角川文庫13809[み 31-3];角川書店;629円(100円);文庫判;縦組;並製;356頁;;ISBN4-04-373603-7;『白蛇島』改題
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+28+1174頁;;ISBN4-7629-3529-8;
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- 口絵
- 序文 / 築島裕
- 序文 / 小林芳規
- 凡例
- 序論
- 緒言
- 第一節 日本漢文研究の現状とその問題点
- 第一項 近年の日本語史研究の一方向
- 第二項 日本漢文研究の現状
- 第三項 日本漢文研究の問題点
- (一) 術語規定及び日本漢文の分類について
- (二) 日本人の作成した漢文における《日本語らしさ》の問題
- (三) 対象文献の偏り
- (四) 文献学的研究の必要性
- 第二節 従来の研究と表白・願文研究の意義
- 第一項 表白・願文の研究史
- 第二項 漢文聖教類の中の表白・願文の位置―古目録の部類を手掛りに―
- (一) 高山寺経蔵古目録に於ける表白・願文の位置
- (二) 個人の蔵書に係る古目録における表白・願文の位置
- (三) 他の真言寺院経蔵の古目録に見る表白・願文の位置
- (四) まとめ
- 第三節 表白・願文の文体研究の方法
- 第一項 文体の定義
- 第二項 表白・願文の文体研究の視点
- 第一部 文献学的研究
- 第一章 表白・願文の定義
- 第一節 従来の表白・願文の定義とその問題点
- 第二節 表白・願文に関する記録
- 第一項 中国文献に於ける表白・願文 #表白は文章ジャンルではない
- 第二項 本邦仏教文献に於ける表白・願文
- 第三項 漢詩文集・公家日記・文学作品に見える表白・願文
- 第三節 表白と願文
- 第四節 表白と祭文―高山寺経蔵の星供次第を対象として―
- 第一項 はじめに
- 第二項 高山寺経蔵の星供次第
- 第三項 表白・祭文双方掲載型(I型)の伝流
- 第四項 表白のみ掲載型(II型)の伝流
- 第五項 表白・祭文不掲載型(III型)の伝流
- 星供次第に於ける「表白」の定着過程―任意要素から必須要素へ―
- 第五節 表白と啓白―高山寺経蔵の不動次第を対象として―
- 第一項 はじめに
- 第二項 高山寺経蔵不動次第の型―「表白」と「啓白」の有無に注目して―
- 第三項 表白・啓白不掲載型(I型)の伝流
- 第四項 啓白のみ掲載型(II型)の伝流
- 第五項 表白・啓白双方掲載型(III型)の伝流
- 第六項 表白(任意)のみ掲載型(IV型)の伝流
- 第七項 表白のみ掲載型(V型)の伝流
- 第八項 むすび
- 第二章 院政鎌倉時代に於ける表白量産の史的背景
- 第一節 はじめに
- 第二節 表白の伝存状況
- (一) 平安時代の表白 #一覧
- (二) 鎌倉時代の表白―高山寺経蔵の場合―
- 第三節 「表白」の総称化
- 第四節 法会に於ける表白の位置づけの変化
- (一) 法会の盛行―新奇な法会の創始、回数の増加―
- (二) 法会に於ける表白の重点の変化―任意要素から必須要素へ―
- (三) 高山寺蔵『伝受類集鈔』における「表白」の記文
- 第五節 むすび
- 第三章 平安鎌倉時代に於ける表白・願文の伝存状況
- 第一節 表白・願文の収録状況と訓点の関係
- 第一項 収録状況から観た平安鎌倉時代加点の表白・願文
- 第二項 表白及び願文加点資料の点の種別について
- 第三項 表白に於ける訓点の伝承
- 第四項 漢字に対する附訓の状況
- 第五項 むすび
- 第二節 仏寺に伝存する表白・願文
- 第一項 総説
- 第二項 高山寺経蔵に伝存する表白・願文
- 第三項 仁和寺経蔵に伝存する表白・願文
- (一) 仁和寺御経蔵の「表白」函(第八五函)
- (二) 第八五函以外の「表白」文献
- (三) 仁和寺御経蔵の「表白」目録
- (四) まとめ
- 第四項 随心院経蔵に伝存する表白・願文
- (一) 随心院経蔵の表白
- (二) 随心院経蔵の願文、祭文、諷誦文等
- (三) 随心院経蔵の講式
- 第四章 僧侶による表白の製作
- 第一節 院政期に於ける表白作者層の変動について
- 第二節 十一世紀に於ける僧侶による表白の製作―仁和寺大御室性信時代の平救阿闍梨と済延僧都―
- 第一項 金沢文庫保管の二十二巻本『表白集』について
- 第二項 平救阿闍梨の「表白」
- 第三項 済延僧都の「表白」
