コーラスQUEEN'S COMICS;集英社;400円(1割引);新書判;;並製;183頁;;ISBN4-08-865358-0;
完結。かう落着するとは思つてもみなかつた。全然よめてないのだなあ。
花とゆめCOMICS;白泉社;390円(1割引);新書判;;並製;190頁;;ISBN4-592-17848-3;
こつちも完結。大盛り上がり。ところで某T大つて教育実習は出身校なの?
文字と古代日本5;吉川弘文館;6,300円(借覧);A5判;縦組;上製;4+10+333+v頁;;ISBN4-642-07866-5;
これもシリーズ最終巻(個人的には、神仏と文字が一番面白く思つた)。本巻は、やうやく国語国文よりの内容だけれど、やはり朝鮮半島は重要であるなあ、と思ふ。さういへばこの日、意外な方の口から「娜々志娑无」といふ言葉が出てビックリした。以下、目次を写しておく。
- 総説 文字表現の獲得とその背景 / 沖森卓也(おきもり・たくや) 1
- 文字の役割
- 記録されるということ
- 文字に表現する工夫
- 記号と絵画
- 文字表現の習得
- 東アジアにおける漢字
- 漢字の日本的展開
- I 文字化する試み
- 1 伝承の記述 / 矢嶋泉(やじま・いずみ) 8
- (1) 伝承と文字と 8
- 文字化の限界
- 漢字と和語
- (2) 古代日本の書記事情 10
- 和文の試み(その一)
- 和文の試み(その二)
- (3) 古事記の記述様式 15
- 伝承の記述
- 風土記の記述様式
- 『古事記』記述様式の諸相
- 『古事記』記述様式の本質
- 『古事記』歌謡の記述様式
- 歌の文字化
- (4) 伝承の記述 28
- 言と意と
- 伝承の記述の諸相
- 2 歌集編纂の方法 / 柳沢朗(やなぎさわ・ろー) 36
- (1) 万葉集の編纂論 36
- 万葉集とは何か
- 持統万葉
- 実証的な分析へ
- (2) 柿本朝臣人麻呂歌集 38
- 古体表記
- 新体表記
- 表記が意味するもの
- (3) 部立について 43
- 部立
- 「正述心緒」と「寄物陳思」
- 「寄物陳思」の歌の配列
- (4) 題詞と季節分類 48
- 題詞の問題
- 季節分離
- 3 古代の逸書 / 吉岡眞之(よしおか・まさゆき) 52
- (1) 古代逸書概観―八世紀を中心に― 52
- 様々な逸書
- 失われる理由
- (2) 律令国家の成立と律令関係書の編纂 56
- 律令の写本
- 律令の注釈書
- 格式の編纂
- (3) 史書の編纂資料 59
- 『日本書紀』の編纂資料
- 『官曹事類』『外官事類』『天長格抄』の編纂
- (4) 再び古代逸書概観 63
- II 表現の諸相
- 1 作歌と文字表現―「吾等」をめぐって― / 鉄野昌弘(てつの・まさゆき) 68
- (1) 「吾等」をめぐる議論 68
- 柿本朝臣人麻呂歌集
- 万葉集中の「吾等」
- 村田正博氏の「満座の共感」説
- 稲岡耕二氏の村田説批判
- (2) 接尾語ラの諸相 74
- 接尾語ラ
- 「朧化法的表現」の意義
- 「同種の類」
- 「異種の類」
- 毛利正守の「複数」と「例示」
- (3) 漢語「等」の用法 81
- 「等」の意義
- 「臣等」「僕等」の「朧化法」的用法
- (4) 「朧化法的表現」の「吾等」 83
- 「朧化法」による解釈
- 人麻呂歌集七夕歌の解釈
- 「文字」のもたらす共感
- 2 文字の技巧 / 川嶋秀之(かわしま・ひでゆき) 87
- (1) 技巧とは 87
- 文字上のレトリック
- (2) 古代における口頭語の技巧 88
- 音の技巧
- 掛詞
- 諺
