第3章 九〇〇〇語の大リストラを行なった辞書 85
- おもな登場辞書と、それらの辞書に見る世相 86
- 辞書最大の目玉は語数 87
- マル秘の語数リストラ大作戦 89
- 公称語数との差が意味するもの 92
- 裏付けられた仮説 95
- 大リストラ編集の中身 : 古い漢語をバッサバッサ 99
- 外来語・新語はどしどし増補 103
- 和語は微増 107
- 「最大語数」誇示した『コージ林』初版 108
- 語数の呪縛から解放される条件は? 109
- 大リストラはなぜ起こったのか? 111
- “教育爆発”による辞書の大衆化路線 114
- チャレンジャー辞書のサービス精神 116
- 第4章 辞書の語数が語るトンデモ異聞 123
- おもな登場辞書と、それらの辞書に見る世相 124
- 『日国』二版の用例は初版の半分!? 125
- 五〇万語から四五万語に下方修正 128
- 罪深い版元の数字 130
- 語数を一万語少なく公表された『コージ林』初版 132
- 金沢序文「無慮十万」の根拠 135
- 第5章 国語改革熱が刻印された辞書たち(上) 139
- おもな登場辞書と、それらの辞書に見る世相 140
- 『コージ苑』によれば「鴬」「蝉」は正字? 141
- ミステリアスな“『コージ苑』新字体” 143
- 『明解』の「祈禱」に違和感、『コージ苑』の「祈祷」に納得 144
- 「辞書に『祈祷』はあり得ない」と国語学者 147
- 戦後世代の“脳内辞書” 149
- 欠陥目次はなにを語る? 151
- “『コージ苑』新字体”の一覧表を発見! 153
- 新字体使用はミスによる産物 157
- 重大さに気づかなかった新聞記事 159
- 印刷会社が拡張新字体事件の主犯か? 162
- 略字が横行していた昭和三〇年代の印刷界 165
- 文部省の活字字体整理案 167
- 印刷会社の言い分 169
- お手本になった“官製拡張新字体” 171
- 「朝日字体」も後押し 173
- 「ほかの事情があったとしか思えません」 174
- そのとき岩波、あわてず騒がず 176
- オクラ入りした拡張新字体事件 178
- 第6章 国語改革熱が刻印された辞書たち(下) 185
- おもな登場辞書と、それらの辞書に見る世相 186
- 第二のブツ、想定外の辞書で発見 187
- 『新潮コクゴ』も目次に小細工 191
- 表記欄は正字、語釈は拡張新字体 194
- ちゃんぽん表記は国語改革熱ダウンのあかし 198
- 事件を一番よく知る証人がいた! 200
- 拡張新字体混入の辞書探しスタート 201
- “「大日本印刷」新字体”で混入チェック 204
- 昭和三〇年代の辞書の四割に略字混入! 208
- 国語辞書に「おわび」という語はない 211
- 『新潮コクゴ』の志にもとる手抜き 213
- 『レイカイ』は俗字辞典!? 216
- 「頭隠して……」のもう一つの例 219
- ぜったいの正字観に亀裂 221
- 漢和辞典のあいだで揺らぐ正字 224
- 確固たる正字の基準は存在しない! 227
- あとがきに代えて 233
- 付録 241
- 付録1 登場辞書の身上書 241
- 付録2 『広辞林』新訂版の出し入れ語 244
- 付録3 拡張新字体の混入調査で対象にした字種(九七字)と見出し語 246
- 付録4 拡張新字体の辞書別混入字種リスト 248
- 付録5 戦前の辞書の“新字体”調査 250
文春新書131;文藝春秋;660円(借覧);新書判;縦組;並製;190頁;;ISBN4-16-660131-8;
雨つづきの1週間だつたけど、カレンダーのなかはいいお天気の庭(26週目のが梅雨を意識したものだつたけど、もつと直接に雨具のが1枚あつてもよかつたな)。ボーダーのキャミソール、Gジャンを腰巻き、口もとにさくらんぼをはこんでゐるところ。
世界思想ゼミナール;世界思想社;2,300円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+369頁;;ISBN4-7907-1177-3;[執筆者・訳者]たいら・ひでみ(平英美)/なかがわ・のぶとし(中河伸俊)/ジョエル・ベスト(Joel Best)/あだち・しげかず(足立重和)/ウィルバー・J・スコット(Wilbur J. Scott)/まごめ・たけし(馬込武志)/ロバート・M・エマーソン(Robert M. Emerson)/ケリー・O・フェリス(Kerry O. Ferris)/キャロル・B・ガードナー(Carol Brooks Gardner)/わたらい・ともこ(渡會知子)/なかむら・かずお(中村和生)/スティーヴ・ウールガー(Steve Woolgar)/ドロシー・ポーラッチ(Dorothy Pawluch)/たなか・こーいち(田中耕一)/やはら・たかゆき(矢原隆行)/かしだ・よしお(樫田美雄)
ブルーバックス B-1418;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;246+8頁;;ISBN4-06-257418-7;
;[発行]斯道文庫・[発売]岩波書店;12円(借覧);26.8x18.9cm;縦組;並製(和装);2+330頁;;;
斯道文庫つてもともと福岡にあつたんだとか、ときどき名前のでてくる金兒祝夫氏つて中田祝夫先生だよね、なんで姓がかはつたのかなあとか、そもそもこんな基本書をもつてなくていまごろ借りてよむのつてはづかしい、とか。
目次を写しておく。
- 緒言 1
- 第一 金光明最勝王經西大寺本 6
- 金光明最勝王經 6
- 西大寺本金光明最勝王經 10
- 大矢透博士の研究 14
- 第二 訓點 17
- 一 假名字體 17
- 二 乎己止點 21
- 永長點 26
- 三 訓字 28
- 第三 訓方の概要 31
- 不讀・再讀 32
- 補讀 33
- 異訓 35
- 同字異訓 36
- 者 36
- 不 37
- 於 38
- 以 39
- 而 39
- 已・訖・去 41
- 在 41
- 可 42
- 如 42
- 等 42
- 喩 42
- 比 42
- 反讀 43
- 第四 音韻 47
- 一 國語音 47
- 〈衣〉とエ 47 #〈衣〉のところは衣を字母とするア行の仮名
- ハ行音の轉呼 48
- 音便 50
- 約略 52
- デ(出) 53
- 二 字音 53
- 字音表記 54
- 初聲(頭子音) 54
- 中聲(體母音) 55
- 終聲(尾子音) 59
- 第五 語彙 65
- アカル(散) 65