- 第三節 平救阿闍梨伝記考
- 第一項 はじめに
- 第二項 平救阿闍梨の出生と法脈上の位置
- 第三項 文業
- 第四項 教学・法会儀礼に於ける活動等
- 第五項 平救阿闍梨作「表白」伝存の経緯をめぐって
- (一) 十一世紀漢字仮名交じり文の生態
- (二) 院政鎌倉時代の「聖教化」の中で #口伝の文献化
- 第四節 観修寺法務寛信による表白の製作
- 第一項 はじめに
- 第二項 観修寺法務寛信について
- 第三項 寛信の表白製作活動
- 第四項 寛信の文学的資質・環境
- 第五項 むすび
- 第五章 院政鎌倉時代に於ける表白集の編纂活動
- 第一節 表白集編纂の創始
- 第二節 自證房覚印の表白集について―十二世紀に於ける表白集の編纂活動―
- 第一項 築島裕博士蔵『表白集』の書誌
- 第二項 『表白集』の構成及び所収表白の表現形式
- 第三項 中御室と自證房覚印
- 第四項 むすび
- 第三節 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻と高山寺本表白集―観修寺法務寛信門流の表白集の編纂活動―
- 第一項 高山寺本表白集について
- 第二項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の書誌
- 第三項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の構成
- 第四項 所収表白の製作年代
- 第五項 僧名等人物考証
- 第六項 書写状況と巻相互の一致度の整理
- 第七項 共通本文の典拠
- 第八項 成立過程の推定
- 第九項 表白集編纂活動の動態―〈非定本〉編纂物量産の営為―
- 第四節 十二巻本『表白集』の成立をめぐって―京都女子大学図書館蔵本―
- 第一項 はじめに
- 第二項 書誌の概要
- 第三項 構成
- 第四項 所収表白の作者について
- 第五節 金沢文庫本二十二巻本『表白集』について―二つの異なった文体に注目して―
- 第一項 書誌
- 第二項 構成
- 第三項 具体例から―二種の文体(表記体)の存在―
- 第四項 文体差の生ずる要因
- 第五項 二十二巻本『表白集』所収表白の作者について
- 第六項 むすび
- 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の成立について
- 第一項 はじめに
- 第二項 構成と成立年代
- 第三項 作者・編者
- 第四項 成立の背景
- 第五項 むすび
- 第七節 明恵教団に於ける表白集の編纂活動
- 第一項 高山寺蔵『表白四種梅尾』について
- (一) はじめに
- (二) 高山寺蔵『表白四種梅尾』の書誌
- (三) 『表白四種梅尾』所収の表白について
- (四) まとめ
- 第二項 高山寺蔵『供養表白』について
- (一) はじめに
- (二) 高山寺蔵「供養表白」の書誌
- (三) 高山寺蔵『供養表白』所収の表白について
- (四) むすび
- 第二部 表白の文体
- 第一章 文字・表記から観た表白の文体
- 第一節 漢文の表白と漢字仮名交じり文の表白
- 第二節 平安時代の表白に於ける和化漢文的要素の混入について
- 第一項 問題の所在
- 第二項 和化漢文的要素について
- 第三項 平安時代初期資料群の検討
- 第四項 平安時代中後期資料群の検討
- 第五項 院政期資料群の検討
- (一) 僧侶によって作成された表白の場合
- (二) 儒者によって作成された表白の場合
- 第六項 平安時代の表白に見られる和化漢文的要素の増加傾向について
- 第七項 むすび
- 第三節 漢字の用法から観た平安時代の表白の文体
- 第一項 文体分析の方法―漢字の用法からのアプローチ―
- 第二項 分析結果の記述
- (一) 比況を表す漢字
- (二) 使役を表す漢字(助字)
- (三) 疑問を表す漢字(助字)
- (四) 指定・断定を表す漢字
- 第三項 むすび
- 第四節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白の訓点の性格
- 第一項 はじめに―訓点資料としての表白―
- 第二項 高山寺経蔵の鎌倉時代書写表白の加点資料
- 第三項 訓点の性格
- (一) 表白における訓点の伝承
- (二) 漢字に対する附訓の状況―完全附訓漢字と部分附訓漢字の意味するところ―
- (三) 対句の訓法
- (四) 表現内容・文体の相違に基づく訓法の差異と表白の訓法との関係
