シリーズ・日本語のしくみを探る1;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;viii+194頁;;ISBN4-327-38301-5;
目次を写しておく。
- 第一章 「文法の研究」って何?
- Q1 「文法の研究」ってどんなことをやるんですか?
- 「文法の研究」とは、言語事実にもとづき、言語のしくみについて考えること
- 「知っている」のに説明できない?
- 「言語事実」とは何か
- Q2 「文法について考える」上で大切なことは何ですか?
- 「事実」と「解釈」を区別する
- 先入観にとらわれずに、事実に即して考える
- (1) 「文法=ことばの規範」という先入観
- (2) 「日本語はこういう言語だ」という先入観
- (3) 「文法用語」も先入観のもと
- 一歩ふみこんで考える
- まずは「いろいろな言語事実がある」「いろいろな考え方ができる」ことを楽しむ
- Q3 「文法について考える」ことにどんな意義があるのですか?
- 文法研究の役立つところ
- 「文法について考える」ことは基本的な教養の一つ
- 「ラ抜きことば」のしくみ
- 章末問題
- 第二章 ことばに「パターン」を見る
- Q4 「は」って何を表すんですか?
- 「文法について考える」ための材料は身近なところにある
- レシピの文章の「は」を観察する
- 一工夫加えて観察する
- 「は」と「を」の使い分けの背景
- 「話題化」理論にもとづく「は」の観察
- Q5 文法の研究でよく「実験」をやると聞いたのですが。
- 「実験」とは何か
- 「数量詞遊離」の実験
- 「数量詞遊離」の成立条件
- 実験結果を別の現象に応用する
- 「仮説の検証」のための実験
- いかにも「実験」らしい研究もある
- Q6 活用表にいろいろなものがあるのはなぜですか?
- 解釈としての「活用」は一つではない
- 五段活用/一段活用
- 「五段活用/一段活用」の問題点
- 子音語幹/母音語幹
- 「子音語幹/母音語幹」の長所
- 「五段活用/一段活用」の意義
- 章末問題
- 第三章 文の「構造」を考える
- Q7 日本語の文ってどのようにできているんですか?
- 文は「句のつみかさね」
- 句の構造―主要部・補足部・修飾部―
- 日本語は「主要部後置」の言語
- Q8、Q9も読んでください
- Q8 国語の授業で習った「文節」って何ですか?
- 「文節」とは何か
- 「文節」の理論的意味合い
- 「文節」の問題点(その一)―「句構造」の立場から―
- 「文節」の問題点(その二)―「単語=文の構成単位」の立場から―
- 一種の折衷案としての「文節」
- Q9 文法書によって文の構造が異なるのはなぜですか?
- 文の構造いろいろ
- いろいろな「文の構造」がある理由
- 「より妥当な文の構造」とは何か
- 章末問題
- 第四章 意味に「形」を与える
- Q10 探し物を見つけたときに「あ、ここにあった!」のように言うのはなぜですか?
- 「た」にはいろいろな用法がある
- 「た」の意味をどのように一般化するか
- 「た」と「観察」
- 「発見のタ」とは何か
- 過去の実情に言及する「た」
- Q11 「~してもらえますか」よりも「~してもらえませんか」の方が丁寧なのはなぜ?
- 「丁寧さ」にもいろいろある
- 負担考慮の「ちょっと」
- 聞き手の意志に直接言及しない「~してもらえる」
- 回答を強制しない「だろうか/でしょうか」
- 話し手の見込みが正しい可能性を前提にしない「ないか/ませんか」
- Q12 方言の微妙なニュアンスって「文法」で説明できるんですか?
- 微妙なニュアンスは「文法」では割り切れない?
- 命令形につく終助詞―「ヤ」「マ」「カ」―
- 「ゼ」―既成知識と現実との食い違いに対するとまどい―
- 「ワ」―その場での個人的見解―
- 「ジャ」―現実にそった認識の修正―
- 「チャ」―話し手にとっての既定事項―
- 「方言」を一つの言語として見る
- 章末問題
- 第五章 他のことばと関連づけて考える
- Q13 富山県の方言では「これは私のだ」を「これは私ノガだ」のように言うのですが、この「ガ」って何ですか?
- 方言の文法はおもしろい
- 標準語の二つの「の」と富山県方言の「ノ」「ガ」
- 「これは私のだ」の「の」って何?
- 「の」削除説
- 融合説
- 融合説にも欠点あり
- 方言の文法を研究することの意義
- Q14 日本語の文法について考えることは、外国語の文法について考える上で何か役に立つことがありますか?
- 韓国語の副詞「더(ト)」と日本語の「もっと」「もう」
- 中国語の程度副詞「很(ヘン)」
- 複数の言語を関連づけて考える
- 章末問題
- さらに勉強したい人のための参考文献
- 索引
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