- アキナフ(貿) 65
- アタ(怨) 65
- アヒダム(間) 65
- アマネハス(周) 66
- イタシ(楚) 66
- イタル(曁) 66
- イトナミニ(忩忙) 66
- ウツケツカル(虚羸) 67
- ウナヰ(被髮) 67
- ウミシル・ウム(膿) 68
- オサフ(裁・勝) 68
- オラブ(號) 68
- カク(運・撝) 69
- カク(蝕) 69
- カク(枷) 70
- カグ(聞) 70
- カタム(姧) 71
- カヤクキ(鷦鷯鳥) 71
- カリ(斧) 71
- キホフ(奔) 72
- クハダツ(翹) 72
- コトゴトニ(別) 72
- コマダツ・コマヤク・コマヤカニ(壤) 72
- コモゴモ(更) 73
- コロシクダク(討罰) 74
- サク(發) 75
- サクル(決) 76
- サケビノヽシル(號動) 76
- サトル(閑) 76
- シナフ(垂下) 77
- シバシバ・トコトハニ(鎭) 77
- シルマシ(徴) 78
- スケ(資) 78
- ソコヒ(底) 79
- タヾヒト(士庶) 79
- タフル(敧) 79
- チラス(激) 80
- ツク(注) 80
- ツブブネ(船舶) 80
- テアラヒクチスヽグ(澡漱) 81
- トラク(縱横・散) 81
- ナス(鼓) 82
- ナミサク(驚波) 83
- ナル(梵) 83
- ニハカニ(交) 83
- ヌル(塗) 83
- ネ(鼠) 84
- ネヤス(錬) 84
- ハシ(鋌) 85
- ハナノハシラ(鼻梁) 85
- ハヾカル(辭) 85
- ベクアラズ(叵) 86
- ホソグ(防) 86
- マガフ(繽紛・亂) 87
- マシマス(止) 87
- マタシ(重) 87
- ムセブ(鯁) 88
- メグシ(愛) 88
- モシ(頗) 88
- モトホリメグル(宛轉) 88
- モトム(規) 89
- ヤセツタナシ(羸憊) 89
- ヤブサクトヒトナリ(慳鄙) 89
- ヤム(捨) 91
- ヨス(歸) 91
- ヨル(住) 91
- ワカツリ(機關) 92
- ヲシフ(誘) 92
- ヲヤスモノ(祷) 92
- 第六 語法 94
- 一 名詞 94
- モノ 96
- コト 98
- ヒト 100
- トキ 101
- トコロ 102
- 二 數詞 106
- 數詞の本性 107
- 分數 109 #原漢文「千分之一」を「千分にして〔之〕一」とよむ。
- 三 代名詞 110
- 人代名詞 110
- 場處代名詞 113
- 複數ラ(等) 114
- 四 動詞 115
- 活用 115
- オソル(怖) 116
- カスム(掠) 118
- イヤシブ(賤) 119
- ヨロコブ(喜) 119
- カナシブ(悲) 122
- ハヾム(難) 123
- キタル(來) 123
- キタフ(鎔) 123
- タル(垂)・シホタル(泣) 124
- ケツ・ケス(銷・消) 124
- アメフル(雨) 124
- アヤマツ(謬)・アヤマル(誤) 125
- ヒラク(開) 125
- ナヅク(名) 125
- 自他 126
- ノゾム(望) 126
- ヨギル(過) 126
- ムクユ(報) 127
- ソムク(乖・背) 127
- シリゾク(退) 128
- ハナル(離) 128
- イル(入) 128
- ハタス(遂) 129
- フ(經・歴) 129
- スグ(過) 130
- トフ(問) 131
- ツクル(作・造・爲) 131
- クヤウス(供養) 132
- ス(サ行變格動詞) 133
- 五 形容詞 144
- 活用 144
- キビシ(密) 145
- 連用名詞形 145
- 抽象名詞 146
- ム語尾 146
- 已然形 147
- 推量形 148
- 形容動詞カリ類 148
- 連體語 152
- モロモロノ 152
- アル 153
- 所有ル 154
- 所謂ル 156
- 六 副詞 156
- タヾシ 156
- ナホシ 157
- ミヅカラ・オノヅカラニ 157
- ミダリテ 158
- コヽロミニ(嘗) 159
- ク語尾 160
- 形容動詞ナリ類 161
- 形容動詞タリ類 166
- 七 接續詞 168
- 及 168
- 逮 169
- 乃至 169
- 并・並 170
- 與 170
- 而 171
- 然 172
- 或 177
- 若 178
- 故 183
- 爲 184
- 以 186
- 則 192
- 雖 193
- 假使 195
- 容 197
- 譬如 198
- 猶如 199
- 八 感動詞 200
- 文首の感動語 200
- 文尾の感動語 202
- 九 助詞 204
- 主格のイ 204
- 主格のノ 208
- 主格のガ 211
- 連體格のノとガ 213
- バカリ 217
- ダニ・カヘ・スラ 217
- 一〇 助動詞 218
- 受身 218
- 使役 222
- リ 222
- ヌとツ 223
- ケリ 240
- マシ・ラム・ラシ・ケム 250
- 如ケム 251
- ベラナリ 251
- 一一 敬語法 253
- 接辭 253
- ハシラ 254
- イマス 255
- マシマス 255
- イデマス 255
- オモホス 256
- メス 257
- キコシメス・シロシメス 258
- ミソナハス 258
- タマフ 260
- ノタマフ 260
- マヲス 260
- マウヅ 261
- ウケタマハル 261
- ツカマツル 261
- タマフ 261
- タテマツル 262
- 敬讓語の用法 262
- 一二 語の接續 264
- キ(著)ベシ 264
- 形容詞の重言 265
- ゴトクアル 266
- カレ(故) 266
- コト得 267
- アタハズ・アヘズ 269
- カタシ(難) 269
- アリ(有)・ナシ(無) 269
- 無ミ 271
- トイフ 271
- トイヘドモ(雖) 272
- ユヱニナリ(故) 274
- 一三 語の呼應 275
- 則チ 275
- ナホ・ナホシ(尚) 277
- マタ(亦) 279
- タヾ・タヾシ(唯) 280
- タトヒ 281
- スナハチ・スナハチコレ 283
- 謂ハク 284
- 況ヤ・何ニ況ヤ 285
- 豈ニ 288
- 當ニ 289
- 應シ 290
- 須シ 290
- 應當 290
- 當須 290
- 將ニ 291
- 猶 291
- 未 291
- 令・使・教 292
- ゾ・ヤ・コソ 293
- 一四 文の倒置 294
- 一五 直接引用文 297
- 副詞やうのク語尾 298