- 第四項 むすび
- 第五節 平安鎌倉時代に於ける副詞「たとひ」の漢字表記について―表白付説教書を手掛りに―
- 第一項 問題の所在
- 第二項 『平安遺文』・『鎌倉遺文』所収の古文書に於ける副詞「たとひ」の漢字表記
- 第三項 副詞「たとひ」の漢字表記を通して観た僧侶実用漢字の世界 #設字
- 第六節 僧侶の書記用漢字―接続詞「これによりて」の用字から― #褻では依之、晴では因茲
- 第一項 接続詞「これによりて」の漢字表記
- 第二項 院政期古文書に於ける接続詞「これによりて」の用字
- 第三項 表白付説教書に於ける接続詞「これによりて」の用字
- 第四項 延慶本平家物語用字選択の意味するもの
- 第五項 むすび―漢字使用から観た、俗家社会と僧侶社会と、平俗体と荘重体と―
- 第二章 対句表現から観た表白の文体
- 第一節 表白の文体分析指標としての対句表現―『高山寺本表白集』所収表白を例として― #作文大躰の筆大躰
- 第一項 文体分析指標としての対句表現
- 第二項 『高山寺本表白集』所収の表白について
- 第三項 分析の実際
- (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
- (二) 対句部分の文体的特徴
- 第四項 むすび
- 第二節 平安時代の表白に於ける対句表現の句法の変遷について
- 第一項 はじめに
- 第二項 平安時代初期の表白に於ける対句表現の句法
- 第三項 平安時代中後期の表白に於ける対句表現の句法
- 第四項 院政期の表白に於ける対句表現の句法
- (一) 僧侶によって作成された表白の検討
- (二) 儒者によって作成された表白の検討
- 第五項 平安時代の表白の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
- 第六項 平安時代後期の僧侶による仮名交じり表白に於ける対句表現の句法
- 第七項 むすび
- 第三節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
- 第一項 《句の長文化傾向》のその後
- 第二項 高山寺経蔵に於ける表白の伝存状況
- 第三項 資料の選定と分析の方法
- (一) 資料の選定
- (二) 分析の方法
- 第四項 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
- (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
- (二) 対句の句法
- (三) 非対句部分の文体的特徴
- 第五項 むすび―表記との関わりから―
- 第三章 鎌倉時代に於ける表白付説教書の文章構成と文体
- 第一節 鎌倉時代語研究の課題
- 第二節 鎌倉時代の表白付説教書について
- 第三節 表白付説教書の文章構成
- 第一項 山口光円氏蔵『草案集』の文章構成
- 第二項 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文章構成
- 第三項 補助資料の文章構成 #醍醐寺本薬師二本、金沢文庫本仏教説話集
- 第四節 文体分析の視点
- 第五節 山口光円氏蔵『草案集』の文体
- 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文体
- 第七節 補助資料による検証
- 第八節 むすび―文体差の意味するところ―
- 第四章 語彙から観た表白の文体
- 第一節 語彙から観た表白の文体
- 第一項 問題の所在―金沢文庫本『言泉集』二帖之一(亡妻悲嘆)の記事から―
- 第二項 当該箇所に関する従来の説の検討
- (一) 唱導書等における対句の平仄に関する記述―口業としての故実―
- (二) 「孤松幽瑟」と「翠松瑶瑟」の声調
- 第三項 引用願文の解釈
- (一) 松蘿の契り
- (二) 琴瑟の調べ―夫婦の重奏―
- 第四項 「孤松幽瑟」・「翠松瑶瑟」の意味・用法―「翠」字と「瑶」字の表現価値に注目して―
- (一) 「翠松」の意味・用法
- (二) 「瑶瑟」の意味・用法
- (三) まとめ
- 第五項 表白・願文の施主(願主)の呼称
- (一) 表白・願文の用語選択―他の事例―
- (二) 表白・願文の施主の呼称
- (三) 題未詳文書の類別―存疑文書の処理―
- (四) 今後の課題―他の法会文書の検討(祭文、諷誦文、教化等)―