- (3) 文字の技巧の分類 89
- 技巧の前提
- 技巧の類型 #A 新字
- (4) 文字の技巧の諸相 92
- B(一) 遊戯的表記
- B(二) 類縁字表記
- B(三) 意味重層表記
- (5) 後世の表現技法との関わり 101
- 3 記号の役割 / 山田邦和(やなだ・くにかず) 103
- (1) 記号とは何か 103
- 「記号」と現代記号学
- 歴史学における「記号」
- 「記号」の概念規定
- (2) 記号の分類 110
- 文字(文字記号)
- 一般記号
- (3) 記号の類銘辞性 121 #角田文衛「銘辞学の方法論」
- (4) 記号史料学への試み 123
- 4 絵画による伝達 / 禰宜田佳男(ねぎた・よしお) 126
- (1) 弥生時代の絵画 126
- 青銅器絵画
- 土器絵画
- (2) 弥生時代の絵画は何をどう伝達しようとしたか 133
- 弥生絵画の意味
- 銅鐸絵画と土器絵画
- 絵画土器の機能
- 弥生絵画における伝達性
- 甕棺と絵画
- (3) 列島の原始絵画 140
- 旧石器・縄文時代の絵画
- 古墳時代の絵画
- (4) 原始絵画の意義 146
- 原始絵画と祭祀
- 原始絵画と死生観
- 絵画による伝達
- 5 宣命体 / 春名宏昭(はるな・ひろあき) 153
- (1) 宣命と宣命体 153
- 宣命体とは
- 宣命体の表記
- (2) 律令公文書の中の宣命―天皇と中央官僚― 156
- 漢文での表記
- 宣命と儀式
- 文字化の意味
- 宣命と漢文
- (3) 地方での宣命―天皇と一般民衆― 160
- 条文と告知
- 宣命の場
- 言葉を封じこめたもの
- (4) 宣命体から漢字かな混じり文へ 164
- 宣命体の意義
- 漢字かな混じり文へ
- III 文字の習得
- 1 漢字の受容と訓読 / 沖森卓也 168
- (1) 漢字の受容 168
- 漢字の受容
- 漢字と和語
- (2) 漢字の伝来 170
- 渡来人と留学生
- 渡来人の漢文
- 俗漢文
- (3) 朝鮮三国の漢文 174
- 高句麗の漢文
- 新羅の金石文
- 変格漢文
- (4) 和化された漢文 183
- 和化漢文
- 和文体と訓
- (5) 黎明期の漢字訓読 186
- 漢文の訓読
- 読み方の定形化
- 「矣」について
- 「てあり」という文体
- 漢文訓読と字音
- 2 漢字文化の受容と学習 / 佐藤信(さとー・まこと) 195
- 漢字文化の受容と国家
- (1) 七世紀における貴族の漢字受容 196
- 倭国の貴族と渡来僧
- 留学生・留学僧の帰国
- 百済からの亡命貴族
- (2) 七世紀における地方豪族の漢字受容 201
- 備後国三谷郡の地方豪族
- 阿波国造氏族
- 科野(信濃)国造氏族
- 那須国造氏族
- (3) 八世紀の貴族と漢字文化 206
- 長屋王
- 聖武天皇
- (4) 八世紀における漢字文化の地方展開 210
- 八幡林官衙遺跡
- 群符木簡
- 封緘木簡
- 習書木簡
- (5) 古代地方官衙と漢字文化の展開 215
- 3 習書・落書の世界 / 新井重行(あらい・しげゆき) 217
- (1) 習書・落書研究の視角 217
- 古代社会と漢字・漢文
- 習書・落書
- これまでの習書・落書研究
- 史料群としての習書・落書
- 習書・落書研究の課題
- (2) 習書の世界 220
- 『千字文』の習書
- 『論語』の習書
- 習書木簡の使用法
- 令文の習書
- 文書の習書
- (3) 落書の世界 227
- 「難波津の歌」の落書
- その他の落書