- 引用の切斷 299
- 一六 接續代名詞 301
- 是レ・彼レ 301
- 處・時 303
- 是ノ如キ・是ノ故ニ 303
- 接續代名詞の格 304
- 一七 特殊の單位文 306
- 副詞の統括 307
- 感動詞の統括 310
- 特殊の統括 311
- 一八 文の首尾 312
- 命令文 312
- 疑問文 316
- 感動文 320
- 一九 片假名交り文 323
- 結語 330
日本の中世11;中央公論新社;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;318頁;;ISBN4-12-490220-4;
信長が宗教改革者だつた、みたいな見方を批判してゐる。
「出版ニュース」(6月上旬、中旬、下旬号)もらふ。
;新潮社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;286頁;;ISBN978-4-10-304351-5;
至芸。本書のもとになる文章が、考える人といふキショイ名前の雑誌(といふ意味のことをハスミン自身がどこかでいつてゐた)に掲載されたあとで、なんかの釣り雑誌(ルアー誌?)の表紙に、赤の誘惑、といふ語句がかかれてゐるのを見たやうな気がするのだけれど、あれはなんだつたのかなあ。表記について、といふところに、ローマ数字と対になつて、和数字
といふ語がもちゐられてゐる(普通、漢数字といふもの)。
;[発行]角川学芸出版・[発売]角川書店;3,000円(借覧);A5判;縦組;上製;2+281頁;;ISBN4-04-621069-9;
通つてゐた学校――たぶん、こうの史代と同じ高校なのだと思ふのだけれど――に、たんなる茶道部と上田宗箇流茶道部と、茶道部がふたつあつて不思議だつたなあ。縮景園が宗箇の指図による作事といふこともしらなくかつた。
;新潮社;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;471頁;;ISBN4-10-477801-X;
男性史1;日本経済評論社;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;ix+231頁;;ISBN4-8188-1884-4;[執筆者]あべ・つねひさ(阿部恒久)/あらかわ・しょーじ(荒川章二)/はやかわ・のりよ(早川紀代)/つるみ・たろー(鶴見太郎)/おかだ・よーじ(岡田洋司)/おーたに・ただし(大谷正)/くろかわ・みどり(黒川みどり)
;おうふう;(借覧);A5判;縦組;上製;x+395頁;;ISBN4-273-03374-7;
目次を写しておく。
- I 序説
- 第一章 文体とは何か 3
- 一 政宗像の復元
- 二 文体の内容
- 三 「徒然」「させる」の世界
- 第二章 古代の文章における記録体の文章の位置 11
- 第三章 記録体の文章研究の視点 15
- 第四章 記録体の文章研究の方法 19
- II 記録語の性格
- はじめに : 記録語と記録体の文章 25
- 第一章 和製漢語「夜前」の意味・語構造・位相 27
- はしがき 27
- 一 「夜前」の分布とその意味 27
- 二 「夜前」の意味 30
- 三 漢文・和文における「夜前」に対応する表現 32
- 四 「夜前」の性格 37
- (イ) 「夜」と「前」との結合にみた性格
- (ロ) 位相上からみた性格 #口頭語
- まとめ 44
- 第二章(一) 漢語「徒然」の意味・用法 48
- はしがき 48
- 一 中国における「徒然」の意味・用法 48
- (一) 「いたずらに」の意味の例
- (二) 「そればかり」の意味の例
- (三) 「むなしい」「うそ」の意味の例
- 二 わが国における「徒然」の意味・用法 57
- (一) 奈良時代の「徒然」
- (二) 平安時代の「徒然」
- まとめ 61
- 第二章(二) 和化漢語「徒然」の意味変化 63
- はしがき 63
- 一 平安時代中期における「徒然」の意味・用法 63
- 二 平安時代後期における「徒然」の意味・用法 65
- (一) 記録体以外の文章に見える「徒然」
- (二) 記録体以外の文章に見える「徒然」
- まとめ 72
- 第三章 連体詞「させる」の語構成と用法 75
- はしがき 75
- 一 「させる」の漢字表記とその用例 76
- 二 「させる」と「指」の関係 79
- (一) 「させる」の語構成
- (二) 「させる」の文章史的位置
- 三 「させる」の用法 84
- まとめ 88
- 第四章 連体詞「キハメタル」の語構成と被修飾語 90
- はしがき 90
- 一 「極メタル」の『今昔物語集』における分布の意味 92
- 二 『今昔物語集』における「極メタル」の出典の表現との比較 94
- 三 漢文訓読文・和文と「キハメタル」 98
- 四 記録体の文章・かな交じり文と「キハメタル」 101
- 五 被修飾語の内容からみた「キハメタル」の性格 107
- まとめ 109
- 第五章 「兼日」の語構造 112
- はしがき : 「兼日」の二つの意味 112
- 一 「兼日」の意味とその分布 113
- 二 「兼~」形式の熟語の意味と分布 118
- 1 「兼日」がわが国で作られたことを確かめる方法 118
- 2 漢字熟語の認定の問題 119
- 3 平安時代までの「兼~」形式の熟語の意味と分布 122
- (一) 漢文訓読文
- (二) 律令・太政官符・宣旨
- (三) 史書
- (四) 公家日記
- (五) 漢詩・歌集・歌合
- (六) 日本漢文
- 三 「兼宣旨」の成立とその性格 132
- まとめ 135
- おわりに 139
- III‐一 記録語の語彙の性格
- はじめに : 記録語を確かめるために方法 143
- 第一章 「別」字を含む熟語語彙 145
- はしがき 145
- 一 「別」の用法における連体格 146
- 二 「別~」形式の熟語の個別的考察 150
- (イ) 別+一字形式の語 150
- (ロ) 別+二字形式の語 161
- まとめ
- 第二章 連体格の「別」の読みと性格 172
- はしがき 172
- 一 国語における一字漢語と連体格 173
- 二 漢文訓読文における連体格「別」の読みと用法 174
- 三 「ことなる」と「別の」の用法と性格 178
- 四 記録体における連体格「別」の読みの吟味(1) 181
- 五 記録体における連体格「別」の読みの吟味(2) 186
- まとめ 189
- おわりに 192