- 第二節 守覚法親王の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取について
- 第一項 はじめに
- 第二項 守覚法親王と性霊集
- 第三項 守覚法親王作の表白
- 第四項 〈性霊集語彙〉の認定試案
- 第五項 守覚法親王作の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取
- 第六項 守覚法親王表白の文体形成
- 第三節 院政鎌倉時代加点の表白に於ける施注漢語の性格
- 第一項 訓点資料としての表白
- 第二項 表白の加点資料
- 第三項 施注漢語の認定
- 第四項 施注熟字の諸相
- 第五項 施注漢語の性格
- 第六項 表白施注漢語に於ける漢音読語彙優勢の意味
- 第七項 むすび
- 〔附録〕院政鎌倉時代字音注加点表白一覧稿
- 第三部 願文の文体
- 第一章 冒頭・末尾の表現形式から見た願文の文体
- 第一節 日本漢文に於ける願文の位置
- 第二節 平安時代願文の伝存状況と考察対象の文献 #願文一覧
- 第三節 平安時代初期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第四節 平安時代中期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第五節 平安時代後期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第六節 院政期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第七節 むすび
- 第二章 対句表現から観た願文の文体
- 第一節 願文の対句表現―表白との関わり―
- 第二節 考察対象と分析の方法
- 第三節 平安時代初期の願文に於ける対句表現の句法
- 第一項 延暦~天長年間資料群の検討
- 第二項 貞観~寛平年間資料群の検討
- 第四節 平安時代中期の願文に於ける対句表現の句法
- 第五節 平安時代後期の願文に於ける対句表現の句法
- 第六節 院政期の願文に於ける対句表現の句法
- 第一項 寛治~康治年間資料群の検討
- 第二項 久安~建久年間資料群の検討
- 第七節 平安時代願文の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
- 第八節 平安時代表白の句法との比較
- 第九節 現象の解釈
- 第三章 文章構成から観た平安時代の追善願文の文体 #王澤不渇鈔
- 第一節 文体研究の視点としての文章構成
- 第二節 平安時代初期追善願文の文章構成
- 第一項 平安時代初期追善願文の概観
- 第二項 『性霊集』所収追善願文の文章構成
- 第三項 『菅家文草』所収追善願文の文章構成
- 第四項 小結
- 第三節 平安時代中後期追善願文の文章構成
- 第一項 平安時代中後期追善願文の概観
- 第二項 『本朝文粋』所収追善願文の文章構成
- 第三項 『本朝続文粋』所収追善願文の文章構成
- 第四項 小結
- 第四節 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
- 第一項 はじめに
- 第二項 『江都督納言願文集』について
- 第三項 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
- (一) 検討の対象
- (二) 文章構成の実際―後三条院五七日御願文と法勝寺常行堂供養願文の場合―
- (三) 匡房作追善願文の文章構成上の類型的性格
- 第四項 唱導文献に引用された『江都督納言願文集』所収追善願文の摘句―文章構成との関わりから―
- 第五節 むすび
- 第四章 語彙から観た願文の文体
- 第一節 『本朝文粋』所収追善願文に於ける固有名詞の象徴的意味
- 第一項 はじめに―追善願文の語彙研究の視点―
- 第二項 『本朝文粋』所収追善願文について
- 第三項 仏教関係の人名・仏名語彙
- 第四項 漢籍関係の人名語彙
- 第五項 その他の人名語彙
- 第六項 人名・仏名語彙の象徴的意味
- 第七項 仏教関係の地名語彙
- 第八項 漢籍関係の地名語彙
- 第九項 地名語彙の象徴的意味
- 第二節 平安時代の追善願文に於ける「松」の象徴的意味―文章構成との関わり―
- 第一項 平安時代追善願文の文章構成と表現語彙との関係
- 第二項 二番・聖霊平生存生之様に於ける「松」の象徴的意味
- 第三項 四番・逝去之様、五番・悲嘆之様に於ける「松」の象徴的意味
