;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;上製;vi+236頁;;ISBN4-7907-1061-0;
婦人之友誌1920年8月号で、「『女中』といふ新聞の求人広告を例にあげると、戦後まもなくのころは「女中」が中心であったのが、一九五五(昭和三〇)年前後から多くが「女中さん」と“さん”づけに変わり、六〇年ごろから「お手伝いさん」という言葉にシフトし
、65年頃には「お手伝さん」が主流になつてゐるとのこと(p.168)。オートメ女中(p.179)、パトタイ女中(p.182)といつた略語も興味深い。
;九州大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;xii+124頁;;ISBN4-87378-690-8;
基礎語研究の日野資純と関係のあるかたなんだらうか。目次を写しておく。
- はじめに i
- 謝辞 iii
- 要旨 v
- 略語のリスト vii
- 第1章 導入 1
- 1.1 本書の目的 1
- 1.2 本書の構成 2
- 1.3 方法論 3
- 1.4 定義 6
- 1.4.1 文法化 6
- 1.4.2 形式名詞 9
- 1.4.3 補助動詞 10
- 1.5 形式名詞と補助動詞のリスト 11
- 1.6 重要な貢献 11
- 1.6.1 歴史的証拠 12
- 1.6.2 抽象化のメカニズム 13
- 1.6.2.1 「もの」から「空間」へ 13
- 1.6.2.2 「空間」から「時間」へ 14
- 1.6.2.3 「空間」から「質」へ 14
- 1.6.3 「空間」から「時間」への人間の思考 15
- 1.6.4 抽象度の共時的証拠 16
- 1.6.5 抽象化の二つのパターン 16
- 1.6.6 意味変化としての「抽出化」 18
- 1.6.7 抽象化と抽出化の相互作用 18
- 1.6.8 意味的制約としての関係概念 19
- 第2章 抽象化 21
- 2.1 導入 21
- 2.1.1 名詞にもとづくモデル 21
- 2.1.2 動詞にもとづくモデル 24
- 2.2 名詞 25
- 2.2.1 名詞にもとづくモデル 25
- 2.2.1.1 「もの」から「空間」へ 25
- 2.2.1.2 「空間」から「時間」へ 28
- 2.2.1.3 「空間」から「こと」へ 32
- 2.2.1.4 「空間」から「質」へ 33
- 2.2.2 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 36
- 2.3 動詞 37
- 2.3.1 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 37
- 2.3.2 名詞にもとづくモデル 38
- 2.3.2.1 「空間」から「時間」へ 39
- 2.3.2.2 「空間」から「質」へ 40
- 2.4 結論 41
- 第3章 抽出化 43
- 3.1 導入 43
- 3.2 純粋な抽出化 44
- 3.2.1 空間的抽出化 44
- 3.2.2 敬意の抽出化 51
- 3.3 抽象化を伴う抽出化 53
- 3.3.1 抽出化と抽象化(空間→時間)が同時 53
- 3.3.2 抽出化と抽象化の相互作用 54
- 3.4 結論 60
- 第4章 意味の希簿化 63
- 4.1 導入 63
- 4.2 指示的→文法的 67
- 4.2.1 名詞 67
- 4.2.1.1 助詞を伴わない名詞 67
- 4.2.1.2 助詞を伴う名詞 69
- 4.2.2 動詞 70
- 4.2.2.1 助詞を伴わない動詞 70
- 4.2.2.2 助詞を伴う動詞 72
- 4.3 指示的→文法的・表現的 75
- 4.3.1 助詞を伴う名詞 75
- 4.3.2 助詞「て」を伴う動詞 77
- 4.4 結論 81
- 第5章 文法化の制約 83
- 5.1 導入 83
- 5.2 形態統語論的制約 83
- 5.3 意味的制約 84
- 5.3.1 基礎語彙 85
- 5.3.2 位相概念 87
- 5.3.3 関係概念 89
- 5.3.3.1 空間を表す名詞 90
- 5.3.3.2 体の部分を表す名詞 90
- 5.3.3.3 方向を表す動詞 91
- 5.3.3.4 敬意を表す動詞 92
- 5.3.3.5 やりもらいの動詞 93
- 5.4 結論 94
- 第6章 結論 99
- 6.1 はじめに 99
- 6.2 この研究の発見 99
- 6.2.1 抽象化 99
- 6.2.1.1 抽象化の歴史的な証拠(発見1) 99
- 6.2.1.2 抽象化のメカニズム(発見2) 100
- 6.2.1.3 人間の抽象化的思考の証拠(発見3) 102
- 6.2.1.4 抽象度を測る証拠(発見4) 103
- 6.2.1.5 抽象化の二つのパターン(発見5) 103
- 6.2.2 抽出化(発見6) 104
- 6.2.3 抽象化と抽出化 105
- 6.2.3.1 抽象化と抽出化の相互作用(発見7) 105
- 6.2.3.2 意味的制約としての関係概念(発見8) 107
- 6.3 今後に向けて 108
- 6.3.1 関係概念の見直し 108
- 6.3,2 換喩的変化(Metonymic change) 109
- 6.3.2.1 「換喩」の定義 109
- 6.3.2.2 日本語の名詞における換喩的変化 111
- 6.3.2.3 日本語の動詞における換喩的変化 112
- 6.3.3 強度の抽出化 113
- 注 115
- 参考文献 119
- 索引 121
本書であつかはれた65語も写しておく(1.5、p.11)。
- 形式名詞
- 空間を表すもの
- あいだ、うえ、うしろ、うち、うら、かたわら、すえ、てん、ところ、ふし、まえ
- 人体名称
- くち、しり
- その他
- あと(跡)、かぎり、きり、くせ、けしき、さき、なり、はずみ、ひょうし、へ(辺)、もの、もよう
- 補助動詞
- 接尾語的
- -あう、-あがる、-あげる、いれる、かえす、-だす、-たてる、-つく(付く)、-つける、--つめる、-とおす、-とる、--わける、-おこす(遣す)、-たてまつる、-たまふ、-まうす(申す)、-やる(遣る)、わたる
- 接頭語的
- うち-、おし-、かき-、さし-、ひき-
- 「て」に付く
- てあげる、てある、ていく、ていただく、ている、ておく、てくださる、てくる、てくれる、てさしあげる、てもらう、てやる
- 「と」に付く
- という、とすると、とすれば、となると、となれば
- 「に」に付く
- において、について、によって
歴史文化ライブラリー215;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;並製;6+200頁;;ISBN4-642-05615-7;
なぜ安部晴明は(官人)陰陽師になつたのか、といふ問をたてて、平安中後期の陰陽師の史的状況をあきらかにしてゆき(ところで、官人陰陽師と令制陰陽師のちがひが卒読のかぎりではよくわからなかつた)、なりやすかつたから、そして、生計をたてることができさうだつたから、といふ答を出してゐる。
新潮文庫[ひ-23-1];新潮社;476円(1割引);文庫判;縦組;並製;318頁;;ISBN4-10-130051-8;
うる覚えと書いてゐて、うわあ、と思ふ(p.208)。
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