- III‐二 『後二条師通記』の時の表現
- はじめに : 日記と時の表現 195
- 第一章 昨日以前・昨夜の語彙 198
- はしがき 198
- 一 昨日以前を意味する語句 198
- (一) 去~の形の語 198
- 1 去年
- 2 去月
- 3 去日
- (二) 先~の形の語 203
- 1 先日
- (三) ~昨(~)の形の語 205
- 1 一昨(日)
- 2 昨日
- 二 昨夜を表わす語句 209
- (一) 去~の形の語 209
- 1 去夕
- 2 去夜
- (二) 夜~の形の語 213
- 1 夜前
- 2 夜部
- (三) ~夜の形の語 214
- 1 昨夜
- まとめ 215
- 第二章 朝の語彙 218
- はしがき 218
- 一 「暁」を含む語 218
- 1 暁
- 2 拂暁
- 二 「鶏」を含む語 222
- 1 鶏鳴(雞鳴)
- 2 初鶏と鶏二音
- 三 「曙」を含む語 225
- 四 「旦」を含む語 226
- 1 早旦
- 2 平旦
- 五 「朝」を含む語 230
- 1 朝
- 2 早朝
- 3 今朝
- まとめ 236
- 第三章 日中の語彙 239
- はしがき 239
- 一 (~)昼間の形の語 239
- 1 昼間
- 2 白昼間
- 二 ~日の形の語 244
- 1 今日
- 2 竟日
- 3 終日
- 4 尽日
- 三 日~の形の語 252
- 5 日暮 #番号ママ
- まとめ 253
- 第四章 夕方の語彙 256
- はしがき 256
- 一 短い時間を表わす語句 258
- (一) 秉~の形の語 258
- 1 秉燭
- 2 秉燈
- (二) 「日」を含む語 262
- 1 日入
- 2 入日
- 3 日落
- 4 日暮
- 二 広い時間的幅をもつ語句 267
- (一) 夕と夕方 267
- 1 夕
- 2 夕方
- (二) 晩~の形の語 269
- 1 晩頭
- 2 晩景
- (三) 黄~の形の語 271
- 1 黄昏
- 2 黄傾
- 3 黄景
- (四) ~昏の形の語 276
- 1 望昏
- まとめ
- 第五章 夜の語彙 281
- はしがき 281
- 一 「夜」と「夜」を含む句 282
- 1 夜
- 2 入夜
- 3 及夜
- 4 夜出と出夜
- 二 「夜」を含む複合語 288
- (イ) ~夜の形の語句 288
- 1 初夜
- 2 中夜
- 3 今夜
- 4 参夜
- 5 竟夜
- 6 終夜
- (ロ) 夜~の形の語句 293
- 1 夜間
- 2 夜内
- 3 夜深
- 4 夜中
- 5 夜半
- 三 「夜」を含まない語 300
- 1 深更
- 2 通宵
- 3 昏黒
- 4 鐘声と暁鐘
- 5 月已傾
- まとめ 305
- 要約 : 時の語彙の語種別に見た特色 310
- IV 記録体の文章の変遷と史的位置
- はじめに 317
- 一 語による文章研究
- 二 語による文章史
- 第一章 連体格の「殊(ことなる)」から連体詞「指(させる)」へ 321
- はしがき 321 #槐記享保9年5月21日条
- 一 類義語による文章研究 322
- 二 『御堂関白記』における「殊」と「指」 323
- 三 記録体の文章における「殊」と「指」 328
- 四 連体格の「殊」と「指」の訓と性格 334
- 五 和文と記録体の文章での用法の差とその意味 341
- まとめ 344
- 第二章 連体詞「指(させる)」から連体格の「別(べちの)」へ 346
- はしがき 346
- 一 記録体の文章における「別」の用法 347
- 二 「別~」形式の熟語についてみた性格 351
- 三 連体格「別」の用例についてみた性格 359
- 四 「殊事」「指事」「別事」の分布とその意味 363
- まとめ 365
- 第三章 記録体の文章と漢字片仮名交じり文 : 『今昔物語集』の「徒然」の意味と方法をめぐって 367
- はしがき : 『今昔物語集』における「徒然」の分布 367
- 一 『今昔物語集』における「徒然」の意味・用法 368
- 二 『今昔物語集』の「徒然」の史的位置 374
- 三 『小右記』と『今昔物語集』の「徒然」の異同 376
- まとめ 379
- おわりに 381
- 初出一覧 383
- あとがき 386
- 索引 390
新潮文庫;新潮社;438円(100円);文庫判;縦組;並製;265頁;;ISBN978-4-10-130571-4;
興亡の世界史 第19巻;講談社;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;8+382頁;;ISBN4-06-280719-X;
IZUMI BOOKS 14;和泉書院;(借覧);四六判;縦組;並製;iv+251頁;;ISBN978-4-7576-0414-8;
;大修館書店;1,800円(借覧);A5判;横組;並製;xi+227頁;;ISBN4-469-21304-7;
一往、目次を写しておく。
- はじめに iii
- データで使用されている記号一覧 v
- 序 モバイルコミュニケーションの課題 / 山崎桂一(やまざき・けーいち) 1
- 1. 本書の構成 1
- 2. エスノメソドロジーと会話分析 4
- 3. 電話の会話分析のプレリュード 5
- 3.1. サックスの電話の分析 5
- 3.2. シェグロフの電話の分析 7
- 4. 会話の仕組み 9
- 4.1. 隣接対 9
- 4.2. 会話の順番取りシステム 11
- 5. 遠い声としての携帯電話と人々との関係 12
- 6. 「携帯する」コミュニケーション 14
- 7. モバイルコミュニケーションの課題 : 時間と空間の組織化 15
- 第1章 電話の文化史 / 菅靖子(すが・やすこ) 19
- 1. はじめに 19
- 2. 電話のボディ・ポリティクス 20
- 3. イメージの軽量化 : モダンなライフスタイルと電話 22
- 4. 国づくりの道具から私有・携帯されるコミュニケーション・ツールへ 26
- 5. コミュニケーションのデザイン戦略 29
- 第2章 モバイルコミュニケーションの現在 / 松田美佐(まつだ・みさ) 31
- 1. はじめに 31
- 2. パーソナル・コミュニケーション・メディアとしてのケータイ 32
- 2.1. ポケベルからケータイへ : パーソナル・コミュニケーション・メディアの系譜 33
- 2.2. メル友,出会い系,SNS 36
- 3. 多様化するモバイルコミュニケーション 39
- 3.1.