- 第四項 むすび―願文語彙の拡がり―
- 第三節 願文語彙の量的構造―文体組成の究明にむけて―
- 第一項 文体組成論としての語彙研究
- 第二項 分析対象と方法
- 第三項 品詞別に見た願文の異なり語数と述べ語数
- 第四項 願文語彙に於ける和語と字音語の比率
- 第五項 願文語彙に於ける字音語及び和語の性格
- 第六項 願文の文体組成
- 第四部 表白・願文と和漢混淆文
- 第一章 平安時代に於ける和漢混淆現象と平救阿闍梨作の「表白」
- 第一節 漢字仮名交じり文の表白について
- 第二節 平救阿闍梨作表白類の書記様式
- 第三節 石山寺蔵『表白集』の語彙・語法
- 第四節 十一世紀漢字仮名交じり文に於ける和漢混淆現象
- 第二章 平家物語に於ける表白・願文の影響―漢語受容の視点から―
- 第一節 和漢混淆文研究と漢語受容史
- 第二節 漢語受容史研究のためのフローチャート
- 第三節 「上皇御所」の呼称
- 第一項 平家物語に於ける「上皇御所」の呼称
- 第二項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
- 第三項 平安時代和文の検討
- 第四項 平安時代古記録の検討
- 第五項 奈良平安時代の漢詩文集に於ける「仙洞」「藐姑射山」―《上皇の居所》を表す用法の成立―
- 第六項 むすび
- 第四節 「比叡山」の呼称
- 第一項 平家物語に於ける〈比叡山〉の呼称
- 第二項 調査手順
- 第三項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
- 第四項 平安時代和文の検討
- 第五項 平安時代古記録の検討
- 第六項 平安時代漢詩文の検討
- 第七項 「台嶺」・「四明」の受容過程
- 第五節 「仁山」考
- 第一項 平家物語に於ける「仁山」の意味用法
- 第二項 「仁山」の成立―「仁者楽山」の縮約―
- 第三項 「仁山」の意味変化
- 第四項 延慶本平家物語に於ける「仁山」の表現価値
- 第五項 むすび―漢字表記の修辞的用法―
- (一) 延慶本平家物語〈作者〉の異名への関心
- (二) 延慶本平家物語に於ける漢字表記語の修辞的用法 #山字と崩字との縁語的関係。数対、色対等。
- 第六節 平家物語に於ける官職唐名の用法
- 第一項 官職唐名について
- 第二項 平安朝漢詩文に於ける官職唐名の概要
- 第三項 平家物語に於ける官職唐名の用法について
- 第四項 平家物語に於ける語彙表現の〈類聚〉と〈価値化〉
- 第七節 平家物語の漢語受容と表白・願文
- 第三章 「おぎろ(賾)」考―表白を介して受容された、軍記物の〈古語〉―
- 第一節 問題の所在
- 第二節 室町時代に於ける「おぎろ」の意味用法
- 第三節 奈良平安時代に於ける「おぎろ」の意味用法
- 第四節 鎌倉時代の文献に見える「おぎろ」
- 第五節 「おぎろ」の生息域―表白から『太平記』へ―
- 付論
- 第一章 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」成立の史的背景―表白文体史との関わり―
- 第一節 方言性向語彙の中の仏教関係語
- 第二節 方言性向語「ひょーひゃく」の意味と分布
- 第三節 平安鎌倉時代に於ける「表白」を読む風景
- 第四節 「表白」の読み
- 第五節 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」の語史
- 第六節 表白文体史の流れ
- 第七節 性向語「ひょーひゃく」成立の史的背景
- 第二章 「納(衲)」字の合音用法―表白・願文の音注から―
- 第一節 法華経音義の「両音字」
- 第二節 「納(衲)」字の字音
- 第三節 平安鎌倉時代に於ける「納(衲)」字の合音形 #
鎌倉時代までは「衲」字とその字義(=補〈つくろう、ぬう〉・衣〈ころも〉)に適う「納」字は、いずれも合音形ノフ(ウ)であって、これに外れる例を見出せない(p.1122)。- 第四節 室町江戸時代に於ける「納(衲)」字の開音形
- 第五節 法華経読誦音史のなかで
- 結論
- 第一節 本研究の帰結
- 第一項 論述の大要
- 第二項 各部の帰結
- 第二節 表白・願文研究の課題
- 第一項 資料的課題
- 第二項 方法論的課題―統合へのまなざし―
- 本書の内容と既発表論文との関係
- 索引
- 後記
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