the view from nowhere : 2006-09-11 (Mon)

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やまぐち・よしのり(山口佳紀);1985/1;古代日本語文法の成立の研究;

;有精堂;15,000円(借覧);A5判;縦組;上製;x+652頁;;ISBN4-640-30571-0;

「古代」といつても文献的な制約の問題であつて、言語としては進化したものなのだから「成立」といふのはだうなのかみたいなつまらん予断をもつて見はじめたのだけれど、面白い、といふか、すごいなあ。といつても、猫のネは鳴き声かもとか、爽やかの仮名遣はさやかとか、やうの和語説とかなんか瑣末なことだけしか覚えてゐないのだけれど。ある意味、文献的な制約があるからできる研究といふ感じもした。以下に、目次を写しておく。

  1. 序―世に本書をすすむるの辞― / かめい たかし i
  2. 凡例 v
  3. 序章 本論の意図と方法 3
  4. 第一章 形態音韻篇 11
    1. 序節 形態音韻篇の初めに 13
    2. 第一節 母音脱落 19
    3. 第二節 語頭子音の脱落 47
    4. 第三節 母音同化 77
    5. 第四節 母音体系 96
    6. 第五節 子音交替〈上〉―調音法の共通による場合― 127
    7. 第六節 子音交替〈中〉―調音点の近接による場合・その他― 143
    8. 第七節 子音交替〈下〉―m・b間の交替― 165
    9. 第八節 音節の脱落 196
  5. 第二章 用言篇 223
    1. 序節 用言篇の初めに 225
    2. 第一節 単語形成の基本的様式 228
    3. 第二節 形容詞語幹部の成立 248
    4. 第三節 形容詞活用の成立 272
    5. 第四節 母音交替の一側面―動詞活用成立論の前提として― 300
    6. 第五節 動詞活用の成立 327
    7. 第六節 活用形式の変異から見た動詞の一考察 347
    8. 第七節 ナリ型形容動詞の成立 377
    9. 第八節 タリ型形容動詞の成立 408
  6. 第三章 表現形式篇 433
    1. 序節 表現形式篇の初めに 435
    2. 第一節 条件表現形式の成立 438
    3. 第二節 ミ語法の成立 459
    4. 第三節 時制表現形式の成立〈上〉―叙法との関わりにおいて― 483
    5. 第四節 時制表現形式の成立〈下〉―キとケリをめぐって― 499
    6. 第五節 禁止表現形式の成立 519
    7. 第六節 希望表現形式の成立―ナ行系希望辞をめぐって― 540
    8. 第七節 テシカ・モガ成立考 560
    9. 第八節 ゴト(如)の意味―比況〈~ゴト(シ)〉の成立― 583
  7. 補論 柳田征司『音韻脱落・転成・同化の原理』をめぐって 605
  8. 後記 623
  9. 本書と既発表論文との関係 626
  10. 索引 629
    1. 語詞索引 630
    2. 事項索引 647

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