情報娯楽 系 39- 3.2. 消費行動系 40
- 3.3. 監視管理系 42
- 4. おわりに 43
- 第3章 関係の中の電話/電話の中の関係 / 西阪仰(にしざか・あおぐ) 45
- 1. はじめに 45
- 2. 用件の終了/電話の終了 46
- 3. トラブルに対する助言/助言のトラブル 52
- 第4章 名乗りのない名乗り : 携帯電話における会話の始まり / 鶴田幸恵(つるた・さちえ) 57
- 1. 携帯電話使用における三つの特徴 57
- 2. 携帯電話での会話の開始部分 60
- 2.1. もしもし+名前を呼ぶことによる呼びかけ 60
- 2.2. 最初の順番での“もしもーし”という発話デザイン 62
- 2.3. 2番目の順番での話題の導入 64
- 3. 相互認識の達成は必要ないのか? 66
- 4. 相互認識過程の簡略化と親しさ : 家族との会話と比較しながら 69
- 5. 携帯電話での親しさが示される三つの仕方 72
- 5.1. 呼びかける 72
- 5.2. “もしもーし” 73
- 5.3. 共鳴させる 74
- 第5章 「電波が悪い」状況下での会話 / 高木智世(たかぎ・ともよ) 77
- 1. はじめに 77
- 2. チャンネルが不安定であるということ : 「電波が悪い」 79
- 3. 「電波が悪い」ことについての連鎖の組織 84
- 4. 「用件」連鎖の中断と再構築 89
- 5. おわりに 97
- 第6章 居場所をめぐるやりとり : ユビキタス性のコミュニケーション / 坂本和鶴恵(さかもと・かずえ) 99
- 1. はじめに 99
- 2. 居場所を特定する会話 99
- 3. 居場所以上のやりとり 102
- 4. 状況説明という応じ方 103
- 5. 導入の連鎖 106
- 6. 会話の開始 108
- 7. 導入の連鎖の表われ方 109
- 8. 用件のない導入 112
- 9. おわりに 116
- 第7章 携帯メール : 「親しさ」にかかわるメディア / 是永論(これなが・ろん)/五十嵐素子(いがらし・もとこ) 119
- 1. はじめに 119
- 2. 携帯メールと「親しさ」 120
- 2.1. 携帯電話における「親しさ」 120
- 2.2. 携帯メールに表れる「親しさ」 122
- 2.3. 「やりとり」としての意味 : 「書くこと」の相互性 124
- 3. 実践としてのメール 127
- 3.1. 連鎖という考え方 127
- 3.2. 連鎖による「資格」の成立 128
- 4. メールにおける「親しさ」の達成 130
- 4.1. 「親しさ」のいろいろ 130
- 4.2. メールにおける「親しさ」 133
- 5. メールにおける関係性の維持 137
- 5.1. やりとりを通じて維持される関係性 137
- 5.2. 連絡手段の選択 140
- 5.3. 「電話がかかってこない」状況における関係性の維持 142
- 5.4. メールにおける関係性の維持 142
- 6. まとめ 143
- 第8章 「他者がいる」状況下での電話 / 見城武秀(けんじょー・たけひで) 145
- 1. ベルが鳴り,そしてあなたは…… : 携帯電話と参与枠組の揺らぎ / 145
- 2. 参与枠組と共在 147
- 3. 参与枠組の揺らぎとその修復(1) : 参与枠組の分離と再結合 152
- 4. 参与枠組の揺らぎとその修復(2) : 二つの参与枠組の同時維持 159
- 5. 文脈としての参与枠組/参与枠組のもつ文脈性 163
- 第9章 携帯電話を用いた道案内の分析 / 五十嵐素子 165
- 1. はじめに 165
- 2. 分析の視点 166
- 3. 間欠的移動を伴った事例 167
- 3.1. 「とりあえず」の待ち合わせ 167
- 3.2. 居場所を特定する困難 169
- 3.3. 場所を定式化する作法 : シェグロフの考察 172
- 3.4. 場所の特定の作業 : 相手の場所の分析と準拠点の設定 173
- 3.5. 移動に志向した場所の定式化のデザイン 174
- 3.6. どのように移動するのかの決定 : 互いが出会うことへの志向 175
- 4. オンライン移動を伴った事例 : 方向指示を受けながらの移動 177
- 4.1. 明示的な相互確認を欠いた移動の相互承認 177
- 4.2. 明示的な相互確認の欠如が招くトラブル 179
- 4.3. オンライン移動における方向指示の理解 183
- 5. まとめ 184
- 第10章 リモートインストラクション : 救急救命指示とヘルプデスクの分析 / 山崎桂一/山崎晶子(やまざき・あきこ)/杉中紗弥(すぎなか・さや) 187
- 1. はじめに 187
- 2. 「携帯電話」によることばを用いたリモートインストラクション 187
- 3. 「携帯電話」を用いた心肺蘇生の遠隔実験 188
- 3.1. 患者の位置の問題 189
- 3.2. 右側と左側 : ことばと身体 190
- 3.3. ことばをとおした身体と空間の組織化 193
- 3.4. 指示と作業が異なる場合 194
- 4. 「携帯電話」を用いたヘルプデスクへの問い合わせ : いかにして正確な場所を伝えるのか 199
- 5. おわりに : 道具としての「携帯電話」 203
- 第11章 モバイルコミュニケーションの未来 / 山崎桂一/葛岡英明(くずおか・ひであき) 205
- 1. はじめに 205
- 2. デュアルエコロジー 205
- 3. 手振りのインタラクションが可能な共有環境 207
- 3.1. 手振りの有無とコミュニケーション 208
- 3.2. 撮影角度とコミュニケーション 211
- 4. モバイルコミュニケーションの未来 212
- 5. おわりに 214
- データについて 216
- 参考文献 219
- 索引 224
- 執筆者紹介 227
講談社現代新書1819;講談社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-06-149819-3;
