the view from nowhere : 2006-08-07 (Mon)

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すずき・たい(鈴木泰);1992/5→1999/7;改訂版 古代日本語動詞のテンス・アスペクト―源氏物語の分析―;

日本語研究叢書 第1期第2巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;416頁;;ISBN4-89476-103-3;

タイ生まれだとあるけど、お名前と関係あるのかな。ほとんど理解できないまま読み流してしまつたのだけれど、一往構成を写しておく。源語の本文は、玉上琢弥訳注の角川文庫によつてゐる由。

  1. 第一章 はじめに
  2. 第二章 通達動詞のテンス・アスペクト
    1. 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ ~ヌ形
      1. (一) 会話文の場合
        1. 1、対話形式と非対話形式
        2. 2、伝達課題について
        3. 3、基本形の用法
        4. 4、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
        5. 5、~タリ・リ形の用法
        6. 6、~ツ形の用法
        7. 7、~ヌ形の用法
        8. 8、まとめ
      2. (二) 地の文の場合
        1. 1、対話形式と非対話形式
        2. 2、テキスト的な機能をめぐって
        3. 3、基本形の用法
        4. 4、~タリ・リ形の用法
    2. 第二節 「書く」のテンス・アスペクト
      1. 1、伝達活動と書記活動
      2. 2、基本形の用法
      3. 3、~タリ・リ形の用法
    3. 第三節 ~キ形 ~ケリ形
      1. (一) 会話文の場合
        1. 1、~キ形の用法
        2. 2、~ケリ形の用法
        3. 3、複合時制形式
      2. (二) 地の文の場合
        1. 1、~キ形の用法
        2. 2、~ケリ形の用法
  3. 第三章 移動動詞のテンス・アスペクト
    1. 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形
      1. (一) 会話文の場合
        1. 1、基本形の用法
        2. 2、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
        3. 3、~タリ・リ形の用法
        4. 4、~ヌ形の用法
        5. 5、~ツ形の用法
        6. 6、~ツ形と~ヌ形の違い
        7. 7、~タリ・リ形と~ツ・ヌ形の違い
      2. (二) 地の文の場合
        1. 1、基本形の用法
        2. 2、タリ・リ形 ~ヌ形の概観
        3. 3、~タリ・リ形の用法
        4. 4、~ヌ形の用法
        5. 5、出現的意味と消失的意味
    2. 第二節 ~キ形 ~ケリ形
      1. 1、~キ形の用法
      2. 2、~ケリ形の用法
      3. 3、複合時制形式
  4. 第四章 ~ツ形と~ヌ形の諸問題
    1. 第一節 「つ」と「ぬ」の違いについての学説史
      1. 1、動詞の種類から
      2. 2、アスペクト的意味から
      3. 3、テンス・ムード的意味から
      4. 4、ムード的意味から
    2. 第二節 ~ツ形と~ヌ形の違い
      1. 1、精神活動動詞の~ツ形と~ヌ形の意味
      2. 2、精神活動動詞における~ツ形・~ヌ形の分布
      3. 3、~ツ形と~ヌ形のテンス
    3. 第三節 ~ツ形をとる動詞と~ヌ形をとる動詞
      1. 1、動詞の意味分類
      2. 2、諸説の検討
      3. 3、動作の完成と変化の完成
      4. 4、地の文の~ツ形と~ヌ形
  5. 第五章 ~キ形と~ケリ形の諸問題
    1. 第一節 「き」と「けり」の違いについての学説史
      1. 1、目睹回想と伝承回想をめぐって
        1. (1) 源氏物語
        2. (2) 今昔物証集
        3. (3) 徒然草
      2. 2、完了と未完了をめぐって
      3. 3、テキスト的意味をめぐって
        1. (1) テンポと浮き彫り付与
        2. (2) 物語の現揚とあなたなる場
      4. 4、「けり」の意味
        1. (1) 継続説
        2. (2) 気付き説
        3. (3) 説明説
        4. (4) 確認説
        5. (5) 詠嘆説
      5. 5、「き」の意味
        1. (1) 単純過去説
        2. (2) 確信説
        3. (3) aorist説
        4. (4) 上代語の「き」
      6. 6、その他の説
    2. 第二節 ~キ形と~ケリ形の違い
      1. 1、トルコ語との比較
      2. 2、時間状況表現と会話文の~キ形、~ケリ形のテンス
      3. 3、時間状況表現と地の文の~キ形、~ケリ形のテンス
      4. 4、状態動詞の~ケリ形の意味と基本形の意味
  6. 第六章 ~タリ・リ形の諸問題
    1. 1、会話文における結果性
    2. 2、地の文における結果性――~タリ・リ形と~ツ形との違い
  7. 第七章 会話文における基本形のアスペクト的意味
    1. (1) 継続
    2. (2) 過程
    3. (3) 反復
    4. (4) 性質
    5. (5) 意向
    6. (6) 完成
  8. 第八章 おわりに
    1. まとめとコメント
    2. 参考文献
    3. あとがき
    4. 改訂に際してのあとがき

小松英雄が「助動詞キの運用で物語に誘い込む」(『日本語学』2005年1月号、通巻288号〔24巻1号〕)で、助動詞は、打消しのズのやうな義務的なものばかりではなくて、選択的なものもあるのであつて、適切にあつかはなくてはいけない、といつたことを書いてゐて、基本形の検討といふのはさうした処理たりうるのか。まあ、テンス・アスペクト形式がはたしてオプショナルなものなのかも私にはよくわかつてないのだけれど。

けふの買物

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