- (4) 習書・落書のなされた場 228
- 写経生の場合
- 下級官人の場合
- 何のための習書か
- IV 文字の展開
- 1 古代東アジアの書体・書風 / 深津行徳(ふかつ・ゆきのり) 234
- (1) 書体・書風と用筆 234
- 漢字
- 書風分析の意義
- (2) 朝鮮半島出土文字資料研究の現況 236
- 石碑への関心
- 様々な文字史料
- (3) 文字の定着方法―削る・造形する、書く― 238
- 筆順
- 文字のかたちと国家
- (4) 普段使いの文字 240
- 新羅月城垓字出土木簡
- 正倉院佐波理加盤付属文書
- 確認しがたい文字
- 箆書きの文字
- 月城垓字木簡の解釈
- (5) 正書の文字 247
- 正倉院新羅村落文書
- 広開土王碑文
- 新羅石碑に刻まれた正書文字
- 冷水碑
- 鳳坪碑
- (6) 見せる文字、見せない文字 255
- 朝鮮半島古代文字の系譜
- モニュメント
- (7) 文字のある空間 258
- 2 則天文字 / 田熊清彦(たくま・きよひこ) 261
- (1) 則天武后 261
- 皇后となる
- 皇太后として実権を握る
- (2) 則天文字 262
- 研究史
- 則天文字 一七字
- 文字の使用
- (3) 則天文字の流布と使われ方 265
- 則天文字の発見
- 朝鮮・日本の則天文字
- (4) 日本に伝えられた則天文字 270
- 伝世した資料に見える文字
- 出土資料に記されていた文字
- (5) 則天文字と墨書土器 280
- 3 国字の発生 / 笹原宏之(ささはら・ひろゆき) 284
- (1) 国字をとらえる 284
- (2) 日本製字体(変形)の出現 285 #{(司-一-口)<手}、{(阜-十)皮}
- (3) 日本製字義(派生転用)の出現 286
- 国訓 #首、俣、鮭、籾、欟、霺、栲、梶、椿
- 会意による日本製漢字か #俵、鯰
- (4) 日本における偏旁付加・置換の出現 289
- 部首の付加ないし置換 #法華義疏、驂、{木穀}、桙、偲、{女感}、釼、椅、㹮、狛、{之_景}
- 部首の付加と置換 #蘰
- 旁の置換 #䒾、礒
- (5) 会意の日本製漢字 292
- 会意の造字 #桛、鞆
- 国字であった可能性のある文字 #坰、{石(炯-火)}、鵤
- (6) 日本における合字の出現 294 #{同-口/下}、{戸'主}、{戸'口}、{戸'秦}
- (7) 国字出現の背景 295
- 4 古代漢字音の受容と展開 / 佐々木勇(ささき・いさむ) 299
- (1) 古代日本の言語 299
- 中国語と日本語
- 古代日本漢字音
- (2) 古代日本漢字音 300
- 漢字音の資料
- 日本漢字音の諸層
- 音仮名の背景にある古音
- 古音による音仮名の書記者
- 音仮名の背景にある呉音
- 音義・訓点資料に見られる音注の呉音
- 音仮名の背景にある漢音
- 音義・訓点資料に見られる漢音
- 高度な漢音学習 #悉曇学
- 漢籍の漢音
- 九世紀末の日本漢字音とその後の漢字音
- 5 万葉仮名 / 沖森卓也 318
- (1) 万葉仮名と古代日本語 318
- 万葉仮名とは
- 万葉仮名の意義
- 万葉仮名の由来
- (2) 万葉仮名の変遷と分類 322
- 万葉仮名と漢字音
- 音仮名の分類
- 訓仮名の出現
- 音訓交用と訓仮名
- 訓仮名の分類
- (3) 万葉仮名から仮名へ 322
- 仮名の発生
- 図表一覧 ii
- 編者・執筆者紹介 i
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