;[発行]メディアワークス、[発売]角川書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;355頁;;ISBN4-8402-3562-7;
「未来」(7月号)もらふ。東琢磨といふかたの夕凪の街 桜の国への映画評がのつてゐるのだけれど、それが収録される予定の、『広島独立論』(仮題、青土社)
つて、ちよつとすごい題だなあ。次号は宮本常一生誕百年特集とのこと。
左手で頬杖をついてゐるところのアップ。なぜかわりと幼めに見える感じ。
;文藝春秋;1,571円(借覧);四六判;縦組;上製;271頁;;ISBN4-16-368360-7;
なぜか、弁護士になつたといふ加害者少年Aの手記なのだと、誤解してゐた。実際は被害者の家族が事件後どのやうに生きてきたのかのドキュメントなのけれど、被害者家族の悲惨な生は、少年法云云とはあまり関係ないことのやうにしか思へなくて、最後のところには違和感があつた。
ポストモダン・ブックス;岩波書店;1,500円(借覧);B6判;縦組;上製;vii+112頁;;ISBN4-00-027081-8;[原題]Stuart Sim, Lyotard and the Inhuman、[解説]にしがき・とーる(西垣通)
;[発行]メディアワークス、[発売]角川書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;345頁;;ISBN4-8402-3361-6;
JETS COMICS;白泉社;590円(250円);B6判;;並製;230頁;;ISBN4-592-14302-7;
ACTION COMICS;双葉社;819円;A5判;;並製;;;ISBN978-4-575-94106-7;
本巻は、なんか単に過剰な漫画に感じた。
「大島本」は大内家旧蔵の飛鳥井雅康筆本そのものではなく、本文系統的にはその流れを汲むと考えられるが、「宮河」印のある室町後期写の一筆十九冊の残欠本を、永禄六年(一五六三)頃に道増・道澄を含めた複数で補写して揃い本とした、吉見正頼旧蔵本なのである(p.191a)。
;汲古書院;(借覧);A5判;縦1、3段組;上製;5+1+335+631頁;;ISBN978-4-7629-3550-3;
小林芳規博士とは、數十年に亘つて、訪書旅行の回を重ね、訓點資料の調査資料は、お互に交換し合つて轉寫をしたりした。暫く前から、これら共同で蒐集した訓點本の抄録資料について、訓點語彙を編纂する話が起り、色々相談を重ねた結果、小林博士が平安時代前半期(西暦一〇〇〇年まで)、編者が平安時代後半期(西暦一〇〇一年以後)を擔當することとなり、夫々獨自の方針で編纂することで協議が纏まつた、とあるから(「たり」をくりかへさないで使つてらつしやるなあ)、いづれそちらも刊行されるのかなあ。すごいことだ。
- 自序 (1)
- 訓點語彙總觀 1
- I 資料論 1
- 一 國語の歴史の潮流 1
- 二 平安時代語研究の足跡 2
- 三 訓點語彙の年代的分類 4
- 四 訓點資料の語彙の數量的性格 5
- 五 漢文訓讀の社會的背景 7
- 六 漢籍の訓讀と佛典の訓讀 10
- 七 『日本書紀』の訓讀とその特徴 13
- 八 佛典の訓點資料 18
- 九 『妙法蓮華經』と『大般若波羅蜜多經』 20
- 十 史傳・説話・四六駢儷體の訓點資料 23
- 十一 漢籍訓點資料の訓點語彙 27
- 十二 『日本靈異記』の和訓 29
- II 語性論 30
- 一 訓點語彙特有の語構成 30
- (1) 訓點語彙特有の名詞の語構成 : 動詞の連用形の名詞化した形 30
- (2) 訓點語彙特有の動詞の語構成 : 複合動詞 31
- (3) 訓點語彙特有の動詞の語構成 : サ變動詞 32
- (A) 名詞+サ變動詞「ス」 33
- (B) 動詞連用形+サ變動詞「ス」 34
- (C) 形容詞連用形「―ク」+サ變動詞「ス」 34
- (D) 名詞・語句+助詞「ト」+サ變動詞「ス」 34
- (E) 名詞・副助詞+助詞「ニ」+サ變動詞「ス」 35
- (F) 助詞「テ」+サ變動詞「ス」 35
- (G) 形容詞語幹+接尾語「ミ」+サ變動詞「ス」 35 #カロンズルもヨミスやサミスと同様ミ語法だつたのだなあ。
- (4) 名詞+動詞を作る接尾語「ナフ」 37
- (5) 形容詞未然形の推量法「―ケム」 37
- (6) 形容詞の所謂カリ活用の用法 37
- (7) 名詞+副詞を作る接尾語「ヅカラ」 38 #⑥になつてゐる。
- 二 訓點語彙における上代語の殘存 38
- ク語法 38
- ユ・ラユの殘存 41
- 已然形の條件法 42
- 副詞「あに」「けだし」「むしろ」等 42
- 「―ケシ」型形容詞の形容動詞化 43
- 三 否定表現に伴つて生じた訓點語彙 44
- 四 訓點語彙に見られる音韻的特徴 : 音便に關する特質 45
- (1) イ音便の音節を含む語彙 46
- (2) ウ音便の音節を含む語彙 47
- (3) 撥音便の音節を含む語彙 47
- (4) 促音便の音節を含む語彙 49
- 五 訓點語彙に見られる音韻的特徴 : 母音・子音の交替 50
- (1) 母音交替 52
- (2) 子音交替 53
- バ行音とマ行音との交替 53
- マ行音とナ行音との交替 54
- 語頭の濁音 54
- 後世と清濁が異なる語彙 55
- 六 訓點語彙の語法的特徴 56
- 七 字音語の和音化 58
- III 訓點語彙と和文語彙との關聯 59
- 一 訓點語彙と和文語彙との表現對象の相違 59
- 二 訓點語彙と和文語彙との對立 64
- 三 訓點語彙の敬語體系 65
- 四 訓點語彙の中の和文語彙 66
- 五 假名文學作品の中の訓點語彙 69
- ヲコト點概要 77 #
未だ一般には確認されてゐないかあ。
- 一 特殊點 79 #図のキャプションでくりかへし出てくる
〔聲點基本概念圖〕とか〔聲點壺圖〕とかいふのは星點のあやまりなのかなあ。- 二 第一群點 80
- 三 第二群點 85
- 四 第三群點 90
- 五 第四群點 93
- 六 第五群點 95
- 七 第六群點 101
- 八 第七群點 103
- 九 第八群點 104
- 十 俗點(漢籍點本) 105
- 十一 假名點本 108
- 十二 ヲコト點とその使用流派 110
- ヲコト點系統略圖 112
- 主要訓點資料 假名字體表 ヲコト點圖 奧書集 117
- 凡例 117
- 主要訓點資料 假名字體表・ヲコト點圖 120
- 主要ヲコト點圖 168
- 主要訓點資料 假名字體表 199
- 主要訓點資料 奧書集 235
- 「訓點語彙集成」凡例 253
- 「訓點語彙集成」和訓載録文獻一覽 263
- 「訓點語彙集成」和訓載録文獻五十音別索引 318
- 本文
- ア 1 #「アマノ」の項は「アマ」に統合してかまはないのではないかなあ。
- イ 331
索引本文の367ページに、イクハ〔常羽〕(地名)
、といふ項があつて、楊守敬旧蔵本将門記(以前、片倉本とされてゐるのをみたこともあるのだけど――たとへば、判例時報(昭和57年6月11日号、通巻1038号)の、「判例特報 一 古典「将門記」の訓読文を二次的著作物と認めた事例 二 右訓読文全文を著者に無断で写真複製して図書に収録することが正当な引用による利用とは認められなかった事例 : 古典「将門記」訓読文著作権侵害訴訟第一審判決(東京地裁57.3.8判決)」――、本書文献一覧では現蔵者は酒井宇吉になつてゐるから、いまは一誠堂にあるのかなあ)から2例がひかれてゐる。真福寺本承徳点にも、同訓があるし、諸橋大漢和にも明治新撰姓氏録なる書を典拠として、イクハといふよみと、姓氏といふ説明があるから、常羽といふ文字列にイクハ訓があるのはまちがひないのだらう。
まうすこし将門記をながく引くと、1例は、上野守ニハ
、といふ新皇将門が百官を任ずるところに出てくるのだけれど、類似の文が後代の軍記にもあつて、たとへば、源平盛衰記には、常羽御厩別当多治経明常陸介に任ず
、とある。ところが、有朋堂文庫本では、常羽に、ときは
とルビがふつてあり、また蓬左文庫蔵写本では、ツネハ
と傍訓がある。また、前太平記には、常羽御厩別当多治経明は常陸介
に、ときは
とルビがあり(叢書江戸文庫所収のものによる)、将門純友東西軍記には、常盤御厩ノ別当多治ノ経明ハ。常陸介ニ
とあつて(続群書類従所収のものによる)、常羽をイクハとよんでゐる例が1例もなくて(活字本によつたものはいつつけられた傍訓だかわからないけれど)、常用的な訓ではない、難訓に類するものだつたのだらうと思はれる(任国もことなるし、これらは将門記とはことなる出自をもつ記事なのかもしれない)。
一体、イクハといふ語に常羽といふ文字列をあてたのは「常」字のいかなる訓義によるものなのだらうか。
ジャンプ・コミックス;集英社;390円(1割引);新書判;;並製;190頁;;ISBN978-4-08-874384-4;
集英社新書[0328-A];集英社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-08-720328-X;
岩波テキストブックスα;岩波書店;1,600円(借覧);A5判;縦組;並製;xi+159+3頁;;ISBN4-00-028041-4;
講談社現代新書1482;講談社;660円(100円);新書判;縦組;並製;224頁;;ISBN4-06-149482-1;「「家族と郊外」の社会学」改訂増補
;原書房;1,900円(借覧);四六判;縦組;並製;412頁;;ISBN4-562-03686-9;[インタビュイー]ホンマタカシ/アトリエ・ワン(つかもと・よしはる(塚本由晴)/かいじま・ももよ(貝島桃代))/堀込高樹(キリンジ)/あいだ・まこと(会田誠)/さくら・おさむ(佐倉統)/かしわぎ・ひろし(柏木博)/かくた・みつよ(角田光代)/ふるや・うさまる(古屋兎丸)/なかの・ひろゆき(中野裕之)/YAB-YUM(やぶ・やむ、パトリック・ライアン(Patrick RYAN)/よしだ・まみ(吉田真実))
こなひだジャンプをみてゐたら、ナルトに、ポップは死んだ! オイラのはスーパーフラットだ うん!
、といふ台詞があつて、えらい時間差だなあ、と思つた(週刊少年ジャンプ40(26)、p.49)。
叢書=倫理学のフロンティアXVII;ナカニシヤ出版;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+264頁;;ISBN4-7795-0032-X;[執筆者]いせだ・てつじ(伊勢田哲治)/おくの・まりこ(奥野満里子)/かたぎ・のりあき(樫則章)/ながおか・しげお(長岡茂夫)/えぐち・さとし(江口聡)/こだま・さとし(児玉聡)/あさい・あつし(浅井篤)/おくだ・たろー(奥田太郎)
ヘアの二層理論。功利主義者は線を引かない。
ワードマップ;新曜社;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;281+32頁;;ISBN4-7885-1030-8;
;岩波書店;3,800円(借覧);四六判;縦組;上製;xvii+350+24頁;;ISBN4-00-024022-6;
天皇は、法的正当性を保証する権威だつたからつづいてゐた、といふ理解でよいのかな。あとがきによると、都立大学廃校事件を契機として一書にまとめたとのこと。
塙選書;塙書房12;410円(借覧);四六判;縦組;上製;2+288頁;;;
マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;;;ISBN978-4-08-846186-1;
「月刊百科」(7月号)もらふ。
白地にちひさな黒の水玉のキャミ(?)にカーデガン。ジーパン。英字のファッション誌を手にし、コインランドリーにもたれて、拗ねたやうな表情でこちらを見てゐるところ。可愛い。
;三元社;2,600円(借覧);A5判;縦組;並製;245頁;;ISBN978-4-88303-199-3;
一往目次を写しておく。
- 序章 台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか / 古川ちかし/林珠雪/川口隆行 7
- 一、言語による支配
- 二、台湾・韓国・沖縄における日本語支配の「その後」
- 三、脱植民地化と言葉の支配への抵抗
- 第一部 台湾 : 切断と継承 19
- 第一章 反植民地主義と近代化 : 国語「同化」教育の再検討 / 陳培豐(CHEN PEI-FENG) 20
- 一、国語「同化」教育の特徴と変動 : キリスト教・「国体論」・「同化」
- 二、「(同化)受容による抵抗」の態度及び影響
- 三、反植民地主義の中における近代化知識の追求 : 台湾人の「同化」に対する自主態度
- 四、近代文明の観点から「同化」教育史を考える
- 五、近代文明に向かうことの代償
- 六、結びにかえて : 戦後の問題
- 第二章 植民地期台湾人の「知」的体系 : 日本語に「横領」された「知」の回路 / 李承機(LEE CHENG-CHI) 40
- 〇、はじめに
- 一、活字メディア使用言語の不均衡による「知」の「横領」
- 二、聴覚回路における「知」の「横領」
- 三、知識人の動員力に対しての「横領」
- 四、むすび
- 第三章 戦後台湾における日本語使用禁止政策の変遷 : 活字メディアの管理政策を中心として / 何義麟(HO I-LIN) 58
- 一、はじめに
- 二、二・二八事件と日本語欄廃止をめぐる対立
- 一、新聞日本語欄廃止をめぐる論争とその影響
- 二、日本語欄復活の計画とその実施経過
- 三、国語普及運動と日本語による宣伝政策
- 一、日本語の使用禁止と日本語印刷物の刊行
- 二、日本語使用禁止令の強化
- 四、権威主義体制下の日本語活字メディアの規制
- 一、日本語の新聞雑誌の輸入規制
- 二、反共愛国の日本語華僑新聞紙の輸入
- 五、おわりに
- 第二部 韓国 : 抗争と戦略 85
- 第四章 日本語との抗争から和解へ : 韓国での日本語をめぐる言語編成史・概説 / 佐野正人(さの・まさと) 86
- 一、序
- 二、二〇世紀前半の言語的風景
- 三、二〇世紀前半の朝鮮における日本語をめぐるポリティックス
- 四、一九三〇年代の言語的風景
- 五、解放後の言語的風景
- 六、結び
- 第五章 「日本語」という「配電システム」 : その複製と継承と / 安田敏朗(やすだ・としあき) 103
- 一、はじめに
- 二、「配電システム」としての「言語」 : ことばと暴力/構築される「言語」
- 三、「配電システム」の再生産
- 三‐一、朝鮮人による再生産
- 三‐二、再生産阻止の論理 : 時枝誠記の場合
- 三‐三、京城帝国大学という接点 : 小倉進平と「朝鮮語」の構築
- 四、「配電システム」の継承
- 五、おわりに
- 第六章 戦略としての「日本語」教育 : 韓国の高校における日本語教科書内容変遷を中心に / 金賢信(きむ・ひょんしん) 118
- 一、はじめに
- 二、解放後の「日本語」教育の開始
- 二‐一、社会政治的背景
- 二‐二、「日本語」の教育をめぐる韓国の世論
- 三、韓国の高校の日本語教科書と国策イデオロギー
- 三‐一、第三次教育課程期(一九七四~一九八一)
- 三‐二、第四次教育課程期(一九八二~一九八七)
- 三‐三、第五次教育課程期(一九八八~一九九五)
- 四、おわりに
- 【資料】
- 第三部 沖縄 : 継続する戦争 139
- 第七章 戦時を生きる : 沖縄と「日本語」をめぐる断章 / 川口隆行 140
- 一、「母親が正しい日本語を使っていると、子どもの国語力は伸びる」
- 二、なぜ「母親」なのか?
- 三、継続する植民地主義
- 四、方言の復活?
- 五、「正しい日本語」を食い破るために
- 第八章 「日本語」「日本民族」の編成でいかに翻弄されたか : 沖縄の郷土史家・島袋全発の軌跡 / 屋嘉比収(やかび・おさむ) 155
- はじめに
- 一、知の編成史としての「日琉同祖論」
- 二、移民先、戦場での言葉
- 三、島袋全発の軌跡
- 四、戦時体制期、沖縄戦での島袋全発
- 第九章 日本語を内破する : 又吉栄喜の小説における「日本語」の倒壊 / 新城郁夫(しんじょー・いくお) 174
- 一、「沖縄で日本語の小説を書くこと」の政治性
- 二、「他者の言語」としての「日本語」
- 三、戦争のなかの日本語
- 第四部 日本語の現在 : 誰の言葉か 187
- 第一〇章 主流派の言葉と公共の言葉 : 言葉の教育の向かうところ / 古川ちかし 188
- 一、「民主主義国家における言語の問題」
- 二、主流派のディスコース
- 三、近代言語クラブ
- 四、代弁か、横領か
- 五、分かれ道にたつ言葉の教育
- 第一一章 〈日本語問題〉への序奏 : 〈国民〉の詩と歌謡 / 坪井秀人(つぼい・ひでと) 203
- 第一二章 グローバル言語の教育という営為 / 春原憲一郎(はるはら・けんいちろー) 222
- 一、はじめに : 自己愚民化を越えて
- 二、持続可能な言語生態系
- 三、世界の言語の階層化・序列化
- 四、言語教育のパラダイム
- 五、植民地政策と言語教育
- 六、国内植民地化と国史・国語・国土 : 「死の美学」としての国民アイデンティティ
- 七、グローバリゼーションと言語教育
- 七‐一、グローバルな人の移動と言語政策
- 七‐二、グローバルな市場化と日本語教育
- 八、新自由主義と新国家主義
- 八‐一、多国籍企業の言語戦略
- 八‐二、英語公用語論と日本語普及論
- 九、第四の言語教育パラダイムをめざして
- 九‐一、住民運動としての多言語相互支援ネットワーク
- 九‐二、強い自律的個人と〈力〉至上主義
- 九‐三、〈力〉志向型の社会から〈弱さ〉に降りていく社会へ
- 九‐四、言語と文化の多様性とは何か?
- あとがき / 林珠雪 239
- 執筆者紹介 242
;集英社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;186頁;;ISBN978-4-08-774849-9;
「代理人」がおしかけ女房になるのかとちよつと思つたけど、さすがにそんなぬるいrラノベみたいな展開にはならなかつた。
ノマド叢書;新曜社;1,600円(100円);四六判;縦組;上製;218頁;;ISBN4-7885-0436-7;
現在執筆中の『少女まんがとは何か』(岩波新書)
(p.45)なんて予定されてたのか。